JP2003100852A - 基板飛び出し検出装置およびそれを用いた基板処理装置 - Google Patents

基板飛び出し検出装置およびそれを用いた基板処理装置

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JP2003100852A
JP2003100852A JP2001292493A JP2001292493A JP2003100852A JP 2003100852 A JP2003100852 A JP 2003100852A JP 2001292493 A JP2001292493 A JP 2001292493A JP 2001292493 A JP2001292493 A JP 2001292493A JP 2003100852 A JP2003100852 A JP 2003100852A
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JP2001292493A
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Inventor
Kazuhiro Nishimura
和浩 西村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑なソフトウェアによる設定を必要とせ
ず、容易かつ確実に基板収納容器からの基板の飛び出し
を検出することが可能な基板飛び出し検出装置およびそ
れを用いた基板処理装置を提供する。 【解決手段】 カセット10内の基板1の一部がカセッ
ト10から飛び出した場合、最初に、透過型センサ5の
投光部5aからの光が遮断される。それにより、透過型
センサ5が遮光状態(オフ)となり、透過型センサ6が
入光状態(オフ)となり、検出信号がオフとなる。これ
により、カセット10からの基板1の飛び出しが検出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板収納容器から
の基板の飛び出しを検出する基板飛び出し検出装置およ
びそれを用いた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基
板などの基板に種々の処理を行うために複数の処理ユニ
ットが統合された基板処理装置が用いられている。この
基板処理装置には、複数の処理ユニット間で基板を搬送
する搬送ロボットが設けられている。
【0003】基板処理装置への基板の搬入および搬出
は、カセット(基板収納容器)を用いて行われる。
【0004】基板処理装置は、カセットに収納された基
板を搬入および搬出するためのインデクサ(基板搬入搬
出装置)を備えている。インデクサは、基板を収納した
カセットが載置されるカセット載置部と、そのカセット
載置部に載置されたカセットから基板を取り出して搬送
ロボットに渡すとともに処理済の基板を搬送ロボットか
ら受け取ってカセットに収納する移載ロボットとを備え
る。
【0005】このようなインデクサにおいて、カセット
載置部に載置されたカセットが振動などにより基板の一
部が飛び出し、傾くことがある。このような場合には、
移載ロボットがカセットから基板を取り出す動作が妨げ
られる。つまり、移載ロボットのアームが基板の端部に
衝突して基板が破損する恐れがある。そこで、カセット
から基板を飛び出したことを検出する必要がある。
【0006】図10は、従来の基板飛び出し検出装置に
おける構成および動作を示す概略斜視図である。透過型
センサ95が基板1の搬入搬出口Aの外側に隣接して設
置されている。そして、透過型センサ95を構成する投
光部95aは、センサ保持部20によりカセット10の
上側に保持され、受光部95bはカセット10の下側に
投光部95aの直下となるように設置されている。
【0007】透過型センサ95においては、投光部95
aにより出射された光を受光部95bが受けている。基
板処理装置の振動などにより基板1の一部がカセット1
0から飛び出すと、投光部95aから出射された光が、
基板1により遮断される。それにより、カセット10か
らの基板1の飛び出しが検出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の基板飛び出し検出装置によれば、移載ロボットの
アーム2により基板1がカセット10から取り出される
場合および基板1がカセット10に収納される場合、投
光部95aにより出射される光がアーム2または基板1
により遮断されるため、透過型センサ95により基板1
の飛び出しが誤検出されることとなる。
【0009】従来、このような基板1の飛び出しの誤検
出を防止するために、移載ロボットのアーム2によりカ
セット10から基板1を取り出すときおよび、カセット
10に基板1を収納するときには、ソフトウェアによる
インターロックを取り、透過型センサの検出信号を無視
する設定を行う必要があった。
【0010】しかしながら、ティーチング時や手動操作
の場合にソフトウェアによるインターロックを設けるの
は非常に困難であり、ソフトウェアの構造が複雑とな
る。ここで、ティーチングとは、移載ロボットのアーム
に基板の収納および取り出しをする位置を記憶させるこ
とをいう。
【0011】本発明の目的は、複雑なソフトウェアによ
る設定を必要とせず、容易かつ確実に基板収納容器から
の基板の飛び出しを検出することが可能な基板飛び出し
検出装置およびそれを用いた基板処理装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る基板飛び出し検出装置は、基板の取り
出しおよび収納のための開口部を有する基板収納容器か
らの基板の飛び出しを検出する基板飛び出し検出装置で
あって、基板収納容器の開口部の前方側の第1の位置に
おける物体の有無を検出する第1の検出手段と、基板収
納容器の開口部の前方側で第1の位置よりも開口部に近
い第2の位置における物体の有無を検出する第2の検出
手段と、第1の検出手段による物体の検出状態および非
検出状態と第2の検出手段による物体の検出状態および
非検出状態とに基づいて基板収納容器からの基板の飛び
出しを判定する判定手段とを備えたものである。
【0013】本発明に係る基板飛び出し検出装置におい
ては、基板収納容器の開口部の前方側の第1の位置にお
ける物体の有無が第1の検出手段により検出され、基板
収納容器の開口部の前方側で第1の位置よりも開口部に
近い第2の位置における物体の有無が第2の検出手段に
より検出される。基板収納容器から基板の一部が飛び出
した場合と、基板収納容器に対して基板の収納または取
り出しを行う場合とで、第1の検出手段の検出状態およ
び非検出状態と第2の検出手段の検出状態および非検出
状態との組み合わせが異なる。したがって、第1の検出
手段による物体の検出状態および非検出状態と第2の検
出手段による物体の検出状態および非検出状態とに基づ
いて基板収納容器からの基板の飛び出しが判定手段によ
り判定される。これにより、複雑なソフトウェアによる
設定を必要とせず、容易かつ確実に基板収納容器からの
基板の飛び出しを検出することができる。
【0014】(2)第2の発明 第2の発明に係る基板飛び出し検出装置は、第1の発明
に係る基板飛び出し検出装置において、第1の検出手段
は、光により第1の位置における物体の有無を検出する
第1の光センサを含み、第2の検出手段は、光により第
2の位置における物体の有無を検出する第2の光センサ
を含むものである。
【0015】この場合、第1の位置における物体の有無
は第1の光センサの光により検出され、第2の位置にお
ける物体の有無は第2の光センサの光により検出され
る。これにより、物体の有無が非接触で検出されるの
で、基板に対し損傷を与えることがない。
【0016】(3)第3の発明 第3の発明に係る基板飛び出し検出装置は、第1または
第2の発明に係る基板飛び出し検出装置において、判定
手段は、第1の検出手段が非検出状態でかつ第2の検出
手段が検出状態の場合に基板収納容器から基板が飛び出
したと判定するものである。
【0017】この場合、基板収納容器から基板の一部が
飛び出した場合には、まず、基板の一部が第2の位置に
存在することになる。そこで、第1の検出手段が非検出
状態でかつ第2の検出手段が検出状態の場合に基板収納
容器から基板が飛び出したと判定することができる。
【0018】(4)第4の発明 第4の発明に係る基板飛び出し検出装置は、第1〜第3
の発明に係る基板飛び出し検出装置において、判定手段
は、第1および第2の検出手段による検出状態および非
検出状態の組み合わせに基づいて基板が飛び出したか否
かを示す検出信号を出力する電気回路を含むものであ
る。
【0019】この場合、第1および第2の検出手段によ
る検出状態および非検出状態の組み合わせに基づく基板
収納容器から基板が飛び出したか否かを示す検出信号
が、電気回路により出力される。これにより、基板が飛
び出したか否かの判定がソフトウェアによることなく電
気回路により行われる。
【0020】(5)第5の発明 第5の発明に係る基板飛び出し検出装置は、第1〜第3
のいずれかの発明に係る基板飛び出し検出装置におい
て、判定手段は、第1および第2の検出手段による検出
状態および非検出状態の組み合わせに基づいて基板が飛
び出したか否かを示す検出信号を出力する論理回路を含
むものである。
【0021】この場合、第1および第2の検出手段によ
る検出状態および非検出状態の組み合わせに基づいて基
板が飛び出したか否かを示す検出信号が、論理回路によ
り出力される。これにより、基板が飛び出したか否かの
判定がソフトウェアによることなく論理回路により行わ
れる。
【0022】(6)第6の発明 第6の発明に係る基板飛び出し検出装置は、第1〜第3
のいずれかの発明に係る基板飛び出し検出装置におい
て、第1の検出手段は、検出状態および非検出状態に応
じてオンおよびオフする第1の接点を含み、第2の検出
手段は、検出状態および非検出状態に応じてオンおよび
オフする第2の接点を含み、判定手段は、第1および第
2の接点の状態の組み合わせに基づいて基板が飛び出し
たか否かを示す検出信号を出力するものである。
【0023】この場合、第1および第2の接点の状態の
組み合わせに基づいて、基板が飛び出したか否かを示す
検出信号が、判定手段により出力される。
【0024】(7)第7の発明 第7の発明に係る基板処理装置は、基板に処理を行う基
板処理部と、基板の取り出しおよび収納のための開口部
を有する基板収納容器が配置される容器配置部と、容器
配置部に配置された基板収納容器から基板を取り出して
基板処理部に渡すとともに、基板処理部から基板を受け
取って容器配置部に配置された基板収納容器に収納する
基板受け渡し手段と、基板収納容器からの基板の飛び出
しを検出する基板飛び出し検出装置とを備え、基板飛び
出し検出装置は、基板収納容器の開口部の前方側の第1
の位置における物体の有無を検出する第1の検出手段
と、基板収納容器の開口部の前方側で第1の位置よりも
開口部に近い第2の位置における物体の有無を検出する
第2の検出手段と、第1の検出手段による物体の検出状
態および非検出状態および第2の検出手段による物体の
検出状態および非検出状態に基づいて基板収納容器から
の基板の飛び出しを判定する判定手段とを備えたもので
ある。
【0025】この場合、基板処理部により基板に処理が
行われ、基板は、基板受け渡し手段により容器配置部に
配置された基板収納容器から基板処理部に渡され、ま
た、基板処理部から容器配置部に配置された基板収納容
器へ収納される。基板飛び出し検出装置においては、基
板収納容器の開口部の前方側の第1の位置における物体
の有無が第1の検出手段により検出され、基板収納容器
の開口部の前方側で第1の位置よりも開口部に近い第2
の位置における物体の有無が第2の検出手段により検出
される。基板収納容器から基板の一部が飛び出した場合
と、基板収納容器に対して基板の収納または取り出しを
行う場合とで、第1の検出手段の検出状態および非検出
状態と第2の検出手段の検出状態および非検出状態との
組み合わせが異なる。したがって、第1の検出手段によ
る物体の検出状態および非検出状態と第2の検出手段に
よる物体の検出状態および非検出状態とに基づいて基板
収納容器からの基板の飛び出しが判定手段により判定さ
れる。これにより、複雑なソフトウェアによる設定を必
要とせず、容易かつ確実に基板収納容器からの基板の飛
び出しを検出することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に係る基板飛び出し検出装
置およびそれを備えた基板処理装置の構成および動作に
ついて、図1〜図9に基づき説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施の形態に係る基板
処理装置の構造を示す平面図である。
【0028】図1に示すように、基板処理装置は、複数
の基板1を搬入および搬出するインデクサ(基板搬入搬
出装置)101と、基板1に対して所定の処理を行う複
数の処理ユニットを含む基板処理部102と、この基板
処理装置に隣接して配置される露光装置(図示せず)と
の間で基板1の受け渡しを行うインターフェイス機構部
103とを備えている。以下、各部の構成を、基板1の
搬送経路に従って概説する。
【0029】図1において、インデクサ101は、カセ
ット載置部110および移載ロボット30を備える。カ
セット載置部110には、センサ保持部20および透過
型センサ5,6が設置されている。センサ保持部20お
よび透過型センサ5,6が基板飛び出し検出装置を構成
する。基板飛び出し検出装置の詳細については後述す
る。
【0030】複数の基板1を収納するカセット10がカ
セット載置部110上の所定の位置に載置される。そし
て、インデクサ101に設けられた移載ロボット30
が、カセット10内から基板1を1枚ずつ取り出し、Y
方向に移動して基板受け渡し位置P1に基板1を搬送す
る。
【0031】次に、基板処理部102に配置された搬送
ロボット31が移載ロボット30から基板1を受け取
り、X方向に沿って移動し、基板1を所定の処理ユニッ
ト、例えば基板に処理液の塗布処理を行う回転式塗布ユ
ニットSCに搬送する。なお、この基板処理部102に
は、回転式塗布ユニットSC以外に現像処理を行う回転
式現像ユニットSD、加熱処理を行うホットプレートユ
ニットHPおよび冷却処理を行うクーリングプレートユ
ニットCPが配置されている。
【0032】ここで、基板1に対して露光処理を行う場
合、搬送ロボット31は処理対象である基板1をインタ
ーフェイス機構部103へ搬送する。そして、インター
フェイス機構部103へ搬送された基板1は、インター
フェイス機構部103に備えられた搬送ロボット(図示
せず)により露光装置へ搬出される。その後、露光装置
において露光処理を施された基板1は、搬送ロボット
(図示せず)により再びインターフェイス機構部103
へ搬入され、搬送ロボット31により所定の処理ユニッ
ト、例えば回転式現像ユニットSDに搬送される。イン
デクサ101の移載ロボット30は、処理済の基板1を
搬送ロボット31から受け取り、カセット10に収納す
る。
【0033】上述のインデクサ101のカセット載置部
110上に載置されたカセット10に基板1が収納され
ている場合に、基板処理装置の振動などにより基板1の
一部がカセット10から飛び出す場合がある。そこで、
本実施の形態の基板処理装置のインデクサ101には、
基板1の飛び出しを検出する基板飛び出し検出装置が設
けられている。
【0034】図2は、本実施の形態に係る基板飛び出し
検出装置における構成および動作を示す概略斜視図であ
る。
【0035】透過型センサ5は投光部5aおよび受光部
5bにより構成されている。投光部5aは、カセット1
0の搬入搬出口Aの前方側かつカセット10の上側の位
置にセンサ保持部20により保持される。そして、投光
部5aの真下の位置かつカセット10の下側の位置に受
光部5bが設置される。なお、投光部5aを下側に配置
し、受光部5bを上側に配置してもよい。
【0036】同様に、透過型センサ6は投光部6aおよ
び受光部6bにより構成されている。投光部6aは、カ
セット10の搬入搬出口Aの前方側かつカセット10の
上側の位置にセンサ保持部20により保持される。そし
て、投光部6aの真下の位置かつカセット10の下側の
位置に受光部6bが設置される。なお、投光部6aを下
側に配置して、受光部6bを上側に配置してもよい。
【0037】さらに、透過型センサ5,6はカセット1
0の搬入搬出口Aの前方側で基板の取り出しおよび収納
方向に沿って順に配列されており、透過型センサ5は透
過型センサ6よりもカセット10に近い位置に設置され
ている。
【0038】図3は、本実施の形態における透過型セン
サおよび検出回路の第1の例を示す模式的回路図であ
る。
【0039】透過型センサ5の正側電源端子51および
負側電源端子52はそれぞれ電源回路(図示せず)の正
極および負極に接続される。同様に、透過型センサ6の
正側電源端子61および負側電源端子62はそれぞれ電
源回路(図示せず)の正極および負極に接続される。
【0040】透過型センサ5は、出力端子53と負側電
源端子52との間に接続された出力トランジスタ50を
含む。透過型センサ6は、出力端子63と負側電源端子
62との間に接続された出力トランジスタ60を含む。
【0041】透過型センサ5は、入光状態のとき、すな
わち受光部5aが投光部5bからの光を受光したときに
出力トランジスタ50がオンするように設定されてい
る。また、透過型センサ6は、遮光状態のとき、すなわ
ち受光部6aが投光部6bからの光を受光しないときに
出力トランジスタ60がオンするように設定されてい
る。透過型センサ5の出力端子53および透過型センサ
6の出力端子63は、検出信号線L0に接続されてい
る。この検出信号線L0から検出信号SIGが出力され
る。
【0042】本例では、透過型センサ5の出力端子5
3、透過型センサ6の出力端子63および検出信号線L
0が検出回路7を構成する。
【0043】ここで、検出信号SIGがハイレベルのと
きに“オフ”であり、検出信号SIGがローレベルのと
きに“オン”と定義する。
【0044】表1に透過型センサ5および透過型センサ
6の状態と検出信号SIGの状態との関係を示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1に示すように、ケース1では、透過型
センサ5が入光状態(オン)となり、透過型センサ6が
入光状態(オフ)となり、検出信号SIGがオン(ロー
レベル)となる。ケース2では、透過型センサ5が入光
状態(オン)となり、透過型センサ6が遮光状態(オ
ン)となり、検出信号SIGがオン(ローレベル)とな
る。ケース3では、透過型センサ5が遮光状態(オフ)
となり、透過型センサ6が入光状態(オフ)となり、検
出信号SIGがオフ(ハイレベル)となる。ケース4で
は、透過型センサ5が遮光状態(オフ)となり、透過型
センサ6が遮光状態(オン)となり、検出信号SIGが
オン(ローレベル)となる。
【0047】本実施の形態の基板飛び出し検出装置で
は、検出信号SIGがオフ(ハイレベル)となった場合
に基板1の飛び出しの検出と判定し、その他の場合に基
板1の飛び出しの非検出と判定する。
【0048】図4〜図7は基板の状態と透過型センサの
状態との関係を示す模式図である。図4はケース1の状
態、図5はケース2の状態、図6はケース3の状態、図
7はケース4の状態を示す。
【0049】ケース1では、図4に示すように、カセッ
ト10内に基板1が正常に収納され、かつアーム2に保
持された基板1が透過型センサ5,6の投光部5a,5
bと受光部5b,6bとの間に存在しない。この場合に
は、透過型センサ5が入光状態(オン)となり、透過型
センサ6が入光状態(オフ)となり、表1に示すよう
に、検出信号SIGがオンとなる。
【0050】ケース2では、図5に示すように、カセッ
ト10内に基板1が正常に収納され、かつカセット10
に基板1を収納するためにアーム2に保持された基板1
がカセット10に向かって前進する。この場合、最初
に、透過型センサ6の投光部6aからの光が遮断され
る。それにより、透過型センサ5が入光状態(オン)と
なり、透過型センサ6が遮光状態(オン)となり、表1
に示すように、検出信号SIGがオンとなる。
【0051】ケース3では、図6に示すように、カセッ
ト10内の基板1の一部がカセット10から飛び出して
いる。この場合、最初に、透過型センサ5の投光部5a
からの光が遮断される。それにより、透過型センサ5が
遮光状態(オフ)となり、透過型センサ6が入光状態
(オフ)となり、表1に示すように、検出信号SIGが
オフとなる。これにより、カセット10からの基板1の
飛び出しが検出される。
【0052】ケース4では、図7(a),(b)に示す
ように、カセット10に基板1を収納する際またはカセ
ット10から基板1を取り出す際にアーム2に保持され
た基板1がカセット10に向かって前進し、基板1また
はアーム2が両方の透過型センサ5,6の投光部5a,
6aからの光を遮断する。それにより、透過型センサ5
が遮光状態(オフ)となり、透過型センサ6が遮光状態
(オン)となり、表1に示すように、検出信号SIGが
オンとなる。
【0053】このように、本実施の形態の基板飛び出し
検出装置においては、ソフトウエアによる複雑な設定を
行うことなく、2つの透過型センサ5,6および検出回
路7によりカセット10からの基板1の飛び出しを正確
に検出することができる。それにより、基板処理装置に
おけるソフトウエアの単純化が図れるので、ソフトウエ
アの欠陥を低減することができ、安定的に稼動すること
ができる。また、ソフトウエアの開発費を削減すること
ができる。
【0054】図8は、本実施の形態における透過型セン
サおよび検出回路の第2の例を示す模式的回路図であ
る。
【0055】透過型センサ5は、出力端子53と負側電
源端子51との間に接続された接点55を含む。透過型
センサ6は、出力端子63と負側電源端子62との間に
接続された接点65を含む。
【0056】透過型センサ5は、入光状態のとき、すな
わち受光部5aが投光部5bからの光を受光したときに
接点55がオンするように設定されている。また、透過
型センサ6は、遮光状態のとき、すなわち受光部6aが
投光部6bからの光を受光しないときに接点65がオン
するように設定されている。透過型センサ5の出力端子
53および透過型センサ6の出力端子63は、検出信号
線L0に接続されている。この検出信号線L0から検出
信号SIGが出力される。
【0057】本例では、透過型センサ5の出力端子5
3、透過型センサ6の出力端子63および検出信号線L
0が検出回路7を構成する。
【0058】本例における透過型センサ5および透過型
センサ6の状態と検出信号SIGの状態との関係は表1
に示した通りである。
【0059】本例の透過型センサ5,6および検出回路
7を用いた場合にもソフトウエアによる複雑な設定を行
うことなく、2つの透過型センサ5,6および検出回路
7によりカセット10からの基板1の飛び出しを正確に
検出することができる。
【0060】図9は、本実施の形態における透過型セン
サおよび検出回路の第3の例を示す模式的回路図であ
る。
【0061】本例の透過型センサ5,6の構成および動
作は、図3の透過型センサ5,6と同様である。
【0062】透過型センサ5の出力端子53の出力信号
SIG1がOR回路601の一方の入力端子に与えら
れ、透過型センサ6の出力端子63の出力信号SIG2
がOR回路601の他方の入力端子に与えられる。OR
回路601の出力端子から検出信号SIGが出力され
る。
【0063】本例では、OR回路601が検出回路7を
構成する。本例における透過型センサ5および透過型セ
ンサ6の状態と検出信号SIGの状態との関係も表1に
示した通りである。
【0064】すなわち、ケース1では、透過型センサ5
が入光状態(オン)となり、出力信号SIG1がオン
(ローレベル)となる。また、透過型センサ6が入光状
態(オフ)となり、出力信号SIG2がオフ(ハイレベ
ル)となる。それにより、検出信号SIGがオン(ロー
レベル)となる。
【0065】ケース2では、透過型センサ5が入光状態
(オン)となり、出力信号SIG1がオン(ローレベ
ル)となる。また、透過型センサ6が遮光状態(オン)
となり、出力信号SIG2がオン(ローレベル)とな
る。それにより、検出信号SIGがオン(ローレベル)
となる。
【0066】ケース3では、透過型センサ5が遮光状態
(オフ)となり、出力信号SIG1がオフ(ハイレベ
ル)となる。また、透過型センサ6が入光状態(オフ)
となり、出力信号SIG2がオフ(ハイレベル)とな
る。それにより、検出信号SIGがオフ(ハイレベル)
となる。
【0067】ケース4では、透過型センサ5が遮光状態
(オフ)となり、出力信号SIG1がオフ(ハイレベ
ル)となる。また、透過型センサ6が遮光状態(オン)
となり、出力信号SIG2がオン(ローレベル)とな
る。それにより、検出信号SIGがオン(ローレベル)
となる。
【0068】本例の透過型センサ5,6および検出回路
7を用いた場合にもソフトウエアによる複雑な設定を行
うことなく、2つの透過型センサ5,6および検出回路
7によりカセット10からの基板1の飛び出しを正確に
検出することができる。
【0069】なお、検出回路7としてOR回路に限らず
NOR回路などの他の論理回路を用いてもよい。
【0070】検出回路7により得られる検出信号SIG
を警報発生装置に与えることにより、カセット10から
の基板1の飛び出しの検出時に警報を発生してもよい。
この場合、警報発生装置は、検出信号SIGがオフのと
きにブザーまたはランプにより使用者に異常を伝える。
【0071】本実施の形態では、搬入搬出口Aが開口部
に相当し、透過型センサ6が第1の検出手段に相当し、
透過型センサ5が第2の検出手段に相当する。
【0072】OR回路601および検出回路7は判定手
段に相当し,移載ロボット30は基板受け渡し手段に相
当し、カセット10は基板収納容器に相当し、またカセ
ット載置部110は容器配置部に相当する。
【0073】上記実施の形態では、カセット10からの
基板1の飛び出しの検出時に検出信号SIGがオフする
ように検出回路7を構成しているが、論理を逆にしても
よい。すなわち、カセット10からの基板1の飛び出し
の検出時に検出信号SIGがオンし、非検出時にオフす
るように検出回路7を構成してもよい。ただし、フェー
ルセーフの考え方によれば、上記実施の形態の論理が望
ましい。
【0074】また、第1および第2の検出手段として、
透過型センサ5,6の代わりに反射型センサを用いても
よい。また、第1および第2の検出手段として、光セン
サの代わりに磁気センサなどの他のセンサを用いてもよ
い。
【0075】さらに、検出回路7の代わりに透過型セン
サ5,6の出力信号の状態をソフトウエアにより監視す
ることにより、カセット10からの基板1の飛び出しを
検出してもよい。
【0076】また、上記実施の形態では、基板収納容器
がカセット10である場合について説明したが、基板収
納容器が基板を一時的に収納するバッファであってもよ
い。
【0077】さらに、上記実施の形態では、基板飛び出
し検出装置をインデクサに設けた場合を説明したが、基
板飛び出し検出装置をインターフェース機構部103に
設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の構
造を示す平面図である。
【図2】本実施の形態に係る基板飛び出し検出装置にお
ける構成および動作を示す概略斜視図である。
【図3】本実施の形態における透過型センサおよび検出
回路の第1の例を示す模式的回路図である。
【図4】基板の状態と透過型センサの状態との関係(ケ
ース1)を示す模式図である。
【図5】基板の状態と透過型センサの状態との関係(ケ
ース2)を示す模式図である。
【図6】基板の状態と透過型センサの状態との関係(ケ
ース3)を示す模式図である。
【図7】基板の状態と透過型センサの状態との関係(ケ
ース4)を示す模式図である。
【図8】本実施の形態における透過型センサおよび検出
回路の第2の例を示す模式的回路図である。
【図9】本実施の形態における透過型センサおよび検出
回路の第3の例を示す模式的回路図である。
【図10】従来の基板飛び出し検出装置における構成お
よび動作を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 アーム 5,6 透過型センサ 7 検出回路 10 カセット 20 センサ保持部 30 移載ロボット 31 搬送ロボット 50,60 出力トランジスタ 51,61 正側電源端子 52,62 負側電源端子 53,63 出力端子 101 インデクサ 102 基板処理部 103 インターフェイス機構部 110 カセット載置部 601 OR回路 5a,6a 投光部 5b,6b 受光部 A 搬入搬出口 X,Y 方向 L0 検出信号線 P1 基板受け渡し位置 ID インデクサ HP ホットプレートユニット CP クーリングプレートユニット SC 回転式塗布ユニット SD 回転式現像ユニット SIG 検出信号 SIG1,SIG2 出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA01 CA02 CA05 DA01 DA17 FA01 FA07 FA11 JA01 JA04 JA05 JA06 JA19 JA25 JA36 MA11 MA15 PA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の取り出しおよび収納のための開口
    部を有する基板収納容器からの基板の飛び出しを検出す
    る基板飛び出し検出装置であって、 前記基板収納容器の前記開口部の前方側の第1の位置に
    おける物体の有無を検出する第1の検出手段と、 前記基板収納容器の前記開口部の前方側で前記第1の位
    置よりも前記開口部に近い第2の位置における物体の有
    無を検出する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段による物体の検出状態および非検出
    状態と前記第2の検出手段による物体の検出状態および
    非検出状態とに基づいて前記基板収納容器からの基板の
    飛び出しを判定する判定手段とを備えたことを特徴とす
    る基板飛び出し検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出手段は、光により前記第
    1の位置における物体の有無を検出する第1の光センサ
    を含み、 前記第2の検出手段は、光により前記第2の位置におけ
    る物体の有無を検出する第2の光センサを含むことを特
    徴とする請求項1記載の基板飛び出し検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記第1の検出手段が
    非検出状態でかつ前記第2の検出手段が検出状態の場合
    に前記基板収納容器から基板が飛び出したと判定するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の基板飛び出し検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記第1および第2の
    検出手段による検出状態および非検出状態の組み合わせ
    に基づいて基板が飛び出したか否かを示す検出信号を出
    力する電気回路を含むことを特徴とした請求項1〜3の
    いずれかに記載の基板飛び出し検出装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記第1および第2の
    検出手段による検出状態および非検出状態の組み合わせ
    に基づいて基板が飛び出したか否かを示す検出信号を出
    力する論理回路を含むことを特徴とした請求項1〜3の
    いずれか記載の基板飛び出し検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の検出手段は、検出状態および
    非検出状態に応じてオンおよびオフする第1の接点を含
    み、 前記第2の検出手段は、検出状態および非検出状態に応
    じてオンおよびオフする第2の接点を含み、 前記判定手段は、前記第1および第2の接点の状態の組
    み合わせに基づいて基板が飛び出したか否かを示す検出
    信号を出力することを特徴とした請求項1〜3のいずれ
    か記載の基板飛び出し検出装置。
  7. 【請求項7】 基板に処理を行う基板処理部と、 基板の取り出しおよび収納のための開口部を有する基板
    収納容器が配置される容器配置部と、 前記容器配置部に配置された基板収納容器から基板を取
    り出して前記基板処理部に渡すとともに、前記基板処理
    部から基板を受け取って前記容器配置部に配置された基
    板収納容器に収納する基板受け渡し手段と、 基板収納容器からの基板の飛び出しを検出する基板飛び
    出し検出装置とを備え、 前記基板飛び出し検出装置は、 前記基板収納容器の前記開口部の前方側の第1の位置に
    おける物体の有無を検出する第1の検出手段と、 前記基板収納容器の前記開口部の前方側で前記第1の位
    置よりも前記開口部に近い第2の位置における物体の有
    無を検出する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段による物体の検出状態および非検出
    状態および前記第2の検出手段による物体の検出状態お
    よび非検出状態に基づいて前記基板収納容器からの基板
    の飛び出しを判定する判定手段とを備えたことを特徴と
    する基板処理装置。
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JP2022189768A (ja) * 2021-06-11 2022-12-22 台湾積體電路製造股▲ふん▼有限公司 ウェハ取り扱い方法、及びロードポート

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