JP2003098263A - 隠蔽物体探査方法 - Google Patents

隠蔽物体探査方法

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JP2003098263A
JP2003098263A JP2001288873A JP2001288873A JP2003098263A JP 2003098263 A JP2003098263 A JP 2003098263A JP 2001288873 A JP2001288873 A JP 2001288873A JP 2001288873 A JP2001288873 A JP 2001288873A JP 2003098263 A JP2003098263 A JP 2003098263A
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voxel
dimensional
medium
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JP2001288873A
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English (en)
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Hideki Hayakawa
秀樹 早川
Shinichi Kamisaka
進一 上坂
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、探査対象物体の太さ、材質
などの特性を簡易且つ高精度に判定するための隠蔽物体
探査方法を提供することにある。 【解決手段】 アンテナを物体1a,1b,2,3を隠
蔽している媒質表面30a上で走査しながら、アンテナ
から電磁波を媒質30中に放射し、反射信号をアンテナ
で受信し、受信信号強度に対する媒質表面30a上の位
置(x,y)と反射時間tを座標(x,y,t)とする
3次元ボクセルデータを生成し、物体を探査する隠蔽物
体探査方法において、第1方向に平行な複数の第1走査
線4aと第1方向に直交する第2方向に平行な複数の第
2走査線4bに沿って夫々走査して得られた第1及び第
2ボクセルデータに対して、減算処理して得られた第3
ボクセルデータを、その極性情報を識別可能に画像表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地中または建築物の
内部に隠蔽された配管等の探査対象物体の太さ、材質な
どの特性を簡易且つ高精度に判定するための方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地中に埋設された物体が金属
管であるか、または非金属管であるか、あるいは管径は
どのくらいか等を判定するための方法が提案されてき
た。例えば、隠蔽された物体が金属管であるか、または
非金属管であるかを判定する第1の従来例として、特公
平3−65872号公報に記載の「地中埋設管の探査方
法」がある。この第1の従来例では、電磁波を送受信す
るためのアンテナ素子が配管の長手方向に対して平行お
よび垂直な状態で測定した、配管からの反射信号の振幅
値の大小関係から、配管が金属管であるか、または非金
属管であるかの判定を行い、またそれぞれの反射信号強
度の比から配管の管径を求めるものである。
【0003】第2の従来例として特開昭63−2659
4号公報に記載の「地中埋設長尺物の判別方法」があ
る。この第2の従来例では、埋設物の真上で送受信アン
テナを360度旋回させて、反射信号強度が最大となる
方向を見つけ、その方向と直角方向に送受信アンテナを
直線走査して、得られた反射信号画像の形から金属管と
非金属管との判定を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1及び第2の従来例では、コンクリート壁や地中等の媒
質中に浅く埋設されている配管等に対しては、地面やコ
ンクリート面等の媒質表面での反射信号が、また、媒質
中に深く埋設されている配管等に対しては、物体からの
微弱な反射信号を高感度で受信する高周波受信回路故に
送受信機の電子回路部での信号漏洩による定常的な帯状
ノイズが、探査対象物体からの反射信号に重畳するため
に、上記第1の従来例における振幅値の大小関係の判
定、及び、上記第2の従来例における強度が最大となる
方向の検出が容易ではないという問題がある。更に、上
記両従来例では、媒質表面に平行なxy平面上での分解
能を改善する合成開口処理やマイグレーション処理が行
われないため、探査対象物体以外の埋設物からの不要反
射信号が重畳されやすく、上記第1の従来例における振
幅値の大小関係の判定、及び、上記第2の従来例におけ
る強度が最大となる方向の検出がより困難となる。
【0005】従って、本発明の目的は、不要反射信号の
影響を排除して、地中または建築物の内部等の媒質中に
隠蔽された配管などの探査対象物体の太さ、材質などの
特性を簡易且つ高精度に判定するための隠蔽物体探査方
法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る隠蔽物体探査方法の第一の特徴構成は、
特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した通り、電磁波
を送受信することのできる送受信アンテナを、物体を隠
蔽している媒質表面上で走査しながら、前記送受信アン
テナから前記電磁波を前記媒質中に放射し、前記媒質中
に存在する前記物体からの反射信号を前記送受信アンテ
ナで受信し、受信信号強度に対する前記媒質表面上の位
置(x,y)と反射時間tを座標(x,y,t)とする
3次元ボクセルデータを生成し、前記媒質中に存在する
物体を探査する隠蔽物体探査方法において、前記走査
を、第1方向に平行な複数の第1走査線に沿って行っ
て、前記3次元ボクセルデータとしての第1ボクセルデ
ータを生成して記憶する第1ボクセルデータ生成工程
と、前記走査を、前記第1方向と直交する第2方向に平
行な複数の第2走査線に沿って行って、前記3次元ボク
セルデータとしての第2ボクセルデータを生成して記憶
する第2ボクセルデータ生成工程と、前記座標(x,
y,t)毎に、前記第1ボクセルデータと前記第2ボク
セルデータの一方から他方を減算処理し、その減算処理
結果により第3ボクセルデータを算出する第3ボクセル
データ算出工程と、前記第3ボクセルデータの極性情報
を識別可能に、前記第3ボクセルデータを画像表示する
表示工程とを実行する点にある。
【0007】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加
えて、前記第3ボクセルデータ算出工程を実行する前
に、前記第1ボクセルデータを前記第1走査線間で補間
演算する第1補間工程、及び、前記第2ボクセルデータ
を前記第2走査線間で補間演算する第2補間工程の少な
くとも一方を実行する点にある。
【0008】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特
徴構成に加えて、前記第1ボクセルデータと前記第2ボ
クセルデータの両方、または、前記第3ボクセルデータ
に対して、合成開口処理またはマイグレーション処理を
施す処理工程を実行する点にある。
【0009】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項4に記載した通り、上述の第一乃至第三の特徴
構成の何れか一つに加えて、前記第1ボクセルデータと
前記第2ボクセルデータとに基づいて、xyt空間にお
ける前記物体の存在位置に対応する座標群(x0,y0
0)を特定する物体位置特定工程を実行し、前記表示
工程において、前記物体位置特定工程で特定された前記
座標群(x0,y0,t 0)における前記第3ボクセルデ
ータの値を、xy平面上に2次元表示する点にある。
【0010】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項5に記載した通り、上述の第四の特徴構成に加
えて、前記物体位置特定工程において、前記座標(x,
y,t)毎に、前記第1ボクセルデータと前記第2ボク
セルデータとを加算処理した結果より第4ボクセルデー
タを算出し、前記第4ボクセルデータの各(x,y)座
標における最大値或いは絶対値の最大値が所定閾値を超
える場合の(x,y)座標とその最大値を与える反射時
間tから前記座標群(x0,y0,t0)を導出する点に
ある。
【0011】本発明に係る隠蔽物体探査装置の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項6に記載した通り、電
磁波を送受信することのできる送受信アンテナを、物体
を隠蔽している媒質表面上で走査しながら、前記送受信
アンテナから前記電磁波を前記媒質中に放射し、前記媒
質中に存在する前記物体からの反射信号を前記送受信ア
ンテナで受信し、受信信号強度に対する前記媒質表面上
の位置(x,y)と反射時間tを座標(x,y,t)と
する3次元ボクセルデータを生成し、前記媒質中に存在
する物体を探査する隠蔽物体探査装置であって、前記走
査を第1方向に平行な複数の第1走査線に沿って行った
場合の前記受信信号強度に対して、前記3次元ボクセル
データとしての第1ボクセルデータを生成して記憶する
第1ボクセルデータ生成手段と、前記走査を前記第1方
向と直交する第2方向に平行な複数の第2走査線に沿っ
て行った場合の前記受信信号強度に対して、前記3次元
ボクセルデータとしての第2ボクセルデータを生成して
記憶する第2ボクセルデータ生成手段と、前記座標
(x,y,t)毎に、前記第1ボクセルデータと前記第
2ボクセルデータの一方から他方を減算処理し、その減
算処理結果により第3ボクセルデータを算出する第3ボ
クセルデータ算出手段と、前記第3ボクセルデータの極
性情報を識別可能に、前記第3ボクセルデータを画像表
示するための表示用データを生成する表示用データ生成
手段とを備えてなる点にある。
【0012】以下に作用並びに効果を説明する。上記本
発明に係る隠蔽物体探査方法の第一の特徴構成によれ
ば、送受信アンテナの媒質表面上における走査を、互い
に直交する第1走査線及び第2走査線に沿って行って、
第1ボクセルデータと第2ボクセルデータの2種類の3
次元ボクセルデータを生成した場合に、両ボクセルデー
タに共通に重畳される不要反射信号によるノイズ成分
が、第3ボクセルデータの算出時の減算処理において相
殺され、更に、探査対象物体が長尺物の場合に、その長
手軸方向と送受信アンテナから媒質中に放射される電磁
波の偏波面が平行及び直交する方向を夫々第1及び第2
方向或いはその逆に設定することで、第1方向に走査し
た時の受信信号強度と第2方向に走査した時の受信信号
強度との間に探査対象物体の材質(金属または非金属)
に応じた差が生じるため、第3ボクセルデータには、上
記減算処理によって探査対象物体の材質情報を含んだ探
査対象物体からの受信信号強度の差分情報が主として抽
出されることになるので、その差分情報を含む第3ボク
セルデータの極性情報を識別可能に表示することで、そ
の極性情報から地中または建築物の内部に隠蔽された配
管等の探査対象物体の材質を簡易且つ高精度に判定する
ことができる。
【0013】同第二の特徴構成によれば、第1ボクセル
データまたは第2ボクセルデータを、互いに隣接する走
査線間において、sinc関数、スプライン関数、また
は線形で補間演算することにより、夫々の走査線の間隔
を粗くしても、第1方向及び第2方向に充分密なボクセ
ルデータを得ることができるため、送受信アンテナの走
査の作業効率を向上することができる。
【0014】同第三の特徴構成によれば、第3ボクセル
データ自身、またはそれの因子となる第1及び第2ボク
セルデータに対して、合成開口処理またはマイグレーシ
ョン処理を施すことで、媒質表面に平行な位置(x,
y)面内の分解能を向上することが可能となり、探査対
象物体以外からの不要反射信号の影響を軽減することが
できる。
【0015】同第四の特徴構成によれば、媒質表面から
深さ方向に透視した状態での探査対象物体である配管等
の隠蔽状態即ち存在位置を媒質表面に平行なxy平面上
に2次元表示できるとともに、その存在位置に加えて上
記極性情報が表示されるため、配管等の位置と対応づけ
てその材質を明示することができ、効率良く且つ分かり
易く3次元データとその材質等の特性を2次元画像とし
て表示することができる。
【0016】更に、同第五の特徴構成によれば、探査対
象物体の存在確度の高い座標群(x 0,y0,t0)を簡
易に抽出できる物体位置特定工程が実現でき、上記第四
の特徴構成の作用効果を発揮することができる。尚、上
記第三の特徴構成における合成開口処理またはマイグレ
ーション処理を第3ボクセルデータに対して施す場合
は、第四の特徴構成に対しても同様の処理を施すこと
で、より高精度に座標群(x0,y0,t0)を導出でき
る。
【0017】上記本発明に係る隠蔽物体探査装置の特徴
構成によれば、第1ボクセルデータ生成手段を用いて上
記隠蔽物体探査方法における第1ボクセルデータ生成工
程が実行でき、第2ボクセルデータ生成手段を用いて上
記隠蔽物体探査方法における第2ボクセルデータ生成工
程が実行でき、第3ボクセルデータ算出手段を用いて上
記隠蔽物体探査方法における第3ボクセルデータ算出工
程が実行でき、表示用データ生成手段を用いて生成され
た表示用データを画像表示することで、上記隠蔽物体探
査方法における表示工程が実行できるため、上記第一の
特徴構成の隠蔽物体探査方法が実現でき、上記第一の特
徴構成の作用効果を発揮し得る隠蔽物体探査装置を得る
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る隠蔽物体探
査方法(以下、本探査方法という。)の一実施の形態
を、探査対象媒質であるコンクリート壁内に埋設された
探査対象物体であるコンクリート隠蔽配管と鉄筋とをコ
ンクリート壁表面から探査する実施例につき、図面に基
づいて説明する。
【0019】図1に示すように、本探査方法を使用し
て、コンクリート壁30内に埋設されたコンクリート隠
蔽物体をコンクリート壁表面30aから探査する場合、
壁表面30aに位置確認用シート4を粘着テープ等を使
用して装着し、位置確認用シート4の表面に付された走
査線4a,4bに沿って、片手で操作可能な小型軽量の
探査装置5を走査させながら、例えば100MHz〜1
GHzの偏波面が探査装置5の進行方向と垂直な電磁波
によるパルス信号を探査装置5から壁30内に向けて放
射し、壁30内に存在する鉄筋1a,1b及び配管2,
3からの反射信号を受信し、その受信信号強度を一定移
動距離毎にサンプリングして受信信号強度データを生成
する。
【0020】本探査方法に使用する位置確認用シート4
は、位置確認用シート4を装着した状態でも壁表面30
aの観察ができるように、透明な材質で作製されてい
る。また、シート4には、一辺の長さが500mmの正
方形内において、水平方向(第1方向の一例)に平行
で、鉛直方向において50mm間隔でずれて配設された
複数の第1走査線4aと、鉛直方向(第2方向の一例)
に平行で、水平方向において50mm間隔でずれて配設
された複数の第2走査線4bとが格子状に印刷されてい
る。
【0021】本探査方法に使用する探査装置5は、図2
に示すように、外形寸法の縦横高さが大体200mm×
150mm×100mmで、片手で把持し移動操作可能
なハンドル6を備え、更に、四隅に車輪7を配置して縦
方向に直進可能に構成されている。また、底面中央部に
は前記パルス信号を放射する送信アンテナ8と前記反射
信号を受信する受信アンテナ9が縦方向(進行方向)に
前後して設置されている。探査装置5内部には、送信ア
ンテナ8から送信されるパルス信号を発生する送信部1
0と、受信アンテナ9で受信した反射信号を復調増幅
し、必要に応じて振幅補正や波形スムージングや雑音除
去処理を行う受信部11と、受信部11で処理された受
信信号を一定移動距離毎にサンプリングしてA/D変換
し、その一定移動距離毎の受信信号強度データを生成
し、その受信信号強度データを移動距離xまたはyと前
記反射信号の反射時間tを座標(x,t)または(y,
t)とする2次元データとして保存するデータ処理部1
2と、データ処理部12で生成された前記2次元データ
を探査装置5の上面に設けられた表示画面13上に階調
表示する表示部14と、送信部10、受信部11、デー
タ処理部12等に対する操作を行うための入力操作部1
5を備えている。
【0022】表示画面13上に階調表示される2次元画
像データの一例を図3に示す。ここで、前記階調表示
は、例えば、信号強度が正の場合は強度が大きい程輝度
が高く、負の場合は強度が小さい程輝度が低く、信号強
度0を中間輝度で表示する。図3に示すように、移動距
離xを横軸に反射時間tを縦軸にした双曲線が表示さ
れ、各双曲線の頂点に対応する位置(x,t)に配管や
鉄筋等が存在することが分かる。
【0023】しかし、かかる2次元画像では、配管や鉄
筋等の埋設状況を3次元的に把握することができない。
従って、データ処理部12で生成されるデータを壁表面
30a上の位置(x,y)に拡張する必要がある。
【0024】本実施例におけるコンクリート壁30は、
実験用に作製されたもので、図4に示すように、水平及
び鉛直方向に150mm間隔の格子状に配設された呼び
名D13,D16の鉄筋1b,1aが内部に隠蔽されて
いる。また、長手軸が鉛直方向に沿った鉄筋1aは、か
ぶり(壁表面30aからの深さ)が50mmで、長手軸
が水平方向に沿った鉄筋1bは、かぶりが30mmであ
る。更に、コンクリート壁30内には、水平方向に長手
軸を有する径19mmのプラスチック管2がかぶり70
mmで、鉛直方向に長手軸を有する径21mmのスチー
ル管3がかぶり110mmで隠蔽されている。
【0025】次に、探査装置5を位置確認用シート4の
格子状の第1及び第2走査線4a,4bに沿って走査し
て、コンクリート壁30内に埋設された探査対象物体で
ある鉄筋1a,1b及び配管2,3を探査し、その探査
対象物体の材質を判別する方法について、図5及び図6
に基づいて説明する。尚、以後、説明の便宜上、x方向
を水平方向にy方向を鉛直方向に割り当てて説明する。
【0026】本探査方法では、格子状に配設された6本
の鉄筋1a,1bと2本の管2,3とをカバーする探査
範囲を設定し、その探査範囲内において、探査装置5を
走査させ、所定のパーソナルコンピュータ上に形成され
た3次元データ処理部16において壁表面30a上の位
置(x,y)と反射時間tを座標(x,y,t)とする
4種類の3次元ボクセルデータを生成し、これらの3次
元ボクセルデータを用いて後述する2次元画像表示を行
い、当該画像表示に基づいて探査対象物体1a,1b,
2,3の材質を判別する。4種類の3次元ボクセルデー
タは、後述する第1ボクセルデータから第4ボクセルデ
ータである。
【0027】3次元データ処理部16は、図5に示すよ
うに、第1ボクセルデータを生成する第1ボクセルデー
タ生成手段17、第2ボクセルデータを生成する第2ボ
クセルデータ生成手段18、第1ボクセルデータと第2
ボクセルデータから第3ボクセルデータと第4ボクセル
データを夫々算出する第3ボクセルデータ算出手段19
と第4ボクセルデータ算出手段20、第4ボクセルデー
タから物体の存在位置に対応する座標群(x0,y0,t
0)を特定する物体位置特定手段21、各3次元ボクセ
ルデータのデータ補間処理を行なうデータ補間手段2
2、各3次元ボクセルデータに対して3次元合成開口処
理を実行可能な合成開口処理手段23、第3ボクセルデ
ータを2次元画像表示するための表示用データを生成す
る表示用データ生成手段24、及び、上記各種データを
記憶保存する記憶装置26とを備えて構成される。尚、
合成開口処理手段23に代えて各3次元ボクセルデータ
に対して3次元マイグレーション処理を実行可能なマイ
グレーション処理手段25を備えても構わない。これら
各手段17〜25は、3次元データ処理部16を構成す
るコンピュータ上で各手段の機能を実現可能なコンピュ
ータプログラムを実行することによるソフトウェア処理
によって実現される。
【0028】次に、図6に従って、本探査方法を構成す
る各工程について説明する。先ず、探査装置5をx方向
に平行な複数の第1走査線4aに沿って走査して、この
とき探査装置5のデータ処理部12で生成された座標を
(x,t)とする前記2次元データを、3次元データ処
理部16に所定の通信経路を介して転送し、第1ボクセ
ルデータ生成手段17において壁表面30a上の位置
(x,y)と反射時間tを座標(x,y,t)とする第
1ボクセルデータを生成し、記憶装置26に記憶する第
1ボクセルデータ生成工程(#100)を11回実行し
た。
【0029】ここで、第1ボクセルデータ生成工程(#
100)においては、y座標値は、走査線4aのy方向
の間隔と、元の前記2次元データが何番目の第1走査線
4aに対するデータであるかで特定され、x座標値は前
記2次元データのx座標値と同じである。
【0030】更に、探査装置5をy方向に平行な複数の
第2走査線4bに沿って走査して、このとき探査装置5
のデータ処理部12で生成された座標を(y,t)とす
る前記2次元データを、3次元データ処理部16に転送
し、第2ボクセルデータ生成手段18において壁表面3
0a上の位置(x,y)と反射時間tを座標(x,y,
t)とする第2ボクセルデータを生成し、記憶装置26
に記憶する第2ボクセルデータ生成工程(#200)も
11回実行した。
【0031】ここで、第2ボクセルデータ生成工程(#
200)においては、x座標値は、第2走査線4bのx
方向の間隔と、元の前記2次元データが何番目の第2走
査線4bに対するデータであるかで特定され、y座標値
は前記2次元データのy座標値と同じである。
【0032】次に、第1ボクセルデータ生成工程(#1
00)で生成した第1ボクセルデータに対して、データ
補間手段22が、互いに隣接する走査線4a間におい
て、sinc関数、スプライン関数、または線形等の所
定の補間演算により補間処理する第1補間工程(#10
1)を実行した後に、合成開口処理手段23が3次元合
成開口処理を施す第1処理工程(#102)を実行す
る。尚、マイグレーション処理手段25を備えている場
合は、第1処理工程(#102)において、3次元マイ
グレーション処理を実行しても構わない。
【0033】また、第2ボクセルデータ生成工程(#2
00)で生成した第2ボクセルデータに対しても同様
に、データ補間手段22が、互いに隣接する走査線4b
間において、上記同様の補間演算により補間処理する第
2補間工程(#201)を実行した後に、合成開口処理
手段23またはマイグレーション処理手段25により3
次元合成開口処理または3次元マイグレーション処理を
施す第2処理工程(#202)を実行する。
【0034】上記要領で得られた第2ボクセルデータに
対して3次元処理結果を得た場合、第2走査線4bに平
行な鉄筋1aとスチール管3及び第2走査線4bに垂直
な非金属材質のプラスチック管2を十分に認識すること
ができない。これは、第2ボクセルデータを生成する第
2ボクセルデータ生成工程において、送信アンテナ8か
ら放射するパルス信号の偏波面が、金属製の鉄筋1とス
チール管3の長手軸と垂直となって、鉄筋1とスチール
管3から受信アンテナ9に返ってくる反射信号の強度を
充分に得ることができないからである。また、非金属製
のプラスチック管2に対しては、反射波の特性が金属製
の鉄筋やスチール管とは逆転して、前記偏波面が非金属
製のプラスチック管2の長手軸と平行となって、プラス
チック管2から受信アンテナ9に返ってくる反射信号の
強度を充分に得ることができないからである。逆に、第
1ボクセルデータに対して3次元処理結果を得た場合
は、第1走査線4aに平行な鉄筋1bを十分に認識する
ことができないが、第1走査線4aに垂直な鉄筋1aと
スチール管3及び第1走査線4aに平行な非金属材質の
プラスチック管2は認識することができる。
【0035】そこで、本探査方法では、第1及び第2ボ
クセルデータの保有する情報の違いに着目して、第3ボ
クセルデータ算出手段19が、座標(x,y,t)毎
に、第2ボクセルデータの値から第1ボクセルデータの
値を減算して第3ボクセルデータを算出する第3ボクセ
ルデータ算出工程(#300)を実行する。ここで、第
1及び第2ボクセルデータには、各種不要反射信号の影
響によるノイズ成分が重畳しているが、上記減算処理に
より、当該ノイズ成分が相殺される結果となり、後述す
るように第3ボクセルデータに基づいて2次元画像表示
することで、高SN比の画像が得られ、その2次元画像
に基づく解析等が容易に実行できることになる。
【0036】更に、2次元画像表示をより鮮明に認識し
やすくするために、以下の前処理が実行される。先ず、
第4ボクセルデータ算出手段20が、第1ボクセルデー
タと第2ボクセルデータを加算または平均化処理して、
第4ボクセルデータを算出する第4ボクセルデータ算出
工程(#400)を実行する。ここで、平均化処理は加
算処理の一つであり、単純平均或いは受信状態に応じた
加重平均でもよい。
【0037】第4ボクセルデータは、第1及び第2ボク
セルデータが各別に保有する情報を両方含むので、鉄筋
1a,1bと管2,3の全ての位置情報を抽出すること
ができる。そこで、物体位置特定手段21は、第4ボク
セルデータの各(x,y)座標における反射時間t方向
の最大値を検索し、その最大値が所定の閾値を超える場
合に、その(x,y)座標と反射時間tからなる座標
(x,y,t)に物体が高い確度で存在すると判断し
て、当該座標の集合を前記座標群(x0,y0,t0)と
して登録する物体位置特定工程(#401)を実行す
る。参考として、第4ボクセルデータの前記最大値を、
xy平面上に投影した画像を、図7に示す。
【0038】引き続き、以下の要領で表示工程(#50
0)を実行する。表示用データ生成手段24が、物体位
置特定工程(#401)で特定された座標群(x0
0,t 0)に対応する第3ボクセルデータの値を読み出
し、第3ボクセルデータ値に応じて変化する色調或いは
階調を各(x0,y0)座標に割り当てる。また、
(x0,y0)以外の(x,y)座標には各(x0,y0
座標に割り当てられる色調或いは階調以外のこれらと容
易に区別可能な色調或いは階調を割り当てて、2次元画
像表示するための表示用データを生成する。2次元画像
表示における色調或いは階調は、第3ボクセルデータ値
の正負の極性を識別可能に割り当てを行う。例えば、色
調表示では、正値を赤系、負値を青系の色調に対応づ
け、値が0に近づくと緑系の色調に近づけるような対応
づけを行う。3次元データ処理部16を構成するコンピ
ュータに付属する汎用の画像表示手段が、表示用データ
生成手段24が生成した表示用データを画像表示処理
し、当該コンピュータの表示画面上に2次元画面を色調
或いは階調表示する。
【0039】図8に、第3ボクセルデータの2次元画像
表示例を示す。但し、図8では、色調表示を模式化して
表示しているため、正値(赤系)をハッチングで、負値
(青系)を塗り潰した濃色で表示し区別している。尚、
正値、負値共に0近傍のデータは淡色で表示している。
ここで、鉄筋1a,1bと管2,3の材質(金属・非金
属)に対する長手軸の方向と正負の極性との間の関係
が、表1に示すようになっている。
【0040】
【表1】
【0041】図8と表1の関係より、鉛直方向に配置さ
れた3本の鉄筋1aと1本のスチール管3、及び、水平
方向に配置された1本のプラスチック管2が青系(濃
色)で表示され、水平方向に配置された3本の鉄筋1b
(1本は画面の下辺端部に重なっている)が赤系(ハッ
チング)で表示され、鉄筋1a,1bと管2,3の夫々
の位置及び材質を識別することができる。
【0042】以下に別実施形態を説明する。 〈1〉探査装置5は、必ずしも上記実施形態のものに限
定されるものではない。例えば、前記表示画面13及び
前記表示部14を備えず、前記データ処理部12で生成
された移動距離xと反射時間tを座標(x,t)とする
前記2次元データを3次元データ処理部16へ転送する
だけの機能を備えた構成であっても構わない。また、3
次元データ処理部16を探査装置5に内蔵しても構わな
い。
【0043】〈2〉上記実施形態において、第1及び第
2ボクセルデータの両方に対して、夫々第1及び第2補
間工程(#101,#201)を実行して補間処理を施
したが、一方のボクセルデータのみに対して補間処理を
施しても構わない。
【0044】〈3〉上記実施形態において、第1及び第
2ボクセルデータの両方に対して、夫々第1及び第2処
理工程(#102,#202)を実行して、3次元合成
開口処理または3次元マイグレーション処理を施した後
に、第3ボクセルデータ及び第4ボクセルデータを算出
するようにしたが、第1ボクセルデータ及び第2ボクセ
ルデータに対しては上記処理工程(#102,#20
2)を実行せずに、算出した第3ボクセルデータ及び第
4ボクセルデータに対して、夫々3次元合成開口処理ま
たは3次元マイグレーション処理を行うようにしても構
わない。
【0045】〈4〉上記実施形態において、2次元画像
表示のための前処理として、第4ボクセルデータ算出工
程(#400)と物体位置特定工程(#401)を実行
したが、物体位置特定工程(#401)において、第4
ボクセルデータの各(x,y)座標における反射時間t
方向の最大値に代えて絶対値の最大値を検索するように
しても構わない。更に、第4ボクセルデータ算出工程
(#400)を実行せずに、物体位置特定工程(#40
1)において、第3ボクセルデータの各(x,y)座標
における反射時間t方向の絶対値の最大値を検索するよ
うにしても構わない。但し、これらの代替手法による場
合、表1に示す関係が必ずしも成立しないので、夫々に
対応した関係を予め抽出する必要がある。
【0046】〈5〉上記実施形態において、2次元画像
表示のための前処理として、第4ボクセルデータ算出工
程(#400)と物体位置特定工程(#401)を実行
し、表示工程(#500)で、第3ボクセルデータを2
次元画像表示したが、表示工程(#500)において第
3ボクセルデータを3次元画像表示しても構わない。
【0047】〈6〉探査装置5を複数の走査線4a,4
bに沿って走査させるために、その走査線4a,4bを
印刷した上記位置確認用シート4を、コンクリート壁表
面30aに貼り付けたが、別に、位置確認用シート4を
用いずに、コンクリート壁表面30aに直接上記走査線
4a,4bを描いても構わない。
【0048】〈7〉探査装置5を位置確認用シート4上
の前記走査線4a,4bに沿って移動させる場合、探査
装置5の送信アンテナ8と受信アンテナ9が走査線4
a,4b上を通過するように移動させるのが基本であ
る。しかし、送信アンテナ8と受信アンテナ9が探査装
置5の底面に設置されていることから位置合わせが困難
な場合は、車輪7の一つを位置合わせ用に指定して、そ
の指定車輪が走査線4a,4b上を通過するように探査
装置5を移動させても構わない。この場合、前記指定車
輪と送信アンテナ8と受信アンテナ9の中間点との間の
相対位置関係に基づいて、指定車輪の位置座標(x,
y)を真の送受信位置の座標に変換すればよい。
【0049】〈8〉上記実施形態では、本探査方法をコ
ンクリート壁30内に埋設された鉄筋1a,1bと管
2,3をコンクリート壁表面30aから探査する場合に
使用した実施例を示したが、本探査方法は、例えば地中
埋設管等の他の探査対象に適用しても構わない。また、
探査範囲の広狭等に合わせて、位置確認用シート4、探
査装置5、及び走査線4a,4bの間隔の大きさ等は適
宜変更可能である。
【0050】〈9〉上記実施形態では、t軸方向の反射
時間の遅い弱い信号を強調するために、t軸方向におけ
る振幅補正を受信部11で行っていたが、第1ボクセル
データ及び第2ボクセルデータに対してソフトウェア的
な振幅調整処理を行うものとしてもよい。このような振
幅調整にあっては、ボクセルデータ(x、y、t)に関
して、各反射時間t毎に、(x、y)方向の平均をと
り、t軸方向での反射信号強度の減衰が大きくならない
ように、振幅を調整する処理を行うこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る隠蔽物体探査方法で探査を実施し
ている状況を示す説明図
【図2】探査装置のブロック構成図
【図3】探査装置に付属の表示画面上に階調表示された
2次元画像データの一表示例を示す図
【図4】コンクリート壁内に埋設された鉄筋等の配置を
示す正面図
【図5】本発明に係る隠蔽物体探査装置の3次元データ
処理部の構成を示すブロック図
【図6】本発明に係る隠蔽物体探査方法のデータ処理手
順を示すフロー図
【図7】第4ボクセルデータの各(x、y)座標におけ
る最大値の2次元画像表示例を示す図
【図8】本発明にかかる隠蔽物体探査方法で得られる2
次元画像表示例を示す図
【符号の説明】
1a 鉄筋(物体) 1b 鉄筋(物体) 2 プラスチック管(物体) 3 スチール管(物体) 4 位置確認用シート 4a 第1走査線 4b 第2走査線 5 探査装置 8 送信アンテナ 9 受信アンテナ 12 データ処理部 15 入力操作部 16 3次元データ処理部 17 第1ボクセルデータ生成手段 18 第2ボクセルデータ生成手段 19 第3ボクセルデータ算出手段 20 第4ボクセルデータ算出手段 21 物体位置特定手段 22 データ補間手段 23 合成開口処理手段 24 表示用データ生成手段 25 マイグレーション処理手段 26 記憶装置 30 コンクリート壁(媒質) 30a コンクリート壁表面(媒質表面)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を送受信することのできる送受信
    アンテナを、物体を隠蔽している媒質表面上で走査しな
    がら、前記送受信アンテナから前記電磁波を前記媒質中
    に放射し、前記媒質中に存在する前記物体からの反射信
    号を前記送受信アンテナで受信し、受信信号強度に対す
    る前記媒質表面上の位置(x,y)と反射時間tを座標
    (x,y,t)とする3次元ボクセルデータを生成し、
    前記媒質中に存在する物体を探査する隠蔽物体探査方法
    において、 前記走査を、第1方向に平行な複数の第1走査線に沿っ
    て行って、前記3次元ボクセルデータとしての第1ボク
    セルデータを生成して記憶する第1ボクセルデータ生成
    工程と、 前記走査を、前記第1方向と直交する第2方向に平行な
    複数の第2走査線に沿って行って、前記3次元ボクセル
    データとしての第2ボクセルデータを生成して記憶する
    第2ボクセルデータ生成工程と、 前記座標(x,y,t)毎に、前記第1ボクセルデータ
    と前記第2ボクセルデータの一方から他方を減算処理
    し、その減算処理結果により第3ボクセルデータを算出
    する第3ボクセルデータ算出工程と、 前記第3ボクセルデータの極性情報を識別可能に、前記
    第3ボクセルデータを画像表示する表示工程と、を実行
    することを特徴とする隠蔽物体探査方法。
  2. 【請求項2】 前記第3ボクセルデータ算出工程を実行
    する前に、前記第1ボクセルデータを前記第1走査線間
    で補間演算する第1補間工程、及び、前記第2ボクセル
    データを前記第2走査線間で補間演算する第2補間工程
    の少なくとも一方を実行することを特徴とする請求項1
    に記載の隠蔽物体探査方法。
  3. 【請求項3】 前記第1ボクセルデータと前記第2ボク
    セルデータの両方、または、前記第3ボクセルデータに
    対して、合成開口処理またはマイグレーション処理を施
    す処理工程を実行することを特徴とする請求項1または
    2に記載の隠蔽物体探査方法。
  4. 【請求項4】 前記第1ボクセルデータと前記第2ボク
    セルデータとに基づいて、xyt空間における前記物体
    の存在位置に対応する座標群(x0,y0,t 0)を特定
    する物体位置特定工程を実行し、 前記表示工程において、前記物体位置特定工程で特定さ
    れた前記座標群(x0,y0,t0)における前記第3ボ
    クセルデータの値を、xy平面上に2次元表示すること
    を特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の隠蔽
    物体探査方法。
  5. 【請求項5】 前記物体位置特定工程において、前記座
    標(x,y,t)毎に、前記第1ボクセルデータと前記
    第2ボクセルデータとを加算処理した結果より第4ボク
    セルデータを算出し、前記第4ボクセルデータの各
    (x,y)座標における最大値或いは絶対値の最大値が
    所定閾値を超える場合の(x,y)座標とその最大値を
    与える反射時間tから前記座標群(x0,y0,t0)を
    導出することを特徴とする請求項4に記載の隠蔽物体探
    査方法。
  6. 【請求項6】 電磁波を送受信することのできる送受信
    アンテナを、物体を隠蔽している媒質表面上で走査しな
    がら、前記送受信アンテナから前記電磁波を前記媒質中
    に放射し、前記媒質中に存在する前記物体からの反射信
    号を前記送受信アンテナで受信し、受信信号強度に対す
    る前記媒質表面上の位置(x,y)と反射時間tを座標
    (x,y,t)とする3次元ボクセルデータを生成し、
    前記媒質中に存在する物体を探査する隠蔽物体探査装置
    であって、 前記走査を第1方向に平行な複数の第1走査線に沿って
    行った場合の前記受信信号強度に対して、前記3次元ボ
    クセルデータとしての第1ボクセルデータを生成して記
    憶する第1ボクセルデータ生成手段と、 前記走査を前記第1方向と直交する第2方向に平行な複
    数の第2走査線に沿って行った場合の前記受信信号強度
    に対して、前記3次元ボクセルデータとしての第2ボク
    セルデータを生成して記憶する第2ボクセルデータ生成
    手段と、 前記座標(x,y,t)毎に、前記第1ボクセルデータ
    と前記第2ボクセルデータの一方から他方を減算処理
    し、その減算処理結果により第3ボクセルデータを算出
    する第3ボクセルデータ算出手段と、 前記第3ボクセルデータの極性情報を識別可能に、前記
    第3ボクセルデータを画像表示するための表示用データ
    を生成する表示用データ生成手段とを備えてなる隠蔽物
    体探査装置。
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