JPS63304188A - 地中埋設物体の探査方法 - Google Patents

地中埋設物体の探査方法

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JPS63304188A
JPS63304188A JP62140437A JP14043787A JPS63304188A JP S63304188 A JPS63304188 A JP S63304188A JP 62140437 A JP62140437 A JP 62140437A JP 14043787 A JP14043787 A JP 14043787A JP S63304188 A JPS63304188 A JP S63304188A
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JP
Japan
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time
underground
radio wave
instantaneous value
dipole antenna
Prior art date
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Application number
JP62140437A
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English (en)
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Akio Kono
河野 明夫
Masaru Tsunazaki
勝 綱崎
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、地中埋設ガス導管等の地中埋設物体の有無
およびその位置を非掘削で検知するための地中埋設物体
の探査方法に関するものである。
〔従来の技術〕
地中に埋設された物体の探査は、従来の地中埋設物体の
探査方法では、地表面に平行に配置した送信アンテナに
よりマイクロ波領域の単一パルス状電波を地表面から地
中に向けて放射し、地中埋設物体で反射された反射電波
を地表面に平行に配置した受信アンテナで捉え、この受
信アンテナによる受信信号におけるピークの有無により
地中埋設物体の有無を検知し、さらに単一パルス状電波
の放射時から受信信号のピークまでの時間によりその物
体の深さを検知することにより行う。
このような地中埋設物体の探査方法を用いて地中埋設物
体の探査を行う従来の地中探査用レーダ装置は、第1O
図に示すように、コントローラ41からの指令に基づい
て送信器42が方向性結合器43およびバラン49を介
して地表面に対向させた送信受信兼用のダイポールアン
テナ44に単一パルス信号を供給することにより、ダイ
ポールアンテナ44より地表面から地中に向かって華−
パルス状電波を放射し、この単一パルス状電波の地中埋
設物体による反射電波をダイポールアンテナ44で受信
し、受信信号を方向性結合器43を介して増幅器45に
加え、増幅器45の出力をコントローラ41からの指示
に従ってサンプラ46で一定時間毎にサンプリングさせ
、それを演算器47でA/D変換するとともに変換結果
を波形メモリ等に記憶させることにより、ダイポールア
ンテナ44による受信信号の各時刻毎の瞬時値を検出し
て受信信号波形を求め、この動作を、地中埋設物体を探
査すべき領域の地表面上をダイポールアンテナ44をア
ンテナエレメント長手方向と直交する方向を移動方向と
して直線状に一定距離ダイボールアンテナ44を移動さ
せる毎に行い、各受信信号波形のピークのを無と単一パ
ルス状電波の放射時から受信信号波形のピークまでの時
間を検出し、ピークの有無から地中埋設物体のを無を検
知するとともに、単一パルス状電波の放射時から受信信
号波形のピークまでの時間から地中埋設物体の深さを検
知するようになっていた。
具体的には、地表面上の探査開始点から直線状に一定距
離移動させる毎に測定した各受信信号の波形データを演
算器47で演算処理し、CRT等からなる画像表示器4
8に画面の水平方向を地表面上の探査開始点からの距離
を示す距離軸とし、画面の垂直方向を単一パルス状電波
の放射時を基準時刻とした各受信信号のダイポールアン
テナ44への到達時間を示す時間軸(地中埋設物体の深
さに対応する)とし、各受信信号の各時刻毎の瞬時値を
画面の輝度として、画像表示させるようになっている。
この場合、探査すべき領域内に地中埋設物体が存在すれ
ば、各受信信号に単一パルス状電波の放射時よりダイポ
ールアンテナ44から地中埋設物体までの距離に対応し
た時間だけ遅れた時刻にピークが生じることになり、画
像表示器48には、画面上において、地中埋設物体の直
上の点の探査開始点からの距に1および単一パルス状電
波の放射時からピークまでの時間にそれぞれ対応する位
置を頂点とする略双曲線状の明線または暗線が現れるこ
とになり、この明線または暗線の有無により地中埋設物
体の有無を検知することができ、また明線または暗線の
頂点の座標から地中埋設物体の位置を検知することがで
きる。
なお、ダイポールアンテナ44は、第11図に示すよう
に、鋭角二等辺三角形状の導体板からなる一対のアンテ
ナエレメント44a、44bを頂部を内側にした状態で
対称配置してなる。
ここで、前記の各受信信号波形中のピークと画像表示器
48の画面上に現れる双曲線との関係について、第12
図および第13図を参照して数学的に説明する。
今、第12図に示すように、地表面51から深さhの位
置に地中埋設物体52が存在し、地表面51に設置した
送信受信兼用のダイポールアンテナ44が地中53の地
中埋設物体52の直上の地表面51の点より距離lだけ
離れた位置にあり、ダイポールアンテナ44と地中埋設
物体52との距離がrであり、ダイポールアンテナ44
と地中埋設物体52とを結ぶ線とダイポールアンテナ4
4から下ろした垂線とのなす角がθであるとし、また単
一パルス状電波の放射時を基準時刻とした受信信号の時
間をtとし、地中53の電波の伝11速度をCとすると
、時間tは、 CC となる。すなわち、 c !  t* = h t + I g       ・・・・・・(
2)となる。ここで、ダイポールアンテナ44を地表面
51上を直線状に移動させると、すなわち距離lを変化
させると、時間tは、第13図に示すように、距離βを
横軸にとるとともに時間tを縦軸にとったグラフにおい
て、 1=0              ・・・・・・(3
)t = 2h / c           ・・・
・・・(4)の座標を頂点とし、 e = c t / 2           ・・・
・・・(5)1=−ct/2         ・・・
・・・(6)で示される2直線54.55を漸近線とす
る双曲線56を描くことになる。
なお、画像表示器4日で表示される実際の明線または暗
線は、距離rが大きい場合の減衰や土壌の誘電率等の違
い等による電波の伝播速度の変化によって正確な双曲線
とはならず、ある広がりもった単なる弧状の線になるこ
とが多い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の地中埋設物体の探査方法を用いて、すなわち、従
来の地中探査用レーダ装置を用いて、第3図に示すよう
に、地中21に検知すべきガス導管等の地中埋設物体2
2.23が存在する場合において、上記のような地中探
査用レーダ装置を用いて、地中埋設物体22.23を探
査すると、地表面20に設置したダイポールアンテナ4
4から単一パルス状電波を放射したときに、地中埋設物
体22.23で反射されるだけでなく、地中21の土壌
の乱れ(クラフタ)24.25等によっても反射が生じ
、ダイポールアンテナ44による受信信号には、地中埋
設物体22.23によるピークの他に地中21の土壌の
乱れ24.25等によるピークが生じ、地中埋設物体2
2.23によるピークと地中21の土壌の乱れ24.2
5等によるピークとの区別がつかず、地中埋設物体22
゜23の有無の判別を正確に行うことができない。
地中探査用レーダ装置の画像表示器48の画面上では、
第5図に示すように、地中埋設物体22゜23による明
線または暗線30,31の他に地中の土壌の乱れ24.
25等による明線または暗線34.35が現れることに
なる。このような地中の土壌の乱れ24.25等による
明線または暗線34.35は、画面上では、地中埋設物
体22゜23による明線または暗線30,31と全く区
別がつかず、画像表示器48の画面を見ただけでは、地
中埋設物体22.23が存在するのか、地中に土壌の乱
れ24.25等があるのか判らなかった。
なお、土壌の乱れ26.27では、ダイポールアンテナ
44の偏波面の方向では反射が生じなかったので、この
土壌の乱れ26.27に対応する明線または暗線は画面
上には現れなかった。
このため、ダイポールアンテナ44をそのアンテナエレ
メント長手方向に平行移動させて2箇所で探査を行えば
、画像表示器48の画面上での地中埋設物体22.23
による明線または暗線30゜31の状態は変化しないが
、地中の土壌の乱れ24゜25等による明線または暗線
34.35の状態は変化するとの考えに基づき、ダイポ
ールアンテナ44をそのアンテナエレメント長手方向に
数1平行移動させて再度探査動作を行い、二度の探査動
作により得られた二つの画面を比較し、両方の画面の共
に存在する明線または暗線を地中埋設物体22.23に
対応するものとみなしている。
ところが、上記のような地中探査用レーダ装置では、ダ
イポールアンテナ44を平行移動させて二度探査動作を
行い、しかも二つの画面を見て比較判定しなければなら
ず、地中埋設物体22.23の探査がきわめて面倒であ
った。
したがって、この発明の目的は、地中埋設物体の探査を
簡単かつ正確にに行うことができる地中埋設物体の探査
方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の地中埋設物体の探査方法は、アンテナエレメ
ントを互いに近接した状態でかつ略直交した状態に配置
した第1および第2のダイボールアンテナのうち前記第
1のダイポールアンテナより第1の単一パルス状電波を
地表面から地中に向けて放射し、この第1の単一パルス
状電波の地中埋設物体による第1の反射電波を前記第1
のダイポールアンテナで第1の受信信号として受信して
前記第1の単一パルス状電波の放射時を基準時刻として
各時刻の瞬時値を検出し、ついで前記第2のダイポール
アンテナより第2の単一パルス状電波を地表面から地中
に向けて放射し、この第2の単一パルス状電波の前記地
中埋設物体による第2の反射電波を前記第2のダイポー
ルアンテナで第2の受信信号として受信して前記第2の
単一パルス状電波の放射時を基準時刻として各時刻の瞬
時値を検出し、ついで前記第1の受信信号の瞬時値と前
記第2の受信信号の瞬時値とを前記基準時刻から同一時
間毎に判別して前記第1および第2の受信信号の瞬時値
の双方がともに大きい時刻にはその時刻の処理出力信号
の瞬時値を大きくするとともに前記第1および第2の受
信信号のいずれか少なくとも一方が小さい時刻にはその
時刻の処理出力信号の瞬時値を小さくし、前記処理出力
信号中のピークの有無で地中埋設物体の有無を検知する
とともに、前記基準時刻から前記処理出力信号中のピー
クまでの時間で前記地中埋設物体の深さを検知すること
を特徴とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、アンテナエレメントを互いに
近接した状態でかつ略直交した状態に配置した第1およ
び第2のダイポールアンテナより第1および第2の単一
パルス状電波を地表面がら地中に向けてそれぞれ放射し
、各々の地中埋設物体による反射電波を第1および第2
のダイポールアンテナでそれぞれ受信するため、第1お
よび第2のダイポールアンテナを移動させずに偏波面が
互いに略90度ずれた第1および第2の単一パルス状電
波を地表面から地中に向けて放射することができる。
偏波面が互いに略90度ずれた第1および第2の単一パ
ルス状電波の地中埋設物体による反射状態は同じであり
、また偏波面が互いに略9o度すれた第1および第2の
単一パルス状電波の地中の土壌の乱れによる反射状態は
互いに異なると考えられ、第1および第2のダイポール
アンテナで受信した受信信号の瞬時値をそれぞれ第1お
よび第2の単一パルス状電波の放射時を基準時刻として
検出し、第1の受信信号の瞬時値と第2の受信信号の瞬
時値とを判別して第1および第2の受信信号の瞬時値の
双方がともに大きい時刻には処理出力信号の瞬時値を大
きくするとともに、第1および第2の受信信号の瞬時値
のいずれか一方が小さい時刻には出力処理信号の瞬時値
を小さくするように信号処理を行うことにより、出力処
理信号には地中埋設物体での反射によるピークが残り地
中の土壌の乱れでの反射によるピークは消えることにな
る。
したがって、出力処理信号のピークの有興を検出するこ
とで地中の土壌の乱れに惑わされることなく地中埋設物
体の有無を正確に検知することができ、また基準時刻か
ら出力処理信号のピークまでの時間から池中埋設物体の
深さを知ることができる。しかも、従来例のように地中
埋設物体を探査すべき領域を二度移動させて単一パルス
状電波を地表面から地中に向けて放射することは不要で
、地中埋設物体の探査を簡単に行うことができる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図ないし第9図に基づいて説
明する。この地中埋設物体の探査方法は、第1図に示す
ように、アンテナエレメント4a。
4b、10a、10bを互いに近接した状態でかつ略直
交した状態に配室した第1および第2のダイポールアン
テナ4.10のうち第1のダイポールアンテナ4より第
1の単一パルス状電波を地表面から地中に向けて放射し
、この第1の単一パルス状電波の地中埋設物体による第
1の反射電波を第1のダイポールアンテナ4で第1の受
信信号として受信して第1の羊−パルス状電波の放射時
を基準時刻として各時刻の瞬時値を検出し、ついで第2
のダイポールアンテナ10より第2の単一パルス状電波
を地表面から地中に向けて放射し、この第2の単一パル
ス状電波の地中埋設物体による第2の反射電波を第2の
ダイポールアンテナ10で第2の受信信号として受信し
て第2の単一パルス状電波の放射時を基準時刻として各
時刻の瞬時値を検出し、ついで第1の受信信号の瞬時値
と第2の受信信号の瞬時値とを基準時刻から同一時間毎
に判別して第1および第2の受信信号の瞬時値の双方が
ともに大きい時刻にはその時刻の処理出力信号の瞬時値
を大きくするとともに第1および第2の受信信号のいず
れか少なくとも一方が小さい時刻にはその時刻の処理出
力信号の瞬時値を小さくし、処理出力信号中のピークの
有無で地中埋設物体の有無を検知するとともに、基準時
刻から前記処理出力信号中のピークまでの時間で地中埋
設物体の深さを検知することを特徴とする。
この場合、地中埋設物体の探査は、第1および第2のダ
イポールアンテナ4.10を探査すべき領域における地
表面を例えば直線状に移動させながら単一パルス状電波
の送信および反射電波の受信を繰り返すことにより、各
位置での受信信号の波形を検出して信号処理することに
より行う。例誠ば、処理出力信号中のピークの有無によ
る地中11設物体の有無の検知、ならびに基準時刻から
前記処理出力信号中のピークまでの時間の検知による地
中埋設物体の深さの検知は、前記の処理出力信号の波形
をデジタルオシロスコープに表示したり、または画像と
してCRT画面上に表示することにより行う。
また、上記の第1および第2の受信信号の瞬時値の双方
がともに大きい時刻にはその時刻の処理出力信号の瞬時
値を大きくするとともに第1および第2の受信信号のい
ずれか少なくとも一方が小さい時刻にはその時刻の処理
出力信号の瞬時値を小さくするための信号処理は、例え
ば第1および第2の受信信号を掛は算したり、あるいは
第1および第2の受信信号を2値化して論理積演算を行
うことにより、可能である。
この地中埋設物体の探査方法によれば、アンテナエレメ
ント4a、4b、10a、10bを互いに近接した状態
でかつ略直交した状態に配置した第1および第2のダイ
ポールアンテナ4.10から第1および第2の単一パル
ス状電波を地表面から地中に向けてそれぞれ放射し、各
々の地中埋設物体による反射電波を第1および第2のダ
イポールアンテナ4.10でそれぞれ受信するため、第
1および第2のダイポールアンテナ4.10を移動させ
ずに偏波面が互いに略90度ずれた第1および第2の単
一パルス状電波を地表面から地中に向けて放射すること
ができる。
偏波面が互いに略90変ずれた第1および第2の単一パ
ルス状電波の地中埋設物体による反射状態は同じであり
、また偏波面が互いに略90度ずれた第1および第2の
単一パルス状電波の地中の土壌の乱れによる反射状態は
互いに異なると考えられ、第1および第2のダイポール
アンテナ4゜10で受信した受信信号の瞬時値をそれぞ
れ第1および第2の単一パルス状電波の放射時を基準時
刻として検出し、第1の受信信号の瞬時値と第2の受信
信号の瞬時値とを判別して第1および第2の受信信号の
瞬時値の双方がともに大きい時刻には処理出力信号の瞬
時値を大きくするとともに、第1および第2の受信信号
の瞬時値のいずれか一方が小さい時刻には出力処理信号
の瞬時値を小さくするように信号処理を行うことにより
、出力処理信号には地中埋設物体での反射によるピーク
が残り地中の土壌の乱れでの反射によるピークは消える
ことになる。
したがって、出力処理信号のピークの有無を検出するこ
とで地中の土壌の乱れに惑わされることなく地中埋設物
体の有無を正確に検知することができ、また基準時刻か
ら出力処理信号のピークまでの時間から地中埋設物体の
深さを知ることができる。しかも、従来例のように地中
埋設物体を探査すべき領域を二度移動させて単一パルス
状電波を地表面から地中に向けて放射することは不要で
、地中埋設物体の探査を簡単に行うことができる。
つぎに、この地中埋設物体の探査方法を用いて地中埋設
物体の探査を行う地中探査用レーダ装置を第1図ないし
第6図に基づいて説明する。この地中探査用レーダ装置
は、第1図に示すように、コントローラlからの指令に
基づいて送信器2が方向性結合器3およびバラン7を介
して地表面に対向させた送信受信兼用の第1のダイポー
ルアンテナ4に華−パルス信号を供給することにより、
第1のダイポールアンテナ4より地表面から地中に向け
て単一パルス状電波を放射し、この単一パルス状電波の
地中埋設物体による反射電波を第1のダイポールアンテ
ナ4で受信し、受信信号を方向性結合器3を介して増幅
器5に加え、増幅器5の出力をコントローラlからの指
示に従ってサンプラ6で一定時間毎にサンプリングさせ
、それを演X器14でA/D変換するとともに変換結果
を波形メモリ等に記憶させることにより、第1のダイポ
ールアンテナ4による受信信号の各時刻毎の瞬時値を検
出して受信信号波形を求め、つぎにコントローラlから
の多旨令に基づいて送信器8が方向性結合器9およびバ
ラン13を介して地表面に対向させた送信受信兼用の第
2のダイポールアンテナ10に単一パルス信号を供給す
ることにより、第2のダイポールアンテナ10より地表
面から地中に向けて単一パルス状電波を放射し、この華
−パルス状電波の地中埋設物体による反射電波を第2の
ダイポールアンテナ10で受信し、受信信号を方向性結
合器9を介して増幅器11に加え、増幅器11の出力を
コントローラ1からの指示に従ってサンプラ12で一定
時間毎にサンプリングさせ、それを演算器14でA/D
変換するとともに変換結果を波形メモリ等に記憶させる
ことにより、第2のダイポールアンテナ10による受信
信号の各時刻毎の瞬時値を検出して受信信号波形を求め
、さらに演算器14により第1の受信信号の瞬時値と第
2の受信信号の瞬時値とを基準時刻から同一時間毎に判
別して第1および第2の受信信号の瞬時値の双方がとも
に大きい時刻にはその時刻の処理出力信号の瞬時値を大
きくするとともに第1および第2の受信信号のいずれか
少なくとも一方が小さい時刻にはその時刻の処理出力信
号の瞬時値を小さくし、この動作を、地中埋設物体を探
査すべき領域の地表面上を例えば第1のダイポールアン
テナ4のアンテナエレメント長手方向と直交する方向を
第1および第2のダイポールアンテナ4゜10の移動方
向として直線状に一定距離第1および第2のダイポール
アンテナ4,10を移動させる毎に行い、前記各処理出
力信号の波形のピークの有無と基準時刻から処理出力信
号の波形のピークまでの時間を検知し、ピークの有無か
ら地中埋設物体の有無を検出するとともに、基準時刻か
ら受信信号波形のピークまでの時間から地中埋設物体の
深さを検知するようになっている。
具体的には、地表面上の探査開始点から直線状に一定距
離移動させる毎に測定した第1および第2のダイポール
アンテナ4,10による各受信信号の波形データを演算
器14で演算処理し、CRT等からなる画像表示器15
に画面の水平方向を地表面上の探査開始点からの距離を
示す距離軸とし、画面の垂直方向を各処理出力信号の時
間軸(地中埋設物体の深さに対応する)とし、各処理出
力信号の各時くり毎の瞬時値を画面の輝度として画像表
示させるようになっている。
この場合、探査すべき領域内に地中埋設物体が存在すれ
ば、第1のダイポールアンテナ4による各受信信号に単
一パルス状電波の放射時より第1のダイポールアンテナ
4から地中埋設物体までの距離に対応した時間だけ遅れ
た時刻にピークが生じるとともに土壌の乱れの中のある
ものに対応してピークが生じ、また第2のダイポールア
ンテナIOによる各受信信号に単一パルス状電波の放射
時より第2のダイポールアンテナ10から地中埋設物体
までの距離に対応した時間だけ遅れた時刻にピークが生
じるとともに土壌の乱れの中の他のものに対応してピー
クが生じ、演算器14で処理した後の処理出力13号に
は、地中の乱れによるピークは消え、地中埋設物体によ
るピークのみが残ることになる。したがって、画像表示
器15には、画面上において、地中埋設物体の直上の点
の探査開始点からの距離および羊−パルス状電波の放射
時からピークまでの時間にそれぞれ対応する位置を頂点
とする略双曲線状の明線または暗線のみが現れることに
なり、この明線または暗線の有無により地中埋設物体の
有無を検知することができ、また明線または暗線の頂点
の座標から地中埋設物体の位置を検知することができる
なお、第1のダイポールアンテナ4は、第2図に示すよ
うに、鋭角二等辺三角形状の導体板からなる一対のアン
テナエレメント4a、4bを頂部を内側にした状態で対
称配置してなり、第2のダイポールアンテナ10につい
ても、同様に鋭角二等辺三角形状の導体板からなる一対
のアンテナエレメント10a、10bを頂部を内側にし
た状態で対称配置してなる。
なお、処理出力信号と画像表示器15の画面上に現れる
双曲線との関係は受134g号と双曲線との関係と同し
である。
さて、第3図に示すように、地中21に検知すべきガス
導管等の地中埋設物体22.23が存在する場合におい
て、上記のような地中探査用レーダ装置を用いて、地中
埋設物体22.23を探査すると、第1のダイポールア
ンテナ4から単一パルス状電波を放射したときに、地中
埋設物体22゜23で反射されるだけでなく、地中21
の土壌の乱れ24〜27のうち土壌の乱れ24.25に
よっても反射が生じ、第1のダイポールアンテナ4によ
る受信信号には、地中埋設物体22.23によるピーク
の他に地中21の土壌の乱れ24.25によるピークが
生じる。一方、第2のダイポールアンテナ10から単一
パルス状電波を放射したときには、地中埋設物体22.
23で反射されるだけでなく、地中21の土壌の乱れ2
4〜27のうち土壌の乱れ26.27によっても反射が
生し、第2のダイポールアンテナ10による受信信号に
は、地中埋設物体22.23によるピークの他に地中2
1の土壌の乱れ26.27によるピークが生じる。
ところが、両受倍信号を演算処理した処理出力信号には
土壌の乱れ24〜27によるピークが消えることになり
、地中探査用レーダ装置の画像表示器15の画面上では
、第4図に示すように、地中埋設物体22.23による
明線または暗線28゜29のみが現れることになる。し
たがって、画面上の明線または暗線28,29を見れば
、地中埋設物体22.23の有無およびその深さを検知
することができる。
なお、第1および第2のダイポールアンテナ4゜10に
よる受信信号を実施例のように演算処理せずに、従来例
と同様に画面に表示したなら、画像としては、それぞれ
第5図および第6図のように、地中埋設物体22.23
による明線またはrJfI線30〜33と地中の土壌の
乱れ24〜27による明線または暗vA34〜37とが
現れることになり、地中埋設物体22.23と土壌の乱
れ24〜27とを区別できない。
上記実施例では、第1および第2のダイポールアンテナ
4.lOとして、一対の鋭角二等辺三角形状の導体板を
頂部を内側にして対称配置したが、第1および第2のダ
イボルルアンテナとしては、第7図に示すような平面構
成の抵抗を装荷したものや、第8図および第9図に示す
ような立体構成の抵抗装荷したものも使用することがで
きる。
第71において、71は第1のダイポールアンテナで、
頂部を内側にして対称配置した鋭角二等辺三角形状の導
体板からなる一対のアンテナエレメント71a、71b
からなる。72〜75は一対のアンテナニレメンl−7
1a、71bの両側にそれぞれ配置した導体であり、7
6〜81は一対のアンテナエレメント71a、71bと
導体72〜75との間に接続される装荷抵抗である。ま
た、82は第2のダイポールアンテナで、頂部を内側に
して対称配置した鋭角二等辺三角形状の導体板からなる
一対のアンテナエレメント82a、82bからなる。8
3〜86は一対のアンテナニレメン)82a、82bの
両側にそれぞれ配置した導体であり、87〜92は一対
のアンテナエレメント82a、82bと導体83〜86
との間に接続される装荷抵抗である。
また、第8図および第9図において、93.9.4は第
1および第2ののダイポールアンテナで、鋭角二等辺三
角形状の一対の導体板を中間部折曲し頂部を内側にして
対称配置した一対のアンテナエレメント93a、93b
、94a、94bからなる。その他は、第8図と同し構
成である。
(発明の効果〕 この発明の地中埋設物体の探査方法によれば、アンテナ
エレメントを互いに近接した状態でかつ略直交した状態
に配置した第1および第2のダイポールアンテナより第
1および第2の単一パルス状電波を地表面から地中に向
けてそれぞれ放射し、各々の地中埋設物体による反射電
波を第1および第2のダイポールアンテナでそれぞれ受
信し、第1および第2のダイポールアンテナで受信した
受信信号の瞬時値をそれぞれ第1および第2の単一パル
ス状電波の放射時を基準時刻として検出し、第1の受信
信号の瞬時値と第2の受信信号の瞬時値とを判別して第
1および第2の受信信号の瞬時値の双方がともに大きい
時刻には処理出力信号の瞬時値を大きくするとともに、
第1および第2の受信信号の瞬時値のいずれか一方が小
さい時刻には出力処理信号の瞬時値を小さくするように
信号処理を行うため、出力処理信号のピークの有無を検
出することで地中の土壌の乱れに怒わされることなく地
中埋設物体の有無を正確に検知することができ、また基
準時刻から出力処理信号のピークまでの時間から地中埋
設物体の深さを知ることができる。しかも、従来例のよ
うに地中埋設物体を探査すべき領域を二度移動させて華
−パルス状電波を地表面から地中に向かって放射するこ
とは不要で、地中埋設物体の探査を節単に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の地中探査用レーダ装置の
構成を示すブロック図、第2図はダイポールアンテナの
平面図、第3図は地中の断面図、第4図は画像表示器に
より表示される画像を示す概略図、第5図および第6図
はそれぞれ従来例において画像表示器により表示される
画像を示す概略図、第7図は一対のダイポールアンテナ
の他の構成を示す平面図、第8図は一対のダイポールア
ンテナのさらに他の構成を示す平面図、第9図は第8図
のIX−IX線断面図、第10図は従来の地中探査用レ
ーダ装置の構成を示すブロック図、第11図はダイポー
ルアンテナの平面図、第12図はダイポールアンテナと
地中埋設物体との位置関係を示す概略図、第13図はダ
イポールアンテナの受信信号と画像表示器で表示される
画像との関係を示す説明図である。 4.10・・・ダイポールアンテナ、1・・・コントロ
ーラ、2,8・・・送信器、3.9・・・方向性結合器
、5.11・・・増幅器、6.12・・・サンプラ、1
4・・・(i4算器、15・・・画像表示器 第3図       第4図 2f!5  図              第 6 
図第7図 第 8 口 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アンテナエレメントを互いに近接した状態でかつ略直交
    した状態に配置した第1および第2のダイポールアンテ
    ナのうち前記第1のダイポールアンテナより第1の単一
    パルス状電波を地表面から地中に向けて放射し、この第
    1の単一パルス状電波の地中埋設物体による第1の反射
    電波を前記第1のダイポールアンテナで第1の受信信号
    として受信して前記第1の単一パルス状電波の放射時を
    基準時刻として各時刻の瞬時値を検出し、ついで前記第
    2のダイポールアンテナより第2の単一パルス状電波を
    地表面から地中に向けて放射し、この第2の単一パルス
    状電波の前記地中埋設物体による第2の反射電波を前記
    第2のダイポールアンテナで第2の受信信号として受信
    して前記第2の単一パルス状電波の放射時を基準時刻と
    して各時刻の瞬時値を検出し、ついで前記第1の受信信
    号の瞬時値と前記第2の受信信号の瞬時値とを前記基準
    時刻から同一時間毎に判別して前記第1および第2の受
    信信号の瞬時値の双方がともに大きい時刻にはその時刻
    の処理出力信号の瞬時値を大きくするとともに前記第1
    および第2の受信信号のいずれか少なくとも一方が小さ
    い時刻にはその時刻の処理出力信号の瞬時値を小さくし
    、前記処理出力信号中のピークの有無で地中埋設物体の
    有無を検知するとともに、前記基準時刻から前記処理出
    力信号中のピークまでの時間で前記地中埋設物体の深さ
    を検知することを特徴とする地中埋設物体の探査方法。
JP62140437A 1987-06-03 1987-06-03 地中埋設物体の探査方法 Pending JPS63304188A (ja)

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