JP2003096815A - 自走式混合機 - Google Patents

自走式混合機

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JP2003096815A JP2001286604A JP2001286604A JP2003096815A JP 2003096815 A JP2003096815 A JP 2003096815A JP 2001286604 A JP2001286604 A JP 2001286604A JP 2001286604 A JP2001286604 A JP 2001286604A JP 2003096815 A JP2003096815 A JP 2003096815A
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】近年の新しいニーズに対応し、比較的大きな比
重差や粒径差のある複数種類の土砂原料又は土砂性原料
を混合する場合であっても、混合効率を向上させること
ができる自走式混合機を提供する。 【解決手段】無限軌道履帯9を備えた本体フレーム8
と、この本体フレーム8の長手方向一方側に設けられ、
少なくとも2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を受け
入れるホッパと、本体フレーム8に設けられ、ホッパで
受け入れた少なくとも2種類以上の土砂原料又は土砂性
原料を混合するロータリーミキサ装置43と、本体フレ
ーム8に設けられ、ロータリーミキサ装置43で混合し
た土砂原料又は土砂性原料をさらに混合する混合装置3
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、公園・学
校の校庭等にあるグラウンド、あるいは畑の土等を、そ
の用途に応じた排水性、保水性等の所望の品質に改質す
るのに好適な自走式混合機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるリサイクル法の施行(平成3年
10月)といった廃棄物再利用促進の背景の下、例え
ば、ガス管等の埋設工事、上下水道工事、及びその他の
道路工事・基礎工事等において発生する建設発生土を混
合材(土質改良材)とともに混合処理し、リサイクル用
の改良土とする自走式混合機のニーズが拡がりつつあ
る。
【0003】このような自走式混合機としては、例えば
特開平9−195266号公報に記載のように、第1ホ
ッパに投入されベルトコンベアにより搬送される土砂
に、石灰等の混合材貯留用の第2ホッパから混合材を供
給し、その土砂と混合材とを解砕機によって解砕して改
良土を製造し、その改良土をベルトコンベアで搬出する
ものが既に提唱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、廃棄物再利用促
進の背景に基づき上記のような自走式混合機を用いた建
設発生土の改質が盛んに行われる動向の中、この自走式
混合機の有用性が認められ、建設発生土をその掘削箇所
に埋め戻す埋め戻し材として改質する他にも、さらに種
々の用途が求められつつある。
【0005】例えば、建設発生土だけでなく、例えば、
公園・学校の校庭等にあるグラウンド、あるいは畑の土
等を、その用途に応じた排水性、保水性等の所望の品質
に改質したいといったニーズが高まっている。このよう
な場合、原料土の品質を改良する機能を備えた土砂原料
又は土砂性原料すなわち品質調整材(例えば他の種類の
土砂等)を、例えば土砂原料(原料土)100に対し数
十%程度という比較的大きな混合比で混合する必要があ
る。またこのような種々の用途に応じた改質を行う場
合、品質調整材として、原料土と比重が大きく異なるも
の(例えば樹脂等)や粒径が大きく異なるもの(例えば
石等)を混合したい場合がある。
【0006】上記従来技術は、原料土(建設発生土)と
比重や粒径が大きく異ならない石灰等の土質改良材を混
合する前述の建設発生土の改質に対応した構成となって
おり、第1ホッパで受け入れた原料土と第2ホッパから
の土質改良材とを1つの解砕機のみで混合するようにな
っている。このため、上記のような比較的比重や粒径が
大きく異なる2種類以上の土砂原料又は土砂性原料(原
料土と品質調整材)を混合しようとした場合、その比重
差や粒径差によりそれらを十分に混合することは非常に
困難であり、混合効率が低下することとなる。
【0007】本発明の目的は、近年の新しいニーズに対
応し、比較的大きな比重差や粒径差のある複数種類の土
砂原料又は土砂性原料を混合する場合であっても、混合
効率を向上させることができる自走式混合機を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、走行手段を備えた本体フレーム
と、この本体フレームの長手方向一方側に設けられ、少
なくとも2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を受け入
れる受け入れ手段と、前記本体フレームに設けられ、前
記受け入れ手段で受け入れた前記少なくとも2種類以上
の土砂原料又は土砂性原料を混合する第1の混合装置
と、前記本体フレームに設けられ、前記第1の混合装置
で混合した土砂原料又は土砂性原料をさらに混合する第
2の混合装置とを備える。
【0009】本発明においては、本体フレームの長手方
向一方側に設けた受け入れ手段で少なくとも2種類以上
の土砂原料又は土砂性原料を受け入れ、それら受け入れ
た土砂原料又は土砂性原料を第1の混合装置でまず1次
的に混合(粗混合)した後、さらに第2の混合装置で2
次的な混合(本混合)を行う。このように、第1ホッパ
で受け入れた原料土と第2ホッパからの土質改良材とを
1つの解砕機のみで解砕する従来構造と異なり、2つの
混合装置で2段階に混合する構成とすることにより、比
重差や粒径差が大きい土砂原料又は土砂性原料を混合す
るような場合であってもそれらを十分に混合でき、混合
効率を向上することができる。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記受け入れ手段は、前記第1の混合装置の上部に設け
たシュータである。
【0011】(3)上記(1)において、また好ましく
は、前記受け入れ手段は、受け入れた土砂原料又は土砂
性原料を貯留する機能を備えたホッパである。
【0012】(4)上記(3)において、さらに好まし
くは、前記第1の混合装置が、前記ホッパの下部に設け
たケーシングと、このケーシング内に設けられ、軸方向
と直角方向に突出した凸部を外周部に設けた少なくとも
1つの回転軸とを備える。
【0013】(5)上記目的を達成するために、また本
発明は、走行手段を備えた本体フレームと、この本体フ
レームの長手方向一方側に設けられ、少なくとも2種類
以上の土砂原料又は土砂性原料を受け入れて混合する第
1の混合装置と、前記本体フレームに設けられ、前記第
1の混合装置で混合した土砂原料又は土砂性原料をさら
に混合する第2の混合装置とを備える。
【0014】本発明においては、本体フレームの長手方
向一方側に設けた第1の混合装置で少なくとも2種類以
上の土砂原料又は土砂性原料を受け入れてまず1次的に
混合(粗混合)した後、さらに第2の混合装置で2次的
な混合(本混合)を行う。これにより、上記(1)と同
様、比重差や粒径差が大きい土砂原料又は土砂性原料を
混合するような場合であってもそれらを十分に混合で
き、混合効率を向上することができる。
【0015】(6)上記(5)において、好ましくは、
前記第1の混合装置は、受け入れた土砂原料又は土砂性
原料を貯留する機能を備えたホッパと、このホッパ内に
設けられ、軸方向と略直角方向に突出した凸部を外周部
に設けた少なくとも1つの回転軸とを備える。
【0016】(7)上記(2),(3),(6)のいず
れか1つにおいて、好ましくは、前記シュータ又はホッ
パは、これらシュータ又はホッパに前記少なくとも2種
類以上の土砂原料又は土砂性原料を投入する投入コンベ
アとの接合部を備える。
【0017】(8)上記(1)乃至(7)において、ま
た好ましくは、前記第1の混合装置の下部に設けられ、
前記第1の混合装置で混合した土砂原料又は土砂性原料
を前記第2の混合装置に搬送する搬送手段と、前記第2
の混合装置の下方位置から前記本体フレームの長手方向
他方側外方位置まで延在する搬出コンベアとを備える。
【0018】(9)上記(1)乃至(8)において、ま
た好ましくは、前記第2の混合装置は、複数の回転軸
と、これら複数の回転軸のそれぞれにその軸方向と直角
方向に対し所定の傾斜角をもって取り付けられた攪拌翼
とを備える。
【0019】(10)上記(9)において、さらに好ま
しくは、前記第2の混合装置は、その回転軸が前記本体
フレームの長手方向に沿うように配設されている。 (11)上記(1)又は(3)において、好ましくは、
前記第1の混合装置は、前記第2の混合装置よりも、疎
な間隔で土砂原料又は土砂性原料を混合するように構成
された粗混合装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。
【0021】図1は、本発明の自走式混合機の一実施の
形態の全体構造を表す側面図であり、図2は、本発明の
自走式混合機の一実施の形態の全体構造を表す上面図で
ある。これら図1及び図2に示す自走式混合機100に
おいて、1は土砂ホッパであり、この土砂ホッパ1は
(後述するように例えば油圧ショベルのバケットや投入
コンベアといった作業具により)少なくとも2種類以上
の土砂原料又は土砂性原料(例えば砂質土と粘性土等)
が投入され、それら投入土砂原料又は土砂性原料を受け
入れ一時的に貯留しておくものである。2はロータリー
ミキサであり、前記土砂ホッパ1内に設けられている。
3は混合装置であり、この混合装置3は前記土砂ホッパ
1から導入された前記2種類以上の土砂原料又は土砂性
原料を解砕・混合処理して下方へ排出するようになって
いる。4は搬送手段としての搬送コンベア(土砂フィー
ダ)であり、この搬送コンベア4は前記土砂ホッパ1に
受け入れロータリーミキサ2で混合した土砂原料又は土
砂性原料を前記混合装置3へと搬送して導入する。5は
前記土砂ホッパ1、混合装置3、及び搬送コンベア4を
搭載した混合機本体、6はこの混合機本体5の下方に設
けられた走行体、7は前記混合装置3で混合され下方へ
排出された混合物を受け入れて自走式混合機の後方側
(図1及び図2中右側)に運搬し搬出する搬出コンベア
(排出コンベア)である。
【0022】前記の走行体6は、本体フレーム8と、走
行手段としての左・右無限軌道履帯9とを備えている。
本体フレーム8は、例えば略長方形の枠体によって形成
され前記土砂ホッパ1、前記混合装置3、及び後述のパ
ワーユニット(機械室)37等を載置する車台を構成す
る混合機取付け部8Aと、この混合機取付け部8Aと前
記の左・右無限軌道履帯9とを接続するトラックフレー
ム部8Bとから構成される。また無限軌道履帯9は、前
記トラックフレーム部8Bに回転自在に支持された駆動
輪10及び従動輪(アイドラ)11の間に掛け渡されて
おり、駆動輪10側に設けられた左・右走行用油圧モー
タ12によって駆動力が与えられることにより自走式混
合機100を走行させるようになっている。
【0023】前記の土砂ホッパ1は、前記本体フレーム
混合機取付け部8Aの自走式混合機100の前方側に設
けられており、その側面下部が前記混合機取付け部8A
に立設された支持ポスト13上に設けられた支持部材1
4に固定されている。またこの土砂ホッパ1は、自走式
混合機前方側(図1及び図2中左側)、後方側(図1及
び図2中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側、
図2中下側)、右側(図1及び図2中紙面に向かって奥
側、図2中上側)にそれぞれ側壁1aを備え、全体とし
て上方に開口部を形成した拡開形状となっている。この
とき、自走式混合機後方側(図1及び図2中右側)の側
壁1aには、搬送コンベア4の搬送時における土砂切り
出し用(定量供給用)の供給用開口部1aAが設けられ
ている。
【0024】前記のロータリーミキサ2は、その回転軸
15が土砂ホッパ1の自走式混合機前方側(図1及び図
2中左側)の側壁1a及び自走式混合機後方側(図1及
び図2中右側)の側壁1bの略中央を貫通するように設
けられている(言い換えれば土砂ホッパ1を介して本体
フレーム混合機取付け部8Aの自走式混合機100前方
側に設けられている)。この回転軸15には、軸方向と
略直角方向に(直角あるいは直角に近い所定の角度をな
すように)突出させた凸部としての多数の攪拌棒16
が、軸方向に所定間隔で取り付けられている。
【0025】また、回転軸15は、その両端付近が自走
式混合機前方側・後方側の前記土砂ホッパ側壁1a,1
aの外側に設けられた軸受機構17,17によりそれら
側壁1aに対して回転自在に取付けられている。さらに
回転軸15の後方側端部は、前記軸受機構17のさらに
外方に設けられたロータリーミキサ用油圧モータ18に
接続されており、その駆動力が伝達されることにより駆
動して攪拌棒16を回転させるようになっている。これ
により、ロータリーミキサ2及び土砂ホッパ1は、詳細
を後述する混合装置3の混合機能と比べて、疎な間隔で
土砂原料又は土砂性原料を混合する粗混合装置として機
能するように構成されている。
【0026】前記の搬送コンベア4は、前記混合機取付
け部8Aの自走式混合機前方側(図1及び図2中左側)
端部上方において前記土砂ホッパ1の下部に設けられて
おり、その略直上に前記土砂ホッパ1が位置している。
なお搬送コンベア4は、図示しない中間部材を介し前記
土砂ホッパ1に接続固定されるかあるいは前記支持部材
14に接続固定される。この搬送コンベア4は、略水平
に延設されており、フレーム19と、このフレーム19
の自走式混合機後方側(図1及び図2中右側)端部近傍
及び前方側(図1及び図2中右側)端部近傍においてそ
れぞれ回転自在に支持された駆動輪20及び従動輪21
と、前記フレーム19の自走式混合機後方側(図1及び
図2中右側)端部近傍において前記駆動輪20を駆動す
る搬送コンベア用油圧モータ22(図2参照)と、前記
駆動輪20と従動輪21との間に巻回して設けられたコ
ンベアベルト23と、このコンベアベルト23における
搬送面を支持するためのローラ24とを備えている。こ
のローラ24は、コンベアベルト23の搬送面の下側に
所定のピッチ間隔をもって複数個が配置されている。
【0027】25は周知の張力調整機構であり、前記従
動輪21の軸受部をスライド可能に支持することにより
前記コンベアベルト23の張力を調整する。26は土砂
搬送ガードであり、前記駆動輪20の上部に位置してい
る。この土砂搬送ガード26は、前記搬送コンベア4の
コンベアベルト23の循環駆動軌跡に沿った略円弧状の
側断面形状を備えており、その自走式混合機前方側(図
1及び図2中左側)の端部は、例えば前述の自走式混合
機後方側のホッパ側壁供給用開口部1aAの上縁部に固
定されている。そしてこの土砂搬送ガード26のコンベ
アベルト23からの高さは、前記ホッパ側壁供給用開口
部1aAとほぼ同程度となっている。このとき、前述の
ロータリーミキサ用油圧モータ18をこの土砂搬送ガー
ド26の上部に固定しても良い。
【0028】前記の混合装置3は、前記本体フレーム混
合機取付け部8Aの長手方向中間部に設けられている。
27は長手方向に略水平に配置した長方形状容器からな
る混合装置本体(ケーシング)である。このケーシング
27は、その前方側上部に土砂原料又は土砂性原料を導
入するための導入口27aを備え、後方側下部に混合装
置3で攪拌・混合された土砂混合物製品を排出する排出
口を備え、これら導入口27a及び排出口以外の部位は
密閉構造となっている。
【0029】またケーシング27は、その内部に、互い
に平行に設けられた複数本(例えば2本の)のパドルミ
キサを備えている。このパドルミキサは、本体フレーム
8の長手方向に沿うように配設した回転軸(図示せず)
にその軸方向直角方向に対して所定の傾斜角をもって攪
拌翼としての羽根(図示せず)を間欠的に多数設けてい
る。また前記回転軸の両端は、前記混合装置ケーシング
27の前後端に設けられた軸受機構(図示せず)に回転
自在に支持されている。そして前記回転軸の後端部は、
ケーシング27の自走式混合機後方側に設けた混合装置
用油圧モータ28,28の出力軸にそれぞれ接続されて
おり、混合装置用油圧モータ28の駆動力を伝達して回
転駆動することにより各回転軸が同時にかつ相互に反対
方向に回転駆動するようになっている。
【0030】前記の搬出コンベア7は、自走式混合機後
方側(図1及び図2中右側)端部近傍の部分が支持部材
29を介しパワーユニット37(詳細は後述)に吊り下
げ支持されており、自走式混合機前方側(図1及び図2
中左側)端部近傍の部分及び中間部は前記混合機取付け
部8Aよりも下方に位置しており、支持部材30を介し
混合機取付け部8Aから吊り下げられるように支持され
ている。このような支持構造により、搬出コンベア7
は、図1に示すように、混合装置3の下方位置において
搬出方向に小距離だけ水平に延在した後、パワーユニッ
ト37の下方空間で斜めに立ち上がり、さらに本体フレ
ーム混合機取付け部8Aの自走式混合機後方側外方位置
まで延在配置されている。
【0031】また搬出コンベア7は、フレーム31と、
このフレーム31の自走式混合機後方側(図1及び図2
中右側)端部近傍及び自走式混合機前方側(図1及び図
2中左側)端部近傍においてそれぞれ回転自在に支持さ
れた駆動輪32及び従動輪(図示せず)と、前記フレー
ム31の自走式混合機後方側(図1及び図2中右側)端
部近傍において前記駆動輪32を駆動する搬出コンベア
用油圧モータ33(図2参照)と、前記駆動輪32と従
動輪との間に巻回して設けられたコンベアベルト34
と、このコンベアベルト34における搬送面を支持する
ためのローラ(図示せず)とを備えている。なお、従動
輪の近傍には前記搬送コンベア4と同様の周知の張力調
整機構35が設けられ、前記従動輪の軸受部をスライド
可能に支持することにより前記コンベアベルト34の張
力を調整するようになっている。前記の本体フレーム混
合機取付け部8Aの自走式混合機後方側(図1及び図2
中右側)端部の上部(言いかえれば、前記混合装置3よ
りさらに自走式混合機後方側(図1及び図2中では右
側)には、パワーユニット積載部材36を介して動力体
としてのパワーユニット37が搭載されている。
【0032】ここで、前記ロータリーミキサ2、搬送コ
ンベア4、混合装置3、搬出コンベア7、及び無限軌道
履帯9は、前記パワーユニット37に備えられる動力
源、すなわち原動機としてのエンジン(図示せず)及び
このエンジンによって駆動される少なくとも1つの油圧
ポンプ(図示せず)からの動力によって駆動される。前
記油圧ポンプからの圧油は、当該圧油の方向及び流量を
制御するコントロールバルブを備えた制御弁装置(図示
せず)を介し、前記ロータリーミキサ2、搬送コンベア
4、混合装置3、搬出コンベア7、及び無限軌道履帯9
にそれぞれ対応する前記ロータリーミキサ用油圧モータ
18、搬送コンベア用油圧モータ22、混合装置用油圧
モータ28、搬出コンベア用油圧モータ33、及び左・
右走行用油圧モータ12へと供給され、これによって対
応する油圧モータが回転駆動する。そして、上記エンジ
ン、油圧ポンプ、及び制御弁装置は、いずれも、上記エ
ンジンの冷却水を冷却するラジエータを備えた熱交換器
装置(図示せず)とともに、前記パワーユニット37内
の自走式混合機後方側(図1及び図2中右側)の領域に
おいて、自走式混合機の幅方向(図2中上下方向、前記
本体フレーム8の短手方向)に並設されている。
【0033】一方、パワーユニット9の自走式混合機前
方側(図1及び図2中左側)の領域には、前記エンジン
の燃料タンク(その給油口38のみを図2に図示)及び
前記各油圧アクチュエータを駆動する圧油(作動油)を
貯留する作動油タンク(その給油口39のみを図2に図
示)と、上述の各コントロールバルブを備えた制御弁装
置(図示せず)と、操作者が搭乗する区画である運転席
40とが、この順序で自走式混合機幅方向右側(図2中
上側)から左側(図2中下側)へ向かって並設されてい
る。この運転席40には、前記制御弁装置に備えられた
左・右走行用コントロールバルブ(図示せず)を切り換
え操作して前記左・右走行用油圧モータ12の駆動速度
を制御するための操作手段である左・右操作レバー41
が設けられている。
【0034】上記において、自走式混合機100の前方
側(図1及び図2中左側)が、特許請求の範囲各項記載
の本体フレーム長手方向一方側に相当し、自走式混合機
100の後方側(図1及び図2中右側)が、特許請求の
範囲各項記載の本体フレーム長手方向他方側に相当す
る。
【0035】また土砂ホッパ1及びロータリーミキサ2
が、請求項5等に記載の、本体フレームの長手方向一方
側に設けられ、少なくとも2種類以上の土砂原料又は土
砂性原料を受け入れて混合する第1の混合装置を構成
し、混合装置3が、本体フレームに設けられ、前記第1
の混合装置で混合した土砂原料又は土砂性原料をさらに
混合する第2の混合装置を構成する。
【0036】上記構成の自走式混合機100において、
例えば油圧ショベルのバケット等の作業具等で土砂ホッ
パ1内に少なくとも2種類の土砂原料又は土砂性原料を
投入すると、土砂ホッパ1内に受け入れられたそれら土
砂原料又は土砂性原料は一旦貯留されつつ、まずロータ
リーミキサ2の攪拌棒16の回転動作によって攪拌さ
れ、混合(予混合、1次混合)される。そして土砂ホッ
パ1の底部に位置するものが前記搬送コンベア4のコン
ベアベルト23上に積載されて自走式混合機後方側の混
合装置3へと搬送される。このとき、そのコンベアベル
ト23上を搬送されていく土砂原料又は土砂性原料のう
ち、搬送側(自走式混合機後方側)の側壁1aに設けた
供給用開口部1aAを通り抜けた所定量だけが土砂ホッ
パ1外へ導出され(引き出され)、その後、土砂搬送ガ
ード26によって前記搬送コンベア4のコンベアベルト
23の循環駆動軌跡に沿うように円滑に導かれ、混合装
置3の前記導入口27a内へと供給される。
【0037】混合装置3の導入口27aへ供給された土
砂原料又は土砂性原料は両パドルミキサ間の中央部に導
入された後、パドルミキサの回転による排出口側への移
送の間に攪拌されつつ解砕かつ互いに混合(本混合、2
次混合)され、これによって所望の土質の土砂混合物製
品が製造される。このようにして製造された土砂混合物
製品は混合装置3の前記排出口から自重の作用で前記搬
出コンベア7のコンベアベルト34上に排出される。
【0038】前記搬出コンベア7のコンベアベルト34
上に積載された土砂混合物製品は、コンベアベルト34
によって自走式混合機後方側へと運搬され、最終的に自
走式混合機の後部から搬出される。
【0039】以上説明したように、上記本発明の自走式
混合機の一実施の形態によれば、土砂ホッパ1で少なく
とも2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を受け入れ、
それら受け入れた土砂原料又は土砂性原料をロータリー
ミキサ2でまず1次的に混合(粗混合)した後、さらに
混合装置3で2次的な混合(本混合)を行う。このよう
に、第1ホッパで受け入れた原料土と第2ホッパからの
土質改良材とを1つの解砕機のみで解砕する従来構造と
異なり、2つの混合装置(第1の混合装置としての土砂
ホッパ1及びロータリーミキサ2と第2の混合装置とし
ての混合装置3)で2段階に混合する構成とすることに
より、例えば、公園・学校の校庭等にあるグラウンド、
あるいは畑の土等を、その用途に応じた排水性、保水性
等の所望の品質に改質する場合等、比重差や粒径差が大
きい複数種類の土砂原料又は土砂性原料(上記の例では
原料土と品質調整材)を混合するような場合であって
も、それらを十分に混合でき、混合効率を向上すること
ができる。
【0040】なお、本発明は、上記一実施の形態に限ら
れず、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種
々の変形が可能である。以下、その変形例を順次説明す
る。
【0041】(1)土砂ホッパを搬送コンベア後端部に
近づけた構造 図3は、本変形例による自走式混合機100Aの全体構
造を表す側面図である。図1及び図2と同等の部分には
同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0042】図3において、本変形例では、上記本発明
の一実施の形態における土砂搬送ガード26よりも自走
式混合機前後方向長さを若干短くした土砂搬送ガード2
6′とし、これによって土砂ホッパ1を搬送コンベア4
の後端部(図3中右側端部)に近づけた構造となってい
る。具体的には、土砂ホッパ1の後端部の位置が、前記
駆動輪20あるいは搬送コンベア用油圧モータ22の軸
心位置とほぼ一致している。
【0043】本変形例によれば、土砂ホッパ1が搬送コ
ンベア4に近づくことにより、自走式混合機100Aの
前後方向全長を短縮できるという効果がある。
【0044】また、土砂ホッパ1の後端部の位置を搬送
コンベア4の後端部に近づけつつ、土砂ホッパ1の前端
部の位置はそのままとすることも可能である。この場
合、上記全長短縮効果の代わりに、ホッパ容量を増大で
きるという効果を得る。あるいはホッパ容量をそのまま
とすれば、土砂ホッパ1の高さを低減でき、油圧ショベ
ル等による投入容易性を向上できるという効果を得る。
【0045】(2)ホッパと第1の混合装置とを明確に
分けた構造 図4は、本変形例による自走式混合機100Bの全体構
造を表す側面図である。図1及び図2と同等の部分には
同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0046】図4において、上記本発明の一実施の形態
では土砂ホッパ1とロータリーミキサ2とが一体となっ
て少なくとも2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を受
け入れて混合する第1の混合装置を構成していたのに対
し、本変形例では、ロータリーミキサ2と、このロータ
リーミキサ2を取り囲む略長方形枠体状のケーシング4
2とでロータリーミキサ装置43を構成する。そして、
前記ケーシング42の上部に、前記ロータリーミキサ装
置43とは独立した形で略拡開形状の土砂ホッパ1′を
設けている。
【0047】本変形例においては、土砂ホッパ1′が、
請求項1等に記載の、本体フレームの長手方向一方側に
設けられ、少なくとも2種類以上の土砂原料又は土砂性
原料を受け入れる受け入れ手段を構成し、ロータリーミ
キサ装置43が、本体フレームに設けられ、前記受け入
れ手段で受け入れた前記少なくとも2種類以上の土砂原
料又は土砂性原料を混合する第1の混合装置を構成す
る。
【0048】本変形例においても、土砂ホッパ1′で少
なくとも2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を受け入
れ、それら受け入れた土砂原料又は土砂性原料をロータ
リーミキサ装置43でまず1次的に混合(粗混合)した
後、さらに混合装置3で2次的な混合(本混合)を行
う。この結果、上記本発明の一実施の形態と同様、比重
差や粒径差が大きい複数種類の土砂原料又は土砂性原料
を混合するような場合であっても、それらを十分に混合
でき、混合効率を向上することができる。
【0049】(3)ホッパの代わりにシュータを用いた
構造 図5は、本変形例による自走式混合機100Cの全体構
造を表す側面図である。図4と同等の部分には同一の符
号を付し、適宜説明を省略する。
【0050】図5において、本変形例においては、上記
図4に示した変形例において、さらに比較的大径拡径形
状の土砂ホッパ1′の代わりに比較的小径拡開形状で土
砂貯留機能のないシュータ44を設けたものである。こ
のシュータ44の下方開口部の大きさは、前述の土砂ホ
ッパ1′の下方開口部のようにロータリーミキサ装置ケ
ーシング42′の上縁部と同じ大きさではなく、それよ
りかなり小さくなっている。すなわち、シュータ44の
下方開口部は、ケーシング42′の自走式混合機前方側
(図5中左側)端部に設けた比較的小径の導入用開口部
に連通し、ケーシング42′内の自走式混合機前方側に
のみ投入土砂原料(又は土砂性原料)を導入するように
なっている。
【0051】本変形例によっても、上記本発明の一実施
の形態と同様の効果を得る。
【0052】(4)混合装置の前後を逆に配置した構造 図6は、本変形例による自走式混合機100Dの全体構
造を表す側面図である。図5と同等の部分には同一の符
号を付し、適宜説明を省略する。
【0053】図6において、本変形例においては、上記
図5に示した変形例において、本体フレーム混合機取付
け部8A上に混合装置3の前後方向を逆にして(すなわ
ち導入口27aを自走式混合機後方側に、排出口を自走
式混合機前方側にして)配置し、これに応じて支持ポス
ト13′を介し支持部材14に配置固定する搬送コンベ
ア4、ロータリーミキサ装置43、及びシュータ44を
自走式混合機後方側(図6中右側)に寄せて(パワーユ
ニット37の前端部に近接させて)配置したものであ
る。
【0054】本変形例によれば、搬送コンベア4の後端
部の位置が、混合装置3の後端部近傍にまで後退してい
る結果、図6に示すように、自走式混合機100Dの前
後方向全長を大幅に短縮できる。
【0055】(5)ロータリーミキサ装置を傾斜させた
構造 図7は、本変形例による自走式混合機100Eの全体構
造を表す側面図であり、る。図8は、本変形例による自
走式混合機100Eの全体構造を表す上面図である。図
1、図2及び図4と同等の部分には同一の符号を付し、
説明を省略する。
【0056】これら図7及び図8において、本変形例で
は、図1及び図2に示した自走式混合機100において
土砂ホッパ1′の下部にロータリーミキサ装置43を配
置した構成とするとともに、ロータリーミキサ装置ケー
シング42の側面を中間部材45を介し前記支持部材1
4に支持させることにより、土砂ホッパ1′及びロータ
リーミキサ装置43の自走式混合機前方側(図7及び図
8中左側)が下方に下がるように傾斜配置している。な
おこれに対応して、ロータリーミキサ装置43の下部に
配置される搬送コンベア4についても、図示しない中間
部材を介し前記支持部材14に接続固定されることで上
記同様上流側(図7中左側)が低く下流側(図7中右
側)が高くなっており、自走式混合機100Eの前方か
ら後方へ向かって所定角度だけ斜めに立ち上がるように
傾斜して設けられている。
【0057】図9は、上述した自走式混合機100Eを
用いた土砂混合システムの一実施の形態を表す側面図で
あり、図10はその上面図である。
【0058】これら図9及び図10において、100E
は前述の自走式混合機であり、200は投入コンベアで
あり通常の可搬式のもの(いわゆるポータブルコンベ
ア)を用いた例を示している。投入コンベア200は、
詳細な図示を省略するが、フレーム201、このフレー
ム201の長手方向一方側端部近傍に回転自在に支持さ
れた駆動輪、この駆動輪を駆動する投入コンベア用油圧
モータ、前記フレーム201の長手方向他方側近傍に回
転自在に支持された従動輪(アイドラ)、前記駆動輪及
び従動輪の間に巻回して設けられたコンベアベルト20
2、およびコンベアベルト202の張力を調整可能な公
知の張り調整機構等を備えている。そしてこの例では、
投入コンベア200は、図10に示すように、自走式混
合機本体フレーム8の短手方向に斜め上方に立ち上がる
ように延設配置され、地表面側から土砂ホッパ1′内へ
の土砂原料又は土砂性原料投入が行えるようになってい
る。
【0059】またこのとき、例えば投入コンベア200
の上端部(図10中上側端部)に設けたブラケット(図
示せず)を土砂ホッパ1′に設けたブラケット(図示せ
ず)にピン結合を介し係止する形で投入コンベア23上
端部がホッパ側壁1aの上縁部に臨むように接続しても
よいが、この例では、土砂ホッパ1′の左側及び右側の
側壁1a′に投入コンベア200上端部が貫入可能な幅
の切り込み形状のコンベア接合部1A′(図7及び図8
中2点鎖線参照)を設けている。そして、この部分を着
脱可能壁体部として通常時は取り付けておき、混合作業
時にはその壁体部を取り外してコンベア接合部1A′を
露出させ、投入コンベア200をそのコンベア接合部1
A′に貫入させるようにして接続している(この例で
は、自走式混合機100Eの土砂ホッパ1′の左側に投
入コンベア200の上端部を貫入させている)。
【0060】300は自走式投入機械としての油圧ショ
ベルである。この油圧ショベル300は、通常の建設現
場でごく一般的に用いられるものであり、301は走行
手段としての無限軌道履帯、302はこの履帯301を
備えた走行体、303はこの走行体302の上部に旋回
可能に設けた旋回体、304はこの旋回体303に回動
自在に接続された多関節型のフロント装置である。この
フロント装置304において、305は前記旋回体30
3に基端部が枢支されたブーム、306はこのブーム3
05に回動自在に接続されたアーム、307はこのアー
ム306に回動自在に接続されたバケットである。な
お、自走式投入機械としては油圧ショベル300に限ら
れるものではなく、ホイールローダ、ブルドーザ等、他
のものでもよいことはいうまでもない。また、図10に
おいては、煩雑を避けるためにフロント装置304の図
示を省略している。
【0061】上記のように構成した土砂混合システムに
おいて、油圧ショベル300が、その側部のストックヤ
ードに予め積載された一の種類の土砂原料又は土砂性原
料A(図10参照)をバケット307内にすくい込み、
自走式混合機100Eの土砂ホッパ1′内へと投入す
る。これと並行して、前記投入コンベア200が、その
側部のストックヤードに予め積載された他の種類の土砂
原料又は土砂性原料B(図10参照)をコンベアベルト
上に載置して搬送し、土砂ホッパ1′内へと投入する。
【0062】以上のように構成した上記本変形例によっ
ても、上記本発明の一実施の形態と同様の効果を得る。
また、ロータリーミキサ装置43側が下方に下がって傾
斜配置されていることにより、油圧ショベル300や投
入コンベア200による投入作業性を向上できる効果も
ある。
【0063】なお、上記のように油圧ショベル300を
用いて土砂ホッパ1′への投入を行うのに限られず、投
入コンベアのみで投入を行ってもよい。図11は、この
変形例の構成を表す側面図であり、図12はその上面図
である。
【0064】これら図11及び図12において、この変
形例においては、上記油圧ショベル300に代えて、自
走式混合機100Eの土砂ホッパ1′の自走式混合機前
方側にもう1つの投入コンベア200を設けている。こ
の投入コンベア200が、その側部のストックヤードに
予め積載された一の種類の土砂原料又は土砂性原料Aを
コンベアベルト202上に載置して搬送し、自走式混合
機前方側のホッパ側壁1a越しに土砂ホッパ1′内へと
投入し、これと並行して前記投入コンベア200が、そ
の側部のストックヤードに予め積載された他の種類の土
砂原料又は土砂性原料Bをコンベアベルト202上に載
置して搬送し、土砂ホッパ1′内へと投入する。この場
合も、前述と同様の効果を得る。
【0065】なお、以上は、別々の投入手段で異なる種
類の土砂原料又は土砂性原料をそれぞれ別個に投入し、
それらを混合する場合を例にとって説明したが、本発明
の適用対象は必ずしもこれに限られない。例えば、予め
複数種類が不均一に混じった土砂原料又は土砂性原料を
1つの投入手段(1つの投入コンベア、あるいは油圧シ
ョベルのみ)で投入するようにしてもよい。この場合
も、それらを十分に混合でき、混合効率を向上できると
いう同様の効果を得る。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、受け入れた少なくとも
2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を第1の混合装置
でまず1次的に混合(粗混合)した後、さらに第2の混
合装置で2次的な混合(本混合)を行うので、第1ホッ
パで受け入れた原料土と第2ホッパからの土質改良材と
を1つの解砕機のみで解砕する従来構造と異なり、比重
差や粒径差が大きい土砂原料又は土砂性原料を混合する
ような場合であってもそれらを十分に混合でき、混合効
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式混合機の一実施の形態の全体構
造を表す側面図である。
【図2】本発明の自走式混合機の一実施の形態の全体構
造を表す上面図である。
【図3】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
て、土砂ホッパを搬送コンベア後端部に近づけた変形例
の全体構造を表す側面図である。
【図4】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
て、ホッパと第1の混合装置とを明確に分けた変形例の
全体構造を表す側面図である。
【図5】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
て、ホッパの代わりにシュータを用いた変形例の全体構
造を表す側面図である。
【図6】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
て、混合装置の前後を逆に配置した変形例の全体構造を
表す側面図である。
【図7】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
て、ロータリーミキサ装置を傾斜させた変形例の全体構
造を表す側面図である。
【図8】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
て、ロータリーミキサ装置を傾斜させた変形例の全体構
造を表す上面図である。
【図9】本発明の自走式混合機の一実施の形態において
ロータリーミキサ装置を傾斜させた変形例を用いた土砂
混合システムの例を表す側面図である。
【図10】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
てロータリーミキサ装置を傾斜させた変形例を用いた土
砂混合システムの例を表す上面図である。
【図11】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
てロータリーミキサ装置を傾斜させさらに投入コンベア
のみで投入を行う土砂混合システムの例を表す側面図で
ある。
【図12】本発明の自走式混合機の一実施の形態におい
てロータリーミキサ装置を傾斜させたさらに投入コンベ
アのみで投入を行う土砂混合システムの例を表す上面図
である。
【符号の説明】
1 土砂ホッパ(第1の混合装置、粗混合
装置) 1′ 土砂ホッパ(受け入れ手段) 1A′ 接合部 2 ロータリーミキサ(第1の混合装置、
粗混合装置) 3 混合装置(第2の混合装置) 4 搬送コンベア(搬送手段) 7 搬出コンベア(排出コンベア) 8 本体フレーム 9 無限軌道履帯(走行手段) 15 回転軸 16 攪拌棒(凸部) 42 ケーシング 43 ロータリーミキサ装置(第1の混合装
置) 44 シュータ(受け入れ手段) 100 自走式混合機 100A〜E 自走式混合機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂呂 隆 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 関 一秀 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D040 AB07 CD07 EB04 4G035 AB48 AE13 AE19 4G036 AC65

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行手段を備えた本体フレームと、 この本体フレームの長手方向一方側に設けられ、少なく
    とも2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を受け入れる
    受け入れ手段と、 前記本体フレームに設けられ、前記受け入れ手段で受け
    入れた前記少なくとも2種類以上の土砂原料又は土砂性
    原料を混合する第1の混合装置と、 前記本体フレームに設けられ、前記第1の混合装置で混
    合した土砂原料又は土砂性原料をさらに混合する第2の
    混合装置とを備えたことを特徴とする自走式混合機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自走式混合機において、前
    記受け入れ手段は、前記第1の混合装置の上部に設けた
    シュータであることを特徴とする自走式混合機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自走式混合機において、前
    記受け入れ手段は、受け入れた土砂原料又は土砂性原料
    を貯留する機能を備えたホッパであることを特徴とする
    自走式混合機。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自走式混合機において、前
    記第1の混合装置が、前記ホッパの下部に設けたケーシ
    ングと、このケーシング内に設けられ、軸方向と直角方
    向に突出した凸部を外周部に設けた少なくとも1つの回
    転軸とを備えることを特徴とする自走式混合機。
  5. 【請求項5】走行手段を備えた本体フレームと、 この本体フレームの長手方向一方側に設けられ、少なく
    とも2種類以上の土砂原料又は土砂性原料を受け入れて
    混合する第1の混合装置と、 前記本体フレームに設けられ、前記第1の混合装置で混
    合した土砂原料又は土砂性原料をさらに混合する第2の
    混合装置とを備えたことを特徴とする自走式混合機。
  6. 【請求項6】請求項5記載の自走式混合機において、前
    記第1の混合装置は、受け入れた土砂原料又は土砂性原
    料を貯留する機能を備えたホッパと、このホッパ内に設
    けられ、軸方向と略直角方向に突出した凸部を外周部に
    設けた少なくとも1つの回転軸とを備えることを特徴と
    する自走式混合機。
  7. 【請求項7】請求項2,3,6のいずれか1項記載の自
    走式混合機において、前記シュータ又はホッパは、これ
    らシュータ又はホッパに前記少なくとも2種類以上の土
    砂原料又は土砂性原料を投入する投入コンベアとの接合
    部を備えることを特徴とする自走式混合機。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7記載の自走式混合機におい
    て、前記第1の混合装置の下部に設けられ、前記第1の
    混合装置で混合した土砂原料又は土砂性原料を前記第2
    の混合装置に搬送する搬送手段と、前記第2の混合装置
    の下方位置から前記本体フレームの長手方向他方側外方
    位置まで延在する搬出コンベアとを備えたことを特徴と
    する自走式混合機。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8記載の自走式混合機におい
    て、前記第2の混合装置は、複数の回転軸と、これら複
    数の回転軸のそれぞれにその軸方向と直角方向に対し所
    定の傾斜角をもって取り付けられた攪拌翼とを備えるこ
    とを特徴とする自走式混合機。
  10. 【請求項10】請求項9記載の自走式混合機において、
    前記第2の混合装置は、その回転軸が前記本体フレーム
    の長手方向に沿うように配設されていることを特徴とす
    る自走式混合機。
  11. 【請求項11】請求項1又は3記載の自走式混合機にお
    いて、前記第1の混合装置は、前記第2の混合装置より
    も、疎な間隔で土砂原料又は土砂性原料を混合するよう
    に構成された粗混合装置であることを特徴とする自走式
    混合機。
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