JP2003095441A - 配達位置確認方法およびシステム - Google Patents
配達位置確認方法およびシステムInfo
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Abstract
することが可能な配達位置確認方法およびシステムを提
供する。 【解決手段】 配達員が携帯する配達員端末1に付属の
識別情報読取手段2により配達物識別具9aを読取っ
て、識別情報を取得すると、演算処理手段3は、定期的
に自身の位置を把握しているGPSユニットからの位置
情報を保持し、識別情報と位置情報を対応付けて管理用
コンピュータ10に送信する。管理用コンピュータ10
では、受信した識別情報と位置情報を表示手段13に表
示させることにより、配達物が目的地に正しく配達され
たかどうかを確認することができる。
Description
達物の配達履歴の記録・確認・管理を行うための技術に
関する。
場合、配達物に付けられているバーコードや電子タグな
どの配達物識別具を配達の各段階において逐次読取って
コンピュータに記録していくことにより管理している。
来の手法では、どの営業所の端末を経由したかという程
度の情報しか把握できず、最終配達地点の正確な位置や
現在の荷物の位置を確認することは困難なものとなって
いる。このため、受け取り確認の必要がない配達物で
は、配達物識別具の読取り(バーコードのスキャン等)
だけを、配達の目的地とは別の場所で済ませて配達完了
としてシステムに登録してしまい、実際の配達が行われ
ないという問題が生じている。
が目的地に配達されたかどうかを確認することが可能な
配達位置確認方法およびシステムを提供することを課題
とする。
め、本発明では、配達物の配達位置の確認のため、配達
物に付加された配達物識別情報を読取る段階と、自身の
位置を定期的に特定することにより位置情報を得る位置
特定装置から配達物識別情報の読取時の位置情報を保持
する段階と、配達物識別情報と位置情報を対応付けて出
力する段階を実行するようにしたことを特徴とする。
ると同時にGPS等の位置特定装置により位置を特定す
るようにしたので、配達物が目的とする位置に到達した
かどうかを確認することが可能となる。
て、図面を参照して詳細に説明する。 (システム構成)はじめに、本発明に係る配達位置確認
方法を実現するためのシステムについて説明する。図1
は本発明に係る配達位置確認システムの一実施形態にお
ける構成図である。図1において、1は配達員端末、2
は識別情報読取手段、3は演算処理手段、4はGPSユ
ニット、5はメモリ、6は表示手段、7は入力手段、8
は通信手段、9は配達物、9aは配達物識別具、10は
管理用コンピュータ、11は通信手段、12は演算処理
手段、13は表示手段、14は入力手段、15は配達履
歴データベース、16は配達物情報データベース、17
は地図データベースである。
端末であり、図1に示すような各構成要素2〜8を備え
ており、PDA等の携帯端末に、GPSユニット、バー
コードリーダー等を接続することにより実現される。識
別情報読取手段2は、配達物9に付加された配達物識別
具9aに記録された識別情報を読み取るためのものであ
り、配達物識別具9aとしてバーコードを適用した場合
は、バーコードリーダーが利用可能であり、配達物識別
具9aとしてRFIDを用いた電子タグを適用した場合
は、RFIDの読取装置が利用可能である。演算処理手
段3は、配達員端末1における演算処理を実行するもの
であり、CPUに専用のソフトウェアに従った処理を実
行させることにより実現される。GPSユニット4は、
GPS(Global Positioning System)を利用して自身
の位置を特定する装置である。GPSユニット4は、複
数の衛星からの信号を受信するアンテナおよび得られた
信号に基づき自身が存在する位置(緯度および経度)を
特定する機能を有しており、所定の時間ごとに定期的に
位置を特定し、特定した位置情報を演算処理手段3に出
力する。メモリ5は、GPSユニット4から出力された
位置情報のうち、演算処理手段3により保持命令があっ
たものについて、一時的に保持する機能を有する。表示
手段6および入力手段7は、配達員が必要な情報の閲覧
および入力を行うためのものであり、表示手段6として
は液晶ディスプレイ等、入力手段7としては液晶ディス
プレイを介したタッチ入力機能で実現される。通信手段
8は、管理用コンピュータ10が備える通信手段11と
のデータの送受信を行うための無線通信機能を有してい
る。
部に設置されて各配達員からの情報を管理するコンピュ
ータであり、図1に示すような各構成要素11〜17を
備えている。通信手段11は、上述のように配達員端末
1が備える通信手段8とのデータの送受信を行うための
無線通信機能を有している。演算処理手段12は、管理
用コンピュータ10における演算処理を実行するもので
あり、CPUに専用のソフトウェアに従った処理を実行
させることにより実現される。表示手段13および入力
手段14は、管理担当者が必要な情報の閲覧および入力
を行うためのものであり、表示手段6としては液晶ディ
スプレイ、CRT等、入力手段7としてはキーボード、
マウス等の入力機器が適用される。配達履歴データベー
ス15は、どの配達物が、いつ、どこに配達されたかを
記録するデータベースである。配達物情報データベース
16は、各配達物がどのようなものであるかの詳細を記
録したデータベースである。地図データベース17は、
当該配達業者が配達可能な全ての地域についての地図情
報を記録したデータベースである。なお、図1の例で
は、配達員端末1と管理コンピュータ10を1台ずつ示
したが、実際には、1台の管理コンピュータ10に対し
て多数台の配達員端末1が管理されている。
置確認方法について、図1に示した配達位置確認システ
ムの処理動作と共に説明する。配達作業を行う際には、
配達員は配達員端末1の電源を入れ、データの入出力、
管理コンピュータとの通信が可能な状態とすると共に、
GPSユニットが自身の位置の特定を可能な状態とす
る。電源が入ると、GPSユニットは衛星から受信した
信号を基に自身の位置を定期的に算出する。算出された
位置情報は、通信手段を介して管理コンピュータ10に
送信し、管理側で各配達員の現在位置を確認するように
しても良い。
概要を示すフローチャートである。配達員は、配達の目
的地に到着した際に、識別情報読取手段2により配達物
9に付加された配達物識別具9aから配達物の識別情報
を読取る(ステップS1)。読取られた識別情報は演算
処理手段3に渡される。演算処理手段3では、識別情報
を取得すると、GPSユニット4から定期的に送られて
いる位置情報をメモリ5に保持する(ステップS2)。
さらに、演算処理手段3は取得した識別情報および保持
した位置情報を対応付けて通信手段8から送信する(ス
テップS3)。管理用コンピュータ10側では、通信手
段11が識別情報および位置情報を受信すると、演算処
理手段12が識別情報および位置情報を配達履歴データ
ベース15に登録する(ステップS4)。登録された識
別情報および位置情報は、表示手段13に表示される
(ステップS5)。なお、ステップS4およびステップ
S5における処理は同時、もしくは逆の順序で行うよう
にしても良い。
報および位置情報の表示手段13への表示の様子につい
て説明する。図3は、上記ステップS5における表示画
面の一例を示す図である。図3の例では、配達員コー
ド、荷物コード、配達先住所、配達先TEL、配達先名
称(氏名)、配達推定位置、配達予定位置が表示されて
いる。受信した識別情報、位置情報は、それぞれ図3の
画面において荷物コード、配達推定位置として表示され
る。図3の表示画面において配達推定位置、配達予定位
置の下方には、「配達予定位置より663mずれていま
す。」というメッセージが表示されている。これは、配
達推定位置および配達予定位置に基づいて算出され、算
出された両者の誤差が表示されることになる。さらに、
その下方には「配達完了登録しますか?」というメッセ
ージが表示され、このメッセージに対応する「YES」
「NO」の指示ボタンが用意されている。「YES」の
指示ボタンがクリックされると、配達履歴データベース
15には、その配達物について配達完了を示す記録が行
われることになる。
うに地図表示ボタンを用意しておくことができる。この
地図表示ボタンは、緯度・経度に対応した地図情報とリ
ンクさせておき、この地図表示ボタンをクリックするこ
とにより、図4に示すような地図表示画面が表示され
る。この地図表示画面においては、配達先住所を含む地
域の地図が表示される。図4に示すように、地図表示画
面には、地図上に★、■、●の3種類のマークが表示さ
れている。★は配達予定位置を示し、■は配達推定位置
を示し、●は配達予定位置と配達推定位置が一致した位
置を示している。また、★から■へ向かう矢印は、その
配達物が本来配達されるべき配達予定位置と、実際にそ
の配達物が配達された配達推定位置の関係を示してい
る。すなわち、図4の例では、★で示す2つの配達予定
位置にそれぞれ配達される予定の配達物が、■で示す1
つの配達推定位置に配達されたことを示している。厳密
に言えば、配達したかどうかを確認することはできない
ので、■の位置で2つの配達物に付加された配達物識別
具からの識別情報の読取が行われたことを示している。
よび位置情報の表示は、図5に示すような表形式で行う
ことも可能である。図5においては、表示項目として、
荷物コード、配達員、配達予定位置X、配達予定位置
Y、配達推定位置X、配達推定位置Y、誤差が採用され
ている。これらの項目のうち、荷物コード、配達員につ
いては、図3で示したものと同一である。配達予定位
置、配達推定位置については、ここでは緯度・経度以外
の所定の基準で表示されている。位置情報としては、配
達予定位置と配達推定位置がどの程度離れているかを算
出できるものであれば、図5に示すように、緯度・経度
以外のものを用いることができる。誤差は、配達予定位
置と配達推定位置の間の距離を示すものである。誤差に
ついては、あらかじめ許容値を設定しておき、誤差が許
容値以上となった場合には、配達エラーとして反転表示
(図5の例では、図示の都合上網掛けで示す)を行う。
図5の例では、表示されている5つの荷物のうち、上3
つは正しく配達されたと判断され、下2つは正しく配達
されていないと判断されたことを示している。本発明で
は、図3から図5に示したように、配達予定位置と配達
推定位置を比較して表示するため、配達物が目的地に到
達したかどうかを配達業者側で確認することができる。
そのため、配達員が、配達をしていないのに、配達した
かのような報告をした場合でも、その不正を発見するこ
とが可能となる。
確認方法の応用例について説明する。図6は、応用例を
実現するための配達位置確認システムの構成を示す図で
ある。図6において、図1と同一のものについては同一
符号を付してある。図6に示す配達位置確認システム
は、図1に示した管理用コンピュータ10にWWWサー
バ20が接続された構成となっている。WWWサーバ2
0はネットワーク回線30に接続され、WWWブラウザ
ソフトウェアを搭載した依頼者端末40からアクセス可
能となっている。依頼者端末40としては、WWWブラ
ウザを利用可能でWWWサーバから受信する情報が表示
可能な画面を有するものであれば良く、この条件を満た
せば、パーソナルコンピュータに限定されず、PDA、
携帯電話、PHS等のモバイル端末であっても良い。実
際には、インターネット利用の際には、利用者端末と、
WWWサーバ20は直接データのやりとりをするのでは
なく、依頼者が契約しているプロバイダー等の業者を介
して行うのであるが、本発明で説明する内容に関わるデ
ータは、プロバイダー側のサーバーコンピュータで滞留
することはないので、本明細書においては、便宜上、図
1に示すように依頼者端末とWWWサーバが直接データ
のやりとりを行う形式で示している。
て、配達位置確認方法の応用例を具体的に説明する。ま
ず、依頼者端末40においてWWWブラウザを起動し、
URLを指定してWWWサーバ20にアクセスする(ス
テップS11)。続いて、依頼者は、配達物の依頼時に
入手した自身の配達物の識別情報(荷物コード)を入力
する(ステップS12)。WWWサーバ20は、入力さ
れた識別情報について管理用コンピュータ10の配達履
歴データベースおよび配達物情報データベースにアクセ
スして必要な情報を入手し、依頼者端末40に提示する
(ステップS13)。依頼者端末40の画面には、図8
に示すような画面が表示される。図3の配達業者用の確
認画面と、図8の依頼者確認画面を比較するとわかるよ
うに、依頼者端末40で閲覧可能な情報は限定されたも
のとなっている。依頼者画面には、不必要な情報、ある
いは業者側が見せたくない情報は除かれ、代わりに依頼
者が知りたい情報を付加している。例えば、依頼者確認
画面では、配達員コード、配達予定位置、配達推定位置
の情報は表示されない。逆に、依頼者が最も知りたい情
報である「いつ、どこに届いたか」に関する情報が表示
される。図8の例では、「8/30PM2:00に、東
京都新宿区X X X付近に、お届け致しました。」という
メッセージが表示されているが、この時点で配達されて
いない場合には、「ただいま、配達中です。」等のメッ
セージが表示される。
明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の
変更が可能である。例えば、上記実施形態では、位置特
定手段として、GPSを利用したが、PHS等の他の位
置特定手段を用いても良い。PHSにより位置を特定す
る場合、上記図1に示したGPSユニット4の代わりに
PHSユニットが用いられる。このPHSユニットはP
HS基地局のアンテナとのデータの送受信を可能として
おり、PHS基地局で受信した情報を基に、通信会社が
運営している位置情報センターで各端末の位置の把握を
することができる。このような位置情報センターから位
置情報を受信することにより、管理用コンピュータ10
では、各配達員の位置が常時把握できる。このように、
位置特定手段としてPHSを利用した場合には、配達員
端末1は自身の位置情報を取得せず、管理用コンピュー
タ10が直接取得することになる。この場合、識別情報
読取手段2により配達物の識別情報を取得すると、通信
手段8および通信手段11を介して、配達員コードと配
達物の識別情報が管理用コンピュータ10側に送信され
る。管理用コンピュータ10では、演算処理手段12
が、PHSを利用して把握している配達員の位置情報
と、通信手段8および通信手段11を介して取得した配
達物識別情報とを配達員コードを基に対応付けて、上記
ステップS4・S5と同様に、配達履歴データベース1
5に登録すると共に、表示手段13に表示される。
配達物の配達位置の確認のため、配達物に付加された配
達物識別情報を読取り、自身の位置を定期的に特定する
ことにより位置情報を得る位置特定装置から配達物識別
情報の読取時の位置情報を保持し、配達物識別情報と位
置情報を対応付けて出力するようにしたので、配達物が
目的とする位置に到達したかどうかを確認することが可
能となるという効果を奏する。
ある。
ローチャートである。
を示す図である。
を示す図である。
示す構成図である。
を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】配達物に付加された配達物識別情報を読取
る段階と、 自身の位置を定期的に特定することにより位置情報を得
る位置特定装置から、前記配達物識別情報の読取時の位
置情報を保持する段階と、 前記配達物識別情報と位置情報を対応付けて出力する段
階と、 を有することを特徴とする配達位置確認方法。 - 【請求項2】配達員が携帯する配達員端末と、当該配達
員端末とデータ送受信可能とされた管理用コンピュータ
を用いた配達位置確認方法であって、 配達員端末に接続された識別情報読取装置により配達物
に付加された配達物識別情報を読取る段階と、 自身の位置を定期的に特定することにより位置情報を得
る位置特定装置から、前記配達物識別情報の読取時の位
置情報を前記配達員端末内のメモリに保持する段階と、 前記配達物識別情報と位置情報を対応付けて前記管理用
コンピュータに送信する段階と、 前記管理用コンピュータにおいて、受信した配達物識別
情報と位置情報を対応付けて出力する段階と、 を有することを特徴とする配達位置確認方法。 - 【請求項3】配達員が携帯する配達員端末と、当該配達
員端末とデータ送受信可能とされた管理用コンピュータ
を用いた配達位置確認方法であって、 配達員端末に接続された識別情報読取装置により配達物
に付加された配達物識別情報を読取る段階と、 前記配達物識別情報の読取時の位置情報を前記管理用コ
ンピュータで把握すると共に、前記配達員端末が、前記
配達物識別情報を前記管理用コンピュータに送信する段
階と、 前記管理用コンピュータにおいて、受信した配達物識別
情報と位置情報を対応付けて出力する段階と、 を有することを特徴とする配達位置確認方法。 - 【請求項4】前記配達物識別情報と位置情報を対応付け
て出力する段階は、地図情報と重ねて表示を行うもので
あることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
に記載の配達位置確認方法。 - 【請求項5】配達物に付加された配達物識別情報を読取
る識別情報読取手段と、 自身が存在する位置を特定する位置特定手段と、 前記識別情報読取手段による識別情報の読取時の位置情
報を保持する位置情報保持手段と、 前記配達物識別情報と位置情報を対応付けて登録する配
達情報登録手段と、 前記登録された配達情報を出力する配達情報出力手段
と、 を有することを特徴とする配達位置確認システム。 - 【請求項6】前記識別情報読取手段、位置特定手段、位
置情報保持手段は配達員端末に装備されていると共に、
前記配達情報登録手段および配達情報出力手段は、管理
用コンピュータに装備されており、前記配達員端末から
前記管理コンピュータへ配達物識別情報および位置情報
を送信するものであることを特徴とする請求項4に記載
の配達位置確認システム。
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