JP2007122489A - 読取装置及び外出データキャリア決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが家から外に出ようとすることを認識すること。
【解決手段】複数の物体にそれぞれ設置された複数のRFIDのうち、電波の送受信が可能なものを認識するRFIDリーダにおいて、複数のRFIDのうち、ユーザの家に設置されたもの(家ID)を特定する家ID特定部311と、家IDを認識している場合に他のRFIDを認識した場合、該RFIDを示す識別情報を、その認識された時刻とともに記憶する記憶部32と、家IDが認識されなくなった場合に、記憶部32により記憶される時刻に基づいて、記憶部32により記憶される識別情報のうち、ユーザが家の外に出たときにも認識される外出IDを決定する外出ID決定部314と、を含んだことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は読取装置及び外出データキャリア決定方法に関する。
一定量のデータを記憶することができるデータキャリア(例えば、RFID(Radio Frequency Identification))を物体に取り付け、読取装置が該データキャリアの識別情報を読み取ることにより、物体の識別その他のサービスを提供することができるようにしたデータキャリアシステムが知られている。
データキャリアシステムにより提供されるサービスのひとつに、データキャリアの設置される位置を利用したナビゲーションサービスがある(例えば特許文献1)。以下、このナビゲーションサービスの例について説明する。
初めに、貼り付けられた場所を示す場所情報を記憶しているデータキャリアを街中のそこここ(バス停や店先など)に貼り付けておく。ユーザが読取装置(例えば、データキャリア読取機能付き携帯電話)を持って街中を歩くと、読取装置は、電波の届く範囲にあるデータキャリアから上記場所情報を取得する。
場所情報を取得した読取装置は、取得した場所情報により示される場所に応じた提供情報(バス接近情報やセール品情報など)を取得する。具体的には、予め読取装置に記憶されているものを取得することや都度ネット接続して取得することが考えられる。このようにして、読取装置はデータキャリアの貼り付けられた場所に応じた提供情報を取得し、取得した提供情報をユーザに対して提供する。
特開2004−206590号公報(第0004段落)
ところで、上記提供情報は、主として外出時にユーザが必要とするものである。しかしながら、上記従来の技術では、読取装置はユーザが外出しようとすることを認識することができず、ユーザが実際に外出し、提供情報が必要な場所に到達してから、その場所についての提供情報を取得しているので、ユーザが提供情報の提供を受けたいときにはまだ提供情報の取得中であるという場合があった。
これに対し、ユーザのホームスペース(家や職場など)にデータキャリアを設置し、該データキャリアが認識されなくなった時点で、ユーザが外出したと認識する方法も考えられるが、この方法によっても、実際に外出してからでないと外出を認識できないという問題があった。
従って、本発明の課題の一つは、これからユーザがホームスペースなどの所定エリアから外に出ようとすることを認識することができる読取装置及び外出データキャリア決定方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る読取装置は、複数の物体にそれぞれ設置された複数のデータキャリアのうち、電波の送受信が可能なものを認識する読取装置であって、前記複数のデータキャリアのうち、所定エリアに設置されたデータキャリアを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されるデータキャリアを認識している場合に他のデータキャリアを認識した場合、該データキャリアを示すデータキャリア識別情報を、その認識された時刻とともに記憶する外出データキャリア識別情報仮記憶手段と、前記特定手段により特定されるデータキャリアが認識されなくなった場合に、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される時刻に基づいて、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶されるデータキャリア識別情報のうち、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報を決定する外出データキャリア識別情報決定手段と、を含むことを特徴とする。
所定エリアから外に出るとき必ず身に着けるが、所定エリアではその物を身に着けない、という物がある。例えば、日本人は家の中で靴を履くことはないが、外出先ではほとんどの割合で履く。このような物は、外出の直前に身に着けられるものである。上記読取装置によれば、外出の直前に身に着けられたデータキャリアを判別することにより、上記靴のような外出の直前に身に着けられる物に取り付けられたデータキャリアを判別することができ、以降、読取装置は、このデータキャリアを媒介として、これからユーザがホームスペースなどの所定エリアから外に出ようとすることを認識することができるようになる。
また、上記読取装置において、当該読取装置は、前記特定手段により特定されるデータキャリアが認識されなくなったときの時刻を取得する時刻取得手段、をさらに含み、前記外出データキャリア識別情報決定手段は、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される外出データキャリア識別情報のうち、前記時刻取得手段により取得される時刻と、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される時刻と、の差が所定値以下であるものを、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報と決定する、こととしてもよい。
これによれば、読取装置は、外出前にデータキャリアを身に着けた時刻と、実際に外出した時刻と、を比較し、その差が所定値以下である場合に、外出の直前に身に着けられたデータキャリアであると判断することができる。
また、この読取装置において、当該読取装置は、前記所定値を、前記特定手段により特定されるデータキャリアごとに記憶する記憶手段、をさらに含み、前記外出データキャリア識別情報決定手段は、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される外出データキャリア識別情報のうち、前記時刻取得手段により取得される時刻と、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される時刻と、の差が、前記特定手段により特定されるデータキャリアのうち現に認識していたデータキャリアについて記憶される所定値以下である外出データキャリア識別情報を、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報と決定する、こととしてもよい。
これによれば、読取装置は、ホームスペースごとに所定値(上記「外出の直前」に関し、その「直前」の程度)を変更することができるので、ホームスペースごとの事情に鑑みた適切な外出データキャリア識別情報の決定ができるようになる。
また、本発明に係る外出データキャリア決定方法は、ユーザが所定エリア外に出たときに認識されるデータキャリアを決定するための外出データキャリア決定方法であって、複数の物体にそれぞれ設置された複数のデータキャリアのうち、電波の送受信が可能なものを認識する読取装置を使用し、前記複数のデータキャリアのうち、前記所定エリアに設置されたデータキャリアを特定する特定ステップと、前記特定ステップにおいて特定されるデータキャリアを認識している場合に他のデータキャリアを認識した場合、該データキャリアを示すデータキャリア識別情報を、その認識された時刻とともに記憶する外出データキャリア識別情報仮記憶ステップと、前記特定ステップにおいて特定されるデータキャリアが認識されなくなった場合に、前記外出データキャリア識別情報仮記憶ステップにおいて記憶される時刻に基づいて、前記外出データキャリア識別情報仮記憶ステップにおいて記憶される外出データキャリア識別情報のうち、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報を決定する外出データキャリア識別情報決定ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態に係るRFIDシステム10のシステム構成図である。同図に示すように、RFIDシステム10は複数のRFID20と、RFIDリーダ30と、サーバ装置40と、を含んで構成されている。
RFID20は、データを記憶することができるデータキャリアとして機能する装置であり、移動する物体や固定される物体に取り付けられる。また、RFID20はRFIDリーダ30によって、非接触でその記憶しているデータ(記憶データ)を読み取られることができるように構成されている。より具体的には、RFIDリーダ30の発する電磁場を、記憶しているデータに応じて変調することにより読み取られるように構成してもよい(パッシブ型、セミパッシブ型)し、RFIDリーダ30の発する電波が受信された場合に、記憶しているデータに応じた電波を送信することにより読み取られるように構成してもよい(アクティブ型)。
また、各RFID20には複数のRFID20の中から該RFID20を一意に識別可能な識別情報(RFID識別情報)が付与されており、各RFID20は自身に付与された識別情報を上記記憶データの一部として記憶している。
RFIDリーダ30は、例えば携帯電話に設けられたものであり、RFID20に記憶されるデータを読み取ることができるよう構成される。具体的には、RFID20に対して読み取り用信号を送信し、該読み取り用信号に対して返送されるデータ信号を受信する。このデータ信号はRFID20が記憶しているデータを含んでおり、RFIDリーダ30は、該データ信号からRFID20に記憶されるデータを取得している。なお、上述のようにRFID20には識別情報が記憶されており、RFIDリーダ30はデータ信号に含まれる該識別情報を取得することにより、識別情報読取装置として機能する。
このRFIDリーダ30は人間に携行され、様々な人やものに取り付けられたRFID20のうち、電波の送受信が可能なものから、その識別情報を取得する。これにより、RFIDリーダ30は、電波の送受信が可能なRFID20を認識する。
サーバ装置40は、携帯電話システムや無線LANシステムなどの移動体通信システムを経由してRFIDリーダ30と接続される。また、サーバ装置40はRFIDリーダ30やその他の装置(不図示)に提供するための情報(以下、提供情報と称する。)をRFID20の識別情報と対応付けて記憶している。RFIDリーダ30は、サーバ装置40に対して提供情報を読み出すための読出信号を送信し、この読出信号を受信したサーバ装置40は、記憶しているものの中から該読出信号に応じた提供情報を選出し、RFIDリーダ30に送信する。
RFIDリーダ30は、こうして送信された提供情報を受信し、ユーザに対して提供する。
本実施の形態では、ユーザが外出する直前に、RFIDリーダ30が、ユーザの外出時に必要な提供情報(バス接近情報やセール品情報など)をサーバ装置40から受信することができるようにする。まず、その概要について、図2を参照しながら説明する。同図に示すように、本実施形態では、ユーザの家にはRFID20が複数取り付けられている。以下では、これら家に取り付けられたRFID20を家IDと称する。この家IDは、RFIDリーダ30が家の中にある間、いずれかを認識するように配置されている。RFIDリーダ30は、これら複数の家ID(家ID群)のうちいずれかが認識されているときは、ユーザが家の中にいると判断する。
ユーザは、家から外出するとき、RFIDリーダ30とともに、いくつかのRFID20を身に着ける。RFIDリーダ30は、ユーザが外出時に身に着けるRFID20(以下、外出IDと称する。)を決定し、その識別情報を記憶する。こうして記憶された識別情報により識別される外出IDが認識されると、RFIDリーダ30は、読出信号をサーバ装置40に対して送信し、サーバ装置40は読出信号に応じた提供情報を選出してRFIDリーダ30に対し送信する。こうして、RFIDリーダ30は外出IDの認識時に、該外出IDに応じて、ユーザが外出時に必要とする提供情報を取得することができるようにしている。
以下、RFIDリーダ30の機能の詳細について説明する。図3はRFIDリーダ30の機能ブロックを示す機能ブロック図である。
RFIDリーダ30は、図3に示されるように、機能的には制御部31、記憶部32、入出力部33、ネットワーク通信部34、RFID通信部35を含んで構成される。制御部31は、識別情報取得部310、家ID特定部311、外出ID仮決定部312、外出時刻取得部313、外出ID決定部314、提供情報取得部315を含んで構成される。
制御部31は、記憶部32に記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットを備え、RFIDリーダ30の各部を制御する。制御部31の詳細については後述する。
記憶部32は、本実施の形態を実施するためのプログラムを記憶している。また、制御部31のワークメモリとしても動作する。また、記憶部32は、各RFID20の識別情報と対応付けて、その種別を記憶する。
図4は、この具体的な例である。同図に示すように、種別には「家」「着用」「可搬」などがあり、それぞれユーザの家に設置されるRFID20であること、ユーザが着用するRFID20であること、持ち運び可能なRFID20であること、を示している。
入出力部33は、RFIDリーダ30のユーザとのヒューマンマシンインターフェイスである。具体的には、キーパッド、マイク、スピーカなどを使用することができる。制御部31は、入出力部33を介してユーザの入力を受け付けるとともに、ユーザに対して提供情報を提供する。
ネットワーク通信部34はアンテナを含み、移動体通信システムにおける基地局装置と通信可能に構成される。制御部31は、ネットワーク通信部34を介してサーバ装置40と通信を行い、読出信号の送信や提供情報の受信を行う。
RFID通信部35は、RFID20に対して電波を送信することにより、該RFID20に記憶されるデータを読み取る。そして、読み取ったデータを制御部31に対して出力する。
以下、制御部31の機能の詳細について説明する。RFIDリーダ30を人間が携行する場合、RFID通信部35はその人がいる場所の近傍(RFID通信部35とRFID20との間で電波の送受信ができる範囲)にあるRFID20に記憶されるデータを定期的に読み取る。あるRFID20を人間が着用すれば、RFIDリーダ30によりそのRFID20に記憶されるデータは読み取られることになる。RFID通信部35は、こうして読み取ったデータを識別情報取得部310に対して出力する。
識別情報取得部310は、入力されたデータから、各RFID20の識別情報を取得する。これにより、識別情報取得部310は、複数のRFID20のうち、電波の送受信が可能なものを認識する。識別情報取得部310は、認識したRFID20の識別情報を、外出ID仮決定部312、外出時刻取得部313、及び提供情報取得部315に出力する。
家ID特定部311は、記憶部32にその識別情報が記憶される複数のRFID20のうち、所定エリアに設置されたRFID20を特定する。本実施形態では、この所定エリアはユーザの家であるとしている。家ID特定部311は、記憶部32においてその種別が「家」であると記憶されるRFID20を、家IDとして特定する。
外出ID仮決定部312は、識別情報取得部310が、上記家IDとして特定されるRFID20を認識している場合に他のRFID20を認識した場合、該RFID20を示す識別情報を、その認識された時刻とともに、後述する外出ID仮記憶テーブルに記憶させる。
具体的には、外出ID仮決定部312は、識別情報取得部310から入力されている識別情報の中に、家IDとして特定されるRFID20の識別情報が含まれているか否かを判断する。含まれていた場合、外出ID仮決定部312は、そのとき認識されているRFID20のうち、記憶部32においてその種別が「着用」又は「可搬」であるとして記憶されるRFID20を選択し、そのRFID20が識別情報取得部310において認識された時刻(認識時刻)とともに、外出ID仮記憶テーブルに書き込む。
図5は、外出ID仮記憶テーブルの例を示す図である。外出ID仮記憶テーブルは記憶部32に記憶されており、図5に示すように識別情報と認識時刻とを対応付けて記憶する。外出ID仮決定部312は、この外出ID仮記憶テーブルに、上記選択したRFID20の識別情報を、その認識時刻とともに記憶する。
外出時刻取得部313は、識別情報取得部310が、上記家IDとして特定されるRFID20を認識しているか否かを監視する。そして、ある時点においてそれまで認識されていた家IDが認識されなくなったことを認識した場合、その時刻を取得し、外出時刻とする。
外出ID決定部314は、外出時刻取得部313により上記家IDとして特定されるRFID20が認識されなくなったことが認識された場合に、外出ID仮記憶テーブルに記憶される認識時刻に基づいて、外出ID仮記憶テーブルに記憶される識別情報により識別されるRFID20のうち、外出IDとして取り扱うRFID20を決定する。
より具体的には、外出ID決定部314は、外出ID仮記憶テーブルに記憶される識別情報のうち、上記外出時刻と、その認識時刻と、の差(以下、差分時間と称する。)が所定の外出判定閾値以下であるものにより識別されるRFID20を、外出IDとして取り扱うことに決定する。
なお、この外出判定閾値は家IDごとに記憶される。図4には、その例が示されている。同図に示すように、記憶部32は、家IDごとに外出判定閾値を記憶している。外出ID決定部314は、現に認識していた家ID(記憶部32に家IDとして記憶されるRFID30のうち、最後まで認識していたもの)についての外出判定閾値を使用して、上記決定を行う。
以下、図4及び図5を参照しながら、具体的な例を挙げて説明する。外出時刻が8:39:03であったとすると、ID−Eについての差分時間は8分38秒、ID−Fについての差分時間は3分13秒となる。また、この直前まで認識されていた家IDがID−Aであったとすると、外出判定閾値は5分である。
ID−Eについての差分時間は外出判定閾値を超えているので、外出ID決定部314は、ID−Eを外出IDとしない。一方、ID−Fについての差分時間は外出判定閾値を下回っているので、外出ID決定部314は、ID−Fを外出IDとして決定する。
外出ID決定部314は、このようにして決定した外出IDを、以下に示す外出ID記憶テーブルに記憶させる。
図6は、外出ID記憶テーブルの例を示す図である。外出ID記憶テーブルは記憶部32に記憶されており、図6に示すように家IDの識別情報と外出IDの識別情報と差分時間とを対応付けて記憶する。外出ID決定部314は、この外出ID記憶テーブルに、上記決定した外出IDを、該外出IDについての差分時間及び上記外出ID決定に用いた外出判定閾値に対応する家IDとともに記憶する。
提供情報取得部315は、識別情報取得部310が、上記外出ID記憶テーブルに外出IDとして記憶されるRFID20を認識した場合に、該RFID20に応じた読出信号を生成し(例えば、ある特定のRFID20を認識したときには、バス接近情報を取得するための読出信号を生成するようにする。)、サーバ装置40に対して送信する。これを受信したサーバ装置40は、該識別情報に対応付けて記憶している提供情報をRFIDリーダ30に対して送信する。こうして、提供情報取得部315は外出IDに応じた提供情報を取得し、入出力部33を介してユーザに提供する。
ところで、制御部31は、外出ID決定部314による外出ID決定の状況に基づき、上記外出判定閾値を更新することが好ましい。すなわち、制御部31は、より適切に外出IDの決定が可能となるよう、上記外出ID決定処理に際して算出した各RFID20についての差分時間に基づき、上記外出判定閾値を更新することが好ましい。以下、この点について説明する。
制御部31は、家IDごとに外出判定閾値の更新を行う。また、制御部31は、外出ID決定部314による上記一連の処理が行われた後、該外出ID決定に用いた外出判定閾値について更新を行う。
まず、外出ID記憶テーブルに外出IDが1又は複数記憶されている場合、制御部31は、各外出IDについて記憶される差分時間のうち最小のものに基づいて、外出判定閾値を更新する。より具体的には、制御部31は、外出判定閾値を、この最小のものより、所定量だけ大きい値に設定する。そして、制御部31は新たな外出判定閾値と各外出IDについての差分時間とを比較し、差分時間が新たな外出判定閾値を上回っている外出IDについては、外出ID記憶テーブルから削除する。これにより、制御部31は、外出IDとして最も適切な1つを決定することができるようになる。
次に、外出ID記憶テーブルに外出IDが記憶されていない場合、制御部31は、外出ID仮記憶テーブルに記憶される各RFID20について、その認識時刻と、外出時刻と、に基づいて上記処理により算出された差分時間を取得する。そして、制御部31は、そのうち最小のものに基づいて、外出判定閾値を更新する。より具体的には、制御部31は、最小のものに所定値を加えたものを外出判定閾値とする。なお、この所定値も、好ましくは、最小の差分時間にこれを加えてなる時間が、他の差分時間以上となることがない程度の値である。これにより、例えば外出判定閾値が短すぎて外出IDが決定できなかった場合であっても、制御部31は適切に外出IDを決定することができるようになる。
以上説明したRFIDリーダ30の処理を、処理のフロー図を参照しながらより詳細に説明する。
図7は、RFIDリーダ30による外出ID決定処理の処理フロー図である。まず、RFIDリーダ30は、家IDが認識されているか否かを判断する(S1)。家IDが認識されていなければ、RFIDリーダ30は外出ID決定処理を終了する。一方、家IDが認識されていれば、外出ID仮記憶処理を行う(S2)。
ここで、外出ID仮記憶処理について説明する。図8は、外出ID仮記憶処理の処理フロー図である。RFIDリーダ30は認識されているRFID20全てについて(S21,S24)、その識別情報が「着用」又は「可搬」として記憶されているか否かを判断し(S22)、「着用」又は「可搬」として記憶されているものを、その認識時刻とともに外出ID仮記憶テーブルに記憶する(S23)。このとき、既に登録済みのものについては記憶しないことが好適である。
次に、RFIDリーダ30は外出ID仮記憶テーブルに記憶される全てのRFID20について(S25,S28)、現に認識されているか否かを判断し(S26)、認識されていないものを外出ID仮記憶テーブルから削除する(S27)。
外出ID仮記憶処理は以上のようにして行われる。
RFIDリーダ30は、家IDが認識されている間外出ID仮記憶処理を行い、認識されなくなった場合に、以下の処理を開始する(S3)。すなわち、RFIDリーダ30は認識されなくなった時刻を外出時刻として取得する(S4)。
次に、RFIDリーダ30は、外出ID仮記憶テーブルに記憶される全てのRFID20について以下の処理を行う(S5,S9)。すなわち、外出時刻と認識時刻の差を算出し、差分時間とする(S6)。RFIDリーダ30は、この差分時間が外出判定閾値を下回っているか否かを判断し(S7)、下回っている場合に、認識されていた家IDと対応付けて、該RFID20を外出IDとして外出ID記憶テーブルに記憶する(S8)。上回っている場合には、S8の処理は行われない。
上記処理が終了すると、RFIDリーダ30は、認識されていた家IDについての外出IDが増加したか否かを判断し(S10)、増加している場合にはその処理を終了する。一方、増加していない場合には、外出判定閾値更新処理を行う(S11)。
図9は、外出判定閾値(Ttとする。)更新処理の処理フロー図である。まずRFIDリーダ30は、認識されていた家IDについて、外出IDが記憶されているか否かを判断する(S111)。記憶されていなければ、外出ID仮記憶テーブルに記憶される各RFID20のそれぞれについてS6で算出した差分時間のうち、最も小さいもの(Taとする。)を取得し、Tt=Ta+αの計算を行うことにより、外出判定閾値を更新する(S112)。このαは所定値であり、一例としては、上記Taにαを加えてなる時間が、他の差分時間以上となることがない程度の値である。
外出IDが記憶されている場合には、RFIDリーダ30は、各外出IDに対応付けて記憶される差分時間のうち最も小さいもの(Tbとする。)を取得する(S113)。そして、取得したTbが外出判定閾値Tt以上であれば、Tt=Tt−(Tt−Tb)×βの計算を行うことにより、外出判定閾値を更新する(S115)。これにより、RFIDリーダ30は、Tbより(1−β)×(Tt−Tb)だけ大きい値に外出判定閾値を設定している。一方、取得したTbが外出判定閾値Tt未満であれば、Tt=Tb+γの計算を行うことにより、外出判定閾値を更新する(S116)。これによっても、RFIDリーダ30は、Tbよりγだけ大きい値に外出判定閾値を設定している。
以上説明したようにすることにより、RFIDリーダ30は、外出の直前に認識されたRFID20を外出IDとして記憶することができ、以降、RFIDリーダ30は、この外出IDを媒介として、これからユーザが家などの所定エリアから外に出ようとすることを認識することができるようになる。そして、外出直前に、外出してから必要となる提供情報(例えばバス接近情報やセール品情報など)を取得することができるようになる。
また、RFIDリーダ30は、ホームスペースごとに外出判定閾値を変更することができるので、家やオフィスなど、それぞれホームスペースの事情に鑑みた適切な外出IDの決定ができるようになる。
本発明の実施の形態に係るRFIDシステムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る外出ID決定処理の説明図である。 本発明の実施の形態に係るRFIDリーダの機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態に係るRFID種別記憶テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る外出ID仮記憶テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る外出ID記憶テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る外出ID決定処理の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る外出ID仮記憶処理の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る外出判定閾値更新処理の処理フローを示す図である。
符号の説明
10 RFIDシステム、20 RFID、30 RFIDリーダ、31 制御部、32 記憶部、33 入出力部、34 ネットワーク通信部、35 RFID通信部、40 サーバ装置、310 識別情報取得部、311 家ID特定部、312 外出ID仮決定部、313 外出時刻取得部、314 外出ID決定部、315 提供情報取得部。

Claims (4)

  1. 複数の物体にそれぞれ設置された複数のデータキャリアのうち、電波の送受信が可能なものを認識する読取装置であって、
    前記複数のデータキャリアのうち、所定エリアに設置されたデータキャリアを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定されるデータキャリアを認識している場合に他のデータキャリアを認識した場合、該データキャリアを示すデータキャリア識別情報を、その認識された時刻とともに記憶する外出データキャリア識別情報仮記憶手段と、
    前記特定手段により特定されるデータキャリアが認識されなくなった場合に、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される時刻に基づいて、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶されるデータキャリア識別情報のうち、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報を決定する外出データキャリア識別情報決定手段と、
    を含むことを特徴とする読取装置。
  2. 請求項1に記載の読取装置において、
    当該読取装置は、
    前記特定手段により特定されるデータキャリアが認識されなくなったときの時刻を取得する時刻取得手段、
    をさらに含み、
    前記外出データキャリア識別情報決定手段は、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される外出データキャリア識別情報のうち、前記時刻取得手段により取得される時刻と、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される時刻と、の差が所定値以下であるものを、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報と決定する、
    ことを特徴とする読取装置。
  3. 請求項2に記載の読取装置において、
    当該読取装置は、
    前記所定値を、前記特定手段により特定されるデータキャリアごとに記憶する記憶手段、
    をさらに含み、
    前記外出データキャリア識別情報決定手段は、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される外出データキャリア識別情報のうち、前記時刻取得手段により取得される時刻と、前記外出データキャリア識別情報仮記憶手段により記憶される時刻と、の差が、前記特定手段により特定されるデータキャリアのうち現に認識していたデータキャリアについて記憶される所定値以下である外出データキャリア識別情報を、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報と決定する、
    ことを特徴とする読取装置。
  4. ユーザが所定エリア外に出たときに認識されるデータキャリアを決定するための外出データキャリア決定方法であって、
    複数の物体にそれぞれ設置された複数のデータキャリアのうち、電波の送受信が可能なものを認識する読取装置を使用し、
    前記複数のデータキャリアのうち、前記所定エリアに設置されたデータキャリアを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにおいて特定されるデータキャリアを認識している場合に他のデータキャリアを認識した場合、該データキャリアを示すデータキャリア識別情報を、その認識された時刻とともに記憶する外出データキャリア識別情報仮記憶ステップと、
    前記特定ステップにおいて特定されるデータキャリアが認識されなくなった場合に、前記外出データキャリア識別情報仮記憶ステップにおいて記憶される時刻に基づいて、前記外出データキャリア識別情報仮記憶ステップにおいて記憶される外出データキャリア識別情報のうち、前記ユーザが前記所定エリア外に出たときにも認識される外出データキャリア識別情報を決定する外出データキャリア識別情報決定ステップと、
    を含むことを特徴とする外出データキャリア決定方法。
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