JP2003267555A - 情報記録担体、商品梱包物、リーダ/ライタ装置、ならびにリーダ装置 - Google Patents

情報記録担体、商品梱包物、リーダ/ライタ装置、ならびにリーダ装置

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JP2003267555A
JP2003267555A JP2002067552A JP2002067552A JP2003267555A JP 2003267555 A JP2003267555 A JP 2003267555A JP 2002067552 A JP2002067552 A JP 2002067552A JP 2002067552 A JP2002067552 A JP 2002067552A JP 2003267555 A JP2003267555 A JP 2003267555A
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product
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JP2002067552A
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English (en)
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Wakahiro Kawai
若浩 川井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JP2003267555A publication Critical patent/JP2003267555A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食料品などの商品の流通情報を、消費者が的
確に把握することが可能となるような、商品あるいは商
品梱包物に付属される情報記録担体を提供する。 【解決手段】 各流通過程において、商品に付属してい
るRFIDに対して、その流通過程において行われた処
理内容などが流通情報として記録される。また、流通情
報の記録が行われる際に、標準電波JJYを受信するこ
とによって得られる時間情報、ならびに、GPSによっ
て得られる位置情報を強制的にRFIDに書き込むこと
によって、RFIDに記録されている流通情報の信憑性
を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、肉、魚、酒
類などの食料品に関する流通情報を開示するためのシス
テムに関するものであり、特に、流通情報を記録するた
めの、商品あるいは商品梱包物に付属するRFIDなど
の情報記録担体、この情報記録担体が設けられた商品梱
包物、ならびに、情報記録担体に対して情報の読み書き
を行うリーダ/ライタ装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者の健康に対する関心が高ま
っており、食料品などの安全性、健全性などを考慮して
購入品を決定する風潮が広まっている。例えば、消費者
は、ある食料品を購入する際に、その食料品が無農薬で
栽培されたものであるか、あるいは、無添加のものであ
るかを確認したり、例えば牛肉に関しては、狂牛病の危
険性がないかをチェックしたり、というような購買行動
をとる傾向が強まっている。そこで、各食料品に関し
て、その生産者、流通経路、加工方法、加工業者などの
流通情報が確認できるような販売システムが望まれてい
る。
【0003】従来、食料品に関する上記のような流通情
報は、食料品を梱包するパックの表面等に販売業者が添
付した印刷ラベルや、販売店に設置されている掲示板な
どによって確認されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、食料品
に対する流通情報の提示は、印刷ラベルや販売店での掲
示によって行われているが、これらは、販売者のモラル
に依存していることになる。すなわち、例えば商品に貼
り付けられている印刷ラベルは、書き換えや貼り替えな
どが容易に行うことが可能となっており、虚偽の流通情
報を提示することは比較的容易に行うことができるとい
う現実がある。実際、このような虚偽の流通情報の掲示
が発覚して、社会問題にまでなっている。したがって、
このような印刷ラベルや販売店での掲示による流通情報
に対する消費者の信頼度は低く、より信頼性の高い流通
情報表示形態が望まれている。
【0005】また、印刷ラベルによって流通情報を掲示
する場合、ラベルのスペース上の問題によって、表示可
能な情報量は比較的少ないものとなっている。よって、
流通経路や加工形態などが非常に多様になっている現在
の流通形態を、消費者が満足するような情報量で印刷ラ
ベルに表示させることは困難となっている。
【0006】また、食料品を小売する場合に用いられる
梱包材は、従来廃棄されていたが、資源問題やごみ処理
問題がクローズアップされるにしたがって、これらをリ
サイクルして再利用する社会風潮が生じている。しかし
ながら、食料品に対する梱包材は、食料品に対する衛生
上の安全性という観点から、回収経路の明確でないも
の、あるいは多種食料品に使用したものなどは、そのま
ま再利用することが難しいという問題がある。このよう
な理由により、梱包材を一旦原材料に戻してから再加工
をするなどの方法が採られている。よって、再利用コス
トが上昇することになり、一般企業などにとっては、国
からの補助などがない限り、積極的にリサイクルシステ
ムを導入することは難しくなっている。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、食料品などの商品の流通情
報を、消費者が的確に把握することが可能となるよう
な、商品あるいは商品梱包物に付属される情報記録担
体、商品梱包物、リーダ/ライタ装置、ならびにリーダ
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る情報記録担体は、特定の商品、ある
いは、特定の商品を流通させる上で用いられる、該商品
を梱包する商品梱包物に付属され、無線通信によって情
報の読み出しおよび書き込みが可能な情報記録担体であ
って、上記商品の流通過程における、生産過程、検査過
程、加工過程、販売過程、および回収過程のうちの少な
くとも2つの過程における流通処理の内容が流通情報と
して記録されることを特徴としている。
【0009】上記の情報記録担体は、無線による読み書
き動作が可能であり、特定の商品あるいは商品梱包物に
付属されるものとなっている。そして、この情報記録担
体には、梱包している商品の流通過程における少なくと
も2つの過程における流通処理の内容が記録されてい
る。
【0010】従来、商品や商品梱包物において、例えば
その商品の生産過程における情報や、あるいは、商品の
販売管理のための販売過程の情報が、付属している情報
記録担体に記録されるというような形態は存在している
が、これらは基本的に、ある特定の1つの流通過程に関
する情報が情報記録担体に記録されるのみであり、異な
る2つ以上の流通過程に関する情報が同じ情報記録担体
に記録されるような形態は存在していなかった。
【0011】これに対して、上記の構成では、情報記録
担体には、少なくとも2つ以上の流通過程における流通
処理の内容が記録されていることになる。したがって、
この情報記録担体に記録されている流通情報を読み出す
ことにより、その商品の流通における途中の経過過程に
ついても把握することが可能となる。これにより、流通
過程を検証することによってその商品の安全性や健全性
を把握することが可能となる。
【0012】また、上記情報記録担体は、無線によって
情報の読み書きが可能となっている。したがって、例え
ば梱包している商品によって商品梱包物の形状が異なっ
ていたとしても、位置合わせなどを行うことなく、情報
記録担体に対する情報の読み書きが可能となる。よっ
て、流通処理内容を記録するという作業を容易にかつ迅
速に行うことが可能となるので、各流通過程を管理する
業者などに対する処理上の負担を低減することができ、
このような流通システムの導入を促進することができ
る。
【0013】また、本発明に係る情報記録担体は、上記
の構成において、上記流通情報が記録される際に、公的
に発信されている時間情報に基づいて、記録が行われた
時点の記録日時情報も記録され、この記録日時情報が書
き換え不可能となっている構成としてもよい。
【0014】上記の構成によれば、情報記録担体に流通
情報が記録される際には、公的に発信されている時間情
報に基づいて、記録が行われた時点の記録日時情報も記
録されることになる。よって、流通情報と記録日時情報
との両者を比較することによって、各流通過程において
記録された情報の信憑性を確認することができる。例え
ば、流通情報として各種処理日時などが記録されている
場合に、記録日時情報と照らし合わせることによって、
その妥当性を確認することができる。
【0015】また、上記のようにして記録された記録日
時情報は、上記情報記録担体において書き換え不可能と
なっているので、記録日時情報の書き換えが行われるこ
とを防止することが可能となり、不正な流通情報が偽造
される可能性を低減することができる。
【0016】また、本発明に係る情報記録担体は、上記
の構成において、上記流通情報が記録される際に、公的
に発信されている位置情報に基づいて、記録が行われた
場所の記録位置情報も記録され、この記録位置情報が書
き換え不可能となっている構成としてもよい。
【0017】上記の構成によれば、情報記録担体に流通
情報が記録される際には、公的に発信されている位置情
報に基づいて、記録が行われた場所の記録位置情報も記
録されることになる。よって、流通情報と記録位置情報
との両者を比較することによって、各流通過程において
記録された情報の信憑性を確認することができる。例え
ば、生産地などを偽って記録したとしても、記録位置情
報に基づいて、この情報が不信なものであることが認識
できることになる。
【0018】また、上記のようにして記録された記録位
置情報は、上記情報記録担体において書き換え不可能と
なっているので、記録位置情報の書き換えが行われるこ
とを防止することが可能となり、不正な流通情報が偽造
される可能性を低減することができる。
【0019】また、本発明に係る情報記録担体は、上記
の構成において、上記商品が食料品である構成としても
よい。
【0020】一般に、食料品に関しては、消費者は、そ
の安全性、健全性などを考慮して購入品を決定する風潮
が広まっている。このような食料品に対して、上記のよ
うな情報記録担体を付属させることによって、消費者
は、その食料品の流通情報を確認することが可能とな
る。例えば、流通情報における生産地などの情報を消費
者が確認することによって、その食料品の安全性などを
判断することが可能となる。
【0021】また、本発明に係る商品梱包物は、特定の
商品を梱包するための梱包容器と、上記梱包容器に対し
て離脱不能な状態で設けられている上記本発明に係る情
報記録担体とを備えていることを特徴としている。
【0022】上記の構成によれば、本発明に係る上記情
報記録担体が、梱包容器に対して離脱不能な状態で設け
られている。よって、このような商品梱包物を回収して
再利用する場合などに、情報記録担体に記録されている
流通情報を読み出すことによって、その商品梱包物がど
のような状態で利用されていたのかを把握することが可
能となる。したがって、商品梱包物を再利用する際に、
同様の形態で利用するようにリサイクル処理を行うこと
によって、例えば商品梱包物を再加工するなどの処理を
行う必要をなくすことができる。これにより、リサイク
ルにかかるコストを低減することが可能となる。
【0023】また、本発明に係るリーダ/ライタ装置
は、上記の構成において、特定の商品、あるいは、特定
の商品を流通させる上で用いられる、該商品を梱包する
商品梱包物に付属された情報記録担体に対して、無線通
信によって情報の読み出しおよび書き込みを行うリーダ
/ライタ装置であって、公的に発信されている時間情
報、および/または、公的に発信されている位置情報を
取得する公的情報取得部と、上記情報記録担体に対し
て、上記商品の流通過程における流通処理の内容を流通
情報として記録する処理とともに、上記流通情報の記録
が行われる際に、上記公的情報取得部によって得られた
情報を強制的に記録する処理を制御する制御部とを備え
ていることを特徴としている。
【0024】上記の構成では、まず、公的情報取得部に
よって、公的に発信されている時間情報、および/また
は、公的に発信されている位置情報を取得することが可
能となっている。ここで、公的に発信されている時間情
報とは、例えば通信総合研究所がタイムコードとして発
信している標準電波によって示される時間情報などのこ
とであり、公的に発信されている位置情報とは、例えば
GPS(Global Positioning System)によって得られる
位置情報などのことである。
【0025】そして、特定の商品あるいは商品梱包物に
付属された情報記録担体に対して流通情報を記録する際
には、公的情報取得部によって得られた情報が強制的に
記録されるようになっている。したがって、情報記録担
体に記録されている流通情報と、公的情報取得部によっ
て得られた情報との両者を比較することによって、各流
通過程において記録された情報の信憑性を確認すること
ができる。例えば、生産地などを偽って記録したとして
も、公的情報取得部によって得られた位置情報の記録に
基づいて、この情報が不信なものであることが認識でき
ることになり、各種処理日時なども、公的情報取得部に
よって得られた時間情報の記録と照らし合わせることに
よって、その妥当性を確認することができる。
【0026】また、本発明に係るリーダ装置は、上記本
発明に係る情報記録担体から無線通信によって情報の読
み出しを行うリーダ装置であって、上記情報記録担体に
記録されている情報を表示する表示手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0027】上記の構成によれば、情報記録担体に記録
されている情報、例えば流通情報、記録日時情報、およ
び記録位置情報などが、表示手段によって表示すること
が可能となる。このようなリーダ装置を、例えば販売店
における商品の陳列棚近傍などに設置すれば、消費者
は、購入しようとする商品に付属している情報記録担体
をリーダ装置に読み取らせて表示させることによって、
その商品の詳細な流通情報を確認することが可能とな
る。また、この表示手段としては、比較的大型のディス
プレイなどを用いることが可能であるので、表示される
情報の量が多少多くても、消費者にとって比較的読みや
すい文字の大きさで情報を表示することが可能となる。
【0028】また、情報記録担体からの情報の読み取り
は無線通信によって行われるので、いかなる方向に商品
が向いていても情報の読み出しが可能となる。よって、
消費者が購入しようとする商品の情報の表示を行わせる
際の手間を非常に簡便にすることができるので、消費者
は、気軽に商品の流通情報の表示動作を行うことが可能
となる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図6に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0030】図2は、本実施形態における商品流通シス
テムの概略を示すブロック図である。同図に示すよう
に、該商品流通システムは、生産者1、流通業者2、加
工業者3、販売業者4、および回収業者5から構成され
ている。この商品流通システムでは、生産者1によって
生産された商品は、形態を変えながら流通業者2、加工
業者3、および販売業者4を経由して、消費者9に購入
されることになる。そして、消費者9が該当商品を消費
し、その商品を梱包していた梱包材が回収業者5に回収
される。回収された梱包材は、洗浄処理などが施された
後に加工業者3に送られ、再び商品の梱包材として使用
されるようになっている。ここで、商品の種類は特に限
定されるものではないが、例えば食肉、魚介類、野菜、
果物などの食料品、ワインなどの飲料品などが挙げられ
る。
【0031】各商品には、RFIDタグ(以降、単にR
FIDと称する)が取り付けられており、流通過程の情
報が記録されるようになっている。RFID(情報記録
担体)とは、無線によってデータの読み出し/書き込み
が可能なメモリを備えた微小なICチップモジュールで
ある。以下に、上記商品流通システムにおける各流通過
程について詳しく説明する。
【0032】生産者1は、商品7Aを生産する業者であ
る。この生産者1としては、例えば、家畜などを育成す
る畜産農家、魚介類を捕獲する漁師、野菜や果物などを
栽培する農家などが挙げられる。ここで生産された商品
7AのそれぞれにはRFID8Aが取り付けられる。ま
た、生産者1は、このRFID8Aに対してデータの書
き込みを行うリーダ/ライタ装置6Aを設けている。
【0033】生産者1によって商品7Aが出荷される際
には、リーダ/ライタ装置6Aによって、RFID8A
に対して、生産者1に関する情報、該当商品7Aに関す
る情報、ならびに、これらの情報の書き込みを行った場
所および時間の情報が記録される。ここで、情報の書き
込みが行われた場所および時間の情報の記録は、リーダ
/ライタ装置6Aによって強制的に行われるものであ
り、この内容は生産者1によって変更することは不可能
となっている。この仕組みについては後述する。
【0034】流通業者2は、生産者1から商品7Aを納
入し、適宜流通検査などを行った後に、商品7Bとして
加工業者3に出荷する業者である。この流通業者2とし
ては、例えば卸売市場などが上げられる。流通業者2
は、リーダ/ライタ装置6Bを設けているとともに、商
品7BのそれぞれにはRFID8Bが取り付けられる。
このRFID8Bは、生産者1において取り付けられた
RFID8Aと同じものでもよいし、出荷形態に応じて
新たなRFID8Bを取り付けるようにしてもよい。新
たなRFID8Bを取り付ける場合、RFID8Aに記
録されている情報は、新たなRFID8Bにコピーされ
るようにする。
【0035】流通業者2によって商品7Bが出荷される
際には、リーダ/ライタ装置6Bによって、RFID8
Bに対して、流通業者2に関する情報、該当商品7Bに
関する情報、ならびに、これらの情報の書き込みを行っ
た場所および時間の情報が記録される。なお、ここでの
情報の書き込みを行った場所および時間の情報の記録
も、リーダ/ライタ装置6Bによって強制的に行われる
ようになっている。
【0036】加工業者3は、流通業者2から商品7Bを
納入し、適宜加工などを行った後に、商品7Cとして販
売業者4に出荷する業者である。加工業者3は、リーダ
/ライタ装置6Cを設けているとともに、商品7Cのそ
れぞれにはRFID8Cが取り付けられる。
【0037】ここで、商品7Cは、流通業者2から納入
した商品7Bを加工したものであり、通常、商品7Bと
は形状が異なるとともに、数量が増加する(複数の部分
に分割される)場合が多い。したがって、商品7Bに取
り付けられていたRFID8Bに記録されている情報
は、該商品7Bを加工することによって生成された複数
の商品7Cに取り付けられるRFID8Cのそれぞれに
コピーされるようにする。
【0038】加工業者3によって商品7Cが出荷される
際には、リーダ/ライタ装置6Cによって、RFID8
Cに対して、加工業者3に関する情報、該当商品7Cに
関する情報、ならびに、これらの情報の書き込みを行っ
た場所および時間の情報が記録される。なお、ここでの
情報の書き込みを行った場所および時間の情報の記録
も、リーダ/ライタ装置6Cによって強制的に行われる
ようになっている。
【0039】販売業者4は、加工業者3から商品7Cを
納入し、これに例えば商品ラベルなどを貼り付けて、店
舗にて消費者9に向けて商品7Dとして販売する業者で
ある。販売業者4は、リーダ/ライタ装置6Dを設けて
いるとともに、商品7DのそれぞれにはRFID8Dが
取り付けられる。
【0040】このRFID8Dは、加工業者3において
取り付けられたRFID8Cと同じものでもよいし、販
売形態に応じて新たなRFID8Dを取り付けるように
してもよい。新たなRFID8Dを取り付ける場合、R
FID8Cに記録されている情報は、新たなRFID8
Dにコピーされるようにする。
【0041】販売業者4によって商品7Dが販売される
際には、リーダ/ライタ装置6Dによって、RFID8
Dに対して、販売業者4に関する情報、該当商品7Dに
関する情報、ならびに、これらの情報の書き込みを行っ
た場所および時間の情報が記録される。なお、ここでの
情報の書き込みを行った場所および時間の情報の記録
も、リーダ/ライタ装置6Dによって強制的に行われる
ようになっている。
【0042】消費者9は、販売業者4の店舗において、
商品7Dが陳列されている近傍に配置された表示部によ
って、購入しようとしている商品7Dに取り付けられて
いるRFID8Dに記録されている流通情報を確認し
て、該当商品7Dの購入を決定する。これにより、消費
者9は、購入する商品7Dの安全性などを判断すること
が可能となる。
【0043】回収業者5は、消費者9によって購入さ
れ、消費された商品7Eを梱包していた梱包材7Fを回
収する業者である。この梱包材7Fには、梱包していた
商品7Eの流通情報が記録されたRFID8Fが取り付
けられている。また、回収業者5は、リーダ/ライタ装
置6Fを設けており、回収された梱包材7Fに取り付け
られているRFID8Fに記録されている情報を読み取
ることによって、その梱包材7Fがどのような商品を梱
包していたものであるかを把握することが可能となって
いる。
【0044】そして、回収業者5は、回収した梱包材7
Fを、使用履歴に応じて分別し、それぞれ対応する加工
業者3に対してリサイクル品として納入する。この納入
の際にも、リーダ/ライタ装置6Fを用いて、RFID
8Fに対して、回収業者の情報、回収時の処理内容など
の情報、ならびに、これらの情報の書き込みを行った場
所および時間の情報が記録される。なお、ここでの情報
の書き込みを行った場所および時間の情報の記録も、リ
ーダ/ライタ装置6Dによって強制的に行われるように
なっている。
【0045】次に、リーダ/ライタ装置6の構成につい
て、図1を参照しながら以下に説明する。リーダ/ライ
タ装置6は、RF(Radio Frequency)通信によってRF
ID8との間でデータ通信を行うものであり、RFID
8に記録されている情報を読み出したり、新たに情報を
書き込んだりする処理を行うものである。なお、ここで
言うリーダ/ライタ装置6とは、図2で示したリーダ/
ライタ装置6A・6B・6C・6D・6Fに相当するも
のであり、RFID8とは、図2で示したRFID8A
・8B・8C・8D・8E・8Fに相当するものであ
る。図1に示すように、リーダ/ライタ装置6は、搬送
波発生部10、変調部11、増幅部12、アンテナコイ
ル13、制御部14、時刻情報取得部(公的情報取得
部)15、位置情報取得部(公的情報取得部)16、お
よび表示部17を備えた構成となっている。
【0046】搬送波発生部10は、RFID8との間で
RF通信を行う際に、データを搬送させるために用いる
搬送波を発生するブロックである。この搬送波として
は、例えば周波数13.56MHz帯の波が用いられ
る。
【0047】変調部11は、制御部14から送られてく
るデータに基づいて、搬送波発生部10にて発生された
搬送波にデータを重畳させる変調処理を行うブロックで
ある。搬送波に対してのデータの重畳は、例えばASK
(Amplitude Shift Keying)によって搬送波を変調するこ
とによって行われる。
【0048】増幅部12は、変調部11において変調さ
れた搬送波の電力を増幅するブロックである。アンテナ
コイル13は、増幅部12で増幅された搬送波を電波と
してRFID8に向けて出力することによってデータの
送信を行うとともに、RFID8からの信号の受信を行
うブロックである。アンテナコイル13におけるRFI
D8からの信号の受信は次のようにして行われる。アン
テナコイル13は、交信領域において、RFID8にお
けるアンテナコイル20との間で電磁結合状態となるの
で、アンテナコイル13のインピーダンスは、RFID
8のインピーダンスの変化によって変化することにな
る。すなわち、アンテナコイル13に流れる電流の変化
を検出することによって、RFID8からの信号の受信
が行われる。
【0049】時刻情報取得部15は、標準電波JJYを
受信するためのブロックであり、受信アンテナおよび復
調部などによって構成されるものである。標準電波JJ
Yとは、日本において、通信総合研究所が発信している
タイムコードに関する情報を含んだ電波信号であり、こ
の標準電波を受信することによって、その時点の時刻を
秒単位で把握することができる。RFID8に対して情
報を書き込む際には、この時刻情報取得部15によって
取得された時刻情報が強制的に不可されて書き込まれる
ことになる。
【0050】なお、上記の例では、標準電波を用いて、
情報の書き込み時の時間情報を得る方法としているが、
これに限定されるものではなく、公的に発信されている
時間情報であれば、どのような時間情報発信源を用いて
もよい。例えば、電話による時報サービスを利用した
り、インターネット上で時刻情報を発信しているサーバ
からの情報を利用する方法などであってもよい。
【0051】位置情報取得部16は、GPS(Global Po
sitioning System)などを利用して、リーダ/ライタ装
置6の位置情報を取得するブロックである。RFID8
に対して情報を書き込む際には、この位置情報取得部1
6によって取得された位置情報が強制的に付加されて書
き込まれることになる。
【0052】なお、上記の例では、GPSを用いて、情
報の書き込み時の位置情報を得る方法としているが、こ
れに限定されるものではなく、公的に取得可能な位置情
報であれば、どのような位置情報発信源を用いてもよ
い。例えば携帯電話網における最寄基地局の情報を得る
ような方法でもよい。
【0053】表示部17は、RFID8から読み取った
情報を表示したり、RFID8に対して記録を行おうと
している情報を表示したりするためのブロックである。
例えば図2において、販売業者4が備えているリーダ/
ライタ装置6Dの場合には、消費者9に対して商品7D
に関する流通情報を表示するモニターとして機能するこ
とになる。
【0054】制御部14は、リーダ/ライタ装置6にお
ける動作を総合的に制御するブロックであり、データ生
成部18およびデータ取得部19を備えている。データ
生成部18は、RFID8に対して記録を行う情報を生
成するブロックである。ここで、RFID8に対して記
録を行う情報は、大きく分けて2つに分類される。1つ
は、リーダ/ライタ装置6の管理者の意思によって記録
される任意書き込み情報であり、もう1つは、リーダ/
ライタ装置6の管理者の意思に拘らずに強制的に記録が
行われる強制書き込み情報である。
【0055】任意書き込み情報としては、情報の書き込
みを行った者に関する情報、および、情報の書き込みを
行おうとしているRFID8が取り付けられている商品
あるいは梱包材に関しての、その時点での流通情報など
が挙げられる。情報の書き込みを行った者に関する情報
としては、例えば生産者、流通業者、加工業者、販売業
者、および回収業者などの名称が挙げられる。流通情報
としては、例えばその商品の生産に関する情報、検査内
容、加工内容、販売時の情報、および、回収処理に関す
る情報などが挙げられる。
【0056】なお、図1においては図示していないが、
管理者が任意書き込み情報を入力するための入力手段、
例えばキーボードなどが備えられていてもよい。また、
制御部14が、データベースにアクセスすることが可能
な構成とし、このデータベースに、商品や梱包材に関す
る情報を予め登録しておくような構成としてもよい。こ
の場合、情報の記録を行おうとしている商品や梱包材に
取り付けられているRFID8に記録されている情報を
読み取ることによって、その商品や梱包材の種類を特定
し、これをデータベースに照会することによって、任意
書き込み情報として記録すべきデータを取り出すように
することができる。
【0057】強制書き込み情報としては、時刻情報取得
部15によって取得された現在時刻の情報(記録日時情
報)、および、位置情報取得部16によって取得された
現在位置の情報(記録位置情報)が挙げられる。現在時
刻の情報は、例えば西暦、年月日、時間などの情報から
なり、現在位置の情報は、例えば都道府県、市区町村、
番地などの情報からなるものとする。
【0058】なお、RFID8に対して、上記の強制書
き込み情報が記録される場合には、書き換え不可能に設
定されているメモリ部に記録されるように、RFID8
におけるメモリ制御が行われるようにしておくことが好
ましい。これにより、強制書き込み情報の書き換えが行
われることを防止することが可能となり、不正な流通情
報が偽造される可能性を低減することができる。
【0059】以上のような情報からなるデータがデータ
生成部18によって生成される。そして、生成されたデ
ータは制御部14から変調部11に伝送され、このデー
タに基づいて変調された搬送波がアンテナコイル13か
らRFID8に向けて送信される。
【0060】一方、データ取得部19は、RFID8か
らの信号を、アンテナコイル13に流れる電流の変化を
検出することによって受信し、これを復調することによ
って、RFID8から送信されるデータを取得するブロ
ックである。このデータ取得部19によって取得された
データは表示部17に伝送され、表示部17で表示され
ることによって、その内容を確認することができる。
【0061】(実施例1)次に、上記の商品流通システ
ムを、牛肉の流通に適用した場合の具体的な実施例につ
いて説明する。図3は、この実施例における流通の流れ
を模式的に示す図である。
【0062】まず、畜産農家などに相当する生産者1
は、育成した牛を出荷する際に、牛の耳などにRFID
8Aを取り付ける。このRFID8Aには、任意書き込
み情報として、生産者名、牛の品種名、性別、年齢、飼
育方法、飼料の種類などの情報が、生産者1による入力
によって記録される。そして、この任意書き込み情報の
記録が行われた時点で、リーダ/ライタ装置6によっ
て、その時点の現在時刻の情報、および記録が行われた
場所における現在位置の情報も、RFID8Aに記録さ
れる。
【0063】次に、牛の流通業者、あるいは牛の品質を
検査、保証する業者としての流通業者2が、検査業者
名、牛の品質等級、検査内容、保証内容などの情報を、
検査した牛に取り付けられているRFID8Bに任意書
き込み情報として記録する。ここで、各牛の搬送先に関
する情報をRFID8Bに記録するようにすれば、搬送
先の仕分け処理時に、RFID8Bから無線で情報を読
み出すことによって円滑かつ迅速に仕分け処理を行うこ
とが可能となる。なお、任意書き込み情報の記録が行わ
れた時点で、上記と同様に、リーダ/ライタ装置6によ
って、その時点の現在時刻の情報、および記録が行われ
た場所における現在位置の情報も、RFID8Bに記録
される。
【0064】加工業者3では、まず、流通業者2から1
頭単位で納入した牛を、各部位ごとの肉塊に大まかに切
り分ける作業が行われ、各肉塊に対して、新たなRFI
D8C1が取り付けられる。ここで、1頭の牛に取り付
けられていたRFID8Bに記録されていた情報は、そ
の牛から切り分けられた複数の肉塊にそれぞれ新たに取
り付けられるRFID8C1…にコピーされることにな
る。このコピー処理は、加工業者3が備えているリーダ
/ライタ装置6によって行われる。
【0065】具体的には、まず、元のRFID8Bに記
録されている情報が、リーダ/ライタ装置6によって読
み取られ、この情報が制御部14内のメモリに一時記憶
される。その後、新たなRFID8C1…に対して、リ
ーダ/ライタ装置6によって、メモリに一時記憶されて
いる情報の記録が行われる。ここで、このようなコピー
処理を行う際には、コピー元の情報がそのままコピー先
のRFIDに記録されるようにし、情報の改変を行うこ
とができないような処理システムにしておく。これによ
り、コピー処理が行われる際にデータの改変が行われ、
不正な流通情報が付加されることを防止することができ
る。
【0066】そして、このRFID8C1に対して、切
り分けを行った加工業者名、加工内容、保存方法などの
情報が、任意書き込み情報として記録される。また、任
意書き込み情報の記録が行われた時点で、上記と同様
に、リーダ/ライタ装置6によって、その時点の現在時
刻の情報、および記録が行われた場所における現在位置
の情報も、RFID8C1に記録される。
【0067】以上のようにして、1頭の牛が、複数の肉
塊に切り分けられると、その一部は肉塊の状態で食肉販
売店や他の加工業者に出荷され、残りは同じ加工業者3
において商品としての大きさの肉片となるように、さら
に細かく切り分けられる。そして、このそれぞれの肉片
に対しても、新たなRFID8C2が取り付けられる。
ここでも上記と同様に、1つの肉塊に取り付けられてい
たRFID8C1に記録されていた情報は、その肉塊か
ら切り分けられた複数の肉片にそれぞれに新たに取り付
けられるRFID8C2…にコピーされることになる。
【0068】そして、このRFID8C2に対して、切
り分けを行った加工業者名、加工内容、保存方法などの
情報が、任意書き込み情報として記録される。また、任
意書き込み情報の記録が行われた時点で、上記と同様
に、リーダ/ライタ装置6によって、その時点の現在時
刻の情報、および記録が行われた場所における現在位置
の情報も、RFID8C2に記録される。
【0069】さらに、これらの肉片は、商品として出荷
・陳列するために、梱包材に梱包されることになる。こ
の際には、各肉片に取り付けられていたRFID8C2
に記録されている情報は、梱包材に取り付けられている
RFID8C3にコピーされることになる。
【0070】そして、このRFID8C3に対して、梱
包を行った加工業者名、梱包方法、保存方法などの情報
が、任意書き込み情報として記録される。また、任意書
き込み情報の記録が行われた時点で、上記と同様に、リ
ーダ/ライタ装置6によって、その時点の現在時刻の情
報、および記録が行われた場所における現在位置の情報
も、RFID8C3に記録される。
【0071】なお、上記の例では、肉片に切り分ける処
理と梱包処理とが別の処理工程で行われる場合が想定さ
れているが、例えば肉片に切り分けると同時に、切り分
けた肉片を梱包するような処理形態の場合には、各肉片
に取り付けるRFID8C2を省略して、直接RFID
8C1の情報をRFID8C3にコピーして、各種情報
の記録を行うようにしてもかまわない。
【0072】次に、販売業者4が、加工業者3から梱包
済みの食肉商品を入荷すると、この食肉商品に取り付け
られているRFID8Dに対して、リーダ/ライタ装置
6によって、販売業者名、納入日時、陳列日時、賞味期
限、商品名、内容量、梱包容器種などの情報が、任意書
き込み情報として記録される。また、任意書き込み情報
の記録が行われた時点で、上記と同様に、リーダ/ライ
タ装置6によって、その時点の現在時刻の情報、および
記録が行われた場所における現在位置の情報も、RFI
D8Dに記録される。
【0073】ここで、食肉商品は、例えば図5に示すよ
うな形態で販売される。食肉は、梱包材としての容器2
1に、品名などを表示するシールラベル22が取り付け
られたラップなどによって密閉包装された状態で販売さ
れる。また、容器21には、RFID8が取り付けられ
ている。ここで、シールラベル22には、消費者9が、
その商品がどのようなものであるかを最低限認識するこ
とが可能となるような情報、たとえば商品名、値段、内
容量、賞味期限などの情報が記載されることになる。
【0074】以上のような食肉商品が、販売業者4にお
ける陳列棚などに陳列され、販売が行われることにな
る。消費者9は、購入しようとする食肉商品を選び、こ
れをリーダ/ライタ装置6に読み取らせることによっ
て、表示部17に、その食肉商品の流通履歴を表示させ
る。
【0075】図6は、表示部17に表示させた流通情報
の一例を示している。同図に示すように、流通情報は、
流通の各過程が時系列でならんだ表形式で表示され、各
流通過程ごとに、強制書き込み情報としての情報書き込
み場所情報および情報書き込み日時情報、任意書き込み
情報としての情報書き込み者情報および書き込み内容情
報などが表示されることになる。
【0076】消費者9は、この表示された流通情報を確
認することによって、その商品の安全性、健全性を認識
することが可能となる。また、表示部17は、比較的大
きなディスプレイを用いることが可能であるので、表示
される情報の量が多少多くても、消費者9にとって比較
的読みやすい文字の大きさで情報を表示することが可能
である。したがって、例えば図6に示したシールラベル
22などに、細かな文字で情報が記載されているより
も、表示部17に流通情報が表示される方が、消費者9
にとってはるかに読みやすく、また表示可能な情報量も
大きくすることが可能となる。
【0077】また、RFIDからの流通情報の読み取り
はRFによる無線通信によって行われるので、いかなる
方向に食肉商品が向いていても情報の読み出しが可能と
なる。これに対して、例えば従来のバーコードによって
商品の情報を読み出す場合には、バーコードリーダと、
商品に貼り付けられているバーコードラベルとの位置合
わせなどを行わせなければならず、やや煩雑な作業が必
要となっていた。すなわち、RFIDを用いることによ
って、消費者9が購入しようとする商品の情報の表示を
行わせる際の手間を非常に簡便にすることができるの
で、消費者9は、気軽に商品の流通情報の表示動作を行
うことが可能となる。
【0078】また、表示される流通情報には、強制書き
込み情報と、任意書き込み情報との両方が表示されるこ
とになるので、両者を比較することによって、各流通過
程において記録された情報の信憑性を確認することがで
きる。例えば、生産地などを偽って記録したとしても、
情報書き込み場所情報に基づいて、この情報が不信なも
のであることが認識できることになり、各種処理日時な
ども、情報書き込み日時と照らし合わせることによっ
て、その妥当性を確認することができる。
【0079】なお、上記した例では、各流通過程におい
て、強制書き込み情報として情報書き込み場所および情
報書き込み日時の情報が記録されるようになっている
が、少なくともどちらか一方が記録されるような流通シ
ステムであってもかまわない。すなわち、流通過程にお
ける場所に関する信頼度が重要視されるような商品であ
る場合には、情報書き込み場所の情報のみが強制的に記
録されるようにしてもよいし、流通過程における日時に
関する信頼度が重要視されるような商品である場合に
は、情報書き込み日時の情報のみが強制的に記録される
ようにしてもよい。しかしながら、場所と日時との両者
の情報が記録されるようにすれば、場所および日時に関
する情報の信頼度が互いに高められることになるので好
ましいといえる。
【0080】(実施例2)次に、上記の商品流通システ
ムにおける、梱包材のリサイクル過程の具体的な実施例
について説明する。図4は、この実施例における流通の
流れを模式的に示す図である。
【0081】まず、それぞれ異なる消費者9A・9B・
9Cが、RFID8E1・8E2・8E3がそれぞれ取
り付けられた容器状の梱包材をそれぞれ持っていたとす
る。これらの梱包材は、それぞれ異なる商品を梱包して
いたものとし、その商品は消費されて、梱包材自体は、
各消費者にとって不要となっているものとする。また、
RFID8E1・8E2・8E3には、その梱包材が梱
包していた商品に関する流通情報が記録されているもの
とする。また、RFID8E1・8E2・8E3は、例
えば梱包材に埋め込まれるような状態で取り付けられて
いるものとする。これにより、梱包材を開封したり、水
洗いなどを行った場合にも、RFIDが梱包材から剥離
することはなく、その梱包材に付随した個別情報の媒体
としてRFIDが利用されることになる。
【0082】回収業者5は、消費者9にとって不要にな
った梱包材を、その種類を問わずに一括して回収する。
回収方法としては、各消費者が梱包材の回収を行ってい
る場所に持参していく方法や、回収業者5が各消費者を
まわって回収する方法などが考えられるが、その方法は
どのようなものでもよい。また、梱包材を回収する際に
は、所定の金額を消費者に還元するようなシステムとす
れば、梱包材の回収率の向上が期待できる。
【0083】回収業者5は、あらゆる種類の商品を梱包
していた梱包材を一括して回収すると、回収された梱包
材に取り付けられているRFID8Fから情報を読み出
す。そして、ここで読み出された情報の中から、その梱
包材が梱包していた商品に関する情報がピックアップさ
れ、その商品の種類ごとに各梱包材が分類され、仕分け
られる。
【0084】ここでの梱包材の仕分けも、RFID8F
との間での無線通信によって得られるデータに基づいて
行われるので、仕分け作業をきわめて容易に行うことが
できる。例えば、あらゆる種類の梱包材をベルトコンベ
アで搬送させ、所定の位置でRFID8Fとの無線通信
を行い、読み出されたデータに基づいてその梱包材の搬
送経路を切り替える、というようなシステムを構築する
ことによって、仕分け作業の完全自動化を実現すること
ができる。よって、例えば従来のように人手によって仕
分け作業を行う場合と比較して、人件費のコストを削減
することが可能となるとともに、作業時間の大幅な短縮
をも実現することができる。これにより、回収費用の削
減が可能となるので、より安価にリサイクルシステムを
導入することが可能となる。
【0085】また、従来では、回収された梱包材は、そ
の大きさや種類などがまちまちであり、例えば使用した
食品の種類が不明確となることから、衛生上の観点よ
り、梱包材を溶解して再度容器形状に加工しなおして再
利用するか、このような加工が不可能と判断された場合
には再利用せずに廃棄するなどの手法が採られていた。
この場合、再加工する方法ではコストが上昇するという
問題があり、廃棄する場合にはゴミの量が増加するとい
う問題があった。
【0086】これに対して、本発明のシステムによれ
ば、使用していた食品の種類に応じて梱包材を仕分けす
るので、その食品の種類に応じて適当な洗浄処理などを
行うことによって、再加工せずとも衛生上の問題を解消
することができる。また、再加工する必要がなくなるこ
とにより、リサイクルに必要とされるコストを低減する
ことができる。
【0087】以上のようにして仕分けられた梱包材に取
り付けられているRFID8Fに対して、任意書き込み
情報として、回収業者名、回収処理方法、洗浄方法など
の情報が記録される。また、任意書き込み情報の記録が
行われた時点で、上記と同様に、リーダ/ライタ装置6
によって、その時点の現在時刻の情報、および記録が行
われた場所における現在位置の情報もRFID8Fに記
録される。
【0088】その後、回収業者5において仕分けられた
梱包材は、対応する商品の種類に応じて、それぞれ適当
な加工業者3A・3B・3Cに納入される。加工業者3
A・3B・3Cは、リサイクルされた梱包材に取り付け
られているRFID8G1・8G2・8G3からそれぞ
れ情報を読み出し、以前に梱包していた商品の流通情報
ならびに回収業者5における処理情報などを参照するこ
とによって、再使用が可能な梱包材であるか否かを判定
する。すなわち、加工業者にとっても、リサイクル梱包
材を安心して使用することが可能となる。さらに、加工
業者から販売業者に商品が流通し、これを消費者が購入
する際にも、梱包材に関するリサイクル内容を確認する
ことができるので、梱包材再利用に関する不安を解消す
ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る情報記録担
体は、特定の商品、あるいは、特定の商品を流通させる
上で用いられる、該商品を梱包する商品梱包物に付属さ
れ、無線通信によって情報の読み出しおよび書き込みが
可能な情報記録担体であって、上記商品の流通過程にお
ける、生産過程、検査過程、加工過程、販売過程、およ
び回収過程のうちの少なくとも2つの過程における流通
処理の内容が流通情報として記録される構成である。
【0090】これにより、この情報記録担体に記録され
ている流通情報を読み出すことにより、その商品の流通
における途中の経過過程についても把握することが可能
となるので、流通過程を検証することによってその商品
の安全性や健全性を把握することが可能となるという効
果を奏する。
【0091】また、上記情報記録担体は、無線によって
情報の読み書きが可能となっているので、流通処理内容
を記録するという作業を容易にかつ迅速に行うことが可
能となる。よって、各流通過程を管理する業者などに対
する処理上の負担を低減することができ、このような流
通システムの導入を促進することができるという効果を
奏する。
【0092】また、本発明に係る情報記録担体は、上記
流通情報が記録される際に、公的に発信されている時間
情報に基づいて、記録が行われた時点の記録日時情報も
記録され、この記録日時情報が書き換え不可能となって
いる構成としてもよい。
【0093】これにより、上記の構成による効果に加え
て、流通情報と記録日時情報との両者を比較することに
よって、各流通過程において記録された情報の信憑性を
確認することができるという効果を奏する。
【0094】また、上記のようにして記録された記録日
時情報は、上記情報記録担体において書き換え不可能と
なっているので、記録日時情報の書き換えが行われるこ
とを防止することが可能となり、不正な流通情報が偽造
される可能性を低減することができるという効果を奏す
る。
【0095】また、本発明に係る情報記録担体は、上記
流通情報が記録される際に、公的に発信されている位置
情報に基づいて、記録が行われた場所の記録位置情報も
記録され、この記録位置情報が書き換え不可能となって
いる構成としてもよい。
【0096】これにより、上記の構成による効果に加え
て、流通情報と記録位置情報との両者を比較することに
よって、各流通過程において記録された情報の信憑性を
確認することができるという効果を奏する。
【0097】また、上記のようにして記録された記録位
置情報は、上記情報記録担体において書き換え不可能と
なっているので、記録位置情報の書き換えが行われるこ
とを防止することが可能となり、不正な流通情報が偽造
される可能性を低減することができるという効果を奏す
る。
【0098】また、本発明に係る情報記録担体は、上記
商品が食料品である構成としてもよい。
【0099】これにより、上記の構成による効果に加え
て、消費者は、例えば、流通情報における生産地などの
情報を消費者が確認することによって、その食料品の安
全性などを判断することが可能となるという効果を奏す
る。
【0100】また、本発明に係る商品梱包物は、特定の
商品を梱包するための梱包容器と、上記梱包容器に対し
て離脱不能な状態で設けられている上記本発明に係る情
報記録担体とを備えている構成である。
【0101】これにより、このような商品梱包物を回収
して再利用する場合などに、情報記録担体に記録されて
いる流通情報を読み出すことによって、その商品梱包物
がどのような状態で利用されていたのかを把握すること
が可能となる。したがって、商品梱包物を再利用する際
に、同様の形態で利用するようにリサイクル処理を行う
ことによって、例えば商品梱包物を再加工するなどの処
理を行う必要をなくすことができるという効果を奏す
る。
【0102】また、本発明に係るリーダ/ライタ装置
は、特定の商品、あるいは、特定の商品を流通させる上
で用いられる、該商品を梱包する商品梱包物に付属され
た情報記録担体に対して、無線通信によって情報の読み
出しおよび書き込みを行うリーダ/ライタ装置であっ
て、公的に発信されている時間情報、および/または、
公的に発信されている位置情報を取得する公的情報取得
部と、上記情報記録担体に対して、上記商品の流通過程
における流通処理の内容を流通情報として記録する処理
とともに、上記流通情報の記録が行われる際に、上記公
的情報取得部によって得られた情報を強制的に記録する
処理を制御する制御部とを備えている構成である。
【0103】これにより、情報記録担体に記録されてい
る流通情報と、公的情報取得部によって得られた情報と
の両者を比較することによって、各流通過程において記
録された情報の信憑性を確認することができるという効
果を奏する。
【0104】また、本発明に係るリーダ装置は、上記本
発明に係る情報記録担体から無線通信によって情報の読
み出しを行うリーダ装置であって、上記情報記録担体に
記録されている情報を表示する表示手段を備えている構
成である。
【0105】これにより、このようなリーダ装置を、例
えば販売店における商品の陳列棚近傍などに設置すれ
ば、消費者は、購入しようとする商品に付属している情
報記録担体をリーダ装置に読み取らせて表示させること
によって、その商品の詳細な流通情報を確認することが
可能となるという効果を奏する。
【0106】また、情報記録担体からの情報の読み取り
は無線通信によって行われるので、いかなる方向に商品
が向いていても情報の読み出しが可能となる。よって、
消費者が購入しようとする商品の情報の表示を行わせる
際の手間を非常に簡便にすることができるので、消費者
は、気軽に商品の流通情報の表示動作を行うことが可能
となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るリーダ/ライタ装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る商品流通システムに
おける商品の流れなどの概略を示すブロック図である。
【図3】上記の商品流通システムを、牛肉の流通に適用
した場合の具体的な実施例における流通の流れを模式的
に示す図である。
【図4】上記の商品流通システムにおける、梱包材のリ
サイクル過程の具体的な実施例における流通の流れを模
式的に示す図である。
【図5】食肉商品の販売形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】リーダ/ライタ装置における表示部に表示させ
た流通情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 生産者 2 流通業者 3 加工業者 4 販売業者 5 回収業者 6・6A・6B・6C・6D・6F リーダ/ライタ
装置 7・7A・7B・7C・7D・7E・7F 商品 8・8A・8B・8C・8D・8E・8F RFID
(情報記録担体) 9 消費者 10 搬送波発生部 11 変調部 13 アンテナコイル 14 制御部 15 時刻情報取得部(公的情報取得部) 16 位置情報取得部(公的情報取得部) 17 表示部 18 データ生成部 19 データ取得部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の商品、あるいは、特定の商品を流通
    させる上で用いられる、該商品を梱包する商品梱包物に
    付属され、無線通信によって情報の読み出しおよび書き
    込みが可能な情報記録担体であって、 上記商品の流通過程における、生産過程、検査過程、加
    工過程、販売過程、および回収過程のうちの少なくとも
    2つの過程における流通処理の内容が流通情報として記
    録されることを特徴とする情報記録担体。
  2. 【請求項2】上記流通情報が記録される際に、公的に発
    信されている時間情報に基づいて、記録が行われた時点
    の記録日時情報も記録され、この記録日時情報が書き換
    え不可能となっていることを特徴とする請求項1記載の
    情報記録担体。
  3. 【請求項3】上記流通情報が記録される際に、公的に発
    信されている位置情報に基づいて、記録が行われた場所
    の記録位置情報も記録され、この記録位置情報が書き換
    え不可能となっていることを特徴とする請求項1または
    2記載の情報記録担体。
  4. 【請求項4】上記商品が食料品であることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の情報記録担
    体。
  5. 【請求項5】特定の商品を梱包するための梱包容器と、 上記梱包容器に対して離脱不能な状態で設けられている
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の情報記録担体
    とを備えていることを特徴とする商品梱包物。
  6. 【請求項6】特定の商品、あるいは、特定の商品を流通
    させる上で用いられる、該商品を梱包する商品梱包物に
    付属された情報記録担体に対して、無線通信によって情
    報の読み出しおよび書き込みを行うリーダ/ライタ装置
    であって、 公的に発信されている時間情報、および/または、公的
    に発信されている位置情報を取得する公的情報取得部
    と、 上記情報記録担体に対して、上記商品の流通過程におけ
    る流通処理の内容を流通情報として記録する処理ととも
    に、上記流通情報の記録が行われる際に、上記公的情報
    取得部によって得られた情報を強制的に記録する処理を
    制御する制御部とを備えていることを特徴とするリーダ
    /ライタ装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし4のいずれか一項に記載の
    情報記録担体から無線通信によって情報の読み出しを行
    うリーダ装置であって、 上記情報記録担体に記録されている情報を表示する表示
    手段を備えていることを特徴とするリーダ装置。
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