JP2003093978A - キャリヤプレートの洗浄方法及び装置 - Google Patents

キャリヤプレートの洗浄方法及び装置

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JP2003093978A
JP2003093978A JP2001288836A JP2001288836A JP2003093978A JP 2003093978 A JP2003093978 A JP 2003093978A JP 2001288836 A JP2001288836 A JP 2001288836A JP 2001288836 A JP2001288836 A JP 2001288836A JP 2003093978 A JP2003093978 A JP 2003093978A
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carrier plate
cleaning
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tank
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Minoru Yamahira
平 実 山
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Speedfam Clean System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円板形のキャリヤプレートを縦向き姿勢で非
回転のまま確実に洗浄することができると共に、リンス
処理と乾燥処理とを同じ槽内で効率的に行うことができ
る洗浄装置を得る。 【解決手段】 キャリヤプレートWを縦向きにクランプ
するクランプ手段5A〜5Cと、クランプ手段5Bで洗
浄液6中を縦向き姿勢で引き上げられていくキャリヤプ
レートWの両面を、横向きに設置された一対のロールブ
ラシ15,15でスクラブ洗浄するように構成された第
1処理槽1と、クランプ手段5Cで縦向き姿勢で引き上
げられていくキャリヤプレートWの両面を、下段位置に
設置されたシャワーノズル22からリンス液を噴射しな
がら一対のロールブラシ21,21でスクラブリンスす
ると共に、上段位置に設置された一対の絞りローラー2
3,23で水切り乾燥するように構成された第2処理槽
2とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片面研磨機におい
てワークの貼着保持に用いられる円板形のキャリヤプレ
ートを洗浄するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体ウエハによる半導体ディ
バイスの製造工程においては、ウエハの表面を極めて平
滑に形成することが要求されており、このため該ウエハ
は、その表面が片面研磨機により鏡面研磨される。この
場合に該ウエハは、溶媒により希釈したワックス等の接
着剤によりキャリヤプレートに貼り付けられ、片面研磨
機にセットされるが、この場合に、ウエハとキャリヤプ
レートとの間に接着剤が薄くかつ均一に塗布されていな
いと、研磨した際にウエハの表面に微細な凹凸が生じ、
高度な平坦度が得られない。また、キャリヤプレートの
表面に微小なごみ等が存在していても、このごみの部分
で接着剤にディンプルが発生し、ウエハの均一な貼り付
けを妨げる原因となる。そのため、研磨終了後にウエハ
を剥したキャリヤプレートは、その表面に接着剤やごみ
等が残存しないように十分に洗浄されなければならな
い。
【0003】上記キャリヤプレートは、繰り返し使用さ
れるものであるため、化学的に安定で径時変化の少ない
セラミックやガラス等の材質で円板形に作られている。
そして、各種サイズのウエハを複数枚ずつ貼り付けるこ
とができるように、直径が数十cm、厚さが20mm程
度のものが各種用意され、それらの重さは20〜30k
g程度で、それ以上になるものも多い。
【0004】このようなキャリヤプレートを洗浄する技
術として、従来より、例えば実用新案登録第25646
61号公報や、特開平11−233465号公報等に記
載の技術が知られている。
【0005】このうち前者は、キャリヤプレートを水平
に向けて回転させながら、アルカリ水溶液などの洗浄液
を使用してブラシで洗浄するようにしているが、キャリ
ヤプレートが水平を向いているため、剥離した接着剤等
の汚れがそのままキャリヤプレート上に残り易いという
欠点がある。また、洗浄後の乾燥工程では、窒素ガス等
の気体をノズルから噴射するようにしているため、乾燥
に時間がかかるといった問題もある。
【0006】一方、後者の方法は、アルカリ液が貯留さ
れた洗浄槽内にキャリヤプレートを縦向きにして移送し
たあと、外周に接する回転ローラーで強制回転させなが
ら、その両面に円板形の回転ブラシを押し付けて揺動さ
せることにより洗浄し、その後、乾燥槽に移送し、80
℃程度に加熱された温水中に浸漬させたあと引き上げる
ことにより、温水の蒸発により乾燥させるものである。
【0007】ところが、このような後者の洗浄方法にお
いては、洗浄時にキャリヤプレートを回転ローラーで強
制回転させているため、この回転ローラー専用の駆動機
構が必要であるとか、円板形の回転ブラシを使用してい
るため、この回転ブラシをキャリヤプレートの全面に押
し付けるにはそれを揺動させる必要があり、そのための
揺動機構が必要になるといったような問題があり、装置
の構造が複雑化してコストが高くなる。また、複数の洗
浄槽の他に乾燥だけを行う専用の乾燥槽を備えているた
め、多くの槽が必要で装置が大形化かつ高コスト化し、
しかも、この乾燥槽においては温水による乾燥を行って
いるため、温水を作る設備が必要になるといったような
問題点もある
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、円板形のキャリヤプレートを縦向き姿勢で非回転の
まま確実に洗浄することができると共に、リンス処理と
乾燥処理とを同じ槽内で効率的に行うことができる、低
コストで合理的なキャリヤプレート洗浄のための技術を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によれば、円板形をしたキャリヤプレートを、第
1処理槽内の加温された洗浄液中に縦向き姿勢で浸漬さ
せるステップ、上記キャリヤプレートを縦向き姿勢のま
ま徐々に引き上げながら、上記洗浄液中に横向きに設置
されて駆動回転される一対のロールブラシを両面に押し
付けてスクラブ洗浄するステップ、横向きに設置された
一対のロールブラシとシャワーノズルとを下段に有する
と共に、横向きに設置された一対の絞りローラーを上段
に有する第2処理槽内に、上記第1処理槽から取り出さ
れたキャリヤプレートを縦向き姿勢のまま収容するステ
ップ、上記キャリヤプレートを縦向き姿勢のまま徐々に
引き上げながら、このキャリヤプレートに、下段位置に
おいて上記シャワーノズルからリンス液を噴射して上記
ロールブラシによるスクラブリンスを施すと共に、上段
位置において上記絞りローラーによる水切り乾燥を行う
ステップ、を有することを特徴とするキャリヤプレート
の洗浄方法が提供される。
【0010】このような本発明の方法によれば、キャリ
ヤプレートを縦向き姿勢で非回転のまま確実に洗浄する
ことができると共に、リンス処理と乾燥処理とを同じ槽
内で効率的に行うことができる。
【0011】上記洗浄及びリンスを行うに当たっては、
各処理槽内のロールブラシをキャリヤプレートの引き上
げ方向とは逆方向に回転させることが望ましい。
【0012】また、上記方法を実施するため、本発明に
よれば、円板形のキャリヤプレートを縦向きにクランプ
して搬送する複数のクランプ手段と、加温された洗浄液
が収容されると共に、該洗浄液中に浸漬する位置に、上
記キャリヤプレートの直径と同等以上の長さを持つ一対
のロールブラシが水平軸線の回りに駆動回転自在なるよ
うに配設され、上記クランプ手段で洗浄液中を縦向き姿
勢で引き上げられていくキャリヤプレートの両面をこれ
らのロールブラシでスクラブ洗浄するように構成された
第1処理槽と、水平軸線の回りに駆動回転自在の一対の
ロールブラシとリンス液を噴射するためのシャワーノズ
ルとを下段位置に備えると共に、水平軸線の回りに回転
自在の一対の絞りローラーを上段位置に備え、上記クラ
ンプ手段で槽内を縦向き姿勢で引き上げられていくキャ
リヤプレートに、下段位置において上記シャワーノズル
からリンス液を噴射しながらロールブラシでリンス処理
を施すと共に、上段位置において上記絞りローラーで水
切り乾燥処理を施すように構成された第2処理槽と、を
有することを特徴とする洗浄装置が提供される。
【0013】本発明の具体的な実施形態によれば、上記
第1処理槽及び第2処理槽の内部にそれぞれ、上記クラ
ンプ手段で供給されたキャリヤプレートを、各処理が開
始されるまで縦向きに支持するための支持部材が設けら
れている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキャリヤプレ
ート用洗浄装置の好ましい実施形態を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1に概略的に示すようにこの洗浄
装置は、キャリヤプレートWにスクラブ洗浄処理を施す
ための第1処理槽1と、スクラブ洗浄されたキャリヤプ
レートWにリンス処理と乾燥処理とを施すための第2処
理槽2と、未処理のキャリヤプレートWを上記第1処理
槽1に隣接する位置まで搬送するための入口側コンベア
3と、上記第2処理槽2から取り出された処理済のキャ
リヤプレートWを次工程に送るための出口側コンベア4
と、上記キャリヤプレートWをクランプして搬送するた
めの複数(図示の例では3つ)のクランプ手段5A,5
B,5Cとを備えている。なお、このクランプ手段につ
いては、それらを区別して表現するとき以外は、それら
を共通の符号「5」で表すものとする。
【0015】上記各クランプ手段5A,5B,5Cは、
円板形をした上記キャリヤプレートWを縦向きにクラン
プするように構成されていて、クランプに関して互いに
同一の構成を有するものである。即ち、このクランプ手
段5は、キャリヤプレートWの直径よりやや大きい間隔
をおいて相対する一対のクランプアーム10,10を有
していて、これらのクランプアーム10,10の下端に
は、断面V字形又はU字形の支持溝11aを内側に有す
る爪部材11が、キャリヤプレートWの直径よりやや小
さい間隔を保って相対するように取り付けられ、これら
一対の爪部材11,11の支持溝11a,11a内にキ
ャリヤプレートWの外周部を嵌合させることにより、該
キャリヤプレートWを縦向き姿勢でクランプできるよう
になっている。この場合に上記キャリヤプレートWは、
中心よりやや低位置で上記爪部材11,11に支持され
ることになる。
【0016】上記各クランプ手段5A,5B,5Cは、
図示しない駆動機構によって図1の上下方向と左右方向
と前後方向(紙面に垂直な方向)とにそれぞれが独立し
て移動させられるようになっている。そして、上記各処
理槽1,2の内部や入口側コンベア3上等に置かれたキ
ャリヤプレートWをクランプするときには、図6及び図
7に示すように、支持部材8上に縦向きに支持されてい
るキャリヤプレートWの後ろのやや離れた位置をクラン
プアーム10,10が下降し、先端の爪部材11,11
がクランプ位置よりも十分に低い実線の位置に達したと
ころで一旦停止し、そのあと、クランプアーム10,1
0がキャリヤプレートWと重なる位置まで前進し、その
位置で上昇することにより、図6に鎖線で示すように、
爪部材11,11がキャリヤプレートWの外周部に係止
してそのクランプが行われる。そして、この状態でクラ
ンプ手段5がさらに上昇することにより、キャリヤプレ
ートWが持ち上げられる。クランプしたキャリヤプレー
トWを解放するときは、上述した場合とは逆の動作が行
われる。
【0017】また、上記第1処理槽1は、図1及び図2
から分かるように、上面が開放する平面視矩形の箱形を
していて、前面壁1aが後面壁1bより低く形成され、
該前面壁1aの上端部前面に回収溝1cが形成されてい
る。そして、該処理槽1の内部には前面壁1aの上端近
くまで洗浄液6が収容され、この前面壁1aをオーバー
フローした洗浄液6が上記回収溝1cで回収されるよう
になっている。上記洗浄液6としては、例えばアルカリ
水溶液や純水あるいは市水等が使用される。上記第1処
理槽1の内部にはヒーター13が設けられていて、この
ヒーター13によって洗浄液6が、例えば40〜60℃
程度の温度に加熱されるようになっている。
【0018】上記第1処理槽1の内部にはまた、上記洗
浄液6中に浸漬する位置に、キャリヤプレートWの直径
と同等以上の長さを持つ一対のロールブラシ15,15
が、水平軸線の回りに回転自在なるように設置されてい
る。これらのロールブラシ15,15は、硬質の円柱形
をした芯材の回りにナイロン(登録商標)等の合成繊維
やその他の繊維を放射状に植設することにより円柱状に
形成したもので、互いに同じ直径を有し、槽内の相対す
る位置に個別の支持アーム16,16によって回転自在
なるように支持され、図示しないモーターに連結されて
個別に駆動回転されるようになっている。また、上記各
支持アーム16,16の上端はそれぞれ個別の移動機構
17,17に連結され、これらの移動機構17,17に
よって2つのロールブラシ15,15が、相互に接近及
び離反する方向に移動自在となっている。上記各移動機
構17は、処理槽1の上縁部にロールブラシ15の軸線
と直交する向きに取り付けられたレール17aと、この
レール17aに沿って移動自在の移動テーブル17bと
を有し、この移動テーブル17bに上記支持アーム16
が取り付けられており、この移動テーブル17bを、図
示しないエアシリンダーやモーター駆動されるボールね
じ等の推進手段で前後進させることにより、上記一対の
ロールブラシ15,15が相互に接離する方向に移動す
るようになっている。
【0019】上記第1処理槽1の内底部には、搬入され
たキャリヤプレートWを一旦縦向きに支持させておくた
めの支持部材12が設けられている。この支持部材12
は、プレートを縦向きに立設したような形をしていて、
その上面に、断面がV字形又はU字形をして円弧状に湾
曲する支持溝12aを有し、この支持溝12a内にキャ
リヤプレートWの下端部を嵌合させることによって縦向
きに支持するものである。
【0020】いま、入口側コンベア3上に上記支持部材
12と同様の支持部材3aにより支持されているキャリ
ヤプレートWが、第1のクランプ手段5Aによって上述
した方法によりクランプされ、図2に示すように上記第
1処理槽1内の支持部材12上に供給、載置されると、
この第1のクランプ手段5Aは入口側コンベア3側に復
帰し、第2のクランプ手段5Bがこの第1処理槽1まで
移動して上記支持部材12上のキャリヤプレートWをク
ランプする。続いて、図3に示すように、一対のロール
ブラシ15,15が回転しながら相互に接近し、上記キ
ャリヤプレートWの両面に接触すると共に、上記第2の
クランプ手段5Bが上昇を開始し、キャリヤプレートW
を徐々に引き上げていく。これにより該キャリヤプレー
トWは、上記第2のクランプ手段5Bに縦向きかつ非回
転状態に支持されたまま、上記ロールブラシ15,15
によりその両面が洗浄液6中でスクラブ洗浄されること
になる。上記各ロールブラシ15,15は、図3に示す
ように、キャリヤプレートWの引き上げ方向とは逆方向
に回転させることが望ましい。
【0021】スクラブ洗浄が終わって図2に鎖線で示す
ように洗浄液6から引き上げられたキャリヤプレートW
は、そのまま後段の第2処理槽2まで搬送され、その内
底部に設置された支持部材20上に載置される。このと
き、キャリヤプレートWが取り出された上記第1処理槽
1には、上記第1のクランプ手段5Aによって入口側コ
ンベア3から新たなキャリヤプレートWが搬入される。
また、第3のクランプ手段5Cは、出口側コンベア4の
位置に移動している。
【0022】上記第2処理槽2は、図1及び図4から分
かるように、第1処理槽1と同様に上面が開放する平面
視矩形の箱形をしているが、第1処理槽1と違って内部
にリンス液を貯留しないため、前面壁2aと後面壁2b
とは同じ高さに形成され、第1処理槽1のようなオーバ
ーフローする液を回収するための回収溝1cは形成され
ていない。
【0023】上記第2処理槽2の内部には、水平軸線の
回りに駆動回転自在の一対のロールブラシ21,21
と、純水や市水等のリンス液を噴射するための複数のシ
ャワーノズル22とが設けられると共に、それらの上段
位置に、水平軸線の回りに回転自在の一対の絞りローラ
ー23,23が設けられている。
【0024】上記ロールブラシ21,21は、上記第1
処理槽1内のロールブラシ15,15と同様の構成を有
するもので、個別の支持アーム25,26によって相対
する位置に回転自在なるように支持され、図示しないモ
ーターに連結されて個別に駆動回転されるようになって
いる。また、上記各支持アーム25,25の上端はそれ
ぞれ個別の移動機構26,26に連結され、これらの移
動機構26,26によって2つのロールブラシ21,2
1が、相互に接近及び離反する方向に移動自在となって
いる。上記各移動機構26は、処理槽1の上縁部にロー
ルブラシ21の軸線と直交する向きに取り付けられたレ
ール26aと、このレール26aに沿って移動自在の移
動テーブル26bとを有し、この移動テーブル26bに
上記支持アーム25が取り付けられており、この移動テ
ーブル26bを図示しないエアシリンダーやモーター駆
動されるボールねじ等の推進手段で前後進させることに
より、上記一対のロールブラシ21,21が相互に接離
する方向に移動するようになっている。
【0025】また、上記シャワーノズル22は、一対の
ロールブラシ21,21のそれぞれの側に、各ロールブ
ラシ21,21の上面に沿って複数配設され、対応する
ロールブラシ21,21と一緒に接離方向に移動するよ
うになっている。
【0026】一方、上記絞りローラー23,23は、硬
質の芯材の回りにスポンジ体を取り付けることによって
円柱状に形成したもので、互いに同じ直径を有している
が、上記ロールブラシ21,21よりは小径かつ長尺に
形成され、槽内の相対する位置に個別の支持アーム2
8,28によって回転自在なるように支持されている。
そして、上記各支持アーム28,28の上端がそれぞれ
個別の移動機構29,29に連結され、これらの移動機
構29,29によって2つの絞りローラー23,23
が、相互に接近及び離反する方向に移動自在となってい
る。上記移動機構29,29は、上記ロールブラシ2
1,21の移動機構26,26上に設けられている。即
ち、上記各移動機構26における移動テーブル26b上
には、絞りローラー23,23の軸線と直交する向きに
レール29aが設けられると共に、このレール29aに
沿って摺動テーブル29bが移動自在に設置され、この
移動テーブル29aに上記支持アーム28,28が取り
付けられており、この移動テーブル29aを図示しない
エアシリンダー等の推進手段で前後進させることによ
り、上記一対の絞りローラー23,23が、上記ロール
ブラシ21,21の接離動作とは別に相互に接離する方
向に移動できるようになっている。なお、上記絞りロー
ラー23,23とロールブラシ21,21との大きさや
長さの関係は、図示したようなものに限定されない。例
えば、絞りローラー23,23がロールブラシ21,2
1と同径かそれより大径であっても、あるいは、ロール
ブラシ21,21と同長かそれより短尺であっても良
い。
【0027】上記第2処理槽2の内底部には、第1処理
槽1と同様に、供給されたキャリヤプレートWを、洗浄
が開始されるまでのあいだ縦向きに支持しておくための
上記支持部材20が設けられている。この支持部材20
は、プレートを縦向きに立設したような形をしていて、
その上面に断面V字形又はU字形の支持溝20aを有
し、この支持溝20a内にキャリヤプレートWの下端部
を嵌合させることによって縦向きに支持するものであ
る。
【0028】そして、上述したように、第1処理槽1で
スクラブ洗浄されたキャリヤプレートWが第2のクラン
プ手段5Bによって第2処理槽2に搬入され、支持部材
20上に載置されると、第3のクランプ手段5Cがこの
第2処理槽2まで移動して上記支持部材20上のキャリ
ヤプレートWをクランプする。続いて、図5に示すよう
に、上記ロールブラシ21,21が回転しながら相互に
接近して上記キャリヤプレートWの両面に接触すると共
に、シャワーノズル22からリンス液が噴射され、更
に、一対の絞りローラー23,23も相互に近接する位
置に移動する。そして、上記第3のクランプ手段5Cが
上昇を開始し、キャリヤプレートWを徐々に引き上げて
いく。これにより該キャリヤプレートWは、上記第3の
クランプ手段5Cに縦向きかつ非回転状態に支持された
まま、下段位置において上記シャワーノズル22からリ
ンス液を噴射されながら上記ロールブラシ21,21に
よるスクラブリンスが施されると共に、上段位置におい
て、上記絞りローラー23,23により両側から圧搾さ
れて水切り乾燥される。このときこれらの絞りローラー
23,23は、引き上げられるキャリヤプレートWの動
きに追随して従動回転する。
【0029】第2処理槽2から引き上げられたキャリヤ
プレートWは、そのまま出口側コンベア4上に搬出され
て次工程に送られ、キャリヤプレートWを解放した上記
第3のクランプ手段5Cは、上記第2処理槽2内に復帰
して上記動作を繰り返す。なお、上記実施例において
は、第1及び第2の処理槽1,2内に設置されているロ
ールブラシ15,21が繊維製のブラシであるが、芯材
の回りに合成樹脂製のスポンジ体を取り付けることによ
り構成されたスポンジ製のブラシであっても良い。
【0030】
【発明の効果】このように本発明によれば、キャリヤプ
レートを縦向き姿勢で非回転のままロールブラシにより
確実に洗浄することができると共に、リンス処理と乾燥
処理とを同じ槽内で効率的に行うことができる。従っ
て、従来のようなキャリヤプレートを回転させるための
機構や、ロールブラシを揺動させるための機構等を必要
とせず、また、乾燥だけを行う専用の乾燥槽も必要とし
ないため、装置の構成が簡単でコストも安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の一実施形態を簡略的に
示す断面図である。
【図2】図1におけるA−A線での断面図で、非処理状
態を示すものである。
【図3】図1におけるA−A線での断面図で、処理状態
を示すものである。
【図4】図1におけるB−B線での断面図で、非処理状
態を示すものである。
【図5】図1におけるB−B線での断面図で、処理状態
を示すものである。
【図6】クランプ手段によるキャリヤプレートのクラン
プ方法を説明するための断面図である。
【図7】図6の側断面図である。
【符号の説明】
W キャリヤプレート 1 第1処理槽 2 第2処理槽 5A,5B,5C クランプ手段 6 洗浄液 12 支持部材 15 ロールブラシ 20 支持部材 21 ロールブラシ 22 シャワーノズル 23 絞りローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA03 AB08 AB39 AB42 BA02 BA08 BA15 BB03 BB22 BB82 CC01 CC03 3B201 AA03 AB08 AB40 AB42 BA02 BA08 BA15 BB04 BB22 BB82 CC01 CC14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板形をしたキャリヤプレートを、第1処
    理槽内の加温された洗浄液中に縦向き姿勢で浸漬させる
    ステップ、 上記キャリヤプレートを縦向き姿勢のまま徐々に引き上
    げながら、上記洗浄液中に横向きに設置されて駆動回転
    される一対のロールブラシを両面に押し付けてスクラブ
    洗浄するステップ、 横向きに設置された一対のロールブラシとシャワーノズ
    ルとを下段に有すると共に、横向きに設置された一対の
    絞りローラーを上段に有する第2処理槽内に、上記第1
    処理槽から取り出されたキャリヤプレートを縦向き姿勢
    のまま収容するステップ、 上記キャリヤプレートを縦向き姿勢のまま徐々に引き上
    げながら、このキャリヤプレートに、下段位置において
    上記シャワーノズルからリンス液を噴射して上記ロール
    ブラシによるスクラブリンスを施すと共に、上段位置に
    おいて上記絞りローラーによる水切り乾燥を行うステッ
    プ、を有することを特徴とするキャリヤプレートの洗浄
    方法。
  2. 【請求項2】上記各処理槽内のロールブラシを、キャリ
    ヤプレートの引き上げ方向とは逆方向に回転させること
    を特徴とする請求項1に記載の洗浄方法。
  3. 【請求項3】円板形のキャリヤプレートを縦向きにクラ
    ンプして搬送する複数のクランプ手段と、 加温された洗浄液が収容されると共に、該洗浄液中に浸
    漬する位置に、上記キャリヤプレートの直径と同等以上
    の長さを持つ一対のロールブラシが水平軸線の回りに駆
    動回転自在なるように配設され、上記クランプ手段で洗
    浄液中を縦向き姿勢で引き上げられていくキャリヤプレ
    ートの両面をこれらのロールブラシでスクラブ洗浄する
    ように構成された第1処理槽と、 水平軸線の回りに駆動回転自在の一対のロールブラシと
    リンス液を噴射するためのシャワーノズルとを下段位置
    に備えると共に、水平軸線の回りに回転自在の一対の絞
    りローラーを上段位置に備え、上記クランプ手段で槽内
    を縦向き姿勢で引き上げられていくキャリヤプレート
    に、下段位置において上記シャワーノズルからリンス液
    を噴射しながら上記ロールブラシでリンス処理を施すと
    共に、上段位置において上記絞りローラーで水切り乾燥
    処理を施すように構成された第2処理槽と、を有するこ
    とを特徴とするキャリヤプレートの洗浄装置。
  4. 【請求項4】上記第1処理槽及び第2処理槽の内部にそ
    れぞれ、上記クランプ手段で供給されたキャリヤプレー
    トを、各処理が開始されるまで縦向きに支持するための
    支持部材が設けられていることを特徴とする請求項3に
    記載の洗浄装置。
JP2001288836A 2001-09-21 2001-09-21 キャリヤプレートの洗浄方法及び装置 Pending JP2003093978A (ja)

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