JP2003091835A - 記録層判別装置,記録層判別プログラム及び記録層判別方法 - Google Patents

記録層判別装置,記録層判別プログラム及び記録層判別方法

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JP2003091835A
JP2003091835A JP2002200463A JP2002200463A JP2003091835A JP 2003091835 A JP2003091835 A JP 2003091835A JP 2002200463 A JP2002200463 A JP 2002200463A JP 2002200463 A JP2002200463 A JP 2002200463A JP 2003091835 A JP2003091835 A JP 2003091835A
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    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • G11B19/127Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark involving detection of the number of sides, e.g. single or double, or layers, e.g. for multiple recording or reproducing layers

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単層のDVDと多層のDVDを正確に判別す
る。 【解決手段】 光ピックアップ2の対物レンズ32をD
VD1に対して遠い位置から近い位置まで一定速度で上
昇移動すると共に、この移動移動により得られるフォー
カスエラー信号に基づいて、レーザービームの焦点がD
VD1の記録層間を移動するのに要した時間をタイマ7
でカウントする。単層のDVDの場合、記録層が1層で
あり層間が存在しないため、カウント値は小さな値とな
る。これに対して、多層のDVDの場合、記録層が複数
層あり、1つ或いは複数の層間が存在するため、カウン
ト値は大きな値となる。従って、小さなカウント値が得
られた場合はそのDVD1は単層のDVDであると、ま
た、大きなカウント値が得られた場合はそのDVD1は
多層のDVDであると、それぞれ正確に判別することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオゲー
ム機,DVD装置,光磁気ディスク装置,磁気ディスク
装置等の単層及び多層の両方の記憶媒体を取り扱う機器
に設けて好適な記録層判別装置,記録層判別プログラム
及び記録層判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−ROM等のように、1面の
み記録面を有する「単層」の二次元構成を有する記憶媒
体が知られている。
【0003】また、DVDや蛍光多層ディスク(FMD:F
luorescent Multilayer Disc)等のように、「単層」の
二次元構成の他、記録層を複数層積層した「多層」の三
次元構成を有する記憶媒体(三次元記憶媒体)も知られ
ている。
【0004】三次元記憶媒体を取り扱う機器の場合、単
層の記憶媒体及び多層の記憶媒体の互換性が求められ
る。単層及び多層の両方の記憶媒体を取り扱い可能とす
るためには、レーザレベルや各信号の利得等の設定を単
層の記憶媒体と多層の記憶媒体とで変更する必要があ
る。
【0005】このため、三次元記憶媒体を取り扱う機器
の場合、記録や再生に先立って、その記憶媒体が単層の
記憶媒体であるか、或いは多層の記憶媒体であるかを判
別する。そして、この判別結果に基づいて各部の設定を
変更してその記憶媒体に対して記録や再生を行う。
【0006】例えば、多層のDVDを取り扱うDVD装
置の場合、光ピックアップを所定の位置から徐々にDV
Dに近づけていき、光ピックアップから得られる再生信
号(和信号=RF信号)の信号レベルの違いに基づいて
単層と多層の判別やDVD−RW等の相変化ディスクの
判別を行う(レベル判別方式)。
【0007】或いは、DVD装置の場合、光ピックアッ
プを所定の位置から徐々にDVDに近づけていき、光ピ
ックアップから得られるフォーカスエラー信号(FE信
号)のエラー数をカウントし、このカウント値に基づい
て単層と多層の判別を行う(フォーカスエラーカウント
方式)。
【0008】具体的には、上記レベル判別方式におい
て、光ピックアップを一定のレーザレベルとし、所定の
位置から徐々にDVDに近づけていくと、光ピックアッ
プから得られる再生信号の信号レベルは、単層のDVD
の場合図10に示すようになり、多層のDVDの場合図
11に示すようになる。
【0009】すなわち、この図10び図11に示すよう
に、光ピックアップを所定の位置から徐々にDVDに近
づけていくと(Disc Far → Disc Near)、まず、ポリ
カーボネート樹脂等のディスクの保護膜からの反射光に
よる再生信号(ディスク表面反射信号)を得ることがで
き、続いて記録層(信号面)からの反射光による再生信
号(信号面反射信号)を得ることができる。
【0010】図10及び図11を見比べてわかるよう
に、ディスク表面反射信号は、単層(図10)及び多層
(図11)の両ディスクともレベル差は無い。しかし、
信号面反射信号は、単層のDVDの場合、単層の記録面
に対応する一つのピークレベルを有し、また、レベル自
体も大きくなる。
【0011】これに対し、多層のDVDの場合、複数の
記録面に対応する複数のピークレベルを有する(この図
11に示す例の場合、2層のDVDであるため、2つの
ピークレベルとなっている。)。また、レベル自体も、
各層の光の透過率の違いや各層間に間隙部が存在するこ
とによる光の乱反射等により、単層のDVDと比べて低
くなる(反射レベルP1>反射レベルP2)。
【0012】このため、レベル判別方式においては、単
層のDVDから得られる信号面反射信号のピークレベル
と、多層のDVDから得られる信号面反射信号のピーク
レベルとの間のレベルとなる閾値を設定する。そして、
信号面反射信号の信号レベルがこの閾値以上のレベルで
あった場合はそのDVDは単層のDVDと判別する。
【0013】これに対して、信号面反射信号の信号レベ
ルがこの閾値未満のレベルであった場合は、そのDVD
は多層のDVD、若しくは低反射記憶媒体(DVD−R
W等の相変化ディスク)と判別する。
【0014】これにより、単層の低反射記憶媒体と多層
の低反射記憶媒体の各DVDの反射率の差による単層低
反射記憶媒体と多層低反射記憶媒体の判別を行うことが
できる。
【0015】次に、上記フォーカスエラーカウント方式
において、光ピックアップを一定のレーザレベルとし、
所定の位置から徐々にDVDに近づけていくと、単層の
DVDの場合、レーザビームの焦点が記録面の表面から
背面に移動する間に、図12に示すフォーカスエラー信
号(FE)を得ることができる。また、多層のDVDの
場合は、レーザビームの焦点が記録面の表面から背面に
移動する間に、図13に示すようなフォーカスエラー信
号(FE)を得ることができる。
【0016】フォーカスエラーカウント方式において
は、このフォーカスエラー信号に対してハイレベル用の
閾値(FcmpH Slice Level)を設定する。これにより、
フォーカスエラー信号がこのハイレベル用の閾値以上と
なっている間、ハイレベルとなる信号であるFcmpH
信号が形成される。
【0017】或いは、フォーカスエラーカウント方式に
おいては、フォーカスエラー信号に対してローレベル用
の閾値(FcmpL Slice Level)を設定する。これによ
り、フォーカスエラー信号がこのローレベル用の閾値以
下となっている間、ハイレベルとなる信号であるFcm
pL信号が形成される。
【0018】図12に示すFcmpH信号或いはFcm
pL信号と、図13に示すFcmpH信号或いはFcm
pL信号とを見比べてわかるように、単層のDVDの場
合、FcmpH信号或いはFcmpL信号のパルス数は
1つである。しかし、多層のDVDの場合、FcmpH
信号或いはFcmpL信号のパルス数が複数となる(な
お、図13に示す例の場合、2層のDVDであるため、
FcmpH信号及びFcmpL信号のパルス数は2つと
なっている。)。
【0019】フォーカスエラーカウント方式において
は、このパルス数をカウントし、パルス数が1つの場合
は単層のDVDと判別し、パルス数が複数の場合は多層
のDVDと判別する。これにより、このフォーカスエラ
ーカウント方式によれば、DVDの記録層が単層である
か又は多層であるかを判別することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の単層又
は多層の判別方式である「レベル判別方式」及び「フォ
ーカスエラーカウント方式」は、いずれの方式も再生信
号或いはフォーカスエラー信号の信号レベルに対する依
存度が大きかったため、以下の問題を生じていた。
【0021】「レベル判別方式」は、記録再生時の各種
ゲインの設定の判断には有効である。しかし、単層又は
多層の判別には、各機器毎に最適なレベルの閾値設定が
必要であることや、経年変化によるメディアの反射率の
バラツキに対する許容度が狭い問題があった。
【0022】一方、「フォーカスエラーカウント方式」
の機器の場合、「レベル判別方式」の機器と同様の理由
により、ハイレベル用の閾値(FcmpH Slice Level)或
いはローレベル用の閾値(FcmpL Slice Level)を最適
なレベルに設定することが困難であり、カウント用のパ
ルスが正確に形成されない問題があった。
【0023】また、「フォーカスエラーカウント方式」
の機器の場合、以下に説明する偽パルスの発生により、
正確なパルス数のカウントを行うことができない問題が
あった。
【0024】フォーカスエラー信号(FE)は、フォー
カスエラーの検出方式,光ピックアップの光学設計,温
度変化,信号利得等により、合焦点の前後において、図
12及び図13に示すように信号波形に「うねり」を生
ずることがある。このうねりのレベルがハイレベル用の
閾値(FcmpH Slice Level)以上のレベル、或いはロー
レベル用の閾値(FcmpL Slice Level)以下のレベルと
なった場合には、図12及び図13に点線の波形のパル
スで示すように、本来、発生するはずのない偽パルスが
発生する。
【0025】「フォーカスエラーカウント方式」の場
合、FcmpH信号或いはFcmpL信号のパルス数を
カウントすることで単層又は多層の判別を行っているた
め、このような偽パルスが発生するとFcmpH信号或
いはFcmpL信号のパルス数のカウント値が、本来の
カウント値とは異なるカウント値となり、正確な単層又
は多層の判別を行うことができない。
【0026】例えば、図12に示す単層のDVDの場
合、FcmpH信号或いはFcmpL信号のパルス数の
カウント値は、本来「1」のはずである。しかし、点線
の波形の偽パルスもカウントされてしまうため、カウン
ト値が「2」となり、単層のDVDのはずが、多層のD
VDであると誤って判別されてしまう。
【0027】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、「フォーカスエラーカウント方式」及び「レベ
ル判別方式」に代わる新規な記録層判別方式を提供する
と共に、機器毎の特性差,記憶媒体の反射率のバラツ
キ,環境温度の変化、及びフォーカスエラー信号のうね
りにより発生する偽パルスに影響されることなく正確に
記憶媒体の記録層の判別を行うことができるような記録
層判別装置,記録層判別プログラム及び記録層判別方法
の提供を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶媒体の記
録面に対して略垂直に照射した光の焦点を、その光の光
路に沿った方向に移動制御し、記憶媒体により反射され
る光の反射光に基づい記憶媒体の記録層の層間厚を検出
する。そして、この検出された層間厚の値に基づいて記
憶媒体の単層/多層判別を行う。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明は、記録層が単層及び多層
の両方の記憶媒体が存在する、例えばDVDに記録され
ているビデオゲームプログラムを再生してビデオゲーム
を実行するビデオゲーム装置に適用することができる。
【0030】[第1の実施の形態の構成]この本発明の
第1の実施の形態となるビデオゲーム装置は、ビデオゲ
ームの実行機能の他、図1に示すDVDの記録層が単層
であるか又は多層であるかを判別する記録層判別機能を
有している。
【0031】この図1からわかるように、この実施の形
態のビデオゲーム装置は、DVDの記録層判別機能とし
て、DVD1に対してレーザビームを照射すると共に、
このレーザビームの反射光に基づいて、少なくともフォ
ーカスエラー信号(FE信号)を形成する光ピックアッ
プ2と、DVD1の記録層が単層であるか又は多層であ
るかの判別時において、光ピックアップ2の対物レンズ
32を駆動して、レーザビームの焦点を、DVD1の表
面から離れた所定の位置(以下、Far位置という)か
らDVD1の表面近傍の位置(以下、Near位置とい
う)まで移動させるドライバ3とを有している。
【0032】また、このビデオゲーム装置は、光ピック
アップ2からのフォーカスエラー信号に対してハイレベ
ル用の閾値(Href)を設定するためのHref回路
4と、Href回路4により設定されたハイレベル用の
閾値に基づいて光ピックアップ2からのフォーカスエラ
ー信号を2値化する第1の2値化回路5と、第1の2値
化回路5により2値化されたフォーカスエラー信号の立
ち下がりエッジを検出する立ち下がりエッジ検出回路6
と、立ち下がりエッジ検出回路6でフォーカスエラー信
号の立ち下がりエッジが検出されたタイミングで時刻の
カウントを開始するタイマ7とを有している。
【0033】また、このビデオゲーム装置は、光ピック
アップ2からのフォーカスエラー信号に対してローレベ
ル用の閾値(Lref)を設定するためのLref回路
8と、Lref回路8により設定されたローレベル用の
閾値に基づいて光ピックアップ2からのフォーカスエラ
ー信号を2値化する第2の2値化回路9と、この第2の
2値化回路9により2値化されたフォーカスエラー信号
の立ち上がりエッジを検出する立ち上がりエッジ検出回
路10とを有している。
【0034】また、このビデオゲーム装置は、光ピック
アップ2からの再生信号(RF信号=和信号)を所定の
利得で増幅する増幅回路33と、この増幅回路33から
のRF信号を2値化するための閾値(ref)を設定す
るref回路12と、ref回路12に設定された閾値
に基づいて光ピックアップ2からの再生信号を2値化す
る第3の2値化回路13と、第3の2値化回路13で2
値化された再生信号の立ち下がりエッジを検出する立ち
下がりエッジ検出回路14と、立ち上がりエッジ検出回
路10でフォーカスエラー信号の立ち上がりエッジが検
出される毎に、タイマ7からの時刻のカウント値を順次
記憶すると共に、立ち下がりエッジ検出回路14で再生
信号の立ち下がりエッジが検出されたタイミングで、最
後に記憶された時刻のカウント値を、DVD1の記録層
の層間厚に相当するカウント値(Tlayerspace)として
出力するカウント値記憶部11とを有している。
【0035】また、このビデオゲーム装置は、記録層が
単層であるか又は多層であるかを判別する記録層判別プ
ログラムが記憶されたメモリ(ROM)19と、インタ
ーネット等の所定のネットワークに接続されたサーバ装
置から前記記録層判別プログラムをダウンロードする通
信制御部20と、通信制御部20によりダウンロードさ
れた記録層判別プログラムを記憶するメモリ(RAM)
或いはハードディスク(HDD)等の記憶部21と、ビ
デオゲームの実行制御及び記録層判別制御の他、装置全
体の制御を行う制御部22とを有している。
【0036】[記録層の単層又は多層の判別動作]次
に、このような構成を有するビデオゲーム装置における
DVD1の記録層の判別動作を説明する。図2は、記録
層が単層か又は多層かの判別を行う記録層判別行程の流
れを示すフローチャートである。このフローチャートに
示す記録層判別の実行プログラムは、ROM19に予め
記憶されており、制御部22が、このROM19から記
録層判別の実行プログラムを読み出して実行制御するよ
うになっている。
【0037】また、このDVD1に記憶されている記録
層判別の実行プログラムを読み出して、例えばRAMや
HDD等の記憶部21にインストールし、次回からこの
記憶部21にインストールされた記録層判別の実行プロ
グラムを読み出し、記録層判別行程を実行制御するよう
にしてもよい。
【0038】また、このフローチャートに示す記録層判
別の実行プログラムを、通信制御部20を介して、例え
ばインターネット上のサーバ装置からダウンロードして
記憶部21に一旦記憶制御し、制御部22が、この記憶
部21に記憶された記録層判別の実行プログラムを読み
出して実行制御するようにしてもよい。
【0039】このような図2のフローチャートに示す記
録層判別行程は、ビデオゲーム装置の制御部22がDV
D1の装着を検出したタイミングでスタートとなる。
【0040】この記録層の判別は、この実施の形態のビ
デオゲーム装置の場合、DVD1の内周側を対象として
実行される(なお、この判別は、DVD1の外周側や、
内周と外周の中間部分等を対象に行ってもよい。)。こ
のため、制御部22は、ステップS1において、光ピッ
クアップ2の対物レンズ32を、DVD1の内周側所定
位置で、DVD1から所定の距離だけ離れた位置(Fa
r位置)となるように、ドライバ3を介して2軸アクチ
ュエータ31を移動制御する。
【0041】また、制御部22は、ステップS2におい
て、光ピックアップ2の半導体レーザを点灯制御してD
VD1の内周面にレーザビームを照射制御すると共に、
上記所定の距離だけ離れた位置(Far位置)にある対
物レンズ32を、DVD1の保護膜に近接した位置(N
ear位置)まで等速で徐々に近づけるようにドライバ
3を介して2軸アクチュエータ31を駆動制御する。こ
れにより、レーザビームの焦点は、DVD1の記録層に
対して徐々に近づくように移動することとなる。
【0042】次に、光ピックアップ2からDVD1に対
してレーザビームが照射されると、このレーザビームが
DVD1により反射され反射光が生ずる。この反射光
は、光ピックアップ2内に設けられたフォトディテクタ
が受光する。そして、フォトディテクタは、受光した反
射光から受光光量及び受光状態に応じたフォーカスエラ
ー信号(FE信号:例えば非点収差法で形成)、及びR
F信号(和信号)を形成する。このうち、フォーカスエ
ラー信号は、第1の2値化回路5及び第2の2値化回路
9に供給され、RF信号は、増幅回路33により所定の
利得で増幅され第3の2値化回路13に供給される。
【0043】光ピックアップ2の対物レンズ32を上記
Far位置からNear位置まで等速に移動制御する
と、単層のDVDの場合、記録面に対する合焦の前後に
かけて図3に示すような1周期分の振幅となるフォーカ
スエラー信号を得ることができる。これに対して、多層
(この例の場合2層)のDVDの場合、各記録層の記録
面に対する合焦の前後にかけて図4に示すような2周期
分の振幅となるフォーカスエラー信号を得ることができ
る。
【0044】このようなフォーカスエラー信号が供給さ
れる第1の2値化回路5には、図3及び図4に示すよう
に、Href回路4によりハイレベル用の閾値(FcmpH
Slice Level)が設定されている。また、第2の2値化
回路9には、図3及び図4に示すように、Lref回路
8によりローレベル用の閾値(FcmpL Slice Level)が
設定されている。
【0045】なお、単層のDVD1のフォーカスエラー
信号のレベルよりも、多層のDVD1のフォーカスエラ
ー信号の方がレベルが小さく現れるため、このレベルの
小さな多層のDVD1のフォーカスエラー信号に合わせ
て、ハイレベル用の閾値(FcmpH Slice Level)及びロ
ーレベル用の閾値(FcmpL Slice Level)のレベルを設
定することが好ましいであろう。
【0046】第1の2値化回路5は、このハイレベル用
の閾値(FcmpH Slice Level)に基づいてフォーカスエ
ラー信号を2値化することで、フォーカスエラー信号が
ハイレベル用の閾値以上のレベルとなる期間である図3
及び図4に示す時刻t3〜時刻t4間、時刻t7〜時刻
t8間、時刻t13〜時刻t14間、時刻t17〜時刻
t18間、時刻t21〜時刻t22間、及び時刻t25
〜時刻t26間に、それぞれハイレベルとなるFcmpH信
号を形成し、これを立ち下がりエッジ検出回路6に供給
する。
【0047】立ち下がりエッジ検出回路6は、図3及び
図4の時刻t4に示すFcmpH信号の「最初の立ち下がり
エッジ」を検出し、この立ち下がりエッジを検出したタ
イミングで検出出力をタイマ7に供給する。タイマ7
は、FcmpH信号の最初の立ち下がりエッジの検出出力が
供給されると時刻のカウントを開始し、このカウント値
をカウント値記憶部11に供給する。
【0048】図2に示すフローチャートのステップS3
は、立ち下がりエッジ検出回路6がFcmpH信号の「最初
の立ち下がりエッジ」のタイミングを監視しているステ
ップであり、立ち下がりエッジ検出回路6でFcmpH信号
の「最初の立ち下がりエッジ」が検出されたタイミング
で、この記録層判別行程がステップS4に進み、タイマ
7による時刻のカウントがスタートすることとなる。
【0049】これに対して、第2の2値化回路9は、上
記ローレベル用の閾値(FcmpL Slice Level)に基づい
てフォーカスエラー信号を2値化することで、フォーカ
スエラー信号がローレベル用の閾値以下のレベルとなる
期間である図3及び図4に示す時刻t1〜時刻t2間,
時刻t5〜時刻t6間,時刻t11〜時刻t12間,時
刻t15〜時刻t16間,時刻t19〜時刻t20間、
及び時刻t23〜時刻t24間に、それぞれハイレベル
となるFcmpL信号を形成し、これを立ち上がりエッジ検
出回路10に供給する。
【0050】立ち上がりエッジ検出回路10は、図3及
び図4の時刻t1,時刻t5,時刻t11,時刻t1
5,時刻t19,時刻t23に示すFcmpL信号の立ち上
がりエッジをそれぞれ検出し、この立ち上がりエッジを
検出したタイミングで検出出力をカウント値記憶部11
にそれぞれ供給する。
【0051】カウント値記憶部11は、立ち上がりエッ
ジ検出回路10からFcmpL信号の立ち上がりエッジの検
出出力が供給されるタイミングで、タイマ7から供給さ
れた時刻のカウント値を記憶する。これにより、この例
の場合、図3及び図4に示す時刻t1,時刻t5,時刻
t11,時刻t15,時刻t19,時刻t23のタイミ
ングでタイマ7から供給された時刻のカウント値が、そ
れぞれカウント値記憶部11に記憶されることとなる。
【0052】一方、光ピックアップ2の対物レンズ32
を上記Far位置からNear位置に徐々に等速に移動
させると、レーザビームの焦点がディスク表面の保護膜
から信号面である記録層にかけて移動する。このため、
単層のDVD1及び多層のDVD1共、それぞれ図5及
び図6に示すように、レーザビームの焦点がディスク表
面の保護膜に合焦したタイミング、及び信号面である記
録層に合焦した際にそれぞれレベルが大きくなるRF信
号を得ることができる。
【0053】このようなRF信号が供給される第3の2
値化回路13には、ref回路12により、図5及び図
6に示すような、レーザビームの焦点がディスク表面の
保護膜に合焦したタイミングでレベルが大きくなるRF
信号、及び信号面である記録層に合焦した際にそれぞれ
レベルが大きくなるRF信号をそれぞれ2値化するため
の閾値(ref)が設定されている。
【0054】第3の2値化回路13は、この閾値に基づ
いてRF信号を2値化することにより、図5及び図6の
時刻t31〜時刻t32間,時刻t33〜時刻t34
間、及び時刻t41〜時刻t42間,時刻t43〜時刻
t44間に示すようなレーザビームの焦点がディスク表
面の保護膜及び信号面である記録層に合焦した際にそれ
ぞれハイレベルとなるDiscdet信号を形成し、これを立
ち下がりエッジ検出回路14に供給する。
【0055】図5及び図6にフォーカスエラー信号(F
E)も合わせて示すが、この図5及び図6からわかるよ
うにDVD1の記録面に対する合焦の前後にかけてフォ
ーカスエラー信号が現れるタイミングは、2つ目のハイ
レベルのDiscdet信号が現れるタイミング(図5:時刻
t33〜時刻t34間、図6:時刻t43〜時刻t44
間)と同じとなる。
【0056】このため、立ち下がりエッジ検出回路14
は、記録面に対する合焦の前後にかけて現れるフォーカ
スエラー信号の立ち下がりのタイミングで発生する、図
5及び図6の時刻t34,時刻t44に示す2つ目のハ
イレベルのDiscdet信号の立ち下がりエッジを検出し、
このタイミングで検出出力をカウント値記憶部11に供
給する。
【0057】カウント値記憶部11は、立ち下がりエッ
ジ検出回路14からの検出出力が供給されると、この検
出出力が供給された直前に記憶されたタイマ7からの時
刻のカウント値を、DVD1の記録層の間の距離(層間
厚)に相当するカウント値(Tlayerspace)として制御
部22に供給する。
【0058】すなわち、前述のようにFcmpH信号の立ち
下がりエッジのタイミングでタイマ7で時刻のカウント
を開始し、このカウント値をFcmpL信号の立ち上がりエ
ッジのタイミングで順次記憶した場合、単層のDVD1
の場合は図3に示すFcmpH信号の時刻t4のタイミング
でタイマ7のカウントが開始され、FcmpL信号の時刻t
5のタイミングでタイマ7からの時刻のカウント値がカ
ウント値記憶部11に記憶される。
【0059】また、多層のDVD1の場合は図4に示す
FcmpH信号の時刻t14のタイミングでタイマ7のカウ
ントが開始され、FcmpL信号の時刻t15,時刻t1
9,時刻t23のタイミングでタイマ7からの時刻のカ
ウント値がそれぞれカウント値記憶部11に記憶され
る。
【0060】カウント値記憶部11は、この記憶した時
刻のカウント値のうち、図3の時刻t5に示すFcmpL信
号の立ち上がりエッジのタイミング、或いは図4の時刻
t23に示すFcmpL信号の立ち上がりエッジのタイミン
グで記憶されたタイマ7からの時刻のカウント値(Tla
yerspace)を制御部22に供給する。
【0061】図3の時刻t4〜時刻t5間、及び図4の
時刻t14〜時刻t23間におけるタイマ7からの時刻
のカウント値である、FcmpH信号の立ち下がりからFcmpL
信号の立ち上がりまでの間のタイマ7の時刻のカウント
値は、それぞれ単層或いは多層(この例の場合2層)の
DVD1の層間厚に相当する値である。
【0062】図3の時刻t4〜時刻t5間、及び図4の
時刻t14〜時刻t23間を見比べてわかるように、図
3に示す単層のDVD1は層間厚が存在しないため、こ
の層間厚に相当する間隔(Tlayerspace)が殆ど無いの
であるが、図4に示す多層のDVD1は層間厚が存在す
るため、この層間厚に相当する間隔は単層のDVD1と
比べて広い。
【0063】このため、層間厚に対応する時刻のカウン
ト値を制御部22に供給することで、制御部22におい
て、カウント値が所定のカウント値未満の場合、そのD
VD1は単層のDVDであり、カウント値が所定のカウ
ント値以上の場合、そのDVD1は記録層が2層以上の
多層のDVDであると判別することができる。
【0064】このようなタイマ7のカウント開始から制
御部22における記録層判別までの流れは、図2のフロ
ーチャートではステップS4〜ステップS9に相当す
る。
【0065】すなわち、ステップS4においてタイマ7
のカウントが開始されると、ステップS7において立ち
下がりエッジ検出回路14で2つ目のハイレベルのDisc
det信号の立ち下がりエッジが検出されるまでの間、ス
テップS5及びステップS6において、立ち上がりエッ
ジ検出回路10でFcmpL信号の立ち上がりエッジが検出
される毎にカウント値記憶部11がタイマ7からの時刻
のカウント値を記憶する。
【0066】そして、ステップS7において、Discdet
信号の立ち下がりエッジが検出されると、カウント値記
憶部11が、このDiscdet信号の立ち下がりエッジが検
出された直前のタイミングで記憶した時刻のカウント値
を、DVD1の層間厚に対応するカウント値として制御
部22に供給し、ステップS9において制御部22が、
このカウント値に基づいてDVD1の記録層判別を行
う。
【0067】この実施の形態のビデオゲーム装置の場
合、タイマ7のカウントを開始するタイミングは、Fcmp
H信号の最初の立ち下がりエッジが検出されたタイミン
グである。図3及び図4からわかるように、このFcmpH
信号においては、最初のパルスがフォーカスエラー成分
による真のパルスであり、2番目以降のパルスに偽パル
スが混在する。このため、FcmpH信号の最初の立ち下が
りエッジが検出されたタイミングでタイマ7のカウント
を開始することにより、偽パルスの影響を受けることな
く真のパルスに基づいてタイマ7のカウントを開始する
ことができる(FcmpH信号は、最初の真のパルスのみを
タイマ7のカウント開始のトリガとして利用するだけで
ある。)。
【0068】また、FcmpL信号においては、図3及び図
4からわかるように、最初に偽パルスが発生し、以後、
偽パルスと真のパルスが混在することとなるのである
が、Discdet信号の立ち下がりエッジの直前のタイミン
グで形成される時刻t5〜時刻t6間、及び時刻t23
〜時刻t24間のパルスは真のパルスである。このた
め、Discdet信号の立ち下がりエッジの直前のタイミン
グで形成されたカウント値をDVD1の層間厚に対応す
るカウント値として検出することにより、偽パルスに影
響されることなく真のパルスを用いて正確に層間厚に対
応するカウント値を検出することができる。
【0069】すなわち、この実施の形態のビデオゲーム
装置の場合、光ピックアップ2の対物レンズ32をFa
r位置からNear位置に移動させると、FcmpH信号の
場合、最初に真のパルスが形成されるため、偽パルスの
影響を回避するためにこの最初の真のパルスを用いてタ
イマ7のカウントを開始制御する。また、FcmpL信号の
場合、フォーカスエラー信号の最後に真のパルスが形成
されるため、偽パルスの影響を回避するためにこの最後
の真のパルスを用いてタイマ7のカウント値の取り込み
を行う。これにより、偽パルスに影響されることなく真
のパルスのみを用いて正確に層間厚に対応する時刻のカ
ウント値の取り込みを行うことができる。
【0070】従って、このような層間厚に正確に対応す
る時刻のカウント値を用いてDVD1の記録層判別を行
うことにより、時刻のカウント値が所定値よりも小さい
場合は単層のDVDであると判別することができる。ま
た、時刻のカウント値が所定値よりも大きい場合は多層
のDVDであると判別することができる。
【0071】[第1の実施の形態の効果]以上の説明か
ら明らかなように、この第1の実施の形態のビデオゲー
ム装置は、光ピックアップ2の対物レンズ32をFar
位置からNear位置まで等速に移動させた際に得られ
るフォーカスエラー信号に対してハイレベル用の閾値
(FcmpH)及びローレベル用の閾値(FcmpL)をそれぞれ
設定する。
【0072】ハイレベル用の閾値(FcmpH)に基づいて
形成されるFcmpH信号は、最初に真のパルスが現れ(図
3:時刻t3〜時刻t4期間、図4:時刻t13〜時刻
14期間)、2番目以降のパルスに偽パルスが混在する
可能性があるため、この最初の真のパルスに基づいてタ
イマ7のカウントを開始させる。
【0073】また、ローレベル用の閾値(FcmpL)に基
づいて形成されるFcmpL信号は、フォーカスエラー信号
が現れる期間の最後に真のパルスが現れる。このため、
RF信号に基づいてフォーカスエラー信号が現れる期間
を検出し(図5の時刻t33〜時刻t34期間、図6の
時刻t43〜時刻t44期間参照)、このフォーカスエ
ラー信号が現れる期間の最後に現れたFcmpL信号(図3
の時刻t5〜時刻t6期間、図4の時刻t23〜時刻2
4期間参照)のタイミングでタイマ7の時刻のカウント
値を検出する。
【0074】タイマ7の時刻のカウント値は、各記録層
の間の層間厚に対応する値となり、単層のDVDの場合
は非常に小さなカウント値に、また、多層のDVDの場
合は大きなカウント値となる。このため、単層のDVD
の場合に得られるカウント値と、多層のDVDの場合に
得られるカウント値との間の値に閾値を設定すること
で、検出されたカウント値がこの閾値よりも小さな場合
はそのDVDは単層のDVDであると判別することがで
き、検出されたカウント値がこの閾値よりも大きな場合
はそのDVDは多層のDVDであると判別することがで
きる。
【0075】このビデオゲーム装置の場合、FcmpH信号
の真のパルスのタイミングでタイマ7のカウント動作を
開始させ、このタイマ7のカウント値を、FcmpL信号の
真のパルスのタイミングで取り込んでDVD1の記録層
が単層か又は多層かの判別に用いているため、偽パルス
の発生の有無に拘わらず正確にDVD1の記録層の判別
を行うことができる。
【0076】また、フォーカスエラー信号やRF信号に
対して設定されるハイレベル用の閾値(FcmpH),ロー
レベル用の閾値(FcmpL)、及び閾値(ref)を、フ
ォーカスエラー信号やRF信号が現れるタイミングを大
まかに検出するためだけに設定すればよいため、これら
の閾値の設定に気を使うことなく、それぞれ大まかな値
に設定することができる。このため、ビデオゲーム装置
毎の特性差,各DVD毎の反射率のバラツキや、光学ピ
ックアップの経年変化による受光光量の変化が生じた場
合でも、正確にDVD1の記録層が単層であるか又は多
層であるかの判別を行うことを可能とすることができ
る。
【0077】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態となるビデオゲーム装置の説明をする。
【0078】光ピックアップ2の対物レンズ32をFa
r位置からNear位置に移動制御した場合、各装置毎
の光ピックアップ2の2軸アクチュエータ31の低域感
度のバラツキから、対物レンズ32の移動速度にバラツ
キを生ずる。また、温度変化によってもマグネットの磁
力変化により対物レンズ32の移動速度にバラツキを生
ずる。このため、各装置間において、上述の層間厚に対
応する時刻のカウント値(Tlayerspace)の検出にバラ
ツキを生ずる。
【0079】この第2の実施の形態のビデオゲーム装置
は、光ピックアップ2の対物レンズ32を等速で上昇制
御した際に、上述の層間厚(Tlayerspace)に対応する
カウント値と共に、DVD1の保護膜の表面部から記録
層の表面部までの間の厚さ(Tsubstrate:サブストレ
ート厚)に対応するカウント値を検出する。
【0080】このサブストレート厚に対応するカウント
値は、その光ピックアップ2の2軸アクチュエータ31
の感度に対応して検出される。このため、この検出され
たサブストレート厚と、規格化されているディスク板厚
に基づいて上記層間厚(Tlayerspace)に対応するカウ
ント値を補正すれば、2軸アクチュエータ31の感度に
影響されることなく層間厚(Tlayerspace)に対応する
カウント値を正規化することができる。そして、この正
規化されたカウント値に基づいて正確な記録層の判別を
行うことができる。
【0081】この第2の実施の形態のビデオゲーム装置
は、このように正規化された層間厚(Tlayerspace)に
対応するカウント値に基づいて、単層であるか又は多層
であるかの正確な記録層の判別を行うようにしたもので
ある。
【0082】なお、上述の第1の実施の形態とこの第2
の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、
以下、この両者の差異のみ説明することとし、重複説明
を省略することとする。
【0083】[第2の実施の形態の構成]図7に、この
第2の実施の形態のビデオゲーム装置の主要部のブロッ
ク図を示す。この図7からわかるように、この第2の実
施の形態のビデオゲーム装置は、上述の第1の実施の形
態のビデオゲーム装置の構成に加え、RF信号の2値化
を行う第3の2値化回路13からのDiscdet信号の立ち
上がりエッジを検出する立ち上がりエッジ検出回路15
と、この立ち上がりエッジ検出回路15により最初にDi
scdet信号の立ち上がりエッジが検出されたタイミング
から、次にDiscdet信号の立ち上がりエッジが検出され
たタイミングまでの間に時刻のカウントを行い、このカ
ウント値を、DVD1のサブストレート厚(Tsubstrat
e)に対応する値として出力する第2のタイマ16を有
している。
【0084】また、このビデオゲーム装置は、規格で定
められているDVD1のディスク板厚の値(ディスク板
厚基準値)を出力するディスク板厚基準値出力回路17
と、このディスク板厚基準値出力回路17からのディス
ク板厚基準値及び第2のタイマ16からのサブストレー
ト厚を示すカウント値(Tsubstrate)に基づいて、カ
ウント値記憶部11からのカウント値である層間厚(T
layerspace)を正規化する演算を行う演算部18と、こ
の演算部18により正規化された層間厚に基づいてDV
D1の記録層が単層であるか又は多層であるかの判別を
行う制御部22とを有している。
【0085】[記録層の単層又は多層の判別動作]次
に、このような構成を有する第2の実施の形態のビデオ
ゲーム装置における記録層の判別動作を説明する。この
第2の実施の形態のビデオゲーム装置の場合、記録層判
別行程は、立ち上がりエッジ検出回路15及び第2のタ
イマ16で行われる「サブストレート厚検出行程」と、
カウント値記憶部11から出力された層間厚に対して正
規化処理を施す「正規化行程」とからなっている。
【0086】まず、図8のフローチャートを用いて「サ
ブストレート厚検出行程」の流れを説明する。このフロ
ーチャートは、ビデオゲーム装置の制御部22が、DV
D1の装着を検出したタイミングでスタートとなり、サ
ブストレート厚検出行程がステップS11に進む。
【0087】ステップS11及びステップS12は、図
2のフローチャートのステップS1及びステップS2に
相当するステップであり、上述と同様に、制御部22
が、光ピックアップ2の半導体レーザを点灯駆動すると
共に、Far位置からNear位置まで光ピックアップ
2の対物レンズ32を等速で上昇制御する。
【0088】これにより、光ピックアップ2において、
フォーカスエラー信号及びRF信号が形成され、フォー
カスエラー信号は第1,第2の2値化回路5,9に、ま
た、RF信号は増幅回路33により所定の利得で増幅さ
れ第3の2値化回路13に供給される。そして、上述の
第1の実施の形態と同様に、このフォーカスエラー信号
及びRF信号に基づいて、立ち下がりエッジ検出回路
6,立ち上がりエッジ検出回路10,立ち下がりエッジ
検出回路14,第1のタイマ7及びカウント値記憶部1
1等によりDVD1の層間厚を示すカウント値(Tlaye
rspace)が形成される。この第2の実施の形態の場合
は、この層間厚を示すカウント値(Tlayerspace)は演
算部18に供給される。
【0089】一方、第3の2値化回路13は、増幅回路
33により所定の利得で増幅されたRF信号を2値化す
ることで上記Discdet信号を形成すると、このDiscdet信
号を上記立ち下がりエッジ検出回路14に供給すると共
に、立ち上がりエッジ検出回路15に供給する。
【0090】図5及び図6を用いて説明したように、光
ピックアップ2の対物レンズ32をFar位置からNe
ar位置まで上昇制御すると、最初にDVD1の保護膜
(ディスク表面)に対してレーザビームの焦点が移動し
たタイミングでハイレベルとなるDiscdet信号を得るこ
とができ(図5:時刻t31〜時刻32間、図6:時刻
t41〜時刻42間)、次に、DVD1の記録層(信号
面)にレーザビームの焦点が移動したタイミングでハイ
レベルとなるDiscdet信号を得ることができる(図5:
時刻t33〜時刻34間、図6:時刻t43〜時刻44
間)。
【0091】図5に示す単層のDVDの場合、最初にハ
イレベルとなるDiscdet信号を得ることができる時刻は
時刻t31、図6に示す多層(この例の場合2層)のD
VDの場合、最初にハイレベルとなるDiscdet信号を得
ることができる時刻は時刻t41なのであるが、立ち上
がりエッジ検出回路15は、このようなDiscdet信号の
立ち上がりエッジを検出し、この検出出力を第2のタイ
マ16に供給する。
【0092】図8のフローチャートのステップS13
は、このような立ち上がりエッジ検出回路15における
Discdet信号の最初の立ち上がりエッジの検出動作を示
しており、立ち上がりエッジ検出回路15によりDiscde
t信号の最初の立ち上がりエッジが検出されたタイミン
グでサブストレート厚検出行程がステップS14に進
む。
【0093】ステップS14では、第2のタイマ16
が、立ち上がりエッジ検出回路15によりDiscdet信号
の最初の立ち上がりエッジが検出されたタイミングで時
刻のカウントを開始する。
【0094】次に、光ピックアップ2の対物レンズ32
を上昇制御し続けると、図5の時刻t33、或いは図6
の時刻t43に示すように記録層にレーザビームの焦点
が移動したタイミングでハイレベルのDiscdet信号が得
られるのであるが、立ち上がりエッジ検出回路15は、
ステップS15においてこのDiscdet信号の立ち上がり
エッジの有無を監視しており、図5の時刻t33或いは
図6の時刻t43に示すDiscdet信号の立ち上がりエッ
ジを再度検出したタイミングでその検出出力を第2のタ
イマ16に供給する。これにより、この「サブストレー
ト厚検出行程」がステップS16に進む。
【0095】ステップS16では、第2のタイマ16
が、立ち上がりエッジ検出回路15からの上記検出出力
に基づいて時刻のカウントを停止し、このカウント値を
DVD1のサブストレート厚(Tsubstrate)に対応す
るカウント値として演算部18に供給する。これによ
り、この図8のフローチャートに示す「サブストレート
厚検出行程」が終了する。
【0096】すなわち、第2のタイマ16は、DVD1
の保護膜にレーザビームの焦点が移動した際に形成され
るハイレベルのDiscdet信号の立ち上がりエッジのタイ
ミング(図5:時刻t31、図6:時刻t41)で時刻
のカウントを開始し、DVD1の記録層にレーザビーム
の焦点が移動した際に形成されるハイレベルのDiscdet
信号の立ち上がりエッジのタイミング(図5:時刻t3
3、図6:時刻t43)で時刻のカウントを停止する。
【0097】この第2のタイマ16におけるカウント開
始からカウント停止までの時間である、図5の時刻t3
1〜時刻t33間、或いは図6の時刻t41〜時刻t4
3間は、レーザビームの焦点が、DVD1の保護膜の表
面部から記録層の表面部までの間であるDVD1のサブ
ストレート厚分だけ移動するのに要した時間である。こ
のため、この移動に要した時間を検出(カウント)する
ことで、その光ピックアップ2の2軸アクチュエータ3
1特有の移動特性を検出することができる。
【0098】この第2の実施の形態のビデオゲーム装置
の場合、このようにして光ピックアップ2の2軸アクチ
ュエータ31の移動特性に対応して得られるサブストレ
ート厚と、規格で定められているDVD1のディスク板
厚とに基づいて、カウント値記憶部11からの層間厚に
対応するカウント値を補正(正規化)するようになって
いる。
【0099】図9のフローチャートに、この「正規化行
程」の流れを示す。なお、この図9に示す「正規化行
程」のフローチャートは、図2のフローチャートに示し
た第1の実施の形態における記録層判別行程のステップ
S8とステップS9との間に、カウント値記憶部11か
らの層間厚の値を補正(正規化)するステップS21を
付加したものである。従って、この図9のフローチャー
トにおいて、図2のフローチャートと同じ動作を示すス
テップには同じステップ番号を付してある。詳しくは上
述の図2のフローチャートの説明を参照されたい。
【0100】この図9のフローチャートの場合、ステッ
プS8でカウント値記憶部11から層間厚を示すカウン
ト値(Tlayerspace)が演算部18に供給されることで
「正規化行程」がステップS21に進む。
【0101】演算部18には、カウント値記憶部11か
ら層間厚を示すカウント値(Tlayerspace)と、上記第
2のタイマ16からのサブストレート厚のカウント値
(Tsubstrate)の他、規格で定められているDVD1
のディスク板厚を示すディスク板厚基準値がディスク板
厚基準値出力回路17から供給されている。
【0102】演算部18は、ステップS21において、
この層間厚を示すカウント値(Tlayerspace)と、サブ
ストレート厚に対応するカウント値(Tsubstrate)
と、ディスク板厚基準値とに基づいて、正規化された層
間厚=Tlayerspace÷Tsubstrate×ディスク板厚基準
値との演算を行い層間厚を示すカウント値(Tlayerspa
ce)を正規化する。
【0103】制御部22は、所定の閾値を有しており、
正規化された層間厚の値がこの閾値以上の値ならばその
DVD1は多層のDVDであると判別し、正規化された
層間厚の値がこの閾値未満の値ならばそのDVD1は単
層のDVDであると判別する。
【0104】以下、具体例を示す。
【0105】 DVDの規格により規定されているディスク板厚基準値……「600μm」 DVDの規格により規定されている層間厚……「40〜70μm」 第2のタイマ16によるサブストレート厚のカウント値……「35msec」 第1のタイマ7による層間厚のカウント値……「300μsec」 正規化された層間厚=300μsec÷(35msec×1000)×600μm ≒5μm 前述のように、DVDの規格により層間厚は「40〜7
0μm」と定められており、制御部22には、例えば
「20μm」の閾値が設定されている。そして、正規化
された層間厚は「5μm」である。このため、制御部2
2は、「20μm(閾値)>5μm」であることから、
現在装着されているDVD1を単層であると判別する。
【0106】同様に、 DVDの規格により規定されているディスク板厚基準値……「600μm」 DVDの規格により規定されている層間厚……「40〜70μm」 第2のタイマ16によるサブストレート厚のカウント値……「35msec」 第1のタイマ7による層間厚のカウント値……「3200μsec」 正規化された層間厚=3200μsec÷(35msec×1000)×600μm ≒55μm この場合、正規化された層間厚は「55μm」である。
このため、制御部22は、「20μm(閾値)<55μ
m」であることから、現在装着されているDVD1を多
層であると判別する。
【0107】このように正規化された層間厚に基づいて
記録層の判別を行うことにより、レンズを駆動する2軸
アクチュエータの感度のバラツキによる焦点の移動速度
のバラツキを補正して正確な記録層の判別を行うことが
できる。
【0108】なお、制御部22は、このような記録層の
判別結果に基づいて、例えば光ピックアップ2からの各
信号の利得の調整、記録層間の焦点移動を行うか否か
(レイヤジャンプを行うか否か)等、DVDのタイプ
(単層or多層)に応じて各部の設定制御を行う。これ
により、DVDのタイプに対応した各部の設定に基づ
く、情報の最適な記録再生を行うことができる。
【0109】[第2の実施の形態の効果]以上の説明か
ら明らかなように、この第2の実施の形態のビデオゲー
ム装置は、層間厚(Tlayerspace)を正規化することが
できる。このため、各装置毎に光ピックアップの2軸ア
クチュエータの感度にバラツキが生じている場合でも、
正確な層間厚(Tlayerspace)を算出することができ
る。そして、この正規化された層間厚(Tlayerspace)
を用いることにより、記録層が単層であるか又は多層で
あるかの正確な判別を行うことができる他、上述の第1
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0110】[実施の形態の変形例]なお、上述の各実
施の形態の説明では、光ピックアップ2の対物レンズ3
2をFar位置からNear位置にかけて等速に移動制
御することとしたが、これは逆にNear位置からFa
r位置にかけて等速に移動制御するようにしてもよい。
【0111】この場合、図3及び図4に示すフォーカス
エラー信号の波形を反転させた波形のフォーカスエラー
信号が得られることとなり、また、図5及び図6に示す
RF信号も、まず記録層に対応するRF信号が得られ、
次に保護膜に対応するRF信号が得られることとなる。
【0112】このため、この場合、図3,図4に示すFc
mpL信号の時刻t5,時刻t23の立ち下がりエッジの
タイミングでタイマ7のカウントを開始制御し、FcmpH
信号の時刻t4,時刻t14の立ち上がりエッジのタイ
ミングでタイマ7のカウント値を取り込むこととなる。
これにより、前述の各実施の形態と同様に正確にDVD
1の記録層の判別を行うことができる。
【0113】また、上述の各実施の形態の説明では、対
物レンズ32を移動制御してレーザビームの焦点移動を
図ることとしたが、これは、光ピックアップ2全体を上
記Far位置からNear位置(或いはNear位置か
らFar位置)にかけて移動制御し、或いはDVD1の
ディスク自体を光軸に沿った方向に移動制御してもよ
い。すなわち、レーザビームの焦点が、光軸に沿った方
向に移動する手段を用いれば上述と同様の効果を得るこ
とができる。
【0114】また、上述の各実施の形態の説明では、Fc
mpH信号の最初のパルスの立ち下がりエッジからFcmpL信
号の最後のパルスの立ち上がりエッジまでの間のカウン
ト値(Tlayerspace)に基づいて層間厚を検出すること
としたが、これは、FcmpH信号の最初のパルスの立ち上
がりエッジからFcmpL信号の最後のパルスの立ち下がり
エッジまでの間のカウント値、或いはFcmpH信号の最初
のパルスの立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまで
の間の中間のタイミングから、FcmpL信号の最後のパル
スの立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでの間の
中間のタイミングまでの間のカウント値に基づいて層間
厚を検出するようにしてもよい。
【0115】また、上述の各実施の形態の説明では、Di
scdet信号の最初のパルスの立ち上がりエッジから2番
目のパルスの立ち上がりエッジまでの間のカウント値
(Tsubstrate)に基づいてDVD1の保護膜の表面部
から記録層の表面部までの間の間隔を検出することとし
たが、これは、Discdet信号の最初のパルスの立ち下が
りエッジから2番目のパルスの立ち上がりエッジまでの
間のカウント値、或いは最初のパルスの立ち上がりエッ
ジから立ち下がりエッジまでの間の中間のタイミングか
ら、2番目のパルスの立ち上がりエッジから立ち下がり
エッジまでの間の中間のタイミングまでの間のカウント
値に基づいてDVD1の保護膜の表面部から記録層の表
面部までの間の間隔を検出するようにしてもよい。
【0116】FcmpH信号,FcmpL信号,Discdet信号の各
パルスの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングは、フ
ォーカスエラー信号やRF信号のレベルに依存するので
あるが、パルスの中間のタイミングを用いることによ
り、各パルスの立ち上がり及び立ち下がりのタイミング
の誤差を平均化(誤差を緩和)することができ、フォー
カスエラー信号やRF信号のレベルに影響されることな
く、層間厚、或いはDVD1の保護膜の表面部から記録
層の表面部までの間の間隔をさらに正確に検出すること
ができる(検出精度の向上を図ることができる)。
【0117】また、上述の各実施の形態の説明では、層
間厚(Tlayerspace)に基づいて記録層が単層であるか
又は多層であるかの判別を行うこととしたが、これは、
検出した層間厚(Tlayerspace)に基づいて記録層の数
を検出するようにしてもよい。すなわち、層間厚は、記
録層の数に応じて規格により定められるため、実際に検
出された層間厚(Tlayerspace)を、この規格により定
められた値と比較することで記録層の数を検出すること
ができる。
【0118】また、上述の各実施の形態の説明では、第
1のタイマ7及び第2のタイマ16で時刻をカウントす
ることとしたが、これは所定の周波数のパルスのパルス
数をカウントするようにしてもよい。この場合、層間厚
(Tlayerspace)分だけ対物レンズ32が移動するのに
要した時間、及びサブストレート厚(Tsubstrate)分
だけ対物レンズ32が移動するのに要した時間は、それ
ぞれパルス数のカウント値として検出されることとな
る。
【0119】さらに、上述の各実施の形態の説明では、
本発明をDVDの再生機能を有するビデオゲーム装置に
適用することとしたが、本発明は、この他、例えばDV
Dプレーヤ装置,DVD記録再生装置等の他の機器に適
用してもよく、単層構造及び多層構造の両方の層構造が
存在する記憶媒体を取り扱う機器であればどのような機
器でも適用することができる。
【0120】最後に、本発明は一例として説明した上述
の各実施の形態に限定されることはなく、上述の各実施
の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱
しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能
であることは勿論であることを付け加えておく。
【0121】
【発明の効果】本発明は、記憶媒体に設けられている記
録層の層間厚さに基づく新規な方式により、正確に記憶
媒体の記録層の判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態のビデオゲ
ーム装置のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のビデオゲーム装置における
記録層判別行程の流れを示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態のビデオゲーム装置におい
て、単層のDVDから得られたフォーカスエラー信号に
設定されたハイレベル用の閾値及びローレベル用の閾値
と、この各閾値に基づいて形成されるFcmpH信号及びFcm
pL信号を示す図である。
【図4】第1の実施の形態のビデオゲーム装置におい
て、多層(2層)のDVDから得られたフォーカスエラ
ー信号に設定されたハイレベル用の閾値及びローレベル
用の閾値と、この各閾値に基づいて形成されるFcmpH信
号及びFcmpL信号を示す図である。
【図5】第1の実施の形態のビデオゲーム装置におい
て、単層のDVDから得られたRF信号に設定された閾
値と、この閾値に基づいて形成されるDiscdet信号を示
す図である。
【図6】第1の実施の形態のビデオゲーム装置におい
て、多層のDVDから得られたRF信号に設定された閾
値と、この閾値に基づいて形成されるDiscdet信号を示
す図である。
【図7】本発明を適用した第2の実施の形態のビデオゲ
ーム装置のブロック図である。
【図8】第2の実施の形態のビデオゲーム装置における
サブストレート厚検出行程の流れを示すフローチャート
である。
【図9】第2の実施の形態のビデオゲーム装置における
記録層判別行程の流れを示すフローチャートである。
【図10】単層のDVDから得られるRF信号の信号レ
ベルを説明するための図である。
【図11】多層のDVDから得られるRF信号の信号レ
ベルを説明するための図である。
【図12】単層のDVDから得られるフォーカスエラー
信号のうねりにより発生する偽パルスを示す図である。
【図13】多層のDVDから得られるフォーカスエラー
信号のうねりにより発生する偽パルスを示す図である。
【符号の説明】
1…DVD,2…光ピックアップ,3…ドライバ,4…
Href回路,5…第1の2値化回路,6…立ち下がり
エッジ検出回路,7…タイマ,8…Lref回路,9…
第2の2値化回路,10…立ち上がりエッジ検出回路,
11…カウント値記憶部,12…ref回路,13…第
3の2値化回路,14…立ち下がりエッジ検出回路,1
5…立ち上がりエッジ検出回路,16…第2のタイマ,
17…ディスク板厚基準値出力回路,18…演算部,1
9…ROM,20…通信制御部,21…記憶部,22…
制御部,31…2軸アクチュエータ,32…対物レン
ズ,33…増幅回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体に光を照射する光照射手段と、 上記光の焦点で上記記録媒体を厚さ方向に走査する走査
    手段と、 上記走査により得られる光の反射光に基づいて、少なく
    とも和信号及びフォーカスエラー信号を生成する信号生
    成手段と、 上記和信号に対して、第1の閾値を設定する第1の閾値
    設定手段と、 上記和信号のレベルが、上記第1の閾値よりも大きなレ
    ベルとなる間、第1のパルスを生成する第1のパルス生
    成手段と、 上記フォーカスエラー信号に対して第2の閾値を設定す
    る第2の閾値設定手段と、 上記フォーカスエラー信号のレベルが、上記第2の閾値
    よりも大きなレベルとなる間、第2のパルスを生成する
    第2のパルス生成手段と、 上記フォーカスエラー信号に対して、上記第2の閾値よ
    りも小さなレベルの第3の閾値を設定する第3の閾値設
    定手段と、 上記フォーカスエラー信号のレベルが、上記第3の閾値
    よりも小さなレベルとなる間、第3のパルスを生成する
    第3のパルス生成手段と、 上記第1のパルスに基づいて記録層の検出期間を決定す
    る検出期間設定手段と、 上記検出期間において、上記第2のパルスが最初に形成
    されたタイミングから、上記第3のパルスが最後に形成
    されたタイミングまでの間隔、或いは上記第3のパルス
    が最初に形成されたタイミングから、上記第2のパルス
    が最後に形成されたタイミングまでの間隔を上記記憶媒
    体の層間厚として決定する層間厚決定手段と、 上記層間厚の値が所定の値よりも小さな値の場合は単層
    の記憶媒体と決定し、上記層間厚の値が所定の値よりも
    大きな値の場合は多層の記憶媒体と決定する記録層決定
    手段とを有する記録層判別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録層判別装置であっ
    て、 上記走査手段は、上記光の焦点を等速で移動制御するこ
    とを特徴とする記録層判別装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の記録層判別
    装置であって、 上記走査手段は、上記光の焦点を、上記記録層に徐々に
    近づくように移動制御することを特徴とする記録層判別
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうち、いずれか
    一項記載の記録層判別装置であって、 上記光の焦点が上記記憶媒体の表面、及び上記記録層に
    移動したタイミングでそれぞれ生成される上記第1のパ
    ルスの生成間隔を検出する間隔検出手段と、 上記間隔検出手段で検出された上記生成間隔に基づい
    て、上記層間厚決定手段で層間厚として決定された間隔
    を正規化することで、上記層間厚の値を正規化する手段
    とを有することを特徴とする記録層判別装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうち、いずれか
    一項記載の記録層判別装置であって、 上記間隔は、時間或いは所定周波数のパルスをカウント
    したパルス数であることを特徴とする記録層判別装置。
  6. 【請求項6】 記憶媒体に光を照射するステップと、 上記光の焦点で上記記録媒体を厚さ方向に走査するステ
    ップと、 上記走査により得られる光の反射光に基づいて、少なく
    とも和信号及びフォーカスエラー信号を生成するステッ
    プと、 上記和信号に対して、第1の閾値を設定するステップ
    と、 上記和信号のレベルが、上記第1の閾値よりも大きなレ
    ベルとなる間、第1のパルスを生成するステップと、 上記フォーカスエラー信号に対して第2の閾値を設定す
    るステップと、 上記フォーカスエラー信号のレベルが、上記第2の閾値
    よりも大きなレベルとなる間、第2のパルスを生成する
    ステップと、 上記フォーカスエラー信号に対して、上記第2の閾値よ
    りも小さなレベルの第3の閾値を設定するステップと、 上記フォーカスエラー信号のレベルが、上記第3の閾値
    よりも小さなレベルとなる間、第3のパルスを生成する
    ステップと、 上記第1のパルスに基づいて記録層の検出期間を決定す
    るステップと、 上記検出期間において、上記第2のパルスが最初に形成
    されたタイミングから、上記第3のパルスが最後に形成
    されたタイミングまでの間隔、或いは上記第3のパルス
    が最初に形成されたタイミングから、上記第2のパルス
    が最後に形成されたタイミングまでの間隔を上記記憶媒
    体の層間厚として決定するステップと、 上記層間厚の値が所定の値よりも小さな値の場合はその
    記憶媒体を単層の記憶媒体と決定し、上記層間厚の値が
    所定の値よりも大きな値の場合はその記憶媒体を多層の
    記憶媒体と決定するステップとを有するコンピュータ読
    み取り可能な記録層判別プログラム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の記録層判別プログラムで
    あって、 上記記録媒体を走査するステップでは、上記光の焦点を
    等速で移動制御することを特徴とする記録層判別プログ
    ラム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載の記録層判別
    プログラムであって、 上記記録媒体を走査するステップでは、上記光の焦点
    を、上記記録層に徐々に近づくように移動制御すること
    を特徴とする記録層判別プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項6から請求項8のうち、いずれか
    一項記載の記録層判別プログラムであって、 上記光の焦点が上記記憶媒体の表面、及び上記記録層に
    移動したタイミングでそれぞれ生成される上記第1のパ
    ルスの生成間隔を検出するステップと、 上記生成間隔に基づいて、上記層間厚決定手段で層間厚
    として決定された間隔を正規化することで、上記層間厚
    の値を正規化するステップとを有することを特徴とする
    記録層判別プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項6から請求項9のうち、いずれ
    か一項記載の記録層判別プログラムであって、 上記間隔は、時間或いは所定周波数のパルスをカウント
    したパルス数であることを特徴とする記録層判別プログ
    ラム。
  11. 【請求項11】 記憶媒体に光を照射するステップと、 上記光の焦点で上記記録媒体を厚さ方向に走査するステ
    ップと、 上記走査により得られる光の反射光に基づいて、少なく
    とも和信号及びフォーカスエラー信号を生成するステッ
    プと、 上記和信号に対して、第1の閾値を設定するステップ
    と、 上記和信号のレベルが、上記第1の閾値よりも大きなレ
    ベルとなる間、第1のパルスを生成するステップと、 上記フォーカスエラー信号に対して第2の閾値を設定す
    るステップと、 上記フォーカスエラー信号のレベルが、上記第2の閾値
    よりも大きなレベルとなる間、第2のパルスを生成する
    ステップと、 上記フォーカスエラー信号に対して、上記第2の閾値よ
    りも小さなレベルの第3の閾値を設定するステップと、 上記フォーカスエラー信号のレベルが、上記第3の閾値
    よりも小さなレベルとなる間、第3のパルスを生成する
    ステップと、 上記第1のパルスに基づいて記録層の検出期間を決定す
    るステップと、 上記検出期間において、上記第2のパルスが最初に形成
    されたタイミングから、上記第3のパルスが最後に形成
    されたタイミングまでの間隔、或いは上記第3のパルス
    が最初に形成されたタイミングから、上記第2のパルス
    が最後に形成されたタイミングまでの間隔を上記記憶媒
    体の層間厚として決定するステップと、 上記層間厚の値が所定の値よりも小さな値の場合はその
    記憶媒体を単層の記憶媒体と決定し、上記層間厚の値が
    所定の値よりも大きな値の場合はその記憶媒体を多層の
    記憶媒体と決定するステップとを有する記録層判別方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の記録層判別方法であ
    って、 上記記録媒体を走査するステップでは、上記光の焦点を
    等速で移動制御することを特徴とする記録層判別方法。
  13. 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載の記録
    層判別方法であって、 上記記録媒体を走査するステップでは、上記光の焦点
    を、上記記録層に徐々に近づくように移動制御すること
    を特徴とする記録層判別方法。
  14. 【請求項14】 請求項11から請求項13のうち、い
    ずれか一項記載の記録層判別方法であって、 上記光の焦点が上記記憶媒体の表面、及び上記記録層に
    移動したタイミングでそれぞれ生成される上記第1のパ
    ルスの生成間隔を検出するステップと、 上記生成間隔に基づいて、上記層間厚決定手段で層間厚
    として決定された間隔を正規化することで、上記層間厚
    の値を正規化するステップとを有することを特徴とする
    記録層判別方法。
  15. 【請求項15】 請求項11から請求項14のうち、い
    ずれか一項記載の記録層判別方法であって、 上記間隔は、時間或いは所定周波数のパルスをカウント
    したパルス数であることを特徴とする記録層判別方法。
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