JPH11232768A - ディスク判別方法及びその装置 - Google Patents
ディスク判別方法及びその装置Info
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- JPH11232768A JPH11232768A JP4440198A JP4440198A JPH11232768A JP H11232768 A JPH11232768 A JP H11232768A JP 4440198 A JP4440198 A JP 4440198A JP 4440198 A JP4440198 A JP 4440198A JP H11232768 A JPH11232768 A JP H11232768A
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- disc
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスク表面のキズやゴミ,面振れ,ディス
ク間の反射率ばらつき,あるいは光学的な光量の変動な
どによる影響を受け難く、短時間でディスクの種類を判
別する。 【解決手段】 対物レンズの設計値とディスク厚さとの
関係に応じて、光検出器上における光スポットの様子が
変化する。ディスク厚さが対物レンズの設計値と異なっ
ている場合は、ディスク厚さが対物レンズの設計値と一
致している正規の場合と比較して、フォーカスエラー信
号のピークレベルが減少する((A)及び(D)参照)。一
方、総和信号のピークレベルは、ディスク厚さによって
は変化しない((B)及び(E)参照)。このため、フォーカ
スエラー信号振幅FAと総和信号振幅QAの比を予め設
定したしきい値と比較することで、ディスク厚さが判別
される。
ク間の反射率ばらつき,あるいは光学的な光量の変動な
どによる影響を受け難く、短時間でディスクの種類を判
別する。 【解決手段】 対物レンズの設計値とディスク厚さとの
関係に応じて、光検出器上における光スポットの様子が
変化する。ディスク厚さが対物レンズの設計値と異なっ
ている場合は、ディスク厚さが対物レンズの設計値と一
致している正規の場合と比較して、フォーカスエラー信
号のピークレベルが減少する((A)及び(D)参照)。一
方、総和信号のピークレベルは、ディスク厚さによって
は変化しない((B)及び(E)参照)。このため、フォーカ
スエラー信号振幅FAと総和信号振幅QAの比を予め設
定したしきい値と比較することで、ディスク厚さが判別
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク判別方
法及びその装置にかかり、例えばCDとDVDを判別す
る場合に好適なディスク判別技術の改良に関する。
法及びその装置にかかり、例えばCDとDVDを判別す
る場合に好適なディスク判別技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク媒体としてはCDがよく知られ
ているが、最近は記録の高密度化を図ったDVDが提供
されている。このDVD規格のディスクは、CD規格の
ディスクと比較して、半径が等しく厚さがCDの半分の
ディスクを2枚貼り合わせた構成となっている。このた
め、CDとDVDでは、ディスク形状がほぼ同じ大きさ
となるとともに、重量もほぼ同等となる。
ているが、最近は記録の高密度化を図ったDVDが提供
されている。このDVD規格のディスクは、CD規格の
ディスクと比較して、半径が等しく厚さがCDの半分の
ディスクを2枚貼り合わせた構成となっている。このた
め、CDとDVDでは、ディスク形状がほぼ同じ大きさ
となるとともに、重量もほぼ同等となる。
【0003】一方、このような各種のディスク媒体に対
して1台の装置で共通に記録,再生などを行うことがで
きると、使い勝手がよく好都合である。しかし、単一の
装置で各種のディスク媒体を扱うためには、いずれの規
格に対応したディスクであるかを判別する必要がある。
ところが、上述したCDとDVDのように、外形的特徴
がほぼ共通するような場合には、外形的要因だけでそれ
らを判別することは意外に困難である。従って、ディス
ク判別には、ディスク外形以外の相違を利用することに
なる。
して1台の装置で共通に記録,再生などを行うことがで
きると、使い勝手がよく好都合である。しかし、単一の
装置で各種のディスク媒体を扱うためには、いずれの規
格に対応したディスクであるかを判別する必要がある。
ところが、上述したCDとDVDのように、外形的特徴
がほぼ共通するような場合には、外形的要因だけでそれ
らを判別することは意外に困難である。従って、ディス
ク判別には、ディスク外形以外の相違を利用することに
なる。
【0004】このようなディスク判別の一つとして、特
開平8−287588号公報に開示されたものがある。
図7には、その概略の構成が示されており、サーチ信号
発生手段900で発生したサーチ信号基づいて、対物レ
ンズ902をディスク904に対して上下に移動させ
る。このとき、光ビームは、まず光ディスク基板904
Aの表面904Bで反射され、次に光ディスク904の
信号面904Cから反射される。
開平8−287588号公報に開示されたものがある。
図7には、その概略の構成が示されており、サーチ信号
発生手段900で発生したサーチ信号基づいて、対物レ
ンズ902をディスク904に対して上下に移動させ
る。このとき、光ビームは、まず光ディスク基板904
Aの表面904Bで反射され、次に光ディスク904の
信号面904Cから反射される。
【0005】このとき受光素子905から出力されるデ
ィスク基板表面904Bで反射する信号と、ディスク信
号面904Cで反射する信号を、表面反射検出手段90
6,信号面反射検出手段908によってそれぞれ検出す
る。次に、計時手段910によって、両反射信号を検出
する間の時間,すなわちディスク基板表面からの反射光
が検出された時点から、ディスク信号面からの反射光が
検出された時点までの時間差を計測する。この時間差は
ディスク基板の厚さに対応する。判定手段912では、
この時間差から、ディスク表面904Bから信号面90
4Cまでの厚さが計算され、更にはその結果に基づいて
ディスクが判別される。
ィスク基板表面904Bで反射する信号と、ディスク信
号面904Cで反射する信号を、表面反射検出手段90
6,信号面反射検出手段908によってそれぞれ検出す
る。次に、計時手段910によって、両反射信号を検出
する間の時間,すなわちディスク基板表面からの反射光
が検出された時点から、ディスク信号面からの反射光が
検出された時点までの時間差を計測する。この時間差は
ディスク基板の厚さに対応する。判定手段912では、
この時間差から、ディスク表面904Bから信号面90
4Cまでの厚さが計算され、更にはその結果に基づいて
ディスクが判別される。
【0006】他に、ディスクからの反射信号の強度の違
いからディスクを判別する方法や、ディスクの種類によ
ってピット深さやトラックピッチが異なることを利用す
るものもある。これによれば、合焦状態でトラッキング
エラー信号を検出し、その信号を利用してディスクが種
類が判別される。特開平9−320180号公報に開示
された光ディスク半別手法のように、合焦状態で再生信
号RFレベルを比較するものもある。
いからディスクを判別する方法や、ディスクの種類によ
ってピット深さやトラックピッチが異なることを利用す
るものもある。これによれば、合焦状態でトラッキング
エラー信号を検出し、その信号を利用してディスクが種
類が判別される。特開平9−320180号公報に開示
された光ディスク半別手法のように、合焦状態で再生信
号RFレベルを比較するものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術では、次のような不都合がある。 (1)ディスクの表面及び信号面からの反射信号を検出す
る方法では、表面からの反射信号が信号面からの反射信
号に比べて非常に小さく、キズ、ごみなどによる影響を
受けやすい。また、ディスクを回転させた状態で検出動
作を行った場合、ディスクの面振れによって対物レンズ
とディスクの距離が変化してしまうため、ディスク厚の
測定に影響を及ぼしてしまう。
ような従来技術では、次のような不都合がある。 (1)ディスクの表面及び信号面からの反射信号を検出す
る方法では、表面からの反射信号が信号面からの反射信
号に比べて非常に小さく、キズ、ごみなどによる影響を
受けやすい。また、ディスクを回転させた状態で検出動
作を行った場合、ディスクの面振れによって対物レンズ
とディスクの距離が変化してしまうため、ディスク厚の
測定に影響を及ぼしてしまう。
【0008】(2)次に、信号面からの反射光の強度の違
いから判別する方法では、ディスクの反射率のばらつき
や、光学的な光量の変動などによる影響を受けやすいと
いう不都合がある。
いから判別する方法では、ディスクの反射率のばらつき
や、光学的な光量の変動などによる影響を受けやすいと
いう不都合がある。
【0009】(3)次に、トラッキングエラー信号を利用
する方法や再生信号RFレベルをを比較する方法では、
ディスクにフォーカスをかけた状態でトラッキングエラ
ー信号や再生信号を検出する必要があるため、一旦フォ
ーカスサーボをロック(サーボオン)させなければなら
ない。従って、ディスクの判別までに多少時間が必要と
なる。また、ディスクの種類によっては、フォーカスサ
ーボをロックさせることが困難な場合があり、フォーカ
ス引き込み動作を何回かリトライすることによって非常
に時間がかかり、結果としてディスクを判別するまでに
長い時間を要することとなってしまう。
する方法や再生信号RFレベルをを比較する方法では、
ディスクにフォーカスをかけた状態でトラッキングエラ
ー信号や再生信号を検出する必要があるため、一旦フォ
ーカスサーボをロック(サーボオン)させなければなら
ない。従って、ディスクの判別までに多少時間が必要と
なる。また、ディスクの種類によっては、フォーカスサ
ーボをロックさせることが困難な場合があり、フォーカ
ス引き込み動作を何回かリトライすることによって非常
に時間がかかり、結果としてディスクを判別するまでに
長い時間を要することとなってしまう。
【0010】本発明は、これらの点に着目したもので、
ディスク表面のキズやゴミ,面振れ,ディスク間の反射
率ばらつき,あるいは光学的な光量の変動などによる影
響を受け難く、短時間でディスクの種類を判別すること
が可能なディスク判別方法及びその装置を提供すること
を、その目的とする。
ディスク表面のキズやゴミ,面振れ,ディスク間の反射
率ばらつき,あるいは光学的な光量の変動などによる影
響を受け難く、短時間でディスクの種類を判別すること
が可能なディスク判別方法及びその装置を提供すること
を、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク判別方
法は、ピックアップから出力された光によりフォーカス
サーチを行って、フォーカスエラー信号及びディスクか
らの反射光の総和信号を同時に得るステップ;前記フォ
ーカスエラー信号の振幅と、前記総和信号の振幅をそれ
ぞれ検出するステップ;前記フォーカスエラー信号の振
幅と、前記総和信号の振幅を比較してディスクの厚さを
判別するステップ;含むことを特徴とする。
法は、ピックアップから出力された光によりフォーカス
サーチを行って、フォーカスエラー信号及びディスクか
らの反射光の総和信号を同時に得るステップ;前記フォ
ーカスエラー信号の振幅と、前記総和信号の振幅をそれ
ぞれ検出するステップ;前記フォーカスエラー信号の振
幅と、前記総和信号の振幅を比較してディスクの厚さを
判別するステップ;含むことを特徴とする。
【0012】本発明のディスク判別装置は、対物レンズ
をフォーカス方向に移動させるサーチ手段;フォーカス
エラー信号を検出する第1の信号検出手段;ディスクか
らの反射光の総和信号を検出する第2の信号検出手段;
前記第1の信号検出手段によって得られたフォーカスエ
ラー信号の振幅を検出する第1の振幅検出手段;前記第
2の信号検出手段によって得られた総和信号の振幅を検
出する第2の振幅検出手段;前記サーチ手段によるフォ
ーカスサーチ中に同時に得られたフォーカスエラー信号
及び総和信号の振幅を比較してディスクの厚さを判別す
る判別手段;を備えたことを特徴とする。
をフォーカス方向に移動させるサーチ手段;フォーカス
エラー信号を検出する第1の信号検出手段;ディスクか
らの反射光の総和信号を検出する第2の信号検出手段;
前記第1の信号検出手段によって得られたフォーカスエ
ラー信号の振幅を検出する第1の振幅検出手段;前記第
2の信号検出手段によって得られた総和信号の振幅を検
出する第2の振幅検出手段;前記サーチ手段によるフォ
ーカスサーチ中に同時に得られたフォーカスエラー信号
及び総和信号の振幅を比較してディスクの厚さを判別す
る判別手段;を備えたことを特徴とする。
【0013】主要な形態の一つによれば、前記第1及び
第2の信号検出手段が、同一の光検出手段によって構成
される。あるいは、前記第1及び第2の信号検出手段
と、ディスクから記録情報を読み取る信号検出手段が、
同一の光検出手段によって構成される。
第2の信号検出手段が、同一の光検出手段によって構成
される。あるいは、前記第1及び第2の信号検出手段
と、ディスクから記録情報を読み取る信号検出手段が、
同一の光検出手段によって構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明は、ディスクの厚さが異なった場
合、対物レンズの設計条件に起因して発生する球面収差
によって、光検出器上のスポットが、最も集光された状
態でもディスク厚さが正規の場合と比較して広がった状
態にしかならないことを利用して、ディスク判別を行う
ものである。光ディスクのピックアップにおいて、対物
レンズは、信号面上に集光されるスポットが、該当する
ディスクの厚さに対して最小になるように設計されてい
る。このため、あるディスク厚さに対して設計された対
物レンズを用いて、基板厚さが異なる他のディスクを再
生しようとすると球面収差が発生し、ディスク信号面上
のスポットは十分に集光することができない。
に説明する。本発明は、ディスクの厚さが異なった場
合、対物レンズの設計条件に起因して発生する球面収差
によって、光検出器上のスポットが、最も集光された状
態でもディスク厚さが正規の場合と比較して広がった状
態にしかならないことを利用して、ディスク判別を行う
ものである。光ディスクのピックアップにおいて、対物
レンズは、信号面上に集光されるスポットが、該当する
ディスクの厚さに対して最小になるように設計されてい
る。このため、あるディスク厚さに対して設計された対
物レンズを用いて、基板厚さが異なる他のディスクを再
生しようとすると球面収差が発生し、ディスク信号面上
のスポットは十分に集光することができない。
【0015】一方、ディスク信号面上で反射した光は、
再び対物レンズに入射した後、集光されて光検出器上に
スポットを形成する。この光検出器上のスポットは、デ
ィスク信号面上のスポットの広がりに比例して広がる。
このため、ディスク厚さが対物レンズの設計値と異なる
場合には、球面収差により、光検出器上のスポットの大
きさも、正規の大きさより広がってしまう。
再び対物レンズに入射した後、集光されて光検出器上に
スポットを形成する。この光検出器上のスポットは、デ
ィスク信号面上のスポットの広がりに比例して広がる。
このため、ディスク厚さが対物レンズの設計値と異なる
場合には、球面収差により、光検出器上のスポットの大
きさも、正規の大きさより広がってしまう。
【0016】ところで、光ディスクにおける一般的なフ
ォーカス検出法には、非点収差法やナイフエッジ法があ
る。以下、順に説明する。
ォーカス検出法には、非点収差法やナイフエッジ法があ
る。以下、順に説明する。
【0017】(1)非点収差法 この方法は、シリンドリカルレンズや光路中に斜めに挿
入された平行平板によって発生させた非点収差を利用し
てフォーカス検出を行うものである。この手法では、図
4(A)に示すような4分割の光検出器A,B,C,Dに
よってディスクと対物レンズの距離に応じて変化するス
ポットの形状変化を検出する。フォーカスエラー信号F
Eは、4分割光検出器の出力から、(A+C)−(B+
D)により計算される。また、すべての出力の和である
総和信号Qsumは、(A+B+C+D)により計算され
る。
入された平行平板によって発生させた非点収差を利用し
てフォーカス検出を行うものである。この手法では、図
4(A)に示すような4分割の光検出器A,B,C,Dに
よってディスクと対物レンズの距離に応じて変化するス
ポットの形状変化を検出する。フォーカスエラー信号F
Eは、4分割光検出器の出力から、(A+C)−(B+
D)により計算される。また、すべての出力の和である
総和信号Qsumは、(A+B+C+D)により計算され
る。
【0018】図5は、非点収差法における光検出器上の
スポットの様子の一例を示したものである。まず、(A)
〜(C)に示すディスク厚さが対物レンズの設計値に合っ
ている場合から説明する。対物レンズによって集光され
た光がディスク信号面上にある場合は、(B)に示すよう
に、4分割光検出器上のスポットはほぼ円形形状とな
り、4分割光検出器A〜Dの各出力はそれぞれが同じレ
ベルとなる。
スポットの様子の一例を示したものである。まず、(A)
〜(C)に示すディスク厚さが対物レンズの設計値に合っ
ている場合から説明する。対物レンズによって集光され
た光がディスク信号面上にある場合は、(B)に示すよう
に、4分割光検出器上のスポットはほぼ円形形状とな
り、4分割光検出器A〜Dの各出力はそれぞれが同じレ
ベルとなる。
【0019】一方、ディスクと対物レンズのフォーカス
方向の距離が変化し、対物レンズによって集光された光
の集光点がディスク信号面から遠ざかると、光検出器上
のスポット形状は同図(A)のように線状に変化する。こ
のため、四分割光検出器の出力は、対角にあたる二つの
出力A,Cが増加し、もう一方の対角にあたる二つの出
力B,Dが減少する。逆に、対物レンズによって集光さ
れた光の集光点がディスク信号面に近づくと、光検出器
上のスポット形状は同図(C)のように線状に変化する。
このため、四分割光検出器からの出力は、上記の場合と
反対に、対角にあたる二つの出力A,Cが減少し、もう
一方の対角にあたる二つの出力B.Dが増加する。ディ
スクが遠ざかった場合と近づいた場合のスポット変化の
方向は光学系の設計に依存し、光学系の設計によっては
図と反対の方向に変化する場合もある。
方向の距離が変化し、対物レンズによって集光された光
の集光点がディスク信号面から遠ざかると、光検出器上
のスポット形状は同図(A)のように線状に変化する。こ
のため、四分割光検出器の出力は、対角にあたる二つの
出力A,Cが増加し、もう一方の対角にあたる二つの出
力B,Dが減少する。逆に、対物レンズによって集光さ
れた光の集光点がディスク信号面に近づくと、光検出器
上のスポット形状は同図(C)のように線状に変化する。
このため、四分割光検出器からの出力は、上記の場合と
反対に、対角にあたる二つの出力A,Cが減少し、もう
一方の対角にあたる二つの出力B.Dが増加する。ディ
スクが遠ざかった場合と近づいた場合のスポット変化の
方向は光学系の設計に依存し、光学系の設計によっては
図と反対の方向に変化する場合もある。
【0020】次に、(D)〜(F)に示すディスク厚さが対物
レンズの設計値と異なっている場合について説明する。
この場合は球面収差が発生し、ディスク信号面上におけ
る集光状態が不十分となる。その結果、光検出器上のス
ポットも影響を受け、ディスクと対物レンズの距離に応
じて、同図(D)〜(F)のように変化する。このように、デ
ィスク厚さが対物レンズの設計値と異なる場合、対物レ
ンズをディスクに対して上下させるフォーカスサーチ動
作時における光検出器上のスポットの変化は、ディスク
厚さが正規の場合と異なるようになる。
レンズの設計値と異なっている場合について説明する。
この場合は球面収差が発生し、ディスク信号面上におけ
る集光状態が不十分となる。その結果、光検出器上のス
ポットも影響を受け、ディスクと対物レンズの距離に応
じて、同図(D)〜(F)のように変化する。このように、デ
ィスク厚さが対物レンズの設計値と異なる場合、対物レ
ンズをディスクに対して上下させるフォーカスサーチ動
作時における光検出器上のスポットの変化は、ディスク
厚さが正規の場合と異なるようになる。
【0021】(2)ナイフエッジ法 この方法は、光検出器に入射する収束光路中に配置した
ナイフエッジによって光束の一部を遮蔽すると、ディス
クと対物レンズの距離に応じて光検出器上のスポットが
移動することを利用してフォーカスを検出する方法であ
る。この手法では、図4(B)に示すような2分割の光検
出器A,Bによってディスクと対物レンズの距離に応じ
て変化するスポットの移動を検出する。フォーカスエラ
ー信号FEは、2分割光検出器の出力から(A−B)に
より計算される。また、すべての出力の和である総和信
号は、(A+B)により計算される。
ナイフエッジによって光束の一部を遮蔽すると、ディス
クと対物レンズの距離に応じて光検出器上のスポットが
移動することを利用してフォーカスを検出する方法であ
る。この手法では、図4(B)に示すような2分割の光検
出器A,Bによってディスクと対物レンズの距離に応じ
て変化するスポットの移動を検出する。フォーカスエラ
ー信号FEは、2分割光検出器の出力から(A−B)に
より計算される。また、すべての出力の和である総和信
号は、(A+B)により計算される。
【0022】図6は、ナイフエッジ法における光検出器
上のスポットの様子の一例を示したものである。まず、
(A)〜(C)に示すディスク厚さが対物レンズの設計値に合
っている場合から説明する。対物レンズによって集光さ
れた光がディスク信号面上にある場合は、(B)に示すよ
うに、2分割光検出器上のスポットは2分割された光検
出器の中心にほぼ集光された状態になる。このため、2
分割光検出器A,Bの各出力はほぼ同じレベルとなる。
上のスポットの様子の一例を示したものである。まず、
(A)〜(C)に示すディスク厚さが対物レンズの設計値に合
っている場合から説明する。対物レンズによって集光さ
れた光がディスク信号面上にある場合は、(B)に示すよ
うに、2分割光検出器上のスポットは2分割された光検
出器の中心にほぼ集光された状態になる。このため、2
分割光検出器A,Bの各出力はほぼ同じレベルとなる。
【0023】一方、ディスクと対物レンズのフォーカス
方向の距離が変化し、対物レンズによって集光された光
の集光点がディスク信号面から遠ざかったり、あるいは
近づいたりした場合は、光検出器上のスポット形状は、
同図(A),(C)のように2分割光検出器の左右に移動し、
広がりをもった形状になる。このため、2分割光検出器
の出力は、いずれか一方が増加し、他方が減少する。デ
ィスクが遠ざかった場合と近づいた場合のスポット変化
の方向は光学系の設計に依存し、光学系の設計によって
は図と反対の方向に変化する場合もある。
方向の距離が変化し、対物レンズによって集光された光
の集光点がディスク信号面から遠ざかったり、あるいは
近づいたりした場合は、光検出器上のスポット形状は、
同図(A),(C)のように2分割光検出器の左右に移動し、
広がりをもった形状になる。このため、2分割光検出器
の出力は、いずれか一方が増加し、他方が減少する。デ
ィスクが遠ざかった場合と近づいた場合のスポット変化
の方向は光学系の設計に依存し、光学系の設計によって
は図と反対の方向に変化する場合もある。
【0024】次に、(D)〜(F)に示すディスク厚さが対物
レンズの設計値と異なっている場合について説明する。
この場合は、前記非点収差法の場合と同様に球面収差が
発生し、ディスク信号面上における集光状態が不十分と
なる。その結果、光検出器上のスポットも影響を受け、
ディスクと対物レンズの距離に応じて、同図(D)〜(F)の
ように変化する。
レンズの設計値と異なっている場合について説明する。
この場合は、前記非点収差法の場合と同様に球面収差が
発生し、ディスク信号面上における集光状態が不十分と
なる。その結果、光検出器上のスポットも影響を受け、
ディスクと対物レンズの距離に応じて、同図(D)〜(F)の
ように変化する。
【0025】以上のように、非点収差法及びナイフエッ
ジ法のいずれにおいても、ディスク厚さが対物レンズの
設計値と異なる場合、対物レンズをディスクに対し上下
させるフォーカスサーチ動作時における光検出器上のス
ポット変化の様子は、正規のディスク厚さの場合と異な
って変化する。
ジ法のいずれにおいても、ディスク厚さが対物レンズの
設計値と異なる場合、対物レンズをディスクに対し上下
させるフォーカスサーチ動作時における光検出器上のス
ポット変化の様子は、正規のディスク厚さの場合と異な
って変化する。
【0026】図3には、フォーカスサーチ時におけるフ
ォーカスエラー信号と総和信号の変化の様子が示されて
いる。同図中、(A),(B)はディスク厚さが正規の場合の
フォーカスエラー信号(FE)と総和信号(Qsum)で
あり、(D),(E)はディスク厚さが正規と異なる場合のフ
ォーカスエラー信号と総和信号である。これらは、同図
(C),(F)に示すサーチ信号波形に基づいて対物レンズを
ディスクに対して上下動させたときに得られる信号であ
る。
ォーカスエラー信号と総和信号の変化の様子が示されて
いる。同図中、(A),(B)はディスク厚さが正規の場合の
フォーカスエラー信号(FE)と総和信号(Qsum)で
あり、(D),(E)はディスク厚さが正規と異なる場合のフ
ォーカスエラー信号と総和信号である。これらは、同図
(C),(F)に示すサーチ信号波形に基づいて対物レンズを
ディスクに対して上下動させたときに得られる信号であ
る。
【0027】図5,図6に示したように、対物レンズの
設計値とディスク厚さとの関係に応じて光検出器上にお
ける光スポットの様子が変化する。このため、ディスク
厚さが対物レンズの設計値と異なっている場合は、ディ
スク厚さが対物レンズの設計値と一致している正規の場
合と比較して、図3の(A),(D)に示すようにフォーカス
エラー信号のピークレベルが減少する。一方、総和信号
のピークレベルは、図3の(B),(E)に示すように、ディ
スク厚さによっては変化しない。
設計値とディスク厚さとの関係に応じて光検出器上にお
ける光スポットの様子が変化する。このため、ディスク
厚さが対物レンズの設計値と異なっている場合は、ディ
スク厚さが対物レンズの設計値と一致している正規の場
合と比較して、図3の(A),(D)に示すようにフォーカス
エラー信号のピークレベルが減少する。一方、総和信号
のピークレベルは、図3の(B),(E)に示すように、ディ
スク厚さによっては変化しない。
【0028】従って、フォーカスサーチ時に得られたフ
ォーカスエラー信号の振幅と総和信号の振幅を計測して
比較し、総和信号の振幅に対してフォーカスエラー信号
の振幅が予め定めたスレッシュホールドレベルに対し
て、大きいか、あるいは小さいかを判定することによ
り、ディスクの厚さを判別することができ、CDかDV
Dかを判断することが可能となる。
ォーカスエラー信号の振幅と総和信号の振幅を計測して
比較し、総和信号の振幅に対してフォーカスエラー信号
の振幅が予め定めたスレッシュホールドレベルに対し
て、大きいか、あるいは小さいかを判定することによ
り、ディスクの厚さを判別することができ、CDかDV
Dかを判断することが可能となる。
【0029】次に、図1のブロック図及び図2のフロー
チャートを参照して、本発明にかかるディスク判別装置
の一形態について説明する。本形態は、ピックアップの
光検出器が図4(A)に示した4分割の例である。また、
対物レンズは、CDに対して設計されているものとす
る。ディスク10は、スピンドルモータ12によって回
転駆動される。図3(C),(F)に示した波形のサーチ信号
は、サーチ信号発生手段14で生成されてアクチュエー
タ駆動回路16に供給される。これによってアクチュエ
ータ18が駆動され、サーチ信号に基づいて対物レンズ
20がフォーカス方向に移動する。このようにして、フ
ォーカスサーチが行われる(図2,ステップS3参
照)。
チャートを参照して、本発明にかかるディスク判別装置
の一形態について説明する。本形態は、ピックアップの
光検出器が図4(A)に示した4分割の例である。また、
対物レンズは、CDに対して設計されているものとす
る。ディスク10は、スピンドルモータ12によって回
転駆動される。図3(C),(F)に示した波形のサーチ信号
は、サーチ信号発生手段14で生成されてアクチュエー
タ駆動回路16に供給される。これによってアクチュエ
ータ18が駆動され、サーチ信号に基づいて対物レンズ
20がフォーカス方向に移動する。このようにして、フ
ォーカスサーチが行われる(図2,ステップS3参
照)。
【0030】光ピックアップ22から出力された光ビー
ムは、対物レンズ20によってディスクに入射集光する
とともに、ディスク10の信号面で反射されて再び対物
レンズ20に入射する。そして、図4に示した光検出器
によって電気信号に変換される。なお、対物レンズ20
と光検出器との間には、ディスク10と対物レンズ20
の距離に応じて変化するフォーカスエラー信号を生成す
るための光学系が構成されており(図示せず)、これに
よってフォーカスエラー信号が生成される。
ムは、対物レンズ20によってディスクに入射集光する
とともに、ディスク10の信号面で反射されて再び対物
レンズ20に入射する。そして、図4に示した光検出器
によって電気信号に変換される。なお、対物レンズ20
と光検出器との間には、ディスク10と対物レンズ20
の距離に応じて変化するフォーカスエラー信号を生成す
るための光学系が構成されており(図示せず)、これに
よってフォーカスエラー信号が生成される。
【0031】ピックアップ22の光検出器から出力され
た信号A〜Dは、信号演算手段(フォーカスエラー検出
手段及び総和信号検出手段)24に供給され、ここで上
述した演算が行われる。すなわち、フォーカスエラー信
号FEは、4分割光検出器の出力から(A+C)−(B
+D)により計算される。また、すべての出力の和であ
る総和信号Qsumは(A+B+C+D)により計算され
る。
た信号A〜Dは、信号演算手段(フォーカスエラー検出
手段及び総和信号検出手段)24に供給され、ここで上
述した演算が行われる。すなわち、フォーカスエラー信
号FEは、4分割光検出器の出力から(A+C)−(B
+D)により計算される。また、すべての出力の和であ
る総和信号Qsumは(A+B+C+D)により計算され
る。
【0032】これらのうち、フォーカスエラー信号FE
は、VGA(信号ゲイン調整器)26を介してADC
(アナログデジタル変換器)30に供給される。また、
総和信号Qsumは、VGA28を介してADC32に供
給される。VGA26,28における信号ゲインはCP
U40によって調整されており、適宜の値KEF,KQが
フォーカスサーチ前に予めセットされる(図2,ステッ
プS1,S2参照)。これによって、ADC30,32
に最適な振幅でフォーカスエラー信号FEや総和信号Q
sumが供給される。
は、VGA(信号ゲイン調整器)26を介してADC
(アナログデジタル変換器)30に供給される。また、
総和信号Qsumは、VGA28を介してADC32に供
給される。VGA26,28における信号ゲインはCP
U40によって調整されており、適宜の値KEF,KQが
フォーカスサーチ前に予めセットされる(図2,ステッ
プS1,S2参照)。これによって、ADC30,32
に最適な振幅でフォーカスエラー信号FEや総和信号Q
sumが供給される。
【0033】ADC30,32でデジタル信号に変換さ
れたフォーカスエラー信号FE,総和信号Qsumは、振
幅計測手段34,36にそれぞれ供給され、ここでピー
クレベルが検出されて信号振幅FA,QA(図3参照)
が計測される(図2,ステップS4,S5参照)。これ
ら振幅計測手段34,36の出力は、判定演算手段38
に供給され、ここで総和信号振幅QAに対するフォーカ
スエラー信号振幅FAの割合FA/QAが演算されてC
PU40に供給される。
れたフォーカスエラー信号FE,総和信号Qsumは、振
幅計測手段34,36にそれぞれ供給され、ここでピー
クレベルが検出されて信号振幅FA,QA(図3参照)
が計測される(図2,ステップS4,S5参照)。これ
ら振幅計測手段34,36の出力は、判定演算手段38
に供給され、ここで総和信号振幅QAに対するフォーカ
スエラー信号振幅FAの割合FA/QAが演算されてC
PU40に供給される。
【0034】CPU40では、まず、判定演算手段38
における演算結果に、VGA26,28におけるゲイン
の係数KFE,KQで乗算又は除算し、演算結果にゲイン
調整量を考慮する。そして、その値(FA*KFE)/
(QA*KQ)が予め定められたしきい値(スレッシュホ
ールドレベル)SHに対し、大きい場合は正規の厚さの
ディスク,すなわちCDであると判断し、小さい場合
は、ディスクの厚さが異なっておりCDではないと判断
する(図2,ステップS6)。
における演算結果に、VGA26,28におけるゲイン
の係数KFE,KQで乗算又は除算し、演算結果にゲイン
調整量を考慮する。そして、その値(FA*KFE)/
(QA*KQ)が予め定められたしきい値(スレッシュホ
ールドレベル)SHに対し、大きい場合は正規の厚さの
ディスク,すなわちCDであると判断し、小さい場合
は、ディスクの厚さが異なっておりCDではないと判断
する(図2,ステップS6)。
【0035】例えば、前記しきい値SHは、1.2〜1.7に
設定される。そして、前記演算値(FA*KFE)/(Q
A*KQ)が、そのしきい値SHより大きければ装着され
たディスクがCDであり、小さければDVDであると判
定するという具合である。
設定される。そして、前記演算値(FA*KFE)/(Q
A*KQ)が、そのしきい値SHより大きければ装着され
たディスクがCDであり、小さければDVDであると判
定するという具合である。
【0036】このように、本形態によれば、対物レンズ
をフォーカス方向に上下させたときにディスクと対物レ
ンズの距離に応じて変化するフォーカスエラー信号を検
出するとともに、ディスクからの反射光の総和信号を同
時に検出し、これらフォーカスエラー信号と総和信号の
振幅を比較することによって、ディスクの厚さの違いが
判別される。このため、ディスク表面のキズ,ゴミ,デ
ィスク間の反射率のばらつき,光学的な光量の変動など
に影響されることなく、異なる厚さのディスクを判別す
ることができる。トラッキングサーボやフォーカスサー
ボをかける必要もなく、判別時間も短い。
をフォーカス方向に上下させたときにディスクと対物レ
ンズの距離に応じて変化するフォーカスエラー信号を検
出するとともに、ディスクからの反射光の総和信号を同
時に検出し、これらフォーカスエラー信号と総和信号の
振幅を比較することによって、ディスクの厚さの違いが
判別される。このため、ディスク表面のキズ,ゴミ,デ
ィスク間の反射率のばらつき,光学的な光量の変動など
に影響されることなく、異なる厚さのディスクを判別す
ることができる。トラッキングサーボやフォーカスサー
ボをかける必要もなく、判別時間も短い。
【0037】また、フォーカスエラー信号を検出する手
段と前記総和信号を検出する手段が、ディスクの記録情
報を読み取るための光検出器を兼用する構成となってい
るため、ディスク判別のためのセンサを設ける必要がな
く、装置構成が簡略化できるとともにコスト的にも有利
である。
段と前記総和信号を検出する手段が、ディスクの記録情
報を読み取るための光検出器を兼用する構成となってい
るため、ディスク判別のためのセンサを設ける必要がな
く、装置構成が簡略化できるとともにコスト的にも有利
である。
【0038】この発明には数多くの実施形態があり、以
上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。
例えば、次のようなものも含まれる。 (1)図1に示した形態では、VGA26,28を信号演
算手段24とADC0,32の間に挿入したが、ピック
アップ22とADC30,32の間の任意の位置に任意
の数を配置することができる。 (2)前記形態では、振幅計測手段34,36及び判定演
算手段38をCPU40と別個に構成したが、それら振
幅計測手段34,36及び判定演算手段38がCPUに
含まれるように構成してもよい。 (3)前記形態では、厚さが異なるディスクとしてCDと
DVDの場合を説明したが、他のディスクに適用するこ
とを妨げるものではない。
上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。
例えば、次のようなものも含まれる。 (1)図1に示した形態では、VGA26,28を信号演
算手段24とADC0,32の間に挿入したが、ピック
アップ22とADC30,32の間の任意の位置に任意
の数を配置することができる。 (2)前記形態では、振幅計測手段34,36及び判定演
算手段38をCPU40と別個に構成したが、それら振
幅計測手段34,36及び判定演算手段38がCPUに
含まれるように構成してもよい。 (3)前記形態では、厚さが異なるディスクとしてCDと
DVDの場合を説明したが、他のディスクに適用するこ
とを妨げるものではない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォーカスサーチを行ったときのフォーカスエラー信号
とディスクからの総和信号を同時に検出し、これらの信
号の振幅を比較することとしたので、ディスク表面のキ
ズやゴミ,面振れ,ディスク間の反射率ばらつき,ある
いは光学的な光量の変動などによる影響を受けることな
く、短時間でディスクの厚さ,ひいては種類を判別する
ことができる。
フォーカスサーチを行ったときのフォーカスエラー信号
とディスクからの総和信号を同時に検出し、これらの信
号の振幅を比較することとしたので、ディスク表面のキ
ズやゴミ,面振れ,ディスク間の反射率ばらつき,ある
いは光学的な光量の変動などによる影響を受けることな
く、短時間でディスクの厚さ,ひいては種類を判別する
ことができる。
【図1】本発明の1実施形態を示すブロック図である。
【図2】前記形態におけるディスク厚さ判別動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】フォーカスサーチ時におけるフォーカスエラー
信号及び総和信号の変化を示す図である。
信号及び総和信号の変化を示す図である。
【図4】光検出器と信号検出の態様を示す図である。
【図5】非点収差法の場合の光検出器上におけるスポッ
トの変化を示す図である。
トの変化を示す図である。
【図6】ナイフエッジ法の場合の光検出器上におけるス
ポットの変化を示す図である。
ポットの変化を示す図である。
【図7】従来のディスク判別装置の一例を示すブロック
図である。
図である。
10…ディスク 12…スピンドルモータ 14…サーチ信号発生手段 16…アクチュエータ駆動回路 18…アクチュエータ 20…対物レンズ 22…ピックアップ 24…信号演算手段 26,28…VGA 30,32…ADC 34,36…振幅測定手段 38…判定演算手段 40…CPU
Claims (4)
- 【請求項1】 ピックアップから出力された光によりフ
ォーカスサーチを行って、フォーカスエラー信号及びデ
ィスクからの反射光の総和信号を同時に得るステップ;
前記フォーカスエラー信号の振幅と、前記総和信号の振
幅をそれぞれ検出するステップ;前記フォーカスエラー
信号の振幅と、前記総和信号の振幅を比較してディスク
の厚さを判別するステップ;を含むことを特徴とするデ
ィスク判別方法。 - 【請求項2】 対物レンズをフォーカス方向に移動させ
るサーチ手段;フォーカスエラー信号を検出する第1の
信号検出手段;ディスクからの反射光の総和信号を検出
する第2の信号検出手段;前記第1の信号検出手段によ
って得られたフォーカスエラー信号の振幅を検出する第
1の振幅検出手段;前記第2の信号検出手段によって得
られた総和信号の振幅を検出する第2の振幅検出手段;
前記サーチ手段によるフォーカスサーチ中に同時に得ら
れたフォーカスエラー信号及び総和信号の振幅を比較し
てディスクの厚さを判別する判別手段;を備えたことを
特徴とするディスク判別装置。 - 【請求項3】 前記第1及び第2の信号検出手段を、同
一の光検出手段によって構成したことを特徴とする請求
項2記載のディスク判別装置。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の信号検出手段と、デ
ィスクから記録情報を読み取る信号検出手段を、同一の
光検出手段によって構成したことを特徴とする請求項2
記載のディスク判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4440198A JPH11232768A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | ディスク判別方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4440198A JPH11232768A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | ディスク判別方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11232768A true JPH11232768A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12690497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4440198A Pending JPH11232768A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | ディスク判別方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11232768A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1288925A3 (en) * | 2001-07-10 | 2003-10-22 | Sony Computer Entertainment Inc. | Apparatus for determining whether a recording medium is single-layer or multi-layer |
JP2006120210A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Sharp Corp | 光ディスクピックアップ制御装置及び光ディスクピックアップ制御方法 |
JP2008097739A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Kenwood Corp | ディスク再生装置、および、ディスク判別方法 |
JP2019032177A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-28 | Dmg森精機株式会社 | 変位検出装置 |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP4440198A patent/JPH11232768A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1288925A3 (en) * | 2001-07-10 | 2003-10-22 | Sony Computer Entertainment Inc. | Apparatus for determining whether a recording medium is single-layer or multi-layer |
US7145854B2 (en) | 2001-07-10 | 2006-12-05 | Sony Computer Entertainment Inc. | Recording layer determination apparatus for determining whether recording layer of recording medium is single-layer or multi-layer |
JP2006120210A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Sharp Corp | 光ディスクピックアップ制御装置及び光ディスクピックアップ制御方法 |
JP2008097739A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Kenwood Corp | ディスク再生装置、および、ディスク判別方法 |
JP2019032177A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-28 | Dmg森精機株式会社 | 変位検出装置 |
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