JPH09212868A - 光学的記録媒体の識別装置及び再生装置 - Google Patents

光学的記録媒体の識別装置及び再生装置

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JPH09212868A
JPH09212868A JP8107853A JP10785396A JPH09212868A JP H09212868 A JPH09212868 A JP H09212868A JP 8107853 A JP8107853 A JP 8107853A JP 10785396 A JP10785396 A JP 10785396A JP H09212868 A JPH09212868 A JP H09212868A
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optical recording
substrate thickness
reflectance
optical
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Application number
JP8107853A
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English (en)
Inventor
Yoichi Tsuchiya
洋一 土屋
Seiji Kajiyama
清治 梶山
Shuichi Ichiura
秀一 市浦
Toshio Harada
俊雄 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は基板厚、トラックピッチ及び反射率
の異なる光ディスクを、再生に用いる光ピックアップを
用いて判別する方法を提供する。 【解決手段】 本発明では、半導体レーザ1より発せら
れたレーザビームを実効的NAを0.35と絞った状態
で光ディスクに照射し、光ディスクからのトラッキング
信号若しくはRF信号のレベルを検出し、予め設定した
基準値と検出したピーク値との比較判別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板厚の異なる複
数種類の光ディスクの識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROMのように半導体レーザを用
いて情報を読み出す約1.2mmの厚さの光ディスクが
提供されている。この種の光ディスクではピックアップ
用対物レンズにフォーカスサーボ及びトラッキングサー
ボを行うことにより、信号記録面のピット列にレーザビ
ームを照射させ、信号を再生している。また、最近では
長時間の動画を記録するための高密度化が進んでいる。
【0003】例えば、CD−ROMと同じ直径12cm
の光ディスクに、片面で約5Gbyteの情報を記録す
るSD規格が提案されている。SDのディスク厚は約
0.6mmであり、これを両面貼り合わせることによ
り、1枚で約10Gbyteの情報を記録できる。そこ
で、特開平5−303766号公報には、厚さ0.6m
mの薄型基板を有する高密度の光ディスクと、厚さ1.
2mmの標準厚の基板を有する標準密度の光ディスクと
を、1個の光ピックアップによって再生できるようにす
る装置が提案されている。
【0004】この技術は短波長のレーザビームにて高密
度のディスクを再生すべく設計された開口数0.6の対
物レンズを用い、標準厚で標準密度の光ディスクを再生
する場合に、収差補正手段にレーザビームの外周側を遮
光して実効的な開口数を減少させるアパーチャを付加し
たものを対物レンズの光源側に介挿する装置である。S
DとCDを1個のピックアップで再生するには、まず、
再生装置にセットされた光ディスクの種類を識別するこ
とが重要である。この種の技術としては、特開平6―2
59804号公報に開示されている方法がある。即ち、
この方法は、光ピックアップを用いて光ディスクに光を
照射し、光ディスクからの反射光の検出位置の相違を検
知することにより光ディスクを識別する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6―25980
4号公報に開示されている技術では、光ピックアップの
内蔵された半導体レーザから発せられたビームが対物レ
ンズを介して光ディスクに照射され、その反射光の位置
を検出して、装着された光ディスクを識別するので、光
ディスクの基板に反りがあれば、その反りが反射光の検
出位置に影響を及ぼす。その結果、正確な識別ができな
いという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決し、装着され
た光ディスクを正確に識別する方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、対物レンズの
開口数が異なる2つの光ピックアップを配して成り、基
板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレーザビ
ームを合焦可能な開口数を有する対物レンズを配する光
ピックアップを用いて、光学的記録媒体からの再生信号
のピーク値を検出する検出手段と、検出手段により検出
されたピーク値と基準値とを比較する比較手段と、比較
手段により比較された結果を判別する判別手段とから成
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、開口数が異なる2つの対
物レンズを有する1つの光ピックアップを配して成り、
基板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレーザ
ビームを合焦可能な開口数を有する対物レンズを用い
て、光学的記録媒体からの再生信号のピーク値を検出す
る検出手段と、検出手段により検出されたピーク値と基
準値とを比較する比較手段と、比較手段により比較され
た結果を判別する判別手段とから成ることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明は、開口数変更手段を有する
1つの光ピックアップを配して成り、基板厚の異なる複
数の光学的記録媒体の記録面にレーザビームを合焦可能
な開口数に設定し、光学的記録媒体からの再生信号のピ
ーク値を検出する検出手段と、検出手段により検出され
たピーク値と基準値とを比較する比較手段と、比較手段
により比較された結果を判別する判別手段とから成るこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明は、再生信号がトラッキング
信号であることを特徴とする。また、本発明は、再生信
号がRF信号であることを特徴とする。また、本発明
は、基板厚が0.55〜0.65mmの光学的記録媒体
と、基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録媒体とを識
別できることを特徴とする。また、本発明は、基板厚の
異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレーザビームを
合焦可能な開口数が0.30〜0.45であることを特徴
とする。
【0011】また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmであって、反射率が20〜40%若しくは70%
以上の光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmで
あって、反射率が70%以上の光学的記録媒体とを識別
できることを特徴とする。また、本発明は、基板厚が
0.55〜0.65mmであって、反射率が20〜40%
の光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
て、反射率が70%以上の光学的記録媒体とを識別でき
ることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmであって、反射率が70%以上の光学的記録媒体
と、基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70
%以上の光学的記録媒体とを識別できることを特徴とす
る。また、本発明は、基準値は、基板厚が1.1〜1.3
mmの光学的記録媒体からのトラッキング信号のピーク
値に対して60〜95%であることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、基準値は、基板厚が1.
1〜1.3mmの光学的記録媒体からのRF信号のピー
ク値に対して70〜95%であることを特徴とする。ま
た、本発明は、開口数変更手段が長円形のアパーチャで
あることを特徴とする。また、本発明は、基準値は、基
板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録媒体からのトラッ
キング信号のピーク値に対して70〜95%であること
を特徴とする。
【0014】また、本発明は、基準値は、基板厚が1.
1〜1.3mmの光学的記録媒体からのRF信号のピー
ク値に対して80〜95%であることを特徴とする。ま
た、本発明は、識別装置を用いて、基板厚が0.55〜
0.65mmの光学的記録媒体と基板厚が1.1〜1.3
mmの光学的記録媒体とを識別し、且つ再生できること
を特徴とする。
【0015】また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmの光学的記録媒体に対しては開口数を0.55〜
0.65と基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録媒体
に対しては開口数を0.30〜0.45と設定したことを
特徴とする。また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmであって、反射率が20〜40%若しくは70%
以上の光学的記録媒体と基板厚が1.1〜1.3mmであ
って、反射率が70%以上の光学的記録媒体とを識別
し、且つ再生できることを特徴とする。
【0016】また、本発明は、基板厚が0.55〜0.6
5mmであって、反射率が20〜40%の光学的記録媒
体と、基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が7
0%以上の光学的記録媒体とを識別し、且つ再生できる
ことを特徴とする。また、本発明は、基板厚が0.55
〜0.65mmであって、反射率が70%以上の光学的
記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射
率が70%以上の光学的記録媒体とを識別し、且つ再生
できることを特徴とする。
【0017】また、本発明は、レーザビームの波長が5
85〜690nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が620〜650n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が600〜700nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
【0018】また、本発明は、レーザビームの波長が6
35〜665nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、基板厚が1.1〜1.3mmであって、反
射率が10〜50%の光学的記録媒体と、基板厚が1.
1〜1.3mmであって、反射率が70%以上の光学的
記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.65mmであっ
て、反射率が70%以上の光学的記録媒体若しくは基板
厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が20〜4
0%の光学的記録媒体とを識別できることを特徴とす
る。
【0019】また、本発明は、基準値が1.1〜1.3m
mの基板厚と70%以上の反射率を有する光学的記録媒
体からのトラッキング信号のピーク値に対して70〜9
0%の範囲であることを特徴とする。また、本発明は、
基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が10〜5
0%の光学的記録媒体と、基板厚が1.1〜1.3mmで
あって、反射率が70%以上の光学的記録媒体と、基板
厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が70%以
上の光学的記録媒体と、基板厚が0.55〜0.65mm
であって、反射率が20〜40%の光学的記録媒体とを
識別できることを特徴とする。
【0020】また、本発明は、基準値が第1基準値、第
2基準値及び第3基準値から成ることを特徴とする。ま
た、本発明は、第1基準値が1.1〜1.3mmの基板厚
と70%以上の反射率とを有する光学的記録媒体からの
トラッキング信号のピーク値に対して13〜15%の範
囲であり、第2基準値が1.1〜1.3mmの基板厚と7
0%以上の反射率とを有する光学的記録媒体からのトラ
ッキング信号のピーク値に対して30〜70%の範囲で
あり、第3基準値が1.1〜1.3mmの基板厚と70%
以上の反射率とを有する光学的記録媒体からのトラッキ
ング信号のピーク値に対して85〜95%の範囲である
ことを特徴とする。
【0021】また、本発明は、基板厚が1.1〜1.3m
mであって、反射率が10〜50%の光学的記録媒体
と、基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70
%以上の光学的記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.
65mmであって、反射率が70%以上の光学的記録媒
体若しくは基板厚が0.55〜0.65mmであって、反
射率が20〜40%の光学的記録媒体とを識別できるこ
とを特徴とする。
【0022】また、本発明は、基準値が1.1〜1.3m
mの基板厚と70%以上の反射率とを有する光学的記録
媒体からのトラッキング信号のピーク値に対して20〜
30%の範囲であることを特徴とする。また、本発明
は、基板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレ
ーザビームを合焦可能な開口数が0.30〜0.40であ
ることを特徴とする。
【0023】また、本発明は、レーザビームの波長が5
85〜690nmの範囲であることを特徴とする。ま
た、本発明は、レーザビームの波長が620〜650n
mの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、レ
ーザビームの波長が600〜700nmの範囲であるこ
とを特徴とする。
【0024】また、本発明は、レーザビームの波長が6
35〜665nmの範囲であることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、基板厚、トラックピッ
チ及び記録面からの反射率が異なる複数の光ディスクの
識別に関するものである。図1にCD、片面記録のSD
及び両面記録/片面読出のSDに対する基板厚、トラッ
クピッチ及び反射率を示す。識別の対象とする光ディス
クは、基板厚、トラックピッチ及び反射率の違いにより
3種類ある。
【0026】図2に本発明と従来の光ディスクの再生動
作スタートから再生動作までのフローチャートを示す。
光ピックアップを用いて光ディスクを再生する動作は次
のように行う。光ディスクが装着されると、再生動作が
スタートし、まず、フォーカスサーチを行い、フォーカ
スサーボを行う。フォーカスサーボがOKとならなけれ
ば、再生動作は終わる。フォーカスサーボがOKとなれ
ばモータがスタートし、トラッキング制御を行い、通常
の再生動作が始まる。本発明は、トラッキング制御時
に、装着された光ディスクの違いによるトラッキング信
号のレベル差を検出して光ディスクを判別し、判別した
光ディスクに応じた再生を行うものである。従って、本
発明のフローチャートにおいては図2に示すように、従
来に比べトラッキング開始前の光ディスクの判別機能が
追加になっている。この判別機能においては、トラッキ
ング信号レベルの基準値を予め設定しておいて、検出し
たトラッキング信号のレベルがこの基準値より高いか低
いかを判別し、低い場合はDVDであるSDを再生し、
高い場合はCDを再生するというものである。また、R
F信号レベルを用いて光ディスクを判別する場合には、
図2のフローチャートは、トラッキングがかかる前にR
F信号による光ディスクの判別機能が追加になる。
【0027】従って、光ディスクの再生に用いる再生装
置は、対象とする複数の光ディスクを再生する機能を有
していればよい。図3に本発明に用いる光ピックアップ
10を示す。半導体レーザ9から発せられたビームは回
折格子8、コリメートレンズ7、偏光ビームスプリッタ
4、4分の1波長板20、アパーチャ3を通り、対物レ
ンズ2で集光されて光ディスク1に照射される。光ディ
スク1で反射されたビームは対物レンズ2、アパーチャ
3、4分の1波長板20を介して戻り、偏光ビームスプ
リッタ4で入射ビームの方向と90度の角度を成す方向
に反射され、集光レンズ群5を通って光検出器6で検出
される。この光ピックアップ10はCDとSDの互換再
生を可能にするため、対物レンズ2と偏光ビームスプリ
ッタ4の間に挿入されたアパーチャ3は実効的な開口数
(NA)を変えられるようにしてある。即ち、CDとS
Dでは基板表面から信号記録面までの距離がそれぞれ
1.2mm、0.6mmと異なり、1つの対物レンズでは
これらの異なる距離にある信号記録面に合焦できないの
で、信号記録面までの距離に応じて実効的NAを変化さ
せることにより2種類の距離にある信号記録面に合焦で
きるようにしたものである。実効的NAは、機械的、電
気的、磁気的方法により変化させることができる。
【0028】また、前記偏光ビームスプリッタ4と4分
の1波長板20に変えてハーフミラーを用いても良い。
さらに、前記アパーチャ3は前記4分の1波長板20
(ハーフミラー)と前記対物レンズ2の間に限られるも
のではなく、前記発光体1と前記対物レンズ2の間であ
ればよい。光検出器6で検知するトラッキング信号のレ
ベルは、CDとSDのトラックピッチ、反射率に応じて
変化し、図1に示したように、CD、片面記録SD及び
両面記録/片面読出SDのトラックピッチ, 反射率は異
なるので、トラッキング信号レベルを検知することによ
りこれらの光ディスクの判別が可能である。 第1実施例 まず、CDと片面記録SDの判別について説明する。
【0029】この場合には、記録面での反射率は両光デ
ィスクとも70%以上で同じであるが、トラックピッチ
が1.6μmと0.74μmと大きく異なる。図4にビー
ム径:1.5μm、記録面の反射率:70%以上、実効
的NA:0.35の時のトラッキング信号レベル相対値
とトラックピッチの関係を示す。図4においては、CD
のトラックピッチである1.6(許容誤差:±0.1)μ
mの時のトラッキング信号レベルを100%として各ト
ラックピッチのトラッキング信号レベルを示す。CDの
トラックピッチである1.6μmからSDのトラックピ
ッチである0.74(許容誤差:±0.03)μmへトラ
ックピッチが変化するとトラッキング信号レベルは、2
0%以下に低下するので、トラッキング信号レベルを識
別することにより装着された光ディスクの判別が可能で
ある。実際に、実効的NA:0.35、記録面の反射
率:70%以上及びビーム径:約1.5μmとした時の
CDと片面記録SDについてトラッキング信号波形を測
定した結果を図6に示す。CDのトラッキング信号のp
eak to peakの値は片面記録SDのそれに比
べるとはるかに大きく、CDのトラッキング信号のpe
ak to peakの値を100%とすると片面記録
SDのトラッキング信号のpeak to peakの
値は20%以下となり、図4のポイントAとBにそれぞ
れ対応することがわかった。従って、判別の基準値を2
0〜100%の間に設定しておけば、CDと片面記録S
Dの判別が可能となる。
【0030】図7にビーム径:1.5μm、記録面の反
射率:70%以上、実効的NA:0.35の時のCDと
片面記録SDについてRF信号波形を測定した結果を示
す。CDのRF信号のpeak to peakの値は
片面記録SDのRF信号のpeak to peakの
値に比べ大きく、CDのRF信号のpeak to p
eakの値を100%とした時に、片面記録SDのRF
信号のpeak topeakの値は約60%である。
従って、RF信号レベルを検知することによってもCD
と片面記録SDとの判別が可能である。
【0031】次に、CDと両面記録/片面読出SDとの
判別について説明する。この場合は、記録面での反射
率、トラックピッチとも大きく異なり、CDでは反射
率:70%以上, トラックピッチ:1.6μm、両面記
録/片面読出SDでは反射率:20〜40%、トラック
ピッチ:0.74μmである。ビーム径:約1.5μm、
実効的NA:0.35としてCDと両面記録/片面読出S
Dについてトラッキング信号波形を測定し、peak
to peakの値を計算した結果、CDについては上
記図4のポイントAであり、両面記録/片面読出SDの
peakto peakの値は片面記録SDのpeak
to peakの値であるポイントBより更に50%
低いポイントCになった。従って、CDと両面記録/片
面読出SDの場合はCDと片面記録SDの場合より更に
トラッキング信号レベル差が大きくなるので、両光ディ
スクの判別は更に容易になる。
【0032】RF信号についても、トラッキング信号と
同様に測定した結果、両面記録/片面読出SDの場合
は、片面記録SDの場合より更に50%程度、peak
topeakの値が小さくなることわかった。従っ
て、RF信号のpeak topeakの値を用いても
両光ディスクの判別が可能である。上記の如く、トラッ
キング信号、RF信号のpeak to peakの値
を用いてCDと片面記録SD、CDと両面記録/片面読
出SDの判別が可能である。そこで、図5に光ディスク
の判別から再生までの動作について説明する。ピックア
ップ10を用いて実効的NA:0.35で一定回転数で
回転する光ディスク1にビームを照射し、光ディスク1
から検出されたトラッキング信号はプリアンプ12へ送
られ、プリアンプ12で増幅された後、比較器13へ送
られる。比較器13では、送られて来たトラッキング信
号のピーク値を検出し、検出したピーク値と予め設定さ
れた基準値との比較が行われ、その大小関係によって光
ディスクを判別する。例えば、基準値を60〜95%
(70%以上の反射率を有するCDのトラッキング信号
レベルを100%としている。)に設定した場合、検出
されたピーク値が60〜95%より大きい時はCDと、
60〜95%より小さい時は片面記録SD若しくは両面
記録/片面読出SDと判別する。比較器13で比較判別
された信号は指令部15へ送られ、指令部15は判別し
た光ディスクの再生に必要なNAの切り替えや回路の切
り替えの指令をそれぞれNA切替手段16、回路切替手
段17に出す。NA切替手段16は指令部15からの指
令によりピックアップ10の実効的NAを判別した光デ
ィスクの再生に適するように変更する。片面記録SD若
しくは両面記録/片面読出SDの場合は0.55〜0.6
5に設定し、CDの場合は0.30〜0.45に設定す
る。また、回路切替手段はRF復調回路18に対して、
再生しようとしている光ディスクに応じた復調ができる
ように回路の切り替えを指令する。判別した光ディスク
に応じたNAに設定された後、実際の再生動作が始ま
り、それは、従来の動作と同じである。また、光ディス
クを判別する時の前記基準値は、60〜95%に限るも
のではなく、好ましくは70〜80%の範囲である。
【0033】また、以上の動作は、トラッキング信号に
変えてRF信号を用いて光ディスクを判別する場合も同
じである。但し、この場合には、比較器13における基
準値は70〜95%(70%以上の反射率を有するCD
のRF信号レベルを100%としている。)に設定する
ことだけが上記と異なる点である。また、基準値は、7
0〜95%に限るものではなく、好ましくは75〜90
%の範囲に設定されていればよい。
【0034】上記実施例では、光ディスクの判別時のピ
ックアップの実効的NAは0.35に限られるものでは
なく、0.30〜0.45の範囲であればよい。本発明に
おける光ピックアップ及び再生装置について説明する。
本発明においては、2種類の基板厚を有する光ディスク
の判別は合焦状態で行われ、その後、各光ディスクに応
じた再生がされるため、再生装置に使用される光ピック
アップは、NAの異なる2つの対物レンズを必要とす
る。この場合、光ピックアップとして、以下の場合が考
えられる。
【0035】1)各基板厚に応じたNAの対物レンズを
有する2つの光ピックアップ。 2)各基板厚に応じたNAを有する2つの対物レンズを
設けた1つの光ピックアップ。 3)各基板厚に応じてNAを変えられる1つの対物レン
ズを設けた1つの光ピックアップ。
【0036】本発明においては、これら3種類の光ピッ
クアップを使用することが可能である。また、これらの
3つの光ピックアップの各々において、光ディスクの判
別時には、0.30〜0.45のNAに、再生時には、基
板厚が0.55〜0.65mmの光ディスクに対して、
0.55〜0.65のNAに、基板厚が1.1〜1.3mm
の光ディスクに対して、0.30〜0.45のNAに設定
され、光ディスクの判別と再生が可能である。さらに、
各光ピックアップは、各基板厚に対して決定される各反
射率を有する光ディスクに対しても上記と同様に判別と
再生をすることができる。
【0037】これら3種類の光ピックアップを用いて光
ディスクを判別する場合には、トラッキング信号又はR
F信号のいずれの信号も使用することができる。また、
光ディスクを判別する際の基準値は上記基準値を用い
る。各基板厚に応じてNAを変えられる1つの対物レン
ズを設けた1つの光ピックアップを用いた場合に、対物
レンズのNAを長円形のアパーチャにより変化させた場
合の基準値は、上記基準値よりやや高い70〜95%に
設定される。また、この基準値は70〜95%に限られ
るものではなく、好ましくは80〜90%である。RF
信号レベルを判別に用いた場合は、前記基準値は80〜
95%であり、好ましくは85〜90%である。
【0038】また、上記示した第1実施例においては、
波長585〜690(典型波長:620〜650)nm
及び600〜700(典型波長:635〜665)nm
のレーザビームを用いてCD、片面記録SD及び両面記
録・片面読出SDの判別をすることができる。 第2実施例 図9に波長585〜690nm(典型波長:620〜6
50nm、以下同じ)のレーザビームを用いた場合の厚
さ1.2(許容誤差±0.1、以下同じ)mmの標準厚の
基板を有する標準密度の光ディスク、即ちCD、CD−
ROM(以下、第1光ディスクと称す)と、基板厚0.
6(許容誤差±0.05、以下同じ)mmの薄型の基板
を有する片面記録の高密度光ディスク、即ち片面記録S
D(以下、第2光ディスクと称す)と、基板厚0.6
(許容誤差±0.05、以下同じ)mmの薄型の基板を
有する両面記録・片面読出の高密度光ディスク、即ち両
面記録・片面読出SD(以下、第3光ディスクと称す)
と、基板厚1.2(許容誤差±0.1、以下同じ)mmの
標準厚の基板を有するライトワンスの光ディスク、即ち
CD−R(以下、第4光ディスクと称す)の最短ピット
長、トラックピッチ及び反射率を示す。また、図10に
波長600〜700(典型波長:635〜650nm、
以下同じ)のレーザビームを用いた場合の第1、第2、
第3及び第4光ディスクの最短ピット長、トラックピッ
チ及び反射率を示す。図9、図10における第4光ディ
スクには、反射率の違いにより2種類の光ディスクがあ
るが、これらをまとめて示してある。
【0039】図8に対物レンズの開口数を、基板厚0.
6mmと基板厚1.2mmの両光ディスクの記録面にレ
ーザビームを合焦可能な開口数である0.35に設定
し、ビーム径1.45μmのレーザビームを用いて測定
したトラックピッチとトラッキング信号の相対値との関
係を示す。ポイントAはCD、Bは片面記録SD、Cは
両面記録・片面読出SD及びDはCD−Rである。CD
のトラッキング信号のpeak to peakの値を
100%とすると片面記録SDのトラッキング信号のp
eak to peakの値は20%以下となり(図8
のポイントB)、両面記録・片面読出SDのトラッキン
グ信号のpeak to peakの値は、更に半分に
なる(図8のポイントC)。また、CD−Rのトラッキ
ング信号のpeak to peakの値は、CDのそ
れの約80%となる。これらのトラッキング信号のpe
ak to peakの値の相違は、光ディスクの基板
厚と反射率の差に起因して生じる。従って、判別の基準
値を第1基準値:13〜15%、第2基準値:30〜7
0%及び第3基準値:85〜95%と設定すれば、対物
レンズの開口数を0.35に設定して検出したトラッキ
ング信号の相対値により上記第1、第2、第3及び第4
光ディスクの判別が可能となる。また、判別の基準値を
70〜90%の範囲に設定すれば、対物レンズの実効的
開口数を0.35に設定して検出したトラッキング信号
の相対値が70〜90%の範囲に入れば第4光ディスク
であり、この範囲に入らなければ第1、第2及び第3光
ディスクである。従って、トラッキング信号の相対値を
用いて第4光ディスクと第1、第2及び第3光ディスク
とを判別することができる。
【0040】また、RF信号を用いることによりCD、
SD及び両面記録・片面読出SDとCD−Rとの判別を
することができる。対物レンズの実効的開口数を0.3
5に設定して検出したRF信号強度は、CDのRF信号
強度を100%とした場合、CD−Rのそれは約15%
程度になるので、再生装置にセットされたディスクがC
DかCD−Rかは検出したRF信号強度によって十分判
別することができる。この場合、判別の基準値を20〜
30%の範囲に設定する。
【0041】本第2実施例においては、上記第1実施例
で述べた3種類のピックアップ、即ち、 1)各基板厚に応じたNAの対物レンズを有する2つの
光ピックアップ。 2)各基板厚に応じたNAを有する2つの対物レンズを
設けた1つの光ピックアップ。
【0042】3)各基板厚に応じてNAを変えられる1
つの対物レンズを設けた1つの光ピックアップ。 を用いて上記第1、第2、第3及び第4光ディスクの判
別が可能である。また、本第2実施例においても波長5
85〜690(典型波長:620〜650)nm及び6
00〜700(典型波長:635〜665)nmのレー
ザビームを用いてCD、片面記録SD、両面記録・片面
読出SD及びCD−Rの判別をすることができる。
【0043】更に、本第2実施例においては、対物レン
ズの実効的開口数は0.35に限られず、0.30〜0.
40の範囲であればよい。
【0044】
【発明の効果】本発明により、光ディスクの再生に用い
る光ピックアップを用いてCDと片面記録SD、CDと
両面記録/片面読出SDの判別を正確にできる。従っ
て、光ディスクの再生装置中に光ピックアップ以外に光
ディスクの判別に必要な部品を付加する必要がなく、再
生装置のコンパクト化と低コスト化が可能である。
【0045】また、本発明によれば、基板厚の異なる複
数種類の光ディスクを再生することができる互換ピック
アップを用いて容易に基板厚の異なる光ディスクを判別
することができる。また、本発明によれば、対物レンズ
の開口数を基板厚が1.1〜1.3mmの光ディスクの記
録面に合焦可能な開口数に設定した状態でCD、SD、
両面記録・片面読出SD及びCD−Rの判別をすること
ができる。
【0046】また、本発明によれば、液晶を用いて対物
レンズの実効的開口数を切り換えることができるので判
別から再生動作までをスムーズに行うことができる。ま
た、本発明によれば、基板厚が0.55〜0.65mmの
光ディスクと基板厚が1.1〜1.3mmの光ディスクと
を判別することができる。また、本発明によれば、トラ
ッキングサーボ中にトラッキング信号又はRF信号を検
出することによりCD、SD、両面記録・片面読出SD
及びCD−Rの判別が可能である。
【0047】また、本発明によれば、波長585〜69
0nmのレーザビームを用いてCD、SD、両面記録・
片面読出SD及びCD−Rの判別をすることができる。
また、本発明によれば、波長600〜700nmのレー
ザビームを用いてCD、SD、両面記録・片面読出SD
及びCD−Rの判別をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種光ディスクの物理定数。
【図2】本発明と従来の光ディスクの再生におけるフロ
ーチャートの比較である。
【図3】本発明に用いた互換再生可能なピックアップを
示す模式図である。
【図4】第1実施例における光ディスクのトラッキング
信号レベルとトラックピッチの関係図である。
【図5】本発明における再生装置のブロック図である。
【図6】CDとSDのトラッキング信号波形である。
【図7】CDとSDのRF信号波形である。
【図8】第2実施例における光ディスクのトラッキング
信号レベルとトラックピッチの関係図である。
【図9】第2実施例における波長585〜690nmに
対する各種光ディスクの定格値を示す図表である。
【図10】第2実施例における波長600〜700nm
に対する各種光ディスクの定格値を示す図表である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク 2・・・対物レンズ 3・・・NA可変アパーチャ 4・・・偏光ビームスプリッタ 5・・・対物レンズ群 6・・・光検出器 7・・・コリメータレンズ 8・・・回折格子 9・・・半導体レーザ 10・・・光ピックアップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 俊雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズの開口数が異なる2つの光ピ
    ックアップを配して成り、 基板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレーザ
    ビームを合焦可能な開口数を有する対物レンズを配する
    光ピックアップを用いて、前記光学的記録媒体からの再
    生信号のピーク値を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出されたピーク値と基準値とを比
    較する比較手段と、 前記比較手段により比較された結果を判別する判別手段
    とから成ることを特徴とする光学的記録媒体の識別装
    置。
  2. 【請求項2】 開口数が異なる2つの対物レンズを有す
    る1つの光ピックアップを配して成り、 基板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレーザ
    ビームを合焦可能な開口数を有する対物レンズを用い
    て、前記光学的記録媒体からの再生信号のピーク値を検
    出する検出手段と、 前記検出手段により検出されたピーク値と基準値とを比
    較する比較手段と、 前記比較手段により比較された結果を判別する判別手段
    とから成ることを特徴とする光学的記録媒体の識別装
    置。
  3. 【請求項3】 開口数変更手段を有する1つの光ピック
    アップを配して成り、 基板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレーザ
    ビームを合焦可能な開口数に設定し、前記光学的記録媒
    体からの再生信号のピーク値を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出されたピーク値と基準値とを比
    較する比較手段と、 前記比較手段により比較された結果を判別する判別手段
    とから成ることを特徴とする光学的記録媒体の識別装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3において、 前記再生信号は、トラッキング信号であることを特徴と
    する光学的記録媒体の識別装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3において、 前記再生信号は、RF信号であることを特徴とする光学
    的記録媒体の識別装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、 基板厚が0.55〜0.65mmの光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録媒体とを、識別
    できることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記基板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレ
    ーザビームを合焦可能な開口数は、0.30〜0.45で
    あることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が20
    〜40%若しくは70%以上の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体とを、識別できることを特徴とする
    光学的記録媒体の識別装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が20
    〜40%の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体とを、識別できることを特徴とする
    光学的記録媒体の識別装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が70
    %以上の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体とを、 識別できることを特徴とする光学的記録媒体の識別装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8から10において、 前記基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録
    媒体からの前記トラッキング信号のピーク値に対して6
    0〜95%であることを特徴とする光学的記録媒体の識
    別装置。
  12. 【請求項12】 請求項8から10において、 前記基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録
    媒体からの前記RF信号のピーク値に対して70〜95
    %であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  13. 【請求項13】 請求項3において、 前記開口数変更手段は、長円形のアパーチャであること
    を特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録
    媒体からの前記トラッキング信号のピーク値に対して7
    0〜95%であることを特徴とする光学的記録媒体の識
    別装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録
    媒体からの前記RF信号のピーク値に対して80〜95
    %であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  16. 【請求項16】 請求項1から15記載の前記識別装置
    を用いて、 基板厚が0.55〜0.65mmの光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録媒体とを、識別
    し、且つ再生できることを特徴とする光学的記録媒体の
    再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 基板厚が0.55〜0.65mmの光学的記録媒体に対し
    ては開口数を0.55〜0.65と、 基板厚が1.1〜1.3mmの光学的記録媒体に対しては
    開口数を0.30〜0.45と、設定したことを特徴とす
    る光学的記録媒体の再生装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が20
    〜40%若しくは70%以上の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体とを、識別し、且つ再生できること
    を特徴とする光学的記録媒体の再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項17において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が20
    〜40%の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体とを、識別し、且つ再生できること
    を特徴とする光学的記録媒体の再生装置。
  20. 【請求項20】 請求項17において、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が70
    %以上の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体とを、識別し、且つ再生できること
    を特徴とする光学的記録媒体の再生装置。
  21. 【請求項21】 請求項8から15において、 前記レーザビームの波長は、585〜690nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  22. 【請求項22】 請求項21において、 前記レーザビームの波長は、620〜650nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  23. 【請求項23】 請求項8から15において、 前記レーザビームの波長は、600〜700nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  24. 【請求項24】 請求項23において、 前記レーザビームの波長は、635〜665nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  25. 【請求項25】 請求項4において、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が10〜5
    0%の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.65
    mmであって、反射率が70%以上の光学的記録媒体若
    しくは基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率
    が20〜40%の光学的記録媒体とを、識別できること
    を特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  26. 【請求項26】 請求項25において、 前記基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmであって、反
    射率が70%以上の光学的記録媒体からの前記トラッキ
    ング信号のピーク値に対して70〜90%の範囲である
    ことを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  27. 【請求項27】 請求項4において、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が10〜5
    0%の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体と、 基板厚が0.55〜0.65m
    mであって、反射率が70%以上の光学的記録媒体と、 基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率が20
    〜40%の光学的記録媒体とを、識別できることを特徴
    とする光学的記録媒体の識別装置。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 前記基準値は、第1基準値、第2基準値及び第3基準値
    から成ることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  29. 【請求項29】 請求項28において、 前記第1基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
    て、反射率が70%以上の光学的記録媒体からの前記ト
    ラッキング信号のピーク値に対して13〜15%の範囲
    であり、 前記第2基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
    て、反射率が70%以上の光学的記録媒体からの前記ト
    ラッキング信号のピーク値に対して30〜70%の範囲
    であり、 前記第3基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmであっ
    て、反射率が70%以上の光学的記録媒体からの前記ト
    ラッキング信号のピーク値に対して85〜95%の範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  30. 【請求項30】 請求項5において、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が10〜5
    0%の光学的記録媒体と、 基板厚が1.1〜1.3mmであって、反射率が70%以
    上の光学的記録媒体若しくは基板厚が0.55〜0.65
    mmであって、反射率が70%以上の光学的記録媒体若
    しくは基板厚が0.55〜0.65mmであって、反射率
    が20〜40%の光学的記録媒体とを、識別できること
    を特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  31. 【請求項31】 請求項30において、 前記基準値は、基板厚が1.1〜1.3mmであって、反
    射率が70%以上の光学的記録媒体からの前記トラッキ
    ング信号のピーク値に対して20〜30%の範囲である
    ことを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  32. 【請求項32】 請求項25から31において、 前記基板厚の異なる複数の光学的記録媒体の記録面にレ
    ーザビームを合焦可能な開口数は、0.30〜0.40で
    あることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  33. 【請求項33】 請求項25から32において、 前記レーザビームの波長は、585〜690nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  34. 【請求項34】 請求項33において、 前記レーザビームの波長は、620〜650nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  35. 【請求項35】 請求項25から32において、 前記レーザビームの波長は、600〜700nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
  36. 【請求項36】 請求項35において、 前記レーザビームの波長は、635〜665nmの範囲
    であることを特徴とする光学的記録媒体の識別装置。
JP8107853A 1995-11-30 1996-04-26 光学的記録媒体の識別装置及び再生装置 Pending JPH09212868A (ja)

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US08/689,019 US5917791A (en) 1995-11-30 1996-07-30 Apparatus for discriminating optical recording media of different thicknesses from each other and reproducing information therefrom
CN96113319A CN1105380C (zh) 1995-11-30 1996-08-07 用于鉴别不同厚度的光记录介质和从记录介质上再现信息的装置
KR1019960059392A KR100424378B1 (ko) 1995-11-30 1996-11-29 광기록매체판별및정보재생장치및방법과광디스크판별장치
US09/251,448 US6201777B1 (en) 1995-11-30 1999-02-17 Apparatus for discriminating optical recording media of different thicknesses from each other and reproducing information therefrom

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6385158B1 (en) 1997-10-29 2002-05-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Optical pickup device having compatibility with tracking system, and optical disk recording/reproduction apparatus using the same
KR100416350B1 (ko) * 1998-11-09 2004-01-31 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 광정보처리장치 및 광학소자

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