JP2003087068A - 可変ゲインアンプ - Google Patents

可変ゲインアンプ

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JP2003087068A
JP2003087068A JP2001281411A JP2001281411A JP2003087068A JP 2003087068 A JP2003087068 A JP 2003087068A JP 2001281411 A JP2001281411 A JP 2001281411A JP 2001281411 A JP2001281411 A JP 2001281411A JP 2003087068 A JP2003087068 A JP 2003087068A
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gain
variable gain
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vout
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Masahiro Higuchi
真浩 樋口
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反転増幅型の可変ゲインアンプにおいて、小
面積でかつ、きめ細かいゲイン制御を実現する。 【解決手段】 演算増幅器1を用いた反転型増幅器にお
いて、R−2R抵抗回路を用いて、反転入力側抵抗と負
帰還抵抗の抵抗比をNビット(N≧2:整数)のデジタ
ル信号により制御する。また、前段に増幅手段を備える
ことによりゲインカーブの直線性を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反転増幅型の可変ゲ
インアンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の反転増幅型可変ゲインアン
プの回路図である。図7において、1は演算増幅器、2
は抵抗Ra1〜RaLとスイッチSa1〜SaLで構成された可変抵
抗群(L:1以上の整数)、3は抵抗Rb1〜RbMとスイッチ
Sb1〜SbMで構成された可変抵抗群(M:1以上の整
数)、Vinはアナログ入力信号、Voutはアナログ出力信
号である。
【0003】また、Vrefは出力のオフセットを調整する
ための可変リファレンス電圧である。ここで説明を簡単
化するため、図を簡略化して動作原理を説明する。図7
において、演算増幅器1に接続された可変抵抗群2を可
変抵抗4に、また可変抵抗群3を可変抵抗5にそれぞれ
置き換えたものが図8である。
【0004】図8は、一般的に知られている反転増幅型
アンプであり、可変抵抗4の抵抗値をRa、可変抵抗5の
抵抗値をRbとすると、その入出力特性は次式で表され
る。
【0005】 Vout = Voff − Rb/Ra×Vin ....(1) Voff = (Ra+Rb)/Ra×Vref ....(2) (1)式から、Vinの交流振幅はRb/Ra倍に反転増幅されて
Voutに出力される。
【0006】したがって、Rb/Ra比をコントロールする
ことでゲインを変化させることができる。またこの時、
(2)式からわかるように、出力のオフセットDC電圧Vof
fは、Ra,Rbの変化に応じて変動するが、その変動を打ち
消して一定電圧に保つべくVrefの印加電圧は適宜制御さ
れるものとする。
【0007】以上の原理に基づき、図3において、Sa1
〜SaLおよびSb1〜SbMのオンオフをそれぞれデジタル信
号により適切に制御することにより、可変抵抗群2の抵
抗値と可変抵抗群3の抵抗値の比を可変とすることがで
き、所望の可変ゲイン制御を実現する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
従来の回路構成では、きめ細かいゲイン調整を行なうた
めには、多種の単位抵抗が必要であり、抵抗素子数や切
り替えスイッチも多数必要となり、またスイッチ切り替
え制御信号を生成するための専用のデコード回路等も必
要となる。これらは、LSI化の上で回路規模や占有面
積の問題となり、実用上実現が困難であった。
【0009】さらに、切り替え抵抗の組み合わせによる
抵抗値誤差を均一にするための設計も容易ではなかっ
た。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、回路規模や面
積増大を最小限に抑えながら、きめ細かいゲイン制御を
実現する設計容易な簡素な回路構成を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、演算増幅器を用いた反転型増幅器におい
て、反転入力側抵抗と負帰還抵抗の抵抗比で決定される
ゲインをNビット(N≧2:整数)のデジタル信号によ
り線形的に制御することを特徴とする。
【0012】また、前記反転入力側抵抗および負帰還抵
抗としてR−2R抵抗回路を用い、各2R抵抗端に可変
ゲインアンプの入力信号または出力信号のいづれか一方
を選択するスイッチの選択出力がそれぞれ一対一にN個
(N≧2:整数)接続され、2R抵抗とR抵抗の接続点
において、2個の2R抵抗が接続されている端点とは異
なる他方の端点が前記演算増幅器の反転入力端子に接続
され、かつ前記スイッチの選択方向制御を前記デジタル
信号によって行うことを特徴とする。
【0013】また、スイッチの接続形態および2個の2
R抵抗が接続されているうちのスイッチが接続されてい
ない方の2R抵抗の接続形態について前記可変ゲインア
ンプの入力信号と出力信号とが逆に接続されることを特
徴とする。
【0014】さらに、ある所定の固定ゲインを持った増
幅手段を前段に備え、その出力を入力信号とすることに
より、ゲインカーブ特性の直線性を改善することを特徴
とする。
【0015】以上により、本発明では、デジタル信号の
値をデコードすることなくゲインを線形的に可変するこ
とができるため、専用のデコード回路は不要である。ま
た、ゲイン制御の精度を上げるためには、R−2R抵抗
回路の抵抗ペアとスイッチ制御のデジタル信号のビット
数を必要数増やすだけですむため、面積の増加を最小限
に抑えることができ、設計も容易である。
【0016】また、この構成によると、一部のゲイン設
定領域にて精度が粗くなるデメリットが生じるが、可変
ゲインアンプのゲインカーブ特性の点対象性に着目し、
アナログ入力信号の前段に所定のゲインを持つ増幅手段
を備えることで、ゲインカーブの直線近似領域を有効に
利用することができ、ゲインカーブの直線性を改善する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0018】実施の形態1 本実施の形態は、反転入力側抵抗および負帰還抵抗とし
てR−2R抵抗回路を用い、各2R抵抗端に可変ゲイン
アンプの入力信号または出力信号のいづれか一方を選択
するスイッチの選択出力がそれぞれ一対一にN個(N≧
2:整数)接続され、2R抵抗とR抵抗の接続点におい
て、2個の2R抵抗が接続されている端点とは異なる他
方の端点が演算増幅器の反転入力端子に接続され、かつ
前記スイッチの選択方向制御をデジタル信号によって行
うものである。
【0019】図1は、本発明の実施の形態1の可変ゲイ
ンアンプの構成を示す。説明の簡単化のため8ビットの
構成例とする。
【0020】図において、Vinはアナログ入力信号、Vou
tはアナログ出力信号、D0〜D7はデジタル信号(D
0:最下位ビット、D7:最上位ビット)、S0〜S7
はスイッチ、R01〜R07は抵抗値Rの抵抗、R10
からR18は抵抗値2Rの抵抗である。
【0021】スイッチS0〜S7は、D0〜D7の各信
号が”H”の場合に入力信号Vinを選択し、”L”の場
合に出力信号Voutを選択する。
【0022】まず、デジタル信号D0〜D4が”L”の
場合を考える。この場合、R01〜R05及びR10〜
R15は、抵抗値2Rの等価抵抗に置きかえることがで
き、その等価回路を図2に示す。
【0023】図2において、R20は抵抗値2Rの等価
抵抗である。ここでデジタル信号(D7,D6,D5)=
(L,L,H)の場合について、ノードN7の電位を求
める。このときS5はVinを、S6,S7はVoutをそれ
ぞれ選択している。
【0024】R18→R07→R06→R16を流れる
電流I1、R17→R06→R16を流れる電流I2、
R20→R16を流れる電流I3について接点方程式は
以下のようになる。
【0025】 3R×I1+R×(I1+I2)+2R×(I1+I2+I3) = Vout−Vin 2R×I2+R×(I1+I2)+2R×(I1+I2+I3) = Vout−Vin 2R×I3 +2R×(I1+I2+I3) = Vout−Vin この連立方程式をI1について解くと、 I1 = (Vout−Vin)/16R ....(3) である。
【0026】ここで、N7の電位をV# とすると、 V# = Vout−2R×I1 であるので、(3)式を代入すると、 V# = Vout−(Vout−Vin)/8 = (7×Vout+Vin)/8 ....(4) 即ち、(4)式は、VoutとN7間の抵抗と、N7とVin間の
抵抗の比が1:7であることを示している。
【0027】次にデジタル信号(D7,D6,D5)=
(L,H,L)の場合について、ノードN7の電位を求
める。このときS5,S7はVoutを、S6はVinをそれ
ぞれ選択している。
【0028】R18→R07→R17を流れる電流I
4、R06→R17を流れる電流I5について接点方程
式は以下のようになる。
【0029】 3R×I4+2R×(I4+I5) = Vout−Vin 2R×I5+2R×(I4+I5) = Vout−Vin この連立方程式をI4について解くと、 I4 = (Vout−Vin)/8R ....(5) である。
【0030】ここで、N7の電位V#は V# = Vout−2R×I4 となるので、(5)式を代入すると、 V# = Vout−(Vout−Vin)/4 = (3×Vout+Vin)/4 ....(6) 即ち、(6)式は、VoutとN7間の抵抗と、N7とVin間の
抵抗の比が1:3であることを示している。
【0031】同様に(D7,D6,D5)=(L,H,
H)、(H,L,L)、(H,L,H)、(H,H,
L)、(H,H,H)についてN7の電位を求め、その
結果から以下の関係があることがわかる。
【0032】 VoutとN7間の抵抗値:N7とVin間の抵抗値 = D :(8−D)....(7) ここで、Dは(D7,D6,D5)を3ビットの2進数
とした場合のコードを表す。
【0033】以上の計算を、D0〜D3を”L”にした
場合、D0〜D2を”L”にした場合というように拡張
していくと、結果的に(7)式を拡張した次の関係式が成
り立つ。
【0034】 VoutとN7間の抵抗値:N7とVin間の抵抗値 = D :(28−D)....(8) つまり、図1において、VinとN7間の抵抗は、図7に
おける可変抵抗4に相当し、N7とVout間の抵抗は、図
7における可変抵抗5に相当するため、ゲインは A[dB] = 20×log[D/(28−D)] 但し、D≧1の整数 となり、デジタル信号D7〜D0を、2進数として扱っ
た場合のデジタル値に応じて線形的に、ゲインをコント
ロールできる。
【0035】以上は8ビットの場合についての説明であ
るが、任意のビット数でも全く同様の関係が成り立ち、
一般的に次式が成り立つ。
【0036】 A[dB]=20×log[D/(2K−D)] 但し、D≧1、K≧2の整数....( 9) よって、2Kステップの精度で制御が行え、デジタル値
Dを増加させることによりゲインを増大させ、デジタル
値Dを減少させることによりゲインを低下させることが
できる。
【0037】以上のように本実施の形態は、専用のゲイ
ン制御切り替え用のデコード回路を必要とせず、デジタ
ル信号値により直接制御できるため、小面積で実現でき
る。
【0038】実施の形態2 図3は、本実施の形態2の可変ゲインアンプの構成を示
す。説明の簡単化のため8ビットの構成例とする。
【0039】図1と異なる点として、図3においてはス
イッチS0〜S7は、D0〜D7の各信号が”H”の場
合に出力信号Voutを選択し、”L”の場合に入力信号Vi
nを選択する。
【0040】ここで実施の形態1と同様に、デジタル信
号D0〜D4が”L”の場合を考える。この場合、R0
1〜R05およびR10〜R15は、抵抗値2Rの等価
抵抗に置きかえることができ、その等価回路は図2にお
いてVinとVoutが逆になったものと見なすことができ
る。
【0041】したがって、実施の形態1と同様にR18
→R07→R06→R16を流れる電流I1、R17→
R06→R16を流れる電流I2、R20→R16を流
れる電流I3について接点方程式は以下のようになる。
【0042】 3R×I1+R×(I1+I2)+2R×(I1+I2+I3) = Vin−Vout 2R×I2+R×(I1+I2)+2R×(I1+I2+I3) = Vin−Vout 2R×I3 +2R×(I1+I2+I3) = Vin−Vout この連立方程式をI1について解くと、 I1 = (Vin−Vout)/16R ....(10) である。
【0043】ここで、N7の電位をV# とすると、 V# = Vin−2R×I1 であるので、(10)式を代入すると、 V# = Vin−(Vin−Vout)/8 = (7×Vin+Vout)/8 ....(11) 即ち、(11)式は、VoutとN7間の抵抗と、N7とVin間
の抵抗の比が7:1であることを示している。
【0044】次にデジタル信号(D7,D6,D5)=
(L,H,L)の場合について、ノードN7の電位を求
める。このときS5,S7はVinを、S6はVoutをそれ
ぞれ選択している。
【0045】実施の形態1と同様にR18→R07→R
17を流れる電流I4、R06→R17を流れる電流I
5について接点方程式は以下のようになる。
【0046】 3R×I4+2R×(I4+I5) = Vin−Vout 2R×I5+2R×(I4+I5) = Vin−Vout この連立方程式をI4について解くと、 I4 = (Vin−Vout)/8R ....(12) である。
【0047】ここで、N7の電位V#は V# = Vin−2R×I4 となるので、(12)式を代入すると、 V# = Vin−(Vin−Vout)/4 = (3×Vin+Vout)/4 ....(13) 即ち、(13)式は、VoutとN7間の抵抗と、N7とVin間
の抵抗の比が3:1であることを示している。
【0048】同様に(D7,D6,D5)=(L,H,
H)、(H,L,L)、(H,L,H)、(H,H,
L)、(H,H,H)についてN7の電位を求めると、
いずれも実施の形態1においてVoutとN7間、N7とVi
n間の抵抗が逆になった場合と等価である。
【0049】したがって以下の関係があることがわか
る。
【0050】VoutとN7間の抵抗値:N7とVin間の抵
抗値 = (8−D): D ....(14)ここで、Dは(D
7,D6,D5)を3ビットの2進数とした場合のコー
ドを表す。
【0051】以上の計算を、D0〜D3を”L”にした
場合、D0〜D2を”L”にした場合というように拡張
していくと、結果的に(14)式を拡張した次の関係式が成
り立つ。
【0052】 VoutとN7間の抵抗値:N7とVin間の抵抗値 = (28−D): D ....(1 5) つまり、図3において、VinとN7間の抵抗は、図8に
おける可変抵抗4に相当し、N7とVout間の抵抗は図8
における可変抵抗5に相当するため、ゲインは A[dB] = 20×log[(28−D)/D ] 但し、D≧1の整数 となり、デジタル信号D7〜D0を、2進数として扱っ
た場合のデジタル値に応じて線形的に、ゲインをコント
ロールできる。
【0053】以上は8ビットの場合についての説明であ
るが、任意のビット数でも全く同様の関係が成り立ち、
一般的に次式が成り立つ。
【0054】 A[dB] = 20×log[(2K−D)/D] 但し、D≧1、K≧2の整数... .(16) よって、2Kステップの精度で制御が行え、デジタル値
Dを増加させることによりゲインを低下させ、デジタル
値Dを減少させることによりゲインを増大させることが
できる。
【0055】尚、実施の形態1および実施の形態2にお
いては、Vrefの印加電圧については、従来の技術と同様
にゲインの変動による出力DCレベルの変動を打ち消す
ように適宜制御されるものとする。
【0056】実施の形態3 次に本発明の実施の形態3について説明する。まず、実
施の形態1で示した可変ゲインアンプのゲインカーブ特
性は図5に示すものとなっている。
【0057】ここで例えば、ゲインの可変範囲を0[d
B]〜G[dB]までとする場合、必要となるデジタル信
号設定範囲は、図中2K-1〜bまでの範囲となる。
【0058】ところが、ゲインがG[dB]近辺の領域で
は、デジタル値の変化に対してゲインの変化が他の領域
よりも急であり、調整精度が粗くなる。
【0059】一方、図5におけるゲインカーブ特性は、
デジタル信号値2K-1のポイントを中心に点対称の特性
であり、デジタル信号値2K-1のポイントを中心にゲイ
ンの正方向および負方向のある程度の範囲では、ほぼ直
線近似と見なすことができる。
【0060】図4は本実施の形態3の可変ゲインアンプ
の構成例を示す。図4において、6はR−2R抵抗回
路、7はある所定の固定ゲインを持った増幅手段、Dは
デジタル信号である。
【0061】演算増幅器1とR−2R抵抗回路6によっ
て構成される回路は、実施の形態1で示した可変ゲイン
アンプとし、この可変ゲインアンプのゲインカーブ特性
は前述のとおり図5の特性である。
【0062】ここで、図4において、増幅手段7の固定
ゲインを例えば0.5×G[dB]に設定した場合を考える
と、VinからVoutの全体のゲインカーブ特性は図6のよ
うになる。
【0063】つまり、ゲインの可変範囲0[dB]〜G
[dB]に対して、必要となるデジタル信号設定範囲は
a'〜b'までとなり、ゲインがG[dB]近辺の領域での
デジタル値の変化に対するゲインの変化を従来よりも緩
和させることができる。
【0064】尚、図5および図6は実施の形態1の可変
ゲインアンプを用いた場合の特性図であるが、実施の形
態2の可変ゲインアンプを用いることも可能であり、こ
の場合には、図5および図6のゲインカーブ特性はデジ
タル値2K-1を基準に左右反転した形となるだけで同様
の効果を有する。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明は、抵抗値がR、2
Rの2種類の抵抗だけで構成でき、デジタル信号の値を
デコードすることなくゲインを線形的に可変することが
できるため、専用のデコード回路は不要である。
【0066】また、ゲイン制御の精度を上げるために
は、R−2R抵抗回路の抵抗ペアとスイッチ制御のデジ
タル信号のビット数を必要数増やすだけですむため、面
積の増加を最小限に抑えることができ、設計も容易であ
る。
【0067】また、この構成によると、一部のゲイン設
定領域にて精度が粗くなるデメリットが生じるが、可変
ゲインアンプのゲインカーブ特性の点対象性に着目し、
アナログ入力信号の前段に所定のゲインを持つ増幅手段
を備えることで、ゲインカーブの直線近似領域を有効に
利用することができ、ゲインカーブの直線性を改善する
ことができる。したがって、デジタル信号のビット数を
増やし前段に増幅手段を備えることで、面積増加を抑え
ながらゲイン制御の精度を直線性良く上げることがで
き、設計も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における可変ゲインアン
プの回路図
【図2】図1の等価回路図
【図3】本発明の実施の形態2における可変ゲインアン
プの回路図
【図4】本発明の実施の形態3における可変ゲインアン
プの回路図
【図5】本実施の形態1における可変ゲインアンプのゲ
インカーブ特性図
【図6】本実施の形態2における可変ゲインアンプのゲ
インカーブ特性図
【図7】従来の可変ゲインアンプの回路図
【図8】図7の等価回路図
【符号の説明】
1 演算増幅器 6 R−2R抵抗回路 7 固定ゲイン増幅手段 8 抵抗値Rの抵抗 9 抵抗値2Rの抵抗 S1〜S7 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算増幅器を用いた反転型増幅器におい
    て、反転入力側抵抗と負帰還抵抗の抵抗値比で決定され
    るゲインをNビット(N≧2:整数)のデジタル信号に
    より線形的に制御する手段を備えたことを特徴とする可
    変ゲインアンプ。
  2. 【請求項2】前記演算増幅器の前記反転入力側抵抗およ
    び前記負帰還抵抗としてR−2R抵抗回路を用い、各2
    R抵抗端に前記可変ゲインアンプの入力信号または出力
    信号のいづれか一方を選択するスイッチの選択出力がそ
    れぞれ一対一にN個(N≧2:整数)接続され、2R抵
    抗とR抵抗の接続点において、2個の2R抵抗が接続さ
    れている端点とは異なる他方の端点が前記演算増幅器の
    反転入力端子に接続され、かつ前記スイッチの選択方向
    制御を前記デジタル信号により行うことを特徴とする請
    求項1記載の可変ゲインアンプ。
  3. 【請求項3】前記スイッチの接続形態および2個の2R
    抵抗が接続されているうちの前記スイッチが接続されて
    いない方の2R抵抗の接続形態について可変ゲインアン
    プの入力信号と出力信号とが逆に接続されることを特徴
    とする請求項2記載の可変ゲインアンプ。
  4. 【請求項4】ある所定の固定ゲインを持った増幅手段を
    前段に備え、その出力を入力信号とすることにより、ゲ
    インカーブ特性の直線性を改善することを特徴とする請
    求項1または2記載の可変ゲインアンプ。
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