JPH07249951A - 抵抗網回路装置およびこれを用いた可変利得装置 - Google Patents

抵抗網回路装置およびこれを用いた可変利得装置

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JPH07249951A
JPH07249951A JP6038477A JP3847794A JPH07249951A JP H07249951 A JPH07249951 A JP H07249951A JP 6038477 A JP6038477 A JP 6038477A JP 3847794 A JP3847794 A JP 3847794A JP H07249951 A JPH07249951 A JP H07249951A
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resistance
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悟 宮部
Akira Toyama
明 遠山
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稔 竹田
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0088Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using discontinuously variable devices, e.g. switch-operated
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/001Digital control of analog signals

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリッジノイズの発生を防止するとともに減
衰率等を精度よく設定することが可能な抵抗網回路装置
および可変利得装置を提供することである。 【構成】 抵抗網回路装置は、抵抗R11 〜R1n-1
(抵抗値“R”)と、抵抗R21 〜R2n (抵抗値“a
R”)と、抵抗R3(抵抗値“(1+b)R”)と、抵
抗R21 〜R2n の接続を端子T3または端子T4に切
換えるスイッチSW1 〜SWn と、任意の抵抗R2m
りも端子T1側の抵抗R21 〜R2m-1 を端子T4に接
続するとともに抵抗R2m よりも端子T2側の抵抗R2
m 〜R2n を端子T3に接続するようにスイッチSW1
〜SWn を制御する制御回路とを有し、上記“a”およ
び上記“b”の値が「b={−1+(1+4a)1/2
/2」かつ「1/2<a/(1+a+b)」に基いて定
められている。可変利得装置は、上記抵抗網回路装置
と、演算増幅器OPと、抵抗R4とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オ―ディオ等に用いる
抵抗網回路装置およびこれを用いた可変利得装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、抵抗網回路装置およびこれを用
いた可変利得装置に係わる従来例を示した電気回路図で
ある。
【0003】図3に示した従来例では、n段のR−2R
梯子型抵抗網とn個のスイッチSW〜SWとこのn個の
スイッチSW〜SWの状態を制御する制御回路CNTと
により抵抗網回路装置が構成され、この抵抗網回路装置
と演算増幅器OPと帰還抵抗とにより可変利得装置が構
成されている。この可変利得装置は、R−2R梯子型抵
抗網の反復インピ―ダンスの値が“R”であり帰還抵抗
の値も“R”であることから、可変減衰器として機能す
る。すなわち、n個のスイッチSW〜SWがすべて演算
増幅器OPの反転入力端子側に接続されている場合(制
御回路CNTからの制御信号(デジタルコ―ド)が“1
11………11”の場合)に減衰率が1となり、デジタ
ルコ―ド(入力側がMSB、演算増幅器側がLSB)を
変更することによって減衰率(減衰量)の設定が段階的
に行なわれる。
【0004】なお、上記従来例を示した文献の一例とし
ては、特開昭64−61109号公報(特に第4図)を
あげることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、デジ
タルコ―ドの変更すなわちスイッチSW〜SWの切り換
えは一斉に行なわれる。このとき、“0”から“1”へ
変更されるビットもあれば、逆に“1”から“0”へ変
更されるビットもある。このようにデジタルコ―ドの変
更が原理的に双方向的であるため、スイッチSW〜SW
が一斉に切り換えられる過渡的状態において、スイッチ
SW〜SWのオン速度とオフ速度の違いに起因して、グ
リッジノイズと呼ばれるスパイク状のノイズが発生する
という問題点があった。
【0006】また、上記従来例では、減衰率の段階的変
化が等比数列的(対数表現の場合には等差数列的)にな
るように上記デジタルコ―ドを精度よく変化させること
が、以下の理由により困難であった。減衰率が小さい範
囲、例えばデジタルコ―ドが“111………11”から
“011………11”の範囲では、この範囲内にある多
くのデジタルコ―ドを選択可能なので、目的とする等比
数列に沿った比較的精度のよいデジタルコ―ドを得るこ
とができる。しかしながら、減衰率が大きい範囲、例え
ばデジタルコ―ドが“00………011”から“00…
……001”の範囲では、選択可能なデジタルコ―ドは
僅かであり、目的とする等比数列に沿った精度のよいデ
ジタルコ―ドを得ることが難しい。すなわち、全範囲に
わたってデジタルコ―ドを精度よく変化させることが困
難であった。
【0007】以上述べた二つの問題点は、図3に示した
可変利得装置を可変減衰装置として用いる場合のみなら
ず可変増幅装置として用いる場合にも生じる。
【0008】本発明の目的は、グリッジノイズの発生を
防止するとともに減衰率等を精度よく設定することが可
能な抵抗網回路装置およびこれを用いた可変利得装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願に係わる抵抗網回路
装置は、 第1端子と第2端子との間に直列に接続され
それぞれの抵抗値が“R”の(n−1)個の第1抵抗
と、 上記第1端子、上記直列に接続された(n−1)
個の第1抵抗間の(n−2)個の各接続点および上記第
2端子にその一端が接続されそれぞれの抵抗値が“a
R”のn個の第2抵抗と、 上記第2端子にその一端が
接続され第3端子または第4端子にその他端が接続され
その抵抗値が“(1+b)R”の第3抵抗と、 上記n
個の第2抵抗のそれぞれの他端の接続を上記第3端子ま
たは上記第4端子に切換えるn個のスイッチと、 上記
n個の第2抵抗のなかの任意の第2抵抗よりも上記第1
端子側のすべての第2抵抗を上記第4端子に接続すると
ともに該任意の第2抵抗よりも上記第2端子側のすべて
の第2抵抗を上記第3端子に接続するように上記n個の
スイッチを制御する制御回路とを有し、 上記“a”お
よび上記“b”の値が「b={−1+(1+4a)
1/2 }/2」かつ「1/2<a/(1+a+b)」に基
いて定められている ものである。
【0010】本願に係わる可変利得装置は、 上記抵抗
網回路装置と、 上記第3端子にその反転入力端子が接
続され上記第4端子にその非反転入力端子が接続された
演算増幅器と、 上記演算増幅器の反転入力端子と上記
演算増幅器の出力端子との間に接続された第4抵抗と
を有する。
【0011】本願に係わる可変利得装置は、 上記抵抗
網回路装置と、 上記第3端子にその反転入力端子が接
続され上記第4端子にその非反転入力端子が接続され上
記第1端子にその出力端子が接続された演算増幅器と、
上記演算増幅器の非反転入力端子にその一端が接続さ
れた第5抵抗と を有する。
【0012】
【実施例】まず、第1実施例を、図1に示した電気回路
図を参照して説明する。
【0013】端子T1と端子T2との間には(n−1)
個の抵抗R11 〜R1n-1 (抵抗値はいずれも“R”)
が接続されている。端子T1、抵抗R11 〜R1n-1
の各接続点および端子T2にはn個の抵抗R21 〜R2
n (抵抗値はいずれも“aR”)の一端が接続されてい
る。端子T2と端子T3との間には抵抗R3(抵抗値は
“(1+b)R”)が接続されている。抵抗R21 〜R
n の他端にはスイッチSW1 〜SWn (トランジスタ
等で構成されている。)が接続されている。このスイッ
チSW1 〜SWn により抵抗R21 〜R2n の他端の接
続が端子T3または端子T4(通常は接地)に切り換え
られる。
【0014】スイッチSW1 〜SWn の切り換えは制御
回路CNTからの制御信号によって制御される。この制
御信号にはいわゆるサ―モメ―タコ―ドが用いられる。
このサ―モメ―タコ―ドとは、“00……00z11…
…11”(“z”は“0”または“1”)というよう
に、任意の1ビット“z”を境にして、それよりもMS
B側のビットはすべて“0”、それよりもLSB側のビ
ットはすべて“1”となり、“z”の位置をパラメータ
として構成されたコ―ドである。制御回路CNTからは
“000………000”から“111………111”ま
でのすべてのサ―モメ―タコ―ドが出力可能である。こ
のようなサ―モメ―タコ―ドを用いることにより、スイ
ッチSW1 〜SWn のなかの任意のスイッチSWm およ
びスイッチSWm よりもMSB側(端子T1側)のすべ
てのスイッチSW1 〜SWm-1 は端子T4に接続され、
スイッチSWm よりもLSB側(端子T2側)のすべて
のスイッチSWm-1 〜SWn は端子T3に接続される。
サ―モメ―タコ―ドでは、切り換えが行なわれるすべて
のビットが同一方向に切り換えられる(切り換えが行な
われるすべてのビットが“0”から“1”または“1”
から“0”のいずれか一方向に切り換えられる。)の
で、切り換えが行なわれている過渡的状態においても全
体のコ―ド値自体は同一方向に変化するのみである。し
たがって、スイッチSW1 〜SWn が切り換えられる過
渡的状態において、各スイッチ間にスイッチング速度の
違いがたとえ存在したとしても、グリッジノイズが発生
することが原理的にない。
【0015】以上の抵抗R11 〜R1n-1 、抵抗R21
〜R2n 、抵抗R3、スイッチSW1 〜SWn および制
御回路CNTにより抵抗網回路装置が構成される。
【0016】上記抵抗網回路装置の端子T3および端子
T4はそれぞれ演算増幅器OPの非反転入力端子および
反転入力端子にそれぞれ接続されており、演算増幅器O
Pの非反転入力端子と出力端子との間には抵抗R4(抵
抗値“r4”)が接続されている。
【0017】以上の抵抗網回路装置、演算増幅器OPお
よび抵抗R4により可変利得装置が構成される。
【0018】つぎに、抵抗R11 〜R1n-1 (抵抗値
“R”)、抵抗R21 〜R2n (抵抗値“aR”)およ
び抵抗R3(抵抗値“(1+b)R”)で構成される梯
子型抵抗網について説明する。
【0019】梯子型抵抗網の反復インピ―ダンスすなわ
ち端子T1および抵抗R11 〜R1n-1 間の各接続点か
ら端子T3側を見たインピ―ダンスは“bR”となって
いる(抵抗R3を抵抗値が“R”と“bR”の二つの抵
抗に分けて考えればよい。)。したがって、この反復イ
ンピ―ダンスが“bR”であることを考慮して定数
“a”と定数“b”との関係を求めると、 b={−1+(1+4a)1/2 }/2 (1) となる。また、この梯子型抵抗網の一段(R11 とR2
1 、R12 とR22 、………、R1n-1 とR2n-1 、そ
れぞれの対で一段が構成される。)毎の減衰率を求める
と、減衰率は“a/(1+a+b)”となる。本可変抵
抗装置では、この減衰率が、 1/2<a/(1+a+b) (2) となるように設定されている。(1)式および(2)式
から“a”の値は、 a>2 (3) となる。
【0020】ここで、上記減衰率を対数表現した場合を
考える。上記梯子型抵抗網の一段毎の減衰率をdB単位
で表し、これを減衰量“A”とすると、 A=−20log{a/(1+a+b)} (4) と表わすことができる。(1)式および(4)式から
“a”をdB単位の減衰量“A”で表わすと、 a=10-A/20 /(10-A/20 −1)2 (5) となる。同様に“b”をdB単位の減衰量“A”で表わ
すと、 b=−1/2+ {1+4・10-A/20 /(10-A/20 −1)21/2 /2 (6) となる。したがって、梯子型抵抗網の一段毎のdB単位
の減衰量“A”を決めれば、抵抗R11 〜R1n-1 (抵
抗値“R”)、抵抗R21 〜R2n (抵抗値“aR”)
および抵抗R3(抵抗値“(1+b)R”)の抵抗値比
を一義的かつ精度よく定めることができる。また、
(3)式および(5)式から、梯子型抵抗網の一段毎の
dB単位の減衰量“A”は、 A<20log2 (約6dB) (7) となる。
【0021】つぎに、図1に示した可変利得装置の動作
を説明する。
【0022】入力端子INに供給されたアナログ電流
は、端子T1において、その“(1+b)/(1+a+
b)”が抵抗R21 に分流され、残りの“a/(1+a
+b)”が抵抗R1 に分流される。同様にして、R11
〜R1n-1 間の各接続点に供給された電流は、その
“(1+b)/(1+a+b)”が抵抗R22 〜R2
n-1 に分流され、残りの“a/(1+a+b)”が抵抗
R12 〜R1n-1 に分流される。同様にして、端子T2
に供給された電流も、その“(1+b)/(1+a+
b)”が抵抗R2n に分流され、残りの“a/(1+a
+b)”が抵抗R3に分流される。このようにして抵抗
R21 〜R2n に分流された電流は、スイッチSW1
SWn の接続状態に応じて、端子T3(演算増幅器OP
の非反転入力端子)または端子T4(通常は接地)に流
れ込む。スイッチSW1 〜SWn は制御回路CNTから
のサ―モメ―タコ―ドによって制御されるため、スイッ
チSWm およびスイッチSWm よりもMSB側(端子T
1側)のスイッチSW1 〜SWm-1 に供給されたは電流
は端子T4に流れ込み、スイッチSWm よりもLSB側
(端子T2側)のスイッチSWm-1 〜SWn に供給され
たは電流は端子T3に流れ込む。したがって、入力端子
INに供給された電流の“{a/(1+a+b)}m
が端子T3に供給されることになる。このようにして端
子T3に供給された電流と同じ電流が抵抗R4に流れ、
抵抗R4で生じた電圧降下が出力端子OUTに導出され
ることになる。
【0023】図1に示した可変利得装置は、抵抗R4
(抵抗値“r4”)の値に応じて可変減衰装置または可
変増幅装置となる。すでに説明したことから直観的に理
解できるように、図1に示した抵抗網回路装置は、スイ
ッチSW1 〜SWn すべて端子T3側に接続されている
ときに減衰率が最も小さく(減衰率“1”)なり、スイ
ッチSW1 〜SWn がすべて端子T4側に接続されてい
るときに減衰率が最も大きく(減衰率“{a/(1+a
+b)}n ”)なる。したがって、抵抗網回路装置の反
復インピ―ダンスが“bR“であることを考慮すると、
抵抗R4の抵抗値“r4”を「r4≦bR」に設定すれ
ば最大ゲインが“1”以下の可変減衰装置を得ることが
でき、抵抗R4の抵抗値“r4”を「r4≧bR{(1
+a+b)/a}n 」に設定すれば最小ゲイン“1”以
上の可変増幅装置を得ることができる。もちろん、必要
に応じて「bR<r4<bR{(1+a+b)/a}
n 」と設定することも可能である。
【0024】図1に示した例では、上述したことから理
解されるように、入力端子INに供給された電流がその
“a/(1+a+b)m ”に減衰して端子T3に供給さ
れる。この減衰量をdB単位の減衰量“A”で表すと、 A=−20log{a/(1+a+b)}m (8) となる。したがって、端子T3(演算増幅器OPの非反
転入力端子)へ供給される電流の減衰量は、抵抗R11
〜R1n-1 (抵抗値“R”)、抵抗R21 〜R2n (抵
抗値“aR”)および抵抗R3(抵抗値“(1+b)
R”)の抵抗値比によって一義的かつ精度よく決定され
る。出力端子OUTにおける出力の減衰量も(8)式に
基いて決定されることになる。
【0025】また、図1に示した例では、減衰量の変更
はサ―モメ―タコ―ドの変更によって行なわれるため、
スイッチSW1 〜SWn は同一方向に切り換えられる。
すなわち、切り換えが行なわれるすべてのスイッチが端
子3側から端子4側または端子4側から端子3側のいず
れか一方向に切り換えられる。したがって、スイッチS
1 〜SWn が切り換えられる過渡的状態において、出
力端子OUTにおけるグリッジノイズの発生を押えるこ
とができる。
【0026】さらに、図1に示した例では、dB単位の
減衰量“A”を小さく設定するほど、“a”の値をその
近似値“a´”に置き換えたことによる影響を小さくす
ることができる。すなわち、(1)式および(4)式を
用いて、“a”の変化分“Δa”に対する“A”の変化
分“ΔA”を求めると、 dA/da=−20/{ln10×a(1+4a)1/2 } (9) となる。例えば、「A=2dB」の場合には、「ΔA=
−0.053×Δa」となる。すなわち、“a”の代り
に“a´=a±1”を用いたとしても、設定した減衰量
“2dB”に対して“0.053dB”のずれしか生じ
ないわけである。したがって、“a”の近傍で設計上都
合のよい値を“a”の代りに用いたとしても、高精度を
保つことができる。また、このような場合においても減
衰特性の直線性が損われることはない。
【0027】なお、図1に示した例では、抵抗R3の他
端が端子T3に接続されているが、抵抗R3の他端を端
子T4(通常は接地)に接続しても同様の機能および作
用効果を得ることができる。
【0028】つぎに、第2実施例を、図2に示した電気
回路図を参照して説明する。
【0029】図1と図2とを比較すれば明らかなよう
に、抵抗網回路装置の構成は第1実施例と同様である。
本第2実施例では、この抵抗網回路装置を演算増幅器O
Pの帰還抵抗として用い、端子T3に抵抗R5(抵抗値
“r5”)を接続し、これらの構成要素によって可変利
得装置を構成している。本第2実施例における可変利得
装置の機能および作用効果等については、第1実施例の
説明等から容易に類推できるため、説明は省略する。
【0030】図2に示した可変利得装置も、第1実施例
と同様、抵抗R5(抵抗値“r5”)の値に応じて可変
減衰装置または可変増幅装置となる。すなわち、図2に
示した抵抗網回路装置は、スイッチSW1 〜SWn がす
べて端子T3側に接続されているときに減衰率が最も小
さく(減衰率“1”)なり、スイッチSW1 〜SWn
すべて端子T4側に接続されているときに減衰率が最も
大きく(減衰率“{a/(1+a+b)}n ”)なる。
したがって、抵抗網回路装置の反復インピ―ダンスが
“bR“であることを考慮すると、抵抗R5の抵抗値
“r5”を「r5≦bR」に設定すれば最小ゲインが
“1”以上の可変増幅装置を得ることができ、抵抗R5
の抵抗値“r5”を「r5≧bR{(1+a+b)/
a}n 」に設定すれば最大ゲイン“1”以下の可変減衰
装置を得ることができる。もちろん、必要に応じて「b
R<r5<bR{(1+a+b)/a}n 」と設定する
ことも可能である。
【0031】なお、図2に示した例では、抵抗R3の他
端が端子T3に接続されているが、抵抗R3の他端を端
子T4(通常は接地)に接続しても同様の機能および作
用効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明における抵抗網回路装置およびこ
れを用いた可変利得装置によれば、グリッジノイズの発
生を防止するとともに減衰率等を精度よく設定すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示した電気回路図である。
【図2】第2実施例を示した電気回路図である。
【図3】従来例を示した電気回路図である。
【符号の説明】
T1……第1端子 T2……第2端子 T3……第3端子 T4……第4端子 R11 〜R1n-1 ……第1抵抗 R21 〜R2n ……第2抵抗 R3……第3抵抗 R4……第4抵抗 R5……第5抵抗 SW1 〜SWn ……スイッチ CNT……制御回路 OP……演算増幅器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1端子と第2端子との間に直列に接続
    されそれぞれの抵抗値が“R”の(n−1)個の第1抵
    抗と、 上記第1端子、上記直列に接続された(n−1)個の第
    1抵抗間の(n−2)個の各接続点および上記第2端子
    にその一端が接続されそれぞれの抵抗値が“aR”のn
    個の第2抵抗と、 上記第2端子にその一端が接続され第3端子または第4
    端子にその他端が接続されその抵抗値が“(1+b)
    R”の第3抵抗と、 上記n個の第2抵抗のそれぞれの他端の接続を上記第3
    端子または上記第4端子に切換えるn個のスイッチと、 上記n個の第2抵抗のなかの任意の第2抵抗よりも上記
    第1端子側のすべての第2抵抗を上記第4端子に接続す
    るとともに該任意の第2抵抗よりも上記第2端子側のす
    べての第2抵抗を上記第3端子に接続するように上記n
    個のスイッチを制御する制御回路とを有し、 上記“a”および上記“b”の値が「b={−1+(1
    +4a)1/2 }/2」かつ「1/2<a/(1+a+
    b)」に基いて定められている抵抗網回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の抵抗網回路装置と、 請求項1に記載の第3端子にその反転入力端子が接続さ
    れ請求項1に記載の第4端子にその非反転入力端子が接
    続された演算増幅器と、 上記演算増幅器の反転入力端子と上記演算増幅器の出力
    端子との間に接続された第4抵抗とを有する可変利得装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の抵抗網回路装置と、 請求項1に記載の第3端子にその反転入力端子が接続さ
    れ請求項1に記載の第4端子にその非反転入力端子が接
    続され請求項1に記載の第1端子にその出力端子が接続
    された演算増幅器と、 上記演算増幅器の反転入力端子にその一端が接続された
    第5抵抗とを有する可変利得装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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