JP2003079335A - 食品の香味劣化抑制剤並びに抑制方法 - Google Patents

食品の香味劣化抑制剤並びに抑制方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】食品の香味の製造、流通、保存等の各段階での
経時による劣化を効果的に抑制でき、しかも製品本来の
香味または香気に影響を与えることのない、香味成分を
有する食品、飲料、食品素材或いはフレーバー等の食品
添加物等に広く適用することができる香味劣化抑制剤及
び香味劣化抑制方法を提供すること。 【解決手段】カキノキ科カキノキ属植物の果実又は未熟
果由来のタンニン又は該タンニン精製物を含有すること
を特徴とする食品の香味劣化抑制剤であり、食品にかか
る香味劣化抑制剤を0.01〜500ppm配合するこ
とを特徴とする食品の香味の劣化抑制方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香味成分を有する
食品、飲料、食品素材或いはフレーバー等の食品添加物
等(以下「食品」と総称する)に広く適用することがで
きる香味劣化抑制剤及び香味劣化抑制方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、食品の味と匂いが食欲の増進や
減退に大きく影響するため、その香味は種々の栄養成分
と同様に食生活において重要な要素と考えられる。食品
の香味は製造、流通、保存等の各段階で経時的に劣化
し、特に、透明ガラス瓶や透明プラスチック容器入りの
場合は劣化の度合いが著しく、食品本来の香味が消失し
たり、食品成分の劣化により異味異臭が発生する等の問
題が生じやすい。最近の研究によれば、香味成分の劣化
は、酸素のみならず、外部からの光照射や加熱、或いは
食品中に微量に含まれている鉄等の金属成分などによっ
て分解されて芳香や美味が消失し、更にその分解物が異
味、異臭や変色の発生等の要因となることによってもた
らされることが明らかとなってきた。
【0003】特に、シトラールは、レモン様の特徴的な
香気・香味を有する重要なフレーバー成分であるが、光
の照射や加熱により減少する。すなわち異性化、酸化、
分解等によりシトラールの化学構造が変わり、その結果
劣化臭成分に変化することが知られている(R.C.Cookso
n et al.;Tetrahedron,19,1995(1963))。それゆえシト
ラールを含有する食品では、製品の製造、流通、保存等
の各段階で製品中のシトラール含量は徐々に減少し、本
来のフレッシュなシトラス感が失われ製品の品質が大き
く低下してしまう。
【0004】従来、こうした劣化を抑制するために、天
然物由来の香味劣化抑制剤の使用が提唱されている。例
えば、ルチン、モリン又はケルセチンを添加して悪臭や
異味の原因となる物質の発生を防止し、保存性の向上を
図った乳含有酸性飲料(特公平4−21450号公報)
やヒマワリ種子由来のフラボノール類を使用した飲料の
香味変化防止剤(特開平7−132072号公報)、ま
た、コーヒー生豆由来のクロロゲン酸、カフェー酸、フ
ェルラ酸を使用する風味劣化防止剤(特開平10−18
3164号公報)、又はアスコルビン酸等の各種抗酸化
剤の添加といった方法である。こうした従来技術におけ
る天然物由来の香味劣化抑制剤は、一般的に人体に対す
る安全性が高い点で推奨され開発が進められてきた経緯
がある。
【0005】しかしながら、十分な香味の劣化抑制効果
を得るためにはある程度多量に食品中に添加する必要が
あり、その結果、香味劣化抑制剤自体が有している味や
匂いが、食品の本来の味や香りに悪影響を与えるなど実
用性に欠ける点があった。従って、実用上問題のない天
然物系の成分を用いたの香味の劣化抑制方法は、未だ確
立されていないのが現状である。
【0006】さらに、上記の従来技術は、品質劣化の要
因を酸素による酸化と位置づけ、酸化防止に主眼を置い
たものである。しかし、製造、流通、保存等の各段階で
徐々に生じる食品の香味の劣化は、酸素の他にも熱や光
といった要因が考えられ、食品を構成している油脂、蛋
白質、糖類、アミノ酸、香気、酸類等の各種成分が酸
化、分解、異性化、重合等の複雑な反応を受け、こうし
た複合的要因が絡み合って異臭や変色の発生等の品質劣
化をもたらすことが、最近明らかになってきた。従っ
て、食品に対する高度なレベルの品質や安全性が要望さ
れる現在においては、従来の酸化防止を中心とした香味
の劣化抑制手段を講じるだけではなく、酸素以外の熱や
光による劣化を総合的に抑制する手段をも講じる必要性
が生じている。こうした背景の下で、例えば、低温状態
での流通システムや脱酸素条件を組み込んだ食品製造工
程の導入、さらには光透過性を抑えた容器・袋等の包装
手段改良等のいわば物理的な抑制方法も提案されている
が、コストの増加という経済性の点並びに劣化抑制効果
の面で十分ではなかった。従って、食品に添加した場合
に安全性が高く、食品の本来の香味に影響を与えること
のない極めて少量の添加で光及び熱に対しても十分な劣
化抑制効果を奏し、かつ経済性に優れた劣化抑制手段と
して、新たな天然物由来の香味劣化抑制剤又は抑制方法
が要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における問題
点に鑑み、本発明は、安全性が高く、しかも食品の本来
の香味に影響を与えず、食品の製造、流通、保存等の各
段階で光、熱、酸素等を起因とする香味の劣化を抑制で
きる香味劣化抑制剤及び香味劣化抑制方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、植物を中
心とする多種多様の天然物由来の成分について香味の劣
化抑制効果を鋭意研究した結果、ある特定の植物群に含
まれる成分が長期間、光、熱、酸素等、特に蛍光灯照射
と加熱による食品の香味の劣化を抑制できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、カキノキ科カキノキ
属植物の果実又は未熟果由来のタンニン又は該タンニン
精製物を含有することを特徴とする食品の香味劣化抑制
剤である。また、当該抑制剤において、カキノキ科カキ
ノキ属植物がカキ(Diospyros kaki)、
マメガキ(Diospyros lotus)、アブラ
ガキ(Diospyros oleifera)、アメ
リカガキ(Diospyros virginian
a)、ケガキ(Diospyros discolo
r)又はこれらの変種であることを特徴とする。また、
当該抑制剤において、食品がシトラール含有食品である
ことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、食品に、カキノキ科カ
キノキ属植物の果実又は未熟果由来のタンニン又は該タ
ンニン精製物を0.01〜500ppm配合することを
特徴とする食品の香味の劣化抑制方法である。また、当
該抑制方法において、カキノキ科カキノキ属植物がカキ
(Diospyros kaki)、マメガキ(Dio
spyros lotus)、アブラガキ(Diosp
yros oleifera)、アメリカガキ(Dio
spyros virginiana)、ケガキ(Di
ospyros discolor)又はこれらの変種
であることを特徴とする。また、当該抑制方法におい
て、食品がシトラール含有食品であることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。カキノキ科カキノキ属植物の果実、特に未熟果に
は多量のタンニンが含まれており、カキ(Diospy
ros kaki)などの未熟果の搾汁液(柿渋)が高
血圧、夜尿症、火傷、かぶれ、外傷などに有効な生薬と
して古くから利用されているのは周知の事実である。ま
た、カキ(Diospyros kaki)由来のタン
ニンが活性酸素消去剤として有効であることが報告され
ている(特開昭64−25726号広報)。しかしなが
ら、カキノキ科カキノキ属植物の果実又は未熟果に由来
するタンニンに香味の劣化抑制作用があるということは
知られていなかった。
【0012】本発明におけるカキノキ科カキノキ属の果
実又は未熟果由来のタンニンとしては、果実又は未熟果
の搾汁果汁又は溶媒抽出物をそのまま用いても良いし、
更にこれらを精製したものを用いても良い。また市販の
柿渋をそのまま、或いは精製して用いることも可能であ
る。
【0013】搾汁果汁又は溶媒抽出物の原料として用い
られるカキノキ科カキノキ属植物としては、カキ(Di
ospyros kaki)、マメガキ(Diospy
ros lotus)、アブラガキ(Diospyro
s oleifera)、アメリカガキ(Diospy
ros virginiana)、ケガキ(Diosp
yros discolor)又はこれらの変種などが
上げられる。上記カキノキ科カキノキ属植物は、熟果が
食用として、或いは未熟果の搾中物(柿渋)が生薬とし
て古くから利用されており人体への安全性も高いと考え
られる。また、熟果、未熟果のいずれも原料として使用
するこができるが、タンニン含量の点から未熟果が特に
好ましい。
【0014】搾汁方法としては、洗浄した原料をそのま
ま、或いは亜硫酸を添加しながら圧搾することにより懸
濁果汁を得る方法を挙げることができる。されに得られ
た懸濁果汁をそのまま、或いはペクチン分解酵素で処理
した後、遠心分離、濾過等の処理を施すことにより清澄
果汁を得ることができる。
【0015】抽出方法としては、洗浄した原料を破砕し
て溶媒と混合、或いは溶媒と混合して破砕した後、浸漬
又は加熱還流によって抽出する方法を挙げることができ
る。なお浸漬による抽出の場合は加熱条件下、室温又は
冷却条件下のいずれであってもよい。抽出後、溶媒不溶
物を除去して抽出物を得るが、不溶物除去方法としては
遠心分離、濾過、圧搾等の各種の固液分離手段を用いる
ことができる。抽出に使用する溶媒は、水又は極性有機
溶媒が好ましく、極性有機溶媒は含水物であっても良
い。極性有機溶媒としては、アルコール、アセトン、酢
酸エチル等が例示される。中でも人体への安全性と取扱
性の観点から水、或いはエタノール、プロパノール、ブ
タノールのような炭素数2〜4の脂肪族アルコールが望
ましい。特に水又はエタノール又はこれらの混合物が望
ましい。抽出に用いる溶媒の量は任意に選択できるが、
一般には上記原材料の乾燥物1重量部に対し溶媒量2〜
100重量部、好ましくは5〜20重量部を使用する。
溶媒量が2重量部未満では抽出が十分でなく、一方、1
00重量部を超えると抽出成分の収率は増加しない傾向
がある。
【0016】なお、抽出の前処理としてヘキサン等の非
極性有機溶媒であらかじめ脱脂処理をし、後の抽出処理
時に余分な脂質が抽出されるのを防止してもよい。また
この脱脂処理で結果的に脱臭等の精製ができる場合があ
る。
【0017】得られた上記の搾汁果汁や溶媒抽出物、更
に市販の柿渋は、そのまま食品に配合して香味劣化抑制
剤として使用することができるが、例えば水、エタノー
ル等の液体希釈剤で適宜希釈して使用してもよい。また
は製剤化を目的としてデキストリン、スクロース(ショ
糖)等を加えることもできる。これらをさらに濃縮して
ペースト状の抽出エキスとしても、また凍結乾燥又は加
熱乾燥などの処理を行い粉末状として使用してもよい。
また更に、上記搾汁果汁、溶媒抽出物及び市販の柿渋等
のタンニン粗製物に脱色、脱臭、分画等の精製処理を施
して使用することも可能である。精製処理には活性炭や
多孔性のスチレン−ジビニルベンゼン共重合体からなる
合成樹脂吸着剤などが使用できる。精製用の合成樹脂吸
着剤としては例えば三菱化学株式会社製「ダイヤイオン
HP−20(商品名)」やオルガノ株式会社製「アンバ
ーライトXAD−2(商品名)」などが使用することが
できる。また超臨界流体を使って抽出及び/又は精製処
理を施すことも可能である。
【0018】精製処理を施したタンニンは、そのままで
も食品に配合して使用できるが、粗製物の場合と同様に
水、エタノール等の液体希釈剤で適宜希釈して使用して
もよい。または製剤化を目的としてデキストリン、スク
ロース(ショ糖)等を加えることもできる。これらをさ
らに濃縮してペースト状の抽出エキスとしても、また凍
結乾燥又は加熱乾燥などの処理を行い粉末状として使用
してもよい。
【0019】上記搾汁果汁、溶媒抽出物、市販の柿渋及
びこれらの精製品等を香味劣化抑制剤として食品添加す
る場合、その添加量については特に制限されるものでは
なく、使用する香味劣化抑制剤のタンニン含量、或いは
添加対象の食品に含有されている香味成分の種類や閾値
などによって異なるが、一般的に食品に対して0.01
〜500ppmの添加量が好ましい。食品の本来の香味
にほとんど影響を及ぼさないという観点からは、0.0
1〜100ppmが好ましく、特に0.1〜20ppm
が好ましい。
【0020】また、本発明は特にシトラールを含有する
製品に広く適用することが出来る。適応対象は特に制限
は無いが、例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳酸飲料
類、炭酸飲料類、コーヒー、緑茶、紅茶、ウーロン茶等
の飲料類、アイスクリーム、氷菓等の冷菓類、チューイ
ングガム、チョコレート等の和洋菓子類、ジャム類、パ
ン類、スープ類、各種調味料類、各種インスタント飲食
品類、各種スナック食品類、健康食品類、果汁等の食品
素材、フレーバー等の食品添加物類などを上げることが
出来る。
【0021】本発明に係る香味劣化抑制剤には、上記搾
汁果汁、溶媒抽出物、市販の柿渋及びこれらの精製品等
の他に、さらに食品に通常使用される天然の酸化防止剤
や金属イオン封鎖剤、例えば、茶抽出物、コーヒー生豆
抽出物、エンジュ抽出物、ソバ全草抽出物、アズキ全草
抽出物、りんご未熟果抽出物、ぶどう種子抽出物、ロー
ズマリー抽出物、ヤマモモ抽出物、トコフェロール等の
酸化防止剤やクエン酸、グルコン酸、酒石酸、フィチン
酸、ピロリン酸、ポリリン酸等の金属イオン封鎖剤を本
発明の効果を損なわない量で配合することができる。
【実施例】
【0022】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳
細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。 〔実施例1〕洗浄したカキ(Diospyros ka
ki)の未熟果1kgをミキサーで破砕・搾汁した後、
バスケット式遠心濾過機で搾汁滓を分離することにより
懸濁果汁600mlを得た。この懸濁果汁に珪藻土を加
えて攪拌した後、濾紙を使って不溶物を濾別し清澄果汁
とした。得られた清澄果汁を前記多孔性樹脂「HP−2
0」を充填したカラムに通してタンニンを吸着させた
後、カラムを蒸留水で洗浄、50重量%エタノール水溶
液を通してカラムからタンニンを脱着させた。得られた
タンニン溶液を減圧下で濃縮後、凍結乾燥することによ
り淡褐色の粉末としてカキタンニン(以下、本明細書で
はカキ(Diospyros kaki)由来のタンニ
ンを総称して「カキタンニン」と呼ぶ)10gを得た。
【0023】〔実施例2〕洗浄したカキ(Diospy
ros kaki)の未熟果1kgをミキサーで破砕し
た後、50重量%エタノール水溶液10lを加えて室温
で浸漬抽出した。抽出滓をバスケット式遠心濾過機で分
離した後、抽出液を減圧下で800mlまで濃縮した。
濃縮された抽出液を実施例1と同様、多孔性樹脂「HP
−20」を充填したカラムに通してタンニンを吸着させ
た後、カラムを蒸留水で洗浄、50重量%エタノール水
溶液を通してカラムからタンニンを脱着させた。得られ
たタンニン溶液を減圧下で濃縮後、凍結乾燥することに
より淡褐色の粉末としてカキタンニン15gを得た。
【0024】〔実施例3〕市販の柿渋粉末(三桝嘉七商
店製:アストリン(商品名))50gを蒸留水1000
mlに分散・溶解し珪藻土を加えて攪拌した後、濾紙を
使って不溶物を濾別した。得られた柿渋溶液を実施例1
と同様、多孔性樹脂「HP−20」を充填したカラムに
通してタンニンを吸着させた後、カラムを蒸留水で洗
浄、50重量%エタノール水溶液を通してカラムからタ
ンニンを脱着させた。得られたタンニン溶液を減圧下で
濃縮後、凍結乾燥することにより淡褐色の粉末としてカ
キタンニン12gを得た。
【0025】〔処方例1〕 レモン香料作成処方 メチル ヘプタノエート 0.50g テルピネオール 1.00g リナロール 1.00g デカナール 1.25g オクタナール 1.25g ゲラニル アセテート 1.75g シトラール 60.00g レモンオイル 100.00g リモネン 833.25g 合計 1000.00g
【0026】〔試験例1〕(レモン飲料の加熱虐待試
験) グラニュー糖5g、クエン酸0.1g、レモン香料0.
1g及び水にて全量100gに調製しレモン飲料を作成
した。尚、ここで用いたレモン香料は処方例1に従って
作成した。上記レモン飲料に実施例1乃至3のカキタン
ニンを15ppm添加したものと、無添加のものをそれ
ぞれガラス容器に充填し殺菌した。これらを40℃の恒
温槽中、14日間保管した。加熱虐待後のサンプルは習
熟したパネル8人を選んで官能評価を行った。香気変化
のない対照としては香味劣化抑制剤を添加していない冷
蔵(5℃)保管のレモン飲料を使用し、香気の劣化度合
いを評価した。その結果は表1のとおりである。なお、
表1中の評価の点数は、下記の基準で採点(0〜4点)
した各パネルの平均点である。 (採点基準) 劣化臭*を非常に強く感じる:4点 劣化臭*を強く感じる :3点 劣化臭*を感じる :2点 劣化臭*を若干感じる :1点 劣化臭*を感じない :0点 *薬品臭およびアセトフェノン様の臭い
【0027】 (表1) レモン飲料の加熱虐待試験 添加量(ppm) 官能評価平均点 無添加冷蔵保管品 − 0.3 無添加加熱虐待品 − 3.9 実施例1のカキタンニン添加加熱虐待品 15 0.5 実施例2のカキタンニン添加加熱虐待品 15 0.6 実施例3のカキタンニン添加加熱虐待品 15 0.8 アスコルビン酸添加加熱虐待品 100 3.4
【0028】表1から明らかなように、実施例1乃至3
のカキタンニンからなる香味劣化抑制剤を添加すること
により、レモン飲料の劣化臭である薬品臭およびアセト
フェノン様の臭いの発生を顕著に抑制した。その効果は
一般に広く使用されている抗酸化剤のアスコルビン酸よ
りも高く且つ少量の添加量で劣化抑制効果を示した。
【0029】〔試験例2〕(レモン飲料の光虐待試験) グラニュー糖5g、クエン酸0.1g、レモン香料0.
1g及び水にて全量100gに調製しレモン飲料を作成
した。尚、ここで用いたレモン香料は処方例1に従って
作成した。これに上記実施例1乃至3いずれかのカキタ
ンニンを5ppm添加したものと、無添加のものをそれ
ぞれガラス容器に充填し殺菌した。これらを光安定性試
験器(東京理化器械株式会社製「LST−300型」)
を用いて光照射を行なった。照射条件は、15000ル
クス(白色蛍光ランプ40W×15本)、5日間、温度
は10℃である。光照射を行なった後、習熟したパネル
8人を選んで官能評価を行った。そしてこの場合、対照
としては香味劣化抑制剤を添加していない蛍光灯未照射
(冷蔵保管)のレモン飲料を使用し、香味の変化(劣化
度合い)を評価した。その結果は表2のとおりである。
なお、表2中の評価の点数は、下記の基準で採点(0
〜4点)した各パネルの平均点である。 (採点基準) 劣化臭*を非常に強く感じる:4点 劣化臭*を強く感じる :3点 劣化臭*を感じる :2点 劣化臭*を若干感じる :1点 劣化臭*を感じない :0点 *グリーン、金属様の劣化臭
【0030】 (表2) レモン飲料の光虐待試験 添加量(ppm) 官能評価平均点 無添加遮光冷蔵保管品 − 0.4 無添加光虐待品 − 3.9 実施例1のカキタンニン添加光虐待品 5 1.2 実施例2のカキタンニン添加光虐待品 5 1.0 実施例3のカキタンニン添加光虐待品 5 1.5 アスコルビン酸添加光虐待品 100 2.8
【0031】表2から明らかなように、実施例1乃至3
のカキタンニンからなる香味劣化抑制剤を添加すること
により、レモン飲料の劣化臭であるグリーン、金属様の
臭いの発生を顕著に抑制した。その効果は一般に広く使
用されている抗酸化剤のアスコルビン酸よりも高く且つ
少量の添加量で劣化抑制効果を示した。
【0032】〔試験例3〕(殺菌乳酸菌飲料) 発酵乳原液(全固形分54%、無脂乳固形分4%)を水で
重量比5倍に希釈し、殺菌乳酸菌飲料を調製した。この
飲料100gに実施例1乃至3のカキタンニンを10p
pm添加したものと、添加しないものをそれぞれガラス
容器に充填し70℃、10分間殺菌した。それらを光安定性
試験器にて光照射を行なった後(15000ルクス、1
0℃、12時間)、習熟したパネル10人を選んで官能
評価を行った。そして、この場合、対照としてはカキタ
ンニンを添加していない蛍光灯未照射、冷蔵(5℃)保
管の殺菌乳酸菌飲料を使用し、香味の変化(劣化)度合
いを評価した。その結果は表3のとおりである。なお、
表3中の評価の点数は、下記の基準で採点(0〜4点)
した各パネルの平均点である。 (採点基準) 劣化臭*を非常に強く感じる:4点 劣化臭*を強く感じる :3点 劣化臭*を感じる :2点 劣化臭*を若干感じる :1点 劣化臭*を感じない :0点 * 漬物様の臭い
【0033】 (表3) 殺菌乳酸菌飲料の光虐待試験 添加量(ppm) 官能評価平均点 無添加遮光冷蔵保管品 − 0.3 無添加光虐待品 − 3.8 実施例1のカキタンニン添加光虐待品 10 0.8 実施例2のカキタンニン添加光虐待品 10 0.5 実施例3のカキタンニン添加光虐待品 10 0.6 アスコルビン酸添加光虐待品 100 2.3
【0034】表3から明らかなように、実施例1乃至3
のカキタンニンからなる香味劣化抑制剤を添加すること
により、殺菌乳酸菌飲料の劣化臭である漬物様の臭いの
発生を顕著に抑制した。その効果は一般に広く使用され
ている抗酸化剤のアスコルビン酸よりも高く且つ少量の
添加量で劣化抑制効果を示した。
【0035】〔試験例4〕(フライ麺) 薄力粉300g、強力粉300g、食塩12gをよく混
合した後、混練機を用いて、かんすい8.8g、水22
9.2g、実施例1乃至3のカキタンニンを1重量%含
有する溶液(50重量%エタノール水溶液)0.3gを
添加し10分間混和した。室温で10分間放置した後、
ローラーで麺厚0.5mmに伸ばし、パスタマシーンで麺
幅2mmに調製した。調製麺を2分間蒸した後、冷却し、
60gづつ計り取り、140℃、90秒間フライしてフ
ライ麺を作成した。フライ麺60gをプラスチック容器
に入れ蓋をした後、50℃の恒温槽中、28日間保管し
た。加熱虐待後のサンプルに熱湯300mlを加え3分
後、習熟したパネル8人を選んで官能評価を行った。そ
してこの場合、香味変化のない対照としてはカキタンニ
ンを添加していない冷蔵(5℃)保管のフライ麺を使用
し、香味の劣化度合いを評価した。その結果は表4のと
おりである。なお、表4中の評価の点数は、下記の基準
で採点(0〜4点)した各パネルの平均点である。 (採点基準) 劣化臭*を非常に強く感じる:4点 劣化臭*を強く感じる :3点 劣化臭*を感じる :2点 劣化臭*を若干感じる :1点 劣化臭*を感じない :0点 * 脂くさいアルデヒド様の臭い
【0036】 (表4) フライ麺の加熱虐待試験 添加量(ppm) 官能評価平均点 無添加冷蔵保管品 − 0.4 無添加加熱虐待品 − 3.8 実施例1のカキタンニン添加加熱虐待品 10 2.0 実施例2のカキタンニン添加加熱虐待品 10 1.6 実施例3のカキタンニン添加加熱虐待品 10 2.1 トコフェロール添加加熱虐待品 10 3.3 トコフェロール添加加熱虐待品 1000 2.1
【0037】表4から明らかなように、実施例1乃至3
のカキタンニンからなる香味劣化抑制剤を添加すること
により、脂くさいアルデヒド様の臭いの発生を顕著に抑
制した。油脂の抗酸化剤として一般的に使用されている
トコフェロールでは、同様の効果を得るには添加量が1
000ppm必要であったが、上記抽出物では少量の添
加量で劣化抑制効果を示した。
【0038】〔実施例4〕(ミルクプリン) 全脂加糖練乳15g、果糖ぶどう糖液糖3gを蒸留水に
溶解し、予め蒸留水に分散させていた全脂粉乳2g、脱
脂粉乳1gを加え加熱し40℃付近になったときに、上
白糖3.5g、安定剤0.7g、乳化剤0.02g、実
施例3のカキタンニンを1重量%含有する溶液(50重
量%エタノール溶液)0.1gを加え80℃まで加温し
た。コーンスターチ0.3gを加えた後、殺菌した(8
0℃、15分間)。熱水を加えて100gに重量調整し
た後、クリアミックスにて乳化した。香料0.03gを
加え、撹拌した後、ガラス容器に充填し完成した。
【0039】〔実施例5〕(ミルクティー) 紅茶葉8gを少量の重曹を添加した蒸留水200gにて
熱水抽出した(80℃、5分間)。茶葉を濾過除去した
後、グラニュー糖70g、牛乳120g、乳化剤0.3
g、蒸留水800gを添加し、乳化した。香料0.5
g、および実施例2のカキタンニンを1重量%含有する
溶液(50重量%エタノール溶液)1.2gを添加し、
スチール容器に充填後、殺菌(123℃、20分間)し完
成した。
【0040】〔実施例6〕(揚げ蒲鉾) 砂糖5.5g、グルタミン酸ナトリウム0.75g、
バレイショ澱粉15gを混合後、実施例1のカキタンニ
ンを1重量%含有する溶液(50重量%エタノール溶
液)0.01g、水を20gを添加し、充分に分散させ
た。 冷凍すり身1級品100gを約3cm角に切り、フー
ドカッターに入れ約5分間空摺りした。 食塩3g、氷水20gを交互に3回に分け添加し、合
計10分間フードカッターにて塩摺りをした。 前記工程で得られたものを上記すり身に添加しフ
ードカッターにて混合し本摺りを行なった。 香料0.5gを添加し充分に練り上げた。 ラップに上記すり身を包み、40℃の恒温層にて6
0分間保管(座り)した。 85〜90℃で30分間蒸した。 約1cm幅に切り170〜180℃で、サラダ油で約
2分間揚げて完成した。
【0041】〔実施例7〕(サラダドレッシング) サラダオイル40g、卵黄2g、酢15g、果糖ブドウ
糖液糖5g、食塩3g、調味料0.8g、キサンタンガ
ム0.2g、香辛料0.05g、水33.65g、実施
例2のカキタンニンを1重量%含有する溶液(50重量
%エタノール溶液)0.3gを混合し2分間よく撹拌し
完成した。
【0042】〔実施例8〕(アイスクリーム) 砂糖15g、乳化安定剤0.6gを混合しよく混ぜ
た。 水66.1gに脱脂粉乳8.4g、実施例1のカキ
タンニンを1重量%含有する溶液(50重量%エタノー
ル溶液)0.3gを添加し分散させた。 上記で得られたものを40℃まで加熱し、上記
で得られたものを加え85℃まで撹拌した。 無塩バター9.6gを上記で得られたものに添加
し85℃で15分間加熱殺菌した。 ホモミキサーを用いて10000回転で5分間乳化
した。 5℃まで冷却し12時間冷蔵庫で保管した。 香料0.2gを添加し30分フリージングした。 カップに移し−20℃に冷却し完成した。
【0043】〔実施例9〕(キャンディー) 水飴141g、グラニュー糖180g、水60gを混合
した後、155℃まで加熱した。その後、120℃まで
冷却し、クエン酸6g、シトラス香料0.6g、実施例
3のカキタンニンを1重量%含有する溶液(50重量%
エタノール溶液)0.15gを添加し、成形、冷却後完
成した。
【0044】〔実施例10〕(ガム) ガムベース50gに香料0.5g、実施例2のカキタン
ニンを1重量%含有する溶液(50重量%エタノール溶
液)0.1gを添加し、ニーダーを使用して練り、成形
後完成した。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る香味劣化抑制剤を食品に使
用することにより、光、熱、酸素等、特に蛍光灯照射と
加熱による香味の劣化を効果的に抑制することができ
る。また、以前から食用等に供されてきた植物に由来す
るため安全性が高く、しかも少量の使用で十分な効果を
奏するので、食品本来の香味に影響を与えることもな
い。さらに、原材料は市場で安価且つ容易に入手できる
ので経済的にも優れている。 従って、本発明に係る香
味劣化抑制剤を使用することにより、製造、流通、保管
時において長期間香味変化のない、高品質の食品を提供
することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4B035 LC01 LG04 LK19 4B047 LB02 LF07 LF08 LF09 LF10 LG06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カキノキ科カキノキ属植物の果実又は未熟
    果由来のタンニン又は該タンニン精製物を含有すること
    を特徴とする食品の香味劣化抑制剤。
  2. 【請求項2】カキノキ科カキノキ属植物がカキ(Dio
    spyros kaki)、マメガキ(Diospyr
    os lotus)、アブラガキ(Diospyros
    oleifera)、アメリカガキ(Diospyro
    s virginiana)、ケガキ(Diospyr
    os discolor)又はこれらの変種である請求
    項1記載の香味劣化抑制剤。
  3. 【請求項3】食品に、カキノキ科カキノキ属植物の果実
    又は未熟果由来のタンニン又は該タンニン精製物を0.
    01〜500ppm配合することを特徴とする食品の香
    味の劣化抑制方法。
  4. 【請求項4】カキノキ科カキノキ属植物がカキ(Dio
    spyros kaki)、マメガキ(Diospyr
    os lotus)、アブラガキ(Diospyros
    oleifera)、アメリカガキ(Diospyro
    s virginiana)、ケガキ(Diospyr
    os discolor)又はこれらの変種である請求
    項3記載の香味の劣化抑制方法。
  5. 【請求項5】食品がシトラール含有食品である請求項1
    又は2記載の香味劣化抑制剤
  6. 【請求項6】食品がシトラール含有食品である請求項3
    又は4記載の香味の劣化抑制方法。
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