JP2003079311A - 野菜類の保存方法 - Google Patents

野菜類の保存方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】野菜類の風味劣化や色調変化を防止して、
長期にわたって保存する方法の提供。 【解決手段】野菜類を、内側より熱可塑性樹脂からなる
シーラント層、脱酸素剤を配合した熱可塑性樹脂組成物
からなる酸素吸収層、及びガスバリア性物質からなるバ
リア層からなる酸素吸収多層フィルムを少なくとも一部
に使用してなる酸素吸収性容器にて密封する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、密封された野菜類
の風味劣化や色調変化を防止して、野菜類を長期にわた
って保存する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】グリンピース、アスパラガス、コーン、
大豆、ほうれん草、人参等の野菜を缶詰として、金属缶
に充填し、保存する技術があるが、缶詰等の金属缶は、
廃棄物処理の問題や包装容器の軽量化からバリア性袋
や、バリア性トレーなどの容器への移管が行われてい
る。また、金属缶は、金属成分が内容物中に溶け出す問
題もある。 【0003】しかし、通常のバリア性袋等のバリア性容
器で野菜類を保存した場合、いかにガス置換操作を行っ
ても、包装容器内に残存する微量酸素又は野菜とともに
充填されるシラップ内に溶存する微量酸素により、野菜
の風味低下・褐変が生じることは避けがたい。 【0004】一方、食品の保存性向上や風味変化を防止
する方法として、脱酸素剤を用いる包装技術があり、様
々な食品で利用されている。脱酸素剤包装技術は、保存
すべき食品を被包した包装容器内を脱酸素剤を用いて嫌
気状態に保つことにより、酸素の存在に起因する食品の
品質劣化を防止する技術である。近年、脱酸素包装技術
の一つとして、熱可塑性樹脂に酸素吸収剤を配合した酸
素吸収性樹脂組成物からなる酸素吸収層を配した多層材
料で容器を構成し、容器のガスバリア性の向上を図ると
共に、容器自体に酸素吸収機能を付与した包装容器の開
発が行われている。これらのうち、総厚みの薄い酸素吸
収性多層体、いわゆる酸素吸収性多層フィルムは、ヒー
トシール層、酸素吸収剤を分散した熱可塑性樹脂層であ
る酸素吸収層及びガスバリア層が積層してなる多層フィ
ルムであり、容器外部からの酸素透過を防ぐ機能に容器
内の酸素を吸収する機能を付加したものとして利用さ
れ、押し出しラミネートや共押し出しラミネート、ドラ
イラミネート等の従来公知の製造方法を利用して製造さ
れている。 【0005】 【本発明が解決しようとする課題】本発明は、金属缶か
らの代替えを図り、野菜の風味、食感、色調を損なわ
ず、野菜を長期間保存できる方法を提供することを目的
とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、野菜の風
味・食感・色調を保持して保存性を向上させる方法につ
いて鋭意研究を行った結果、本発明を完成させた。すな
わち、本発明は、野菜類を、内側より熱可塑性樹脂から
なるシーラント層、脱酸素剤を配合した熱可塑性樹脂組
成物からなる酸素吸収層、及びガスバリア性物質からな
るバリア層からなる酸素吸収多層フィルムを少なくとも
一部に使用してなる酸素吸収性容器に密封することを特
徴とする野菜類の保存方法である。 【0007】本発明でいう野菜類としては、制限はな
く、ピーマン、ほうれんそう、小松菜、アスパラガス、
人参、大根、たけのこ、なす、ねぎ、にんにく、らっき
ょ、白菜、もやし、キャベツ、ニラ、かぼちゃ、たまね
ぎ、ブロコリー、レンコン、グリンピース、とうもろこ
し、大豆、きのこ、じゃがいも、さつまいも、しいた
け、トマト等が挙げられる。野菜と調味液その他の食材
との混合物でも差し支えない。 【0008】本発明においては、野菜類を、内側より熱
可塑性樹脂からなるシーラント層、脱酸素剤を配合した
熱可塑性樹脂組成物からなる酸素吸収層、及びガスバリ
ア性物質からなるバリア層からなる酸素吸収多層フィル
ムを少なくとも一部に使用してなる酸素吸収性容器に密
封する。 【0009】本発明の酸素吸収性多層フィルムを構成す
るシーラント層は、本発明の酸素吸収性多層フィルムを
包装容器の一部または全部に利用した際にシーラントと
なる部分であり、また収納物品と酸素吸収層を隔離する
隔離層としての役割や、包装容器内の酸素が酸素吸収層
中の酸素吸収剤に速やかに吸収されるために効率良く酸
素透過する酸素透過層としての役割を有する。 【0010】本発明の酸素吸収性多層フィルムを構成す
るシーラント層には前述の役割を果たすことが可能な、
酸素透過性を有する熱可塑性樹脂であれば、制限するこ
となく使用することができる。例えば、低密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレ
ン、メタロセン触媒によるポリエチレン等の各種ポリエ
チレン類、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ
ー、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−
アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メ
タクリル酸メチル共重合体、プロピレンホモポリマー、
プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−
エチレンランダム共重合体、メタロセン触媒によるポリ
プロピレン等の各種ポリプロピレン類、ポリメチルペン
テン、熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらを単
独で、または組み合わせて使用することができる。 【0011】これらの中でも、特にプロピレンホモポリ
マー、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピ
レン−エチレンランダム共重合体等のポリプロピレン
類、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
超低密度ポリエチレン、メタロセン触媒によるポリエチ
レン等の各種ポリエチレン類が好ましい。 【0012】シーラント層には酸化チタン等の着色顔
料、酸化防止剤、スリップ剤、帯電防止剤、安定剤等の
添加剤、炭酸カルシウム、クレー、マイカ、シリカ等の
充填剤、消臭剤等を添加しても良い。 【0013】本発明の酸素吸収性多層フィルムを構成す
るヒートシール層の膜厚は、10〜100μmであるこ
とが好ましく、20〜60μmであればより好ましい。
ヒートシール層の膜厚が10μmより薄いと酸素吸収層
の酸素吸収剤が表面に露出したり、ヒートシール強度が
低下するため好ましくない。また、ヒートシール層の膜
厚が100μmより厚いと、積層が困難になったり、ま
た酸素透過性が低下してフィルムの酸素吸収性能が低下
したり、さらにコストに問題があるため好ましくない。 【0014】本発明の酸素吸収性多層フィルムを構成す
る酸素吸収層は、熱可塑性樹脂中に脱酸素剤を分散して
なるものである。酸素吸収層は、容器内又は収納物品中
に溶存する酸素を吸収する役割、また、バリア層外部か
ら侵入する微量の酸素を吸収して容器内部への酸素透過
を防ぐ役割を有する。 【0015】本発明の酸素吸収層を構成する熱可塑性樹
脂は、前述のヒートシール層に用いる樹脂として挙げた
ものと同様の樹脂が使用されるが、ヒートシール層との
相溶性を考慮して適宜選択される。 【0016】本発明の酸素吸収性多層フィルムを構成す
る酸素吸収層に分散される脱酸素剤としては、鉄粉及び
ハロゲン化金属からなる鉄系酸素吸収剤組成物が好まし
く用いられる。鉄系酸素吸収剤組成物の主剤である鉄粉
としては、酸素吸収反応を起こしうるものであれば純度
等には特に制限することなく使用でき、例えば、表面の
一部が既に酸化していても良く、他の金属を含有するも
のであっても良い。また、鉄粉は粒状のものが好まし
く、例えば、還元鉄粉、噴霧鉄粉、電解鉄粉等の鉄粉、
鋳鉄、鋼材等の各種鉄の粉砕物や研削品等が用いられ
る。その平均粒径は、取り扱い性や、酸素吸収層の膜厚
を薄くすること、及びフィルム外観に現れる酸素吸収剤
の凹凸をできるだけ小さくすることを考慮し、1〜10
0μmの範囲とすることが好ましく、特に1〜80μm
の範囲とすることが好ましい。 【0017】鉄系酸素吸収剤の助剤であるハロゲン化金
属としては、例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属の塩化物、臭化物又はヨウ化物が用いられ、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム
またはバリウムの塩化物又はヨウ化物が好ましく用いら
れる。ハロゲン化金属の配合量は、鉄粉100重量部当
たり0.1〜20重量部が好ましく、特に0.1〜5重
量部が好ましい。 【0018】ハロゲン化金属は、鉄粉に付着して容易に
分離しないよう、予め混合して添加することが好まし
い。例えば、ボールミル、スピードミル等を用いてハロ
ゲン化金属と鉄粉を混合する方法、鉄粉表面の凹凸部に
ハロゲン化金属を埋め込む方法、バインダーを用いてハ
ロゲン化金属を鉄粉表面に付着させる方法、ハロゲン化
金属水溶液と鉄粉を混合した後乾燥して鉄粉表面にハロ
ゲン化金属を付着させる方法等を採ることができる。好
ましい酸素吸収剤は、鉄粉とハロゲン化金属を含む鉄粉
系組成物であり、特に好ましくは、鉄粉にハロゲン化金
属を付着させたハロゲン化金属被覆鉄粉組成物である。 【0019】本発明の酸素吸収性多層フィルムを構成す
る酸素吸収層中における酸素吸収剤の配合量は10〜7
0重量%の範囲とすることが好ましく、10〜60重量
%の範囲がより好ましい。酸素吸収剤の配合量が10重
量%より低いと、酸素吸収能力が不十分であり好ましく
なく、70重量%より高いと、酸素吸収層を製膜するこ
とが困難であるため好ましくない。 【0020】本発明の酸素吸収性多層フィルムを構成す
る酸素吸収層の膜厚は、構成材料によらず、20〜10
0μmの範囲とすることが好ましく、特に好ましくは3
0〜80μmの範囲である。酸素吸収層の膜厚が20μ
mより薄いと、製膜が困難となったり、フィルム単位面
積当たりの酸素吸収剤量が少なくなり、十分な酸素吸収
性能が得られなくなる。また、100μmより厚いと、
フィルム総厚みが厚くなり、取り扱い性に不便を生じる
場合があったり、コストに問題が生じる。 【0021】また、本発明の酸素吸収層には、必要に応
じて、酸化チタン等の着色顔料、酸化防止剤、スリップ
剤、帯電防止剤、安定剤等の各種添加剤、クレー、マイ
カ、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バ
リウム等の充填剤、消臭剤、活性炭やゼオライト等の吸
着剤、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等の消泡剤等
を添加しても良い。 【0022】本発明において、ガスバリア層には、包装
容器とした場合に容器外部から侵入する酸素を遮断する
層であり、例えば、アルミ箔等の金属箔、ポリ塩化ビニ
リデン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ナイ
ロン6、ナイロン6,6、ナイロンMXD6、ポリエチ
レンテレフタレート等のガスバリアー性樹脂、アルミニ
ウム蒸着フィルムやシリカ蒸着フィルム等の蒸着フィル
ム等を単独又は組合せて用いることができる。 【0023】本発明の酸素吸収性容器を構成する酸素吸
収多層フィルムは、内側より熱可塑性樹脂からなるシー
ラント層、熱可塑性樹脂に脱酸素剤が配合された酸素吸
収層、及びガスバリア性物質からなるバリア層の少なく
とも3層からなるが、その他の層を付加することは差し
支えない。 【0024】例えば、ガスバリア層の破損やピンホール
を防ぐために、バリア層の外側に熱可塑性樹脂からなる
保護層を設けることが好ましい。保護層に用いる樹脂と
しては、例えば、高密度ポリエチレン等のポリエチレン
類、プロピレンホモポリマー、プロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合
体等のポリプロピレン類、ナイロン6、ナイロン6,6
等のポリアミド類、さらに、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル類およびこれらの組合せが挙げられ
る。 【0025】野菜類は、少なくとも内側より熱可塑性樹
脂からなるシーラント層、熱可塑性樹脂に酸素吸収剤を
分散した酸素吸収層及びガスバリア性物質からなるバリ
ア層からなる酸素吸収多層フィルムを少なくとも一部に
使用してなる酸素吸収性容器に密封し、これを保存す
る。 【0026】当該酸素吸収性容器としては、全体が前記
酸素吸収多層フィルムからなる容器でもよいが、片面が
前記酸素吸収多層フィルムで片面が一般のガスバリア性
フィルムからなる容器等、ガスバリア性容器の一部に前
記酸素吸収多層フィルムが使用された酸素吸収性容器で
も良い。また、容器の形状に制限はなく、トレイ状、カ
ップ状、袋状、自立袋状が挙げられる。酸素吸収多層フ
ィルムの形状にも制限はなく、トレイ状、カップ状、蓋
状、栓状、ライナー状が挙げられる。 【0027】酸素吸収性容器への野菜の充填は、缶詰又
は袋詰の製造方法として公知の方法が使用できる。容器
への野菜の充填後、ボイル殺菌、レトルト殺菌、電子レ
ンジ加熱殺菌、紫外線殺菌又は放射線殺菌を行うことも
できる。本発明にて保存された野菜類は冷凍、冷蔵等の
低温保存することなく。缶詰等の金属缶と同様に常温に
て流通することができる。 【0028】 【実施例】本発明を実施例に沿ってさらに詳しく説明す
る。尚、本発明は実施例に必ずしも限定されない。 【0029】[実施例1]平均粒径30μmの鉄粉10
00kgを加熱ジャケット付き真空乾燥機中に投入し、
10mmHgの減圧下140℃で混合しつつ、塩化カル
シウム50重量%水溶液50kgを噴霧し、乾燥した
後、篩い分けし粗粒を除き、平均粒径30μmの鉄系酸
素吸収剤を得た。次に、ベント付き二軸押出機を用い
て、エチレン−プロピレンランダム共重合体(チッソ
(株)製、商品名F8090)を押出しながら、サイドフ
ィードにて鉄系酸素吸収剤及び酸化カルシウムを供給
し、ポリエチレン:鉄系酸素吸収剤:酸化カルシウム=
58:40:2重量比となるように、混練し、ストラン
ドダイから押し出した後、冷却、ペレタイザーにてペレ
ット化し、酸素吸収性樹脂組成物Aを得た。 【0030】次いで、2台の単軸押出機、Tダイ、冷却
ロール及びスリッター及び巻取機からなるタンデム押出
ラミネーター装置を用い、繰り出される無延伸ポリプロ
ピレンフィルム60μm(東レ合成(株)製、商品名ZK
93FM)に酸素吸収層として、酸素吸収樹脂組成物A
を厚さ30μmで押出ラミネートし、酸素吸収層面をコ
ロナ放電処理したラミネートフィルムを得た。酸素吸収
層面に厚さ7μmのアルミ箔、厚さ15μmのナイロン
フィルム及び厚さ12μmのPETフィルムを順次ドラ
イラミネートし、酸素吸収フィルムを得た。得られた酸
素吸収多層フィルムの構成は、無延伸ポリプロピレン5
0μm/酸素吸収層30μm/アルミ箔7μm/ナイロ
ン15μm/PET12μmとなる。 【0031】前記酸素吸収多層フィルムのシーラント層
面同士をヒートシールし、150mm×200mmの三
方シールした酸素吸収性袋を作製した。 【0032】作製した袋に、アスパラガス100gと水
50gを密封し、105℃で40分間加熱した後、25
℃下に保存した。保存30日目にアスパラガスの色調、
風味の評価を行った。その結果、アスパラガスの色調、
風味が良好に保持されていた。 【0033】[比較例1]実施例1の酸素吸収層のない
フィルム袋を用いた以外は実施例1と同様とした。その
結果、アスパラガスは、褐変し、風味が低下していた。 【0034】[実施例2]実施例1で作製した酸素吸収
フィルムを一方の面に用い、他方の面にアルミナ蒸着ポ
リエチレンテレフタレートフィルム12μm/ナイロン
15μm/無延伸ポリプロピレン70μmからなる透明
バリアフィルムを用いて作成した袋に、生の刻んだ人
参、白菜、椎茸、タマネギ及びグリンピースを含んだ八
宝菜の具材100gと水100gを充填した以外は実施
例1と同様にして加熱、保存した。保存30日目に各野
菜の色調、風味評価を行った。その結果、人参、白菜、
椎茸、タマネギ、グリンピースの色調、風味は良好に保
持されていた。 【0035】 【発明の効果】本発明の方法によれば、野菜類を酸素吸
収フィルムからなる袋に充填して、野菜類の風味・色調
が低下することの防止を果たす。しかも、金属缶から代
替えして、容器の軽量化、廃棄物・不燃物の削減を可能
とする。本発明の方法は、特殊な装置、機器を必要とせ
ず、低コストで安全かつ簡易に、充填した野菜類の賞味
期間を著しく延長できる。
フロントページの続き (72)発明者 伊東 芳樹 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 (72)発明者 岡田 聡史 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 Fターム(参考) 3E067 AA03 AB01 AB08 AB09 AB28 BA02A BA07A BA10A BA12A BA15A BB14A BB15A BB16A BB22A BB25A BB26A BC02A BC07A CA04 CA06 CA21 CA30 EA06 EE25 EE32 EE36 EE48 FB12 FC01 GB13 GB15 GC01 GC02 GD02 4B069 AB03 KA02 KC08 KC09 KC12 KC14 KD08

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】野菜類を、内側より熱可塑性樹脂からなる
    シーラント層、脱酸素剤を配合した熱可塑性樹脂組成物
    からなる酸素吸収層、及びガスバリア性物質からなるバ
    リア層からなる酸素吸収多層フィルムを少なくとも一部
    に使用してなる酸素吸収性容器に密封することを特徴と
    する野菜類の保存方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103651776A (zh) * 2012-09-07 2014-03-26 李爱国 一种水生蔬菜原态保鲜方法
CN104381421A (zh) * 2014-12-17 2015-03-04 赵永贵 一种无人工添加剂蒸煮生产豌豆软罐头的方法

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