JP2003078654A - 緊急情報通報システムおよび緊急情報通報システムを利用する装置およびその方法、および移動物体 - Google Patents

緊急情報通報システムおよび緊急情報通報システムを利用する装置およびその方法、および移動物体

Info

Publication number
JP2003078654A
JP2003078654A JP2002042405A JP2002042405A JP2003078654A JP 2003078654 A JP2003078654 A JP 2003078654A JP 2002042405 A JP2002042405 A JP 2002042405A JP 2002042405 A JP2002042405 A JP 2002042405A JP 2003078654 A JP2003078654 A JP 2003078654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
moving object
signal
emergency
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002042405A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Hatae
保彦 波多江
Shuji Usui
修司 臼井
Yoshifumi Nakamura
宜文 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2002042405A priority Critical patent/JP2003078654A/ja
Publication of JP2003078654A publication Critical patent/JP2003078654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通報システムにおいて、緊急通報センタから
の事故状況質問等の呼びかけに対して事故車側の運転者
が応答できない程の重大な事故であっても、救急・救命
効果を高めることができる。 【解決手段】 移動物体の一部と移動物体の周囲を撮影
する撮像装置1429、1430と、移動物体1433
に加わる衝撃を検出する衝撃センサ1401と、その検
出結果に応じて衝撃検出時の前後の映像信号を記録保持
する記録装置とを有し、救急通報センタへその保持され
た映像信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急情報通報シス
テム(緊急通報システム)、例えば、自動車のような移
動物体の運行に係わる交通事故緊急通報システムに関す
るもので、自動車に何らかの障害、例えば、自動車の運
転者が応答不能な事故が発生した場合であっても、その
障害の発生を画像情報を伝送することでもって迅速且つ
障害内容を的確にセンタ局へ通報することで、そのセン
タ局が、最適な緊急自動車等による救援隊を派遣するた
めの、より迅速な手配を行うことを可能にし、より効果
的な救急・救命を実現可能とするための技術に関する。
【0002】また、本発明は、携帯電話あるいは携帯電
話所持者あるいは携帯電話を搭載した自動車に何らかの
障害、例えば、衝突による衝撃や火災発生による加熱や
温度上昇、あるいは、気温低下等による車内温度低下が
発生した場合に、その携帯電話の通信機能を一部制限す
るようにした携帯端末すなわち携帯電話、および、携帯
電話用の無線通信システムの改良に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の技術を用いた緊急情報通報装置
(緊急通報装置)のブロック構成例を図7に示す。図8
は、図7に示した緊急通報装置を搭載した移動物体、例
えば自動車の外観を説明する図である。また、図9に従
来の技術を用いた緊急通報システムの構成例を示す。
【0004】図7において、1fは衝撃センサである。
この衝撃センサ1fは自動車先端に取り付けられてい
る。2はエアバッグ装置、3はGPS受信装置で、3a
はGPS受信装置3のアンテナである。
【0005】ここで、もし、衝撃センサ1fが衝撃を検
出すると、その検出結果によりエアバッグ装置2が作動
して自動車内の搭乗者の受ける衝撃を軽減し保護すると
共に、エアバッグ作動情報2aを出力する。一方、GP
S受信装置3からは、GPS装置による測位結果として
の自動車の位置情報・時刻情報3bが出力される。それ
らエアバッグ作動情報2aおよび位置情報・時刻情報3
bは緊急通報制御装置4へ伝達されて、検出された衝撃
を伴う事故の発生と、その事故発生時の自動車位置とを
通報するための通報信号4aが生成される。その通報信
号4aは携帯電話機5に供給され、携帯電話機5により
自動的に送信がなされて、図9に示すセンタ局、例え
ば、緊急情報センタ30’へ無線通信でもって、あるい
は通信ネットワーク32を介して通報される。
【0006】緊急情報センタ30’では、受信された通
報信号4aによって、自動車における事故の発生とその
位置とを確認し、さらに、携帯電話5を介して、搭乗
者、特に運転者から事故状況説明を受ける。そして、そ
れら確認内容や説明内容に基づいて、パトロールカー・
救急車・消防自動車・レッカー車等の中から事故現場に
派遣すべき緊急自動車を選定しその派遣を手配する。
【0007】ここで、もし、緊急情報センタ30’へ携
帯電話5を介して運転者からの応答が無くて事故状況説
明を受けられない場合は、「運転者の意識不明(意識障
害)が生じたなどの重大事故」が発生したと判断され
て、その判断によって、先ずパトロールカーの派遣が手
配される。そして、パトロールカーにより確認された事
故現地の状況に応じて、救急車・消防自動車・レッカー
車等の緊急自動車の派遣が手配される。
【0008】また、もしエアバッグ作動情報2aが出力
されなくても、運転者などが緊急通報スイッチ6を操作
することによって、エアバッグ作動情報2a出力時と同
様に緊急通報することが出来る。
【0009】このシステムの導入により、事故発生等の
緊急事態発生時に公衆電話や非常電話を探すことなく緊
急通報が可能となり、搭乗者の気が動転していたり、搭
乗者が見知らぬ場所であっても緊急情報センタ30’側
で迅速に事故位置特定が可能なので、救急・救命効果が
高まる。
【0010】また、特開平9−297838号公報で
は、例えば、上述のような衝撃を伴う事故が起こった結
果として損傷を受けた事故車の画像を撮像し、その撮像
画像を予め登録してあった損傷のない状態の自動車を撮
像した登録画像と比較して、その比較により得られた差
異を基にその損害に応じた損害保険の査定金額を算出す
るとした技術が記載されている。しかしながら、この技
術では、査定対象がただ一台の事故車の状況のみを基に
損害保険の査定金額を算出しているに過ぎず、例えば、
複数の車両が関係した事故であっては、双方の責任割合
が決まらないと査定金額が決まらないことになり、ただ
一台の損傷程度を撮像した画像であっては、その責任割
合を算出することはできない。
【0011】また、「NTTDoCoMoテクニカルジ
ャーナル」pp.18‐22,2000年10月1日発
行と、「ITS産業・経済2001」pp.54‐6
0,2001年5月1日発行には、携帯電話を使用して
自動車の事故発生時の緊急通報サービスの例が示されて
いる。米国特許第5,933,080には自動車からMa
yday Center(救難センタ)へ事故発生を通報すること
が示されている。特開平11−165661には、車両
の運転状態に関する情報を基地局に送信することが開示
されている。特開2000−205890には、事故発
生情報をコールセンタヘ通報することが開示されてい
る。特開2001−243579には、事故発生時に搭
乗者の情報を監視センタヘ通報することが開示されてい
る。これらの文献に記載の通報システムは、運転者や事
故車両に係わる識別情報(文字情報)を所定のステーシ
ョンヘ送信することは開示されているが、事故車から撮
影した事故前後の映像を記録して、その映像を緊急通報
センタに送信することについてはまったく開示されてい
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】人命に関わるような重
大な交通事故においては、事故発生から救急車到着まで
の時間が救急・救命効果を左右することは広く知られて
いる通りであり、従来の公衆電話や非常電話に依った通
報に比べると大幅に通報効果が改善された上述の通報シ
ステムにおいても、もし、事故自動車の運転者が応答不
能であるような重大事故であったとしたら、その重大事
故への迅速かつ最適な対応を行うことができない場合が
ある。
【0013】また、上述した特開平9−297838号
公報に記載された従来の技術では、査定対象がただ一台
の事故車の状況のみを基に損害保険の査定金額を算出し
ているに過ぎず、例えば、複数の車両が関係した事故で
あっては、双方の責任割合が決まらないと査定金額が決
まらないことになり、ただ一台の損傷程度を撮像した画
像であっては、その責任割合を算出することはできな
い。
【0014】本発明の第1の目的は、通報システムにお
いて、運転者が緊急情報センタからの事故状況質問の呼
びかけに応答できないほどの「重大事故」における救急
・救命効果をより高めることができるようにすることで
ある。さらに、本発明の第2の目的は、事故発生前後の
状況を迅速・的確に緊急情報センタ側で把握することに
よって、交通事故の発生原因を究明するための映像・音
声記録を取得できるようにすることである。
【0015】さらに、本発明の第3の目的は、事故発生
前後の状況を迅速・的確に損害保険会社側で把握するこ
とによって、交通事故の発生原因が即座に究明できるよ
うにすることである。
【0016】さらに、本発明の第4の目的は、事故発生
後の携帯電話の信用情報発信機能を一時的に制限するよ
うにして、携帯電話から送信される信用情報の確度(信
用度)をより高められるようにすることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記の
目的を達成する以下の緊急通報装置、事故情報解析シス
テム、損害保険業務を支援するための装置、緊急通報サ
ービスを行うための装置、移動物体、移動物体の事故に
関する損害保険業務を支援するための方法、事故発生時
に携帯端末装置を制御する方法および緊急通報システム
における通報方法が提供される。
【0018】本発明による移動物体の緊急通報装置は、
移動物体の一部と移動物体の周囲を撮影する撮像装置
と、移動物体に加わる衝撃を検出する衝撃センサと、前
記移動物体の所定部分における熱あるいは温度を検出す
る熱センサと、移動物体に作用する加速度を検出する加
速度センサと、手動スイッチとの少なくともいずれかか
らの出力に応じて、撮像装置で撮影した複数のフレーム
・イメージによる映像に係わる信号を記録する映像記録
装置と、記録装置に記録された映像信号を無線通信装置
を介して所定のステーションに送信するための信号を発
生する制御装置とを有する。
【0019】本発明による移動物体と通報センタとの間
の緊急通報システムにおいて、移動物体は、移動物体の
一部と移動物体の周囲を撮影する撮像装置と、移動物体
に加わる衝撃を検出する衝撃センサと、移動物体の所定
部分における熱あるいは温度を検出する熱センサと、移
動物体に作用する加速度を検出する加速度センサと、手
動スイッチとの少なくともいずれかからの出力に応じ
て、撮像装置で撮影した映像に係わる信号を記録する映
像記録装置と、記録装置に記録された映像信号を無線通
信装置を介して通報センタに送信するための信号を発生
する制御装置とを有し、通報センタは、外部と通信を行
う送受信装置を有し、通報センタと移動物体との間で通
信回線が確立された場合に、移動物体に対して映像信号
の送信を要求し、映像信号を受信し、警祭署、消防署、
警備会社、携帯電話会社、損害保険会社、ロードサービ
ス会社の少なくともいずれかに、送受信装置を介して移
動物体の事故発生を通報する。
【0020】本発明による事故が発生した移動物体から
送信された情報を解析するシステムは、移動物体に置か
れた撮像装置が撮影した映像情報と移動物体の運転状態
に関する情報を記録する記録装置と、記録装置から映像
情報のうちの1フレーム毎の映像情報を読み出す手段
と、読み出されたフレーム映像に対して輪郭検出を行う
手段と、得られた輪郭に応じて、その輪郭に囲まれるべ
き映像領域に関して他のフレームとの相関を演算する手
段と、相関の強さが所定の強さ以上である場合、映像領
域の中で、最大面積の映像領域に係わる物体が衝突した
ものと判定する手段とを有する。
【0021】本発明による事故が発生した移動物体が記
録している情報を通信ネットワークを介して受信して、
該情報を処理して損害保険業務を支援するための装置
は、通信ネットワークに接続される通信装置と、移動物
体に係わる損害保険契約に関する情報と、通信ネットワ
ークを介して通信装置で受信した情報を格納する記憶装
置と、前記受信した情報は移動物体から撮影された移動
物体の一部とその周囲の映像情報が含まれていて、通信
装置で受信した前記移動物体での事故発生通報に応じ
て、前記移動物体の障害保険契約に係わる情報を記憶装
置の情報を検索して読み出す検索装置と、通信装置で受
信した情報と、検索して読み出した情報とを表示する表
示装置とを有する。
【0022】本発明による事故が発生した移動物体が記
録している情報を通信ネットワークを介して受信して、
該情報を処理して緊急通報サービスを行うための装置
は、通信ネットワークに接続される通信装置と、緊急通
報サービスを受ける顧客との契約に関する情報と、通信
ネットワークを介して通信装置で受信した情報を格納す
る記憶装置と、受信した情報は移動物体から撮影された
移動物体の一部とその周囲の映像情報が含まれていて、
通信装置で受信した移動物体での事故発生通報に応じ
て、移動物体の障害保険契約に係わる情報を記憶装置の
情報を検索して読み出す検索装置と、通信装置で受信し
た情報と、検索して読み出した情報とを表示する表示装
置とを有し、契約に関する情報あるいは受信した情報に
従って、受信した情報を通信装置により通信ネットワー
クを介して別の機関に送信する送信装置とを有する。
【0023】本発明による移動物体は、移動物体の一部
と移動物体の周囲を撮影する撮像装置と、少なくとも移
動物体に加わる衝撃を検出する衝撃センサと、移動物体
の所定部分における熱あるいは温度を検出する熱センサ
と、移動物体に作用する加速度を検出する加速度センサ
と、手動スイッチとの少なくともいずれかからの出力に
応じて、前記撮像装置で撮影した映像に係わる信号を記
録する映像記録装置と、記録装置に記録された映像信号
を無線送信用信号として出力する制御装置とを有する。
【0024】本発明による通報センタと移動物体と損害
保険会社とが通信ネットワークで結ばれた通報システム
を利用して、損害保険会社において移動物体の事故に関
する損害保険業務を支援するための方法は、通信ネット
ワークを介して通報センタから移動物体の事故発生通報
と、移動物体から撮影された移動物体の一部とその周囲
の映像情報とを受信し、受信した情報に基づいて、警
察、消防、ロードサービス会社及び警傭会社の少なくと
もいずれかに事故の通報をするかどうか決定し、移動物
体の障害保険契約に係わる情報を記憶装置の情報を検索
して読み出して、受信した情報と、検索して読み出した
情報とに基づいて移動物体の事故に関する損害保険業務
を実行する。
【0025】本発明による通報センタと、携帯端末装置
が配置された移動物体と、該携帯端末装置の通信サービ
ス会社が通信ネットワークで結ばれた通報システムを利
用して、事故発生時に携帯端末装置を制御する方法は、
通信サービス会社が通信ネットワークを介して通報セン
タから移動物体の事故発生通報を受信し、事故発生通報
に応答して、移動物体に配置された携帯端末装置の記憶
装置に格納された携帯端末の所有者に係わる信用情報の
一部あるいは全部の読出しを禁止する制御信号を携帯端
末装置に送信する。
【0026】本発明による移動物体と通報センタとが通
信ネットワークで結ばれた緊急通報システムにおける通
報方法は、移動物体が、移動物体の一部と前記移動物体
の周囲を撮影し、移動物体に加わる衝撃を検出する衝撃
センサと、前記移動物体の所定部分における熱あるいは
温度を検出する熱センサと、移動物体に作用する加速度
を検出する加速度センサとの少なくともいずれかからの
出力が所定レベルであるか、あるいは手動スイッチの出
力に応じて、撮影した映像信号を記録装置に記録すると
ともに、通報センタを通信装置により呼び出し、通報セ
ンタは、移動物体からの呼び出しに応じて、通報センタ
と移動物体との間で通信回線を確立し、通信装置により
移動物体に対して映像信号の送信を要求し、移動物体
は、通報センタからの要求に応じて、記録装置に記録さ
れた映像信号を通信装置を介して通報センタに送信し、
通報センタは、映像信号を受信し、警察署、消防署、警
備会社、携帯電話会社、損害保険会社、ロードサービス
会社の少なくともいずれかに、送受信装置を介して移動
物体の事故発生を通報する。
【0027】本発明は、前記の課題を解決するために、
移動物体において、撮像装置(imagepickup device)と、
前記移動物体に加わる衝撃を検出する検出装置と、前記
撮像装置が撮像した映像信号を前記検出装置の検出結果
に応じて記録する記録装置とを有し、前記衝撃検出時点
に、あるいは、前記衝撃検出時点および少なくともその
時点以前の期間に、前記撮像装置により撮像された映像
信号を前記記録装置に保持するものである。
【0028】本発明の移動物体は、さらに、該移動物体
の運行状況や制動装置の制動動作状況をモニタする装置
を有し、該モニタ装置により得られた運行状況・制動動
作状況モニタ情報を前記保持された映像信号に関連づけ
て記録装置に記録するとしてもよい。
【0029】本発明の移動物体は、さらに、前記検出手
段の検出結果に応じて前記移動物体の搭乗者あるいは搭
載物を衝撃から保護する衝撃保護装置を有し、前記記録
装置は、前記衝撃保護装置の動作に応じて前記映像信号
を保持するとしてもよい。
【0030】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、移動物体と、該移動物体に相対して通信を行うセ
ンタ局とを備える通報システムにおいて、前記移動物体
は、撮像装置と、前記移動物体に加わる衝撃を検出する
検出装置と、前記撮像装置が撮像した映像信号を前記検
出装置の検出結果に応じて記録する記録装置とを有し、
前記衝撃検出時点に、あるいは、前記衝撃検出時点およ
び少なくともその時点以前の期間に、前記撮像装置によ
り撮像された映像信号を前記記録装置に保持し、該保持
された映像信号を前記センタ局へ送信するものである。
【0031】本発明の通報システムにおいて、前記撮像
装置は、前記移動物体の一部分と共に、該移動物体の周
囲の状況を撮像するとしてもよい。
【0032】また、本発明の通報システムにおいて、さ
らに、交通信号装置を備え、前記交通信号装置は、交通
信号制御に係わる制御情報を送信し、前記移動物体は、
前記交通信号装置から送信された前記制御情報を受信
し、該受信された前記制御情報を前記保持された映像信
号に関連づけて記録装置に記録し、該記録された前記制
御情報を前記保持された映像信号と共に前記センタ局へ
送信するとしてもよい。
【0033】また、本発明は、前記移動物体が該移動物
体の運行状況や制動装置の制動動作状況をモニタする装
置を有し、該モニタ装置により得られた運行状況・制動
動作状況モニタ情報を前記保持された映像信号に関連づ
けて記録装置に記録し、該記録されたモニタ情報を前記
保持された映像信号と共に前記センタ局へ送信するとし
てもよい。
【0034】また、本発明の通報システムにおいて、前
記移動物体はさらに、前記移動物体に搭乗する搭乗者の
状況を確認するためのセンサ装置を有し、該センサ装置
の出力結果に応じて前記記録装置に保持された映像信号
を前記センタ局へ送信するとしてもよい。
【0035】また、本発明は、さらに、前記交通信号装
置の信号指示により前記移動物体が制動するとなる所定
範囲の状況を撮像する第2の撮像装置を備え、前記第2
の撮像装置は、撮像した第2の映像信号を送信し、前記
移動物体は、前記第2の撮像装置から送信された前記第
2の映像信号を受信し、該受信された第2の映像信号を
前記保持された映像信号に関連づけて記録装置に記録
し、該記録された前記第2の映像信号を前記保持された
映像信号と共に前記センタ局へ送信するものである。
【0036】本発明の通報システムの移動物体はさら
に、前記移動物体周辺の音声を音声信号に変換する装置
を有し、該変換された音声信号を前記保持された映像信
号に関連づけて記録装置に記録し、該記録された前記音
声信号を前記保持された映像信号と共に前記センタ局へ
送信するとしてもよい。
【0037】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、移動物体での保持情報または/および生成情報を
受信して、該受信情報を処理する通報情報処理装置にお
いて、前記受信情報である映像情報から対象物体の撮像
領域を検出する撮像領域検出回路と、前記検出した撮像
領域ごとに対する対象物体間の相対関係を検出する相対
関係検出回路とを有するものである。
【0038】本発明の通報情報処理装置はさらに、前記
映像情報は、前記移動物体の一部を撮像した第1の撮像
領域を有し、該第1撮像領域に対する前記移動物体とそ
れ以外の撮像領域に対する対象物体間の相対関係を検出
するとしてもよい。
【0039】本発明の通報情報処理装置はさらに、前記
検出された相対関係の遷移経過を検出する経過検出回路
を有するとしてもよい。
【0040】また、本発明は上記の課題を解決するため
に、移動物体での保持情報または/および生成情報を受
信して、該受信情報を処理する通報情報処理装置におい
て、保険契約情報を記録するデータベースと、前記受信
情報を記録する記録装置と、前記データベースから前記
受信情報に係わる契約情報を検索する検索装置と、前記
検索された契約情報と前記受信情報とを表示する表示装
置とを有し、前記受信情報に係わる査定等の保険業務処
理の支援を行うものである。
【0041】本発明の通報情報処理装置はさらに、前記
受信情報は前記移動物体の一部を撮像した撮像領域を有
する映像情報を含むとしてもよい。
【0042】本発明の通報情報処理装置はさらに、前記
受信情報は、前記移動物体における検出情報、すなわ
ち、前記移動体で衝撃センサあるいは熱センサあるいは
温度センサのうち少なくともいずれか一つが検出する情
報であって、衝撃度あるいは熱量(熱検出量)あるいは
温度が所定値以上、あるいは温度が所定値以下であると
検出した情報を含むとしてもよい。
【0043】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、移動物体での保持情報または/および生成情報を
受信して、該受信情報を処理する通報情報処理装置にお
いて、通報業務処理契約情報を記録するデータベース
と、前記受信情報を記録する記録装置と、前記データベ
ースから前記受信情報に係わる契約情報を検索する検索
装置と、前記検索された契約情報と前記受信情報とを表
示する表示装置と、前記検索された契約情報あるいは前
記受信情報に応じて前記受信情報を別の通報情報処理装
置へ送信する送信装置とを有し、前記受信情報に係わる
通報業務処理の支援を行うものである。
【0044】本発明の通報情報処理装置はさらに、前記
受信情報は前記移動物体の一部を撮像した撮像領域を有
する映像情報を含むとしてもよい。
【0045】本発明の通報情報処理装置はさらに、前記
受信情報は、前記移動物体における検出情報、すなわ
ち、前記移動体で衝撃センサあるいは熱センサあるいは
温度センサのうち少なくともいずれか一つが検出する情
報であって、衝撃度あるいは熱量(熱検出量)あるいは
温度が所定値以上、あるいは温度が所定値以下であると
検出した情報を含むとしてもよい。
【0046】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、無線通信機能を有する携帯端末において、前記携
帯端末の通信ダイアル番号情報に係わる信用情報を保持
する記憶装置を有し、前記携帯端末が内蔵するかあるい
は前記携帯端末に接続する衝撃センサおよび熱センサお
よび温度センサの少なくともいずれか一つにより衝撃度
あるいは熱量(熱検出量)あるいは温度が所定値以上あ
るかあるいは温度が所定値以下であるかを検出したこと
を示す場合に、前記保持信用情報を出力する動作を行わ
ないようにするものである。
【0047】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、無線通信機能を有する携帯端末において、前記携
帯端末の通信ダイアル番号情報および該通信ダイアル番
号情報に係わる信用情報を保持する記憶装置を有し、前
記携帯端末が内蔵するかあるいは前記携帯端末に接続す
る衝撃センサおよび熱センサおよび温度センサの少なく
ともいずれか一つにより衝撃度あるいは熱量(熱検出
量)あるいは温度が所定値以上あるかあるいは温度が所
定値以下であるかを検出したことを示す場合に、前記検
出したことを示す情報と前記保持された通信ダイアル番
号情報とを送信するものである。
【0048】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、移動物体において、撮像装置と、前記移動物体に
加わる衝撃を検出する衝撃センサおよび前記移動物体の
所定部に加わる熱量を検出する熱センサおよび前記移動
物体の所定部の温度を検出する温度センサのうち少なく
ともいずれか一つの検出装置と、前記撮像装置で撮像さ
れた映像信号を前記いずれか一つの検出装置により検出
された信号に応じて記録する記録装置とを有し、前記記
録された映像信号を前記移動物体に係わる通報業務セン
タへ送信するものである。
【0049】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、GPS装置および無線通信機能を有する携帯端末
を備えた移動物体において、撮像装置と、前記移動物体
に加わる衝撃を検出する衝撃センサおよび前記移動物体
の所定部に加わる熱量を検出する熱センサおよび前記移
動物体の所定部の温度を検出する温度センサのうち少な
くともいずれか一つの検出装置と、前記撮像装置で撮像
された映像信号を前記いずれか一つの検出装置により所
定量以上検出されたことを示す信号に応じて記録する記
録装置と、前記移動物体に係わる通報業務センタの通信
ダイアル番号および前記携帯端末の通信ダイアル番号を
保持する記録装置と、前記移動物体の制動装置の制動動
作状態を検出するセンサと、前記移動物体が位置する近
辺の交通信号装置で生成された交通信号制御信号を受信
するための無線機とを有し、前記携帯端末が前記通報業
務センタの通信ダイアル番号をダイアルした後、前記携
帯端末が前記GPS装置によって得られた前記移動物体
位置情報、前記いずれか一つの検出装置により所定量以
上検出されたことを示す信号の情報、前記保持された携
帯端末の通信ダイアル番号情報、前記検出された前記制
動装置の制動動作状態情報、前記受信した交通信号制御
信号情報、および前記記録した映像信号を前記通報業務
センタへ送信するとしたものである。
【0050】また、本発明は、上記の課題を解決するた
めに、無線通信機能を有する携帯端末を用いた無線通信
システムにおいて、前記携帯端末の無線通信機能を制御
するための制御装置を有し、該制御装置が前記携帯端末
からの所定量以上の衝撃あるいは熱あるいは温度を検出
したことを示すセンサ信号情報と前記携帯端末が保持す
る通信ダイアル番号情報とを受信した場合に、前記携帯
端末から該携帯端末が保持する信用情報を出力しないよ
うに前記携帯端末の無線通信機能を制御するものであ
る。
【0051】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図を
用いて説明する。図1は移動物体、例えば自動車に搭載
された、本発明の緊急情報通信装置(緊急通信装置)の
ブロック構成例を示す図である。図2は、図1に示した
自動車の外観を説明する図である。また、図10に本発
明の通報システムの全体構成例を示す。
【0052】図1において、1401f、1401Rは
衝撃センサである。この衝撃センサ1401fは自動車
前部に取り付けられている。また、衝撃センサ1401
rは自動車後部に取り付けられている。1402はエア
バッグ装置、1420はGPS受信装置、1432はG
PS受信装置1420のアンテナである。
【0053】もし、衝撃センサ1401fが衝撃を検出
し、その衝撃度が所定値以上であるとするとエアバッグ
装置1402が作動し、搭乗者の受ける衝撃を軽減し保
護すると共に、エアバッグ作動情報2aを出力する。一
方、GPS受信装置1420からは、自動車の位置情報
・時刻情報3bが出力される。それらエアバッグ作動情
報2aおよび位置情報・時刻情報3bは緊急通報制御装
置4’へ伝達されて、検出された衝撃を伴う事故発生と
その事故発生時の自動車位置とを通報するための通報信
号4aが生成される。その通報信号4aは携帯電話機1
421に供給され、携帯電話機1421により自動的に
送信がなされて、図10に示すセンタ局、例えば、緊急
情報センタ(通報業務センタ)30へ通報される。
【0054】緊急情報センタ30では、受信された通報
信号4aによって、自動車における事故の発生とその位
置とを確認し、さらに、携帯電話1421を介して、搭
乗者、特に運転者から事故状況説明を受ける。そして、
それら確認内容や説明内容に基づいて、パトロールカー
・救急車・消防自動車・レッカー車等の中から事故現場
に派遣すべき緊急自動車を選定しその派遣を手配する。
以上の動作は、後部の衝撃センサ1401rが衝撃を検
出し、その検出結果により衝撃信号1raが出力され緊
急通報制御装置4’へ伝達された場合も同様な動作を行
う。
【0055】1429は撮像装置、例えば、テレビジョ
ンカメラ(TVカメラ)である。TVカメラ1429
は、自動車前面に取り付けられている。7f’はそのT
Vカメラ1429の視野を表している。また、1430
はTVカメラである。TVカメラ1430は、自動車後
面に取り付けられている。7r’はそのTVカメラ14
30の視野を表す。これら視野7f’、7r’の下辺に
は自らの自動車の一部が視野に入るように、それらTV
カメラの撮像方向がセットされているとしてもよい。そ
うすることで、自動車に発生した衝撃の原因が、その一
部を撮像した映像の様子からより詳しく確認することが
可能となる。TVカメラ1429、1430により自動
車前後をそれぞれ撮像して得られた映像信号7fa、7
raと、自動車内外の音声信号(図示せず)とは、それ
ぞれ循環記録装置1417に供給され記録される。
【0056】循環記録装置1417としては、所定の期
間、例えば20秒間分の所定の映像信号、音声信号、そ
の他、本発明に係わる信号情報の記録を可能とする。こ
の循環記録装置1417は、不揮発性メモリを用いると
してもよい。20秒間記録後は、より古い記録部分から
順次削除し、その削除された記録領域に新しい映像を記
録していく動作を繰り返すものとする。そして、エアバ
ッグ作動信号2aや衝撃信号1raに基づいて緊急通報
制御装置4’から送出される記録停止指令信号4bを受
信すると、循環記録装置1417は10秒後に繰り返し
記録動作を停止するものとする。
【0057】この停止動作によって、循環記録装置14
17にはエアバッグ作動信号2aや衝撃信号1raが緊
急通報制御装置4’に到来する10秒前から、その到来
の10秒後までの映像信号および音声信号が記録された
まま保持される。
【0058】循環記録装置1417は厳重に封印される
ことで、前記の動作によって得られた記録内容が改竄さ
れないようにしてもよい。また、一度記録停止指令信号
4bを受信すると新たな書込が出来なくなるように構成
してもよい。これによって、事故時の状況証拠が確実に
保存され、警察や保険会社の調査資料の作成に役立てる
データを提供できる。
【0059】緊急情報センタ30からの携帯電話142
1を介しての運転者への事故状況問い合わせに対して、
例えば11秒以上経過しても自動車1433の運転者か
らの応答が無い場合は、緊急情報センタ30側で、運転
者が意識不明であるなどの重大事故が発生したと判断さ
れる。そして、緊急情報センタ30側から自動車143
3へ、循環記録装置1417の記録内容を再生して送信
するように指示するための信号が送られる。自動車14
33では、その指示信号を携帯電話機1421によって
受信することで、緊急通報制御装置4’から循環記録装
置1417に再生指令信号4cが送出されて、その指令
信号4cによって循環記録装置1417に収録されてい
る映像・音声信号が出力される。循環記録装置1417
から出力された再生信号8faは、緊急通報制御装置
4’でGPS受信装置1420から得られる位置情報・
時刻情報3bが重畳され、携帯電話機1421に送出さ
れて緊急情報センタ30に送信される。なお、センタ3
0側からの指示信号の受信に依らないで、例えば、衝撃
検出してから所定時間経過後に、自動的に、循環記録装
置1417から出力された再生信号8faが緊急情報セ
ンタ30に送信されるとしてもよい。
【0060】緊急情報センタ30では、受信した映像信
号および音声信号を用いて事故現場の状況が判断され
る。そして、その判断の結果に応じて、パトロールカー
・救急車・消防自動車・レッカー車等から事故現場に派
遣すべき最適の緊急自動車を選定しその派遣を手配する
ことができる。
【0061】もし、エアバッグ作動信号2aや衝撃信号
1raが出力されなくても、運転者などが手動通報スイ
ッチ(ボタン)1416を操作することによってそれら
信号出力時と同様に通報することが出来る。また、緊急
情報センタ30の要求に応じて再生指令スイッチ8fb
を運転者などが操作することにより、循環記録装置14
17の再生信号8faを緊急情報センタ30へ送出する
ことも出来る。
【0062】また、TVカメラ1429、1430から
の映像信号と自動車内外の音声を録音して得られた音声
信号が、循環記録装置1417が再生状態にあるときモ
ニタ端子8fcから出力される。そのため、その端子に
接続されたモニタ(図示せず)のモニタ表示を見ること
でTVカメラ1429、1430の画角を確認したり、
携帯電話を介さずに自動車内で映像を得ることができ
る。
【0063】図1において、点線1412で囲った部分
は、車両に搭載しやすいように、一つのユニットあるい
はモジュールとして構成することができる。但し、場合
によっては、点線1412内の一つあるいはそれ以上の
ブロックを複数のユニットで構成することもできる。
【0064】図4は本発明の第2の実施例のブロック構
成を示す図で、図1と同一のものについては同一の参照
符号を付してある。図6の(A)と(B)は、本発明の
通報システムの一例における交通信号装置とその交通信
号装置に接続された撮像装置のブロック構成例を示す図
である。
【0065】図6の(A)と(B)において、9n,9
e,9w,9sは信号機である。その信号機9n,9
e,9w,9sは、交差点で交差する各道路上を走行し
ながらその交差点に接近する自動車に対して、例えば、
その自動車がその交差点の手前の所定地点で所定期間停
止するか否かの制動制御を行うための信号を表示できる
ようにする。図6の(B)は交差点とその交差点の信号
機9n,9e,9w,9sの配置と走行中の2台の自動
車1433、1381の様子の一例である。図6の
(B)においては、交差点は東西南北の各方向から延び
る道路が交差し、左側通行の場合を仮定している。9n
が北進する車両が交差点に進入して良いか否かを指示す
る信号機で、信号機9eは東進、信号機9sは南進、信
号機9wは西進の各方向に向かっている車両にそれぞれ
指示する信号機である。また、自動車1433は北進す
る車両で、図4に示した本発明を有する移動物体であ
る。自動車1381は西進する車両である。信号機の個
数は4台に限らず、交差点に応じて異なってよい。さら
に、図6Aの9bは信号機制御器で、例えば、その交差
点の全信号機を制御する。9cは送信機で、各信号機9
n,9e,9w,9sの交通信号制御に係わる制御情
報、例えば、点灯色情報を信号機制御装置9bから受け
取り、交差点周辺に無線送信する。9dは送信アンテナ
である。これら、信号機9n,9e,9w,9s、信号
機制御装置9b、送信機9cおよび送信アンテナ9dに
より交通信号装置が構成されている。
【0066】さらに、図6の(A)において、7aは撮
像装置である。この撮像装置7aは、交通信号装置の指
示により自動車が制動を行う可能性のある範囲、例え
ば、交差点手前の前記所定地点から交差点内にかけての
所定範囲の状況を俯瞰撮像する。この撮像装置7aで撮
像された映像信号は、この図の例では送信機9cへ入力
されて、上述の点灯色情報と同様に交差点周辺に無線送
信されるようになっている。
【0067】また、撮像装置7aで、交差点に流入する
車両および交差点内の交通状況を撮像した俯瞰映像は、
GPSアンテナ9f、GPS受信機9gで受信された日
時分秒の時刻信号および当該交差点の位置情報9hと共
に、送信機9c、送信アンテナ9dを介して送出される
としてもよい。信号制御装置9bから得られる交通信号
機点灯情報とGPS受信機9gから得られる交差点位置
情報はデータとして送信機9c・送信アンテナ9dから
送信され、受信側で処理されて利用されるが、図4の場
合と同様にパターン発生器(図示せず)・文字発生器
(図示せず)と混合器(図示せず)でパターン化され
て、図3の場合と同様に俯瞰映像の各信号機設置場所に
重畳して送信される場合もある。
【0068】ここで、図4に示す第2の実施例において
は、上述の第1の実施例に示したブロック構成の外に、
受信機1419と受信アンテナ1431と交通信号灯パ
ターン発生器11と映像混合器12と文字映像発生器1
3とが搭載されている。この受信機1419は、信号機
点灯色情報や撮像装置7aで得られた映像信号を含む送
信信号を送信機9cから受信する。そして、受信機14
19で受信された信号のうち、点灯色情報信号は交通信
号灯パターン発生器11に入力され、そこで交通信号灯
パターン信号が形成され、さらに、その交通信号灯パタ
ーン信号が映像混合器12で前面のTVカメラ1429
からの映像信号における、関連する信号機9n自体が撮
像されているであろう位置付近に重畳されるようにした
信号が得られ、循環記録装置1417に記録される。一
方、受信機10で受信された映像信号は、TVカメラ7
fからの映像信号に関連づけて循環記録装置8に記録さ
れる。なお、受信機1419の代わりに、携帯電話機1
421が送信機9cからの送信信号を受信できるように
しても良く、その場合、その送信信号を携帯電話機14
21から交通信号灯パターン発生器11に入力できるよ
うにすることで、受信機1419を無くすることもでき
る。
【0069】さらに、図4において、文字映像発生器1
3は、GPS受信装置1420から得られる位置情報・
時刻情報3bからそれら情報を表す文字パターン信号を
生成する。そして、その文字パターン信号は映像混合器
12で前面TVカメラ1429からの映像信号にある余
白の部分に重畳される。そして、その重畳後の映像信号
は、循環記録装置1417に記録される。なお、上述の
交通信号灯パターン信号の重畳と文字パターン信号の重
畳とは、それぞれ独立して施されるとしてもよい。
【0070】ここで、それら重畳後の映像信号による画
像表示の一例を、図3に示す。この図において、例え
ば、自動車1433に搭載されたTVカメラ1429か
ら撮像した車の前方の画像であって、その自動車143
3の一部分が撮像されると共に、自動車1433が交差
点に差し掛かろうとしている場合の画像が示されてい
る。さらに、画像の右側から赤信号(信号機9wにおけ
る停止指示信号)を無視した別の自動車1381が交差
点内に進入してくる場合を示している。(左側通行の道
路)
【0071】さらに、11n、11w、11s、11e
は、それぞれ交差点に至る4方向の道路を交差点に向け
て走行する自動車1433に対し、それぞれそれらの制
動を指示するための信号機9n,9w,9s,9eの点
灯パターン表示である。さらに、13aは、文字映像発
生器13で発生された文字パターン信号により表示され
た時刻表示の一例である。ここで、これら点灯パターン
表示は、交通信号灯パターン信号によって表示されてい
て、その交通信号灯パターン信号は、上述の交通信号灯
パターン発生器11によって発生し、映像混合器12で
TVカメラ1429からの映像信号に重畳される。この
例では、点灯パターン表示11nが自動車1433の制
動を指示するための信号機9nに係わる。そして、この
点灯パターン表示11nは、この画像の撮像時点での自
動車1433の交差点への進入許可を指示しているパタ
ーン例を示している。一方、点灯パターン表示11wが
自動車1381の制動を指示するための信号機9wに係
わる。そして、この点灯パターン表示11wは、この画
像の撮像時点での自動車1381の交差点への進入禁止
を指示しているパターン例を示している。そのため、こ
のような画像が撮像された後に自動車1433と自動車
1381とが衝突して衝撃が発生し、図3に示す画像を
表示するための映像信号が自動車1433の循環記録装
置1417に保持された場合、その保持された映像信号
を、図10に示すようなセンタ30に送信し、そのセン
タ30が備えたモニタ37で再生表示することで、この
例ではその衝突事故原因が自動車1381の交差点進入
禁止違反であることが容易に確認できるものである。さ
らに、年月日時分秒の時刻表示を行った俯瞰映像が同様
に加わることによって、より容易に確認することができ
る。
【0072】ここで、図40を用いて交通信号装置の動
作例を説明する。ステップ5200で、各信号機を所定
の制御タイミングに応じて点灯制御する。次にステップ
5201で、信号機の制御状態を示す信号機制御信号で
ある点灯色情報信号と、交差点に設置された信号機の配
置を表す信号機情報信号とを送信する。そして、それら
ステップが繰り返し行われる。この信号機情報信号は、
図41に示すように、交差点に配置されたすべての信号
機の設置台数と、それぞれの信号機の信号に従うべき車
両の進行方向とを示す情報が含まれている。さらに、図
41の信号機情報の例では、各信号機に対応する交通信
号灯パターン映像を自動車1433の前面カメラ142
9で撮像された映像画面上に重畳する場合の重畳位置情
報を有している。図6の(B)に示す北進する自動車1
433に対して、指示する信号機は信号機9nである。
そのため、信号機情報信号に応じて信号機9nの交通信
号灯パターン映像11n(図3)が映像画面(図3)の
センタ上部に表示される。そして、信号機9eの交通信
号灯パターン映像11eが映像画面の右部に、信号機9
sの交通信号灯パターン映像11sが映像画面の下部
に、信号機9wの交通信号灯パターン映像11wが映像
画面の左部にそれぞれ表示される。次に、図42を用い
て対象車両である自動車1433の動作例を説明する。
ステップ5300で自動車1433が進行する方向の図
6の(A)の交通信号装置からの信号が所定レベル以上
か否かを判断し、もし所定レベル以上で有れば、交差点
に接近したことになり、ステップ5301へ移る。所定
レベル未満の場合は、再度、ステップ5300を行う。
ステップ5301では、その交通信号装置からの信号で
ある点灯色情報信号と信号機情報信号とを受信する。次
に、ステップ5302で、GPS受信装置1420によ
り自動車1433の進行方向(図6の(B)の例では
北)を検出する。次に、ステップ5303で、交通信号
装置からの信号情報の内、信号機構成情報とステップ5
302で検出した進行方向情報とに応じて、TVカメラ
1429で撮像された映像に合わせて表示する各信号機
の制御内容を示す信号機の点灯パターン表示の個数と位
置とを決定する。さらに、ステップ5304で、決定さ
れた位置に、交通信号装置からの点灯色情報信号に基づ
いて、TVカメラ1429の撮像タイミングに応じた信
号機の点灯パターン表示を、その撮像された映像信号と
関連づけて循環記録装置1417に記録する。そして、
ステップ5305で、循環記録装置1417の記録動作
が停止されたか否かを判断し、もし停止されていないと
判断した場合はステップ5300へ戻り、停止されたと
判断した場合はこの処理を終了する。
【0073】なお、上述の動作例では、先ずステップ5
300で交通信号装置からの信号が所定レベル以上と判
断されたらステップ5301以降の動作を行うとした
が、そのステップ5300の代わりに、車載のGPS受
信機1420から得られる自車位置を車載の電子地図上
にマッピングしたり、あるいは、送信機9c・送信アン
テナ9dを介してGPS受信機9fから得られる交差点
位置情報データと、車載のGPS受信機1420から得
られる自車位置データを対比することによって、自車か
ら交差点迄の距離を測定し、その測定距離が所定の長さ
以下であるか否かを判断するとしても良い。そして、そ
れが所定の長さ以下であると判断されたらステップ53
01以降の動作を行うとしもよい。
【0074】なお、図3では、TVカメラ1429から
交差点までかなりの距離があれば、前方の信号機9nが
TVカメラ1429の視野内に入って撮像され、それに
より信号機9nの点灯色が確認できるが、より交差点に
近づくと前方の信号機9nはTVカメラ1429の視野
外となるので、本発明のように、TVカメラ1429の
映像と事故直前の信号機点灯色情報とを関連づけながら
重畳して確認できるようにしたことにより、極めて容易
に、かつ、より確実に信号機の点灯色を確認することが
できる。
【0075】なお、TVカメラ1430によっても、同
様に自動車後部に衝撃が生じるような場合に、上述の場
合と同様に確認することが出来る。
【0076】なお、この第2の実施例によれば、上述の
第1の実施例の作用効果に加えて、循環記録装置141
7にはエアバッグ作動信号2aや衝撃信号1raが到来
する前の、例えば10秒前から、その到来した後の、例
えば10秒後までの映像・音声信号が、時々刻々の各信
号機の点灯色情報とともに記録保持されることになる。
そのため、その保持された映像信号によって、より的確
な交通事故発生原因究明が可能となる。また、受信した
信号機点灯色情報を利用して、赤信号の見落としによる
交差点への誤進入に対して事前に警告を発する警告装置
を移動物体に設けて、その警告装置によって事故を未然
に防ぐための警告を運転者へ発するようにしたり、ある
いは、その警告に連動して自動車の制動装置を動作させ
て事故を回避させるようにすることも可能である。
【0077】図5は本発明の第3の実施例のブロック構
成を示す図で、図1と同一のものについては同一の参照
符号を付してある。この図において、自動車の運行状況
に関する装置である、、例えば、自動車の速度を示すス
ピードメータや、自動車の転進の度合いを制御する制動
装置であるステアリングホイールや、自動車の速度を減
ずるための減速機の動作を制御するブレーキペダルなど
の運転用機器17において、それらの状態や状況、すな
わち運行状況・制動動作状況をモニタする装置を有し、
その運転用機器17から得られる各種モニタ情報(運行
状況・制動動作状況モニタ情報)、例えば、車速・操舵
角・停止灯点灯などの運転情報17aが、ドライブ・レ
コーダ1411に供給されて運転管理などに利用され
る。それと共に、それら運転情報17aに応じて運転情
報パターン発生器19によって車速・操舵角・停止灯点
灯パターン信号が生成され、映像混合器12で前面TV
カメラ1429により撮像された映像の余白部に重畳さ
れる。そして、その重畳により余白部に車速・操舵角・
停止灯点灯パターンが表示されるようにした映像信号
が、循環記録装置1417に供給され記録される。な
お、上述の自動車1433に、その自動車に搭乗する搭
乗者の状況を確認するためのセンサ装置を設けて、その
センサ装置の出力結果に応じて循環記録装置1417に
記録されるとしてもよい。そのセンサ装置としては、例
えば、搭乗者を撮像する撮像装置であってもよいし、上
述の携帯電話機を用いるとしてもよい。以上のようにし
て、映像信号を循環記録装置1417に記録すること
で、それら記録された映像信号をセンタ30へ送信する
ことができる。
【0078】なお、図3に示す車速・操舵角・停止灯点
灯パターン14aはその重畳された映像信号によるパタ
ーン表示の例を示しており、本実施例によれば、TVカ
メラの映像と関連づけながら、事故直前の信号機点灯色
情報や自動車運転情報を同時に確認することができる。
【0079】なお、上述の説明にこだわらず、本発明で
は、様々な構成を付加したものを本発明の範ちゅうと見
なすことができ、例えば、GPS受信装置以外の測位手
段から位置情報・時刻情報を単独または組み合わせて取
得する場合や、循環記録装置・再生指令スイッチ・モニ
タ端子をTVカメラや緊急通報制御装置に一括または分
散して収納したり、また、前面TVカメラを道路の白線
検知用や前方自動車車間距離計測用としても用いること
ができる。あるいは、後面TVカメラを車庫入れや駐車
の際の後方確認用としても用いることができる。さら
に、信号機点灯色情報受信機10を、信号見落とし警告
用としても用いることができる。また、位置情報・時刻
情報、信号機点灯色情報、運転情報を、パターン化・文
字化せずにデータのまま循環記録装置に供給し記録する
としても良い。
【0080】なお、移動物体としては、地上走行のみな
らず、水上や空中などを移動する物体であってもよい。
また、無線送信設備としては携帯無線電話にこだわらず
に様々な通信設備を用いたとしても、本発明の通報シス
テムを実現することが出来る。
【0081】なお、本発明は、衝撃センサ1401fま
たは衝撃センサ1401rのいずれか一方の検出結果に
応じて映像信号7faおよび映像信号7raの記録保持
を行うとしてもよいし、衝撃センサ1401fの検出結
果に応じては映像信号7faを記録保持し、衝撃センサ
1401rの検出結果に応じては映像信号7raを記録
保持するというようにそれらを相互に独立に動作させる
としても良い。
【0082】なお、エアバッグ装置1402は搭乗者の
みならず自動車の搭載物を保護するための装置であって
も良い。
【0083】さらに、本発明の実施の形態について図を
用いて、より詳細に説明する。図11〜図39で、図1
〜図10での参照番号と同じ番号のものは基本的に同一
のものを示す。図11は、本発明が適用された救急シス
テムの、関係者および関係組織を図式化して説明するた
めの概略説明図である。
【0084】緊急通報センタ1301は、個人や法人あ
るいは団体との間で、指定した人あるいは指定した自動
車(移動物体)が事故にあった場合の緊急対応処理サー
ビスを提供することについて契約をする。契約で指定さ
れたサービス対象の人あるいは自動車についての識別情
報は緊急通報センタ1301に登録されている。識別情
報は、氏名や住所、免許証の番号、携帯電話の番号、車
両の登録番号あるいはその他の識別符号などである。図
11〜図13で説明する実施例では、緊急通報センタ1
301により事故時の緊急対応処理サービスを受ける対
象は、自動車の運転者1410と、その運転者1410
が運転する自動車1433である。以下、この運転者1
410を対象運転者と称し、対象運転者1410が運転
している自動車1433を対象自動車(対象車両)と称
する。また、対象運転者1410は損害保険会社 A
1341と自動車1433での運転中に発生した事故に
ついて損害保険の契約をしているものとする。対象自動
車1433と衝突事故を起こした相手の自動車1381
とその運転者1382は、事故にあった場合の緊急対応
処理サービスを受ける対象として登録されていないもの
とする。以下、これら自動車1381とその運転者13
82を、相手側自動車(相手側車両)と相手側運転者と
称する。
【0085】この図の例では、対象運転者1410の対
象自動車1433と相手運転者1382の相手側自動車
1381とが事故を起こすことで生じる種々の相互関係
が示されている。「対象運転者」とは、緊急通報センタ
の通報サービスを受ける対象となる人のことで、本例の
場合には、自動車保険の被保険者でもある。すなわち、
この事故の発生が対象運転者1410から緊急通報セン
タ(通報業務センタ)1301へ通報される。緊急通報
センタ1301はその通報時に伝達された事故車両の位
置情報を地図会社(地図情報会社)1361へ送信し、
地図会社1361からその位置情報に応じた地図情報が
緊急通報センタ1301へ送信される。緊急通報センタ
1301は地図情報を基に事故発生地点の地名や地番を
確認し、必要があれば、その地名や地番に対応した警察
組織と消防組織のいずれか一方あるいは両方へ出動要請
を行う。
【0086】また、緊急通報センタ1301は対象運転
者1410と保険契約を結んでいる損害保険会社 A
1341へ事故発生通報を行う。損害保険会社 A 1
341はロードサービス会社 A 1331や警備会社
1321へその事故現場への出動を依頼する。なお、こ
れら出動依頼は、必要に応じて緊急通報センタ1301
から依頼される場合もある。
【0087】さらに、緊急通報センタ1301は対象運
転者1410側から事故発生通報があったことに応じ
て、異常発生通知を携帯電話会社1351へ出力する。
【0088】以上のように出動要請や異常発生通知があ
ったことで、警察または消防組織1311から対象運転
者1410に対して緊急車両やヘリコプタなどによる出
動が行われ、また、ロードサービス会社 A 1331
や警備会社1321からも警備員やレッカー車等が出動
される。
【0089】異常発生通知を受け取った携帯電話会社1
351は、対象運転者1410が用いる携帯電話機のメ
モリ内に記録されている信用情報の送信機能を制限する
ようにする。そのため、携帯電話会社1351からその
携帯電話機に対してその制限を行うための制御信号が送
信され、その携帯電話の信用情報送信が停止される。
「信用情報」とは、携帯電話の所有者が携帯電話を使用
して受けるサービス、例えばインターネットバンキング
やインターネットショッピングなどで使用する個人暗証
番号やクレジットカードの番号などである。これらの番
号は、携帯電話のメモリ中に保存されていることがあ
り、その場合は、いかなるときでも、他人によって読み
取られないようにセキュリティが保持される必要があ
る。
【0090】損害保険会社 A 1341は、事故発生
通報に関する事故についての保険業務を行う。例えば、
相手側運転者1382と契約を行っている損害保険会社
B1371との補償交渉を行い、対象運転者1410
への保険適用連絡、およびこの事故に係わる保険料の割
引等級の変更の通知等を行う。
【0091】図12は、図11に示す救急システムの情
報伝達の一例を説明するための図である。この図におい
て、先ず、事故の発生が対象運転者1410から緊急通
報センタ1301へ通報される。その後、上述したよう
に、緊急通報センタ1301から、地図会社1361、
警察または消防組織1311、損害保険会社 A 13
41、ロードサービス会社 A 1331、警備会社1
321、携帯電話会社1351の各連絡先へ、位置情報
送信や出動要請や事故発生通報や出動依頼や異常発生通
知などの通信を行う。なお、図12に示された緊急通報
センタ1301からの各連絡先への通信順序は一例であ
り、外のどんな順序であってもよい。
【0092】図13は、本発明のさらに他の実施例を示
し、通信ネットワークを用いたシステムの一構成例を示
す図である。この図において、対象運転者1410は、
対象車両1433に搭乗している。この図の例では、こ
の対象車両(登録車両)1433と相手側運転者138
2が搭乗した相手側車両1381とが事故を起こした場
合について説明している。また、対象車両1433に
は、衝撃センサ1401とGPSアンテナ1432と車
載装置1412と携帯電話機1421とが搭載されてい
る。「対象車両」とは、通報サービスを受ける対象の車
両であり、緊急通報センタへ事故発生通報を行う。
【0093】対象車両1433に搭載された携帯電話機
1421は通信ネットワーク1300を介して緊急通報
センタ1301の送受信装置1302と通信を行う。緊
急通報センタ1301は、地図会社1361あるいは警
察あるいは消防組織1311あるいは損害保険会社 A
1341あるいは警備会社1321やロードサービス
会社 A 1331あるいは携帯電話会社1351とも
通信ネットワーク1300を介して相互に通信を行う。
また、携帯電話会社1351は携帯電話機1421と通
信を行うこともできる。また、損害保険会社 A 13
41と損害保険会社 B 1371との間も、通信ネッ
トワーク1300を介して通信を行うことができる。
【0094】緊急通報センタ1301は、通信ネットワ
ーク1300を介して通信を行うための送受信装置13
02を備え、その送受信装置1302には操作者が通話
を行うための通話器1303が接続されている。送受信
装置1302、各種制御を行う制御装置1305、各種
ファイルや動作プログラム・ソフトウェア等を記録する
記録装置1306、操作者のための入出力動作を行うた
めの表示装置1307は、信号バス1304を介して相
互に接続されている。
【0095】警察あるいは消防組織1311および損害
保険会社 A 1341に関しても、この図の例では緊
急通報センタ1301と同様に、送受信装置1312,
1342、通話装置1313,1342、制御装置13
15,1345、記録装置1316,1346、表示装
置1317,1347、信号バス1314,1344を
それぞれ備える。
【0096】また、警備会社1321およびロードサー
ビス会社 A 1331は、それぞれ通信ネットワーク
1300を介して通信を行うための送受信装置132
2,1332と通話装置1323,1333とを備え
る。また、携帯電話会社1351は、通信ネットワーク
1300と接続されたネットワーク制御を行うことが可
能な制御装置1355と、その制御装置1355に接続
された表示装置1357とを備える。
【0097】図14は、本発明を移動物体に搭載した一
実施例のブロック構成を示す図である。この図におい
て、移動物体とは、対象運転者1410が搭乗した対象
車両1433である。対象車両1433には、対象車両
1433に加わった衝撃エネルギーを検出する衝撃セン
サ1401と、その衝撃センサ1401が所定量以上の
衝撃、例えば、ブレーキ操作による減速度よりも大きな
減速度が外部から加わったような衝撃を検出した場合
に、搭乗者保護のために動作するエアバッグ装置140
2を備える。
【0098】対象車両1433は、さらに、対象運転者
(登録運転者)1410が操作する制動装置としてステ
アリングホイール1409とブレーキペダル1406と
を備え、それら制動装置の動作状態を検出するセンサと
してハンドル(ステアリング)操作角度を検出するハン
ドル操作角センサ1408と、ブレーキペダル操作状態
を検出するブレーキペダル操作状態センサ1405とを
有する。また、対象車両1433のタイヤ(ホイール)
1403の回転速度を検出するようにした車速センサ1
404を有する。なお、車速を検出するセンサとして
は、タイヤ1403の回転速度を検出するものだけでな
く、車軸やエンジン回転自体の回転数等に応じて算出す
るようにしたものでもよい。また、加速度センサ140
0を有し、その加速度センサ1400で検出された、対
象車両1433に作用した加速度に応じて車速のみなら
ずその走行状態を検出するとしても良い。
【0099】上述の衝撃センサ1401、車速センサ1
404、ブレーキペダル操作状態センサ1405、ハン
ドル操作角センサ1408、加速度センサ1400から
それぞれ出力されるセンサ信号は、対象車両1433の
動作状態を記録するためのドライブ・レコーダ1411
へ入力され、各センサ信号の値が検出時刻と対応づけな
がら記録される。それとともに、それらセンサ信号は、
車載装置1412のCPU1413へ入力されてそれぞ
れ信号処理される。
【0100】なお、上述の各種センサのほかに、対象車
両1433の所定部分、例えば、搭乗者が搭乗する室内
での熱量(熱検出量)や温度を検出するための熱・温度
センサ(以下、熱センサと称す)1407を有する。そ
れにより、異常な発熱、例えば、車両火災が発生した場
合などの熱量(熱検出量)の増加や温度上昇を検出する
ことで、あるいは、急激な気温低下等によって車内温度
が搭乗者の体温維持に支障を来す温度まで低下した場合
などの温度低下を検出することで、より広範囲な異常状
態を検出することができる。熱・温度センサ1407か
ら出力されるセンサ信号も上述のセンサ信号と同様に車
載装置1412のCPU1413へ入力され信号処理さ
れる。
【0101】対象車両1433に搭載された車載装置1
412は、移動物体で異常が発生した場合に、その移動
物体から緊急通報センタ1301へ通報を行うための装
置の主要部分を構成している。この車載装置1412に
は、さらに、手動操作で押し下げすることにより緊急通
報センタ1301へ通報を行えるようにした手動通報ボ
タン1415、緊急通報動作状態などの車載装置141
2の状態を表示するためのインジケータ1416、信号
バス1414、信号バス1414を介して相互に接続さ
れたCPU1413と映像音声データ記録装置1417
と記録装置1418と無線機1419とGPS受信装置
1420とを備える。
【0102】このうち、映像音声データ記録装置141
7は前述した循環記録装置であり、これにはTVカメラ
1429とTVカメラ1430とが接続され、それらT
Vカメラで撮像されて得られた映像信号が映像音声デー
タ記録装置1417へ入力され記録される。なお、TV
カメラ1429は対象車両1433の前方向を撮像する
ためのものであり、かつ、対象車両1433の前部の一
部が撮像される。また、TVカメラ1430は対象車両
1433の後ろ方向を撮像するためのものであり、か
つ、対象車両1433の後部の一部が撮像される。ま
た、無線機1419には通信アンテナ1431が接続さ
れる。この無線機1419は、交通信号装置からの信号
を受信する。その受信信号には、交通信号装置の信号機
制御信号やその交通信号装置が設置された交差点等交通
路の様子を撮像した映像信号が含まれている。その受信
した信号機制御信号や交通路撮像の映像信号は、記録装
置1418へ入力されてそこで記録される。さらに、G
PS受信装置1420にはGPSアンテナ1432が接
続される。GPS受信装置1420は、GPS衛星から
送信された基準信号を受信することにより、対象車両1
433の基準信号受信時の位置を示す緯度情報、経度情
報、高度情報、さらに、時刻情報を生成し、それら生成
された情報が記録装置1418へ入力されて記録され
る。
【0103】記録装置1418には、対象車両1433
に対応する「緊急通報サービス契約番号」が記録され
る。また、緊急通報センタ1301を呼び出すための通
信ダイアル番号(電話ダイアル信号)である「通報先電
話ダイアル番号」が記録されていてもよい。
【0104】さらに、車載装置1412には、アダプタ
1428を備え、このアダプタ1428を介して車載装
置1412と携帯電話機1421とが接続されて、それ
らの間で相互にデータを送受信する。なお、アダプタ1
428としては、無線通信機能を用いて車載装置141
2と携帯電話機1421とをワイヤレスで通信接続でき
るようにしてもよい。
【0105】携帯電話機1421は、操作者の入出力動
作用のキーボタン1425と表示装置1422とを有
し、さらに、送受信用のアンテナ1424を備えた送受
信装置1423を有する。上述の携帯電話機1421の
各部はCPU1426に接続されてそれにより制御され
る。CPU1426はアダプタ1428を介して車載装
置1412と接続される。また、CPU1426には、
記憶装置1427が接続され、この記憶装置1427に
は各種ファイルや動作プログラム・ソフトウェア等が記
録される。なお、この記憶装置1427には、携帯電話
機1421が呼び出されるための通信ダイアル番号(電
話ダイアル番号)である「携帯電話ダイアル番号(自局
電話ダイアル番号)」が記録される。また、緊急通報セ
ンタ1301の「通報先電話ダイアル番号」が記録され
ていてもよい。
【0106】図15は、図14に示す本発明の動作フロ
ー図の一例を示す図である。まずステップ1501で、
移動物体の車載装置1412のCPU1413は、衝撃
センサ1401が衝撃を検出したかあるいは手動通報ボ
タン1415が押し下げられたかを判断し、「No」の
場合は判断動作を繰り返す。もし、その判断で「Ye
s」と判断された場合はステップ1502へ移る。ステ
ップ1502で、その衝撃検出後の所定時刻、例えば、
その検出から10秒後に映像音声データ記録装置141
7の記録動作を停止する。そうすることで、TVカメラ
1429,1430からの映像信号と、交通信号装置か
ら無線機1419を介して送られた映像信号とについ
て、その衝撃発生時点前後に撮像された映像の映像信号
が、映像音声データ記録装置1417に記録保持される
ようにする。
【0107】なお、この図の例では、ステップ1501
およびステップ1502で衝撃センサ1401の検出内
容に応じた動作でもって記録保持されると説明したが、
それに代わり、熱センサ1407の検出内容に応じて記
録保持動作するとしてもよい。
【0108】さらにステップ1502で、車載装置14
12から携帯電話1421を介して、前記記録された
「通報先電話ダイアル番号」の呼出先である緊急通報セ
ンタ1301へダイアルする。そうすることで、通信ネ
ットワーク1300を介してその携帯電話機1421と
緊急通報センタ1301とで通信回線が確立するように
する。そして、通信回線が確立した後、それらの間で相
互にデータ通信が行われ、対象車両1433側からは、
携帯電話機1421を介して「緊急通報サービス契約番
号」や「携帯電話ダイアル番号」やGPS受信装置から
得られた異常発生時の位置情報や時間情報である「異常
発生時位置情報」や「異常発生時刻情報」等が送信され
る。
【0109】次にステップ1503では、緊急通報セン
タ1301から音声通話を行うための動作を行うため
の、音声通話モードにするよう要求があるか否かが判断
される。もし、センタ1301から音声通話モードにす
る要求がなかった場合は、ステップ1505へ移る。も
し、センタ1301から音声通話モードにする要求があ
った場合は、ステップ1504へ移る。ステップ150
4では、センタ1301の通話装置1303と携帯電話
機1421間で音声通話を行える音声通話モードとす
る。そして、その音声通話でもって、対象車両1433
に搭乗した対象運転者1410とセンタ1301の音声
通話操作者とが会話を行うことにより事故状況等や事故
対策予定等を確認し合うことができる。また、音声通話
モードとなった後に、所定時間以上対象車両1433側
から搭乗者等の音声連絡が無いときには、センタ130
1の音声通話操作者が、事故による搭乗者等の意識不明
状態の可能性が高いと判断することができる。そして、
その判断に基づいて、センタ1301の音声通話操作者
は、以後の迅速な警察および消防組織1311への出動
要請を行うことができる。なお、この実施例では、セン
タ1301側の音声通話操作者が通話装置1303を用
いて、対象運転者1410との通話を行うとしたが、そ
れに限らずに、センタ1301側に対象運転者1410
との通話を行ったり上述の可能性を判断することが可能
な人工知能(図示せず)を備え、その人工知能を送受信
装置1302と接続する。そして、その人工知能が上述
の音声通話操作者と同様に、対象運転者1410との通
話を行こない、上述の判断を行うとしてもよい。この人
工知能は、コンピュータとそのコンピュータで実行され
るソフトウェアと、そのコンピュータと周辺機器とを接
続する入出力インタフェース、マン−マシン・インタフ
ェース、およびセンサなどから構成される。
【0110】次に、ステップ1505では、緊急通報セ
ンタ1301からの映像データの送信要求、すなわち、
ステップ1502で記録保持された、衝撃発生時点前後
のTVカメラ1429,1430からの映像信号と交通
信号装置からの映像信号を緊急通報センタ1301へ送
信するよう要求があるか否かが判断される。なお、この
送信要求は、ステップ1502でのデータ通信内容や、
ステップ1504の音声通話内容に鑑み、記録された映
像信号を対象車両1433側からセンタ1301側へ送
信する必要があるとセンタ1301側で判断された場合
に、センタ1301から送信要求信号がされることで行
われる。もし、センタ1301から記録映像データをセ
ンタ1301へ送信するよう要求が無かった場合は、こ
のフローの処理を終わる。もし、センタ1301から記
録映像データをセンタ1301へ送信するよう要求が有
った場合は、ステップ1506へ移る。ステップ150
6で車載装置1412の映像音声データ記録装置141
7に記録された映像信号を、携帯電話機1421を介し
て緊急通報センタ1301へ送信する。そして、このフ
ローの処理を終わる。
【0111】図16は、本発明に係わる緊急通報センタ
1301の動作フロー図の一例の前半部分を示す図であ
る。また、図17は、図16に係わる緊急通報センタ1
301の動作フロー図の一例の後半部分を示す図であ
る。図16で示されるフロー図において、まず、ステッ
プ1601で、緊急通報センタ1301の制御装置13
05は、対象車両1433とセンタ1301との間で通
信回線が確立したか否かを判断する。通信ネットワーク
1300を介して緊急通報センタ1301と対象車両1
433の携帯電話機1421間で通信回線が確立された
ことにより緊急通報があると判断する。いま、その判断
が「No」の場合は判断動作を繰り返す。もし、その判
断で「Yes」と判断された場合はステップ1602へ
移る。ステップ1602で、緊急センタ1301の送受
信機1302は、その確立された通信回線でもって、車
載装置1412の記録装置1418に保持された「緊急
通報サービス契約番号」および携帯電話機1421の
「携帯電話ダイアル番号」をIDデータ信号として受信
し、あるいは、「自動通報/手動通報識別情報」を受信
する。その受信された信号は、送受信機1302から信
号バス1304を介して記録装置1306に記録される
と共に、ステップ1603で制御装置1305によりそ
の受信信号のIDデータ信号が確認され、その確認され
たIDデータ信号に関連する情報であって、記録装置1
306における緊急通報サービス契約内容データベース
に予め保持されている関連情報と、その受信した信号と
が比較される。
【0112】次にステップ1604で、受信した携帯電
話機1421の「携帯電話ダイアル番号」に関連の携帯
電話会社1351に対し、その「携帯電話ダイアル番
号」とその「携帯電話ダイアル番号」の携帯電話機14
21に事故が発生したこととを通報する。なお、この通
報を受け取った携帯電話会社1351では、例えば、金
融取引等に係わる信用情報をその携帯電話機が保持して
いる場合に、通信ネットワーク1300において、ある
いは、その「携帯電話ダイアル番号」を有する携帯電話
機1421において、その信用情報を携帯電話機の外部
に発信したり表示装置に表示したりする動作を一時的に
禁止するための制御を行う。なお、この通報は、ステッ
プ1603で携帯電話機1421からのIDデータが確
認されたことに応答して自動的に通報番号として送信さ
れるか、あるいは、オペレータ(音声通話操作者)が口
頭で、電話でもって伝える。
【0113】次にステップ1605で、センタ1301
側から携帯電話機1421側へ音声通話モードに切り替
わるように要求するための信号を送信する。そして、ス
テップ1606でその要求信号に応じて携帯電話機14
21あるいは車載装置1412により音声通話モードが
確立した場合は、対象車両1433に搭乗した対象運転
者1410とセンタ1301の音声通話操作者とが会話
を行うことが可能な動作状態となる。次に、ステップ1
607で、センタ1301の音声通話操作者からの呼び
かけに対して対象運転者1410から、あるいは他の搭
乗者等から音声で応答があった場合には、次のステップ
1608でその応答のあった通話者の本人名の確認とパ
スワード確認とが音声で行われる。そして、ステップ1
609で、音声で確認された通話者の名前が、緊急通報
センタ1301の記録装置1306における緊急通報サ
ービス契約内容データベースに保持されている、そのI
Dデータ信号に対応の登録運転者氏名リストの中に登録
されている名前であった場合は、次のステップ1610
で音声通話により事故状況を確認し合うことなどによっ
て、音声通話操作者がその事故に関する対処方法を策定
する。そして、その策定された対処方法に基づき、次の
ステップ1611で、記録映像データを入手する必要が
あるか否かが判断される。もし記録映像データを入手す
る必要がないと判断されれば、次の記号Aのフローへ続
き、もし、入手する必要が有ると判断されれば、次の記
号Bのフローへ続く。
【0114】なお、上述のステップ1607において、
もし運転者等からの応答がなかった場合、また、上述の
ステップ1609において、もし通話者の名前が登録運
転者氏名リストに登録されていなかった場合は、いずれ
の場合も記号Bのフローへ続く事になる。
【0115】そして、図17で示されるフロー図におい
て、記号Bから続く処理としては、まず、ステップ16
12で、対象車両1433側で保持している映像信号の
送信を要求するための要求信号を、緊急センタ1301
の送受信装置1302から、通信ネットワーク1300
を介して携帯電話機1421へ送信する。そして、ステ
ップ1613で、携帯電話機1421で受信した要求信
号に応じて車載装置1412の映像音声データ記録装置
1417に記録された映像信号が、携帯電話機1421
を介して送信される。そして、その送信された映像信号
を緊急センタ1301の送受信機1302で受信する。
さらに、ステップ1614で、送受信機1302で受信
した映像信号を信号バス1304を介して記録装置13
06に記録すると共に、表示装置1307でその映像信
号に基づいた画像を表示することで、その映像信号の内
容を確認して、その確認結果に応じて対処法を策定ある
いは再び策定する。そして、そのステップ1614の次
には、以下に説明する記号Aから続く処理を行うことと
なる。
【0116】記号Aから続く処理としては、ステップ1
615で、今までの処理に応じて策定された対処方法に
基いて各種処理を実行するものである。次に、このステ
ップ1615での処理の内容についてより詳細に説明す
る。ステップ1615の処理は、オペレータあるいはコ
ンピュータ(人工知能)により実行される。
【0117】図18は、図17に示すステップ1615
における緊急通報センタ1301の動作の流れを、より
詳細に説明する動作フロー図の一例の前半部分を示す図
である。また、図19は、図18に係わる動作フロー図
の一例の後半部分を示す図である。図18で示されるフ
ロー図において、まず、ステップ1801で、対象車両
1433側から受信し記録した「位置情報」に応じた地
図情報が、記録装置1306にすでに記録されているか
否かを検索する。次にステップ1802で、もし、記録
された地図情報があると判断された場合は、ステップ1
805へ移る。もし、記録された地図情報が無かったと
判断された場合は、ステップ1803へ移る。ステップ
1803で、送受信装置1302から記録装置1306
へ記録した「位置情報」を、通信ネットワーク1300
を介して地図会社1361へ送信する。そして、ステッ
プ1804で、地図会社1361から通信ネットワーク
1300を介して送信された地図情報を送受信装置13
02で受信し、その受信した地図情報を信号バス130
4を介して記録装置1306へ入力し記録すると共に、
表示装置1307でその情報に基づいた地図を表示す
る。そして、ステップ1805で、地図情報会社136
1から受信した地図情報または記録装置1306に前か
ら保持されていた地図情報から、前記「位置情報」に関
連する地名および地番を抽出し、その抽出された地名お
よび地番を表示装置1307で表示する。
【0118】次に、ステップ1806で、上述の策定し
た対処方法に基づき、警察又は消防組織に出動要請する
必要があるか否かが判断され、もし出動要請する必要が
有ると判断されれば、ステップ1807へ移る。ステッ
プ1807で、緊急通報センタ1301の記録装置13
06に記録されている情報、例えば、「位置情報」、
「異常発生時刻情報」、「映像データ」等を併せた出動
要請信号を、通信ネットワーク1300を介して警察ま
たは消防組織1311へ送信する。あるいは、音声通話
による通報も行う。なお、警察組織および消防組織のい
ずれか一方に通報するとしてもよく、その両方に通報す
るとしてもよい。
【0119】また、ステップ1808で、上述の策定し
た対処方法に基づき、ロードサービス会社に出動要請す
る必要があるか否かが判断され、もし出動要請する必要
が有ると判断されれば、ステップ1809へ移る。ステ
ップ1809で、緊急通報センタ1301の記録装置1
306に記録されている、「位置情報」、「異常発生時
刻情報」、等を併せた出動要請信号を、通信ネットワー
ク1300を介して例えばロードサービス会社 A 1
331へ送信する。あるいは、音声通話による通報も行
う。
【0120】また、図19に示す記号Cに続くステップ
1810で、上述の策定した対処方法に基づき、警備会
社に出動要請する必要があるか否かが判断され、もし出
動要請する必要が有ると判断されれば、ステップ181
1へ移る。ステップ1811で、緊急通報センタ130
1の記録装置1306に記録されている、「位置情
報」、「異常発生時刻情報」、等を併せた出動要請信号
を、通信ネットワーク1300を介して例えば警備会社
1321へ送信する。あるいは、音声通話による通報も
行う。
【0121】つぎに、ロードサービス会社や警備会社に
それぞれ出動要請してあった場合は、ステップ1812
乃至ステップ1815に示すように、ロードサービス会
社A 1331や警備会社1321からそれぞれ通信ネ
ットワーク1300を介して送信された出動結果報告を
送受信装置1302で受信し、信号バス1304を介し
て記録装置1306へ入力し記録する。
【0122】図20は、本発明を用いた通報システムを
警察組織あるいは消防組織1311に適用した場合の動
作フロー図の一例を示す図である。図20で示されるフ
ロー図において、まず、ステップ2001で、警察組織
あるいは消防組織1311の制御装置1315は、緊急
通報センタ1301から出動要請(または、出動要請信
号の受信)があるか否かを判断する。例えば、通信ネッ
トワーク1300を介して警察組織あるいは消防組織1
311と緊急通報センタ1301間で通信回線が確立さ
れ、その通信回線を通して出動要請信号を受信すること
によって、出動要請があると判断する。いま、その判断
が「No」の場合は判断動作を繰り返す。もし、その判
断で「Yes」と判断された場合はステップ2002へ
移る。ステップ2002で、警察組織あるいは消防組織
1311の送受信機1312は、その確立された通信回
線でもって、緊急センタ1301の記録装置1306に
保持された、その出動要請に係わる情報、例えば、「位
置情報」、「異常発生時刻情報」、「映像データ」等を
受信する。そして、ステップ2003で、その受信した
情報を基に、その出動要請に係わる事故の状況が把握さ
れる。また、ステップ2004では、損害保険会社から
出動状況連絡要請があるか否かが判断される。例えば、
通信ネットワーク1300を介して損害保険会社 A1
341と警察組織あるいは消防組織1311間で通信回
線が確立され、その通信回線を通して出動状況連絡要請
信号を受信することによって、出動状況連絡要請がある
と判断される。もし連絡要請があると判断された場合
は、ステップ2005で、出動状況連絡要請元の損害保
険会社、この例では、損害保険会社 A1341へ、上
述の通信回線あるいは再度通信回線確立を行った回線を
介して、その出動状況連絡のための情報を送信する。な
お、ステップ2006では、緊急通報センタ1301か
ら受信した出動要請に係わる情報や、出動結果とに基づ
いて、その事故の原因調査分析を行い、その事故に関す
る事故調査書を作成する。また、ステップ2007で
は、損害保険会社から事故関連情報、例えば、事故調査
書の内容情報についての回答要請があるか否かが判断さ
れる。例えば、通信ネットワーク1300を介して損害
保険会社 A 1341と警察組織あるいは消防組織1
311間で通信回線が確立され、その通信回線を通して
事故関連情報回答要請信号を受信することによって、事
故関連情報回答要請があると判断される。もし回答要請
があると判断された場合は、ステップ2008で、この
例では、損害保険会社 A 1341へ、上述の通信回
線あるいは再度通信回線確立を行った回線を介して、そ
の事故関連情報を送信する。
【0123】図21は、本発明を用いた通報システムを
警備会社1321に適用した場合の動作フロー図の一例
を示す図である。図21で示されるフロー図において、
まず、ステップ2101で、緊急通報センタ1301あ
るいは損害保険会社 A 1341から出動要請がある
か否かが判断される。例えば、通信ネットワーク130
0を介して緊急通報センタ1301と警備会社1321
間で、あるいは、損害保険会社 A 1341と警備会
社1321間で通信回線が確立され、その通信回線を通
して出動要請信号を受信することによって、出動要請が
あると判断する。いま、その判断が「No」の場合は判
断動作を繰り返す。もし、その判断で「Yes」と判断
された場合はステップ2102へ移る。ステップ210
2で、警備会社1321の送受信機1322は、その確
立された通信回線でもって、緊急センタ1301の記録
装置1306に保持された、その出動要請に係わる情
報、例えば、「位置情報」、「異常発生時刻情報」等を
受信する。そして、ステップ2103で、その受信した
情報を基に、その出動要請に係わる事故の状況が把握さ
れ、その事故状況に応じた警備のための出動を行う。そ
して、ステップ2104で、出動要請元、この例では、
緊急通報センタ1301あるいは損害保険会社 A 1
341へ、上述の通信回線あるいは再度通信回線確立を
行った回線を介して、その出動結果連絡のための情報を
送信する。
【0124】図22は、本発明を用いた通報システムを
ロードサービス会社 A 1331に適用した場合の動
作フロー図の一例を示す図である。図22で示されるフ
ロー図において、まず、ステップ2201で、緊急通報
センタ1301あるいは損害保険会社 A 1341か
ら出動要請があるか否かが判断される。例えば、通信ネ
ットワーク1300を介して緊急通報センタ1301と
ロードサービス会社 A 1331間で、あるいは、損
害保険会社 A 1341とロードサービス会社 A
1331間で通信回線が確立され、その通信回線を通し
て出動要請信号を受信することによって、出動要請があ
ると判断する。いま、その判断が「No」の場合は判断
動作を繰り返す。もし、その判断で「Yes」と判断さ
れた場合はステップ2202へ移る。ステップ2202
で、ロードサービス会社 A 1331の送受信機13
32は、その確立された通信回線でもって、緊急センタ
1301の記録装置1306に保持された、その出動要
請に係わる情報、例えば、「位置情報」、「異常発生時
刻情報」等を受信する。そして、ステップ2203で、
その受信した情報を基に、その出動要請に係わる事故の
状況が把握され、その事故状況に応じたロードサービ
ス、例えば、事故車の牽引移動サービス等のための出動
を行う。そして、ステップ2204で、出動要請元、こ
の例では、緊急通報センタ1301あるいは損害保険会
社 A 1341へ、上述の通信回線あるいは再度通信
回線確立を行った回線を介して、その出動結果連絡のた
めの情報を送信する。出動結果連絡は、出動した事実
と、出動時刻や出動車両台数あるいは出動現場での事故
状況と事故処理の内容などについて連絡することであ
る。
【0125】図23は、本発明を用いた通報システムを
損害保険会社に適用した場合の動作フロー図の一例の先
頭部分を示す図である。また、図24は、図23に係わ
る動作フロー図の一例の中間部分を示す図で、図25
は、図23および図24に係わる動作フロー図の一例の
残り部分を示す図である。以下、対象車両1433に関
して保険業務を担う損害保険会社 A 1341の動作
内容について説明する。図23で示されるフロー図にお
いて、まず、ステップ2301で損害保険会社A 13
41の制御装置1345は、緊急通報センタ1301か
ら事故発生通報があるか否かを判断する。例えば、通信
ネットワーク1300を介して緊急通報センタ1301
の送受信装置1302と損害保険会社 A 1341の
送受信装置1342間で通信回線が確立され、その通信
回線を通して所定の事故発生通報信号が受信されたこと
で事故発生通報があると判断する。そして、その判断が
「No」の場合は判断動作を繰り返す。もし、その判断
で「Yes」と判断された場合はステップ2302へ移
る。ステップ2302で、その確立された通信回線を通
して送受信装置1324でもって、緊急通報センタ13
01の記録装置1406に保持された各種情報、例え
ば、「緊急通報サービス契約番号」あるいはそれに対応
した対象車両1433独自の「ナンバープレート番号」
や「対象自動車保険証券番号」、および携帯電話機14
21の「携帯電話ダイアル番号」、さらに、対象車両1
433側から送信された「位置情報」、「異常発生時刻
情報」、「映像データ」などを、受信信号として緊急通
報センタ1301から受信する。その受信信号は、信号
バス1344を介して記録装置1346に記録される。
そして、ステップ2303で制御装置1345によりそ
の受信信号の内容が、記録装置1346における損害保
険契約内容データベースに保持されている関連情報と比
較されるとともに、受信情報内容を基に事故の状況把握
も行われる。
【0126】そして、それら状況把握や損害保険契約内
容の確認等の検討結果に応じて、ステップ2304乃
至、図24のステップ2310に示すように、警察ある
いは消防組織やロードサービス会社や警備会社に出動要
請を行う。そのため、出動要請信号を、それぞれ通信ネ
ットワーク1300を介して警察あるいは消防組織13
11やロードサービス会社 A 1341や警備会社1
321へ送信する。なお、これら動作は、図18のステ
ップ1806から図19のステップ1811迄につい
て、前記説明した動作と同様である。すなわち、ステッ
プ2304で、上述の検討結果に基づき、警察又は消防
組織に出動要請する必要があるか否かが判断され、もし
出動要請する必要が有ると判断されれば、ステップ23
05へ移る。ステップ2305で、緊急通報センタ13
01から受信した情報、例えば、「位置情報」、「異常
発生時刻情報」、「映像データ」等を併せた出動要請信
号を、通信ネットワーク1300を介して警察または消
防組織1311へ送信する。あるいは、音声通話による
通報も行う。なお、警察組織および消防組織のいずれか
一方に通報するとしてもよく、その両方に通報するとし
てもよい。なお、ステップ2306で、警察あるいは消
防組織から、出動状況結果の報告を受信する。また、ス
テップ2307で、上述の検討結果に基づき、ロードサ
ービス会社に出動要請する必要があるか否かが判断さ
れ、もし出動要請する必要が有ると判断されれば、ステ
ップ2308へ移る。ステップ2308で、緊急通報セ
ンタ1301から受信した情報、例えば、「位置情
報」、「異常発生時刻情報」、等を併せた出動要請信号
を、通信ネットワーク1300を介して例えばロードサ
ービス会社 A 1331へ送信する。あるいは、音声
通話による通報も行う。また、図24のステップ230
9で、上述の策定した対処方法に基づき、警備会社に出
動要請する必要があるか否かが判断され、もし出動要請
する必要が有ると判断されれば、ステップ2310へ移
る。ステップ2310で、緊急通報センタ1301から
受信した情報、例えば、「位置情報」、「異常発生時刻
情報」、等を併せた出動要請信号を、通信ネットワーク
1300を介して例えば警備会社1321へ送信する。
あるいは、音声通話による通報も行う。
【0127】そして、ロードサービス会社や警備会社に
それぞれ出動要請してあった場合は、ステップ2311
乃至ステップ2314に示すように、ロードサービス会
社A 1331や警備会社1321からそれぞれ通信ネ
ットワーク1300を介して送信された出動結果報告を
送受信装置1342で受信し、信号バス1344を介し
て記録装置1346へ入力し記録する。
【0128】さらに、図25のステップ2315乃至ス
テップ2320では、損害保険会社A 1341が必要
に応じて緊急通報センタ1301あるいは警察あるいは
消防組織1311から、それぞれ事故関連情報を入手す
る場合の動作について説明している。まず、ステップ2
315で、緊急通報センタ1301へ事故関連情報を要
求するか否かが判断される。もし、入手する必要が有る
と判断された場合は、ステップ2316で、緊急センタ
1301側で保持している事故関連情報の送信を要求す
るための要求信号を、損害保険会社 A 1341の送
受信装置1342から、通信ネットワーク1300を介
して緊急センタ1301の送受信装置1302へ送信す
る。そして、ステップ2317で、緊急センタ1301
の送受信装置1302で受信した要求信号に応じて緊急
センタ1301の記録装置1306に記録された事故関
連情報が、送受信装置1302を介して送信される。そ
して、その送信された情報を損害保険会社 A 134
1の送受信装置1342で受信する。その受信した事故
関連情報は、損害保険会社 A 1341の送受信装置
1342から信号バス1344を介して記録装置134
6に入力され記録されると共に、表示装置1347でそ
の内容が表示される。また、ステップ2318で、警察
あるいは消防組織1311へ事故原因等の事故関連情報
を要求するか否かが判断される。もし、入手する必要が
有ると判断された場合は、ステップ2319で、警察あ
るいは消防組織1311側で保持している事故関連情報
の送信を要求するための要求信号を、損害保険会社 A
1341の送受信装置1342から、通信ネットワー
ク1300を介して警察あるいは消防組織1311の送
受信装置1312へ送信する。そして、ステップ232
0で、警察あるいは消防組織1311の送受信装置13
12で受信した要求信号に応じて警察あるいは消防組織
1311の記録装置1316に記録された事故関連情報
が、送受信装置1312を介して送信される。そして、
その送信された情報を損害保険会社 A 1341の送
受信装置1342で受信する。その受信した事故関連情
報は、損害保険会社 A 1341の送受信装置134
2から信号バス1344を介して記録装置1346に入
力され記録されると共に、表示装置1347でその内容
が表示される。
【0129】そして、次のステップ2321で、受信し
た事故関連情報、受信した記録映像信号、記録装置13
46で保持している損害保険契約内容データベースにお
ける関連情報等に基いて、相手車両1381側の交渉相
手、例えば、損害保険会社B 1371との補償交渉を
行い、また、その事故に関する損害額の査定処理や保健
割引等級変更の決定を行い、次のステップ2322で、
それらステップ2321で処理された保険業務処理内容
に基づいた各種通知、例えば割り引き等級変更通知等
を、通信ネットワーク1300を介して対象運転者14
10へ送信する。あるいは、音声通話でもって通知する
としてもよい。なお、ステップ2304、2307、2
309、2311、2315、および2318の判定処
理はオペレータあるいはコンピュータ(人工知能)が行
うものである。
【0130】図26は、本発明を適用した救急システム
の情報伝達の外の一例を説明するためのフロー図であ
る。この図において、関係者および関係組織として、最
上段の左から対象運転者1410、緊急通報センタ13
01、警察または消防組織1311である警察署または
消防署、損害保険会社 A 1341、ロードサービス
会社 A 1331の名称を列記してある。さらに、各
関係者および関係組織ごとの動作内容をその各名称の下
部に列記している。さらに、それら動作内容間を矢印で
もって接続することで、それら接続された動作内容間の
関係を示している。そうすることで、各関係者および関
係組織相互の情報伝達の関係を説明している。
【0131】図27は、本発明に係わる緊急通報センタ
1301の記録装置1306のデータファイルの構成図
を示す。ここで記録装置1306には、契約者、例え
ば、対象運転者1410と緊急通報センタ1301との
緊急通報サービス契約当初からその関連情報を保持して
いるデータファイルが登録されている。このようなデー
タファイルとしては、「緊急通報サービス契約データフ
ァイル」1306−1および「通報電話データファイ
ル」1306−2および「車両使用者データファイル」
1306−3等がある。また、対象運転者1410から
の事故発生通報時以降に受信されまたは発生するデータ
を保持するデータファイルとしては、「通報着信日時分
秒データファイル」1306−4および「通報地点デー
タファイル」1306−5および「受信映像・音声デー
タファイル」1306−6などが登録されている。
【0132】図28は、本発明に係わる損害保険会社
A 1341の記録装置1346のデータファイル図を
示す。ここで、記録装置1346には、契約者、例え
ば、対象運転者1410と損害保険会社 A 1341
との損害保険契約当初からその関連情報を保持している
データファイルが登録されている。このようなデータフ
ァイルとしては、「損害保険データファイル」1346
−1および「車検証記載内容データファイル」1346
−2および「車両使用者データファイル」1346−3
等がある。また、対象運転者1410からの事故発生通
報時以降に受信されまたは発生するデータを保持するデ
ータファイルとしては、「通報着信日時分秒データファ
イル」1346−4および「通報地点データファイル」
1346−5および「受信映像・音声データファイル」
1346−6などが登録されている。
【0133】図29の(A)と(B)は、本発明に係わ
る緊急通報センタ1301における操作者の入出力装置
に用いられる表示装置1307の入出力画面例を示す図
である。この図において、対象車両1433側から緊急
通報センタ1301への事故発生通報がなされた場合の
入出画面例を示している。図29の上図と下図は共に表
示装置1307の入出力画面例である。これらの図にお
いて一部の表示内容は共通して表示されている。また、
いずれか一方の図に表示されてあり、他方に表示されて
いない表示内容もある。それら上図に示す画面と下図に
示す画面とは切り換えて表示できるようになっている。
また、それら上図または下図ごとに図示する表示内容の
組合せ以外の、別の組合せでもって画面表示するとして
もよく、例えば、全ての表示内容を同時に画面表示する
としてもよい。また、それら表示内容をスクロール表示
でもって切り換えることが可能であるとしてもよい。こ
れら表示切り替え機能は、全ての入出力画面例で同様に
機能させることができる。
【0134】図29の(A)と(B)に示す例では、表
示内容が7個の表示ウインドウ、すなわち、「通報詳
細」、「対象車両登録情報」、「受信映像」、「緊急出
動要請」、「保険会社」、「警備会社」、「ロードサー
ビス」ごとに表示される。
【0135】図29(A)の「通報詳細」ウインドウ3
391では、上述の事故発生通報動作により対象車両1
433側から送信された「自動通報/手動通報識別情
報」に基づいて、その通報が自動で行われたのか手動で
行われたのかどうかを表示する。また、通報が着信した
時刻を検出してその検出結果を記録装置1306に記録
することで、それにより通報着信時間を表示する。さら
に、その通報に関連して受信され、記録装置1306に
記録された携帯電話機1421の「携帯電話ダイアル番
号」により通報電話ダイアル番号を表示する。さらに、
受信され、記録装置1306に記録された「位置情報
(異常発生時位置情報)」により通報地点緯度経度情報
を表示する。さらに、音声通話モードで確認された通話
人の名前を自己申告通報者名として入力するか、または
音声認識することで、その入力されまたは音声認識した
結果により得られた名前を記録装置1306に記録する
と共に表示し、かつ、その入力されまたは音声認識した
結果により得られた名前が記録装置1306に記録され
た、その通報関連の対象車両1433に関する登録運転
者氏名リストに登録されているか否かを検出し、その検
出結果を、有りまたは無しと表示する。同様に通話人本
人が携帯電話を介して口頭あるいはキーにより入力した
パスワードが正しいか否かの確認結果を入力し、その入
力された良否結果を記録装置1306に記録すると共に
表示する。さらに、「異常時発生位置情報」に関連した
地図情報を検索して、その検索結果に応じた地図を表示
する。なお、地図情報入手ボタン3306を操作するこ
とで、図30にしめす「地図情報入手」ウインドウ34
91が表示され、これにより地図情報検索を行うことが
できる。さらに、地図情報によって抽出された通報地点
の地名と番地とが表示される。なお、音声通話による対
象運転者1410とセンタ1301の音声通話操作者の
会話内容を音声認識によりテキスト変換して通報ダイア
ログ・リストにそのテキストを表示する。また、音声通
話による会話を録音し、その音声を録音再生ボタン33
08を操作することで再生可能である。
【0136】図29(B)の「対象車両登録情報」ウイ
ンドウ3392では、上述の通報に関連して、予め記録
装置1306に記録された通報サービスの対象となる対
象車両1433に関する各種登録情報が表示される。そ
の各種登録情報としては、「緊急通報サービス契約番
号」、「契約状況」、「盗難連絡」の有無、「車両登録
番号」、「車種」、「車体色」、「所有者氏名」、「所
有者連絡先」および「登録運転者名リスト」がある。
【0137】図29(B)の「受信映像」ウインドウ3
393では、対象車両1433側から送信された映像・
音声データに基いて、その映像内容が表示される。この
図の例では、対象車両1433のTVカメラ1429で
撮像された前方向映像を前方映像ボタン3304を操作
することで選択表示している。なお、信号機点灯色や運
転情報や対象車両の前部も表示されている。また、画面
右手に相手車両を撮像した映像も表示されている。この
映像情報は逆再生ボタン3301や順再生ボタン330
2を操作することによって動画像として再生できる。ま
た、一次停止ボタン3303によって好みの映像内容で
もって静止させた映像を表示することもできる。なお、
この「受信映像」ウインドウ3393が図29の(A)
と(B)とに、共通して表示されている。このように、
異常発生時前後の対象車両1433の一部が撮像された
映像を含む映像を、遠隔の緊急通報センタで即座に確認
することができるので、その確認内容に応じて、より適
切な通報業務内容を迅速に選択し、より効果的な業務に
集中して行うことができるようになる。
【0138】図29(B)の「緊急出動要請」ウインド
ウ3394では、データベースに予め記録されてある出
動要請先の警察署や消防署を「異常発生位置情報」に応
じてそれぞれ選択し、該選択された警察署や消防署の名
称を表示する。そして、その表示内容を確認した後、そ
の警察署や消防署でよければ情報送信ボタン3309や
3310を操作することで、図31の「情報送信」ウイ
ンドウ3591が表示され、それを用いて出動要請する
ことができる。なお、緊急通信センタ1301と出動要
請先との送受信データや、音声通話によるセンタ130
1の音声通話操作者と出動要請先との音声連絡を音声認
識することによりテキスト変換して得た会話内容を、要
請連絡ログ・リストにテキスト表示できる。
【0139】図29(A)の「保険会社」ウインドウ3
395では、その事故通報に関連した予め記録されてい
る損害保険会社の名称を表示し、その表示内容を確認し
た後、情報送信ボタン3309を操作することで、図3
1の「情報送信」ウインドウ3591が表示され、それ
を用いて事故通報することができる。なお、緊急通信セ
ンタ1301と通報先の損害保険会社との送受信データ
や、音声通話によるセンタ1301の音声通話操作者と
通報先との音声連絡を入力したり音声認識したりするこ
とによりテキスト変換して得た会話内容を、連絡ログ・
リストにテキスト表示できる。
【0140】図29(B)の「警備会社」ウインドウ3
396および「ロードサービス」ウインドウ3397で
は、それぞれ警備会社候補検索ボタン3311やロード
サービス会社候補検索ボタン3312を操作すること
で、それぞれ図32や図33の各候補検索ウインドウ3
691、3791が表示されて、それを用いて出動要請
することができる。なお、データベースに予め記録され
ている「保険会社優先連絡の指示有り/無し」の有無が
それぞれ表示され、その表示に応じて、警備会社やロー
ドサービス会社に連絡する前に損害保険会社に連絡する
必要があることを確認できる。
【0141】図30は、本発明に係わる緊急通報センタ
1301における入出力装置に用いられる表示装置13
07の入出力画面例を示す図である。図30に示す「地
図情報入手」ウインドウ3491は、上述のように図2
9(A)の「通報詳細」ウインドウ3391の地図入手
ボタン3306を操作することで表示される。このウイ
ンドウ3491により、地図情報検索を行う。すなわ
ち、記録装置1306に記録されたセンタ内地図情報デ
ータベースの中から「異常発生時位置情報」に関連する
地図情報を検索する。その検索により、もし関連する地
図情報が見つからない場合は、地図情報会社接続ボタン
3401を操作することで、緊急通報センタ1301と
地図会社(地図情報会社)1361との間で通信ネット
ワーク1300を介して通信回線を確立する。確立した
通信回線を通して通信を開始し、まず、緊急通報センタ
1301の記録装置1306に記録された「異常発生時
位置情報」を地図会社1361へ送信する。地図会社1
361では、受信した「異常発生時位置情報」に関連す
る地図情報を、保有する地図データベースの中から検索
する。そして、検索された地図情報が、地図会社136
1から送信され、緊急通報センタ1301で受信され
る。その受信がなされた後に、上述の通信回線確立が解
消され、通信が終了する。そして、ウインドウ3491
の「地図情報会社からの入手結果」表示領域に、受信し
た地図情報が表示される。なお、その地図情報を受信す
ることで、自動的にその地図情報を、送信した「異常発
生時位置情報」に関連づけながら緊急通信センタ130
1の記録装置1306に、センタ内の地図情報データベ
ースの追加データとして記録するとしてもよい。また、
「地図情報会社からの入手結果」表示領域に表示されて
いる地図情報表示を、「センタ内地図情報データベース
からの検索結果」表示領域にドラッグ操作することで、
同じく追加データとして記録するとしてもよい。動作が
終了した場合は、OKボタン3402を操作してこのウ
インドウ3491を閉じる。
【0142】図31は、本発明に係わる緊急通報センタ
1301における入出力装置に用いられる表示装置13
07の入出力画面例を示す図である。この図に示す「情
報送信」ウインドウ3591は、上述のように「緊急出
動要請」ウインドウ3394の情報送信ボタン3309
や3310、「保険会社」ウインドウ3395の情報送
信ボタン3307を操作することで表示される。このウ
インドウ3591により、情報送信動作を行う。すなわ
ち、映像含データ通信ボタン3501あるいは映像無し
データ通信ボタン3502を操作することで、緊急通報
センタ1301と警察署、消防署、保険会社のいずれか
一つとの間で通信ネットワーク1300を介して通信回
線を確立する。確立した通信回線を通して通信を開始
し、所定の情報を送受信する。なお、情報送受信中およ
びその前後で、相互に音声通話動作が可能としてもよ
い。ここで、映像3505は、音声通話の相手側の音声
通話者を撮像した画像を受信して表示しているもので、
これにより相手の通話者の顔かたちを確認しながら通話
することができる。情報送受信や音声通話動作が終了し
た場合は、OKボタン3504を操作してこのウインド
ウ3591を閉じる。また、処理を途中で終了させる場
合は、キャンセルボタン3503を操作して、処理動作
を中断させ、ウインドウ3591を閉じることもでき
る。
【0143】図32は、本発明に係わる緊急通報センタ
1301における入出力装置に用いられる表示装置13
07の入出力画面例を示す図である。この図に示す「警
備会社候補検索」ウインドウ3691は、上述のように
「警備会社」ウインドウ3396の警備会社候補検索ボ
タン3311を操作することで表示される。このウイン
ドウ3691により、出動要請する警備会社を決定し、
その決定された警備会社への連絡動作を行う。すなわ
ち、その事故通報に応じて警備会社の候補が検索され
る。そして検索された候補となる警備会社の名称と、そ
の候補に対応する連絡ボタンとが表示される。図32で
は、3候補を列記し表示した例を示している。先ず、、
予め記録されているデータベースの中から対象車両14
33に応じて契約された警備会社である契約警備会社の
名称が検索されて表示され、それに応じた連絡ボタン3
601が表示される。次に、「異常時発生位置情報」に
応じて、例えば、その位置情報に示す位置の近くに存す
る警備会社を代行可能警備会社として、予め記録されて
いるデータベースの中から、あるいは、後述するように
ネットワークを介して他社のサイトに存する関連情報の
中から検索する。そして、その検索された警備会社の名
称とそれに応じた連絡ボタン3602が表示される。同
様に、他の代行可能警備会社として検索された警備会社
の名称とそれに応じた連絡ボタン3603が表示され
る。なお、代行可能警備会社を検索する場合、緊急通報
センタ1301とその警備会社間で通信回線を確立し、
緊急通報センタ1301から代行可能か否かを問合わせ
るための送信を行い、警備会社からその問い合わせに対
する返事を受信してもよい。そうすることで、その返事
の内容により、その警備会社が代行可能か否かを判断
し、その判断結果に応じて「警備会社候補検索」ウイン
ドウ3691にその警備会社をリストアップするか否か
を、さらに決定するとしてもよい。そして、それら連絡
ボタン3601乃至3603のうち、出動要請対象とす
る警備会社に対応する連絡ボタンを操作する。そうする
ことで、緊急通報センタ1301と警備会社の間で通信
ネットワーク1300を介して通信回線を確立し情報を
送受信する。あるいは、音声通話でもって連絡する。情
報送受信や音声通話動作が終了した場合は、OKボタン
3604を操作してこのウインドウ3691を閉じる。
【0144】図33は、本発明に係わる緊急通報センタ
1301における入出力装置に用いられる表示装置13
07の入出力画面例を示す図である。この図に示す「ロ
ードサービス会社候補検索」ウインドウ3791は、上
述のように「ロードサービス会社」ウインドウ3397
のロードサービス会社候補検索ボタン3312を操作す
ることで表示される。このウインドウ3791により、
出動要請するロードサービス会社を決定し、その決定さ
れたロードサービス会社への連絡動作を行う。すなわ
ち、その事故通報に応じてロードサービス会社の候補が
検索される。そして検索された候補となるロードサービ
ス会社の名称と、その候補に対応する連絡ボタンとが表
示される。図33では、3候補を列記し表示した例を示
している。先ず、対象車両1433に応じて契約された
ロードサービス会社である契約サービス会社の名称が、
予め記録されたデータベースから検索されて表示され、
それに応じた連絡ボタン3701が表示される。次に、
「異常時発生位置情報」に応じて、例えば、その位置情
報に示す位置の近くに存するロードサービス会社を代行
可能サービス会社として、予め記録されている中から、
あるいは、後述するようにネットワークを介して他社の
サイトに存する関連情報の中から検索する。そして、そ
の検索されたロードサービス会社の名称とそれに応じた
連絡ボタン3702が表示される。同様に、他の代行可
能サービス会社として検索されたロードサービス会社の
名称とそれに応じた連絡ボタン3703が表示される。
なお、代行可能サービス会社を検索する場合、緊急通報
センタ1301とそのロードサービス会社間で通信回線
を確立し、緊急通報センタ1301から代行可能か否か
を問合わせるための送信を行い、ロードサービス会社か
らその問い合わせに対する返事を受信してもよい。そう
することで、その返事の内容により、そのロードサービ
ス会社が代行可能か否かを判断し、その判断結果に応じ
て「ロードサービス会社候補検索」ウインドウ3791
にそのロードサービス会社をリストアップするか否か
を、さらに決定するとしてもよい。そして、それら連絡
ボタン3701乃至3703のうち、出動要請対象とす
るロードサービス会社に対応する連絡ボタンを操作す
る。そうすることで、緊急通報センタ1301とロード
サービス会社の間で通信ネットワーク1300を介して
通信回線を確立し情報を送受信する。あるいは、音声通
話でもって連絡する。情報送受信や音声通話動作が終了
した場合は、OKボタン3704を操作してこのウイン
ドウ3791を閉じる。
【0145】図34は、発明に係わる警察組織または消
防組織1311における操作者の入出力装置に用いられ
る表示装置1317の入出力画面例を示す図である。こ
の図の例では、緊急通報センタ1301から出動要請が
なされた場合の入出力画面例を示しており、表示内容が
4個の表示ウインドウ、すなわち、「出動要請詳細」、
「受信画像」、「到達経路現況」、「事故調書作成デー
タ」ごとに表示される。
【0146】「出動要請詳細」ウインドウ3891で
は、出動を要請するものの氏名、例えば緊急通報センタ
1301のセンタ名前が表示される。さらに、その要請
者からの要請信号を着信した時刻や、要請者の連絡先で
ある電話ダイアル番号等が表示される。さらに、要請者
である緊急通報センタ1301から送信された地図情報
や事故地点地名および地番が受信され、その地図情報に
応じた地図と、その事故地点地名および地番とが表示さ
れる。
【0147】「受信画像」ウインドウ3892では、出
動要請者である緊急通報センタ1301から送信された
映像・音声データが受信され、その映像・音声データに
応じて映像内容等が表示される。この例では、上述の図
29における「受信映像」ウインドウ3393の表示と
同様であるため説明を省略する。このように、異常発生
時前後の対象車両1433の一部が撮像された映像を含
む映像を、遠隔の警察組織または消防組織で即座に確認
することができるので、その確認内容に応じて、より適
切な事故対応業務内容や救急救命業務内容を迅速に選択
し、より効果的な業務に集中して行うことができるよう
になる。
【0148】「到達経路現況」ウインドウ3893で
は、さらに、事故現場と出動元となる警察署あるいは消
防署の位置とを表示するための地図を表示する。さら
に、この地図には、別の道路状況データを用いて、現在
時点の道路状況、例えば、渋滞箇所の表示を行うように
する。そうすることで、各警察署または消防署所在地か
ら事故地点までの最適経路を検索することができる。こ
こで、道路状況データとしては、通信回線1300を介
して、図示していない道路交通情報センタ等で作成され
たものを受信するとしてもよい。
【0149】「事故調書作成データ」ウインドウ389
4では、各種出動記録や入手情報等を組み合わせて事故
調書のためのデータが作成され、表示される。
【0150】図35は、本発明に係わる損害保険会社
A 1341における操作者の入出力操作に用いられる
表示装置1347の入出力画面例を示す図である。この
図の例では、緊急通報センタ1301から事故通報がな
された場合の入出力画面例を示しており、表示内容が7
個の表示ウインドウ、すなわち、「通報詳細」、「保険
内容」、「事故状況詳細」、「出動要請」、「出動報
告」、「警察・消防」、「補償交渉」ごとに表示され
る。
【0151】「通報詳細」ウインドウ3991では、通
報者である緊急通報センタ1301から送信され、通信
ネットワーク1300を介して所定の事故発生通報信号
が損害保険会社 A 1341の送受信装置1342で
受信されることで、その受信時刻を通報着信時刻として
表示すると共に、損害保険会社 A 1341の記録装
置1346にその通報着信時刻を入力し記録する。さら
に、その事故発生通報信号に含まれて送られてきた緊急
通報センタ1301のセンタ名を、通報者名として表示
すると共に、記録装置1346にその通報者名を入力し
記録する。同様に、その通報者に係わる通報電話ダイア
ル番号についても表示すると共に記録装置1346に入
力し記録する。
【0152】「保険内容」ウインドウ3992では、緊
急通報センタ1301から送信され、通信ネットワーク
1300を介して受信した対象車両1433に係わる
「緊急通報サービス契約番号」あるいはそれに対応した
独自の「ナンバープレート番号」や「対象自動車保険証
券番号」等を、記録装置1346に入力し記録して、そ
れら記録された情報を基に記録装置1346における損
害保険契約内容データベースに保持されている関連情報
の中から、対象車両保険証券番号や被保険者氏名や被保
険者連絡先や登録運転者氏名リストを抽出してそれら抽
出された各情報を表示する。
【0153】「事故状況詳細」ウインドウ3993で
は、緊急通報センタ1301から送信された記録映像信
号を、通信ネットワーク1300を介して送受信装置1
342で受信し、信号バス1344を介して記録装置1
346へ入力し記録することで、その記録映像信号によ
る映像内容が、上述の図29や図34における受信映像
表示と同様に表示される。このように、異常発生時前後
の対象車両1433の一部が撮像された映像を含む映像
を、遠隔の損害保険会社で即座に確認することができる
ので、その確認内容に応じて、より適切な保険業務内容
を迅速に選択し、より効果的な業務に集中して行うこと
ができるようになる。さらに、事故状況に関連する情報
として、緊急通報センタ1301から送信され、通信ネ
ットワーク1300を介して、運転者名、事故発生時
刻、事故発生地点番地、事故地点地図が、送受信装置1
342で受信され、それぞれ記録装置1346に入力さ
れ記録されることで、それらが表示される。なお、上述
の受信された運転者名は、予め記録装置1346に記録
されている登録運転者名リストにリストアップされてい
るか否かが検出される。そして、その検出結果によっ
て、損害保険会社 A 1341における損害保険業務
が一部変更されて、より効率的な業務を行うことができ
るようにしてもよい。
【0154】さらに、「事故状況詳細」ウインドウ39
93には、記録映像信号を映像解析してその映像信号に
撮像された被写体像をそれぞれ検出し、その検出された
被写体像ごとの撮像対象物の相対関係を検出する機能を
起動させるための映像解析実行ボタン3901と、その
映像解析の結果を表示するための表示領域とを表示す
る。なお、記録装置1346に記録された映像信号を基
に、その記録装置1646に保持された映像解析プログ
ラム・ソフトウェアに従って制御装置1345がデータ
処理を行い、その処理結果が記録装置1346に格納さ
れることで、この映像解析処理が実行されるものであ
る。ここで、映像解析実行ボタン3901を操作するこ
とで、図36の「映像解析実行」ウインドウ4091が
表示されて、それを用いて解析動作が実行される。
【0155】ここで、この映像解析動作の具体例を、図
43〜図45を用いて説明する。図43,44は本発明
に係わる損害保険会社の映像解析動作フローの一例を示
す図である。ステップ5001で緊急通報センタ130
1から映像情報とそのほかの情報、例えば、対象車両1
433の位置情報、時刻情報、移動方向情報、移動速度
情報、ハンドル角度情報(ステアリング角度情報)を受
信する。そして、受信した情報を記録装置1346へ記
録する。なお、ステップ5001の映像情報受信は、図
23のステップ2302で行われる記録映像データ受信
と同じものである。そして、ステップ5002で、記録
された映像情報のうちの1フレーム分の映像情報を読み
出して制御装置1345での情報処理に用いられるよう
にする。そして、ステップ5003で、読み出されたフ
レーム映像に係わる撮像時点における、対象車両143
3の位置情報、時刻情報、移動方向情報、移動速度情
報、ハンドル角度情報を同様に読み出す。そして、ステ
ップ5004で、読み出されたフレーム映像に対して輪
郭検出処理を行う。その検出結果として得られた輪郭に
応じて、その輪郭に囲まれるべき映像領域を判定する。
そして、ステップ5005で、判定された映像領域をそ
のフレーム映像情報に関連づけて記録する。以上のステ
ップ5002からステップ5005までの動作を、すべ
てのフレーム映像情報、または所定のフレーム映像情報
について実施したかがステップ5006で判断されるま
で、その動作が各フレーム映像に対して行われる。次
に、ステップ5007で、前記判定され記録された映像
領域と、その映像領域が関係するフレーム映像以外のフ
レーム映像に関連づけて記録された領域との相関をと
る。そして、ステップ5008で、もし、その相関の強
さが所定の強さ以上であったと判定された場合は、ステ
ップ5009へ移り、そうでない場合はステップ501
0へ移る。ステップ5009では、相関をとった映像領
域同士を、同一物体の表示領域であることを示す領域セ
ットにそれぞれ登録する。このとき、両方の映像領域が
まだ領域セットに登録されていない場合は、新たに領域
セットを作成してそれに登録する。また、一方の映像領
域がすでに領域セットに登録されている場合は、その領
域セットに他方の映像領域を登録する。そして、ステッ
プ5010で、記録されたすべての映像領域について相
関をとったか否かを判断し、まだ相関をとっていない映
像領域がある場合はステップ5007へ移りその領域に
ついてステップ5008とステップ5009の動作を行
う。ステップ5010で記録されたすべての映像領域に
ついて相関をとったと判断された場合は、ステップ50
11へ移る。そして、ステップ5011で、領域セット
に登録された映像領域のうち、最大面積の領域に係わる
フレーム映像の撮像時点が、その領域セットに関わる物
体が最も対象車両1433に接近する時点であると判定
する。そして、ステップ5012で、その判定された時
点の時刻が、対象車両1433の衝突検出時刻と同じか
あるいはほぼ同じであるかが判断され、もしそうであれ
ば、ステップ5013へ移り、もしそうでなければステ
ップ5014へ移る。ステップ5013では、その領域
セットに関わる物体が対象車両1433と衝突したもの
と衝突判定する。そして、ステップ5014で、すべて
の領域セットについてステップ5011の時刻比較を行
ったか否かが判定され、もしそうであればステップ50
15へ移り、もしそうでなければステップ5011へ戻
る。そして、ステップ5015で、その衝突判定結果に
応じて、あるいは、領域セットに関わる物体相互、ある
いは、領域セットに関わる物体と対象車両1433が撮
像された領域との相互関係に応じて、事故解析を行う。
例えば、所定良識セットに関わる物体を相手車両138
1と認識する。認識された相手車両1381の交差点進
入から対象車両1433に衝突するまでの時間を計測す
る。認識された相手車両1381とその交差点進入時の
従うべき信号機の指示が交差点進入を許していたのか否
かを判定する。
【0156】図45は対象車両1433からの複数フレ
ーム画像からなる映像情報の内容を、そのフレーム画像
の表示画面列で表したものである。この図では、映像情
報のフレーム画像のうち一部を表示したものであり、表
示画面5100が最も最初に撮影され記録されたフレー
ム映像の表示画面、表示画面5101がその約6秒後に
撮影され記録されたフレーム映像の表示画面、表示画面
5102が衝突検出された時点に撮影され記録されたフ
レーム映像の表示画面で、表示画面5105がその衝突
検出された時点の10秒後に最後に撮影され記録された
フレーム映像の表示画面である。なお、この例では、表
示画面5102から、表示画面5103、その1フレー
ム期間後に撮像されたフレーム映像の表示画面510
4、さらにその1フレーム期間後に撮像されたフレーム
映像の表示画面5105までの撮像された情景は変化が
無くほぼ同じ情景であって、特に、対象車両1433と
相手車両1381との位置関係が変化していない情景で
あるとする。この図において、表示画面5100では相
手車両1381に関する映像領域が領域a1のように撮
像されている。同様に、表示画面5101では領域a
2、表示画面5102では領域a3、表示画面5105
では領域a4のように撮像されており、上述した解析動
作によっては、これら領域a1、a2、a3、a4は同
一の領域セットである相手車両1381に関する領域セ
ットに登録される。また、対象車両1433の前部につ
いても、領域b1、b2、b3、b4が対象車両前部に
関わる領域セットに登録される。そして、相手車両13
81に関する領域セットに登録される領域の中で、領域
b3が他の領域と比較されて、最大の面積を有する領域
であって、さらに、同じ最大面積の領域が複数有る場合
の最初の最大面積の領域であることから、この領域b3
に係わるフレーム映像の撮像時点が対象車両1433に
相手車両1381が最も接近した最初の時点であると判
定される。さらに、そのフレーム映像が撮像された時点
が、映像情報の撮像開始10秒後で、かつ、撮像停止1
0秒前であることから衝撃検出された時点と同じである
と判定される。従って、それら判定から、対象車両14
33と相手車両1381とが衝突したと判定される。以
上のように映像情報を受信し、映像解析できることで、
その映像情報や解析結果に基いて、事故発生のごく初期
からその事故状況を把握でき、その把握した状況に応じ
た各種確認作業等の保険業務をより効率的に行うことが
できる。
【0157】「出動要請」ウインドウ3994では、警
備会社およびロードサービス会社について、それぞれ出
動要請ボタン3902や3903を操作することで、図
37の出動要請サブウインドウ4191が表示されて、
それを用いてそれぞれ出動要請することができる。
【0158】「出動報告」ウインドウ3995では、出
動要請した警備会社やロードサービス会社から送信され
通信ネットワーク1300を介して送受信装置1342
で受信した各出動結果報告を記録装置1346に記録す
ると共に表示する。
【0159】「警察・消防」ウインドウ3996では、
警察または消防機構1311と損害保険会社 A 13
41との間で、通信ネットワーク1300を介して送受
信された通信内容を記録装置1346に記録すると共に
表示する。
【0160】「補償交渉」ウインドウ3997では、損
害保険会社 B 1371と損害保険会社 A 134
1との間で、通信ネットワーク1300を介して送受信
された通信内容、特に、補償交渉の内容を記録装置13
46に記録すると共に表示する。
【0161】図36は、本発明に係わる損害保険会社
A 1341における入出力装置に用いられる表示装置
1347の入出力画面例を示す図で、特に、映像解析を
実行するための「映像解析実行」ウインドウ4091の
一例を示したものである。この図において、上述の図3
5における「事故状況詳細」ウインドウ3993と同様
な内容である、受信画像、事故発生時刻、事故発生地点
番地、事故地点地図を表示している。さらに、この図に
おいて、解析動作を実行するための、自動解析ボタン4
001およびカスタム解析ボタン4002が表示されて
おり、これらボタンのいずれかを操作することによっ
て、映像解析が行われる。また、「出動要請」ウインド
ウ3994では、警備会社およびロードサービス会社に
ついて、それぞれ出動要請ボタン3902や3903を
操作することで、図37の出動要請ウインドウ4191
が表示されて、それを用いてそれぞれ出動要請すること
ができる。
【0162】図37は、本発明に係わる損害保険会社
A 1341における入出力動作に用いられる表示装置
1347の入出力画面例を示す図である。この図に示す
「出動要請サブ」ウインドウ4191は、上述のように
「出動要請」ウインドウ3994の出動要請ボタン39
02や3903を操作することで表示される。このウイ
ンドウ4191により、出動要請動作を行う。すなわ
ち、データ通信ボタン4101を操作することで、損害
保険会社 A 1341と警備会社またはロードサービ
ス会社の間で通信ネットワーク1300を介して通信回
線を確立する。確立した通信回線を通して通信を開始
し、所定の情報を送受信する。なお、情報送受信中およ
びその前後で、相互に音声通話動作が可能としてもよ
い。ここで、映像4104は、音声通話の相手側の音声
通話者を撮像した画像を表示しているもので、これによ
り相手の通話者の顔かたちを確認しながら通話すること
ができる。情報送受信や音声通話動作が終了した場合
は、OKボタン4103を操作してこのウインドウ41
91を閉じる。また、処理を途中で終了させる場合は、
キャンセルボタン4102を操作して、処理動作を中断
させ、ウインドウ4191を閉じることもできる。
【0163】図38は、本発明に係わる携帯電話会社1
351における表示装置1357の入出力画面例を示す
図である。この図において、通報者である緊急通報セン
タ1301から送信され、通信ネットワーク1300を
介して所定の異常発生通報信号が制御装置1355で受
信された場合に、この図に示す「信用情報停止」ウイン
ドウ4291が表示される。このウインドウ4291に
より、信用情報停止動作を確認することができる。すな
わち、異常発生通報信号の受信時刻を通報着信時刻とし
て表示する。また、受信した異常発生通報信号に含まれ
て送信されてきた緊急通報センタ1301のセンタ名を
通報会社名として表示する。同様に、通報電話ダイアル
番号についても表示すると共に、その異常発生元の対象
携帯電話機1421の電話ダイアル番号も同様に受信し
表示する。さらに、異常検出時刻も同様に受信し表示す
る。さらに、異常検出内容も同様に受信し表示する。制
御装置1355は、上述の異常発生通報信号を受信する
と、携帯電話会社1351の制御装置1355と対象携
帯電話機1421の間で通信ネットワーク1300を介
して通信回線を確立する。確立した通信回線を通して通
信を開始し、制御装置1355から対象携帯電話機14
21へ機能制限制御信号が送信される。そして、その機
能制限制御信号を対象携帯電話機1421が受信するこ
とにより、その対象携帯電話機1421の送信機能のう
ち、信用情報の送信機能が動作しないように対象携帯電
話機1421の機能が制限される。あるいは、通信ネッ
トワーク1300における携帯電話機1421に係わる
データ伝送機能のうち、対象携帯電話機1421からの
信用情報の出力を行わせるための機能が動作しないよう
に通信ネットワーク1300の機能が制限される。そし
て、ウインドウ4291にその機能停止を開始した時刻
である信用情報送出停止の開始時刻を表示する。以上説
明したように、信用情報送出機能が停止された後、その
機能停止を解除するために、このウインドウ4291に
解除確認ボタン4201を設けてある。そして、その機
能停止を解除する場合は、解除確認ボタン4201を操
作することで、図39に示す「信用情報送信停止 解除
確認」ウインドウ4391が表示される。
【0164】なお、上述の例では、緊急通報センタ13
01が携帯電話会社1351へ異常発生通報信号を送信
するとしたが、異常状態となった対象の携帯電話機14
21自体から異常発生通報信号を携帯電話会社1351
へ送信するとしてもよい。
【0165】図39は、本発明に係わる携帯電話会社1
351における表示装置1357の他の入出力画面例を
示す図である。この図に示す「信用情報送信停止 解除
確認」ウインドウ4391は、上述のように「信用情報
送信停止」ウインドウ4291の解除確認ボタン420
1を操作することで表示される。このウインドウ439
1により、信用情報送出機能停止の解除動作を行う。す
なわち、確認完了・停止ボタン4301を操作すること
で、携帯電話会社1351の制御装置1355と対象携
帯電話機1421の間で通信ネットワーク1300を介
して通信回線を確立する。確立した通信回線を通して通
信を開始し、制御装置1355から対象携帯電話機14
21へ機能制限解除信号が送信される。そして、その機
能制限解除信号を対象携帯電話機1421が受信するこ
とにより、対象携帯電話機1421の信用情報の送信機
能が回復し動作するよう、機能制限がなくされる。ある
いは、通信ネットワーク1300における携帯電話機1
421に係わるデータ伝送機能のうち対象携帯電話機1
421からの信用情報の出力を行わせるための機能が回
復し動作動作するよう、通信ネットワーク1300の機
能制限がなくされる。なお、通信回線が確立して通信が
開始された後、所定期間は対象携帯電話機1421の通
信機能がモニタリングされ、さらに、音声通話が対象携
帯電話機1421側と携帯電話会社1351側とで行わ
れるようにされる。ここで、音声通話経過時間を計測表
示する。所定時間経過の後まで、対象携帯電話機142
1側の音声通話者が発生しないとした場合は、停止解除
動作を断念して、「停止継続」ボタン4302を操作す
ることで、停止解除動作を行う前の状態に戻して機能が
制限されるままとする。一方、停止機能解除動作や音声
通話動作が終了した場合は、OKボタン4303を操作
してこのウインドウ4391を閉じる。ここで、映像4
304は、音声通話の相手側の音声通話者を撮像した画
像を受信して表示しているもので、これにより相手の通
話者の顔かたちを確認しながら通話することができる。
なお、この画像が表示されるのは、対象携帯電話機14
21側にその音声通話者を撮像する撮像カメラをそなえ
ている場合である。
【0166】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、運転者
が応答不能な重大事故においても迅速且つ的確な救急・
救命活動が可能となって、対応遅れによる負傷者の重症
化や甚だしきは生命の喪失を未然に防止できるばかりで
なく、交通事故発生前後の映像・音声記録の取得によっ
て、事故防止策の検討用や交通事故損害賠償責任の判定
用に供することが出来る。
【0167】また、第2の実施例によれば、交通事故損
害賠償責任の判定に際して、双方の運転者が自分の進路
の信号が緑信号で進入許可が指示されていたと相反する
主張をする傾向にあり、そのように主張が異なっていた
としても、責任の無い側が無用の負担を強いられるとい
う不合理が防止でき、また、事故発生原因究明のために
も、その効果がより高いシステムを実現することが出来
る。
【0168】また、第3の実施例によれば、交通事故損
害賠償責任の判定や、事故発生原因究明の分析用として
の効果がより高い。
【0169】また、本発明によれば、事故発生前後の状
況を迅速・的確に損害保険会社側で把握することによっ
て、交通事故の発生原因が即座に究明できる。
【0170】さらに、本発明によれば、事故発生後の携
帯電話の信用情報発信機能を一時的に制限するようにし
て、携帯電話から送信される信用情報の確度をより高め
られるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の緊急情報通報装置の第1の実施例の
ブロック構成を示す図。
【図2】 図1に示す緊急情報通報装置を搭載した移動
物体の外観を説明する図。
【図3】 本発明に係わる映像信号による画像表示の一
例を示す図。
【図4】 本発明の第2の実施例のブロック構成を示す
図。
【図5】 本発明の第3の実施例のブロック構成を示す
図。
【図6】 本発明の通報システムの一例における交通信
号装置とその交通信号装置に接続された撮像装置のブロ
ック構成例を示す図。
【図7】 従来の緊急情報通報装置のブロック構成例を
示す図。
【図8】 図7に示した緊急通報装置を搭載した移動物
体の外観を説明する図。
【図9】 従来の緊急情報通報システムの構成例を示す
図。
【図10】 本発明の緊急情報通報システムの構成例を
示す図。
【図11】 本発明を適用した救急システムの関係者お
よび関係組織の連携を図式化して説明するための概略説
明図である。
【図12】 図11に示す救急システムの情報伝達の一
例を説明するための図である。
【図13】 本発明のさらに他の実施例を示し、通信ネ
ットワークを用いたシステムの一構成例を示す図であ
る。
【図14】 本発明を移動物体に搭載した一実施例のブ
ロック構成を示す図である。
【図15】 図14に示す本発明の動作フロー図の一例
を示す図である。
【図16】 本発明に係わる緊急通報センタの動作フロ
ー図の一例の前半部分を示す図である。
【図17】 図16に係わる緊急通報センタの動作フロ
ー図の一例の後半部分を示す図である。
【図18】 図17に示すステップ1615における動
作の流れを、より詳細に説明する動作フロー図の一例の
前半部分を示す図である。
【図19】 図18に係わる動作フロー図の一例の後半
部分を示す図である。
【図20】 本発明を用いた通報システムを警察組織あ
るいは消防組織に適用した場合の動作フロー図の一例を
示す図である。
【図21】 本発明を用いた通報システムを警備会社に
適用した場合の動作フロー図の一例を示す図である。
【図22】 本発明を用いた通報システムをロードサー
ビス会社に適用した場合の動作フロー図の一例を示す図
である。
【図23】 本発明を用いた通報システムを損害保険会
社に適用した場合の動作フロー図の一例であり、そのの
先頭部分を示すフロー図である。
【図24】 図23に係わる動作フロー図の中間部分を
示すフロー図である。
【図25】 図23および図24に係わる動作フロー図
の後ろの部分を示すフロー図である。
【図26】 本発明を適用した救急システムの情報伝達
の他の一例を説明するための図である。
【図27】 本発明に係わる緊急通報センタの記録装置
のデータファイルの構成図を示す。
【図28】 本発明に係わる損害保険会社の記録装置の
データファイルの構成図を示す。
【図29】 本発明に係わる緊急通報センタにおける入
出力装置に用いられる表示装置の入出力画面例を示す図
である。
【図30】 本発明に係わる緊急通報センタにおける入
出力装置に用いられる表示装置の他の入出力画面例を示
す図である。
【図31】 本発明に係わる緊急通報センタにおける入
出力装置に用いられる表示装置の他の入出力画面例を示
す図である。
【図32】 本発明に係わる緊急通報センタにおける入
出力装置に用いられる表示装置の他の入出力画面例を示
す図である。
【図33】 本発明に係わる緊急通報センタにおける入
出力装置に用いられる表示装置の他の入出力画面例を示
す図である。
【図34】 本発明に係わる警察組織または消防組織に
おける入出力装置に用いられる表示装置入出力画面例を
示す図である。
【図35】 本発明に係わる損害保険会社における入出
力装置に用いられる表示装置の入出力画面例を示す図で
ある。
【図36】 本発明に係わる損害保険会社における入出
力装置に用いられる表示装置の他の入出力画面例を示す
図である。
【図37】 本発明に係わる損害保険会社における入出
力装置に用いられる表示装置の他の入出力画面例を示す
図である。
【図38】 本発明に係わる携帯電話会社における表示
装置の入出力画面例を示す図である。
【図39】 本発明に係わる携帯電話会社における表示
装置の他の入出力画面例を示す図である。
【図40】 本発明に関わる交通信号装置の動作フロー
チャートの一例を示す図である。
【図41】 本発明に関わる交通信号装置から送信され
る信号機情報の一例を説明するテーブルを示す図であ
る。
【図42】 本発明に関わる自動車が信号機情報信号を
受信してそれを処理する動作フローチヤートの一例を示
す図である。
【図43】 本発明に関わる映像解析動作のフローチャ
ートの一例であり、その前半部分を示すフロー図であ
る。
【図44】 図43に係わる動作フロー図の後半部分を
示すフロー図である。
【図45】 本発明により対象自動車から撮影し記録さ
れたフレーム画像を時系列に表示したフレーム画像列の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1f,1r:衝撃センサ、 2:エアバッグ装置、
3:GPS受信装置、4:緊急通報制御装置、 5:携
帯電話機、 6:緊急通報スイッチ、 7a:TVカメ
ラ、 9n,9e,9s,9w:信号機、 9b:信号
機制御装置、9c:送信機、 9d:送信アンテナ、
9f:アンテナ、 9g:GPS受信装置、 10
a:受信アンテナ、 11:交通信号灯パターン発生
器、 12:映像混合器、 11n,11w,11s,
11e:点灯パターン表示、 13:文字映像パターン
発生器、 13a:時刻表示、 17:運転用機器、
19:運転情報パターン発生器、 30,30’:セン
タ局(緊急情報センタ)、31,34:アンテナ、 3
2:通信ネットワーク、 33:中継局、 35:受信
装置、 36:記録装置、 37:モニタ、 130
0:通信ネットワーク、 1301:緊急通報センタ、
1311:警察あるいは消防組織、 1321:警備
会社、 1331:ロードサービス会社 A、 134
1:損害保険会社 A、 1351:携帯電話会社、
1361:地図会社、 1371:損害保険会社 B、
1302,1312,1322,1332,134
2:送受信装置、 1303,1313,1323,1
333,1343:通話装置、 1304,1314,
1344:信号バス、 1305,1315,134
5,1355:制御装置、 1306,1316,13
46:記録装置、 1307,1317,1347,1
357:表示装置、 1381:相手側車両、 138
2:相手側運転者、 1400:加速度センサ、 14
01,1401f,1401r:衝撃センサ、 140
2:エアバッグ装置、 1403:タイヤ、 140
4:車速センサ、 1405:ブレーキペダル操作状態
センサ、 1406:ブレーキペダル、 1407:熱
・温度センサ、 1408:ハンドル操作確度センサ、
1409:ハンドル、 1410:対象運転者、 1
411:ドライブ・レコーダ、 1412:車載装置、
1413:CPU(中央演算処理装置)、 141
4:信号バス、 1415:手動通報ボタン、 141
6:インジケータ、 1417:映像音声データ記録装
置、 1418:記録装置、 1419:無線機、 1
420:GPS受信装置、 1421:携帯電話機、
1422:表示装置、 1423:送受信装置、 14
24:アンテナ、 1425:キーボタン、 142
6:CPU、 1427:記憶装置、 1428:アダ
プタ、 1429,1430:TVカメラ、 143
1:通信アンテナ、 1432:GPSアンテナ、 1
433:対象車両、 3301:逆再生ボタン、330
2:順再生ボタン、 3303:一次停止ボタン、 3
304:前方映像ボタン、 3305:後方映像ボタ
ン、 3306:地図情報入手ボタン、3307:情報
送信ボタン、 3308:録音再生ボタン、 330
9:情報送信ボタン、 3310:情報送信ボタン、
3311:警備会社候補検索ボタン、 3312:ロー
ドサービス会社候補検索ボタン、 3401:地図情報
会社接続ボタン、 3402,3504,3604,3
704,4003,4103,4303:OKボタン、
3501:映像含データ通信ボタン、 3502:映
像無しデータ送信ボタン、 3503,4102:キャ
ンセルボタン、 3601,3602,3603,37
01,3702,3703:連絡先ボタン、3901:
映像解析ボタン、 3902,3903:出動要請ボタ
ン、 4001:自動解析ボタン、 4002:カスタ
ム解析ボタン、 4101:データ通信ボタン、 42
01:解除確認ボタン、 4301:確認完了・停止解
除ボタン、 4302:停止継続ボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/10 G08B 25/10 D G08G 1/13 G08G 1/13 H04B 7/26 H04B 7/26 H H04Q 7/20 K 7/34 106A 7/38 H04Q 7/04 Z H04B 7/26 109M 109G Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA04 AA09 AA24 BB12 BB65 BB74 DD03 DD13 EE05 EE06 EE08 EE18 FF04 GG19 GG43 GG66 5H180 BB04 CC04 CC12 EE08 EE15 FF05 FF39 LL08 5K067 AA21 BB03 BB21 DD11 DD28 DD51 EE02 EE10 EE16 FF02 FF23 FF32 HH11 HH22 JJ52 KK15 5K101 KK14 LL12 MM07 NN06 NN14 NN21 RR12 RR27 SS07

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体の緊急情報通報装置において、
    前記移動物体の一部が撮像範囲に存する画像を撮影する
    少なくとも1つの撮像装置と、前記撮像装置からの映像
    信号を繰り返し記録する第1の記録装置と、前記第1の記
    録装置に記録された映像信号を所定の基地局に送信する
    第1の送信装置と、前記第1の記録装置と前記第1の送信
    装置の動作を制御する第1の制御装置と、前記移動物体
    への衝撃に基づき指令信号を発生する信号発生装置とを
    有し、前記第1の制御装置は、前記信号発生装置からの
    信号に基づいて、前記移動物体ヘの衝撃時点から所定時
    間後、前記第1の記録装置の記録動作を停止することを
    特徴とする緊急情報通報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の緊急情報通報装置にお
    いて、更に第1の受信装置を有し、該第1の受信装置によ
    り前記基地局からの指令信号を受信することを特徴とす
    る緊急情報通報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の緊急情報通報装置にお
    いて、更に、GPS測位装置を有し、前記指令信号に基づ
    いて、前記第1の記録装置からの再生映像信号に前記GP
    S測位装置からの位置情報および時間情報を重畳して、
    前記第1の送信装置から前記基地局に送信することを特
    徴とする緊急情報通報装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の緊急情報通報装置にお
    いて、前記信号発生装置は、エアバッグ、衝撃センサ、
    温度検出センサ、加速度センサおよび手動通報ボタンの
    少なくとも1つからなることを特徴とする緊急情報通報
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の緊急情報通報装置にお
    いて、更に、GPS測位装置を有し、前記第1の受信装置
    は、前記移動物体が通過する地点に配置されている第1
    の交通信号機の点灯状態を表す信号を受信する機能を更
    に有し、前記第1の制御装置は、前記信号発生装置から
    の信号のレベルが所定値を越えると、前記第1の記録装
    置からの映像信号に、前記交通信号機の点灯状態を表す
    信号および前記GPS測位装置からの位置信号を重畳し
    て、前記第1の送信装置を介して前記基地局に送信する
    ことを特徴とする緊急情報通報装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の緊急情報通報装置にお
    いて、前記移動物体は、自動車であり、更に、第2の記
    録装置を有し、該第2の記録装置は、前記自動車の速
    度、操舵角、ブレーキペダルの操作量の少なくとも1つ
    に関係する情報を記録し、前記第1の制御装置からの指
    令に基づいて、前記第2の記録装置の情報を前記第1の送
    信装置から前記基地局に送信することを特徴とする緊急
    情報通報装置。
  7. 【請求項7】 移動物体の緊急情報通報装置と緊急通報
    センタに設置された基地局との間の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記緊急情報通報装置は、移動物体の一部
    が撮像範囲に範囲に存する画像を撮影する少なくとも1
    つの撮像装置と、前記撮像装置からの映像信号を繰り返
    し記録する第1の記録装置と、前記第1の記録装置に記録
    された映像信号を所定の基地局に送信する第1の送信装
    置と、前記第1の記録装置と前記第1の送信装置の動作を
    制御する第1の制御装置と前記移動物体への衝撃に基づ
    き指令信号を発生する信号発生装置とからなり、前記第
    1の記録装置は、前記信号発生装置からの信号に基づい
    て、前記移動物体ヘの衝撃時点から所定時間後、前記第
    1の記録装置の記録動作を停止すると共に、前記基地局
    は、前記第1の送信装置からの信号を受信する第2の受信
    装置と、前記基地局からの指令を送信する第2の送信装
    置と、前記第1の送信装置から送られてくる信号の内、
    少なくとも映像信号を記録する第三の記憶装置と、前記
    映像信号をモニタする表示装置、および前記第2の受信
    装置、前記第2の送信装置および前記表示装置を制御す
    る第2の制御装置を有し、前記第2の制御装置は、前記移
    動物体への衝撃に基づき発生する指令信号を前記第2の
    受信装置で受信すると、少なくとも、警察署、消防署、
    警備会社、携帯電話会社、損害保険会社およびロードサ
    ービス会社のいずれか1つに前記移動物体の事披発生を
    通報することを特徴とする緊急情報通報システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の緊急情報通報システム
    において、前記緊急情報通報装置は、更に、前記基地局
    からの指令信号を受信する第1の受信装置と、GPS測位装
    置を具え、前記第1の制御装置は、前記信号発生装置か
    らの信号のレベルが所定値を越えると、前記第1の記録
    装置からの映像信号に、前記GPS測位装置からの位置信
    号を重畳して、前記第1の送信装置を介して前記基地局
    に送信し、前記基地局は、前記緊急情報通報装置から送
    られてくる画像信号と前記位置信号を上記表示装置に表
    示することを特徴とする緊急情報通報システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の緊急情報通報システム
    において、前記第1の受信装置は、更に、前記移動物体
    が通過する地点に配置されている交通信号機の点灯状態
    を表す信号を受信する機能を有し、前記第1の記録装置
    からの映像信号に、前記交通信号機の点灯状態を表す信
    号および前記GPS測位装置からの位置信号を重畳して、
    前記第1の送信装置を介して前記基地局に送信し、前記
    基地局は、更に、前記交通信号機の点灯状態を表す信号
    に基づき点灯パターン画像信号発生装置を有し、前記緊
    急情報通報装置から送られてくる画像信号に前記点灯パ
    ターン画像信号発生装置から出力される前記交通信号機
    の点灯パターンを重畳し、前記表示装置に表示すること
    を特徴とする緊急情報通報システム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記移動物体は、自動車であり、前記緊急
    情報通報装置は、更に、第2の記録装置を有し、該第2の
    記録装置は、前記自動車の速度、操舵角、ブレーキペダ
    ルの操作量の少なくとも1つに関係する情報を記録し、
    前記第1の制御装置からの指令に基づいて、前記第2の記
    録装置の情報を前記第1の送信装置から前記基地局に送
    信し、前記基地局は、前記第2の記録装置からの情報を
    前記表示装置に表示することを特徴とする緊急情報通報
    システム。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記基地局の第2の送信装置は、前記表示
    装置に表示された映像情報を前記警察署、消防署および
    損害保険会社の少なくとも1つに送信することを特徴と
    する緊急情報通報システム。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記緊急情報通報装置は、更に、GPS測位
    装置を具え、前記第1の制御装置は、前記信号発生装置
    からの信号のレベルが所定値を越えると、前記第1の記
    録装置からの映像信号に、前記GPS測位装置からの位置
    信号を重畳した信号を前記第1の送信装置を介して前記
    基地局に送信し、前記基地局は、前記移動物体の位置情
    報を地図会社に送信し、前記地図会社から上記移動物体
    の位置を記載した地図情報を受信し、前記表示装置に表
    示することを特徴とする緊急情報通報システム。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記基地局、警察署、消防署および損害保
    険会社の内、少なくとも1つは、前記映像信号を解析す
    る映像解析装置を備えると共に、前記映像解析装置は前
    記基地局からの情報を記録する第3の記録装置と、前記
    第3の記録装置からの映像情報の内、1フレーム毎の映像
    情報の読出し手段、および前記フレーム毎の映像情報の
    比較手段とを有し、前記映像情報の比較結果に基づき、
    事故解析することを特徴とする緊急情報通報システム。
  14. 【請求項14】 請求項7に記載の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記基地局の第2の受信装置と第2の送信装
    置は、少なくとも警察署、消防署、警備会社、携帯電話
    会社、損害保険会社およびロードサービス会社の1つと
    通信ネットワークを介して接続されることを特徴とする
    緊急情報通報システム。
  15. 【請求項15】 請求項8に記載の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記第1の送信装置と、前記第1の受信装置
    は、携帯端末装置からなり、前記携帯端末装置は、前記
    移動物体の搭乗者の個人情報を記録する第4の記憶装置
    と該第4の記憶装置の入出力を制御する装置とを有し、
    前記移動物体からの事故発生通報に応答して、前記携帯
    電話会社は、前記第4の記憶装置の読出しを制限する信
    号を前記携帯端末装置に伝送することを特徴とする緊急
    情報通報システム。
  16. 【請求項16】 請求項8に記載の緊急情報通報システ
    ムにおいて、前記第1の送信装置と、前記第1の受信装置
    は、携帯端末装置からなり、前記携帯端末装置は、前記
    移動物体の搭乗者の個人情報を記録する第4の記憶装置
    と該第4の記憶装置の入出力を制御する装置とを有し、
    前記移動物体からの事披発生通報に応答して、前記損害
    保険会社は、前記緊急情報通報装置からの映像情報、位
    置情報と共に、前記第4の記憶装置の制御信号を前記携
    帯端末装置に伝送し、所定の個人情報を入手することを
    特徴とする緊急情報通報システム。
  17. 【請求項17】 移動物体と基地局との間の緊急情報を
    通報する方法において、撮像装置で前記移動物体の一部
    が視野範囲に入る画像を撮影し、前記撮像した画像の映
    像信号を記録装置に所定期間繰返し記録し、前記移動物
    体への衝撃に基づき指令信号を発生し、前記指令信号に
    基づいて、前記移動物体への衝撃時点から所定時間後、
    前記映像信号の繰返し記録を停止し、前記移動物体への
    衝撃発生時点の前後所定期間の記録映像信号を前記基地
    局に送信することを特徴とする。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の緊急情報を通報す
    る方法において、さらに、GPS測位装置から前記移動物
    体の位置情報および時間情報を発生し、前記指令信号に
    基づいて、前記記録装置からの再生映像信号に前記GPS
    測位装置からの位置情報および時間情報を重畳し、前記
    基地局に送信する。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の緊急情報を通報す
    る方法において、前記指令信号は、エアバッグ、衝撃セ
    ンサ、温度検出センサ、加速度センサおよび手動通報ボ
    タンの少なくとも1つからの信号である。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の緊急情報を通報す
    る方法において、さらに、GPS測位装置から前記移動物
    体の位置情報を発生し、前記移動物体が通過する地点に
    配置されている交通信号機の点灯状態を表す信号を受信
    し、前記指令信号に基づき、前記記録された映像信号を
    読出し、読み出された映像信号に、前記交通信号機の点
    灯状態を表す信号および前記位置信号を重畳して、前記
    基地局に送信する。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の緊急情報を通報す
    る方法において、前記移動物体は、自動車であり、さら
    に、自動車の速度、操舵角、ブレーキペダルの操作量の
    少なくとも1つに関係する情報を記録し、前記指令信号
    に基づいて、前記自動車の速度、操舵角、ブレーキペダ
    ルの操作量の少なくとも1つに関係する情報を前記基地
    局に送信する。
  22. 【請求項22】 移動物体の緊急情報通報装置と緊急通
    報センタに設置された基地局との間の緊急情報の通報方
    法において、前記緊急情報通報装置が、撮像装置で前記
    移動物体の一部が視野範囲に入る画像を撮影し、前記撮
    像した画像の映像信号を記録装置に所定期間繰返し記録
    し、前記移動物体への衝撃に基づき指令信号を発生し、
    前記指令信号に基づいて、前記移動物体への衝撃時点か
    ら所定時間後、前記映像信号の繰返し記録を停止し、前
    記記録されている映像信号を基地局に送信すると共に、
    前記基地局が、前記緊急情報通報装置からの映像信号を
    受信し、前記受信された映像信号を記録すると共に、表
    示装置に表示し、少なくとも警察署、消防署、警備会
    社、携帯電話会社、損害保険会社およびロードサービス
    会社のいずれか1つに前記移動物体の事故発生を通報す
    る。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の緊急情報の通報方
    法において、前記緊急情報通報装置は、前記基地局から
    の指令信号を受信する受信装置と、GPS測位装置を具
    え、前記指令信号のレベルが所定値を越えると、前記緊
    急情報通報装置からの映像信号に、前記GPS測位装置か
    らの位置信号を重畳して、前記基地局に送信すると共
    に、前記基地局は、前記緊急情報通報装置から送られて
    くる画像信号と前記位置信号を記録し、かつ前記表示装
    置に表示する。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の緊急情報の通報方
    法において、前記移動物体は、自動車であり、前記緊急
    情報通報装置は、更に、前記自動車の速度、操舵角、ブ
    レーキベダルの操作量の少なくとも1つに関係する情報
    を記録し、前記指令信号に基づいて、前記自動車の速
    度、操舵角、ブレーキベダルの操作量の少なくとも1つ
    に関係する情報を上記基地局に送信し、前記基地局は、
    前記自動車の速度、操舵角、ブレーキペダルの操作量の
    少なくとも1つに関係する情報を前記映像信号と共に表
    示する。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の緊急情報の通報方
    法において、前記緊急情報通報装置は、携帯端末装置を
    有し、前記携帯端末装置は、前記移動物体の搭乗者の個
    人情報を記録する記憶装置と該記憶装置の入出力を制御
    する装置とを有し、前記移動物体からの事故発生通報に
    応答して、前記携帯電話会社は、前記記憶装置の読出し
    を制限する信号を前記携帯端末装置に伝送する。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載の緊急情報の通報方
    法において、前記緊急情報通報装置は、携帯端末装置を
    有し、前記携帯端末装置は、前記移動物体の搭乗者の個
    人情報を記録する記憶装置と該記憶装置の入出力を制御
    する装置とを有し、前記移動物体からの事改発生通報に
    応答して、前記損害保険会社は、前記緊急情報通報装置
    からの映像情報、位置情報と共に、前記記憶装置の読出
    しを制限する信号を前記携帯端末装置に伝送し、所定の
    個人情報を入手する。
  27. 【請求項27】 移動物体において、撮像装置(image p
    ickup device)と、前記移動物体に加わる衝撃を検出す
    る検出装置と、前記撮像装置が撮像した映像信号を前記
    検出装置の検出結果に応じて記録する記録装置とを有
    し、前記衝撃検出時点に、あるいは、前記衝撃検出時点
    および少なくともその時点以前の期間に、前記撮像装置
    により撮像された映像信号を前記記録装置に保持するこ
    とを特徴とする移動物体。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の移動物体におい
    て、さらに、該移動物体の運行状況や制動装置の制動動
    作状況をモニタする装置を有し、該モニタ装置により得
    られた運行状況・制動動作状況モニタ情報を前記保持さ
    れた映像信号に関連づけて記録装置に記録することを特
    徴とする移動物体。
  29. 【請求項29】 請求項27乃至28に記載の移動物体
    において、さらに、前記検出手段の検出結果に応じて前
    記移動物体の搭乗者あるいは搭載物を衝撃から保護する
    衝撃保護装置を有し、前記記録装置は、前記衝撃保護装
    置の動作に応じて前記映像信号を保持することを特徴と
    する移動物体。
  30. 【請求項30】 移動物体と、該移動物体に相対して通
    信を行うセンタ局とを備える通報システムにおいて、前
    記移動物体は、撮像装置と、前記移動物体に加わる衝撃
    を検出する検出装置と、前記撮像装置が撮像した映像信
    号を前記検出装置の検出結果に応じて記録する記録装置
    とを有し、前記衝撃検出時点に、あるいは、前記衝撃検
    出時点および少なくともその時点以前の期間に、前記撮
    像装置により撮像された映像信号を前記記録装置に保持
    し、該保持された映像信号を前記センタ局へ送信するこ
    とを特徴とする通報システム。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の通報システムにお
    いて、前記撮像装置は、前記移動物体の一部分と共に、
    該移動物体の周囲の状況を撮像することを特徴とする通
    報システム。
  32. 【請求項32】 請求項30乃至31に記載の通報シス
    テムにおいて、さらに、交通信号装置を備え、前記交通
    信号装置は、交通信号制御に係わる制御情報を送信し、
    前記移動物体は、前記交通信号装置から送信された前記
    制御情報を受信し、該受信された前記制御情報を前記保
    持された映像信号に関連づけて記録装置に記録し、該記
    録された前記制御情報を前記保持された映像信号と共に
    前記センタ局へ送信することを特徴とする通報システ
    ム。
  33. 【請求項33】 請求項30乃至32に記載の通報シス
    テムにおいて、前記移動物体は、さらに、該移動物体の
    運行状況や制動装置の制動動作状況をモニタする装置を
    有し、該モニタ装置により得られた運行状況・制動動作
    状況モニタ情報を前記保持された映像信号に関連づけて
    記録装置に記録し、該記録されたモニタ情報を前記保持
    された映像信号と共に前記センタ局へ送信することを特
    徴とする通報システム。
  34. 【請求項34】 請求項30乃至33に記載の通報シス
    テムにおいて、前記移動物体はさらに、前記移動物体に
    搭乗する搭乗者の状況を確認するためのセンサ装置を有
    し、該センサ装置の出力結果に応じて前記記録装置に保
    持された映像信号を前記センタ局へ送信することを特徴
    とする通報システム。
  35. 【請求項35】 請求項32乃至34に記載の通報シス
    テムにおいて、さらに、前記交通信号装置の信号指示に
    より前記移動物体が制動するとなる所定範囲の状況を撮
    像する第2の撮像装置を備え、前記第2の撮像装置は、
    撮像した第2の映像信号を送信し、前記移動物体は、前
    記第2の撮像装置から送信された前記第2の映像信号を
    受信し、該受信された第2の映像信号を前記保持された
    映像信号に関連づけて記録装置に記録し、該記録された
    前記第2の映像信号を前記保持された映像信号と共に前
    記センタ局へ送信することを特徴とする通報システム。
  36. 【請求項36】 請求項30乃至35に記載の通報シス
    テムにおいて、前記移動物体はさらに、前記移動物体周
    辺の音声を音声信号に変換する装置を有し、該変換され
    た音声信号を前記保持された映像信号に関連づけて記録
    装置に記録し、該記録された前記音声信号を前記保持さ
    れた映像信号と共に前記センタ局へ送信することを特徴
    とする通報システム。
  37. 【請求項37】 移動物体での保持情報または/および
    生成情報を受信して、該受信情報を処理する通報情報処
    理装置において、前記受信情報である映像情報から対象
    物体の撮像領域を検出する撮像領域検出回路と、前記検
    出した撮像領域ごとに対する対象物体間の相対関係を検
    出する相対関係検出回路とを有することを特徴とする通
    報情報処理装置。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載の通報情報処理装置
    において、前記映像情報は、前記移動物体の一部を撮像
    した第1の撮像領域を有し、該第1撮像領域に対する前
    記移動物体とそれ以外の撮像領域に対する対象物体間の
    相対関係を検出することを特徴とする通報情報処理装
    置。
  39. 【請求項39】 請求項37または請求項38に記載の
    通報情報処理装置において、さらに、前記検出された相
    対関係の遷移経過を検出する経過検出回路を有すること
    を特徴とする通報情報処理装置。
  40. 【請求項40】 移動物体での保持情報または/および
    生成情報を受信して、該受信情報を処理する通報情報処
    理装置において、保険契約情報を記録するデータベース
    と、前記受信情報を記録する記録装置と、前記データベ
    ースから前記受信情報に係わる契約情報を検索する検索
    装置と、前記検索された契約情報と前記受信情報とを表
    示する表示装置とを有し、前記受信情報に係わる査定等
    の保険業務処理の支援を行うことを特徴とする通報情報
    処理装置。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載の通報情報処理装置
    において、さらに、前記受信情報は前記移動物体の一部
    を撮像した撮像領域を有する映像情報を含むことを特徴
    とする通報情報処理装置。
  42. 【請求項42】 請求項40乃至41に記載の通報情報
    処理装置において、前記受信情報は、前記移動物体にお
    ける検出情報、すなわち、前記移動体で衝撃センサある
    いは熱センサあるいは温度センサのうち少なくともいず
    れか一つが検出する情報であって、衝撃度あるいは熱量
    (熱検出量)あるいは温度が所定値以上、あるいは温度
    が所定値以下であると検出した情報を含むことを特徴と
    する通報情報処理装置。
  43. 【請求項43】 移動物体での保持情報または/および
    生成情報を受信して、該受信情報を処理する通報情報処
    理装置において、通報業務処理契約情報を記録するデー
    タベースと、前記受信情報を記録する記録装置と、前記
    データベースから前記受信情報に係わる契約情報を検索
    する検索装置と、前記検索された契約情報と前記受信情
    報とを表示する表示装置と、前記検索された契約情報あ
    るいは前記受信情報に応じて前記受信情報を別の通報情
    報処理装置へ送信する送信装置とを有し、前記受信情報
    に係わる通報業務処理の支援を行うことを特徴とする通
    報情報処理装置。
  44. 【請求項44】 請求項43に記載の通報情報処理装置
    において、さらに、前記受信情報は前記移動物体の一部
    を撮像した撮像領域を有する映像情報を含むことを特徴
    とする通報情報処理装置。
  45. 【請求項45】 請求項43または48に記載の通報情
    報処理装置において、前記受信情報は、前記移動物体に
    おける検出情報、すなわち、前記移動体で衝撃センサあ
    るいは熱センサあるいは温度センサのうち少なくともい
    ずれか一つが検出する情報であって、衝撃度あるいは熱
    量(熱検出量)あるいは温度が所定値以上、あるいは温
    度が所定値以下であると検出した情報を含むことを特徴
    とする通報情報処理装置。
  46. 【請求項46】無線通信機能を有する携帯端末におい
    て、前記携帯端末の通信ダイアル番号情報に係わる信用
    情報を保持する記憶装置を有し、前記携帯端末が内蔵す
    るかあるいは前記携帯端末に接続する衝撃センサおよび
    熱センサおよび温度センサの少なくともいずれか一つに
    より衝撃度あるいは熱量(熱検出量)あるいは温度が所
    定値以上あるかあるいは温度が所定値以下であるかを検
    出したことを示す場合に、前記保持信用情報を出力する
    動作を行わないようにすることを特徴とする携帯端末。
  47. 【請求項47】無線通信機能を有する携帯端末におい
    て、前記携帯端末の通信ダイアル番号情報および該通信
    ダイアル番号情報に係わる信用情報を保持する記憶装置
    を有し、前記携帯端末が内蔵するかあるいは前記携帯端
    末に接続する衝撃センサおよび熱センサおよび温度セン
    サの少なくともいずれか一つにより衝撃度あるいは熱量
    (熱検出量)あるいは温度が所定値以上あるかあるいは
    温度が所定値以下であるかを検出したことを示す場合
    に、前記検出したことを示す情報と前記保持された通信
    ダイアル番号情報とを送信することを特徴とする携帯端
    末。
  48. 【請求項48】 移動物体において、撮像装置と、前記
    移動物体に加わる衝撃を検出する衝撃センサおよび前記
    移動物体の所定部に加わる熱量を検出する熱センサおよ
    び前記移動物体の所定部の温度を検出する温度センサの
    うち少なくともいずれか一つの検出装置と、前記撮像装
    置で撮像された映像信号を前記いずれか一つの検出装置
    により検出された信号に応じて記録する記録装置とを有
    し、前記記録された映像信号を前記移動物体に係わる通
    報業務センタへ送信することを特徴とする移動物体。
  49. 【請求項49】 GPS装置および無線通信機能を有す
    る携帯端末を備えた移動物体において、撮像装置と、前
    記移動物体に加わる衝撃を検出する衝撃センサおよび前
    記移動物体の所定部に加わる熱量を検出する熱センサお
    よび前記移動物体の所定部の温度を検出する温度センサ
    のうち少なくともいずれか一つの検出装置と、前記撮像
    装置で撮像された映像信号を前記いずれか一つの検出装
    置により所定量以上検出されたことを示す信号に応じて
    記録する記録装置と、前記移動物体に係わる通報業務セ
    ンタの通信ダイアル番号および前記携帯端末の通信ダイ
    アル番号を保持する記録装置と、前記移動物体の制動装
    置の制動動作状態を検出するセンサと、前記移動物体が
    位置する近辺の交通信号装置で生成された交通信号制御
    信号を受信するための無線機とを有し、前記携帯端末が
    前記通報業務センタの通信ダイアル番号をダイアルした
    後、前記携帯端末が前記GPS装置によって得られた前
    記移動物体位置情報、前記いずれか一つの検出装置によ
    り所定量以上検出されたことを示す信号の情報、前記保
    持された携帯端末の通信ダイアル番号情報、前記検出さ
    れた前記制動装置の制動動作状態情報、前記受信した交
    通信号制御信号情報、および前記記録した映像信号を前
    記通報業務センタへ送信することを特徴とする移動物
    体。
  50. 【請求項50】無線通信機能を有する携帯端末を用いた
    無線通信システムにおいて、前記携帯端末の無線通信機
    能を制御するための制御装置を有し、該制御装置が前記
    携帯端末からの所定量以上の衝撃あるいは熱あるいは温
    度を検出したことを示すセンサ信号情報と前記携帯端末
    が保持する通信ダイアル番号情報とを受信した場合に、
    前記携帯端末から該携帯端末が保持する信用情報を出力
    しないように前記携帯端末の無線通信機能を制御するこ
    とを特徴とする無線通信システム。
JP2002042405A 2001-02-19 2002-02-19 緊急情報通報システムおよび緊急情報通報システムを利用する装置およびその方法、および移動物体 Pending JP2003078654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042405A JP2003078654A (ja) 2001-02-19 2002-02-19 緊急情報通報システムおよび緊急情報通報システムを利用する装置およびその方法、および移動物体

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-42537 2001-02-19
JP2001042537 2001-02-19
JP2001185688 2001-06-19
JP2001-185688 2001-06-19
JP2002042405A JP2003078654A (ja) 2001-02-19 2002-02-19 緊急情報通報システムおよび緊急情報通報システムを利用する装置およびその方法、および移動物体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005284321A Division JP2006120137A (ja) 2001-02-19 2005-09-29 画像情報通報システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003078654A true JP2003078654A (ja) 2003-03-14

Family

ID=27346029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002042405A Pending JP2003078654A (ja) 2001-02-19 2002-02-19 緊急情報通報システムおよび緊急情報通報システムを利用する装置およびその方法、および移動物体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003078654A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004314784A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Kawasaki Heavy Ind Ltd 事故現場情報通報システム
JP2006048624A (ja) * 2004-07-09 2006-02-16 Aisin Aw Co Ltd 信号情報作成方法、信号案内情報提供方法及びナビゲーション装置
JP2006270564A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Nec Corp 通知システム、通信端末、携帯電話機、通知方法、プログラム、記録媒体
WO2010032282A1 (ja) * 2008-09-16 2010-03-25 パイオニア株式会社 サーバ装置、移動端末装置、交差点案内システム及び交差点案内方法
JP4865860B2 (ja) * 2006-07-21 2012-02-01 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 特定移動体ユーザ情報を利用した緊急呼システム
WO2012042776A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 パナソニック株式会社 事故・ヒヤリハット要因領域特定装置および事故・ヒヤリハット要因領域特定方法
US8155826B2 (en) 2007-03-30 2012-04-10 Aisin Aw Co., Ltd. Vehicle behavior learning apparatuses, methods, and programs
US8184861B2 (en) 2007-03-30 2012-05-22 Aisin Aw Co., Ltd. Feature information management apparatuses, methods, and programs
JP2012141942A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Aptos Technology Inc 車両記録装置
JP2013206417A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Yazaki Energy System Corp 車載記録装置
KR101348144B1 (ko) * 2012-08-17 2014-01-06 이재일 차량 응급 신호 생성 장치
US8825353B2 (en) 2007-09-28 2014-09-02 Aisin Aw Co., Ltd. Parking support systems, parking support methods, and parking support programs
US8892517B2 (en) 2006-06-09 2014-11-18 Aisin Aw Co., Ltd. Data updating system, navigation device, server, and method of data updating
CN110708668A (zh) * 2019-09-29 2020-01-17 潘丽 一种车载融合探测器及自主车联网系统
WO2023152887A1 (ja) * 2022-02-10 2023-08-17 日本電気株式会社 管理方法
JP7431893B2 (ja) 2022-06-23 2024-02-15 東京海上日動火災保険株式会社 事故情報表示装置、事故情報表示方法及びプログラム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004314784A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Kawasaki Heavy Ind Ltd 事故現場情報通報システム
JP4507815B2 (ja) * 2004-07-09 2010-07-21 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 信号情報作成方法、信号案内情報提供方法及びナビゲーション装置
JP2006048624A (ja) * 2004-07-09 2006-02-16 Aisin Aw Co Ltd 信号情報作成方法、信号案内情報提供方法及びナビゲーション装置
US7734275B2 (en) 2004-07-09 2010-06-08 Aisin Aw Co., Ltd. Method of producing traffic signal information, method of providing traffic signal information, and navigation apparatus
JP2006270564A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Nec Corp 通知システム、通信端末、携帯電話機、通知方法、プログラム、記録媒体
US8892517B2 (en) 2006-06-09 2014-11-18 Aisin Aw Co., Ltd. Data updating system, navigation device, server, and method of data updating
JP4865860B2 (ja) * 2006-07-21 2012-02-01 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 特定移動体ユーザ情報を利用した緊急呼システム
US8155826B2 (en) 2007-03-30 2012-04-10 Aisin Aw Co., Ltd. Vehicle behavior learning apparatuses, methods, and programs
US8184861B2 (en) 2007-03-30 2012-05-22 Aisin Aw Co., Ltd. Feature information management apparatuses, methods, and programs
US8825353B2 (en) 2007-09-28 2014-09-02 Aisin Aw Co., Ltd. Parking support systems, parking support methods, and parking support programs
WO2010032282A1 (ja) * 2008-09-16 2010-03-25 パイオニア株式会社 サーバ装置、移動端末装置、交差点案内システム及び交差点案内方法
JP2012079105A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Panasonic Corp 事故要因領域特定装置および事故要因領域特定方法
WO2012042776A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 パナソニック株式会社 事故・ヒヤリハット要因領域特定装置および事故・ヒヤリハット要因領域特定方法
US8981963B2 (en) 2010-10-01 2015-03-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Accident/near-miss factor area specifying device and accident/near-miss factor area specifying method
JP2012141942A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Aptos Technology Inc 車両記録装置
JP2013206417A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Yazaki Energy System Corp 車載記録装置
KR101348144B1 (ko) * 2012-08-17 2014-01-06 이재일 차량 응급 신호 생성 장치
CN110708668A (zh) * 2019-09-29 2020-01-17 潘丽 一种车载融合探测器及自主车联网系统
WO2023152887A1 (ja) * 2022-02-10 2023-08-17 日本電気株式会社 管理方法
JP7431893B2 (ja) 2022-06-23 2024-02-15 東京海上日動火災保険株式会社 事故情報表示装置、事故情報表示方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7133661B2 (en) Emergency information notifying system, and apparatus, method and moving object utilizing the emergency information notifying system
JP2006120137A (ja) 画像情報通報システム
JP7324541B2 (ja) 自動運転車及び自動運転車用プログラム
JP2003078654A (ja) 緊急情報通報システムおよび緊急情報通報システムを利用する装置およびその方法、および移動物体
JP4113560B1 (ja) 記録装置
JPH1055496A (ja) 自動車の遠隔制御システム
CN109671270A (zh) 行车事故处理方法及装置、存储介质
JP2009059259A (ja) 車両運行管理システム
JP2021149806A (ja) 通報装置
JP3062160B2 (ja) 緊急通報システム
US11318912B2 (en) Monitoring system, monitoring center device, mounting device, monitoring method, processing method, and program
JP2022053576A (ja) 自動通報機能を有する車両
JP4375155B2 (ja) 自動車の盗難防止システム
KR20210012104A (ko) 차량 사고 알림 장치
JP2003085695A (ja) 車両管理システム
WO2022239241A1 (ja) 交通管制装置、システム、方法、及びコンピュータ可読媒体
JP4421807B2 (ja) 自動車防犯車載装置
KR101022544B1 (ko) 자동차용 비디오 레코딩 시스템
JP3812468B2 (ja) 車両監視システム
KR20040049650A (ko) 차량의 탑승자 구조장치 및 방법
KR20050045067A (ko) 차량간 통신을 이용한 긴급구조신호 송신 및 수신방법
CN114173078A (zh) 智能媒体安全出行系统
JPH08221679A (ja) 車載用緊急通報装置
JP2023019792A (ja) 画像取得システムおよび画像取得方法
JP2022051383A (ja) 車両管理装置、車両管理システム及び車両管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060306