JP4375155B2 - 自動車の盗難防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の盗難を防止するためのシステムに関し、特に、無線通信を利用して複数の自動車の防犯装備を相互に利用できるようにするための情報処理技術の分野に属する。
従来より、自動車の防犯装備としては例えば特許文献1に開示されるように、駐車中の自動車に盗難などの異常が起きたことを衝撃センサや音感センサ等により検知して、自動的に警報音を発するようにした警報装置が知られている。このものでは、強風や豪雨による衝撃、或いは航空機の爆音やトラックの往来などによって前記のセンサが誤作動し、盗難などが起きていないにも拘わらず大きな警報音を発して、周辺に多大な迷惑を及ぼすことを避けるために、2以上のセンサからの検知信号を受けたときに初めて警報音を発するようにしている。
特開2000−6761号公報
ところで、前記従来例(引用文献1)のような防犯警報装置は、自動車への悪戯などを効果的に防止することができ、盗難に対しても一定の抑止力を持つものではあるが、そのような自動車用の防犯装備に詳しい窃盗犯に対しては十分なものとは言い難い。このような窃盗犯は、予め狙いをつけた自動車の防犯装備を解除してから盗難を働くものであり、例えば前記従来例のような警報装置を備えていても、警報音を発するためのスピーカーを壊されたり、その電源を切られたりするからである。
そこで、1台の自動車の防犯装備だけでなく、その周囲に駐車している複数の自動車の防犯装備を相互に連携して利用できるようにすれば(以下、防犯装備の共有ともいう)、窃盗犯は、狙いを付けた例えば高級スポーツカーなどの防犯装備だけでなく、その周囲に駐車している複数の自動車の防犯装備を全て解除しなくてはならないから、この窃盗犯に対する抑止力はかなり強くなると考えられる。
しかしながら、通常、自車の周囲に駐車している自動車がどのような防犯装備を備えているのかは全く分からず、有効な防犯装備を備えた自動車が周囲に存在しないことも少なくはないので、仮に、盗難に遭っている自動車から無線通信などによってその情報(盗難関連情報)を周囲に発信するようにしたとしても、それだけではあまり効果があるとは言えず、現実には防犯装備の共有は非常に難しいのが実状である。
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自動車間で防犯装備を共有できるようにするための情報の授受に工夫を凝らして、無線通信により取得した盗難関連情報に応じて複数の自動車の防犯装備を適切に作動させ得るようにすることにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、防犯装備を共有するためのグループを予め構成し、このグループに属する自動車の防犯装備に関する情報を取得して、少なくともその情報に基づいて自動車の防犯装備等を作動させるようにした。
具体的に、請求項1の発明は、自動車からの無線通信によって盗難に関連する情報を入手し、この情報に応じて所定の防犯装備を作動させるようにした自動車の盗難防止システムを対象として、特定のグループに属する複数の自動車についての防犯装備に係る情報を取得する装備情報取得手段と、少なくとも該装備情報取得手段によって取得された情報に基づいて、前記グループに属する自動車の少なくとも1台が同じグループに属する他の自動車のために自車の防犯装備を使用可能な防犯装備共有状態にあることを判定する共有状態判定手段と、前記他の自動車についての盗難関連情報を入手したときに、この他の自動車に対し防犯装備共有状態にある少なくとも1台の自動車の防犯装備を作動させる防犯装備作動手段と、を備えていることを特徴とする。
前記の構成により、まず、防犯装備を共有するために予め構成した特定のグループに属する複数の自動車について、その防犯装備に係る情報が装備情報取得手段によって取得される。そして、少なくとも前記防犯装備に係る情報に基づいて、前記グループの自動車が同じグループの他の自動車のために自車の防犯装備を使用可能な防犯装備共有状態にあることが共有状態判定手段により判定されると、その他の自動車についての盗難関連情報を入手したときには、この他の自動車に対して防犯装備共有状態にある自動車の防犯装備が防犯装備作動手段によって作動される。
すなわち、特定のグループ内で自動車の防犯装備に係る情報を共有し、少なくともその情報に基づいて、盗難に遭っている自動車(前記他の自動車)の周囲で防犯装備を効果的に利用可能な自動車の防犯装備を作動させることができ、複数の自動車の防犯装備を共有して効果的な盗難防止が図られる。
また、自動車の防犯装備に係る情報を前記特定のグループ内でのみ共有するようにしているので、盗難防止の上で極めて重要な防犯装備に係る情報がグループ外の不特定の第三者に漏れることがなく、このことによるセキュリティーの低下を招く虞れがない。
前記の構成において共有状態判定手段は、自動車が他の自動車に対し防犯装備共有状態にあることを、その自動車と他の自動車との位置関係を加味して判定するようにするのが好ましい(請求項2の発明)。すなわち、例えば防犯カメラのような装備を共有するためには、自動車同士が或る程度、近くに駐車していなくてはならず、また、警報音によって窃盗犯を威嚇する警報装置であれば、より広い範囲でも共有可能だからである。
また、前記防犯装備作動手段は、自動車の防犯装備の作動状態を、その自動車と他の自動車との位置関係に応じて制御するのが好ましい(請求項3の発明)。すなわち、例えば防犯カメラの視野を窃盗犯に向けたり、可動式のランプを窃盗犯に向けて照射したりするのが効果的だからである。
また、前記盗難防止システムにおいて好ましいのは、グループに属する自動車との間で相互に無線通信の可能な車外の情報センターを設けて、前記装備情報取得手段、共有状態判定手段及び防犯装備作動手段を、いずれも、少なくとも前記情報センターのコンピュータ装置によって構成することである(請求項4の発明)。
こうすれば、グループ内の複数の自動車の位置情報や防犯装備情報などの多量の情報を高速に処理して、いずれかの自動車が他の自動車に対して防犯装備共有状態にあることを正確に判定することができ、盗難関連情報に基づいて自動車の防犯装備を迅速に作動させることもできる。
その場合に、特に好ましいのは、少なくとも前記装備情報取得手段によって取得された情報に基づいて、他の自動車のために使用可能な防犯装備を備えた自動車の駐車している駐車可能施設を特定し、この駐車可能施設に関する情報をグループの自動車に無線通信によって提供する施設情報提供手段を、さらに備えることである(請求項5の発明)。
そのようにして、共有可能な防犯装備を備えたグループ内の自動車が駐車している駐車可能施設の情報(以下、施設情報と略称する)を提供すれば、このグループ内の自動車は、他の自動車との間で防犯装備を共有するために自ずと前記駐車可能施設に集まって来ることになり、この結果、グループ内の自動車の周囲にはいつでも防犯装備を共有可能な他の自動車が存在することになって、盗難防止システムの実効が担保される。
言い換えれば、グループ内の自動車に前記施設情報を提供することによって、当該グループ内の自動車が防犯装備を共有できる状況を積極的に作り出すことができ、これにより盗難防止システムの効果がより確実なものとなるのである。
より具体的には、前記施設情報提供手段は、駐車可能施設に駐車している自動車の防犯装備の種類に基づいて当該駐車可能施設のセキュリティー強度を推定し、この推定結果の情報(例えば駐車可能施設毎のセキュリティー強度を表示したマップなど)を提供するものとすればよい(請求項6の発明)。こうすれば、例えば、より強力な防犯装備を備えた自動車がより多く駐車している施設のセキュリティー強度を大きく推定して、この情報をグループ内の自動車に提供することができる。
また、前記施設情報提供手段は、駐車可能施設に駐車している自動車の防犯装備の種類と当該自動車の駐車位置とに基づいて、該駐車可能施設内の駐車位置毎のセキュリティー強度を推定し、この推定結果の情報(例えば駐車枠毎のセキュリティー強度を表示した駐車施設内のマップなど)を提供するものとしてもよい(請求項7の発明)。すなわち、例えば防犯カメラを備えた自動車の近傍やそのカメラの視野内にある駐車位置のセキュリティー強度を大きく推定して、そのようなきめ細かなセキュリティー強度の情報をグループ内の自動車に提供することができる。
さらに、前記構成の盗難防止システムにおいて、前記装備情報取得手段は駐車可能施設に設けられている防犯装備に係る情報も取得するものとし、前記防犯装備作動手段は前記駐車可能施設の防犯装備も作動させるものとしてもよい(請求項8の発明)。こうすれば、施設の防犯装備も有効利用して、盗難防止効果をより一層、高めることができる。
加えて、前記構成の盗難防止システムにおいて、前記装備情報取得手段によって取得された情報に基づいて、グループに属する他の自動車のために使用可能な防犯装備を備えていない自動車のユーザーから所定の対価を徴収する対価徴収手段を設けてもよい(請求項9の発明)。こうすれば、他車の防犯装備を利用するのみのユーザーに対しては対価の徴収によって自車への防犯装備の充実を促すことができ、結果として盗難防止効果がさらに高まることになる。
以上のように、本発明の自動車の盗難防止システムによると、防犯装備を共有するためのグループを予め構成して、このグループ内の各自動車の防犯装備に関する情報を共有し、少なくともその情報に基づいてグループ内の自動車の防犯装備等を作動させるようにしたから、盗難に遭っている自動車だけでなく、その周囲の自動車も含めて共有する防犯装備を適切に利用することができ、これにより効果的な盗難防止が図られる。
特に請求項5の発明によると、グループ内の自動車に対し車外の情報センターを介して、防犯装備を共有可能な自動車の駐車している駐車可能施設の情報を提供することで、該駐車可能施設にグループ内の自動車を集めて、それらが防犯装備を共有する状況を積極的に作り出すことができ、これにより盗難防止効果がより確実なものとなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車の盗難防止システムAの全体構成を示す。このシステムAは、例えば自動車メーカーなどが母体となる特定のグループを対象として、このグループに属する自動車がそれぞれ備える防犯装備を共有することにより、盗難防止効果を高めるようにしたものである。このシステムAのサーバコンピュータであるメインサーバー1は、図の例では車外の情報センターなどに設置されていて、代表的な電気通信回線であるインターネット2と無線基地局3,3,…とを介して、前記グループに属する自動車C1(以下、ユーザ車両ともいう)やその登録ユーザーUとそれぞれ双方向通信可能に接続されるようになっている。
また、メインサーバー1は、インターネット2を介して、駐車場Pなどの駐車可能施設に設置されているLAN4(ローカルエリアネットワーク)のサーバーコンピュータ(駐車場サーバー5)にも接続されており、この駐車場Pにグループ内の自動車C,C,…が駐車している場合、これらの各自動車C(以下、駐車車両ともいう)とは前記駐車場LAN4及び駐車場サーバー5を介して双方向通信可能に接続される。さらに、図の例では、前記駐車場LAN4には駐車場Pの防犯システム6が接続されており、メインサーバー1は、駐車場Pの防犯システム6とも通信可能になっている。
尚、図示の符号7,8は、それぞれ、インターネット2を介してメインサーバー1と通信可能に接続された警察署や警備会社などを表している。また、この図の例では、盗難防止システムAは自動車メーカー或いはその委託を受けた外部の事業者などによって運営されるものであるが、システムAが例えば警備会社8によって運営される場合にはメインサーバー1は該警備会社8に設置されることもあり、或いは、駐車場運営会社によって運営される場合にはメインサーバー1は駐車場サーバー5と一体になることもあり得る。
図2には自動車C,C,…の防犯装備の一例を示し、11は例えば魚眼レンズなどにより水平方向に概略360°の視野を有する防犯カメラで、12は不審者を威嚇するための警報音を発する警報用スピーカであり、これらのカメラ11及びスピーカ12はいずれも多重通信システムのワイヤハーネスを介して、車載電装品の動作を制御する集中制御ユニット13にも接続されている。この制御ユニット13は、自動車Cのヘッドランプ14,14及びエンジンコントローラ15にも接続されていて、例えば不審者をヘッドランプ14,14により照射したり、自動車Cが盗まれないようにエンジンRE(仮想線で示す)を始動不能にしたりすることができる。
また、前記制御ユニット13は、GPS(グローバルポジショニングシステム)を利用したナビゲーション装置のコントローラ16にも接続されている。このナビゲーションコントローラ16には、人工衛星からの搬送波を受信するためのGPSアンテナ17、地図情報などを記憶したメディアのドライブ装置18の他に、専用の無線通信機19及びその通信アンテナ20が接続されている。尚、GPSは、周知の如く、現在地から補足可能な複数の人工衛星からの搬送波(電波)を利用して、自動車Cの位置情報を得るものである。
さらに、前記制御ユニット13には、上述の如く無線基地局3を介してメインサーバー1と通信するための無線通信モジュールを内蔵した、盗難防止システムAの専用ユニット21及びその無線通信アンテナ22が接続されており、これにより、例えば前記防犯カメラ11により撮影した不審者の映像データをメインサーバー1に送信したり、反対に該メインサーバー1からの動作指令を受けて、ヘッドランプ14,14を点灯させたりすることができるようになっている。
尚、図示の符号23,24は、それぞれ、前記制御ユニット13に接続されているRAMカードドライブ、データドライブなどを表し、符号25は、車載電装品の設定などを行うための操作スイッチを表している。また、符号26はディスプレイ装置を表していて、これは車載電装品の動作状態を表示したり、ナビゲーション用の地図などを表示する他に、後述するように駐車場Pのセキュリティー強度などの情報(施設情報)も表示するようになっている。さらに、図示しないが、自動車Cには防犯装備として、車体に加わる衝撃を検知する衝撃センサや、人体感知センサ、音感センサなどが配設されている。
より具体的に、図3を参照して、前記メインサーバー1を中心とする各種情報の授受について説明すると、まず、メインサーバー1には、少なくとも、システムの制御データが記憶されているシステムデータベースDB1と、グループに属する各自動車Cの防犯装備に係る情報とそのうちの駐車車両C,C,…の位置情報とをそれぞれ記憶する駐車車両データベースDB2と、該駐車車両C,C,…のいずれかから送信されてきた防犯カメラ11の映像データ、即ち不審者の映っている可能性のある映像データ(以下、不審者データという)を記憶する不審者記憶データベースDB3と、が接続されている。
前記駐車車両データベースDB2に記憶されている各自動車Cの防犯装備に係る情報は、例えば、各自動車Cのユーザーがそれぞれグループに入会する時に設定登録するとともに、その後、防犯装備に変更のあったときに随時、変更設定するようにすればよい。また、駐車車両C,C,…の位置情報は、例えば、前記グループに属する自動車Cが駐車場Pに駐車したときに、この自動車CのGPSによる測位結果が専用ユニット21によって自動的にメインサーバー1に送信されるようにすればよい。
そして、前記メインサーバー1は、ユーザ車両C1や駐車車両C,C,…と双方向通信を行って、該各車両C(C1も含む)からその位置情報、センサやカメラなどにより検知した不審者の情報(盗難関連情報)、動作指令に対する応答情報などを受信する一方、該各車両Cに対して、後述する駐車場Pのセキュリティー強度を含めた種々の防犯情報と、駐車車両C,C,…の防犯装備を動作させるための動作指令の情報とを送信する。
その際、メインサーバー1は、駐車車両データベースDB2から読み込んだ各駐車車両C,C,…の位置及び防犯装備の情報に基づいて、不審者の検知された駐車車両Cだけでなく、その周囲で防犯装備を利用可能な駐車車両C,C,…にも動作指令情報を送信する。これにより、盗難に遭う虞れのある駐車車両Cだけでなく、その周囲で防犯装備を効果的に利用可能な他の駐車車両C,C,…の防犯装備も作動させることができ、効果的な盗難防止が図られる。
同様に、メインサーバー1は、駐車場Pの防犯システム6とも双方向通信を行って、例えば防犯カメラにより撮影された不審者の映像データなどの不審者情報を受信する一方、状況に応じて該防犯システム6にも動作指令の情報を送信する。このように、駐車場Pのの防犯システム6を有効利用することによって、盗難防止効果をより一層、高めることができる。
さらに、メインサーバー1は、登録ユーザーUに対してユーザ車両C1の状況に関する通知(例えばユーザ車両C1からの不審者検知情報)を送信し、これに応じて登録ユーザーUが所定の状況確認や警察などへの通報を依頼する場合には、その確認依頼などの情報を受信して、状況に応じて警察署7や警備会社8に所定の通報を行うようになっている。
(盗難防止システムAの動作)
次に、この実施形態の盗難防止システムAの動作を図4及び図5のフローチャート図に基づいて説明する。まず最初に図4のフローの前段に示すように、自動車のユーザーは、それぞれ盗難防止システムAの利用者としてグループに入会する時に、自車(ユーザ車両C1)の防犯装備を含めたシステムの利用条件に関するユーザ登録を行う(ステップS1)。これは、図の例ではユーザ車両C1から無線通信によってメインサーバー1に送信するようにしているが、これに限らず、ユーザーが別に所有するパーソナルコンピュータや携帯端末、或いは自動車のディーラー等に設置されている端末などから送信するようにしてもよい。
前記ユーザ登録について具体的には、まず、自車の防犯装備のうちで周囲の駐車車両C,C,…のために使用できる(共有可能な)防犯装備として、例えば、防犯カメラ、警報用スピーカー、自動で点灯制御可能なランプ類、音声記録用のマイク及びレコーダーなどを備えているかどうかなどを設定する。このように防犯装備の設定登録を行うのは、自車の備えている共有可能な防犯装備によって周辺のセキュリティー強度に与える影響の大きさが異なるからである。また、ユーザーは、自車の位置情報を送信可能かどうか、つまりGPSナビゲーションを搭載しているかどうかも設定する。
さらに、ユーザー毎のシステムの利用の仕方として、不審者を検知したときの通報先を例えば第1通報先:携帯端末、第2通報先:自宅、…などのように複数、設定し、また、盗難防止システムによりグループ内の他の自動車C,C,…と防犯装備を共有できる駐車場Pに優先的に駐車したいかどうか設定する。こうして設定されてメインサーバー1に送信されてきたユーザ登録の内容は、システムの利用条件としてユーザ車両C1の識別コード(ID)毎に駐車車両データベースDB2に記憶される(ステップS2:システム利用条件の設定登録)。
次に、同図のフローの後段に示すように、上述の如くユーザ登録の済んでいる自動車C,C,…(盗難防止システムAを利用するグループ内の自動車)がいずれかの駐車場Pに到着して駐車すると、例えばエンジンの停止やパーキングブレーキの操作に連動して自動的に、駐車確定情報が無線通信によってメインサーバー1に送信される(ステップS3)。この駐車確定情報には、GPSによる測位結果(位置情報)と当該自動車C(駐車車両)の識別コードとが含まれている。
そうしてメインサーバー1に送信されてきた駐車車両C,C,…の位置情報は、各駐車車両Cの識別コード毎に駐車車両データベースDB2に記憶される(ステップS4:駐車情報の記憶)。そして、その後、現在走行中のグループ内の別の自動車C(ユーザ車両C1)から、その目的地周辺の駐車場案内を希望する通知が無線通信によって発信されると(ステップS5)、この通知を受信したメインサーバー1において前記目的地周辺の駐車場P,P,…が検索されて、この各駐車場P,P,…毎に、前記駐車車両データベースDB2から読み出された駐車車両C,C,…の位置情報及び防犯装備情報に基づいて、該各駐車場P毎のセキュリティー強度の推定が行われる(ステップS6)。
具体的には、例えば前記目的地周辺の駐車場P,P,…のうちの1つに現在、駐車しているグループ内の自動車C,C,…(駐車車両)の総台数や単位面積当たりの台数、及び該駐車車両C,C,…の備える防犯装備の種類などに基づいて、所定の手法により当該駐車場P全体のセキュリティー強度が推定演算される。これにより、より強力な防犯装備を備えた自動車がより多く駐車している駐車場Pのセキュリティー強度が、より高く推定されることになる。
これに加えて、例えば、前記駐車場P内における駐車車両C,C,…の分布状況も加味して、図6のマップに一例を示すように該駐車場P内の駐車枠毎のセキュリティー強度を推定するようにしてもよい。図の例では、模式的に太線で示すのが共有可能な防犯装備を備えた駐車車両C,C,…であり、それ以外は共有可能な防犯装備を備えていないものである。同図にハッチングを入れて示すように、共有可能な防犯装備を備えた駐車車両C,C,…の近傍ではセキュリティー強度が相対的に大きくなっており(強度中)、例えば防犯カメラのような強力な防犯装備を備えた車両C,Cの近傍では、図にクロスハッチを入れて示すようにセキュリティー強度がさらに大きくなっている(強度大)。
尚、このシステムの構成上、図示のマップにはグループに属する駐車車両C,C,…のみが表示されることになるので、このマップには駐車車両C,C,…が表示されていない駐車枠にもグループ外の自動車が駐車している可能性はある。但し、一般的に駐車場が満車であるかそうでないかの情報はナビゲーション装置などにより入手可能なので、駐車場に入れないという事態に陥る可能性は殆どない。
そして、前記のように推定したセキュリティー強度の情報(施設情報)がメインサーバー1からユーザ車両C1に送信されて(ステップS7)、この情報がユーザ車両C1のディスプレイ装置26に表示される(ステップS8)。すなわち、図7に表示画面の一例を示すように、ユーザ車両C1の目的地(図の例では空港)周辺の駐車場P1〜P5について、最もセキュリティー強度の高いものと次にセキュリティー強度の高いものとがそれぞれ強調表示される(図の例ではそれぞれハッチングを入れて示されている)とともに、各駐車場P毎のセキュリティー強度が数値などで表示される。
また、前記表示画面には、前記5つの駐車場P1〜P5のうちから任意のものを選択して、該駐車場P内のセキュリティー強度マップ(図6参照)を表示させるための「選択」及び「詳細」ボタンが含まれており、ユーザ車両C1の乗員はそれらのボタンを操作することによって、各駐車場P1〜P5内の駐車枠毎のセキュリティー強度を参照できるようになっている。これにより、ユーザ車両C1の乗員は、例えば防犯カメラを備えた駐車車両C,Cの近傍やそのカメラの視野内にある駐車枠など、駐車枠毎のきめ細かなセキュリティー強度の情報を得ることができる。
そうして得られた施設情報に基づいて、ユーザ車両C1が、図4のフローには仮想線で示すように、目的地周辺のいずれかの駐車場Pに到着して駐車すると、前記ステップS3において、そのユーザ車両C1から駐車確定情報が自動的にメインサーバー1に送信され、これに応じて、前記ステップS4においてユーザ車両C1の位置情報が、その識別コードとともに駐車車両データベースDB2に記憶される。こうして、ユーザ車両C1も駐車車両C,C,…の中に含まれることになる。
前記のようにして、盗難防止システムAのユーザーグループに属する自動車C,C,…(ユーザ車両C1)に対し、駐車車両C,C,…の防犯装備を共有可能な駐車場Pの情報を提供することにより、この駐車場Pにグループ内の自動車C,C,…を集めて、相互に防犯装備を共有する状況を積極的に作り出すことができる。
次に、そのようにして駐車している駐車車両C,C,…のうち、例えば前記ユーザ車両C1の周辺に挙動不審者が現れて、図5のフローに示すように、その不審者がいずれかの駐車車両C,C,…のセンサやカメラによって検知されると(ステップT1にてYES)、その駐車車両Cから不審者の情報が識別コードとともに無線通信によってメインサーバー1に送信される(ステップT2)。この情報に基づいて、例えば車載のセンサなどにより不審者が検知されたときには、直接的にそのセンサを装備しているユーザ車両C1が盗難に遭っていると判断することができる。また、ユーザ車両C1に近接する他車の防犯カメラによって不審者が検知されたときには、この他車との位置関係によって、ユーザ車両C1が盗難に遭う虞れがあると判断することができる。
前記の不審者情報を受信したメインサーバー1では、まず、駐車場サーバー5との間で情報の授受を行い、念のために駐車場Pの防犯システム6においても不審者が検知されているかどうか判定する(ステップT3)。そして、駐車場Pの防犯システム6では不審者が検知されていない場合はリターンする(ステップT4でNO)一方、駐車場Pの防犯システム6でも不審者が検知されていれば(ステップT4でYES)、この防犯システム6とも連携して盗難防止のための作動を行う。
すなわち、ステップT5においてメインサーバー1からユーザ車両C1及びその周囲の駐車車両C,C,…に対し動作指令の情報が目標の位置情報などとともに送信され、これに応じて複数の車両C,C,…(ユーザ車両C1を含む)の防犯装備が作動する。この際、駐車車両データベースDB2に記憶されている各車C,C,…の位置情報及び防犯装備情報に基づいて、該各車C,C,…の防犯装備及び盗難に遭っている(或いは遭う虞れのある)車両C1との位置関係に応じて、適切な動作指令が送信される。
例えば、防犯カメラを備えていて、ユーザ車両C1の近くに駐車している駐車車両C,C,…に対しては、そのカメラの視野を不審者に向けて撮影するように動作指令が発せられ、また、可動式のランプを備えている駐車車両C,C,…に対しては、そのランプを不審者に向けて照射するように動作指令が発せられる。さらに、それよりも離れている駐車車両C,C,…に対しては、警報装置を作動させて、警報音によって不審者を威嚇するように動作指令が発せられる。加えて、駐車場Pの防犯システム6にも所定の動作指令情報が送信される。
そのように、駐車車両C,C,…の位置及び防犯装備の情報に基づいて、盗難に遭っている(或いは遭う虞れのある)自動車だけでなく、その周囲の駐車車両C,C,…の防犯装備も適切に動作させることにより、複数の駐車車両C,C,…の防犯装備を共有させて盗難防止効果を高めることができ、加えて駐車場Pの防犯システム6も動作させることで、盗難防止効果は極めて高くなる。
前記の動作指令情報を受信した駐車車両C,C,…では、それぞれの防犯装備が動作するとともに、この動作に対応した応答情報をメインサーバー1に送信する(ステップT6)。この応答情報には、例えば各駐車車両C,C,…毎の識別コード、動作指令に応じたカメラなどの動作情報、この防犯カメラにより撮影した映像データやマイクによって採取した音声データなどが含まれる。そして、これを受信したメインサーバー1では、その応答情報に応じて例えば映像データや音声データの記憶などの処理を行うとともに、状況に応じて、予め設定されている通報先や警察、警備会社などへの通報を行う(ステップT7)。
図8は、例えばユーザーUの携帯端末のディスプレイに表示される通報画面の一例を示し、画面上側にはユーザ車両C1の状況を通知するメッセージが表示され、その下方の左側には、防犯カメラにより撮影された映像データが表示される。また、この画面には「警察へ通報」、「録画中止&通報禁止」のボタンが含まれており、携帯端末UのユーザーUはそれらのボタンを操作することによって、メインサーバー1に警察への通報を依頼したり、反対に通報を禁止することもできる。
上述の如き盗難防止システムAの動作フローにおいて、図4に示すステップS2は、特定のグループに属する複数の自動車C,C,…についての防犯装備に係る情報を取得する装備情報取得手段1aに対応している。
また、ステップS6,S7は、前記防犯装備情報に基づいて、且つ駐車車両C,C,…同士の位置関係を加味して、該各駐車車両C,C,…が他の駐車車両C,C,…のために自車の防犯装備を使用可能な防犯装備共有状態にあることを判定する共有状態判定手段1bに対応するとともに、該駐車車両C,C,…の位置情報及び前記防犯装備情報に基づいて、それら駐車車両C,C,…が共有可能な防犯装備を備えている駐車場P(駐車可能施設)を特定し、この駐車場Pのセキュリティー強度に関する施設情報をユーザ車両C1に無線通信によって提供する施設情報提供手段1cにも対応している。
そして、前記施設情報提供手段1cは、施設情報として、駐車車両C,C,…の台数や防犯装備の種類に基づいて駐車場P1〜P5全体のセキュリティー強度を推定し、この推定結果の情報(図7のマップなど)をユーザ車両C1に提供するとともに、該各駐車場P1〜P5のそれぞれについて、駐車車両C,C,…毎の位置(駐車枠)及び防犯装備の情報に基づいて、当該駐車場P内の駐車枠毎のセキュリティー強度を推定し、この推定結果の情報(図6のマップなど)を提供するように構成されている。
また、図5に示すフローのステップT5は、駐車車両C,C,…についての盗難関連情報(前記の例では不審者情報)を入手したときに、盗難に遭っている(或いは遭う虞れのある)駐車車両C(前記の例ではユーザ車両C1)に対して防犯装備の共有状態にある駐車車両C,C,…の防犯装備を作動させる防犯装備作動手段1dに対応している。この防犯装備作動手段1dは、駐車車両C,C,…の防犯装備の作動状態を、盗難に遭っているユーザ車両C1との位置関係に応じて制御するようになっている。
そして、前記図4、5のフローに示されている盗難防止システムAの動作は、情報センターに設置されたメインサーバー1において所定のシステム制御プログラムが実行されることによって実現されるものであり、このことから、前記装備情報取得手段1a、共有状態判定手段1b、施設情報提供手段1c及び防犯装備作動手段1dは、いずれも前記メインサーバー1によって構成されることになる。
また、前記メインサーバー1はインターネット2及び駐車場サーバー5を介して駐車場Pの防犯システム6とも情報の授受が可能になっており、前記装備情報取得手段1aは、駐車場Pの防犯システムに係る情報も取得するように構成され、また、前記防犯装備作動手段1dは、必要に応じて駐車場Pの防犯システムも作動させるようになっている。
したがって、この実施形態に係る盗難防止システムAによると、例えば自動車メーカーなどが自動車の防犯装備を共有するためのグループを予め構成し、このグループ内の各自動車C,C,…の防犯装備情報を共有しておくことで、駐車中の自動車C,C,…(駐車車両)から無線通信などによって不審者情報(盗難関連情報)が送られてきたときには、それら駐車車両C,C,…の各位値情報及び防犯装備情報に基づいて、複数の駐車車両C,C,…の防犯装備をそれぞれ適切に作動させることができ、防犯装備の共有によって、高い盗難防止効果が得られる。
また、前記防犯装備情報を特定のグループ内でのみ共有するようにしているので、盗難防止の上で極めて重要な防犯装備の情報がグループ外の不特定の第三者に漏れることがなく、このことによってセキュリティーの低下を招く虞れがない。
さらに、この実施形態では、前記の如く防犯装備を共有可能な自動車C,C,…の駐車している駐車場Pに関する情報を、車外の情報センターを介してグループ内の他の自動車C,C,…に提供するようにしており、このことによって、いずれかの駐車場Pにグループ内の自動車C,C,…を集めて、該グループ内の自動車C,C,…の周囲にはいつでも防犯装備を共有可能な他の自動車C,C,…が存在する状況を、積極的に作り出すことができる。このことで盗難防止システムAの実効が担保され、盗難防止効果がより確実なものとなる。
尚、この実施形態の盗難防止システムAでは、グループ内の自動車C,C,…の備える防犯装備の情報を予め設定登録するようにしているが、これに限らず、例えば駐車場Pに駐車して識別コードや位置情報を送信するときに、一緒に防犯装備の情報を送るようにしてもよい。
その場合には、情報処理は車外の情報センターで行うようにしなくてもよく、例えば、グループ内の自動車C,C,…にそれぞれ搭載した盗難防止システムAの専用ユニット21において行うこともでき、この場合には、情報の授受は、自動車C,C,…間の通信によって行われる。
また、前記実施形態では、自動車C,C,…の駐車可能施設を駐車場Pとしているが、これに限らず、自動車C,C,…の駐車が可能な施設であればよい。
さらに、前記実施形態の盗難防止システムAにおいて、例えばメインサーバー1に、装備情報取得手段1aによって取得した防犯装備の情報に基づいて、共用可能な防犯装備を備えていない自動車C,C,…のユーザーから所定の対価を徴収する対価徴収手段を設けてもよい。これは、例えばグループの会費を高くすることによって容易に実現できる。
そうすれば、グループ内の他車の防犯装備を利用するのみのユーザーに対しては、対価の徴収によって自車への防犯装備の充実を促すことができ、結果として盗難防止効果がさらに高まることになる。
本発明の実施形態に係る盗難防止システムの概略構成を示す模式図。 自動車の防犯装備の一例を示す模式図。 メインサーバーを中心とした情報の授受を示す説明図。 システムによる施設情報の提供の手順を示すフローチャート図。 システムの盗難防止動作の手順を示すフローチャート図。 目的地周辺の駐車場マップの一例を示す図。 選択した駐車場内のセキュリティー強度マップの一例を示す図。 通報画面の一例を示す図。
符号の説明
A 盗難防止システム
C 駐車車両、ユーザ車両(自動車)
P 駐車場(駐車可能施設)
U ユーザー
1 メインサーバー(情報センターのコンピュータ装置)
1a 装備情報取得手段
1b 共有状態判定手段
1c 施設情報提供手段
1d 防犯装備作動手段
6 防犯システム(駐車場の防犯装備)
11 防犯カメラ(防犯装備)
12 警報用スピーカ(防犯装備)
13 集中制御ユニット(防犯装備)
21 専用ユニット(防犯装備)
22 無線通信アンテナ(防犯装備)

Claims (9)

  1. 自動車からの無線通信によって盗難に関連する情報を入手し、この情報に応じて所定の防犯装備を作動させるようにした自動車の盗難防止システムであって、
    特定のグループに属する複数の自動車についての防犯装備に係る情報を取得する装備情報取得手段と、
    少なくとも前記装備情報取得手段によって取得された情報に基づいて、前記グループに属する自動車の少なくとも1台が、同じグループに属する他の自動車のために自車の防犯装備を使用可能な防犯装備共有状態にあることを判定する共有状態判定手段と、
    前記他の自動車についての盗難関連情報を入手したときに、この他の自動車に対し防犯装備共有状態にある少なくとも1台の自動車の防犯装備を作動させる防犯装備作動手段と、を備えていることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  2. 請求項1に記載の盗難防止システムにおいて、
    共有状態判定手段は、自動車が他の自動車に対し防犯装備共有状態にあることを、その自動車と他の自動車との位置関係を加味して判定するものであることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の盗難防止システムにおいて、
    防犯装備作動手段は、自動車の防犯装備の作動状態を、その自動車と他の自動車との位置関係に応じて制御するものであることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の盗難防止システムにおいて、
    グループに属する自動車との間で相互に無線通信の可能な車外の情報センターが設けられており、
    装備情報取得手段、共有状態判定手段及び防犯装備作動手段は、いずれも、少なくとも前記情報センターのコンピュータ装置によって構成されていることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  5. 請求項4に記載の盗難防止システムにおいて、
    少なくとも装備情報取得手段によって取得された情報に基づいて、他の自動車のために使用可能な防犯装備を備えた自動車の駐車している駐車可能施設を特定し、この駐車可能施設に関する情報をグループの自動車に無線通信によって提供する施設情報提供手段を、さらに備えることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  6. 請求項5に記載の盗難防止システムにおいて、
    施設情報提供手段は、駐車可能施設に駐車している自動車の防犯装備の種類に基づいて当該駐車可能施設のセキュリティー強度を推定し、この推定結果の情報を提供するものであることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  7. 請求項5又は6のいずれかに記載の盗難防止システムにおいて、
    施設情報提供手段は、駐車可能施設に駐車している自動車の防犯装備の種類と当該自動車の駐車位置とに基づいて、該駐車可能施設内の駐車位置毎のセキュリティー強度を推定し、この推定結果の情報を提供するものであることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  8. 請求項5に記載の盗難防止システムにおいて、
    装備情報取得手段は、駐車可能施設に設けられている防犯装備に係る情報も取得するものであり、
    防犯装備作動手段は、前記駐車可能施設の防犯装備も作動させるものであることを特徴とする自動車の盗難防止システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つにおいて、
    装備情報取得手段によって取得された情報に基づいて、グループに属する他の自動車のために使用可能な防犯装備を備えていない自動車のユーザーから所定の対価を徴収する対価徴収手段を設けたことを特徴とする自動車の盗難防止システム。
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