JP2002216256A - 駐車場用セキュリティシステム - Google Patents

駐車場用セキュリティシステム

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JP2002216256A
JP2002216256A JP2001013446A JP2001013446A JP2002216256A JP 2002216256 A JP2002216256 A JP 2002216256A JP 2001013446 A JP2001013446 A JP 2001013446A JP 2001013446 A JP2001013446 A JP 2001013446A JP 2002216256 A JP2002216256 A JP 2002216256A
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security system
vehicle
parking lot
parking
site
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JP2001013446A
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Hiroaki Shimizu
宏昭 清水
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車中の車両に対する盗み行為や悪戯行為に
対して迅速且つ効率良く対応できるようにして、システ
ムとしての質の向上を実現すること。 【解決手段】 車載セキュリティシステム7を搭載した
自動車が場内セキュリティシステム6を備えた駐車場内
に駐車した状態では、両システム6及び7間が無線リン
クにより接続される。車載セキュリティシステム7は、
自動車3の異常状態(駐車状態での振動など)を検出し
たときに、異常発生信号を場内セキュリティシステム6
へ無線送信する。場内セキュリティシステム6は、異常
発生信号を受信したときにその信号の発信源となった自
動車に対して警備員を派遣するなどの盗難防止制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両側に搭載され
たセキュリティシステムとの有機的な連携を図った駐車
場用セキュリティシステムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、デパートや
スーパーマーケットなどの駐車場においては、車上荒ら
し対策や車両に対する悪戯の抑止対策などのために、駐
車場内に監視カメラを設置すると共に、警備員が常駐す
るモニタルーム内に上記監視カメラが撮影した画像を再
生するモニタを配置する構成としたセキュリティシステ
ムを設置することが行われている。一方、車両には、盗
難などに対処するために、駐車状態での車体の振動を監
視する振動センサ、ドアの異常開放を検出するセンシン
グシステム、第三者の車室内への侵入を検出する人体セ
ンサ(赤外線センサ、超音波センサ)などを利用して異
常状態を検出し、その検出動作に応じて運転者に対し携
帯電話機などを通じて異常状態が発生した旨の緊急通報
を行うようにしたセキュリティシステムが搭載すること
が行われている。
【0003】しかしながら、これらの駐車場用セキュリ
ティシステム及び車載セキュリティシステムは、互いに
全く独立したシステムとして構築されている関係上、例
えば、駐車場内に駐車中の車両において実際に車上荒ら
し行為があった場合でも、車載セキュリティシステムか
らの緊急通報がその運転者に届くだけである。このた
め、車上荒らしに対しての駐車場側の対応が遅れる可能
性が多大であり、このような点などにおいてセキュリテ
ィシステムとして万全ではなかった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、駐車中の車両に対する盗み行為や悪
戯行為に対して迅速且つ効率良く対応できるようになっ
て、システムとしての質の向上を実現できる駐車場用セ
キュリティシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した手段を採用できる。この手段によ
れば、車載セキュリティシステムを搭載した車両が場内
セキュリティシステムを備えた駐車場内で駐車したとき
には、それら車載セキュリティシステム及び場内セキュ
リティシステム間で無線リンクが形成される。このよう
な無線リンクが形成された状態で駐車車両に対する不法
行為(車上荒らしや悪戯など)があった場合、車載セキ
ュリティシステムは、その不法行為に伴う異常状態を検
出する異常検出手段の検出出力に基づいた異常発生信号
を無線通信手段を通じて場内セキュリティシステムへ送
信するようになる。すると、この異常発生信号を受信し
た場内セキュリティシステムにあっては、信号の発信源
となった車両に対しての盗難防止制御を行うようにな
る。つまり、車載セキュリティシステムと場内セキュリ
ティシステムとが有機的に連携された状態となって、駐
車中の車両に対する盗み行為や悪戯行為に対し駐車場サ
イドにおいて迅速且つ効率良く対応可能になるものであ
り、結果的にセキュリティシステムとしての質の向上を
実現できるようになる。
【0006】請求項2記載の手段によれば、前記場内セ
キュリティシステムは、前記異常発生信号の発信源とな
った車両に対し警備員を派遣するという盗難防止制御を
行うようになるから、駐車車両に対する不法行為に迅速
且つ確実に対処できるようになり、盗難防止効果を十分
に高めることができる。
【0007】請求項3記載の手段によれば、前記場内セ
キュリティシステムは、前記異常発生信号の発信源とな
った車両及びその近辺を監視カメラによる撮影するとい
う盗難防止制御を行うようになるから、駐車車両に対す
る不法行為の証拠を残すことができ、実際にシステムを
運用する上において有益となる。
【0008】請求項4記載の手段によれば、前記無線リ
ンクが形成された状態では、ユーザーインターフェース
を通じた入力に応じて、車両の駐車場内での駐車位置を
示す位置データが場内セキュリティシステム側へ無線送
信されるから、その場内セキュリティシステムにおいて
は、受信した位置データに基づいて異常発生信号の発信
源となった車両の位置を容易に確認可能となり、結果的
に、駐車車両に対する不法行為への対処をさらに迅速且
つ効率良く行い得るようになる。
【0009】請求項5記載の手段によれば、前記無線リ
ンクが形成された状態では、位置算出装置においてGP
S衛星からの電波信号に基づいて演算された車両の駐車
位置を示す位置データが場内セキュリティシステム側へ
無線送信されるから、その場内セキュリティシステムに
おいては、受信した位置データに基づいて異常発生信号
の発信源となった車両の位置を容易に確認可能となる。
この結果、駐車車両に対する不法行為への対処をさらに
迅速且つ効率良く行い得るようになると共に、上記位置
データを得るための操作が不要になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図2には、本実施例によ
る駐車場用セキュリティシステムの概念図が模式的に示
されている。この図2において、店舗用駐車場(2箇所
の駐車場P1、P2を例示)には、場内を撮影するため
の監視カメラ1(本発明でいう異常監視手段に相当)が
複数台ずつ設けられている。この場合、具体的に図示し
ないが、例えば駐車場P1、P2の設置者である店舗M
1、M2内のモニタルームには、対応する監視カメラ1
群がそれぞれ撮影した画像を再生するためのモニタ(図
2に符号2を付して示す)が配置されており、そのモニ
タルーム内に常駐する警備員がモニタ2の再生画像によ
り駐車場P1、P2内の状態を監視できる構成となって
いる。また、駐車場P1、P2には、場内に進入した自
動車3(車両に相当)側との間での無線通信によるデー
タ授受や、自動車3側から後述のように与えられる緊急
連絡先情報により特定されるモバイル通信端末(携帯電
話機やページャなど)との通信が可能な通信施設4が設
けられている。
【0011】そして、上記監視カメラ1、モニタ2及び
後述する制御装置(図1に符号5を付して示す)によっ
て、場内セキュリティシステム(図1に符号6を付して
示す)が構築されており、後述の説明から明らかとなる
ように、上記自動車3が駐車場内に駐車した時点で、前
記場内セキュリティシステム6と当該自動車3に設けら
れた車載セキュリティシステム(図1に符号7を付して
示す)との間が上記通信施設4を通じて無線リンクを形
成した状態を呈する構成となっている。自動車3側に
は、GPS衛星からの電波信号に基づいて側位を行うカ
ーナビゲーション装置(本発明でいう位置算出装置に相
当:図1に符号8を付して示す)が搭載されており、こ
のカーナビゲーション装置8に備えられたデータベース
中には、駐車場P1、P2の地図上の位置がそれぞれ
“駐車場アクセスポイント”として記憶されている。
【0012】図1には、駐車場P1、P2及び自動車3
におけるシステム構成例が機能ブロックの組み合わせに
より示されている。この図1において、場内セキュリテ
ィシステム6が有する制御装置5は、マイクロコンピュ
ータを含んで構成されたもので、監視カメラ1の制御及
び警備員に対する異常報知動作や通信施設4を通じた通
信制御動作などの盗難防止制御を後述のように実行す
る。
【0013】自動車3側に設けられた車載セキュリティ
システム7は、監視装置9(異常検出手段に相当)、ユ
ーザーインターフェース10、無線装置11(無線通信
手段に相当)及び制御装置12により構成されている。
この場合、監視装置9は、自動車3に対する不法行為に
伴う異常状態を検出するためのもので、例えば、駐車状
態での車体の振動を監視する振動センサ、ドアの異常開
放を検出するセンシングシステム、第三者の車室内への
侵入を検出する人体センサ(赤外線センサ、超音波セン
サ)などの異常検出要素の何れか一種類若しくは複数種
類を備えた構成となっている。この監視装置9は、制御
部12からの指令により起動及び停止されるものであ
り、その動作状態で異常状態を検出したときには、異常
検出信号を発生して当該制御部12に与えるようになっ
ている。
【0014】ユーザーインタフェース10は、データ入
力手段(例えば、専用のキースイッチ、或いはカーナビ
ゲーション装置8が有するディスプレイ上に設けられた
タッチスイッチパネルなど)を備えたもので、制御部1
2に対し後述のような種々のデータを入力できる構成と
なっている。
【0015】無線装置11は、場内セキュリティシステ
ム6側の通信施設4との間での無線通信によるデータ授
受や、車載セキュリティシステム7において自動車3に
異常が発生したときの緊急連絡先として予め登録されて
いる図示しないモバイル通信端末(本発明でいう無線端
末装置に相当:携帯電話機或いはページャなど)との通
信を行うために設けられている。尚、このモバイル通信
端末は、運転者が携帯するものである。
【0016】上記制御部12には、上記監視装置9、ユ
ーザーインターフェース10、無線装置11の他に、カ
ーナビゲーション装置8及び車両情報取得装置13が接
続される。この場合、上記車両情報取得装置13は、自
動車3のメインキー(イグニッションキー)のオンオフ
状態を示すキー情報、自動車3に設けられたドアロック
機構、パーキングブレーキスイッチ及びニュートラルス
タートスイッチの各状態を示すドアロック情報、ブレー
キ情報及びポジション情報などを車両情報として取得す
るためのものであり、取得した車両情報を車載セキュリ
ティシステム7内の制御部12に与えるようになってい
る。また、制御部12は、カーナビゲーション装置8の
データベースにアクセスして前述した“駐車場アクセス
ポイント”に関する情報を読み込み得る構成となってい
る。
【0017】図3には、場内セキュリティシステム6内
の制御装置5の動作フローチャートと車載セキュリティ
システム7内の制御部12の動作フローチャートとが互
いに関係付けられた状態で示されている。この図3にお
いて、車載セキュリティシステム7内の制御部12は、
自動車3が駐車状態になるまで待機し(ステップA
1)、駐車状態になったときには、アクセスポイント検
索ルーチンA2を実行する。尚、この場合において、自
動車3が駐車状態になったか否かの判断は、例えば、車
両情報取得装置13を通じてパーキングブレーキの操作
並びにトランスミッションのパーキングポジションへの
操作を検出したか否かに基づいて行うことができ、ま
た、パーキングブレーキの動作とメインキーのオフ状態
への操作が双方とも行われたこと、或いはメインキーが
抜かれたことなどに基づいても行うことができる。
【0018】上記アクセスポイント検索ルーチンA2で
は、カーナビゲーション装置8にアクセスして“駐車場
アクセスポイント”の有無を検索するものであり、この
ルーチンA2の終了後には、“駐車場アクセスポイン
ト”を検出できたか否かを判断する(ステップA3)。
“駐車場アクセスポイント”の検出ができなかった場合
(つまり、自動車3を駐車した場所が場内セキュリティ
システム6を備えた駐車場以外であった場合)には、自
動車3のドアロック機構がキーロックされたか否かを車
両情報取得装置13からのドアロック情報に基づいて判
断する(ステップA4)。ドアロック機構がキーロック
されていない場合には、そのまま待機するが、キーロッ
クされた場合には、監視装置9を起動して車載セキュリ
ティシステム7を能動状態に切り換える(ルーチンA
5)。
【0019】この後には、監視装置9から異常検出信号
が入力されるまで、若しくはドアロック機構が正常にア
ンロックされるまで待機する(ステップA6、A7)。
尚、ドアロック機構が正常にアンロックされた状態の検
出は、車両情報取得装置13からのキー情報及びドアロ
ック情報を利用して行うことができる。
【0020】そして、監視装置9から異常検出信号が入
力されたときには異常通知ルーチンA8を実行するもの
であり、このルーチンA8では、自動車3において異常
(車体の異常な振動、ドアの異常開放、第三者の車室内
への侵入など)が発生した旨を、車載セキュリティシス
テム7に予め緊急連絡先として登録されたモバイル通信
端末(携帯電話機、ページャなど)に対し無線装置11
を介して通知する動作を行う。これに対して、ドアロッ
ク機構が正常にアンロックされたときには、監視装置9
の動作を停止させて車載セキュリティシステム7を休止
状態に切り換えるルーチンA19を実行した後に前記ス
テップA1へ戻る。
【0021】前記ステップA3において“駐車場アクセ
スポイント”を検出したと判断した場合(つまり、自動
車3を駐車した場所が場内セキュリティシステム6を備
えた駐車場であった場合)には、場内セキュリティシス
テム6に対し無線装置11を通じて接続要求を送信する
ことにより、車載セキュリティシステム7と場内セキュ
リティシステム6との間の無線リンクを形成した状態に
切り換える(ルーチンA9)。
【0022】このように両セキュリティシステム6及び
7が無線リンクされた状態では、ユーザーインターフェ
ース10からの操作入力の有無を設定時間(数十秒程
度)が経過するまでの期間だけ判断する(ステップA1
0、A11)。ここで、ユーザーインターフェース10
からは、“駐車場アクセスポイント”との接続確認(場
内セキュリティシステム6との無線リンクが確立してい
るか否かの確認)を行うための確認要求信号を入力でき
るようになっていると共に、自動車3が駐車した位置を
特定可能な情報(位置データである駐車区画番号など)
を追加情報として入力できるようになっており、前記設
定時間が経過するまでの期間にそのような入力があった
場合には、接続確認・追加情報設定ルーチンA12を実
行した後にステップA13へ移行する。
【0023】上記ルーチンA12では、前記確認要求信
号の入力があった場合に、場内セキュリティシステム6
との間の無線リンクの確立の有無を運転者に例えば図示
しないスピーカを通じて報知し、前記追加情報の入力が
あった場合に、その追加情報を図示しないバッファメモ
リに記憶する動作を行う。また、ユーザーインターフェ
ース10を通じた操作入力が行われることなく設定時間
が経過したときには、接続確認・追加情報設定ルーチン
A12を実行することなくステップA13へ移行する。
【0024】ステップA13では、自動車3のドアロッ
ク機構がキーロックされたか否かを車両情報取得装置1
3からのドアロック情報に基づいて判断するものであ
り、ドアロック機構がキーロックされていない場合に
は、そのまま待機するが、キーロックされた場合には、
監視装置9を起動して車載セキュリティシステム7を能
動状態に切り換えると共に、予め設定されているセキュ
リティ用情報及び前記バッファメモリに記憶されている
追加情報(これは記憶されていない場合もある)を場内
セキュリティシステム6へ無線装置11を通じて送信操
作を行う(ルーチンA14)。ここで、上記セキュリテ
ィ用情報は、予め登録されている緊急連絡先(モバイル
通信端末の接続番号(携帯電話機の場合は電話番
号))、自動車3の車種、登録ナンバー、ボディカラー
などの情報である。尚、セキュリティ用情報中に、カー
ナビゲーション装置8から取得した自動車3の現在位置
情報を含ませることもでき、このような現在位置情報が
精度良く得られる状況であった場合には、前記追加情報
中の「駐車区画番号」を不要にすることも可能になる。
【0025】上記ルーチンA14の実行後には、監視装
置9から異常検出信号が入力されるまで、若しくはドア
ロック機構が正常にアンロックされるまで待機する(ス
テップA15、A16)。
【0026】そして、監視装置9から異常検出信号が入
力されたときには異常通知ルーチンA17を実行するも
のであり、このルーチンA17では、自動車3において
異常(車体の異常な振動、ドアの異常開放、第三者の車
室内への侵入など)が発生した旨を、場内セキュリティ
システム6側へ無線装置11を通じて通知する。これに
対して、ドアロック機構が正常にアンロックされたとき
には、監視装置9の動作を停止させて車載セキュリティ
システム7を休止状態に切り換えると共に、セキュリテ
ィが不要になった旨を場内セキュリティシステム6側へ
無線装置11を通じて通知するルーチンA18を実行し
た後に前記ステップA1へ戻る。
【0027】一方、場内セキュリティシステム6の制御
装置5は、車載セキュリティシステム7側からの接続要
求、異常通知、セキュリティ不要通知の何れかを受ける
まで待機するループを形成する(ステップB1、B2、
B3)。接続要求を受けた場合(ステップB1で「YE
S」)には、駐車車両登録ルーチンB4を実行した後に
上記待機ループ(ステップB2)へ戻る。この駐車車両
登録ルーチンB4では、車載セキュリティシステム7か
らのセキュリティ用情報及び追加情報を受信すると共
に、それらの情報に含まれる緊急連絡先、車種、登録ナ
ンバー、ボディカラー及び駐車区画番号(位置データに
相当)などを、予め設定された駐車車両データベースに
“管理用データ”として登録する。
【0028】異常通知を受けた場合(ステップB2で
「YES」)には、その異常通知の発信源となった自動
車3についての“管理用データ”中の緊急連絡先に対
し、自動車3で異常が発生した旨を連絡するルーチンB
5、上記“管理用データ2中の駐車区画番号に対応した
駐車区画及びその近辺を監視カメラ1によって撮影する
ように制御するルーチンB6、警備員に対し当該駐車区
画に対し急行するように指示するルーチンB7を順次実
行した後に前記待機ループ(ステップB3)へ戻る。こ
のような各ルーチンB5、B6、B7の実行に応じて、
自動車3の運転者が携帯するモバイル通信端末に対し緊
急通報する制御、監視カメラ1により上記自動車3及び
その周辺を撮影する制御、その自動車3まで警備員を派
遣する制御より成る盗難防止制御が行われることにな
る。
【0029】セキュリティ不要通知を受けた場合(ステ
ップB3で「YES」)には、そのセキュリティ不要通
知の発信源となった自動車3について登録されている
“管理用データ”を前記駐車車両データベースから削除
するルーチンB8を実行した後に前記待機ループ(ステ
ップB1)へ戻る。
【0030】以上要するに、上記した本実施例によれ
ば、車載セキュリティシステム7を搭載した自動車3が
場内セキュリティシステム6を備えた駐車場P1、P2
内で駐車したときには、それら車載セキュリティシステ
ム7及び場内セキュリティシステム6間で無線装置11
及び通信施設4を介した無線リンクが形成される。この
ような無線リンクが形成された状態で駐車状態にある自
動車3に対する不法行為(車上荒らしや悪戯など)があ
った場合、車載セキュリティシステム7は、その不法行
為に伴う異常状態を検出する監視装置9の検出出力に基
づいた異常発生信号を上記無線リンクを通じて場内セキ
ュリティシステム6へ送信するようになる。
【0031】すると、この異常発生信号を受信した場内
セキュリティシステム6にあっては、当該信号の発信源
となった自動車3に対して所定の盗難防止制御(自動車
3の運転者が携帯するモバイル通信端末に対し緊急通報
する制御、監視カメラ1により自動車3及びその周辺を
撮影する制御、自動車3まで警備員を派遣する制御)を
行うようになる。つまり、本実施例の構成によれば、車
載セキュリティシステム7と場内セキュリティシステム
6とが有機的に連携された状態となって、駐車中の自動
車3に対する盗み行為や悪戯行為に対し駐車場P1、P
2サイドにおいて迅速且つ効率良く対応可能になるもの
であり、結果的に駐車場用のセキュリティシステムとし
ての質の向上を実現できるようになる。
【0032】この場合、異常発生信号の発信源となった
自動車3に対し警備員を派遣するという盗難防止制御を
行うようになるから、駐車中の自動車3に対する不法行
為に迅速且つ確実に対処できるようになり、盗難防止効
果を十分に高めることができる。また、当該自動車3及
びその近辺を監視カメラ1による撮影するという盗難防
止制御も行われるから、駐車中の自動車3に対する不法
行為の証拠を残すことができ、実際にシステムを運用す
る上において有益となる。
【0033】さらに、ユーザーインターフェース10を
通じて入力された位置データ、つまり自動車3の駐車場
P1、P2内での駐車位置を示す位置データが場内セキ
ュリティシステム6側へ無線送信されるから、その場内
セキュリティシステム6においては、受信した位置デー
タに基づいて異常発生信号の発信源となった自動車3の
位置を容易に確認可能となり、結果的に、駐車中の自動
車3に対する不法行為への対処をさらに迅速且つ効率良
く行い得るようになる。
【0034】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、次のような変形または拡張が可能であ
る。自動車3の駐車位置を示す位置データの入力をユー
ザーインターフェース10により行う構成としたが、そ
の駐車位置をカーナビゲーション装置8から取得する構
成としても良く、この構成によれば、位置データを得る
ための操作が不要になるという利点が出てくる。また、
自動車3の駐車位置を示す位置データを当該自動車3側
で取得して場内セキュリティシステム6側へ送信する構
成としたが、場内セキュリティシステム6側において、
例えば、入場してきた自動車3を監視カメラ1などを利
用して追跡し、その追跡結果に基づいて自動車3の駐車
位置を示す位置データを取得する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体のシステム構成図
【図2】システムの概念を模式的に示す図
【図3】動作内容を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
1は監視カメラ(異常監視手段)、3は自動車(車
両)、4は通信施設、5は制御装置、6は場内セキュリ
ティシステム、7は車載セキュリティシステム、8はカ
ーナビゲーション装置(位置算出装置)、9は監視装置
(異常検出手段)、10はユーザーインターフェース、
11は無線装置(無線通信手段)、12は制御部、13
は車両情報取得装置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/04 G08B 25/04 E 25/10 25/10 A H04B 7/26 H04N 7/18 D H04N 7/18 H04B 7/26 K Fターム(参考) 5C054 CC05 CD04 CE12 CG07 CH04 DA07 EA05 FA09 FF05 HA18 5C084 AA04 AA07 AA09 AA10 BB33 CC02 DD03 DD11 DD42 DD79 EE06 FF02 FF04 FF27 GG20 GG43 GG52 GG68 HH10 5C087 AA03 AA09 AA21 AA24 AA25 AA44 BB12 BB20 BB74 DD05 DD14 EE14 FF01 FF04 FF16 FF20 FF23 GG08 GG18 GG23 GG30 GG70 5K067 AA32 AA35 BB36 BB44 DD28 EE02 EE10 FF20 GG01 HH22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、当該車両に対する不法
    行為に伴う異常状態を検出する異常検出手段と、この異
    常検出手段の検出出力に基づいて予め決められた無線端
    末装置へ異常発生信号を送信する無線通信手段とを含ん
    で成る車載セキュリティシステムと、 駐車場に設けられ、当該駐車場内を監視する異常監視手
    段が設置された場内セキュリティシステムとを備え、 前記車載セキュリティシステムは、これを搭載した車両
    が前記駐車場内に駐車した状態で前記場内セキュリティ
    システムと前記無線通信手段を通じて無線リンクを形成
    することにより、前記異常検出手段の検出出力に基づい
    た異常発生信号を当該場内セキュリティシステムへ無線
    送信するように構成され、 前記場内セキュリティシステムは、前記異常発生信号を
    受信したときにその信号の発信源となった車両に対して
    の盗難防止制御を行うことを特徴とする駐車場用セキュ
    リティシステム。
  2. 【請求項2】 前記場内セキュリティシステムによる前
    記盗難防止制御は、前記異常発生信号の発信源となった
    車両に対し警備員を派遣する制御であることを特徴とす
    る請求項1記載の駐車場用セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 前記場内セキュリティシステムは、前記
    異常監視手段として駐車場内を撮影するための監視カメ
    ラを備え、当該場内セキュリティシステムによる前記盗
    難防止制御は、前記異常発生信号の発信源となった車両
    及びその近辺を前記監視カメラによる撮影する制御であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の駐車場用セ
    キュリティシステム。
  4. 【請求項4】 前記車載セキュリティシステムは、これ
    が搭載された車両の駐車場内での駐車位置を示す位置デ
    ータを入力するユーザーインターフェースを備え、前記
    場内セキュリティシステムと無線リンクを形成した状態
    で前記入力位置データを当該場内セキュリティシステム
    へ無線送信する構成とされ、 前記場内セキュリティシステムは、受信した位置データ
    を前記盗難防止制御に利用することを特徴とする請求項
    1ないし3の何れかに記載の駐車場用セキュリティシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記車両は自車位置をGPS衛星からの
    電波信号に基づいた側位結果により演算する位置算出装
    置を備え、 前記車載セキュリティシステムは、これが搭載された車
    両の駐車場内での駐車位置を示す位置データを前記位置
    算出装置から取得すると共に、前記場内セキュリティシ
    ステムと無線リンクを形成した状態で前記取得位置デー
    タを当該場内セキュリティシステムへ無線送信する構成
    とされ、 前記場内セキュリティシステムは、受信した位置データ
    を前記盗難防止制御に利用することを特徴とする請求項
    1ないし3の何れかに記載の駐車場用セキュリティシス
    テム。
JP2001013446A 2001-01-22 2001-01-22 駐車場用セキュリティシステム Withdrawn JP2002216256A (ja)

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