JP2001063525A - 車両盗難防止システム - Google Patents
車両盗難防止システムInfo
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Abstract
ークを通じて受信記憶処理装置に転送して格納して、車
両盗難などに対するセキュリティ性能の向上を図る。 【解決手段】 車両1への乗込者の指紋データを指紋取
込装置が取り込む。この後、車載コンピュータが車両1
に搭載した携帯電話機を起動し、指紋データを通信ネッ
トワーク30を通じてサーバ装置36に転送する。この
指紋データをサーバ装置36が取り込んで格納し、画像
表示装置に表示して乗込者の確認を行う。
Description
者の指紋データを取得した際にエンジンの始動を可能と
し、該指紋データを通信ネットワークを通じて受信記憶
処理装置に転送して格納する車両盗難防止システムに関
する。
して暗証コードを送信し、ドアキーを使用せずに車両の
ドアの施錠及び解錠を行う各種のキーレスエントリーシ
ステムが知られている。このキーレスエントリーシステ
ムとして、車両のドアロック解錠を指紋識別によって行
う技術が提案されている(例えば、特開昭61−539
72号「指紋識別による自動車用ドアのロック解除方
法」公報例、特開昭61−64977号「固体識別自動
車ドア開閉装置」公報例、特開昭62−101777
「電子キー装置」公報例)。
は、その指紋識別能力が問題となる。例えば、指紋認識
装置の車外のドアなどに設けられるため、その読取光学
系の汚れや水などの付着、及び指紋認識を行う人の指の
損傷や汚れによって、指紋識別能力の低下が生じる。ま
た、複雑なパターン認識処理を行うため、指紋識別に多
大な時間を要し、更に、識別時間を短縮すると誤認識す
る確率が高くなることが知られている。
携帯電話機、全地球測位システム(GPS)、セキュリ
ティサービス及び無線選択呼出受信機(ページャ)を組
み合わせた通信ネットワーク化による車両盗難対策シス
テムが提案されている(Automotive Engineering Inter
national/October 1998 参考)。この車両盗難対策シス
テムは、キーレスエントリーシステムとともに、専用装
置が必要であり、コストが嵩み、かつ、誤動作が発生す
る場合がある。
トワーク化による車両盗難対策システムでは、より確実
なシステム構築が課題であり、車内荒らしや車両盗難
(適宜、車両盗難のみで説明する)に対するさらなる安
全性の向上が望まれている。
課題を解決するものであり、車両に乗り込んだ者の指紋
データを取得した際にエンジンの始動を可能とし、該指
紋データを通信ネットワークを通じて車両から離れた場
所に設けられた受信記憶処理装置に転送して格納し、車
両から離れた位置においても車両に乗り込んだ者を転送
された指紋データから容易に確認できるようになり、車
両盗難などに対するセキュリティ性能が向上させること
が可能な車両盗難防止システムの提供を目的とする。
に、本発明の車両盗難防止システムは、人の指紋データ
を取得する指紋取込手段と、前記指紋取込手段により得
られた指紋データの通信ネットワークへの自動発信を制
御する発信制御手段と、前記発信制御手段が行う制御に
応じて、前記指紋取込手段により得られた指紋データを
前記通信ネットワークに対して無線伝送する無線通信手
段と、前記無線通信手段から前記通信ネットワークを介
して伝送された指紋データを受け取って格納する情報記
憶手段と、を備える構成となっている。
学的に読み取る光学読取装置を有してなり、該光学読取
装置の検知部が車内に配設される構成となっている。
込手段が指紋データを取得したときに許可される。
では、車両に乗り込んだ者の指紋データを車内の指紋取
込手段によって取得した後に、該指紋データを通信ネッ
トワークへ自動発信し、該通信ネットワークを介して伝
送された指紋データをサーバなどの情報記憶手段に保持
している。また、車両のエンジン始動は、指紋取込手段
が指紋データを取得したときに許可される。
の許可を得る度に指紋データを供給する必要があり、こ
の得られた指紋データは通信ネットワークを通じて毎回
情報記憶手段に伝送されるため、車両が盗難にあった場
合においても、情報記憶手段に保持されている指紋デー
タを参照及び確認することができるため、迅速かつ容易
な犯人の特定及び事件の解決が可能となる。また、指紋
取込手段によって得られた指紋データが記憶されること
を一般に公開することによって、車両の盗難防止効果も
得られる。
テムの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明の一実施形態に係る車両盗難防止システムの
車両における構成を示すブロック図であり、図2は車両
内部前方にモバイルコンピュータを着脱可能に装着する
ためのコンソール部の構成を示す説明図であり、図3は
車載コンピュータの制御プログラムを書き替えるための
機能的構成を示すブロック図である。また、図4は指紋
認識装置の要部構成を示す斜視図であり、図5は本実施
形態の車両盗難防止システムの全体構成を説明するため
の図であり、図6は本実施形態の車両盗難防止システム
における機能的構成を示すブロック図である。
止システムは、車両1に、ドアロック又はアンロックの
ための遠隔操作信号(暗証コードなど)を送受信する車
両側送受信機2と、ドアロック機構の電磁コイルなどを
駆動してドアロック又はアンロックの動作を行う駆動機
構3と、携帯して車両のドアロックを遠隔操作するため
の携帯送受信機4と、この車両盗難防止システムに関連
する制御や車両各部の動作にかかる制御を行うための発
信制御手段としての車載コンピュータ5と、この車載コ
ンピュータ5と着脱自在に接続され車載コンピュータ5
との間でデータやプログラムの送受信を行う発信制御手
段としてのモバイルコンピュータ6とを備えている。
子を撮影するCCDカメラ7と、このCCDカメラ7で
撮影した画像データなどの各種データを外部と送受信す
るための無線通信手段としての携帯電話機8と、全地球
測位システム(GPS)を利用し、地図情報および現在
位置情報、携帯電話機8を通じて取り込んだ各種情報な
どを画面表示するカーナビゲーション装置10と、車両
1に乗り込んだ者の指紋データを取り込んで車載コンピ
ュータ5に転送する指紋取込手段としての指紋取込装置
11とを備えている。
近を検出して、車両側送受信機2などを起動する接近セ
ンサが更に設けられる場合がある。
席ドアユニット、左右後部ドアユニットなどの各部のド
アユニット12内に設けられている。なお、このドアユ
ニット12には、それぞれアンテナ及び車両側送受信機
2及びコントロールユニットを含む個別装置を備える場
合がある。
ッシブ型、アクティブ型などの各種のものが使用可能で
ある。また、図示したような遠隔操作型のものに限ら
ず、キーの把持部などに一体的に内蔵したものやキーホ
ルダー型のものでも良い。この遠隔操作信号の送受信
は、無線電波を用いるものに限らず、赤外線を送受信す
るものなど、他のいずれの方式を用いたものでも良い。
電子回路、イグニション回路、リレーボックスなどと接
続されており、遠隔操作信号の暗証コードの更新や送受
信、ドアロック機構の動作などのドアロック又はアンロ
ックにかかる動作制御を行ったり、車両のライトやパワ
ーウインドなどの車両各部の動作制御や空燃比制御など
の運行に関する動作制御を行うものである。
ログラムはEEPROM等のメモリに記憶されている。
この制御プログラムにおいて、ドアロック又はアンロッ
クを含む車両盗難防止システムに関する動作やライト、
パワーウインド、ホーン、ミラー、エアバックなどの車
両の運行に直接影響を与えない部分の動作の制御プログ
ラムについては、変更可能に構成することもできる。
パーソナルコンピュータなどを用い、図2に示すように
折り畳んだ状態で車両前部のコンソールボックス部分1
3に挿入し、RS−232C等のインターフェースによ
ってコネクタ14,15を介して車載コンピュータ5と
直接接続したり、インターフェースケーブルにより接続
する。このモバイルコンピュータ6には、図3に示すよ
うに、車載コンピュータ5の制御プログラムの一部を書
き替えるための制御プログラムとプログラム変更データ
とがEEPROM等のメモリやハードディスク等の記録
媒体に格納されている。
続され、PDC,PHS,CDMA(cdmaOne(商
標),IS−95など),IMT−2000(W−CD
MAなど)等の移動体通信システムを利用して外部との
間でデータのやり取りを行うものである。携帯電話機8
は車両に固定設置される自動車電話機などでも良い。こ
の携帯電話機8は、移動体通信システムのセル基地局9
と無線接続され、RCR(ARIB)−STD−27,
28,T53などのエアインターフェース規格によって
データ送受信を行う。なお、PHSにおいてTCP/I
Pを用いるPIAFS規格などの適用も可能である。
どに設けられ、車両1に乗り込んだ者の指紋データの取
得を通じてエンジンの始動を可能とするために乗込者の
指を載せ置く透明台11aと、載せ置いた指を検出して
その検出信号を出力する機械式又は光学式などによるス
イッチ11bと、光電変換によって読み取った指紋デー
タを車載コンピュータ5へ送出するCCD等の撮像素子
11cとを有して検知部が構成される。なお、撮像素子
11cの駆動回路や受光面上に配置される多数の集光レ
ンズ、及び、撮像素子11cと透明台11aとの間に配
置される対物レンズ等は、その図示を省略した。
と無線通信を行うセル基地局9が、移動体通信ネットワ
ーク21に収容されている。この移動体通信ネットワー
ク21,22は、多数のセル基地局(図示せず)を収容
すると共に、通信ネットワーク30と接続されている。
この通信ネットワーク30は、インターネット等の広域
通信ネットワーク20、移動体通信ネットワーク21,
22及び地域通信ネットワーク23が接続されて構成さ
れている。地域通信ネットワーク23は、TCP/IP
通信等を行うネットワーク接続サービスを行う通信ネッ
トワークサービスプロバイダが設けられている。
信ネットワーク21には、例えば、車両1の所有者又は
管理者(以下、車両管理者という)が使用する携帯電話
機31及びパーソナルコンピュータや携帯情報端末(P
DA)などのモバイルコンピュータ32が無線接続され
る。また、移動体通信ネットワーク22に収容されるセ
ル基地局29には、携帯電話機33とセル基地局29か
らの選択呼び出しを受信する無線選択呼出受信機(ペー
ジャ)34が無線接続される。また、地域通信ネットワ
ーク23には、指紋取込装置11が取り込んだ指紋デー
タを以降で説明するようにアップリングロードして後
日、その確認を行うための固定設置されたサーバシステ
ムが設けられている。
汎用コンピュータなどの情報記憶手段としてのサーバ装
置36と、転送された指紋データを格納するハードディ
スク装置36aと、指紋データを画面表示するCRTや
LCDなどの画像表示装置36bと、指紋データの格納
や画面表示を指示するためのキーボード及びマウスなど
の入力装置36cとを備えて構成されている。このサー
バシステムは、具体的には、車両所有者の自宅に設置さ
れたコンピュータ、車両管理者の勤務先に設置されたコ
ンピュータ、または車両管理者が契約しているプロバイ
ダのファイルサーバである。
ける広域通信ネットワーク20及び地域通信ネットワー
ク23は、PSTNやISDN、専用線網などで構築さ
れ、移動体通信ネットワーク21は、PDC通信ネット
ワークやPHS通信ネットワークなどで構築される。な
お、通信ネットワーク30には、企業などに構築される
閉鎖通信ネットワーク(イントラネット、構内PHSシ
ステム等)も含まれる。
る。まず、キーレスエントリーシステムにおいて、携帯
送受信機4を有する者が車両1に近づいた場合、図示し
ない接近センサによって携帯送受信機4から送信される
信号によって車両側送受信機2が起動し、該車両側送受
信機2が応答信号を携帯送受信機4に送信する。携帯送
受信機4は、応答信号を受信すると暗証コードを含む遠
隔操作信号を車両側送受信機2に対して送信する。次
に、車両側送受信機2において暗証コードの認証が行わ
れ、この暗証コードが正しく認証された場合、車載コン
ピュータ5は駆動機構3を制御してドアロック解除を行
う。
席などに設けられた指紋取込装置11の透明台11aに
対して指が載せ置かれると、この指を載せ置いた状態を
スイッチ11bが機械的又は光学的に検出し、この検出
信号を車載コンピュータ5に送出する。この検出信号を
取り込んだ車載コンピュータ5が撮像素子11cを駆動
し、透明台11a上の乗込者の指紋を光学的に読み取
り、この光電変換した指紋データを車載コンピュータ5
が取り込む。
カレンダ(タイマ)回路から日時データを得て取り込ん
だ指紋データに付加し、この日時データ付きの指紋デー
タを予め登録されているサーバ装置36に転送する。こ
のとき、車載コンピュータ5は、携帯電話機8とサーバ
装置36との間が通信プロトコルによってリンクが確立
された後に、携帯電話機8を用いてこれらのデータを発
信する。
をハードディスク装置36aに格納して、即時に又は入
力装置36cによって表示命令があったとき、画像表示
装置36bによってこれらのデータを表示する。
システムによれば、車両1に乗り込んだ者の指紋が指紋
取込装置11によって取り込まれる度に、指紋データが
携帯電話機8からサーバ装置36に転送され格納される
ため、車両1が盗難にあった場合においても、サーバ装
置36に保持されている指紋データを参照及び確認する
ことができ、迅速かつ容易な犯人の特定及び事件の解決
が可能となる。また、指紋取込装置11によって取り込
まれた指紋データが記憶されることを一般に公開するこ
とによって、車両1の盗難防止効果も得られる。
ナンバプレート番号、車両名)や駐車場所に関する情報
を携帯電話機8やモバイルコンピュータ6から入力し
て、これらの情報を指紋データに付加してサーバシステ
ムに転送しても良い。この場合、サーバシステムは、複
数の車両に対して個々に盗難対策を行うことができるた
め、車両盗難などの解決がより容易となる。
ータを転送する場合について説明したが、CCDカメラ
7によって撮影された車内(特に運転席周辺)の撮像デ
ータを指紋データと同様にサーバシステムに転送しても
良い。
を示す文字や音声等の情報を、携帯電話33や無線選択
呼出受信機34、車両管理者の自宅または勤務先のコン
ピュータ、サーバシステムに発信することによって、ド
アロックが解除されたことを車両管理者に通知しても良
い。また、この通知に対応してCCDカメラ7を遠隔操
作によって作動させ、車内の撮像データを取り込むこと
も可能である。
取込装置11は、指紋認識そのものを行わないため、従
来の車両のドアロック解除のために必要な複雑なデータ
処理を行う必要がない。したがって、本実施形態におい
ては、指紋のパターン認識を行うために要する時間、指
紋識別処理速度、認識率などの指紋の認識に関する要素
は関係なく、従来のように車両1への乗込者(例えば、
運転者として)の指紋を予め登録する必要がない。更
に、指紋取込装置11は、運転席近傍に配置されてお
り、従来の指紋認識装置のように車両1の外部に配置さ
れていないため、指紋認識装置の透明台11aや撮像素
子11cの受光面の汚れや水の付着等による指紋識別能
力の劣化に対してマージンを従来よりも大きくとること
ができる。
の車両盗難防止システムによれば、車両に乗り込んだ者
の指紋データを車内の指紋取込手段によって取得した後
に、該指紋データを通信ネットワークへ自動発信し、該
通信ネットワークを介して伝送された指紋データをサー
バなどの情報記憶手段に保持している。このため、車両
が盗難にあった場合においても、情報記憶手段に保持さ
れている指紋データを参照及び確認することができる
め、迅速かつ容易な犯人の特定及び事件の解決が可能と
なる。また、指紋取込手段によって得られた指紋データ
が記憶されることを一般に公開することによって、車両
の盗難防止効果も得られる。
ムの車両における構成を示すブロック図である。
能に装着するためのコンソール部の構成を示す説明図で
ある。
るための機能的構成を示すブロック図である。
を説明するための図である。
能的構成を示すブロック図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 人の指紋データを取得する指紋取込手段
と、 前記指紋取込手段により得られた指紋データの通信ネッ
トワークへの自動発信を制御する発信制御手段と、 前記発信制御手段が行う制御に応じて、前記指紋取込手
段により得られた指紋データを前記通信ネットワークに
対して無線伝送する無線通信手段と、 前記無線通信手段から前記通信ネットワークを介して伝
送された指紋データを受け取って格納する情報記憶手段
と、 を備えることを特徴とする車両盗難防止システム。 - 【請求項2】 前記指紋取込手段は、人の指紋を光学的
に読み取る光学読取装置を有してなり、該光学読取装置
の検知部が車内に配設されることを特徴とする請求項1
に記載の車両盗難防止システム。 - 【請求項3】 車両のエンジン始動は、前記指紋取込手
段が指紋データを取得したときに許可されることを特徴
とする請求項1または2に記載の車両盗難防止システ
ム。
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1999
- 1999-08-25 JP JP23853699A patent/JP3698399B2/ja not_active Expired - Fee Related
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