JP2002042282A - 車輌等盗難防止システム - Google Patents
車輌等盗難防止システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 盗難車輌の現在位置を速やかに見つけだすシ
ステムの提供。 【解決手段】 盗難車輌等の走行位置を測定するための
ＧＰＳ、および、盗難車輌等に搭載された車載用端末装
置と、情報管理センターに設置された管理用端末装置
と、それらの端末装置間で情報を交換するための通信手
段とで構成され、それらの端末装置を通信回線を介して
接続して、盗難車輌等の走行ルートや隠匿場所等車輌の
動態を監視し、情報管理センターに設置された管理用端
末装置で集中管理する車輌等盗難防止システム。盗難車
輌等と情報管理センターとの交信にパケット通信と衛星
通信とを併用する。パケット通信と衛星通信とを自動的
に切り換えるべく構成する。緊急を要しない交信をパケ
ット通信で優先して行うべく構成する。盗難車輌等と情
報管理センターとの交信を、パケット通信の通信不能地
域では衛星通信で行い、パケット通信の通信化の内域で
はパケット通信で行う。パケット通信と衛星通信で得た
情報をデータ化し、付加価値通信網や専用回線で関係者
に配信する。
ステムの提供。 【解決手段】 盗難車輌等の走行位置を測定するための
ＧＰＳ、および、盗難車輌等に搭載された車載用端末装
置と、情報管理センターに設置された管理用端末装置
と、それらの端末装置間で情報を交換するための通信手
段とで構成され、それらの端末装置を通信回線を介して
接続して、盗難車輌等の走行ルートや隠匿場所等車輌の
動態を監視し、情報管理センターに設置された管理用端
末装置で集中管理する車輌等盗難防止システム。盗難車
輌等と情報管理センターとの交信にパケット通信と衛星
通信とを併用する。パケット通信と衛星通信とを自動的
に切り換えるべく構成する。緊急を要しない交信をパケ
ット通信で優先して行うべく構成する。盗難車輌等と情
報管理センターとの交信を、パケット通信の通信不能地
域では衛星通信で行い、パケット通信の通信化の内域で
はパケット通信で行う。パケット通信と衛星通信で得た
情報をデータ化し、付加価値通信網や専用回線で関係者
に配信する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種自動車、建設
機械等の重機器およびレンタル機器（以下「車輌等」と
いう）盗難や不正走行を防止システムに係り、より詳し
くは、盗難車輌等の搬送ルートや、隠匿場所を探し出す
車輌等盗難防止システムに関する。
機械等の重機器およびレンタル機器（以下「車輌等」と
いう）盗難や不正走行を防止システムに係り、より詳し
くは、盗難車輌等の搬送ルートや、隠匿場所を探し出す
車輌等盗難防止システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】近時、高級車や各種産業用車輌が盗難さ
れ不法に転売される事態が頻発し、社会問題になってお
り、そのため、各種盗難防止装置が開発されている。そ
の代表的なものとして、電源回路の短絡、エンジンキー
の変造、エンジン制御回路の改造等によりエンジンが不
正に始動された時、各種センサーにより検出し、音響そ
の他の手段により警報を発する装置や、エンジンが不正
手段によって始動された時、その後の作動を不能にする
装置である。
れ不法に転売される事態が頻発し、社会問題になってお
り、そのため、各種盗難防止装置が開発されている。そ
の代表的なものとして、電源回路の短絡、エンジンキー
の変造、エンジン制御回路の改造等によりエンジンが不
正に始動された時、各種センサーにより検出し、音響そ
の他の手段により警報を発する装置や、エンジンが不正
手段によって始動された時、その後の作動を不能にする
装置である。
【０００３】しかし、それらの盗難防止装置は、車輌の
盗難防止には役立つが、一旦盗難に遭った後の対策には
役立たない。すなわり、盗難防止装置になんらかの細工
が施されたり、所有者の不注意により盗難された場合に
は、その後盗難された車輌等の所在を知ることはできな
いものであった。
盗難防止には役立つが、一旦盗難に遭った後の対策には
役立たない。すなわり、盗難防止装置になんらかの細工
が施されたり、所有者の不注意により盗難された場合に
は、その後盗難された車輌等の所在を知ることはできな
いものであった。
【０００４】
【発明が解決しよとする課題】本発明は、エンジンを不
正始動により盗難に遭った車輌の盗難後の挙動を追跡し
て、盗難車輌の現在位置を速やかに見つけだすシステム
を提供することを課題とする。
正始動により盗難に遭った車輌の盗難後の挙動を追跡し
て、盗難車輌の現在位置を速やかに見つけだすシステム
を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らはすでに、グ
ローバルポジショニングシステム（以下、ＧＰＳと称
す）を利用した収集廃棄処理情報システム（以後、Sate
llite Communication Management Systemを略し「ＳＣ
ＭＳ」と略称する。）、および、ＳＣＭＳを発展させた
一般廃棄物の指定外焼却処理施設（地域外公共焼却場）
搬入防止および監視システム（以後、Satellite Commun
ication Management SystemIIを略し「ＳＣＭＳII」と
略称する。）を開発し提供（特開平10-95505、特開平11
-288802）している。
ローバルポジショニングシステム（以下、ＧＰＳと称
す）を利用した収集廃棄処理情報システム（以後、Sate
llite Communication Management Systemを略し「ＳＣ
ＭＳ」と略称する。）、および、ＳＣＭＳを発展させた
一般廃棄物の指定外焼却処理施設（地域外公共焼却場）
搬入防止および監視システム（以後、Satellite Commun
ication Management SystemIIを略し「ＳＣＭＳII」と
略称する。）を開発し提供（特開平10-95505、特開平11
-288802）している。
【０００６】ＳＣＭＳとは、廃棄物処理の流れを、衛星
通信を使い情報の収集を行うことにより、排出事業者・
収集運搬業者・中間処理業者間の廃棄物処理の管理を可
能とし、収集した情報から必要な情報を速やかに作成し
提供することを目的とするシステムをいい、バーコード
ラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バーコード
を含む関係情報に基づき必要事項が記入される積荷明細
伝票を組み合わせて用いることを特徴とする通信衛星を
使用した廃棄物処理情報システムであり、簡潔には、バ
ーコードラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バ
ーコードを含む関係情報に基づき必要事項が記入される
積荷明細伝票を組み合わせることを特徴とする通信衛星
を使用した廃棄物処理情報システムである。
通信を使い情報の収集を行うことにより、排出事業者・
収集運搬業者・中間処理業者間の廃棄物処理の管理を可
能とし、収集した情報から必要な情報を速やかに作成し
提供することを目的とするシステムをいい、バーコード
ラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バーコード
を含む関係情報に基づき必要事項が記入される積荷明細
伝票を組み合わせて用いることを特徴とする通信衛星を
使用した廃棄物処理情報システムであり、簡潔には、バ
ーコードラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バ
ーコードを含む関係情報に基づき必要事項が記入される
積荷明細伝票を組み合わせることを特徴とする通信衛星
を使用した廃棄物処理情報システムである。
【０００７】また、ＳＣＭＳIIは、上記ＳＣＭＳをさら
に発展させたものであり、情報の収集を上記ＳＣＭＳの
バーコードの読み取りに変えて、廃棄物の収集車輌の動
態についての情報により行うものである。要するに許可
を得た収集車輌に当システムの衛星通信用の車載端末を
導入して今まで通りに業務を行うことにより実施が可能
である。
に発展させたものであり、情報の収集を上記ＳＣＭＳの
バーコードの読み取りに変えて、廃棄物の収集車輌の動
態についての情報により行うものである。要するに許可
を得た収集車輌に当システムの衛星通信用の車載端末を
導入して今まで通りに業務を行うことにより実施が可能
である。
【０００８】すなわち、廃棄物の収集車輌の動態につい
ての情報は、例えば、廃棄物を積み込む時に積み込み装
置を起動するが、この起動をセンサーで関知して通信衛
星を介してＳＣＭＳの情報管理センターにこの情報を送
信できるような機能、焼却処理施設に搬入時に廃棄物を
排出するためにダンプする作業をセンサーで関知し、こ
の情報を通信衛星を介して情報管理センターへ送信でき
るような機能を、従来型の廃棄物の収集車輌に付加して
収集することができる。
ての情報は、例えば、廃棄物を積み込む時に積み込み装
置を起動するが、この起動をセンサーで関知して通信衛
星を介してＳＣＭＳの情報管理センターにこの情報を送
信できるような機能、焼却処理施設に搬入時に廃棄物を
排出するためにダンプする作業をセンサーで関知し、こ
の情報を通信衛星を介して情報管理センターへ送信でき
るような機能を、従来型の廃棄物の収集車輌に付加して
収集することができる。
【０００９】ＳＣＭＳおよびＳＣＭＳIIの管理は、通信
衛星システムと情報管理センターで自動的に行うもので
あり、収集車両が何時どこで収集したか、それを何時ど
こに下ろしたのかを通信衛星システムを使用してデータ
を取得してコンピューターでこれらのデータを予めセッ
トした管理情報や条件に合致しているのかを自動的にマ
ッチング作業を行い「ごみの越境問題」や「産業廃棄物
の混入」や「産業廃棄物の投棄場所」や「廃棄物の越境
問題」を監視することで不法投棄を防止しようとするも
のである。
衛星システムと情報管理センターで自動的に行うもので
あり、収集車両が何時どこで収集したか、それを何時ど
こに下ろしたのかを通信衛星システムを使用してデータ
を取得してコンピューターでこれらのデータを予めセッ
トした管理情報や条件に合致しているのかを自動的にマ
ッチング作業を行い「ごみの越境問題」や「産業廃棄物
の混入」や「産業廃棄物の投棄場所」や「廃棄物の越境
問題」を監視することで不法投棄を防止しようとするも
のである。
【００１０】上記のように、ＳＣＭＳおよびＳＣＭＳII
のいずれも、車載のＧＰＳ、衛星通信装置、地上波通信
装置および端末管理装置と、情報管理センターに配置し
た、衛星通信装置、地上波通信装置及、管理用コンピュ
ータと、事業所または企業に配置した、端末管理装置お
よび地上波通信装置とを構成要件とし、ＧＰＳにより測
定された車輌の位置情報を情報管理センターに衛星通信
を介して送信し、受信した情報管理センターは、その情
報を記録するとともの、事業所または企業に通信回線に
よって送信するものである。
のいずれも、車載のＧＰＳ、衛星通信装置、地上波通信
装置および端末管理装置と、情報管理センターに配置し
た、衛星通信装置、地上波通信装置及、管理用コンピュ
ータと、事業所または企業に配置した、端末管理装置お
よび地上波通信装置とを構成要件とし、ＧＰＳにより測
定された車輌の位置情報を情報管理センターに衛星通信
を介して送信し、受信した情報管理センターは、その情
報を記録するとともの、事業所または企業に通信回線に
よって送信するものである。
【００１１】そこで、本発明者は、ＳＣＭＳおよびＳＣ
ＭＳIIは、上記のように遠隔地にある車輌の動態を情報
管理センターで監視できる機能を有するシステムである
ことに着目し、この機能を利用して、情報管理センター
において、車輌等の動態についての情報を衛星通信を利
用して収集し、その情報にもとづき車輌等の盗難位置お
よび現在位置を、ＧＰＳナビゲーションシステムにもと
づく位置情報によって確認して盗難車輌等を探し出すシ
ステムを構築することによって課題を解決した。
ＭＳIIは、上記のように遠隔地にある車輌の動態を情報
管理センターで監視できる機能を有するシステムである
ことに着目し、この機能を利用して、情報管理センター
において、車輌等の動態についての情報を衛星通信を利
用して収集し、その情報にもとづき車輌等の盗難位置お
よび現在位置を、ＧＰＳナビゲーションシステムにもと
づく位置情報によって確認して盗難車輌等を探し出すシ
ステムを構築することによって課題を解決した。
【００１２】したがって、本発明は、情報管理センター
において、パケット通信および衛星通信を利用し盗難車
輌等の動態についての情報を収集し、その情報に基づき
盗難車輌等の搬送ルートや隠匿場所をデータ化し処理す
ることにより、速やかに盗難車輌等の現在位置を探し出
せるよにしたことを特徴とする車輌等盗難防止システム
を要旨とし、次の点を特徴としている。
において、パケット通信および衛星通信を利用し盗難車
輌等の動態についての情報を収集し、その情報に基づき
盗難車輌等の搬送ルートや隠匿場所をデータ化し処理す
ることにより、速やかに盗難車輌等の現在位置を探し出
せるよにしたことを特徴とする車輌等盗難防止システム
を要旨とし、次の点を特徴としている。
【００１３】盗難車輌等の走行位置を測定するためのＧ
ＰＳ、および、盗難車輌等に搭載された車載用端末装置
と、情報管理センターに設置された管理用端末装置と、
それらの端末装置間で情報を交換するための通信手段と
で構成され、それらの端末装置を通信回線を介して接続
して、盗難車輌等の走行ルートや隠匿場所等車輌の動態
を監視し、情報管理センターに設置された管理用端末装
置で集中管理する車輌等盗難防止システム。
ＰＳ、および、盗難車輌等に搭載された車載用端末装置
と、情報管理センターに設置された管理用端末装置と、
それらの端末装置間で情報を交換するための通信手段と
で構成され、それらの端末装置を通信回線を介して接続
して、盗難車輌等の走行ルートや隠匿場所等車輌の動態
を監視し、情報管理センターに設置された管理用端末装
置で集中管理する車輌等盗難防止システム。
【００１４】盗難車輌等と情報管理センターとの交信に
パケット通信と衛星通信とを併用したことを特徴とす
し、パケット通信と衛星通信とを自動的に切り換えるべ
く構成し、また、パケット通信で優先して行うべく構成
したことを特徴とし、さらに、盗難車輌等と情報管理セ
ンターとの交信を、パケット通信の通信不能地域では衛
星通信で行い、パケット通信の通信化の内域ではパケッ
ト通信で行うことを特徴とする。
パケット通信と衛星通信とを併用したことを特徴とす
し、パケット通信と衛星通信とを自動的に切り換えるべ
く構成し、また、パケット通信で優先して行うべく構成
したことを特徴とし、さらに、盗難車輌等と情報管理セ
ンターとの交信を、パケット通信の通信不能地域では衛
星通信で行い、パケット通信の通信化の内域ではパケッ
ト通信で行うことを特徴とする。
【００１５】パケット通信と衛星通信で得た情報をデー
タ化し、付加価値通信網や専用回線で関係者に配信する
ことを特徴とする。
タ化し、付加価値通信網や専用回線で関係者に配信する
ことを特徴とする。
【００１６】
【実施例】本発明の詳細を実施例で説明する。本発明は
これらの実施例によって何ら限定されるものではない。
これらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【００１７】実施例 図１にシステムの概略図、図２にＳＣＭＳにおける盗難
車両等に搭載する機器の配置図、図３〜図５に廃棄物搬
送車両、管理センターおよび関係者間で授受する情報の
詳細図を示す。本発明の盗難車輌等盗難防止システム
は、その概略を図１に示すように、盗難車輌等６の走行
位置を測定するためのＧＰＳ、および、盗難車輌等６に
搭載された車載用端末装置Ｃと、情報管理センター１に
設置された管理用端末装置Ａと、それらの端末装置間で
情報を交換するための通信手段とで構成され、それらの
端末装置を通信回線を介して接続して、盗難車輌等の走
行ルートや隠匿場所を情報管理センター１に設置された
管理用端末装置Ａで集中管理するものである。
車両等に搭載する機器の配置図、図３〜図５に廃棄物搬
送車両、管理センターおよび関係者間で授受する情報の
詳細図を示す。本発明の盗難車輌等盗難防止システム
は、その概略を図１に示すように、盗難車輌等６の走行
位置を測定するためのＧＰＳ、および、盗難車輌等６に
搭載された車載用端末装置Ｃと、情報管理センター１に
設置された管理用端末装置Ａと、それらの端末装置間で
情報を交換するための通信手段とで構成され、それらの
端末装置を通信回線を介して接続して、盗難車輌等の走
行ルートや隠匿場所を情報管理センター１に設置された
管理用端末装置Ａで集中管理するものである。
【００１８】図１に示すように情報管理センター１に設
置された管理用端末装置Ａは、パケット通信用および通
信衛星用の出力部を有し、パケット通信網および通信衛
星との送受信を行う衛星通信ネットワークセンター２に
通信回線を介して接続されており、盗難車輌等６から発
信された情報をパケット通信または通信衛星経由で受信
している。
置された管理用端末装置Ａは、パケット通信用および通
信衛星用の出力部を有し、パケット通信網および通信衛
星との送受信を行う衛星通信ネットワークセンター２に
通信回線を介して接続されており、盗難車輌等６から発
信された情報をパケット通信または通信衛星経由で受信
している。
【００１９】情報管理センター１に設置された管理用端
末装置Ａは、ＳＣＭＳIIで用いる管理用端末装置を使用
するが、基本的には、パーソナルコンピュータと、パー
ソナルコンピュータへのデータ入力等を行うキーボード
と、入力情報の表示と、車載用端末装置から送られてく
る情報を表示とを行うための、ＣＲＴ等で構成された表
示装置としてのディスプレーと、各種情報をプリント出
力するためのプリンタと、道路情報等必要な情報を記憶
しておくための磁気記録装置と、通信相手の音声やアラ
ーム音等を出力するスピーカと、管理用端末装置Ａを操
作する集中管理者の音声等を入力するマイクとで構成さ
れており、入力情報は必要に応じ、通信衛星経由で車載
用端末装置、または、通信回線経由で事業所、企業また
は車輌の所有者４或いは関係機関５に設置された端末装
置に送信される。
末装置Ａは、ＳＣＭＳIIで用いる管理用端末装置を使用
するが、基本的には、パーソナルコンピュータと、パー
ソナルコンピュータへのデータ入力等を行うキーボード
と、入力情報の表示と、車載用端末装置から送られてく
る情報を表示とを行うための、ＣＲＴ等で構成された表
示装置としてのディスプレーと、各種情報をプリント出
力するためのプリンタと、道路情報等必要な情報を記憶
しておくための磁気記録装置と、通信相手の音声やアラ
ーム音等を出力するスピーカと、管理用端末装置Ａを操
作する集中管理者の音声等を入力するマイクとで構成さ
れており、入力情報は必要に応じ、通信衛星経由で車載
用端末装置、または、通信回線経由で事業所、企業また
は車輌の所有者４或いは関係機関５に設置された端末装
置に送信される。
【００２０】情報管理センター１は、無線アンテナ２
１、無線部２２、車輌位置管理部２３、地図データ格納
部２４および表示部２５から構成されている。無線アン
テナ２１は、車載装置１０から送信される信号を受信
し、また車載装置１０に信号を送信する手段である。地
図データ格納部２４は、管理対象とする車両が走行しう
る広い範囲について、地図情報を格納する手段であり、
例えばＣＤ−ＲＯＭとして構成される。表示部２５は、
車輌位置管理部２３によって読み出された地図情報を表
示すると共に、情報管理センター１からの指示に応じて
所定の記号を地図上に表示する。
１、無線部２２、車輌位置管理部２３、地図データ格納
部２４および表示部２５から構成されている。無線アン
テナ２１は、車載装置１０から送信される信号を受信
し、また車載装置１０に信号を送信する手段である。地
図データ格納部２４は、管理対象とする車両が走行しう
る広い範囲について、地図情報を格納する手段であり、
例えばＣＤ−ＲＯＭとして構成される。表示部２５は、
車輌位置管理部２３によって読み出された地図情報を表
示すると共に、情報管理センター１からの指示に応じて
所定の記号を地図上に表示する。
【００２１】図２に示すように盗難車輌等６には、この
ＧＰＳにより位置を測定するために、ＧＰＳ衛星からの
電波を受信するためのＧＰＳ測位アンテナ７および受信
した電波より位置を測定すると同時に、パケット通信用
および通信衛星用の入出力部を有した車載表示端末１０
および携帯端末１１を具えたＳＣＭＳIIの車載用端末装
置Ｃが搭載され、さらに、情報管理センター１と盗難車
輌等６との通信全般を制御る通信制御装置９およびパケ
ット局との送受信および通信衛星との送受信を行うアン
テナ８が搭載されており、自車の位置の計測、および、
情報管理センター１との間の情報の授受を可能にしてい
る。
ＧＰＳにより位置を測定するために、ＧＰＳ衛星からの
電波を受信するためのＧＰＳ測位アンテナ７および受信
した電波より位置を測定すると同時に、パケット通信用
および通信衛星用の入出力部を有した車載表示端末１０
および携帯端末１１を具えたＳＣＭＳIIの車載用端末装
置Ｃが搭載され、さらに、情報管理センター１と盗難車
輌等６との通信全般を制御る通信制御装置９およびパケ
ット局との送受信および通信衛星との送受信を行うアン
テナ８が搭載されており、自車の位置の計測、および、
情報管理センター１との間の情報の授受を可能にしてい
る。
【００２２】車載装置１０は、ＧＰＳアンテナ１１、Ｇ
ＰＳ受信部１２、無線アンテナ１３、無線部１４および
演算処理部１５から構成されている。ＧＰＳアンテナ１
１は、ＧＰＳ衛星から送信される信号を受信するための
受信アンテナであり、ＧＰＳ受信部１２は、ＧＰＳアン
テナ１１を介してＧＰＳ衛星から受信した信号に基づき
搭載に係る車輌等のの位置、速度等を求める手段であ
る。無線アンテナ１３は、情報管理センターから送信さ
れる信号を受信し、また情報管理センター１に信号を送
信するための送受信アンテナであり、無線部１４は無線
アンテナ１３を介して情報管理センター１からの信号を
受信し、また情報管理センター１に信号を送信する手段
である。
ＰＳ受信部１２、無線アンテナ１３、無線部１４および
演算処理部１５から構成されている。ＧＰＳアンテナ１
１は、ＧＰＳ衛星から送信される信号を受信するための
受信アンテナであり、ＧＰＳ受信部１２は、ＧＰＳアン
テナ１１を介してＧＰＳ衛星から受信した信号に基づき
搭載に係る車輌等のの位置、速度等を求める手段であ
る。無線アンテナ１３は、情報管理センターから送信さ
れる信号を受信し、また情報管理センター１に信号を送
信するための送受信アンテナであり、無線部１４は無線
アンテナ１３を介して情報管理センター１からの信号を
受信し、また情報管理センター１に信号を送信する手段
である。
【００２３】また、図１、２に示すように、上記ＳＣＭ
ＳIIの車載用端末装置Ａは、ＧＰＳ用機器およびパーソ
ナルコンピュータと、パソコンへのデータ入力等を行う
キーボードと、入力情報の表示と、車載用端末装置Ｃか
ら送られてくる情報を表示とを行うための、液晶表示装
置等で構成されたディスプレーと、異常時に情報管理セ
ンター１へ異常を通知するための異常時ボタンと、通信
相手の音声やアラーム音等を出力するスピーカと、車載
用端末装置Ｃを操作する運転手の音声等を入力するマイ
クとで構成されており、入力情報は必要に応じ、通信衛
星経由で情報管理センター１に送信される。
ＳIIの車載用端末装置Ａは、ＧＰＳ用機器およびパーソ
ナルコンピュータと、パソコンへのデータ入力等を行う
キーボードと、入力情報の表示と、車載用端末装置Ｃか
ら送られてくる情報を表示とを行うための、液晶表示装
置等で構成されたディスプレーと、異常時に情報管理セ
ンター１へ異常を通知するための異常時ボタンと、通信
相手の音声やアラーム音等を出力するスピーカと、車載
用端末装置Ｃを操作する運転手の音声等を入力するマイ
クとで構成されており、入力情報は必要に応じ、通信衛
星経由で情報管理センター１に送信される。
【００２４】なお、車載用端末装置Ｃの通信制御装置９
は、入力信号が緊急情報であると、自動的に衛星通信用
の信号を管理センターに対して発信し、また、入力信号
が緊急を要しない情報であると、通信制御装置９は、優
先的にパケット通信用の信号を管理センターに対して発
信するが、盗難車輌等がパケット通信の不能な地域にい
ると自動的に衛星通信に切り換えて情報管理センター１
に対して発信する。
は、入力信号が緊急情報であると、自動的に衛星通信用
の信号を管理センターに対して発信し、また、入力信号
が緊急を要しない情報であると、通信制御装置９は、優
先的にパケット通信用の信号を管理センターに対して発
信するが、盗難車輌等がパケット通信の不能な地域にい
ると自動的に衛星通信に切り換えて情報管理センター１
に対して発信する。
【００２５】次ぎに、各端末装置を用いた盗難車輌等の
隠匿場所の確認作業について説明する。
隠匿場所の確認作業について説明する。
【００２６】車輌毎に与えられたＩＤコードや走行予定
ルート等を車載端末装置に入力し、通信回線経由で情報
管理センターに送信する。それらの入力情報の内、管理
監督に必要な情報は関係機関用端末装置にも通信回線経
由で送られる。なお、ＳＣＭＳおよびＳＣＭＳIIは、上
記のとおり、各種車輌の走行のみならず各種の運行状況
を管理するもので、走行毎に各種データを入力するもの
であり、盗難防止のみを目的としてＳＣＭＳおよびＳＣ
ＭＳIIを利用する場合には、ＩＤコードを事前に登録し
ておくと走行時毎のＩＤコードの入力が省ける。
ルート等を車載端末装置に入力し、通信回線経由で情報
管理センターに送信する。それらの入力情報の内、管理
監督に必要な情報は関係機関用端末装置にも通信回線経
由で送られる。なお、ＳＣＭＳおよびＳＣＭＳIIは、上
記のとおり、各種車輌の走行のみならず各種の運行状況
を管理するもので、走行毎に各種データを入力するもの
であり、盗難防止のみを目的としてＳＣＭＳおよびＳＣ
ＭＳIIを利用する場合には、ＩＤコードを事前に登録し
ておくと走行時毎のＩＤコードの入力が省ける。
【００２７】車輌等の車載用端末装置Ｃは、ＧＰＳ衛星
からの信号を受信し、受信した信号から自車の位置を演
算し、演算して求めた位置情報と車輌等毎に付けられた
ＩＤコードを送信アンテナからパケット局および通信衛
星へ向けて発信する。発信された情報は、パケット局ま
たは通信衛星により中継されて情報管理センター１に送
られ、情報管理センター１は、受信した情報を磁気記録
装置に記録すると共に、必要な情報は通信回線を介して
関係機関に送信する。
からの信号を受信し、受信した信号から自車の位置を演
算し、演算して求めた位置情報と車輌等毎に付けられた
ＩＤコードを送信アンテナからパケット局および通信衛
星へ向けて発信する。発信された情報は、パケット局ま
たは通信衛星により中継されて情報管理センター１に送
られ、情報管理センター１は、受信した情報を磁気記録
装置に記録すると共に、必要な情報は通信回線を介して
関係機関に送信する。
【００２８】盗難車輌の所有者または企業等の管理用端
末装置は、情報管理センター１で受信され、通信回線を
通して所有者または企業等に送られてきた位置情報にも
とづき、盗難車輌等の位置を監視し、一方、情報管理セ
ンター１に設置された管理用端末装置は、上記の情報を
受信すると、車輌等の位置情報およびＩＤコードを認識
し、その位置情報およびＩＤコードを、搬送ルートの地
図と共にディスプレーに表示し、更に磁気記憶装置装置
に記録する。当該盗難車輌等６の所有者が所属する企業
等４に設置された管理用端末装置Ａに送信する。その情
報を受信した企業等に設置された端末装置は、その位置
情報およびＩＤコードを、搬送ルートの地図とともに磁
気記憶装置装置に記録する。
末装置は、情報管理センター１で受信され、通信回線を
通して所有者または企業等に送られてきた位置情報にも
とづき、盗難車輌等の位置を監視し、一方、情報管理セ
ンター１に設置された管理用端末装置は、上記の情報を
受信すると、車輌等の位置情報およびＩＤコードを認識
し、その位置情報およびＩＤコードを、搬送ルートの地
図と共にディスプレーに表示し、更に磁気記憶装置装置
に記録する。当該盗難車輌等６の所有者が所属する企業
等４に設置された管理用端末装置Ａに送信する。その情
報を受信した企業等に設置された端末装置は、その位置
情報およびＩＤコードを、搬送ルートの地図とともに磁
気記憶装置装置に記録する。
【００２９】盗難車輌等６が隠匿場所に達し隠匿される
と、情報管理センター１の管理用端末装置Ａのディスプ
レイには、その隠匿場所を、情報管理センター１のその
位置情報びＩＤコードを、磁気記憶装置装置に記録す
る。
と、情報管理センター１の管理用端末装置Ａのディスプ
レイには、その隠匿場所を、情報管理センター１のその
位置情報びＩＤコードを、磁気記憶装置装置に記録す
る。
【００３０】盗難情報を受けた所有者、企業等またはお
よび関係機関に設置された端末装置のディスプレイに
は、隠匿場所が表示されているので、直ちに追跡するこ
とができる。 また、追跡もれがあって隠匿された場合
も、情報管理センター１のその位置情報びＩＤコード
を、磁気記憶装置装置に記録してあるので、盗難車輌等
６の隠匿場所を特定できるので、事後速やかに対処する
ことができる。
よび関係機関に設置された端末装置のディスプレイに
は、隠匿場所が表示されているので、直ちに追跡するこ
とができる。 また、追跡もれがあって隠匿された場合
も、情報管理センター１のその位置情報びＩＤコード
を、磁気記憶装置装置に記録してあるので、盗難車輌等
６の隠匿場所を特定できるので、事後速やかに対処する
ことができる。
【００３１】なお、上記実施例では、車輌が走行中常に
監視しているが、電源回路の短絡、エンジンキーの変
造、エンジン制御回路の改造等によりエンジンが不正に
始動されたことを検出し、その旨を情報管理センターに
送信して、盗難状況あることを通報するように構成して
もよい。
監視しているが、電源回路の短絡、エンジンキーの変
造、エンジン制御回路の改造等によりエンジンが不正に
始動されたことを検出し、その旨を情報管理センターに
送信して、盗難状況あることを通報するように構成して
もよい。
【００３２】
【発明の効果】本発明の盗難車輌等の盗難防止システム
は、盗難車輌等の走行ルートや、盗難車輌等の隠匿場所
への到着をリアルタイムで監視でき、必要に応じ関係機
関への通報を行うことができるので、盗難車輌等を速や
かに回収することができる。
は、盗難車輌等の走行ルートや、盗難車輌等の隠匿場所
への到着をリアルタイムで監視でき、必要に応じ関係機
関への通報を行うことができるので、盗難車輌等を速や
かに回収することができる。
【００３３】盗難車輌等と情報管理センターとの交信
を、パケット通信と衛星通信とを併用したので、交信料
の低廉化が図れるので経済的であるにもかかわらず確実
におこなうことができ、しかも、パケット通信とと衛星
通信の切換えが自動的に行われる操作者に負担がかから
ない。
を、パケット通信と衛星通信とを併用したので、交信料
の低廉化が図れるので経済的であるにもかかわらず確実
におこなうことができ、しかも、パケット通信とと衛星
通信の切換えが自動的に行われる操作者に負担がかから
ない。
【００３４】既存のシステムを最大限に利用するもので
あるから、システムの構築に時間を要せず、しかも、設
置コストも安くできる。
あるから、システムの構築に時間を要せず、しかも、設
置コストも安くできる。
【図１】システムの概略図である。
【図２】ＳＣＭＳにおける盗難車両等に搭載する機器の
配置図である。
配置図である。
【図３】廃棄物搬送車両、管理センターおよび関係者間
で授受する情報の詳細図の一部である（右側で図４に続
く）。
で授受する情報の詳細図の一部である（右側で図４に続
く）。
【図４】廃棄物搬送車両、管理センターおよび関係者間
で授受する情報の詳細図である（左側で図３に、右側で
図５に続く）。
で授受する情報の詳細図である（左側で図３に、右側で
図５に続く）。
【図５】廃棄物搬送車両、管理センターおよび関係者間
で授受する情報の詳細図である（左側で図４に続く）。
で授受する情報の詳細図である（左側で図４に続く）。
１ 情報管理センター ２ ネットワークセンター ３ 排出事業所 ４ 中間処理業者 ５ 行政機関 ６ 盗難車両等
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｍ 11/00 ３０１ Ｈ０４Ｍ 11/00 ３０１ Ｆターム(参考） 5C087 AA02 AA03 BB21 BB46 BB58 BB65 BB74 DD05 DD14 EE05 EE06 EE08 GG07 5K024 AA14 AA79 CC11 DD01 DD04 DD06 GG01 GG10 5K101 KK13 LL11 MM04 MM06 MM07 NN01 NN18 NN22 NN25 QQ07 QQ11 RR12 RR27 SS07 TT06
Claims (6)
- 【請求項１】 盗難車輌等の走行位置を測定するための
ＧＰＳ、および、盗難車輌等に搭載された車載用端末装
置と、情報管理センターに設置された管理用端末装置
と、それらの端末装置間で情報を交換するための通信手
段とで構成され、それらの端末装置を通信回線を介して
接続して、盗難車輌等の走行ルートや隠匿場所等車輌の
動態を監視し、情報管理センターに設置された管理用端
末装置で集中管理する車輌等盗難防止システム。 - 【請求項２】 盗難車輌等と情報管理センターとの交信
にパケット通信と衛星通信とを併用したことを特徴とす
る請求項１記載の車輌等盗難防止システム。 - 【請求項３】 パケット通信と衛星通信とを自動的に切
り換えるべく構成したことを特徴とする請求項１または
２に記載の車輌等盗難防止システム。 - 【請求項４】 緊急を要しない交信をパケット通信で優
先して行うべく構成したことを特徴とする請求項１、
２、あたは３に記載の車輌等盗難防止システム。 - 【請求項５】 盗難車輌等と情報管理センターとの交信
を、パケット通信の通信不能地域では衛星通信で行い、
パケット通信の通信化の内域ではパケット通信で行うこ
とを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の車輌等
盗難防止システム。 - 【請求項６】 パケット通信と衛星通信で得た情報をデ
ータ化し、付加価値通信網や専用回線で関係者に配信す
ることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の車
輌等盗難防止システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000222805A JP2002042282A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | 車輌等盗難防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000222805A JP2002042282A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | 車輌等盗難防止システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002042282A true JP2002042282A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18717001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000222805A Withdrawn JP2002042282A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | 車輌等盗難防止システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002042282A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007074738A1 (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Pioneer Corporation | 管理装置、情報処理装置、管理方法、情報処理方法、管理プログラム、情報処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 |
| CN103253229A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-08-21 | 无锡北斗星通信息科技有限公司 | 防汽车丢失的具有定位功能的汽车无线监控装置 |
| CN104709233B (zh) * | 2013-05-08 | 2017-02-08 | 广州市甬利格宝信息科技有限责任公司 | 防汽车丢失的具有定位功能的汽车无线监控装置 |
-
2000
- 2000-07-24 JP JP2000222805A patent/JP2002042282A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007074738A1 (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Pioneer Corporation | 管理装置、情報処理装置、管理方法、情報処理方法、管理プログラム、情報処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 |
| CN103253229A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-08-21 | 无锡北斗星通信息科技有限公司 | 防汽车丢失的具有定位功能的汽车无线监控装置 |
| CN104709233B (zh) * | 2013-05-08 | 2017-02-08 | 广州市甬利格宝信息科技有限责任公司 | 防汽车丢失的具有定位功能的汽车无线监控装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071002 |