JP2009043070A - 車載用無線通報装置、警告通知システム、および車載用無線通報装置用のプログラム - Google Patents
車載用無線通報装置、警告通知システム、および車載用無線通報装置用のプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】駐車中の車両に盗難の恐れまたは操作忘れが発生した場合に、迅速に対応ができる可能性を高め、より確実に警告通知を伝え、警告通知に対して適切な人材を配置できる可能性を高める技術を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置1を搭載した車両2は、ある施設3の駐車場4に駐車した場合に、車両2の盗難の恐れまたは車両2の操作忘れを検出すると、遠隔地のセキュリティセンタ5に無線通信により通報を行う。この通報を受けたセキュリティセンタ5の従業者は、通報先データベース6に記録されているこの車両2用の通報先に電話により警告通知を行う。またナビゲーション装置1は、車両2が駐車場4への駐車時に、施設3の連絡先電話番号を、車両2についての通報先として、セキュリティセンタ5に登録する。また、車両2が当該施設3を離れる際に、車両2についての通報先として施設3の連絡先電話番号をセキュリティセンタ5から削除させる。
【選択図】図1
【解決手段】ナビゲーション装置1を搭載した車両2は、ある施設3の駐車場4に駐車した場合に、車両2の盗難の恐れまたは車両2の操作忘れを検出すると、遠隔地のセキュリティセンタ5に無線通信により通報を行う。この通報を受けたセキュリティセンタ5の従業者は、通報先データベース6に記録されているこの車両2用の通報先に電話により警告通知を行う。またナビゲーション装置1は、車両2が駐車場4への駐車時に、施設3の連絡先電話番号を、車両2についての通報先として、セキュリティセンタ5に登録する。また、車両2が当該施設3を離れる際に、車両2についての通報先として施設3の連絡先電話番号をセキュリティセンタ5から削除させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載用無線通報装置、警告通知システム、および車載用無線通報装置用のプログラムに関する。
従来、ドライバが車両を駐車して当該車両から離れた後に、車両の盗難の恐れまたは操作忘れが発生した場合、遠隔地のセキュリティセンタに予め登録されている当該ドライバの携帯電話機および警察(または警備会社)に警告通報するというサービスが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−122831号公報
しかし、上記のような技術には、以下のような問題点がある。すなわち、空港や駅等、ドライバが車両から遠く離れている場合、または、警察(または警備会社)の所在地が遠い場合には、警告通知に応じた車両への対応が遅れてしまう。また、ドライバが建物内の電波の届かない場所にいる場合、または、ドライバが携帯電話機の電源をオフにしている場合、ドライバの携帯電話機に警告通知することができなくなってしまう。また、車両が盗難に遭っている場合、警告通知を受けるドライバがお年寄りや女性であれば、通知を受けた後の対応が困難である。
本発明は上記問題点に鑑み、駐車中の車両に盗難の恐れまたは操作忘れが発生した場合に、迅速に対応ができる可能性を高め、より確実に警告通知を伝え、警告通知に対して適切な人材を配置できる可能性を高める技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、車両についての警告通知の通報先が登録されているセキュリティセンタと無線通信を行う車載用無線通報装置についてのものである。この車載用無線通報装置は、当該車両の駐車中に、当該車両の盗難の恐れの発生または操作忘れの発生を検出したことに基づいて、セキュリティセンタに対して、無線通信によって、警告通知の要求を行う。
ここで、操作忘れとは、ドライバが駐車後に車両を離れる前にすべき操作(例えば、車両2の窓を閉める操作、ドアをロックする操作、ヘッドライトを消灯する操作、ハザードランプを消灯する操作)を、ドライバが実行し忘れることをいう。
また、車載用無線通報装置は、当該車両が駐車するときまたは駐車する前に、当該車両が駐車する位置に存在する施設を特定する。さらに車載用無線通報装置は、特定した施設を当該車両についての通報先として登録するよう、セキュリティセンタに対して、無線通信によって要求する。
このように、自車両が駐車する位置に存在する施設が、セキュリティセンタにおいて通報先として登録される。そして、盗難の恐れまたは操作忘れが発生したときは、セキュリティセンタそのものが、あるいは、セキュリティセンタを運用する従業者が、警告通知を当該施設に対して行う。したがって、当該施設の人員が、当該警告通知への対処(例えば、施設内アナウンス、駐車場の警備の強化)を迅速に行うことができる。また、施設は、個人の携帯電話機に比べれば、連絡可能である可能性が高い。
したがって、駐車中の車両に盗難の恐れまたは操作忘れが発生した場合に、迅速に対応ができる可能性を高め、より確実に警告通知を伝え、警告通知に対して適切な人材を配置できる可能性を高めることができる。
また、車載用無線通報装置は、車両がそれまで駐車していた施設から退出することを検出したことに基づいて、当該施設の登録を削除するよう、セキュリティセンタに対して、無線通信によって要求するようになっていてもよい。これによって、車両が施設を退出した後に、当該施設に対して無駄に警告通知が為されることがなくなる。
また、上記の車載用無線通報装置、およびセキュリティセンタとから成る警告通知システムとしても、本発明を捉えることができる。また、車載用無線通報装置用のプログラムとしても、本発明を捉えることができる。
なお、上記特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態の全体構成を概略的に示す。車両用ナビゲーション装置1を搭載した車両2が、ある施設3の駐車場4に駐車した場合を考える。この場合に、車両用ナビゲーション装置1は、車両2の盗難の恐れまたは車両2の操作忘れを検出すると、遠隔地のセキュリティセンタ5に無線通信により通報を行う。この通報を受けたセキュリティセンタ5(またはセキュリティセンタ5を運用する従業者)は、通報先データベース6に記録されているこの車両2用の通報先に電話により警告通知を行う。この通報先としては、例えば警察(または警備会社)7および車両2のドライバ8が携帯する携帯電話機がある。
なお、セキュリティセンタ5は、通信機能を有するパーソナルコンピュータ、ワークステーション等として実現可能である。また、セキュリティセンタ5が有する書き換え可能な記憶媒体(例えばHDD)中の通報先データベース6には、車両毎に、その通報先の電話番号、車両の所有者の名前、当該所有者の住所、車種、車両ナンバー、車両ボデー色等の情報があらかじめ記録されている。
本実施形態においては、施設3の連絡先(例えば案内所9)の電話番号が、警告通知の通報先となる。このように、車両2が駐車している駐車場4を含む施設3に対して警告通知が為されるようにするために、車両用ナビゲーション装置1は、車両2が駐車場4に駐車する前または駐車場4への駐車時に、当該駐車場4を含む施設3の連絡先電話番号を、車両2について通報先としてセキュリティセンタ5に登録する。また車両用ナビゲーション装置1は、車両2が当該施設3を離れる際に、車両2についての通報先として施設3の連絡先電話番号を削除する。
以上のような作動を実現するための車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成を、図2に示す。この図に示す通り、車両用ナビゲーション装置1は、無線通信部10、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、盗難センサ15、操作忘れ検出用センサ16、地図データ取得部17、および制御回路18を有している。
無線通信部10は、図示しないアンテナが受信した信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果を制御回路18に出力する。また無線通信部10は、制御回路18から入力されたデータに対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果の信号を上記のアンテナに出力する。このような無線通信部10の作動により、制御回路18は、無線通信部10を用いることで、無線通信の基地局を介して、セキュリティセンタ5等の通信装置とデータ通信をすることができる。
位置検出器11は、いずれも周知の図示しない地磁気センサ、ジャイロスコープ、車速センサ、およびGPS受信機等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基づいた、車両の現在位置、向き、および速度を特定するための情報を制御回路18に出力する。
画像表示装置12は、制御回路18から出力された映像信号に基づいた映像をユーザに表示する。操作部13は、乗員の入力操作を受け付ける入力装置から成り、乗員による入力操作の内容に基づいた信号を制御回路18に出力する。
盗難センサ15は、車両2の窓が割れたことを検出する窓割れセンサ、車両2のドアが破壊されたことを検出するドア破壊センサ、車両2に不正な侵入者がいることを検出する侵入センサ等、車両2の盗難の恐れを検出して制御回路18に出力する周知のセンサ群である。
操作忘れ検出用センサ16は、車両2の窓の開閉状態を検出するセンサ、ドアがロックされているか否かを検出するセンサ、ヘッドライトが点灯しているか否かを検出するセンサ、ハザードランプが点灯しているか否かを検出するセンサ等、ドライバが駐車後に車両を離れる前にすべき操作を実行し忘れること(以下、操作忘れという)を検出するために用いるセンサ群である。
地図データ取得部17は、DVD、CD、HDD等の不揮発性の記憶媒体およびそれら記憶媒体に対してデータの読み出し(および可能ならば書き込み)を行う装置から成る。当該記憶媒体は、制御回路18が実行するプログラム、経路案内用の地図データ等を記憶している。
地図データは、道路データおよび施設データを有している。道路データは、リンクの位置情報、種別情報、ノードの位置情報、種別情報、および、ノードとリンクとの接続関係の情報等を含んでいる。施設データは、施設(ショッピングセンター、官公庁、レジャー施設等)毎のレコードを複数有しており、各レコードは、対象とする施設の名称情報、所在位置情報、土地占有範囲情報、連絡先電話番号情報、施設種類情報等を示すデータを有している。土地占有範囲情報は、対象とする施設が占有する地理的範囲を示す情報である。
制御回路(コンピュータに相当する)18は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有するマイコンである。CPUは、ROMまたは地図データ取得部17から読み出した車両用ナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、および地図データ取得部17から情報を読み出し、RAMおよび(可能であれば)地図データ取得部17の記憶媒体に対して情報の書き込みを行い、無線通信部10、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、盗難センサ15、操作忘れ検出用センサ16等と信号の授受を行う。
制御回路18がプログラムを実行することによって行う具体的な処理としては、現在位置特定処理、誘導経路算出処理、経路案内処理、通報先登録処理、駐車時通報処理、通報先削除処理等がある。
現在位置特定処理は、位置検出器11からの信号に基づいて、周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置や向きを特定する処理である。誘導経路算出処理は、操作部13からユーザによる目的地の入力を受け付け、現在位置から当該目的地までの最適な誘導経路を算出する処理である。
経路案内処理は、地図データ取得部17から地図データを読み出し、算出された誘導経路、目的地、経由地および現在位置等をこの地図データの示す地図上に重ねた画像を、画像表示装置12に出力し、案内交差点の手前に自車両が到達したとき等の必要時に、右折、左折等を指示する案内音声信号をスピーカ14に出力させる処理である。
以下、通報先登録処理、駐車時通報処理、および通報先削除処理の処理内容について説明する。図3、4、5に、それぞれ通報先登録処理、駐車時通報処理、通報先削除処理のために制御回路18が実行するプログラム100、200、300をフローチャートで示す。
制御回路18は、通報先登録処理のためのプログラム100を、経路案内処理の実行開始時に併せて実行し、まずステップ110で、当該経路案内処理の対象となる目的地に車両2が到着するまで待つ。
目的地に到着すると、続いてステップ120で、当該目的地が地図データの施設データ中にレコードがある施設(すなわち地図データに登録された施設)であるか否かを判定する。レコードのある施設であれば続いてステップ130を実行し、レコードのある施設でなければプログラム100の実行を終了する。ステップ130では、当該施設のレコードから、当該施設の連絡先電話番号を取得する。
続いてステップ140では、登録確認ダイアログを画像表示装置12に表示させる。登録確認ダイアログは、当該施設を通報先としてセキュリティセンタ5に登録するか否かを問い合わせる問い合わせメッセージ(例えば「本施設をセキュリティ通報施設に指定しますか?」というメッセージ)を含んでいる。また、登録確認ダイアログは、その問い合わせメッセージへの回答を選択させるためのボタン画像を含んでいる。このボタン画像はドライバが操作部13を用いて選択可能となっている。
続いてステップ150では、このボタン画像に対するドライバの選択操作を待ち、選択操作があると、その選択操作が通報先として登録する旨の選択であるか否かを判定し、登録する旨の判定であれば続いてステップ160を実行し、そうでないならプログラム100の実行を終了する。
ステップ160では、車両2の駐車位置を詳細に特定するための詳細駐車位置情報の入力を促す表示を画像表示装置12に行わせ、ドライバによる操作部13を用いた当該詳細駐車位置情報の入力を受け付ける。詳細駐車位置情報としては、具体的には、駐車場区画番号、駐車階数がある。
続いてステップ170では、無線通信部10を用いて、セキュリティセンタ5と無線通信を開始し、その通信において、セキュリティセンタ5に対して、通報先追加要求データを送信する。この通報先追加要求データは、車両2を識別する情報(例えば車両2の車番号、車両用ナビゲーション装置1のシリアルナンバー)、当該施設の連絡先電話番号、ステップ160で特定した詳細駐車位置情報等を含む。ステップ170の後、プログラム100の実行を終了する。
このように、制御回路18は、プログラム100を実行することで、自車両が地図データに記録された施設としての目的地に到着したとき(ステップ110、120参照)、当該施設の連絡先電話番号を特定し(ステップ130参照)、ドライバの許可を受けた上で(ステップ140、150参照)、当該連絡先電話番号を、車両2についての警報通知の通報先とするよう、無線通信を介してセキュリティセンタ5に要求する(ステップ170参照)。さらにその際、施設3内における車両2の詳細な駐車位置もセキュリティセンタ5に通知する(ステップ160参照)。
なお、通報先追加要求データを車両用ナビゲーション装置1から受けたセキュリティセンタ5は、そのデータ中の車両2を識別する情報に基づいて、通報先データベース6中の、当該車両2についての通報先の電話番号として、当該通報先追加要求データ中の通報先電話番号を追加登録する。さらにセキュリティセンタ5は、当該通報先追加要求データ中の詳細駐車位置情報も、当該車両2の詳細駐車位置情報として、通報先データベース6に登録する。
次に、駐車時通報処理について説明する。ドライバが車両2を駐車場4に駐車し、その後車両2を離れたときに、制御回路18は、図4に示すプログラム200の実行を開始する。
なお、ドライバが車両2を離れたことは、図示しないドア開閉センサからの信号に基づいて、車両のイグニッションがオフになった後に、ドライバ席のドアが開いて閉じたことに基づいて検出するようになっていてもよい。あるいは、ドライバが車両2を離れたことは、図示しないドライバ席の着座センサからの信号に基づいて、車両のイグニッションがオフになった後に、ドライバ席の着座センサが着座を検出しなくなったことに基づいて検出するようになっていてもよい。
プログラム200の実行において、制御回路18は、盗難の恐れの発生を検出するか(ステップ210)、あるいは、操作忘れの発生を検出するまで(ステップ220)待機し、それらのうちのいずれかの発生を検出すると、続いて無線通信部10を用いてセキュリティセンタ5に警告通知要求データを無線送信し(ステップ230)、その後プログラム200の実行を終了する。
なお、制御回路18は、盗難センサ15からの信号に基づいて、車両2の窓が割れたこと,車両2のドアが破壊されたこと、車両2に不正な侵入者がいることのうちいずれか1つまたは特定の組み合わせを検出したことに基づいて、盗難の恐れが発生したことを検出することができる。
また、制御回路18は、操作忘れ検出用センサ16からの信号に基づいて、車両2の窓が空いていること、ドアがロックされていないこと、ヘッドライトが点灯していること、ハザードランプが点灯していること、のうちいずれか1つを検出しことに基づいて、操作忘れが発生したことを検出することができる。
また、セキュリティセンタ5に送信する警告通知要求には、車両2を識別する情報、現在時刻、車両2の現在位置の情報を含める。この警告通知要求データを車両用ナビゲーション装置1から受けたセキュリティセンタ5は、そのデータ中の車両2を識別する情報に基づいて、通報先データベース6中の、当該車両2についての連絡先等情報を、図示しない画像表示装置に表示させる。
この連絡先等情報は、通報先データベース6に記録された、車両2についての、通報先の電話番号、所有者の氏名、所有者の住所、車種、車両ナンバー、ボデー色、詳細駐車位置情報を含む。また、絡先等情報は、直前に受けた警告通知要求データ中の、車両2の現在位置、および、警告通知要求データの送信時刻を含む。さらに、連絡先等情報は、発生種別情報、すなわち、盗難の恐れが発生したのか、あるいは、操作忘れが発生したのかを示す情報を含む。
このような連絡先等情報の表示を、セキュリティセンタ5を運用する従業者が確認し、当該連絡先電話番号(車両2が駐車されている施設3の電話番号を含む)へ電話をかけ、表示された連絡先等情報の内容を通知する。あるいは、当該連絡先電話番号に電話をかけ、音声にて連絡先等情報の内容を通知する処理を、セキュリティセンタ5が自動的に行うようになっていてもよい。
盗難の恐れがある旨の警告通知を受けた場合、施設3側は、車両2の駐車位置に最も近い位置にいる警備員に、車両2を確認させることができる。したがって、迅速で確実な対応が実現する。
また、警告通知を受けた場合、館内放送で車両2のドライバの氏名をアナウンスすることができる。したがって、携帯電話機の電波の届かない場所または携帯電話機の電源をオフしているドライバにも通知することができる。
また、盗難の恐れがある旨の警告通知を受けた場合、施設3が駐車場出口で全車両のナンバーをチェックするシステムを導入している場合、駐車場出口で車両2を発見した場合、出口ゲートを開かないようにすることができる。このようにすることで、盗難車両の確保が可能となる。
また、操作忘れがある旨の警告通知を受けた場合、ドライバが車両に戻るまで警備員が車両2の駐車位置に待機することができる。これによって、車両2の窓が開いていた場合や、ドアロックが外れていた場合にも、盗難を未然に防ぐことができる。
次に、通報先削除処理について説明する。制御回路18は、通報先登録処理の実行によって、施設3を通報先として登録した後に車両2のイグニッションがオフになり、その後車両のイグニッションがオンとなった時に、図5に示すプログラム300の実行を開始する。
制御回路18は、このプログラム300の実行において、まずステップ310で、新たな目的地がドライバによって設定されたか、あるいは、イグニッションオン時において車両2がいた施設3(以下、駐車終了施設という)から車両2が離れるまで、待機する。
それらのいずれかが達成されると、続いてステップ320で、削除確認ダイアログを画像表示装置12に表示させる。削除確認ダイアログは、セキュリティセンタ5の通報先データベース6から、車両2についての通報先としての当該駐車終了施設を削除するか否かを問い合わせる問い合わせメッセージ(例えば「今まで駐車していた施設をセキュリティ通報施設から削除しますか?」というメッセージ)を含んでいる。また、削除確認ダイアログは、その問い合わせメッセージへの回答を選択させるためのボタン画像を含んでいる。このボタン画像はドライバが操作部13を用いて選択可能となっている。
続いてステップ330では、このボタン画像に対するドライバの選択操作を待ち、選択操作があると、その選択操作が通報先から削除する旨の選択であるか否かを判定し、削除する旨の判定であれば続いてステップ340を実行し、そうでないならプログラム300の実行を終了する。
ステップ340では、無線通信部10を用いて、セキュリティセンタ5と無線通信を開始し、その通信において、セキュリティセンタ5に対して、通報先削除要求データを送信する。この通報先削除要求データは、車両2を識別する情報、当該駐車終了施設の連絡先電話番号を含む。ステップ340の後、プログラム300の実行を終了する。
このように、制御回路18は、プログラム300を実行することで、車両2がそれまで駐車していた施設から退出することを検出したことに基づいて(ステップ310参照)、ドライバの許可を受けた上で(ステップ320、330参照)、当該駐車終了施設の登録を削除するよう、セキュリティセンタ5に対して、無線通信によって要求する(ステップ340参照)。
なお、通報先削除要求データを車両用ナビゲーション装置1から受けたセキュリティセンタ5は、そのデータ中の車両2を識別する情報に基づいて、通報先データベース6中の、当該車両2についての通報先の電話番号のうち、当該通報先削除要求データ中の通報先電話番号を削除する。さらにセキュリティセンタ5は、車両2についての詳細駐車位置情報を削除する。これによって、車両2が施設3を退出した後に、当該施設3に対して無駄に警告通知が為されることがなくなる。
以上説明したとおり、車両用ナビゲーション装置1は、車両2が駐車するときまたは駐車する前に、当該車両2が駐車する位置に存在する施設3を特定する。さらに車両用ナビゲーション装置1は、特定した施設を当該車両2についての通報先として登録するよう、セキュリティセンタ5に対して、無線通信によって要求する。
そして、車両用ナビゲーション装置1は、車両2の駐車中に、当該車両2の盗難の恐れの発生または操作忘れの発生を検出したことに基づいて、セキュリティセンタ4に対して、無線通信によって、警告通知の要求を行う。
このように、車両2が駐車する位置に存在する施設3が、セキュリティセンタ5において通報先として登録される。そして、盗難の恐れまたは操作忘れが発生したときは、セキュリティセンタ5そのものが、あるいは、セキュリティセンタ5を運用する従業者が、警告通知を当該施設3に対して行う。したがって、当該施設3の人員が、当該警告通知への対処を迅速に行うことができる。また、施設は、個人の携帯電話機に比べれば、連絡可能である可能性が高い。
したがって、駐車中の車両2に盗難の恐れまたは操作忘れが発生した場合に、迅速に対応ができる可能性を高め、より確実に警告通知を伝え、警告通知に対して適切な人材を配置できる可能性を高めることができる。
なお、上記の実施形態において、車両用ナビゲーション装置1およびセキュリティセンタ5の集合が警告通知システムの一例に相当し、車両用ナビゲーション装置1が車載用無線通報装置の一例に相当し、車両用ナビゲーション装置1およびセキュリティセンタの集合が、警告通知システムの一例に相当する。また、制御回路18が、プログラム200を実行することで警告要求手段の一例として機能し、プログラム100のステップ110〜130を実行することで警告要求手段の一例として機能し、ステップ170を実行することで登録要求手段の一例として機能し、プログラム300のステップ310を実行することで検出手段の一例として機能し、ステップ340を実行することで削除要求手段の一例として機能する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、制御回路18は、プログラム100のステップ110において、目的地に到着したか否かを判定しているが、これに代えて、イグニッションがオフになったか否かを判定するようになっていてもよい。その場合、ステップ120では、エンジンオフ時の車両2の位置が地図データに登録された施設であるか否かを判定するようになっていればよい。このように、車両用ナビゲーション装置1は、駐車前または駐車時に、プログラム100のステップ130以降を実行するようになっていればよい。
また、上記の実施形態においては、車両用ナビゲーション装置1がセキュリティセンタ5に対して施設の連絡先電話番号を送信するようになっている。しかし、施設と電話番号との対応表をセキュリティセンタ5が持っていれば、車両用ナビゲーション装置1は、電話番号ではなく、施設を特定する情報を送信するようになっていてもよい。その場合は、セキュリティセンタ5側で、当該施設を特定する情報から通報先の電話番号を特定するようになっていればよい。なお、通報先としては、電話番号ではなく、電子メールアドレスであってもよい。
また、上記の実施形態において、制御回路18がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
また、上記実施形態においては、ナビゲーション装置は車載タイプのものであるが、ナビゲーション装置は、船舶や飛行機に搭載されるものであってもよいし、人が持ち運びできるタイプのものであってもよい。例えば、ナビゲーション装置の機能を有する携帯電話機も、本発明のナビゲーション装置に該当する。
1…車両用ナビゲーション装置、2…車両、3…施設、4…駐車場、
5…セキュリティセンタ、6…通報先データベース、7…警察または警備会社、
8…ドライバ、9…案内所、10…無線通信部、11…位置検出器、
12…画像表示装置、13…操作部、14…スピーカ、15…盗難センサ、
16…操作忘れ検出用センサ、17…地図データ取得部、18…制御回路、
100、200、300…プログラム。
5…セキュリティセンタ、6…通報先データベース、7…警察または警備会社、
8…ドライバ、9…案内所、10…無線通信部、11…位置検出器、
12…画像表示装置、13…操作部、14…スピーカ、15…盗難センサ、
16…操作忘れ検出用センサ、17…地図データ取得部、18…制御回路、
100、200、300…プログラム。
Claims (4)
- 車両についての警告通知の通報先が登録されているセキュリティセンタと無線通信を行う車載用無線通報装置であって、
前記車両の駐車中に、前記車両の盗難の恐れの発生または操作忘れの発生を検出したことに基づいて、前記セキュリティセンタに対し、無線通信によって、警告通知の要求を行う警告要求手段(200)と、
前記車両が駐車するときまたは駐車する前に、前記車両が駐車する位置に存在する施設を特定する施設特定手段(110、120、130)と、
前記施設特定手段が特定した施設を前記車両についての前記通報先として登録するよう、前記セキュリティセンタに対して、無線通信によって要求する登録要求手段(170)と、を備えた車載用無線通報装置。 - 前記車両が駐車していた施設から退出することを検出する検出手段(310)と、
前記検出手段が検出したことに基づいて、前記施設の登録を削除するよう、前記セキュリティセンタに対して、無線通信によって要求する削除要求手段(340)と、を備えた請求項1に記載の車載用無線通報装置。 - 請求項1に記載の車載用無線通報装置と、セキュリティセンタとを備えた警告通知システムであって、
前記セキュリティセンタは、前記車載用無線通報装置から、施設を登録するよう要求を受けたことに基づいて、当該施設を通報先として登録し、また、前記車載用無線通報装置から、警告通知を行うよう要求を受けたことに基づいて、登録された前記施設に対して警告通知を行うことを特徴とする警告通知システム。 - 車両についての警告通知の通報先が登録されているセキュリティセンタと無線通信を行う車載用無線通報装置に用いるプログラムであって、
前記車両の駐車中に、前記車両の盗難の恐れの発生または操作忘れの発生を検出したことに基づいて、前記セキュリティセンタに対し、無線通信によって、警告通知の要求を行う警告要求手段、
前記車両が駐車するときまたは駐車する前に、前記車両が駐車する位置に存在する施設を特定する施設特定手段、および
前記施設特定手段が特定した施設を前記車両についての前記通報先として登録するよう、前記セキュリティセンタに対して、無線通信によって要求する登録要求手段として、コンピュータを機能させるプログラム。
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-
2007
- 2007-08-09 JP JP2007208020A patent/JP2009043070A/ja not_active Withdrawn
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