JPH10226315A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JPH10226315A
JPH10226315A JP2904297A JP2904297A JPH10226315A JP H10226315 A JPH10226315 A JP H10226315A JP 2904297 A JP2904297 A JP 2904297A JP 2904297 A JP2904297 A JP 2904297A JP H10226315 A JPH10226315 A JP H10226315A
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JP
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theft
code
monitoring system
movement
input
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JP2904297A
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Hidekazu Suzuki
秀和 鈴木
Kota Morinaga
幸太 森永
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難検知センサーを用いずに対象物の盗難を
検知して盗難通報を行なう。 【解決手段】 盗難防止対象物の位置を検出する位置検
出手段3,3aと、盗難防止監視態勢の設定と解除を行
なう手段2と、盗難防止監視態勢が設定されると位置検
出手段3,3aによる位置検出結果に基づいて盗難防止
対象物の移動を検知する移動検知手段1と、移動検知手
段1により移動が検知された場合に盗難通報を行なう通
報手段1,7,7aとを備える。これにより、盗難検知
センサーや盗難検知装置を用いずに対象物の盗難を検知
することができ、盗難検知センサーや盗難検知装置の電
源を切断する盗難手口や、それらを不作動にする盗難手
口に対しても確実に盗難防止機能を働かせることができ
る。また、盗難にあった対象物を容易に追跡することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難を検知して盗
難物の位置を通報する盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の盗難が検知されると、現在位置な
どの情報を外部へ自動的に通報する盗難防止装置が知ら
れている(例えば、特開平5−649号公報参照)。
【0003】この種の盗難防止装置では、ドアスイッ
チ、ドアロック検出スイッチ、トランクスイッチ、トラ
ンクロック検出スイッチ、ガラススイッチなどのセンサ
ーにより車両の盗難を検知し、GPS受信機により得ら
れた現在位置情報を車載電話機を介して外部に自動的に
通報している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
盗難防止装置では、種々のセンサーを用いて車両の盗難
状態を検知しているので、センサーおよび盗難検知装置
の電源が切断されたり、巧妙な盗難手口によりセンサー
を不作動にされると、車両の盗難を検知することができ
ず、盗難防止装置が機能しないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、盗難検知センサーを用い
ずに対象物の盗難を検知して盗難通報を行なう盗難防止
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、盗難防止対象物の位置を検
出する位置検出手段と、盗難防止監視態勢の設定と解除
を行なう手段と、盗難防止監視態勢が設定されると位置
検出手段による位置検出結果に基づいて盗難防止対象物
の移動を検知する移動検知手段と、移動検知手段により
移動が検知された場合に盗難通報を行なう通報手段とを
備える。盗難防止監視態勢が設定されると、検出された
盗難防止対象物の位置に基づいてその移動を検知し、盗
難防止対象物の移動が検知された場合には盗難通報を行
なう。 (2) 請求項2の盗難防止装置は、移動検知手段によ
り盗難防止対象物の移動が検知されると警告手段により
警告を行ない、所定時間後に通報手段により盗難通報を
行なうようにしたものである。盗難防止監視態勢設定後
に盗難防止対象物の移動が検知されると警告手段により
警告を行ない、所定時間後に通報手段により盗難通報を
行なう。 (3) 請求項3の盗難防止装置は、盗難通報に盗難防
止対象物に関する情報と位置情報とを含むようにしたも
のである。 (4) 請求項4の盗難防止装置の盗難防止監視態勢の
設定と解除を行なう手段は、IDコードを入力する入力
手段と、登録IDコードを記憶する記憶手段と、入力I
Dコードと登録IDコードとを照合する照合手段とを備
え、入力手段によりIDコードが入力され、照合手段に
より入力IDコードと登録IDコードとの一致判定がな
された時に、盗難防止監視態勢が設定されるようにした
ものである。IDコードが入力され入力IDコードが予
め登録されたIDコードと一致した時に、盗難防止監視
態勢を設定する。 (5) 請求項5の盗難防止装置は、盗難防止監視態勢
が設定された後に登録IDコードが入力された場合に
は、盗難防止監視態勢の設定と解除を行なう手段によっ
て盗難防止監視態勢を解除するようにしたものである。 (6) 請求項6の盗難防止装置は、記憶手段によっ
て、盗難防止監視態勢が設定された時に位置検出手段に
より検出された位置を初期位置として記憶し、移動検知
手段によって、盗難防止監視態勢が設定された後に位置
検出手段により検出された位置を初期位置と比較して盗
難防止対象物の移動を検知するようにしたものである。 (7) 請求項7の盗難防止装置は、盗難防止対象物を
車両とし、位置検出手段に車載ナビゲーション装置のG
PS受信機および/またはビーコン受信機を用いるよう
にしたものである。 (8) 請求項8の盗難防止装置は、通報手段は車載電
話機を用いて盗難通報を行なうようにしたものである。
【0007】
【発明の効果】
(1) 以上説明したように請求項1の発明によれば、
盗難防止監視態勢が設定されると、検出された盗難防止
対象物の位置に基づいてその移動を検知し、盗難防止対
象物の移動が検知された場合には盗難通報を行なうよう
にしたので、盗難検知センサーや盗難検知装置を用いず
に対象物の盗難を検知することができ、盗難検知センサ
ーや盗難検知装置の電源を切断する盗難手口や、それら
を不作動にする巧妙な盗難手口に対しても確実に作動さ
せることができる。 (2) 請求項2の発明によれば、盗難防止監視態勢設
定後に盗難防止対象物の移動が検知されると警告を行な
い、所定時間後に盗難通報を行なうようにしたので、盗
難防止対象物の所有者または管理者が盗難防止監視態勢
の解除を忘れても直ちに盗難通報がなされず、無用な盗
難通報による混乱が避けられる。 (3) 請求項3の発明によれば、盗難通報に盗難防止
対象物に関する情報と位置情報とを含むようにしたの
で、盗難にあった対象物を容易に追跡できる。 (4) 請求項4の発明によれば、IDコードが入力さ
れ入力IDコードが予め登録されたIDコードと一致し
た時に盗難防止監視態勢を設定するようにしたので、盗
難対象物の所有者または管理者以外の者によって不本意
に盗難防止監視態勢が設定されるようなことがなく、無
用な混乱が避けられる。 (5) 請求項5の発明によれば、盗難防止監視態勢が
設定された後に登録IDコードが入力された場合には盗
難防止監視態勢を解除するようにしたので、盗難防止対
象物の所有者または管理者以外の者による盗難防止監視
態勢の解除を不能にすることができる。 (6) 請求項6の発明によれば、盗難防止監視態勢が
設定された時に検出された位置を初期位置として記憶
し、盗難防止監視態勢が設定された後に検出された位置
を初期位置と比較して盗難防止対象物の移動を検知する
ようにしたので、防盗監視態勢設定時の初期位置から移
動したら直ちに盗難を検知することができる。 (7) 請求項7の発明によれば、盗難防止対象物を車
両とし、車載ナビゲーション装置のGPS受信機および
/またはビーコン受信機を位置検出に用いるようにした
ので、盗難防止装置のコストを低減することができる。 (8) 請求項8の発明によれば、車載電話機を用いて
盗難通報を行なうようにしたので、盗難防止装置のコス
トを低減することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
−発明の第1の実施の形態− 図1は第1の実施の形態の構成を示す。第1の実施の形
態の盗難防止装置は、コントローラー1、ID入力装置
2、GPS受信機3、電源4、セットスイッチ5、スピ
ーカー6、通信装置7およびアンテナ8を備え、それら
は容易に破壊されない堅固な収納ケースに収納される。
なお、盗難防止対象物の適当な部位に容易に破壊されな
いように組み込んでもよい。GPS受信機3のアンテナ
3aと通信装置7のアンテナ7aは、収納ケースの表面
に、容易に破壊されない形態で、しかも外部からアンテ
ナであることが解らないように設置される。なお、アン
テナ3a、7aを収納ケースの外部に設置してもよい
が、その場合にはアンテナ3a、7aとそれらを結ぶ配
線が容易に破壊されないように設置する。
【0009】コントローラー1はCPU1a、EEPR
OMなどの不揮発性メモリ1b、電源入切回路1cなど
を備えており、後述する防盗処理プログラムを実行して
盗難防止処理を行なう。ID入力装置2は不図示のIC
カードリーダーやテンキーパッドから入力されるIDコ
ードを入力し、コントローラー1へ出力する。コントロ
ーラー1のメモリ1bには予め登録されたIDコードが
記憶されている。なお、IDコードを入力する機器はI
Cカードリーダーやテンキーパッドに限定されない。G
PS受信機3はアンテナ3aによりGPS信号を受信
し、現在位置や進行方位などを検出する。
【0010】電源4はコントローラー1の電源入切回路
1cを介してコントローラー1、ID入力装置2、GP
S受信機3、通信装置7へ電力を供給する。電源入切回
路1cは、後述する防盗処理プログラムの実行によりソ
フトウエアで電源4の投入と遮断を行なう回路である。
セットスイッチ5はコントローラー1の防盗処理を開始
させるためのスイッチである。また、スピーカー6は音
声により案内または警告を行なうためのものである。
【0011】通信装置7は、アンテナ7aを介して無線
による盗難通報を行なうためのものである。この通信装
置7には電話機の他に種々の無線送信機を用いることが
できる。なお、通報先には、警察などの国家機関や、J
AFなどの民間機関、あるいは予め設定された盗難物の
所有者または管理者などがある。また、盗難通報により
送信される情報には、盗難物の識別情報、現在位置、盗
難物の所有者または管理者の氏名、住所などの情報など
が含まれる。
【0012】この盗難防止装置の正しい使用方法は以下
の手順による。盗難防止対象物の所有者または管理者
は、コントローラー1のメモリ1bに予めIDコードを
登録しておく。盗難防止装置をセットする時には、セッ
トスイッチ5を操作してからICカードリーダーやテン
キーパッドからIDコードを入力する。入力IDコード
が登録IDコードと一致すれば、装置が盗難防止監視態
勢に入る。この盗難防止監視態勢を解除する時には、ふ
たたびICカードリーダーやテンキーパッドからIDコ
ードを入力する。入力IDコードが登録IDコードと一
致すれば盗難防止監視態勢が解除される。
【0013】ここで、盗難防止監視態勢とは、盗難防止
対象物の位置を繰り返し検出するとともに、検出位置に
基づいて盗難防止対象物の移動を検知し、盗難防止対象
物の移動が検知されたら上述した盗難通報を行なう状態
をいう。
【0014】図2は、図1に示す盗難防止装置からの盗
難通報を受信するための基地局の構成例を示す。基地局
は、少なくとも通信装置11、記憶装置12、コントロ
ーラー13およびディスプレイ14を備えている。記憶
装置12は道路地図、航空地図、海図などを記憶してい
る。コントローラー13は、通信装置11およびアンテ
ナ11aを介して受信した盗難通報により、盗難物に応
じた地図を現在位置を中心にディスプレイ14に表示
し、その地図上に現在位置を表示する。例えばこの盗難
防止装置を車両に設置する場合には、現在位置を中心と
した道路地図を表示するとともに、その道路地図上に盗
難車両の現在位置を表示する。また、この盗難防止装置
を船舶に設置する場合には、現在位置を中心とした海図
を表示し、その海図上に盗難船舶の現在位置を表示す
る。これにより、盗難物とその現在位置を監視すること
ができ、必要な処置をとることができる。
【0015】図3および図4はコントローラー1の防盗
処理を示す。このフローチャートにより、第1の実施の
形態の動作を説明する。コントローラー1はステップ1
でセットスイッチ5が操作されると防盗処理を開始し、
ステップ2へ進んで電源入切回路1cにより電源4から
各機器へ電力を供給する。ステップ3でID入力装置2
により入力されたIDコードを取り込み、続くステップ
4で入力IDコードをメモリ1bに記憶されている登録
IDコードと照合する。入力IDコードが登録IDコー
ドと一致しない場合はステップ5へ進み、スピーカー6
により「入力されたIDコードは登録されていません」
という警告を行なう。そして、ステップ6で電源入切回
路1cにより電源供給を遮断して防盗処理を終了する。
【0016】入力IDコードが登録IDコードと一致し
た場合はステップ7へ進み、GPS受信機3から現在位
置を読み込む。次に、ステップ8で読み込んだ現在位置
を初期位置としてメモリ1bに記憶し、ステップ9で盗
難防止監視態勢に入る。ステップ10において、防盗監
視態勢を解除するためのIDコードの入力操作が行なわ
れたかどうかを確認し、IDコードが入力されたらステ
ップ11へ進み、入力IDコードを登録IDコードと照
合する。入力IDコードが登録IDコードと一致しない
場合はステップ12へ進み、スピーカー6により「入力
されたIDコードが登録されていないので解除できませ
ん」という警告を行ない、ステップ16へ進む。
【0017】入力IDコードが登録IDコードと一致し
た場合にはステップ13へ進み、防盗監視態勢を解除す
る。ステップ14でメモリ1bに記憶した初期位置を消
去し、続くステップ15で電源入切回路1cにより電源
供給を遮断する。
【0018】防盗監視態勢を解除するためのIDコード
の入力操作がない場合、または入力IDコードが登録I
Dコードと一致しない場合は、ステップ16でGPS受
信機3から現在位置を読み込む。そして、ステップ17
で読み込んだ現在位置がメモリ1bに記憶されている初
期位置と同じかどうか、つまり盗難防止対象物が移動し
たかどうかを確認する。盗難防止対象物が移動していな
い場合はステップ10へ戻り、上述した処理を繰り返
す。
【0019】現在位置が初期位置と異なり盗難防止対象
物が移動した場合はステップ18へ進み、スピーカー6
により「盗難防止監視態勢が解除されていません」とい
う警告を行なう。これは、盗難防止対象物の所有者また
は管理者が防盗監視態勢の解除を忘れて対象物を移動さ
せることがあり、そのような場合に直ちに盗難通報を行
なうことを避けるためである。
【0020】防盗監視態勢の解除操作を促すための警告
を行なった後、ステップ19で所定時間待機して解除操
作を待つ。所定時間経過後のステップ20でIDコード
の入力操作があったかどうかを確認し、IDコードが入
力されたらステップ21へ進み、入力IDコードを登録
IDコードと照合する。入力IDコードが登録IDコー
ドと一致したらステップ13へ進み、上述した防盗監視
態勢の解除処理を行なう。一方、入力IDコードが登録
IDコードと一致しない場合はステップ22へ進み、ス
ピーカー6により「入力されたIDコードが登録されて
いないので解除できません」という警告を行ない、ステ
ップ20へ戻る。
【0021】盗難防止対象物が移動しているのにも拘わ
らず防盗監視態勢の解除操作が行なわれない場合、また
は防盗監視態勢を解除するために入力されたIDコード
が登録されていない場合はステップ23へ進み、防盗対
象物が盗難にあっていると認識する。そして、ステップ
24でGPS受信機3から最新の現在位置を読み込み、
続くステップ25で通信装置7を介して盗難物に関する
情報、現在位置、所有者または管理者に関する情報など
を送信し、基地局に盗難を通報する。
【0022】このように、盗難防止監視態勢が設定され
ると検出された盗難防止対象物の位置に基づいてその移
動を検知し、盗難防止対象物の移動が検知された場合に
は盗難防止対象物に関する情報とその位置情報とを含む
盗難通報を行なうようにしたので、盗難検知センサーや
盗難検知装置を用いずに対象物の盗難を検知することが
でき、盗難検知センサーや盗難検知装置の電源を切断す
る盗難手口や、それらを不作動にする盗難手口に対して
も確実に盗難防止機能を働かせることができる。その
上、盗難にあった対象物を容易に追跡することができ
る。また、盗難防止監視態勢設定後に盗難防止対象物の
移動が検知されると警告を行ない、所定時間後に盗難通
報を行なうようにしたので、盗難防止対象物の所有者ま
たは管理者が盗難防止監視態勢の解除を忘れても直ちに
盗難通報が行なわれず、無用な盗難警報による混乱が避
けられる。さらに、IDコードが入力され入力IDコー
ドが予め登録されたIDコードと一致した時に盗難防止
監視態勢を設定するようにしたので、盗難対象物の所有
者または管理者以外の者によって不本意に盗難防止監視
態勢が設定されるようなことがなく、無用な混乱が避け
られる。さらにまた、盗難防止監視態勢が設定された後
に登録IDコードが入力された場合には盗難防止監視態
勢を解除するようにしたので、盗難防止対象物の所有者
または管理者以外の者による盗難防止監視態勢の解除を
不能にすることができる。盗難防止監視態勢が設定され
た時に検出された位置を初期位置として記憶し、盗難防
止監視態勢が設定された後に検出された位置を初期位置
と比較して盗難防止対象物の移動を検知するようにした
ので、防盗監視態勢設定時の初期位置から移動したら直
ちに盗難を検知することができる。
【0023】なお、上述した第1の実施の形態の盗難防
止装置は設置対象物の限定はなく、自動車、一般車両、
船舶、航空機などの移動体の他に、金庫、貴金属の陳列
ケース、屋外の彫刻類などの固定設置物にも設置するこ
とができる。また、上述した第1の実施の形態の盗難防
止装置を、一般のICカードロックシステムや暗証番号
ロックシステムに組み込むこともできる。
【0024】−発明の第2の実施の形態− 最近の自動車にはナビゲーション装置と電話機を装備し
たものがあり、そのような車両に本願発明の盗難防止装
置を適用する場合の第2の実施の形態を説明する。
【0025】図5は第2の実施の形態の構成を示す。な
お、図1に示す機器と同様な機器に対しては同一の符号
を付して相違点を中心に説明する。第2の実施の形態の
盗難防止装置は、コントローラー1A、ID入力装置
2、電源4、セットスイッチ5およびスピーカー6を備
えた盗難防止ユニット15と、GPS受信機3Aおよび
ビーコン受信機17を備えたナビゲーション装置16
と、車載電話機7Aとから構成される。この盗難防止装
置は、ナビゲーション装置16のGPS受信機3Aとビ
ーコン受信機17を現在位置検出装置として利用すると
ともに、車載電話機7Aを通信装置として利用する。ビ
ーコン受信機17は、アンテナ17aを介して路側に設
置されたビーコン送信機(不図示)から道路交通情報を
受信する。この道路交通情報にはビーコン送信機の設置
位置、すなわち現在位置の情報が含まれる。
【0026】GPS受信機3Aとビーコン受信機17へ
の電源は、ナビゲーション装置16と盗難防止ユニット
15の両方から供給される。したがって、ナビゲーショ
ン装置16のメインスイッチが切られても、盗難防止ユ
ニット15の電源入切回路1cを介して電源4から電力
を供給し続けることができる。
【0027】この車載防盗装置では、GPS受信機3A
とそのアンテナ3a、ビーコン受信機17とそのアンテ
ナ17a、車載電話機7Aとそのアンテナ7a、盗難防
止ユニット15とナビゲーション装置16の間の配線、
および、盗難防止ユニット15と車載電話機7Aの間の
配線が容易に破壊されないように設置される。
【0028】なお、この第2の実施の形態の防盗処理は
図3および図4に示す処理と同様であり、説明を省略す
る。
【0029】このように、盗難防止装置を車両に設置
し、車載ナビゲーション装置のGPS受信機および/ま
たはビーコン受信機を位置検出に用いるようにしたの
で、盗難防止装置のコストを低減することができる。ま
た、車載電話機を用いて盗難通報を行なうようしたの
で、盗難防止装置のコストをさらに低減することができ
る。
【0030】上述した第2の実施の形態では車載電話機
を盗難通報装置として利用する例を示したが、盗難防止
装置専用の電話機、あるいは一般の無線通信装置を用い
てもよい。また、第2の実施の形態ではGPS受信機と
ビーコン受信機の両方を用いる例を示したが、いずれか
一方だけを用いてもよい。さらに、第2の実施の形態で
はIDコードが入力され入力IDコードが登録IDコー
ドと一致したら盗難防止監視態勢を設定するようにした
が、ドアロック装置により車両の全ドアがロックされた
ら防盗監視態勢に入るようにしてもよい。そのようにす
れば、防盗監視態勢の設定操作が省略でき、操作性が向
上する。
【0031】上述した各実施の形態では、IDコードが
入力され入力IDコードが登録IDコードと一致したら
盗難防止監視態勢を設定するようにしたが、必ずしも登
録IDコードの入力により防盗監視態勢に入る必要はな
い。例えば、盗難防止対象物の所有者または管理者以外
の者が、容易に操作できないような物に盗難防止装置を
設置するような場合には、防盗監視態勢設定スイッチを
設け、その操作により防盗監視態勢に入るようにしても
よい。あるいはまた、所定の操作や所定の動作に同期し
て防盗監視態勢を設定するようにしてもよい。しかし、
このような場合でも、防盗監視態勢を解除するのは上述
したように登録IDコードが入力された場合だけとしな
ければ、略奪者が勝手に解除するすることになる。
【0032】また、上述した各実施の形態では、盗難防
止監視態勢が設定された後、盗難防止対象物の移動が検
知されても所定時間は盗難通報を行なわないようにした
が、盗難防止対象物によっては移動が検知されたら直ち
に盗難通報を行なう方がよい場合がある。
【0033】さらに、上述した各実施の形態では、防盗
監視態勢が設定された時に検出された現在位置を初期位
置として記憶し、その後に検出された現在位置と初期位
置が一致しない場合に防盗対象物が移動したと判断した
が、防盗対象物の移動判断は上記各実施の形態の方法に
限定されない。例えば、繰り返し実行される現在位置の
検出において、前回の検出位置と今回の検出位置とが一
致しなければ移動していると判断してもよい。
【0034】以上の各実施の形態の構成において、GP
S受信機3,3Aおよびアンテナ3aと、ビーコン受信
機17およびアンテナ17aが位置検出手段を、ID入
力装置2が盗難防止監視態勢の設定と解除を行なう手段
を、コントローラー1,1Aが移動検知手段を、コント
ローラー1、通信装置7、車載電話機7Aおよびアンテ
ナ7aが通報手段を、コントローラー1およびスピーカ
ー6が警告手段を、ID入力装置2が入力手段を、メモ
リ1bが記憶手段を、コントローラー1,1Aが照合手
段をそれぞれ構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の第1の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】 盗難通報を受信する基地局の構成例を示す図
である。
【図3】 発明の第1の実施の形態の防盗処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】 図3に続く、発明の第1の実施の形態の防盗
処理を示すフローチャートである。
【図5】 発明の第2の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1A コントローラー 1a CPU 1b メモリ 1c 電源入切回路 2 ID入力装置 3,3A GPS受信機 3a アンテナ 4 電源 5 セットスイッチ 6 スピーカー 7 通信装置 7A 車載電話機 7a アンテナ 11 通信装置 11a アンテナ 12 記憶装置 13 コントローラー 14 ディスプレイ 15 盗難防止ユニット 16 ナビゲーション装置 17 ビーコン受信機 17a アンテナ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難防止対象物の位置を検出する位置検
    出手段と、 盗難防止監視態勢の設定と解除を行なう手段と、 盗難防止監視態勢が設定されると前記位置検出手段によ
    る位置検出結果に基づいて盗難防止対象物の移動を検知
    する移動検知手段と、 前記移動検知手段により移動が検知された場合に盗難通
    報を行なう通報手段とを備えることを特徴とする盗難防
    止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の盗難防止装置におい
    て、 前記移動検知手段により盗難防止対象物の移動が検知さ
    れると警告手段により警告を行ない、所定時間後に前記
    通報手段により盗難通報を行なうことを特徴とする盗難
    防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の盗難防
    止装置において、 盗難通報には盗難防止対象物に関する情報と位置情報と
    が含まれることを特徴とする盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の盗
    難防止装置において、 前記盗難防止監視態勢の設定と解除を行なう手段は、I
    Dコードを入力する入力手段と、登録IDコードを記憶
    する記憶手段と、前記入力IDコードと前記登録IDコ
    ードとを照合する照合手段とを備え、 前記入力手段によりIDコードが入力され、前記照合手
    段により前記入力IDコードと前記登録IDコードとの
    一致判定がなされた時に、盗難防止監視態勢が設定され
    ることを特徴とする盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の盗難防止装置におい
    て、 盗難防止監視態勢が設定された後に前記登録IDコード
    が入力された場合には、前記盗難防止監視態勢の設定と
    解除を行なう手段は盗難防止監視態勢を解除することを
    特徴とする盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかの項に記載の盗
    難防止装置において、 前記記憶手段は、盗難防止監視態勢が設定された時に前
    記位置検出手段により検出された位置を初期位置として
    記憶し、 前記移動検知手段は、盗難防止監視態勢が設定された後
    に前記位置検出手段により検出された位置を前記初期位
    置と比較して盗難防止対象物の移動を検知することを特
    徴とする盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載の盗
    難防止装置において、 盗難防止対象物は車両であり、前記位置検出手段は車載
    ナビゲーション装置のGPS受信機および/またはビー
    コン受信機であることを特徴とする盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の盗難防止装置におい
    て、 前記通報手段は車載電話機を用いて盗難通報を行なうこ
    とを特徴とする盗難防止装置。
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