JP5066368B2 - 移動体監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械等の移動体を管理するための移動体監視システムに関するものである。
従来より、移動体である建設機械を管理するための移動体監視システムが提供されている。この種の移動体監視システムでは、監視対象となる建設機械にそれぞれ移動体端末装置が搭載されている。移動体端末装置は、建設機械の位置情報や稼働情報等、建設機械に関する移動体情報を取得し、これを管理者側の管理装置に送信するものである。
この移動体監視システムによれば、例えば予め設定した作業エリアと、移動体端末装置から送信された建設機械の位置情報とを比較し、建設機械が作業エリアを逸脱している場合、建設機械に盗難の虞れがあると判断することができる。また、作業終了時にメモリに格納した位置情報と、現在の建設機械の位置情報とからその距離を算出し、この算出距離が予め設定した距離を超えた場合、建設機械に盗難の虞れがあると判断することができる。従って、盗難の可能性があると判断された場合には、例えば建設機械の所有者にその旨通知したり、建設機械のエンジンを強制的に停止することで対処することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−183452号公報
ところで、1台の建設機械に盗難の虞れがある状況下においては、同じ敷地に駐車されている等、近辺の建設機械にも盗難の可能性が高い場合が多い。しかしながら、上述の移動体監視システムにあっては、実際に建設機械が作業エリアを超えるまでの間、あるいは建設機械の移動距離が予め設定された距離を超えるまでの間、いずれも盗難の虞れがあるか否かを判断することができない。従って、盗難の可能性が高い場合であってもこれを未然に防止することはできない。
本発明は、上記実情に鑑みて、可能性の高い移動体の盗難を未然に防止することのできる移動体監視システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る移動体監視システムは、監視対象となる移動体に搭載され、該移動体に関する移動体情報を取得して送信する機能を有した移動体端末装置と、前記移動体から送信された移動体情報に基づいて移動体の管理を行う管理装置とを備える移動体監視システムであって、前記移動体端末装置は、移動体の位置情報を移動体情報として取得する情報取得部と、稼働制限指令が与えられた場合に移動体の稼働に制限を加える稼働制限手段と、移動体に盗難が発生したと判断した場合に前記管理装置に対して異常発報を行う発報手段とを備え、前記管理装置は、移動体端末装置からの異常発報を受信した場合に、予め稼働制限指令の送信対象となる移動体及びその所有者を設定した設定情報に基づいて異常発報を行った移動体及びその所有者を特定し、該特定した所有者が所有する所有者端末装置に対して設定範囲の入力依頼を送信し、この入力依頼に対して設定応答があった場合にこれに応じて送信対象エリアを設定するとともに、この送信対象エリアに存在する移動体に対してその稼働を制限するための稼働制限指令を送信する管理制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した移動体監視システムにおいて、前記管理装置は、設定された送信対象エリアに存在する移動体の所有者を特定し、該特定した所有者が所有する所有者端末装置に対して許可入力依頼を送信する一方、許可入力依頼に対して許可応答が与えられた場合に該当する移動体に対して稼働制限指令を送信することを特徴とする。
また、本発明は、上述した移動体監視システムにおいて、前記移動体端末装置は、移動体の監視を行う監視モードが設定された場合に前記稼働制限手段を通じて、移動体に搭載されたエンジンの始動に制限を加える始動ロック機能を有効とし、前記発報手段は、前記始動ロック機構が有効となった状況下でエンジンの始動を検出した場合に現在の移動体の位置情報を含む異常発報を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上述した移動体監視システムにおいて、前記発報手段は、移動体の監視を行う監視モードが設定された状況下において移動体の位置が予め設定した閾値を超えて変更されたと判断した場合に、この判断の基準となる直前の移動体の位置情報を含む異常発報を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上述した移動体監視システムにおいて、前記管理制御手段は、送信した入力依頼に対して距離を指定する設定応答を受信した場合、この距離を半径とし、前記特定した所有者の移動体の位置を中心とした円を送信対象エリアとして設定することを特徴とする。
さらに、本発明は、上述した移動体監視システムにおいて、前記管理制御手段は、入力依頼を送信した後、予め設定した制限時間内に設定応答を受信しなかった場合、予め設定した標準値を基準として送信対象エリアを設定することを特徴とする。
本発明によれば、移動体端末装置から異常発報があった場合にその位置を基準とした送信対象エリアに存在する移動体に対して管理装置から稼働制限指令が与えられる。従って、盗難の虞れのある移動体に対してその近辺に存在する移動体に対しても稼働に制限が加えられることになり、可能性の高い移動体の盗難を未然に防止することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る移動体監視システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1である移動体監視システムの概要構成を示したものである。ここで例示する移動体監視システムは、特に、建設機械を移動体としてその管理を行うものである。
監視対象となる建設機械10は、図2に示すように、駆動源としてエンジン11を備えるとともに、ブームやバケット等の作業機12を備えたものである。この建設機械10では、操作入力部13を通じて駆動指令を与えると、エンジン制御部14によってエンジン11の駆動が制御される一方、作業制御部15によって作業機12の駆動が制御されることになり、作業現場において所望の建設作業を行うことが可能となる。建設機械10のエンジン11が稼働状態にある場合には、エンジン11に付設した発電機16が駆動し、建設機械10の電源であるバッテリ17が充電されることになる。燃料計18は、燃料タンクに貯留されている燃料の容量を検出するものである。キースイッチ19は、電装品の電源をオンにし、エンジン始動信号を発生する。
建設機械10には、GPSセンサ20、端末側送受信機30、移動体端末装置40が搭載してある。GPSセンサ20は、図1及び図2に示すように、複数のGPS衛星GSから送られる情報をGPSアンテナ21によって取得し、該取得した情報から自己の位置情報を検知するものである。端末側送受信機30は、通信アンテナ31、通信衛星CS及び地上局ESを通じてインターネット等のネットワークNWに通信接続されており、このネットワークNWに接続された各種機器、例えば後述する管理者側の管理サーバ(管理装置)50との間において情報や指令の送受信処理を行うものである。
移動体端末装置40は、後述する管理サーバ50との間において移動体監視システムを構築するもので、図2に示すように、監視制御部41を備えている。監視制御部41は、建設機械10に関する情報の収集を主機能とするもので、監視情報取得部42、稼働制限部43、通信処理部44、発報部45を有している。
監視情報取得部42は、予め設定された情報の収集処理を行い、収集した情報を端末記憶部46に「移動体情報」として格納するものである。本実施の形態1では、予め設定した所定の取得時間ごとに監視情報取得部42が、エンジン制御部14及び作業制御部15を通じて建設機械10の稼働状況を示す稼働情報の収集を行うとともに、GPSセンサ20を通じて建設機械10の位置情報を収集するようにしている。エンジン制御部14を通じて収集する稼働情報には、直接エンジン11の稼働状況を示すもののほか、例えば発電機16の動作状況、バッテリ17の電圧、燃料計18から取得する燃料残量の情報も含まれている。
稼働制限部43は、稼働制限指令が与えられた場合に建設機械10の稼働に制限を加えるものである。稼働制限部43が建設機械10の稼働に制限を加える場合には、例えばエンジン制御部14に対してスタータ信号を常に遮断状態とすることで、エンジン11の始動ロック機能、エンジン11の停止機能、エンジン11の再始動ロック機能を実現することができる。稼働制限部43に対する稼働制限指令は、操作入力部13を通じて自身に監視モードとして入力することができるとともに、端末側送受信機30を通じて外部から与えることも可能である。
通信処理部44は、予め設定した送信タイミングで、端末記憶部46に格納した移動体情報を管理サーバ50に送信する処理を行うものである。本実施の形態1では、予め設定した時間間隔で通信処理部44が自身の識別情報を含めて移動体情報の送信処理を実施するように設定してある。尚、エンジン11が停止状態にある場合には、エンジン11が稼働状態にある場合に比べて送信処理を行う時間間隔が大きくなるように設定してある。
発報部45は、稼働制限部43によって始動ロック機能が有効となっている監視モード状況下において監視情報取得部42が取得した移動体情報を監視し、建設機械10に盗難が発生したと判断した場合に管理サーバ50に対して異常発報を行うものである。具体的には、監視モード設定状況下において監視情報取得部42がエンジン11の始動を検出した場合(以下、「始動情報異常」という)、あるいは監視モード設定状況下において建設機械10の移動距離が予め設定された閾値を超えた場合(以下、「位置情報異常」という)、発報部45は、建設機械10に盗難の虞れがあると判断し、管理サーバ50に対して建設機械10の識別情報及び位置情報を含む異常発報を行うようにしている。建設機械10の移動距離は、現在取得した位置情報と端末記憶部46に格納した直前の位置情報とから算出する。異常発報に含める建設機械10の位置情報としては、始動情報異常の場合、現在の位置情報であり、位置情報異常の場合、直前の位置情報である。
一方、管理サーバ50は、建設機械10の管理者が所有するもので、図3に示すように、管理記憶部51、管理側送受信機52、管理制御部53を備えている。
管理記憶部51は、各種情報を格納するもので、予め入力手段54を通じて設定した顧客情報を有している。顧客情報は、建設機械10ごとにその識別情報、所有者情報、サービス対象情報を対応付けて管理記憶部51に格納したもので、表示手段55を通じて適宜視認することが可能である。識別情報は、建設機械10を識別するための符号である。所有者情報は、建設機械10の所有者を特定するための情報であり、例えば所有者の氏名や住所が含まれる。またこの所有者情報には、所有者が所有する携帯電話等の所有者端末装置60(図1参照)に対して情報を送信するためのアドレス(メールアドレス)が含まれている。サービス対象情報とは、建設機械10の所有者と管理者との間において予め盗難抑止サービスの提供を受けるか否かを設定した情報である。盗難抑止サービスとは、自分の所有する建設機械10が、盗難の虞れがあると判断された建設機械10の近辺に存在する場合に稼働制限指令を送信してもらうためのサービスである。
管理側送受信機52は、インターネット等のネットワークNWに通信接続されており、このネットワークNWに接続された各種機器、例えば上述した移動体端末装置40や所有者端末装置60との間において情報や指令の送受信処理を行うものである。
管理制御部53は、移動体端末装置40を通じて建設機械10の管理を行うもので、受信処理部56、送信エリア設定部57、送信対象抽出部58、指令送信部59を有している。
受信処理部56は、移動体端末装置40の通信処理部44から送信された移動体情報を受信した場合、受信した移動体情報を建設機械10の識別情報に対応付けて順次管理記憶部51に履歴格納するものである。また、受信処理部56は、管理サーバ50に対して外部から閲覧要求が与えられた場合、管理記憶部51に格納した建設機械10の移動体情報を閲覧表示するためのコンテンツを提供する機能を有している。
送信エリア設定部57は、移動体端末装置40からの異常発報を受信した場合にその異常発報に含まれる位置情報から建設機械10の位置を特定し、該特定した位置を中心として予め設定した送信対象エリアを設定するものである。本実施の形態1では、異常発報により特定した建設機械10の位置を中心とした半径20kmの円を送信対象エリアとして設定するようにしている。
送信対象抽出部58は、送信エリア設定部57によって送信対象エリアが設定された場合、管理記憶部51に格納された建設機械10の位置情報及び顧客情報を参照することにより、送信対象エリアに存在し、かつ盗難抑止サービスの提供を受ける建設機械10の抽出を行うものである。指令送信部59は、送信対象抽出部58が抽出した建設機械10に対して管理側送受信機52を介して稼働制限指令を送信するものである。
図4は、上述した管理サーバ50の管理制御部53が実施する情報の受信処理を示すフローチャートである。まず、管理サーバ50の管理制御部53は、管理側送受信機52を通じて建設機械10から情報を受信すると(ステップS101:YES)、当該受信した情報が異常発報であるか否かを判断する(ステップS102)。
受信した情報が建設機械10の移動体情報である場合(ステップS102:NO)、管理制御部53は、識別情報に関連付けてそれぞれの移動体情報を管理記憶部51に順次格納する処理を行う(ステップS103)。この結果、管理サーバ50の管理記憶部51には、それぞれの建設機械10ごとに稼働状況を示す稼働情報や位置情報の履歴が構築されることになる。
一方、ステップS102において受信した情報が異常発報であった場合(ステップS102:YES)、管理制御部53は、異常発報に含まれる識別情報と、管理記憶部51に格納された顧客情報とに基づいて所有者を特定し(ステップS104)、さらにこの特定した所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であるか否かを判断する(ステップS105)。
異常発報を行った建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であった場合(ステップS105:YES)、管理制御部53は、送信エリア設定部57を通じて異常発報を行った建設機械10の位置を特定し、この特定した建設機械10の位置を中心とした送信対象エリアを設定する(ステップS106)。
さらに管理制御部53は、送信対象抽出部58を通じて管理記憶部51に格納した建設機械10の位置情報及び顧客情報を参照することにより、送信対象エリアの内部に存在し、かつ所有者がステップS104において特定した所有者と一致する建設機械10を抽出する処理を行う(ステップS107)。
送信対象エリアにおいて建設機械10を抽出した管理制御部53は、指令送信部59を通じてこれらの建設機械10に対して稼働制限指令を送信する(ステップS108)。この結果、異常発報を行った建設機械10、及びこの建設機械10と同じ所有者であって半径20kmの円内に存在する建設機械10の移動体端末装置40が一斉に動作し、エンジン停止、もしくはエンジン11の再始動が禁止されることになる。
例えば、図5に示すように、盗難抑止サービスの提供対象者である所有者Aの建設機械A−1に搭載した移動体端末装置40から異常発報があった場合、管理サーバ50は、建設機械A−1を中心とした半径20kmの円形となる送信対象エリアを設定する。さらに、この送信対象エリアの内部に存在する所有者Aの建設機械A−2を抽出し、建設機械A−1及び建設機械A−2に対して稼働制限指令を送信する。この結果、これら異常発報を行った建設機械A−1及びこれに近接した建設機械A−2がエンジン停止状態、もしくはエンジンの再始動禁止状態となり、それぞれの盗難が抑止される。
上述した図5に示す例では、送信対象エリアに所有者Bの建設機械B−1,B−2及び所有者Cの建設機械C−1が存在するものの、異常発報を行った建設機械A−1とは所有者が異なるため、これらの建設機械B−1,B−2,C−1に対して稼働制限指令が送信されることはない。
以降、予め設定したサイクルタイムで図4に示した処理を繰り返し実行することにより、実際に盗難の虞れのある建設機械10のみならず、その近辺に存在する建設機械10に対してもその盗難が抑止されることになり、可能性の高い建設機械10の盗難を未然に防止することが可能となる。
尚、図4に示したフローチャートにおいては、異常発報を行った建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であることを前提に処理を行うようにしているため、送信対象抽出部58において所有者が一致する建設機械10を抽出するようにしているが、必ずしもこれに限らない。例えば、異常発報を行った建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者でなかった場合にも管理制御部53によって送信対象エリアに存在する建設機械10の抽出を行い、さらに抽出した建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であることを条件に稼働制限指令を送信するようにしても構わない。さらには、異常発報を行った建設機械10の所有者、並びに送信対象エリアに存在する建設機械10の所有者のいずれもが盗難抑止サービスの提供対象であるか否かに関わらず、本移動体監視システムの移動体端末装置40を搭載した全ての建設機械10に稼働制限指令を送信しても良い。
また、上述した実施の形態1では、移動体として作業機12を備えた建設機械10を例示しているが、必ずしも建設機械10に限らず、サービスカー等の車両であっても同様に適用することが可能である。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1では、建設機械10からの異常発報を受信した場合に管理サーバ50独自の処理によって建設機械10に稼働制限を加えるようにしている。これに対して実施の形態2では、建設機械10に稼働制限を加える場合に所有者の許可を得るようにしたもので、実施の形態1に対して管理サーバの詳細構成が異なっている。すなわち、図6に示すように、実施の形態2の管理サーバ150は、管理制御部153が受信処理部156、送信エリア設定部157、送信対象抽出部158及び指令送信部159を有している。尚、建設機械10及びこれに搭載する移動体端末装置40、並びに管理サーバ150の管理記憶部51、管理側送受信機52に関しては、実施の形態1と同様の構成であるため、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
受信処理部156は、移動体端末装置40の通信処理部44から送信された移動体情報を受信した場合、受信した移動体情報を建設機械10の識別情報に対応付けて順次管理記憶部51に履歴格納するものである。また、受信処理部156は、管理サーバ150に対して外部から閲覧要求が与えられた場合、管理記憶部51に格納した建設機械10の移動体情報を閲覧表示するためのコンテンツを提供する機能を有している。
送信エリア設定部157は、移動体端末装置40からの異常発報を受信した場合にその異常発報に含まれる位置情報から建設機械10の位置を特定し、該特定した位置を中心として送信対象エリアを設定するものである。本実施の形態2では、異常発報により建設機械10の位置を特定した場合にその所有者に対して設定範囲の入力依頼を送信し、この入力依頼に対して設定応答があった場合にこれに応じて送信対象エリアを設定するようにしている。尚、設定範囲の問い合わせに対して予め設定した制限時間内に応答がなかった場合、送信エリア設定部157は、予め設定した標準値に従って送信対象エリアとして設定するようにしている。
送信対象抽出部158は、送信エリア設定部157によって送信対象エリアが設定された場合、管理記憶部51に格納された建設機械10の位置情報及び顧客情報を参照することにより、送信対象エリアに存在し、かつ盗難抑止サービスの提供を受ける建設機械10の抽出を行うものである。指令送信部159は、送信対象抽出部158が建設機械10を抽出した場合にそれぞれの所有者に対して稼働制限を行うか否かの許可入力依頼を送信し、この許可入力依頼に対して許可応答が与えられた場合に該当する建設機械10に対して稼働制限指令を送信するものである。
図7は、上述した管理サーバ150の管理制御部153が実施する情報の受信処理を示すフローチャートである。まず、管理サーバ150の管理制御部153は、管理側送受信機52を通じて建設機械10から情報を受信すると(ステップS201:YES)、当該受信した情報が異常発報であるか否かを判断する(ステップS202)。
受信した情報が建設機械10の移動体情報である場合(ステップS202:NO)、管理制御部153は、識別情報に関連付けてそれぞれの移動体情報を管理記憶部51に順次格納する処理を行う(ステップS203)。この結果、管理サーバ150の管理記憶部51には、それぞれの建設機械10ごとに稼働状況を示す稼働情報や位置情報の履歴が構築されることになる。
一方、ステップS202において受信した情報が異常発報であった場合(ステップS202:YES)、管理制御部153は、異常発報に含まれる識別情報と、管理記憶部51に格納された顧客情報とに基づいて所有者を特定し(ステップS204)、さらにこの特定した所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であるか否かを判断する(ステップS205)。
異常発報を行った建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であった場合(ステップS205:YES)、管理制御部153は、送信エリア設定部157を通じて異常発報を行った建設機械10の位置を特定する(ステップS206)。その後、管理制御部153は、特定した建設機械10の所有者に対して設定範囲の入力依頼を送信し(ステップS207)、当該所有者からの応答待機状態となる(ステップS208,ステップS209)。
ステップS207において送信する入力依頼は、例えば所有者が所有する携帯電話等の所有者端末装置60に対して電子メールを送信することにより行う。所有者からの応答としては、そのまま電子メールの返信によるものでも良いし、送信する電子メールに応答用WebコンテンツのURLを記載しておけば、応答用Webコンテンツを通じて行うようにすることも可能である。
予め設定した制限時間内に所有者から応答があった場合(ステップS208:YES)、管理制御部153は、その応答に応じた距離を基準として送信対象エリアの設定を行い(ステップS210)、一方、制限時間内に応答がなかった場合(ステップS208:NO→ステップS209:YES)、管理制御部153は、予め設定した標準値を基準として送信対象エリアの設定を行う(ステップS211)。
例えば、所有者から半径50kmという設定応答があった場合には、異常発報により特定した建設機械10の位置を中心とした半径50kmの円を送信対象エリアとして設定し、制限時間内に応答がなかった場合には、異常発報により特定した建設機械10の位置を中心とした半径20kmの円を送信対象エリアとして設定するようにしている。
さらに管理制御部153は、送信対象抽出部158を通じて管理記憶部51に格納した建設機械10の位置情報及び顧客情報を参照することにより、送信対象エリアの内部に存在し、かつ所有者がステップS204において特定した所有者と一致する建設機械10を抽出する処理を行う(ステップS212)。
送信対象エリアにおいて建設機械10を抽出した管理制御部153は、指令送信部159を通じて所有者に稼働制限を行うか否かの許可入力依頼を送信し(ステップS213)、その後、所有者からの許可応答待ち状態となり(ステップS214)、この許可入力依頼に対して許可応答が与えられた場合(ステップS214:YES)、該当する建設機械10に対して稼働制限指令を送信する処理を行う(ステップS215)。この結果、異常発報を行った建設機械10、及びこの建設機械10と同じ所有者であって所定の送信対象エリアに存在し、かつ所有者が所望とする建設機械10の移動体端末装置40が一斉に動作し、エンジン停止、もしくはエンジン11の再始動が禁止されることになる。
尚、ステップS213において送信する許可入力依頼は、例えば所有者が所有する携帯電話等の所有者端末装置60に対して電子メールを送信することにより行う。所有者からの許可応答としては、そのまま電子メールの返信によるものでも良いし、送信する電子メールに応答用WebコンテンツのURLを記載しておけば、応答用Webコンテンツを通じて行うようにすることも可能である。
以降、予め設定したサイクルタイムで図7に示した処理を繰り返し実行することにより、実際に盗難の虞れのある建設機械10のみならず、その近辺に存在する建設機械10に対してもその盗難が抑止されることになり、可能性の高い建設機械10の盗難を未然に防止することが可能となる。
尚、図7に示したフローチャートにおいては、異常発報を行った建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であることを前提に処理を行うようにしているため、送信対象抽出部158において所有者が一致する建設機械10を抽出するようにしているが、必ずしもこれに限らない。例えば、異常発報を行った建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者でなかった場合にも管理制御部153によって送信対象エリアに存在する建設機械10の抽出を行い、さらに抽出した建設機械10の所有者が盗難抑止サービスの提供対象者であることを条件に稼働制限指令を送信するまでの処理を行うようにしても構わない。さらには、異常発報を行った建設機械10の所有者、並びに送信対象エリアに存在する建設機械10の所有者のいずれもが盗難抑止サービスの提供対象であるか否かに関わらず、本移動体監視システムの移動体端末装置40を搭載した全ての建設機械10に稼働制限指令を送信するまでの処理を行うようにしても良い。
また、上述した実施の形態2では、移動体として作業機12を備えた建設機械10を例示しているが、必ずしも建設機械10に限らず、サービスカー等の車両であっても同様に適用することが可能である。
また、上述した実施の形態1及び2では、いずれも建設機械と管理サーバとの間の通信手段として通信衛星CSを使用しているが、これに限らず、地上無線通信等、一般の地上無線機を介した無線通信や携帯電話器を用いた無線通信を使用してシステムを構成しても良い。
本発明の実施の形態1である移動体監視システムの概要を示す概念図である。 図1に示した移動体監視システムに適用される移動体の構成を示すブロック図である。 図1に示した移動体監視システムに適用される管理装置の構成を示すブロック図である。 図3に示した管理装置の管理制御部が実施する情報の受信処理を示すフローチャートである。 図4に示した管理装置による稼働制限指令の送信対象を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態2である移動体監視システムに適用される管理装置の構成を示すブロック図である。 図6に示した管理装置の管理制御部が実施する情報の受信処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 建設機械
11 エンジン
12 作業機
13 操作入力部
14 エンジン制御部
15 作業制御部
20 GPSセンサ
30 端末側送受信機
40 移動体端末装置
41 監視制御部
42 監視情報取得部
43 稼働制限部
44 通信処理部
45 発報部
46 端末記憶部
50 管理サーバ
51 管理記憶部
52 管理側送受信機
53 管理制御部
54 入力手段
55 表示手段
56 受信処理部
57 送信エリア設定部
58 送信対象抽出部
59 指令送信部
60 所有者端末装置
150 管理サーバ
153 管理制御部
156 受信処理部
157 送信エリア設定部
158 送信対象抽出部
159 指令送信部

Claims (6)

  1. 監視対象となる移動体に搭載され、該移動体に関する移動体情報を取得して送信する機能を有した移動体端末装置と、前記移動体から送信された移動体情報に基づいて移動体の管理を行う管理装置とを備える移動体監視システムであって、
    前記移動体端末装置は、
    移動体の位置情報を移動体情報として取得する情報取得部と、
    稼働制限指令が与えられた場合に移動体の稼働に制限を加える稼働制限手段と、
    移動体に盗難が発生したと判断した場合に前記管理装置に対して異常発報を行う発報手段と
    を備え、
    前記管理装置は、
    移動体端末装置からの異常発報を受信した場合に、予め稼働制限指令の送信対象となる移動体及びその所有者を設定した設定情報に基づいて異常発報を行った移動体及びその所有者を特定し、該特定した所有者が所有する所有者端末装置に対して設定範囲の入力依頼を送信し、この入力依頼に対して設定応答があった場合にこれに応じて送信対象エリアを設定するとともに、この送信対象エリアに存在する移動体に対してその稼働を制限するための稼働制限指令を送信する管理制御手段を備えた
    ことを特徴とする移動体監視システム。
  2. 前記管理装置は、設定された送信対象エリアに存在する移動体の所有者を特定し、該特定した所有者が所有する所有者端末装置に対して許可入力依頼を送信する一方、許可入力依頼に対して許可応答が与えられた場合に該当する移動体に対して稼働制限指令を送信することを特徴とする請求項1に記載の移動体監視システム。
  3. 前記移動体端末装置は、移動体の監視を行う監視モードが設定された場合に前記稼働制限手段を通じて、移動体に搭載されたエンジンの始動に制限を加える始動ロック機能を有効とし、
    前記発報手段は、前記始動ロック機構が有効となった状況下でエンジンの始動を検出した場合に現在の移動体の位置情報を含む異常発報を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動体監視システム。
  4. 前記発報手段は、移動体の監視を行う監視モードが設定された状況下において移動体の位置が予め設定した閾値を超えて変更されたと判断した場合に、この判断の基準となる直前の移動体の位置情報を含む異常発報を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動体監視システム。
  5. 前記管理制御手段は、送信した入力依頼に対して距離を指定する設定応答を受信した場合、この距離を半径とし、前記特定した所有者の移動体の位置を中心とした円を送信対象エリアとして設定することを特徴とする請求項1に記載の移動体監視システム。
  6. 前記管理制御手段は、入力依頼を送信した後、予め設定した制限時間内に設定応答を受信しなかった場合、予め設定した標準値を基準として送信対象エリアを設定することを特徴とする請求項1に記載の移動体監視システム。
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