JP2017030447A - 盗難通知装置、盗難通知システムおよび盗難通知方法 - Google Patents

盗難通知装置、盗難通知システムおよび盗難通知方法 Download PDF

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炯 王
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寛 木ノ下
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Munenori Maeda
宗則 前田
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Abstract

【課題】盗難された車両を早期発見すること。
【解決手段】本発明に係る盗難通知装置は、取得部と、算出部と、通知部とを備える。取得部は、車両に搭載された車載装置から車両に関する情報を取得する。算出部は、取得部によって取得された情報に基づいて通知範囲を算出する。通知部は、車両の盗難が検知された場合に、算出部によって算出された通知範囲にあるエネルギー供給施設およびカメラ設置施設のうち少なくとも一方の施設へ車両に関する情報を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、盗難通知装置、盗難通知システムおよび盗難通知方法に関する。
従来、車両に搭載されて移動体通信を行う車載用の移動体通信手段を制御する通信制御装置において、自車両の盗難を検知した場合に、移動体通信手段を介して、警察および警備会社に対して車両に関する情報を通知する通信制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−166120号公報
しかしながら、上記した通信制御装置では、警察および警備会社に車両に関する情報が通知されるため、車両を実際に発見できるまで時間を要する場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、盗難された車両を早期発見することができる盗難通知装置、盗難通知システムおよび盗難通知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る盗難通知装置は、取得部と、算出部と、通知部とを備える。取得部は、車両に搭載された車載装置から前記車両に関する情報を取得する。算出部は、前記取得部によって取得された前記情報に基づいて通知範囲を算出する。通知部は、前記車両の盗難が検知された場合に、前記算出部によって算出された前記通知範囲にあるエネルギー供給施設およびカメラ設置施設のうち少なくとも一方の施設へ前記車両に関する情報を通知する。
本発明によれば、盗難された車両を早期発見することができる盗難通知装置、盗難通知システムおよび盗難通知方法を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る盗難通知方法の概要を示す図である。 図2は、本実施形態に係る盗難通知システムの構成例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る車載装置の構成例を示す図である。 図4は、セキュリティーモードの解除方法の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る盗難通知装置の構成例を示す図である。 図6は、通知範囲の算出方法の一例を示す図である。 図7は、施設装置情報の一例を示す図である。 図8は、本実施形態に係る施設装置の構成例を示す図である。 図9は、エネルギー供給施設での判定例の一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る車載装置の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態に係る盗難通知装置の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、本実施形態に係る施設装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る盗難通知装置、盗難通知システムおよび盗難通知方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[1.盗難通知方法]
まず、本実施形態に係る盗難通知方法の概要について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係る盗難通知方法の概要を示す図である。かかる盗難通知方法は、たとえば、図1に示す車載装置2および盗難通知装置1によって実行される。なお、以下の説明では、エネルギーは、車両100の動力用のエネルギーを意味し、かかるエネルギーには、電気、ガソリン、水素、天然ガスなどが含まれる。
図1に示すように、盗難通知装置1は、盗難された車両100に搭載された車載装置2から車両100に関する情報(以下、車両情報と記載する)をインターネットなどのネットワークを介して取得する(ステップS001)。
次に、盗難通知装置1は、車載装置2より取得した車両情報に基づいて通知範囲Rを算出する(ステップS002)。車両情報には、たとえば、車両100の現在位置やエネルギー残量の情報が含まれており、盗難通知装置1は、現在位置やエネルギー残量の情報に基づいて、車両100が現在位置からエネルギー残量で走行可能な範囲を通知範囲Rとして算出することができる。たとえば、車両100が盗難にあった位置を中心とした円の内側である。
また、たとえば、車両100が牽引によって盗難されており、エネルギー残量の情報が取得出来ない場合、盗難通知装置1は、現在位置から牽引による移動速度で所定時間後に移動する可能性のある範囲を通知範囲Rとして算出することができる。
続いて、盗難通知装置1は、通知範囲R内にあるエネルギー供給施設Aおよびカメラ設置施設Aのうち少なくとも一方へ車両情報を通知する(ステップS003)。これは、車両100で通知範囲R外に行こうとした場合、車両100は通知範囲R内のエネルギー供給施設Aで少なくとも一度はエネルギーを補給する必要があるためであり、また、コンビニエンスストアや料金所などのようなカメラ設置施設Aに立ち寄る可能性があるからである。
盗難通知装置1から通知される車両情報は、たとえば、車両を識別するための情報(以下、識別情報と記載する)を含む。したがって、エネルギー供給施設Aやカメラ設置施設Aに車両情報を通知することで、エネルギー供給施設Aやカメラ設置施設Aに立ち寄った車両100を早期に発見することができる。
また、カメラ設置施設Aがたとえばコンビニエンスストアや料金所などのような車両100が立ち寄らないような施設であっても、車両情報を通知すれば、車両100は、通知範囲R内にいることになり、カメラ設置施設Aの施設装置などを用いて車両100を発見することができる。
このように、本実施形態に係る盗難通知装置1では、車両情報に基づいて通知範囲Rを算出し、通知範囲R内にあるエネルギー供給施設Aおよびカメラ設置施設Aに盗難された車両情報を通知することとしたので、盗難された車両100を早期発見することができる。
また、盗難通知装置1は、図1に示すように、通知範囲R外のエネルギー供給施設Bおよびカメラ設置施設Bに盗難された車両情報を通知しないことにより、通知処理の負荷を軽減することができる。また、通知範囲R外のエネルギー供給施設Bおよびカメラ設置施設Bに車両情報が通知しないことで、常に車両情報が通知される場合に比べ、エネルギー供給施設およびカメラ設置施設の従業員に対する注意喚起をより強く行うこともできる。
[2.盗難通知システム]
つづいて、図2を用いて盗難通知システムについて説明する。図2は、本実施形態に係る盗難通知システムの構成例を示す図である。なお、以下の説明では、エネルギー供給施設およびカメラ設置施設を総称して「施設」と記載する場合がある。
同図に示すように、盗難通知システムは、盗難通知装置1と、車載装置2と、施設装置3とを備える。盗難通知装置1は、車両100に搭載された車載装置2と、エネルギー供給施設およびカメラ設置施設にある施設装置3と、所有者の端末装置50と、たとえば無線通信網や広域データ通信網などを含むネットワークを介して相互に通信可能である。また、盗難通知装置1と施設装置3とは、有線で相互に接続されて通信可能とされてもよい。
そして、盗難通知装置1は、車両100の盗難を検知すると、車載装置2から取得した車両情報に基づいて、通知範囲Rを算出し、通知範囲R内にある施設装置3へ車両情報を通知する。また、盗難通知装置1は、車両100の所有者の端末装置50に対して、車両100が盗難されたことを送信することもできる。
施設装置3は、車両情報を取得すると、取得した車両情報に基づいて、施設で車両100を捜索する。そして、施設装置3は、車両100を発見すると、警察や警備会社に通報するとともに、たとえば、盗難通知装置1を介して所有者の端末装置50に、車両100を発見したことを通知することができる。
以下、車載装置2、盗難通知装置1、施設装置3について図3〜図12を参照してさらに詳細に説明する。
[3.車載装置2]
図3は、本実施形態に係る車載装置2の構成例を示す図である。図3に示すように、車載装置2は、車両100に搭載されている。かかる車両100は、バッテリー100aと、クラクション100bと、ハザード100cと、エネルギーセンサ100dと、車速センサ100eと、電源スイッチSW1とを具備している。また、車載装置2は、位置通信装置2Aと、車載装置本体2Bとを備える。
[3.1.位置通信装置2A]
位置通信装置2Aは、車両100の現在位置の情報である位置情報を盗難通知装置1に送信する機能を有しており、GPS(Global Positioning System)装置20aと位置通信部20bと、ACCコントローラ20cと、通信アンテナ21とを備えている。
また、位置通信装置2Aには、バッテリー100aから常に給電されており、所定の間隔で盗難通知装置1に車両100の位置情報を送信する。したがって、盗難通知装置1では、車両100の現在位置を監視することができる。
なお、位置通信装置2Aは、車載装置本体2Bとは別体とし、たとえば、車両100のグローブボックスなどの人目につかない場所に設置することが好ましい。これは、車両100が盗難される際に、窃盗犯によって位置通信装置2Aを壊されるリスクを低減するためである。
GPS装置20aは、GPS衛星から送出される電波をGPSアンテナ(図示せず)によって受信し、受信した電波をもとに車両100の現在位置を測位する機能を有し、測位した車両100の位置情報を位置通信部20bに出力する機能を備えている。
位置通信部20bは、盗難通知装置1とネットワークを介して車両100の位置情報の通信を行う。また、位置通信部20bは、通信アンテナ21と接続されている。通信アンテナ21は、盗難通知装置1と通信を行うアンテナで、たとえばロッドアンテナである。さらに、位置通信部20bは、ACCコントローラ20cを制御する機能を有している。
ACCコントローラ20cは、位置通信部20bを介して盗難通知装置1からACC電源起動要求を取得した場合、電源スイッチSW1をONに切り替える。ACCコントローラ20cが、電源スイッチSW1をONに切り替えると、車両100に搭載されたバッテリー100aから車載装置本体2B、クラクション100b、ハザード100c、エネルギーセンサ100dおよび車速センサ100eなどの装置(以下、車両装置と記載する場合がある)に給電される。以下、電源スイッチSW1がONである状態をACC電源がONであると記載し、電源スイッチSW1がOFFである状態をACC電源がOFFであると記載する場合がある。
電源スイッチSW1は、ACCコントローラ20cからの指示を受けて、ON/OFFするスイッチである。また、電源スイッチSW1は、ユーザによって車両100のACCスイッチ(図示せず)が操作されるのに対応して、ON/OFF制御される。
[3.2.車載装置本体2B]
車載装置本体2Bは、通信部22と、通信アンテナ23と、制御部24と、記憶部25と、車内カメラ26と、フロントカメラ27とを備える。
通信部22は、盗難通知装置1や端末装置50とネットワークを介して通信を行う。また、通信部22は、通信アンテナ23を備えている。通信アンテナ23は、盗難通知装置1や端末装置50とネットワークを介して無線通信を行うアンテナで、たとえばロッドアンテナである。
制御部24は、車両制御部24aと、モード切替部24bと、通知部24cと、取得部24dとを備える。かかる制御部24は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)を備えるマイクロコンピュータである。かかるCPUは、たとえば、ROMに予め記憶されたプログラムに従い、演算処理を行うことで、上述した車両制御部24a、モード切替部24b、通知部24cおよび取得部24dとして機能する。
[3.2.1 車両制御部24a]
車両制御部24aは、車両100に具備されたクラクション100bやハザード100cの動作を制御する。具体的には、通信部22を介して、盗難通知装置1や端末装置50からの指示を受けて、クラクション100bを鳴らしたり、ハザード100cを点滅させたりする。
なお、車両制御部24aでクラクション100bやハザード100cを制御している場合に、ユーザが車両100に設置されているクラクションボタンやハザードボタンを用いて操作しようとしても、ユーザの操作は無効となる。
したがって、たとえば、車両100が盗難された場合に、盗難通知装置1から、クラクション100bやハザード100cを遠隔操作することができ、遠隔操作によって、車両100の盗難を周囲に知らしめることができる。
[3.2.2 モード切替部24b]
モード切替部24bは、たとえばACCスイッチが操作されてACC電源がOFFになるタイミングで、「セキュリティーモード」をONに設定し、通信部22から、セキュリティーモードがONであることを示す情報を盗難通知装置1に通知させる。かかる情報に基づき、盗難通知装置1は、車両100の盗難検知処理を開始する。
また、ユーザが端末装置50(たとえばスマートフォン)を用いて所定の操作を行うと通信部22を介してかかる操作の情報が端末装置50からモード切替部24bへ通知される。これにより、モード切替部24bは、セキュリティーモードをOFFに切り替え、通信部22からセキュリティーモードがOFFであることを示す情報を盗難通知装置1に通知させる。かかる情報に基づき、盗難通知装置1は、車両100の盗難検知処理を解除する。
ここで、セキュリティーモードの解除方法について図4を用いて説明する。図4は、セキュリティーモードの解除方法の一例を示す図である。なお、以下の処理は、車載装置2の制御部24が、車両100の所有者の端末装置50との間で情報の送受信を行うことによって実現される。
図4に示すように、たとえば、車両100のエンジンが起動すると、車載装置2の制御部24から端末装置50に送信される情報に基づき、端末装置50には、「エンジンが起動しました。セキュリティーモードを解除しますか?」といったナビ画像51が表示される。
そして、所有者自身がエンジンを起動させた場合、もしくは、所有者の家族や友達などの任意の人に車両100を貸してエンジンを起動させた場合は、所有者の判断によって、設定解除ボタンB1を押下する。これにより、端末装置50から車載装置2へ設定解除要求が通知され、セキュリティーモードの設定が解除される。
一方、所有者の知らない間に車両100のエンジンが起動した場合は、車両100の所有者は、車内確認ボタンB2を押下する。これにより、端末装置50から車載装置2に対して車内監視要求が行われ、車内カメラ26によって撮像される車両100内の画像が車載装置2から所有者の端末装置50に通知されて端末装置50の表示部に表示される。
端末装置50に表示される画像に所有者の見知らぬ人(すなわち窃盗犯)が撮像されていた場合は、所有者は、上述したようにクラクション100bやハザード100cを所有者の端末装置50から遠隔操作し、車両100の盗難を周囲に知らしめることができる。
このように、車両100のエンジンが起動すると、車両100の所有者の端末装置50に、セキュリティーモードを解除するか否かを確認することとしたので、所有者が車両100に乗っていない場合であっても、車両100のエンジンの起動を確認することができ、所有者の判断でセキュリティーモードを解除することができる。
[3.2.3 通知部24c]
ここで、図3に戻って説明する。通知部24cは、取得部24dやモード切替部24bから取得した情報を通信部22からネットワークを介して盗難通知装置1や端末装置50などに通知する。また、通知部24cは、ネットワークを介して盗難通知装置1や端末装置50から通信部22で受信される情報を車両制御部24a、モード切替部24bおよび取得部24dなどに出力する。
[3.2.4 取得部24d]
取得部24dは、エネルギーセンサ100dから車両100のエネルギー残量と、車速センサ100eから車速情報と、記憶部25から、画像情報25aと、固有情報25bとをそれぞれ取得する。そして取得したかかる情報を通知部24cへ出力する。
[3.2.5 車内カメラ26、フロントカメラ27]
車内カメラ26は、車両100内を撮像するための車両100内に固定されたカメラであり、車内カメラ26で撮像された画像からドライバの顔が認識可能な位置に設置される。
フロントカメラ27は、たとえば車両100内に固定され、車両100の走行方向の道路や建物などの画像を撮像する。なお、車内カメラ26およびフロントカメラ27は、盗難通知装置1からの指示に従って所定の位置を撮像することとしてもよいし、車載装置本体2Bの電源がONの場合に常時所定の位置を撮像することとしてもよい。
また、車内カメラ26およびフロントカメラ27で撮像された画像は、記憶部25に画像情報25aとして記憶され、盗難通知装置1の要求に応じて、取得部24dを介して通知部24cへ出力される。これにより、車内カメラ26およびフロントカメラ27で撮像された画像がネットワークを介して盗難通知装置1や端末装置50へ通知される。
[3.2.6 記憶部25]
記憶部25は、たとえばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
画像情報25aは、車内カメラ26およびフロントカメラ27で撮像された画像の情報である。固有情報25bは、車両100に固有の情報であり、たとえば、車両100のナンバープレートや車種、車体の色といった情報である。固有情報25bは、たとえば、車載装置2を車両100に設置する際に車両100の所有者によって入力される。
[4.盗難通知装置1]
続いて、盗難通知装置1の内部構成について図5を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る盗難通知装置1の構成例を示す図である。図5に示すように、盗難通知装置1は、通信アンテナ11と、通信部12と、制御部13と、記憶部15とを備えている。
[4.1.通信アンテナ11および通信部12]
通信アンテナ11は、たとえばロッドアンテナである。通信部12は、通信アンテナ11と接続され、盗難通知装置1、端末装置50および施設装置3とネットワークを介して通信を行う。また、通信部12は、通信アンテナ11と接続されている。なお、以下の説明では、通信部12が、車載装置2から取得するすべての情報の総称を車両情報とする。
[4.2.制御部13]
制御部13は、取得部13aと、盗難判定部13bと、算出部13cと、抽出部13dと、通知部13eとを備える。かかる制御部13は、たとえば、CPU、RAMおよびROMを備えるマイクロコンピュータである。かかるCPUは、たとえば、ROMに予め記憶されたプログラムに従い、演算処理を行うことで、上述した取得部13a、盗難判定部13b、算出部13c、抽出部13dおよび通知部13eとして機能する。
[4.2.1 取得部13a]
取得部13aは、ネットワークを介して盗難通知装置1から通信部12が受信した車両情報やセキュリティーモードの状態を示す情報(以下、セキュリティーモード情報と記載する)などを取得する。また、取得部13aで取得した車両情報は、盗難判定部13bに出力される。
[4.2.2 盗難判定部13b]
盗難判定部13bは、取得部13aから取得したセキュリティーモード情報に基づいて、セキュリティーモードがONであるか否かを判定し、セキュリティーモードがONである場合に、車両100が盗難されたか否かを判定する盗難検知処理を行う。かかる盗難検知処理において、盗難判定部13bは、車両100の位置が所定距離以上移動すると、車両100が盗難されたと判定する。
盗難判定部13bは、車両100が盗難されたと判定した場合、車両情報に車速情報が含まれているか否かを判定する。車両100のACC電源がONである場合、車載装置本体2Bから車速情報が送信されるが、車両100のACC電源がOFFである場合、車載装置本体2Bへの給電が行われないため、車載装置本体2Bから車速情報が送信されない。
盗難判定部13bは、車両情報に車速情報が含まれる場合、車両100のACC電源がONであるため、車両100が自走で盗難されたと判定する。一方、車両情報に車速情報が含まれていない場合は、車両100のACC電源がOFFになっているため、車両100のエンジンが停止しているのにも関わらず車両100が移動していることを意味する。そこで、車両情報に車速情報が含まれない場合、盗難判定部13bは、レッカー移動など牽引されて盗難されたと判定する。
盗難判定部13bは、車両100の盗難が自走によるものかもしくは牽引によるものかを示す情報である「盗難情報」を生成し、盗難情報と車両情報とを算出部13cに出力する。
また、盗難判定部13bは、車両情報に車速情報が含まれない場合、車両100のACC電源がOFFであると判定し、車両100のACC電源をONにするように通信部12を介して、車載装置2に指示する。
[4.2.3 算出部13c]
算出部13cは、車両100の車両情報に基づいて、通知範囲Rを算出する。たとえば、算出部13cは、車両100の位置情報やエネルギー残量に基づいて、通知範囲Rを算出することができる。
かかる算出部13cは、まず、盗難判定部13bから、車両情報と、盗難情報とを取得し、記憶部15から地図情報15aを取得する。
次に、盗難情報が車両100の盗難が自走によるものであることを示す情報である場合は、算出部13cは、車両情報に含まれるエネルギー残量と位置情報と、地図情報15aとに基づいて、車両100がエネルギー残量で走行可能な距離を算出する。そして、算出部13cは、車両100の位置を中心として、かかる走行可能な距離で走行可能な経路をすべて算出する。算出された経路を繋いだ枠の内側が通知範囲Rとなる。
一方、盗難情報が車両100の盗難が牽引されていることを示す情報である場合に、算出部13cは、エネルギー残量を使用せずに位置情報と地図情報15aとから通知範囲Rを算出する。具体的には、算出部13cは、車両100の位置を中心とする、たとえば300キロメートルの半径の円の内側を通知範囲Rとして算出する。
これは、牽引されている場合に、車両100が移動可能な範囲は、エネルギー残量に依存しないためである。ただし、牽引後に車両100が自走する場合を考慮し、位置情報と地図情報15aとから通知範囲Rを算出した後に、算出した通知範囲Rからさらにエネルギー残量で走行可能な距離を算出してもよい。
ここで、盗難情報が車両100の盗難が自走によるものだった場合の算出部13cの通知範囲の算出方法について図6を用いて説明する。図6は、通知範囲の算出方法の一例を示す図である。
算出部13cは、たとえば、車載装置2からエアコンの使用の有無の情報を取得し、エアコンの使用の有無によって通知範囲を算出する。すなわち、算出部13cは、エアコンを使用していない場合の通知範囲R2よりも車両100がエアコンを使用している場合の通知範囲R1を小さく算出する。これは、エアコンを使用中の場合の方が、エアコン使用無の場合に比べて燃費が悪く、かかる燃費によって走行可能な距離が短くなるためである。
また、かかる燃費は、エアコンの使用の有無のほかにも、車両100の車速や、ヘッドライトの使用の有無などの情報によって、適宜変更されることとしてもよい。
また、算出部13cは、地図情報15aから走行可能な経路における地形の起伏情報を取得し、起伏情報に基づいて、通知範囲Rを算出することとしてもよい。つまり、登り坂が多い経路では、車両100の燃費が悪くなるために、通知範囲Rを狭く計算し、下り坂が多い経路では、通知範囲Rを広く計算する。
また、記憶部15には、車種と燃費とを対応付けたテーブルを記憶することができ、算出部13cは、車両情報に含まれる固有情報25bから車両100の車種を判定し、かかる車種の燃費を記憶部15に記憶されたテーブルから判定することができる。これにより、算出部13cは、車種に応じた燃費に基づいて通知範囲Rを算出することができる。
このように、算出部13cは、車両100のエネルギー残量と燃費と走行可能な経路の地形の起伏情報から、通知範囲Rを算出する。したがって、適切な通知範囲Rを算出することができる。
[4.2.4 抽出部13d]
ここで図5に戻って説明する。抽出部13dは、通知範囲R内にある、エネルギー供給施設とカメラ設置施設とを抽出する。具体的には、まず、抽出部13dは、盗難判定部13bから車両情報と、通知範囲Rと、記憶部15から施設装置情報15bとをそれぞれ取得する。つづいて、抽出部13dは、通知範囲R内にある施設装置3を抽出し、抽出した施設装置情報15bを通知部13eに出力する。
ここで、記憶部15が記憶する施設装置情報15bについて図7を用いて説明する。図7は、施設装置情報の一例を示す図である。
図7に示すように、施設装置情報15bは、たとえば、車両100のエネルギーの種類や、施設の種類によって分類されており、施設の名前、住所、営業時間、店休日、監視カメラの有無といった情報が含まれている。
抽出部13dは、施設の住所と通知範囲Rとを照合し、通知範囲R内にあるエネルギー供給施設およびカメラ設置施設を抽出する。つづいて、抽出部13dは、抽出したかかる施設の中から、盗難通知装置1が車両100の盗難を検知した時刻に、営業しているエネルギー供給施設およびカメラ設置施設をさらに抽出する。
具体的には、たとえば、車両100がガソリン車で、車両100の盗難を検知した時刻に、抽出したガソリン供給施設で営業している施設がニコニコスタンド(図7参照)だけであった場合に、抽出部13dは、ニコニコスタンドのみを抽出する。
また、抽出部13dは、抽出したエネルギー供給施設の中から、車両100のエネルギーの種類に基づいて、さらに抽出することとしてもよい。たとえば、抽出部13dは、車両100がガソリン車だった場合に、ガソリン供給施設のみを抽出し、電気自動車用充電施設などのガソリン以外のエネルギー供給施設を抽出しないこととしてもよい。なお、抽出部13dは、車両情報に含まれる固有情報25bから車両100の車種を判定し、かかる車種から車両100のエネルギーの種類を判定することができる。
[4.2.5 通知部13e]
図5に戻って説明する。通知部13eは、抽出部13dから取得した施設装置情報15bを通信部12からネットワークを介して車載装置2、施設装置3、所有者の端末装置50へ通知する。また、通信部12は、盗難判定部13bからの要求に基づき、ACC電源起動要求を車載装置2へ出力することによって車両100のACC電源をONにするように車載装置2に指示する。
[5.施設装置3]
続いて、施設装置3の内部構成について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係る施設装置の構成例を示す図である。
図8に示すように、施設装置3は、通信アンテナ31と、通信部32と、制御部33と、記憶部35とを備える。また、施設装置3は、エネルギー供給施設に設置される場合、監視カメラ41とエネルギー供給装置42に接続され、カメラ設置施設に設置される場合、監視カメラ41に接続される。
エネルギー供給施設に設置される監視カメラ41は、たとえば、車両100の搭乗者がエネルギー供給装置42でエネルギー供給をしようとした場合に、車両100のナンバープレートを撮像可能な位置に設置される。カメラ設置施設に設置される監視カメラ41は、たとえば、施設を利用する人の顔を撮像可能な位置に設置される。
[5.1.通信アンテナ31および通信部32]
通信アンテナ31は、盗難通知装置1と、警察および警備会社と、通信を行うアンテナであり、たとえばロッドアンテナである。通信部32は、盗難通知装置1と、警察および警備会社と、ネットワークを介して通信を行う。通信部32は、たとえば、盗難通知装置1から車両100の固有情報25bを取得すると記憶部35に記憶する。
[5.2.制御部33]
制御部33は、解析部33aと、判定部33bと、報知部33cとを備えている。かかる制御部33は、たとえば、CPU、RAMおよびROMを備えるマイクロコンピュータである。かかるCPUは、たとえば、ROMに予め記憶されたプログラムに従い、演算処理を行うことで、上述した解析部33a、判定部33bおよび報知部33cとして機能する。
[5.2.1 解析部33a]
解析部33aは、監視カメラ41から取得した撮像画像に基づき、施設を利用する車両100のナンバープレートを解析する。また、解析部33aは、撮像画像から顔認証を行う機能を有している。解析部33aによって解析された情報は、解析情報35aとして記憶部35に記憶される。
つまり、解析部33aは、エネルギー供給施設では、エネルギー供給施設を利用する車両のナンバープレートを解析する。一方、カメラ設置施設では、解析部33aは、施設を利用する人の顔の画像を解析することになる。
[5.2.2 判定部33b]
施設装置3がエネルギー供給施設に備えられている場合、判定部33bは、記憶部35に記憶された固有情報25bと、解析情報35aとを照合して、車両100が施設を利用しているか否かを判定する。
そして、解析情報35aと一致するナンバープレートの番号が固有情報25bに含まれる場合(すなわち車両100を発見した場合)、判定部33bは、通信部32および報知部33cに車両100を発見したことを示す「車両発見情報」を出力する。
また、判定部33bは、車両100を発見した場合、車両100に対してエネルギーを供給しないもしくは、車両100に対してエネルギーの供給速度を遅くするといった指示をエネルギー供給装置42に出力する。
また、施設装置3がカメラ設置施設に備えられている場合に、判定部33bは、車内カメラ26で撮像された窃盗犯の顔の画像と、解析情報35aとを照合し、窃盗犯のカメラ施設の利用を監視する。判定部33bは、たとえば、車内カメラ26で撮像された窃盗犯の顔の画像と解析情報35aとが一致した場合(すなわち車両100の窃盗犯を発見した場合)、通信部32を介して警察および警備会社に通報することができる。
このように、施設装置3は、エネルギー供給施設では、車両100を捜索し、カメラ設置施設では、窃盗犯を捜索することになる。したがって、たとえば、窃盗犯が車両100を置いて逃げた場合であっても、窃盗犯を発見することができる。
ここで、エネルギー供給施設での判定手法の詳細について図9を用いて説明する。図9は、エネルギー供給施設での判定例の一例を示す図である。
図9に示すように、車両100のエネルギーの種類によって、エネルギー供給装置42での車両100に対する制限内容が異なる。たとえば、車両100のエネルギーがガソリンだった場合に、判定部33bは、車両100に対して、給油させない、もしくは、給油の速度を遅くするといった制限をする。なお、判定部33bは、車両100のエネルギーが、水素、天然ガスだった場合にもガソリンと同じ判定をすることとしてもよい。
一方、車両100のエネルギーが電気だった場合に、判定部33bは、車両100に対して、充電させない、もしくは、車両100から放電させるといった制限をする。つまり、エネルギー供給装置42で、車両100からエネルギーを放電させることで、車両100をかかるエネルギー供給施設から逃走できなくさせる。
このように、エネルギー供給施設で、車両100に対するエネルギーの供給を制限することで、車両100を早期に取り押さえることができる。
[5.2.3 報知部33c]
図8にもどって説明する。報知部33cは、たとえば、ディスプレイパネルとスピーカとを具備しており、車両100の固有情報25bおよび上記した車両発見情報を、施設管理者や施設の従業員に対して報知する。また、報知部33cは、判定部33bが車両100の窃盗犯を発見した場合、施設の管理者または、従業員に対して窃盗犯がいることを報知することができる。
[6.1 車載装置2の処理フロー]
次に、車載装置2の車載装置本体2Bによって実行される処理手順について図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る車載装置2の処理手順を示すフローチャートであり、車載装置本体2Bの制御部24によって繰り返し実行される処理である。
図10に示すように、車載装置本体2Bは、たとえばACCスイッチが操作されてACC電源がOFFになるタイミングで、セキュリティーモードをONにする(ステップS101)。これにより、盗難通知装置1による車両100の盗難検知処理が開始される。
次に、ACC電源をONにする指示が盗難通知装置1から通知されたか否かを判定する(ステップS102)。ACC電源をONにする指示が通知されたと判定した場合(ステップS102,Yes)、車載装置本体2Bは、ACC電源をONにする(ステップS103)。
ACC電源をONにする指示が通知されていない場合(ステップS102,No)、または、ステップS103の処理が終了した場合、車載装置本体2Bは、ACC電源がONであるかを判定する(ステップS104)。
ACC電源がONでなかった場合(ステップS104,No)、車載装置本体2Bは、処理をステップS102に移行する。一方、ACC電源がONであった場合(ステップS104,Yes)、盗難通知装置1から、車内カメラ26で運転者の顔画像を撮像する指示を受け付ける(ステップS105)。車載装置本体2Bは、車両情報を盗難通知装置1へ送信して(ステップS106)処理を終了する。
なお、車載装置2の位置通信装置2Aは、上述したように、ACC電源の状態に関わらず、所定の間隔で盗難通知装置1に車両100の位置情報を送信する。なお、車載装置本体2Bの制御部24は、車両100の盗難が発生した場合に、盗難通知装置1からの要求に基づいて、車両情報を盗難通知装置1へ送信することもできる。
[6.2 盗難通知装置1の処理フロー]
次に、盗難通知装置1によって実行される処理手順について図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る盗難通知装置1の処理手順を示すフローチャートであり、盗難通知装置1の制御部13によって繰り返し実行される。
図11に示すように盗難通知装置1の盗難判定部13bは、車載装置2から送信される位置情報に基づき、車両100の所定距離以上移動を検知すると(ステップS201)、盗難判定部13bは、車両100がセキュリティーモードONかを判定する(ステップS202)。ステップS202の判定によってセキュリティーモードがONでなかった場合は(ステップS202,No)、盗難ではないと判断し処理を終了する。
一方、ステップS202の判定によって、車両100がセキュリティーモードONであった場合は、盗難判定部13bは、車両100が盗難されたと判定する(ステップS202,Yes)。つづいて、盗難判定部13bは、車両情報に車速情報が有るか否かを判定する(ステップS203)。
車両情報に車速情報が無い場合は(ステップS203,No)、車両100のACC電源がOFFになっている状態なので、盗難判定部13bは、車載装置2に対してACC電源ONを指示し(ステップS204)、ステップS205以降の処理を実行する。
車両情報に車速情報が有った場合は(ステップS203,Yes)、盗難判定部13bは、車内カメラ26で運転者の顔の撮像を指示する(ステップS205)。つづいて、算出部13cは、車両情報を取得する(ステップS206)。そして、算出部13cは、通知範囲Rを算出する(ステップS207)。
次に、抽出部13dは、通知範囲R内にある施設装置3を抽出する(ステップS208)。そして、通知部13eは、抽出部13dによって抽出された施設装置3に対して車両100の固有情報25bを送信して(ステップS209)、処理を終了する。
[6.3 施設装置3の処理フロー]
次に、施設装置3によって実行される処理手順について図12を用いて説明する。図12は、本実施形態に係る施設装置3の処理手順を示すフローチャートであり、施設装置3の制御部33によって繰り返し実行される処理である。
図12に示すように、施設装置3は、盗難通知装置1から、車両100の固有情報25bを取得すると(ステップS301)、施設に監視カメラがあるか否かを判定する(ステップS302)。施設に監視カメラがない場合は(ステップS302,No)、報知部33cによって固有情報25bを施設の従業員に報知して(ステップS303)、処理を終了する。
一方、施設に監視カメラがあった場合(ステップS302,Yes)、解析部33aで施設に設置されている監視カメラ41の画像情報を解析する(ステップS304)。つづいて、判定部33bは、固有情報25bが解析結果と一致するか否かを判定する(ステップS305)。
解析結果と一致しなかった場合は(ステップS305,No)、ステップS304以降の処理に戻って、解析部33aは、監視カメラ41の画像情報を解析する。一方、固有情報25bと解析結果とが一致する場合は(ステップS305,Yes)、施設がエネルギー供給施設であるか否かを判定する(ステップS306)。
ステップS306の判定において、エネルギー供給施設でなかった場合(S306,No)、ステップS308以降の処理を実行する。一方、エネルギー供給施設であった場合は(ステップS306,Yes)、車両100に対するエネルギー供給を制限する(ステップS307)。そして、車両100の所在を近隣の警察署に通報して(ステップS308)、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る盗難通知装置は、取得部と、算出部と、通知部とを備える。取得部は、車両に搭載された車載装置から車両に関する情報を取得する。算出部は、取得部によって取得された情報に基づいて通知範囲を算出する。通知部は、車両の盗難が検知された場合に、算出部によって算出された通知範囲にあるエネルギー供給施設およびカメラ設置施設のうち少なくとも一方の施設へ車両に関する情報を通知する。したがって、盗難された車両を早期発見することができる。
ところで、上述した実施形態では、カメラ設置施設が監視カメラを備えるコンビニなどの店舗である場合を例に挙げたが、これに限られるものではない。すなわち、かかる施設装置3は、ドライブレコーダに適用することも可能である。
すなわち、車両に搭載されたドライブレコーダに具備されたフロントカメラで、たとえば、ほかの車両のナンバープレートを撮像し、車両100のナンバープレートと一致した場合に、車両100を撮像した画像と、車両100の位置情報および走行方向とを盗難通知装置1に送信することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、盗難通知装置1が車両100の盗難を検知する場合について説明したが、車両100の盗難を検知するのは、車載装置2であってもよい。この場合、車載装置2は、たとえば、盗難通知装置1が行った盗難検知処理と同様の処理によって盗難検知を行うことができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 盗難通知装置
2 車載装置
2A 位置通信装置
2B 車載装置本体
3 施設装置
13a 取得部
13b 盗難判定部
13c 算出部
13d 抽出部
13e 通知部
15a 地図情報
15b 施設装置情報
20a GPS装置
20b 位置通信部
20c ACCコントローラ
24 制御部
24a 車両制御部
24b モード切替部
24c 通知部
24d 取得部
25 記憶部
25a 画像情報
25b 固有情報
26 車内カメラ
27 フロントカメラ
33a 解析部
33b 判定部
33c 報知部
35a 解析情報

Claims (10)

  1. 車両に搭載された車載装置から前記車両に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記情報に基づいて通知範囲を算出する算出部と、
    前記車両の盗難が検知された場合に、前記算出部によって算出された前記通知範囲にあるエネルギー供給施設およびカメラ設置施設のうち少なくとも一方の施設へ前記車両に関する情報を通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする盗難通知装置。
  2. 前記取得部が取得する前記車両に関する情報は、
    前記車両のエネルギー残量および前記車両の位置の情報を含み、
    前記算出部は、
    前記エネルギー残量および前記車両の位置に基づいて前記通知範囲を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の盗難通知装置。
  3. 前記取得部が取得する前記車両に関する情報には、
    前記車両の位置の情報を含み、
    前記算出部は、
    前記車両の位置の変化に基づいて前記通知範囲を算出すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の盗難通知装置。
  4. 前記取得部が取得する前記車両に関する情報は、
    前記車両の固有情報を含み、
    前記通知部は、
    前記車両の固有情報を前記少なくとも一方の施設へ通知すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の盗難通知装置。
  5. 前記エネルギー供給施設は、
    前記通知部によって通知された前記車両に関する情報に基づき、当該車両に対するエネルギーの供給を制限すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の盗難通知装置。
  6. 前記エネルギー供給施設は、
    前記車両が電気自動車である場合に、前記車両からエネルギーを放電させること
    を特徴とする請求項5に記載の盗難通知装置。
  7. 前記取得部が取得する前記車両に関する情報は、
    前記車両に搭載された撮像装置で撮像された画像情報を含み、
    前記通知部は、
    前記画像情報を前記少なくとも一方の施設へ通知すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の盗難通知装置。
  8. 前記通知部は、
    前記算出部によって算出された前記通知範囲、および/または、前記通知範囲にあるエネルギー供給施設およびカメラ設置施設の少なくとも一方の施設の情報を前記車両の所有者の端末装置へ通知すること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の盗難通知装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の盗難通知装置と、
    前記車載装置と、
    前記少なくとも一方の施設と、
    を備えることを特徴とする盗難通知システム。
  10. 車両に搭載された車載装置から前記車両に関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記情報に基づいて通知範囲を算出する算出工程と、
    前記車両の盗難が検知された場合に、前記算出工程によって算出された前記通知範囲にあるエネルギー供給施設およびカメラ設置施設のうち少なくとも一方の施設へ前記車両に関する情報を通知する通知工程と、
    を含むことを特徴とする盗難通知方法。
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