JP2022053576A - 自動通報機能を有する車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急状態が発生している車両において、自車の通常の通信手段とは別の代替手段を用いて、緊急通報をサーバ装置へ即時的に送信する方法を提供する。【解決手段】自動緊急通報システムにおいて、自動通報機能を有する車両は、緊急事態が発生した場合にST1Y、緊急情報を収集しST3、収集したリッチな緊急情報を自動緊急通報システムのサーバ装置へ送信する場合に、通常の通信手段を用いて基地局を通じて送信することが可能か否か判断しST4、可能な場合ST4Y、通常の手段でリッチな緊急情報をサーバ装置へ送信するST5。不可能な場合ST4N、基地局とは別の外部装置との間で制限された通信を実行する別の通信手段を用い、別の通信手段の通信制限を解除しST6、別の外部装置を介して、リッチな緊急情報をサーバ装置へ送信するST8。【選択図】図5

Description

本発明は、自動通報機能を有する車両に関する。
自動車といった車両では、事故などの緊急事態が発生した場合に、緊急通報することが考えられる(特許文献1)。そして、たとえば自動車では、自動緊急通報システムが実用化されている。自動緊急通報システムでは、事故に遭った自動車は、自動車に設けられる自動通報装置を用いて、事故時の乗員保護装置の動作状態、位置、事故での衝撃の入力方向および強さといった事故時の情報を、コールセンタのサーバ装置へ即時的に送信する。コールセンタでは、サーバ装置が受信した事故時の情報を確認し、ドクターヘリや救急の出動部隊に対して出動を要請する。これにより、事故時の情報に基づいて緊急出動を行うことができるため、事故にあった人を救うことができる可能性が高くなる。
特表2018-513804号公報
しかしながら、事故などの緊急事態が発生した車両は、その直後において緊急通報することを適切に実行できない可能性がある。たとえば事故により自動緊急通報システムのために車両に設けられている通信装置が故障したり、停止したりする可能性がある。このような場合、事故などの緊急事態が発生した車両は、緊急通報を適切に実行することができなくなる。
このように緊急時に通信の状態が情報の送信に充分でない場合は、緊急状態が発生している車両は、自車の通信手段とは別の代替手段を用いてでも、緊急通報を、サーバ装置へ即時的に送信することが望ましい。
本発明の一形態に係る自動通報機能を有する車両は、基地局と通信するために車両に設けられ、緊急事態が発生した場合に前記基地局を通じて、車両の自動緊急通報システムのサーバ装置へ緊急情報を送信することができる第一通信装置と、緊急事態の発生時に前記第一通信装置を用いて前記緊急情報を前記サーバ装置へ自動的に送信する制御部と、前記基地局とは別の外部装置と通信するために前記第一通信装置とは別に前記車両に設けられ、前記外部装置との間で制限された通信を実行する第二通信装置と、を有し、前記制御部は、緊急事態の発生時に前記第一通信装置が前記サーバ装置へ即時的に前記緊急情報を送信可能か否か判断し、前記緊急情報を即時的に送信可能である場合、前記第一通信装置を用いて前記緊急情報を前記サーバ装置へ即時的に送信し、前記緊急情報を即時的に送信できない場合、前記第二通信装置の通信制限を解除し、前記第二通信装置および前記外部装置を用いて、前記緊急情報を前記サーバ装置へ送信する。
好適には、前記制御部は、緊急事態が発生した後に、緊急事態の発生後に情報を収集し、緊急事態の発生の前後に収集したリッチな前記緊急情報が前記第一通信装置により即時的に送信可能か否かを判断し、緊急事態の発生の前後に収集したリッチな前記緊急情報を即時的に送信可能である場合、前記第一通信装置を用いてリッチな前記緊急情報を前記サーバ装置へ即時的に送信し、緊急事態の発生の前後に収集したリッチな前記緊急情報を即時的に送信できない場合、前記第二通信装置の通信制限を解除し、前記第二通信装置および前記外部装置を用いてリッチな前記緊急情報を前記サーバ装置へ送信する、とよい。
ここで、リッチな緊急情報には、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報が含まれても、それ以外の事故状況を判断するための他の情報が含まれても、よい。
好適には、前記制御部は、リッチな前記緊急情報として、緊急事態の発生後に前記車両の車内を撮像した画像データを収集する、とよい。
好適には、前記制御部は、前記第一通信装置が前記基地局との間に確立している通信路の通信容量、および、前記第一通信装置が通信可能な前記基地局の通信性能、の中の少なくとも一方の情報に基づいて、収集したリッチな前記緊急情報が前記第一通信装置により即時的に送信可能か否かを判断する、とよい。
好適には、前記第二通信装置は、車内にある前記外部装置としての通信端末と通信するために前記車両に設けられるものであって、前記外部装置を認証した通信または通信範囲を車内に制限した通信により前記外部装置との通信を実行し、前記制御部は、収集したリッチな前記緊急情報を前記第一通信装置により即時的に送信できない場合、前記第二通信装置についての認証による通信制限または通信範囲による車内の通信制限を解除し、前記第二通信装置において認証されていない前記外部装置を通じて前記緊急情報を前記サーバ装置へ送信する、とよい。
本発明では、車両は、車両に緊急事態が発生した場合、その緊急事態についての緊急情報を、第一通信装置および基地局を通じて車両の自動緊急通報システムのサーバ装置へ自動的に送信する。これにより、サーバ装置において、車両の緊急事態について即時的に把握することができる。
しかも、本発明では、車両には、基地局とは別のたとえば事故現場近くに存在する歩行者の携帯端末や、乗員自身の携帯端末といった外部装置と通信するために第二通信装置が、第一通信装置とは別に車両に設けられる。第二通信装置は、通常走行時には、乗員の携帯端末といった事前に認証登録した外部装置との間で制限された通信を実行する。そして、制御部は、緊急事態の発生時に第一通信装置がサーバ装置へ即時的に緊急情報を送信可能か否か判断し、緊急情報を即時的に送信できない場合、第二通信装置の通信制限を解除し、第二通信装置および外部装置を用いて、緊急情報をサーバ装置へ送信する。これにより、たとえば事故などの緊急事態により第一通信装置が緊急情報を送信できない場合や、緊急状態にある車両の位置において第一通信装置が基地局との間で緊急情報を送信できない場合においても、制御部は、第二通信装置を用いて、緊急情報を外部装置へ送信し、さらにサーバ装置へ送信することができる。サーバ装置は、緊急事態における車両の状態にかかわらず、緊急情報を可能な限り即時的に受信することができる。
このように緊急時に通信の状態が情報の送信に充分でない場合は、緊急状態が発生している車両は、自車の通信手段とは別に、代替手段を用いてでも、事故時の情報としては送信され得ないリッチな情報を、サーバ装置へ即時的に送信することができる。緊急状態が発生している車両は、緊急事態の発生時に第一通信装置がサーバ装置へ即時的に緊急情報を送信可能でないとしても、第二通信装置による異なる通信経路を経由することにより、サーバ装置へのデータの到達可能性を上げることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動緊急通報システムの一例の説明図である。 図2は、図1において緊急通報を受信するコールセンタのサーバ装置の説明図である。 図3は、図1において人員を急行させる出動部隊のクライアント端末の説明図である。 図4は、図1において事故といった緊急状態が生じ得る自動車の、自動通報装置として機能可能な制御系の説明図である。 図5は、図1の自動緊急通報システムにおいて、衝突事故に遭った自動車において実行される乗員保護処理および自動通報処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、図1の自動緊急通報システムの全体での自動通報処理の一例の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動緊急通報システム1の一例の説明図である。
図1の自動緊急通報システム1は、自動車10などによる道路の事故を管理する機関のコールセンタで使用するサーバ装置2、消防などの救命出動部隊で使用するクライアント端末3、複数の自動車10に設けられる自動通報装置4、および、これらに通信回線を提供する無線通信ネットワーク5、を有する。無線通信ネットワーク5は、自動通報装置4などの無線端末と通信するためにたとえば道路に沿って地域に分散して設けられる基地局6、複数の基地局6を接続する通信網7、を有する。複数の基地局6は、たとえば幹線道路などに沿って設けられ、それぞれが通信可能なゾーン内の複数の無線端末が接続されるアクセスポイントとして機能する。そして、通信網7には、図1に示すように、コールセンタのサーバ装置2、救命出動部隊のクライアント端末3、が接続される。
このような事故発生時の自動緊急通報システム1では、事故に遭った自動車10は、その検出に基づいて即時的に、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報をコールセンタのサーバ装置2へ自動的に送信する。緊急事態が発生していることを通報するための故時情報には、事故時の乗員保護装置80の動作状態、事故の地点、事故での衝撃の入力方向および強さ、が含まれる。自動車10は、自動通報機能を有する。コールセンタでは、サーバ装置2が受信した事故時情報に基づいて、出動要請をかける。コールセンタは、事故の状態に応じた救命出動部隊を選択して出動要請を出すことができる。出動要請は、サーバ装置2から救命出動部隊のクライアント端末3へ送信される。救命出動部隊は、受信した出動要請に基づいて、救急車11やドクターヘリを出動させる。救急車11やドクターヘリは、事故の状態に対応するように、事故の状態を把握している状態で、事故現場へ向かって出動できる。救急出動した救急車11やドクターヘリは、事故の当事者に対して、適切な救命処理を、短いリードタイムで提供することができる。
なお、図1の自動緊急通報システム1は、複数の組織が連携して使用する例を示しているが、自動車10などが通行可能な道路を含む地域を管理するたとえば警察、消防、役所、病院、医療機関、警備会社、管理会社などが単独で使用してもよい。
また、図1には、GNSS衛星110が図示されている。図1の各装置は、複数のGNSS衛星110の緯度、経度の位置情報および時刻情報を含む電波を受信することにより、自身の位置および時刻を得ることが可能である。そして、複数の装置は、互いに協働している複数のGNSS衛星110から電波を受信することにより、それぞれの現在時刻などを高い精度で一致させることができる。事故の発生時刻などにおいて共通の時刻を使用することができる。
ところで、事故などの緊急事態が発生した自動車100は、その直後において緊急通報することを適切に実行できない可能性がある。たとえば事故により自動緊急通報システム1のために自動車100に設けられている通信装置が故障したり、停止したりする可能性がある。このような場合、事故などの緊急事態が発生した自動車100は、緊急通報を適切に実行することができなくなる。
このように緊急時に通信の状態が情報の送信に充分でない場合は、緊急状態が発生している自動車100は、自車の通信手段とは別に、代替手段を用いてでも、緊急通報を、サーバ装置2へ即時的に送信することが望ましい。
また、上述したような緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報は、状況判断にとって有用なものではあるが、必ずしも状況判断にとって十分な情報であるとは言い切れない。事故の状態によっては、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報に基づいて緊急出動をかけたとしても、現場において十分な緊急対応がとれなくなる可能性がある。たとえば二次衝突などが発生するなど、その他の特殊な事態がある場合には、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報では、状況を把握しきれない可能性がある。このため、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報に加えて、または事故時情報に替えて、さらに事故の状況判断に有用な情報を、緊急事態の発生時に即時的に送信できるようにすることが望しいと考えられる。このような情報には、たとえば、事故の発生後に車内や車外を撮像した画像データがある。画像が得られることにより、コールセンタでは、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報だけでは把握することが難しい乗員の傷害の程度などについて詳しく把握することが可能となる。
その一方で、このような画像データといったリッチな緊急情報を、事故が発生している自動車10からサーバ装置2へ即時的に送信しようとするためには、各種の障害がある。たとえば仮に自動車10について問題が無いとしても、自動車10が通信可能な基地局6が旧式のものであって性能が低く、リッチな緊急情報を即時的に送信するには不向きな環境があり得る。この場合、自動車10は、画像データといった情報量が多いリッチな緊急情報を基地局6へ即時的に送信することは難しい。
このように自動車10では、事故などの緊急事態が発生した場合において、その緊急事態が発生した時の状態にかかわらず、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報では送信され得ないリッチな情報を、サーバ装置2へ即時的に送信するように努力することが求められている。
図2は、図1において緊急通報を受信するコールセンタのサーバ装置2の説明図である。
図2のサーバ装置2は、サーバ通信デバイス91、サーバメモリ92、サーバCPU93、サーバGNSS受信機94、サーバモニタ95、サーバ通話デバイス96、および、これらが接続されるサーババス97、を有する。
サーバ通信デバイス91は、無線通信ネットワーク5の通信網7に接続される。サーバ通信デバイス91は、無線通信ネットワーク5を通じて、他の装置、たとえば自動車10に設けられる無線端末としての外通信端末60、クライアント端末3との間でデータを送受できる。
サーバGNSS受信機94は、GNSS衛星110の電波を受信して、現在時刻を得る。サーバ装置2は、サーバGNSS受信機94の現在時刻により校正される不図示のサーバタイマを備えてよい。
サーバモニタ95は、サーバ装置2の情報を表示する。サーバモニタ95は、たとえば、事故などに遭った自動車10からサーバ装置2が受信する緊急情報を表示する。
サーバ通話デバイス96は、サーバ通信デバイス91を用いて、外通信端末60や携帯端末121と通話回線を確立する。コールセンタの作業員は、接続されている通話回線により、外通信端末60のユーザや携帯端末121のユーザとの間で通話することができる。
サーバメモリ92は、コンピュータ読取可能な記録媒体であり、サーバCPU93が実行するプログラム、設定値、などが記録される。サーバメモリ92には、サーバCPU93による制御内容の情報が記録されてよい。サーバCPU93は、サーバメモリ92からプログラムを読み込んで実行する。これにより、サーバ装置2には、サーバ制御部が実現される。サーバ制御部としてのサーバCPU93は、サーバ装置2の全体的な動作を管理する。
図3は、図1において人員を急行させる出動部隊のクライアント端末3の説明図である。
図3のクライアント端末3は、クライアント通信デバイス101、クライアントメモリ102、クライアントCPU103、クライアント報知デバイス104、クライアントGNSS受信機105、クライアントモニタ106、クライアント通話デバイス107、および、これらが接続されるクライアントバス108、を有する。
クライアント通信デバイス101は、無線通信ネットワーク5の通信網7に接続される。クライアント通信デバイス101は、無線通信ネットワーク5を通じて、他の装置、たとえば自動車10の無線端末としての外通信端末60、サーバ装置2との間でデータを送受できる。
クライアントGNSS受信機105は、GNSS衛星110の電波を受信して、現在時刻を得る。クライアント端末3は、クライアントGNSS受信機105の現在時刻により校正される不図示のサーバタイマを備えてよい。
クライアントモニタ106は、クライアント端末3の情報を表示する。クライアントモニタ106は、たとえば、サーバ装置2から受信する出動要請などを表示する。
クライアント報知デバイス104は、出動部隊の隊員に対して、出動要請音などを出力する。
クライアント通話デバイス107は、クライアント通信デバイス101を用いて、外通信端末60や携帯端末121と通話回線を確立する。出動部隊の隊員は、接続されている通話回線により、外通信端末60のユーザや携帯端末121のユーザとの間で通話することができる。
クライアントメモリ102は、コンピュータ読取可能な記録媒体であり、クライアントCPU103が実行するプログラム、設定値、などが記録される。クライアントメモリ102には、クライアントCPU103による制御内容の情報が記録されてよい。クライアントCPU103は、クライアントメモリ102からプログラムを読み込んで実行する。これにより、クライアント端末3には、クライアント制御部が実現される。クライアント制御部としてのクライアントCPU103は、クライアント端末3の全体的な動作を管理する。
図4は、図1において事故といった緊急状態が生じ得る自動車10の、自動通報装置4として機能可能な制御系20の説明図である。
図4の自動車10の制御系20は、複数の制御装置が、それぞれに組み込まれる制御ECU(Electronic Control Unit)により代表して示されている。制御装置は、制御ECUの他に、たとえば制御プログラムおよびデータを記録するメモリ、制御対象物またはその状態検出装置と接続される入出力ポート、時間や時刻を計測するタイマ、およびこれらが接続される内部バス、を有してよい。
図42に示される制御ECUは、具体的にはたとえば、駆動ECU21、操舵ECU22、制動ECU23、走行制御ECU24、運転操作ECU25、検出ECU26、外通信ECU27、内通信ECU28、UI操作ECU29、乗員保護ECU30、である。自動車10の制御系20は、図示しない他の制御ECUを備えてよい。
複数の制御ECUは、自動車10で採用されるたとえばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)といった車ネットワーク36に接続される。車ネットワーク36は、複数の制御ECUを接続可能な複数のバスケーブル37と、複数のバスケーブル37が接続される中継装置としてのセントラルゲートウェイ38(CGW)38と、で構成されてよい。複数の制御ECUには、互いに異なる識別情報としてのIDが割り当てられる。制御ECUは、基本的に周期的に、他の制御ECUへデータを出力する。データには、出力元の制御ECUのIDと、出力先の制御ECUのIDとが付加される。他の制御ECUは、バスケーブル37を監視し、出力先のIDがたとえば自らのものである場合、データを取得し、データに基づく処理を実行する。セントラルゲートウェイ38は、接続されている複数のバスケーブル37それぞれを監視し、出力元の制御ECUとは異なるバスケーブル37に接続されている制御ECUを検出すると、そのバスケーブル37へデータを出力する。このようなセントラルゲートウェイ38の中継処理により、複数の制御ECUは、それぞれが接続されているバスケーブル37とは異なるバスケーブル37に接続されている他の制御ECUとの間でデータを入出力できる。
UI操作ECU29には、たとえば乗車している乗員とのユーザインタフェース機器として、表示デバイス41、操作デバイス42、が接続される。表示デバイス41は、たとえば液晶デバイス、映像投影デバイス、でよい。操作デバイス42は、たとえばタッチパネル、キーボード、非接触操作検出デバイス、でよい。表示デバイス41および操作デバイス42は、たとえば乗員が乗る車室の内面に設置されてよい。UI操作ECU29は、車ネットワーク36からデータを取得し、表示デバイス41に表示する。UI操作ECU29は、操作デバイス42に対する操作入力を、車ネットワーク36へ出力する。また、UI操作ECU29は、操作入力に基づく処理を実行し、その処理結果をデータに含めてよい。UI操作ECU29は、たとえば、表示デバイス41に目的地などを設定するためのナビ画面を表示し、操作入力により選択した目的地までの経路を探索し、その経路データをデータに含めてよい。経路データには、現在地から目的地までの移動に使用する道路のたとえばレーンなどの属性情報が含まれてよい。
運転操作ECU25には、乗員が自動車10の走行を制御するための操作部材として、たとえば不図示のハンドル、ブレーキペダル、アクセルペダル、シフトレバー、などが接続される。操作部材が操作されると、運転操作ECU25は、操作の有無、操作量などを含むデータを、車ネットワーク36へ出力する。また、運転操作ECU25は、操作部材に対する操作についての処理を実行し、その処理結果をデータに含めてよい。運転操作ECU25は、たとえば自動車10の進行方向に他の移動体や固定物がある状態においてアクセルペダルが操作された場合、その異常操作を判断し、その判断結果をデータに含めてよい。
検出ECU26には、自動車10の走行状態を検出するための検出部材として、たとえば自動車10の速度を検出する速度センサ51、自動車10の加速度を検出する3軸加速度センサ52、自動車10の外側の周囲を撮像するたとえばステレオカメラ53、車室の乗員を撮像する車内カメラ54、車内外の音をデータ化するマイクロホン55、自動車10の位置を検出するGNSS受信機56、などが接続される。GNSS受信機56は、複数のGNSS衛星110からの電波を受信し、自車の現在位置である緯度、経度、および現在時刻を得る。検出ECU26は、検出部材から検出情報を取得し、検出情報を含むデータを、車ネットワーク36へ出力する。また、検出ECU26は、検出情報に基づく処理を実行し、その処理結果をデータに含めてよい。たとえば、検出ECU26は、3軸加速度センサ52が衝突検出の閾値を超える加速度を検出した場合、衝突検出を判断し、衝突検出結果をデータに含めてよい。検出ECU26は、ステレオカメラ53の画像に基づいて自車の周囲に存在する歩行者や他の自動車10、街路樹や電柱、ガードレールといった対象物を抽出し、対象物の種類や属性を判断し、画像中の対象物の位置や大きさや変化に応じて対象物の相対方向、相対距離、移動している場合は移動方向を推定し、これらの推定結果を含む他の対象物との衝突の予測情報をデータに含めて車ネットワーク36へ出力してよい。
外通信ECU27には、外通信デバイス61、が接続される。外通信ECU27と、外通信デバイス61とは、自動車10において基地局6と直接に通信する外通信端末60を構成する。外通信端末60は、第一通信装置である。外通信デバイス61は、自動車10の近くにある無線通信ネットワーク5の基地局6と無線通信する。外通信ECU27は、外通信デバイス61と基地局6との無線通信を使用して、無線通信ネットワーク5を通じてサーバ装置2との間でデータを送受する。これらにより、自動車10に設けられる外通信端末60が構成される。
内通信ECU28には、内通信デバイス71、が接続される。内通信ECU28と、内通信デバイス71とは、自動車10の車内にある携帯端末121と近距離通信するために自動車10に設けられる内通信端末70を構成する。内通信デバイス71は、自動車10の車内にある乗員の携帯端末121を認証し、携帯端末121と通信に必要な制限した出力で携帯端末121と近距離の無線通信を実行する。この場合、内通信デバイス71は、制限されている出力で通信可能な距離にある認証登録済みの携帯端末121との間でデータを送受し、それ以外の携帯端末121とはデータを送受しない。携帯端末121の認証情報は、予め内通信ECU28の不図示のメモリに登録されてよい。このように、内通信端末70は、第二通信装置として、基地局6とは別の外部装置である乗員の携帯端末121と通信するために外通信端末60とは別に自動車10に設けられ、外部装置との間で制限された通信を実行する。
乗員の携帯端末121は、基本的に、無線通信ネットワーク5の基地局6と直接に無線通信できるものでよい。携帯端末121は、自動車10の外通信端末60と同じ基地局6と通信することも、それ以外の他の基地局6と通信することもできる。携帯端末121は、その通信環境や性能に応じて、自動車10の外通信端末60とは無関係に独立して、最適な基地局6との間で無線通信できる。
なお、本実施形態では、携帯端末121は乗員のものを例としているが、携帯端末121は乗員以外のたとえば事故現場近くに存在する歩行者のものであってもよい。
走行制御ECU24は、自動車10の走行を制御する。走行制御ECU24は、たとえば、車ネットワーク36を通じて外通信ECU27、検出ECU26、運転操作ECU25などからデータを取得し、自動車10の走行を自動運転または手動運転支援の制御を実行する。走行制御ECU24は、取得したデータに基づいて自動車10の走行を制御するための走行制御データを生成し、駆動ECU21、操舵ECU22、および制動ECU23へ出力する。駆動ECU21、操舵ECU22、および制動ECU23は、入力される走行制御データに基づいて、自動車10の走行を制御する。
乗員保護ECU30には、複数のシートベルト装置、複数のエアバッグ装置、乗員保護メモリ87、が接続される。シートベルト装置には、たとえば、自動車10を運転する乗員についての運転側シートベルト装置81、自動車10に同乗する乗員についての同乗側シートベルト装置82、がある。エアバッグ装置には、たとえば、自動車10を運転する乗員の前で展開する運転側フロントエアバッグ装置83、自動車10を運転する乗員の外側で展開する運転側カーテンエアバッグ装置84、自動車10に同乗する乗員の前で展開する同乗側フロントエアバッグ装置85、自動車10に同乗する乗員の外側で展開する同乗側カーテンエアバッグ装置86、がある。これらにより、乗員保護装置80が構成される。
検出ECU26からの他の対象物との衝突の予測情報、または衝突検出結果の情報に基づき、乗員保護ECU30はシートベルト装置やエアバッグ装置を作動させる、または制御する。
乗員保護メモリ87は、コンピュータ読取可能な記録媒体であり、乗員保護ECU30が実行するプログラム、設定値、などが記録される。乗員保護メモリ87には、乗員保護ECU30による制御内容の情報が記録されてよい。乗員保護ECU30は、乗員保護メモリ87からプログラムを読み込んで実行する。これにより、乗員保護ECU30は、自動車10の乗員保護制御部として機能し得る。
たとえば、乗員保護ECU30は、衝突などの緊急事態の発生を検出すると、乗員保護制御を実行する。それに続けて自動的に、乗員保護ECU30は、基地局6と通信するために自動車10に設けられる外通信端末60を用いて、自動緊急通報システム1のサーバ装置2へ、事故の発生後に収集した事故時情報や画像データなどを含むリッチな緊急情報を即時的に送信する。リッチな緊急情報には、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報とともに、それ以外の事故状況を判断するための情報としてたとえば事故発生前の情報や画像データが含まれてよい。リッチな緊急情報は、外通信端末60、基地局6、無線通信ネットワーク5を通じて、自動緊急通報システム1のサーバ装置2へ送信される。
図5は、図1の自動緊急通報システム1において、衝突事故に遭った自動車10において実行される乗員保護処理および自動通報処理の流れを示すフローチャートである。
自動車10は、図5の処理を繰返し実行する。そして、自動車10に事故による緊急事態が発生した際には、乗員保護ECU30は、緊急情報を収集して、外通信端末60を用いてサーバ装置2へ自動的に送信する。
ステップST1において、自動車10の検出ECU26は、衝突を検出する。検出ECU26は、たとえば3軸加速度センサ52により検出される加速度の大きさが、所定の閾値より大きい場合に衝突を検出する。衝突を検出しない場合、検出ECU26は、本処理を繰り返す。衝突を検出すると、検出ECU26は、衝突検出情報を乗員保護ECU30へ伝達し、処理をステップST2へ進める。
なお、検出ECU26は、必要に応じてステップST1より前に、またはステップST1と交互に、衝突が不可避であることを予測することにより事前に検出してもよい。検出ECU26は、たとえばステレオカメラ53の画像に基づいて自車へ近づいてくる他の移動体の有無を判断して、衝突を予測してよい。また、乗員保護ECU30は、衝突を予測してから実際の衝突を検出するまでの期間において、検出ECU26が衝突を予測した情報に基づき、乗員保護のための事前制御を実行してよい。乗員保護ECU30は、衝突形態を予測して、作動させるシートベルト装置およびエアバッグ装置を選択してよい。乗員保護ECU30は、乗員が乗っているシートについてのシートベルト装置と、衝突により乗員の上体が倒れる方向において展開するエアバッグ装置とを選択してよい。乗員保護ECU30は、選択したシートベルト装置のシートベルトの余りを巻き取ってプリテンション状態としてよい。乗員保護ECU30は、その他の処理を実行してよい。乗員保護ECU30は、たとえば、予測する衝突の入力方向および大きさに基づいて、衝突により乗員の上体が倒れる方向において展開するエアバッグ装置の展開を設定したり、プリ展開を実行したりしてよい。
ステップST2において、衝突を検出した自動車10の乗員保護ECU30は、ステップST1で検出ECU26が衝突を検出した情報に基づき、乗員保護処理を実行する。乗員保護ECU30は、シートベルト装置およびエアバッグ装置を選択して作動する。乗員保護ECU30は、たとえば正面衝突である場合には、乗員が乗車しているシートの前側にある運転側シートベルト装置81、同乗側シートベルト装置82を選択して作動する。また、乗員保護ECU30は、乗員が乗車しているシートについてのシートベルト装置を選択して作動する。これにより、シートに着座する乗員は、基本的にシートベルトによりシートに対して拘束され、それでもシートからずれるような場合には、上体や頭部などの移動先において展開するエアバッグにより衝撃を吸収される。乗員は、衝突の衝撃から保護され得る。
なお、本実施形態では、ステップST2で衝突を検出した後に乗員保護制御を実行しているが、ステップST1より前のタイミングである衝突を予測した事前制御の段階で乗員保護制御を実施しても良い。
ステップST3において、衝突を検出した自動車10の乗員保護ECU30は、コールセンタでの事故の判断に利用可能な緊急情報を収集する。乗員保護ECU30は、自動車10への衝撃の強さおよび方向の情報、乗員保護装置80の動作情報、衝突検出の地点および時刻の情報、といった緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報だけでなく、事故後に車内を動画または静止画として撮像した画像データ、事故後に車外を動画または静止画として撮像した画像データ、多重衝突の有無の情報、自車の車種、色および特徴の情報、事故前の乗員の乗車状態の情報、事故後の乗員の生体情報、事故前後での自動車10の状態の変化の情報といったものを含むリッチな情報を、自動車10の各部から収集する。これらの情報は、基本的に、事故による緊急事態が発生した後に収集するとよいが、一部は、情報の種類によっては事故発生直前の事故予測時などにおいて収集してもよい。たとえば、3軸加速度センサ52は、事故による自動車10への衝撃の強さおよび方向を検出している。GNSS受信機56は、事故時の位置および時刻を検出している。乗員保護ECU30は、作動させたシートベルト装置およびエアバッグ装置の情報を有する。乗員保護ECU30は、これらなどから、緊急事態の発生後に収集した事故時情報および発生前の情報を含むリッチな緊急情報を収集する。
ステップST4において、自動車10の乗員保護ECU30は、自動通報において使用する外通信端末60が、緊急事態の発生の前後に収集したリッチな緊急情報のすべてを即時的に送信可能であるか否かを判断する。外通信端末60は、事故などにより故障する可能性がある。事故の余波などにより基地局6が通信できなくなる可能性がある。たとえば、外通信端末60は、基地局6との間に通信路を確立できない可能性がある。外通信端末60が基地局6と通信可能であるとしても、基地局6との間に確立している通信路の通信容量が不足することや、通信可能な基地局6の通信性能そのものが十分ではないことにより、リッチな緊急情報のすべてを即時的に送信することができない状況があり得る。乗員保護ECU30は、これらの状況を総合的に判断し、上述した少なくともいずれかの状況に該当する場合には即時送信が可能ではないと判断し、処理をステップST6へ進める。上述したいずれかの状況でもない場合、乗員保護ECU30は、処理をステップST5へ進める。このように、乗員保護ECU30は、事故などの緊急事態の発生時に外通信端末60が、その時点で通信可能な基地局6を通じてサーバ装置2へ即時的にリッチな緊急情報を、送信可能か否かを判断する。
なお、外通信端末60が送信可能であるかの判断は、外通信ECU27が実行してもよい。
ステップST5において、自動車10の外通信端末60の外通信ECU27は、緊急事態の発生の前後に収集したリッチな緊急情報を、外通信デバイス61を用いてサーバ装置2へ送信する。リッチな緊急情報は、外通信端末60から、その時点で通信可能な基地局6を通じて、緊急出動を要請するためのサーバ装置2へ即時的に送信される。自動車10は、自動車10の事故を検出したことに基づいて、リッチな緊急情報を用いてサーバ装置2へ即時的に送信できる。
ステップST6は、事故などの緊急事態の発生時に外通信端末60が、その時点で通信可能な基地局6を通じてサーバ装置2へ即時的にリッチな緊急情報を送信できない場合に実行される。この場合、自動車10の乗員保護ECU30は、外通信端末60とは別に自動車10に設けられている他の通信装置、ここでは内通信端末70を用いてリッチな緊急情報を即時的に送信可能な状態にする。ここでは、自動車10の乗員保護ECU30は、内通信端末70についての通信制限を解除する。内通信端末70の内通信ECU28は、通常は、自動車10の車内にある乗員の携帯端末121を認証し、携帯端末121と通信に必要な制限した出力で携帯端末121と近距離の無線通信を実行している。この場合、自動車10の乗員保護ECU30は、内通信ECU28についての、認証によるアクセス制限と、通信出力の抑制による通信範囲の制限との双方を解除する。乗員保護ECU30は、内通信ECU28を最大出力で認証をすることなく携帯端末121と通信可能な状態にする。この場合、内通信端末70の内通信ECU28は、たとえば車外の未認証の携帯端末121との間で通信可能となる。そして、内通信ECU28は、自車の近くにある車外の携帯端末121との間で認証処理をすることなく通信可能になる。なお、携帯端末121は、事故現場近くに存在する歩行者のものであってもよい。
ステップST7において、自動車10の乗員保護ECU30は、通信端末70が外部装置としての携帯端末121と通信可能か否かを判断する。内通信端末70が携帯端末121と通信可能である場合、内通信ECU28は、携帯端末121がたとえば基地局6と通信可能か否かを確認の上、内通信端末70と携帯端末121とを用いた情報送信のために、処理をステップST8へ進める。内通信端末70が携帯端末121と通信可能でない場合、乗員保護ECU30は、処理をステップST9へ進める。
ステップST8において、自動車10の内通信端末70の内通信ECU28は、緊急事態の発生の前後に収集したリッチな緊急情報を、内通信デバイス71を用いて携帯端末121へ送信する。リッチな緊急情報は、内通信端末70から、その時点で通信可能な携帯端末1211、基地局6を通じて、緊急出動を要請するためのサーバ装置2へ即時的に送信される。自動車10は、自動車10の事故を検出したことに基づいて、リッチな緊急情報を用いてサーバ装置2へ即時的に送信できる。
ここで、内通信ECU28は、リッチな緊急情報のすべてを一度に送信するではなく、たとえばまず緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報を送信し、次にそれ以外の事故状況を判断するための情報としてたとえば事故発生前の情報や画像データを送信してよい。
ステップST9は、外通信端末60および内通信端末70の双方が、リッチな緊急情報を即時的に送信できない場合に実行される。この場合、自動車10の乗員保護ECU30は、収集したリッチな緊急情報の一部であるたとえば緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報についてのみを、緊急通報として外通信端末60を用いてサーバ装置2へ送信する。緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報は、外通信端末60から、その時点で通信可能な基地局6を通じて、緊急出動を要請するためのサーバ装置2へ即時的に送信される。自動車10の乗員保護ECU30は、自動車10の事故を検出したことに基づいて、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報については最低限にサーバ装置2へ即時的に送信できる。
図6は、図1の自動緊急通報システム1の全体での自動通報処理の一例の流れを示すシーケンスチャートである。
図6は、外通信端末60がリッチな緊急情報を即時的に送信できない場合であって、かつ、内通信端末70が携帯端末121との間でリッチな緊急情報を即時的に送信できる通信を確立できる場合の例である。
図6には、自動車10の自動通報装置4の制御系20、コールセンタのサーバ装置2、出動部隊のクライアント端末3、が示されている。時間は、上から下へ流れる。
ステップST1において、自動車10の乗検出ECU26は、自動車10の衝突を検出する。
ステップST2において、衝突を検出した自動車10の検出ECU26は、衝突検出結果の情報を車ネットワーク36へ出力する。乗員保護ECU30は、車ネットワーク36へ出力された検出ECU26からの衝突検出結果の情報に基づき、シートベルト装置81,82やエアバッグ装置83~86を作動させ、乗員の保護処理を実行する。
ステップST3において、乗員の保護制御を実行した自動車10の乗員保護ECU30は、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報を含むリッチな緊急情報を収集する。
ステップST4において、自動車10の乗員保護ECU30は、自動車10に設けられる外通信端末60がリッチな緊急情報を基地局6へ即時的に送信可能か否かを判断して、送信不可と判断する。
ステップST6において、自動車10の乗員保護ECU30は、自動車10に別に設けられる内通信端末70の通信制限を解除する。これにより、内通信端末70は、たとえば未登録の車外の携帯端末121と通信可能となる。
ステップST7において、自動車10の乗員保護ECU30は、内通信端末70が外部装置としての携帯端末121と通信可能と判断する。
ステップST8において、自動車10の乗員保護ECU30は、収集したリッチな緊急情報を、内通信端末70から携帯端末121へ送信する。
ステップST17において、携帯端末121は、内通信端末70から受信したリッチな緊急情報を、サーバ装置2へリレー送信する。これにより、事故に遭った自動車10の緊急情報が、サーバ装置2へ即時的に送信され得る。
ステップST18において、コールセンタのサーバ装置2のサーバ通信デバイス91は、事故に遭った自動車10から自動通報の情報を受信する。サーバ通信デバイス91が受信した自動通報の情報は、サーバメモリ92に記録されてよい。
ステップST19において、コールセンタのサーバ装置2のサーバCPU93は、サーバ通信デバイス91が受信した自動通報による緊急情報を、サーバモニタ95に表示する。コールセンタの作業員は、サーバモニタ95に表示されている緊急情報に基づいて、自動車10の事故の状態を確認できる。
ステップST20において、コールセンタのサーバ装置2のサーバCPU93は、事故に遭った自動車10の外通信ECU27と通信する。ステップST21において、自動車10の乗員保護ECU30は、音声通話に応答する。これにより、サーバ通話デバイス96と自動車10のたとえばマイクロホン55との間に、通話が可能な通話回線が確立する。コールセンタの作業員は、音声により乗員の安否および健康状態を確認できる。これにより、事故に遭った自動車10に乗車している乗員の怪我の程度といった状態を直接的に確認できる。コールセンタの作業員は、確認結果を、サーバ装置2に入力してよい。なお、外通信端末60が故障などしている場合には、通話が可能な通話回線が確立しない。この場合でも、コールセンタの作業員は、表示されている緊急情報とともに、通話回線が確立できないことを勘案して、乗員の安否および健康状態を確認できる。
ステップST22において、コールセンタのサーバ装置2のサーバCPU93は、状態を推定する。サーバCPU93は、サーバ通信デバイス91が受信した自動通報の情報と、コールセンタの作業員の入力情報とに基づいて、状態を推定してよい。サーバCPU93は、過去の事故情報と照合して、人工知能的な処理により、状態を推定してよい。また、コールセンタの作業員が、状態を総合的に勘案して状態を推定し、推定結果をサーバ装置2へ入力してもよい。
ステップST23において、コールセンタのサーバ装置2のサーバCPU93は、緊急事態の状況に応じて、出動を手配する。サーバCPU93は、サーバ通信デバイス91を用いて、必要となる出動部隊のクライアント端末3へ出動要請を送信する。サーバCPU93は、コールセンタの作業員の操作に基づいて、出動要請を送信してもよい。
ステップST24において、出動部隊のクライアント端末3のクライアント通信デバイス101は、サーバ装置2から出動要請を受信する。クライアント通信デバイス101が受信した出動要請は、クライアントメモリ102に記録されてよい。
ステップST25において、出動部隊のクライアント端末3のクライアントCPU103は、出動を報知する。クライアントCPU103は、クライアント通信デバイス101が出動要請を受信したことに基づいて、クライアント報知デバイス104から出動要請音を出力する。また、クライアントCPU103は、クライアントモニタ106に、出動要請の画面を表示してよい。出動要請の画面には、自動通報の情報や、コールセンタの作業員の入力情報が、表示されてよい。
ステップST26において、出動部隊の隊員は、出動する。出動部隊の隊員は、出動要請音および出動要請の画面により、自隊に向けて出動要請があったことを把握して、ドクターヘリや救急車11を用いて緊急出動することができる。
これにより、ドクターヘリや救急の出動部隊は、事故に遭った自動車10から自動的に通報される緊急情報に基づいて、必要最小限のリードタイムで遅滞することなく、出動することができる。ドクターヘリや救急の出動部隊は、事前に得た緊急情報に基づく適切な準備と体制とにより、現場へ緊急出動することができる。事故などの緊急事態にある人を救うできる可能性が高まる。
以上のように、本実施形態では、自動車10は、自動車10に緊急事態が発生した場合、その緊急事態についての緊急情報を、外通信端末60および基地局6を通じて自動車10の自動緊急通報システム1のサーバ装置2へ自動的に送信する。これにより、サーバ装置2において、自動車10の緊急事態について即時的に把握することができる。特に、本実施形態では、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報だけでなく、たとえば緊急事態の発生後に自動車10の車内または車外を撮像した画像データを収集して送信する。このように緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報を超えた、緊急事態の発生後におよび発生前に収集した事故時情報を含むリッチな緊急情報を送信することで、サーバ装置2において、自動車10の緊急事態について詳しく把握することが可能となる。サーバ装置2で使用可能なリッチ情報は、この他にもたとえば、自動車10での乗員の乗車状態の情報、自動車10の状態の情報、最新の走行地点若しくは時刻の情報、自動車10の車種、色、若しくは特徴の情報、最新の撮像画像、の中の少なくとも1つが含まれてよい。これにより、サーバ装置2は、たとえは自動車10で得られる乗車状態などについてのリッチ情報を用いて、自動車10の緊急事態ついての緊急情報だけでは正確に判断することが難しい緊急時の状態を判断することができる。
しかも、本実施形態では、自動車10には、基地局6とは別のたとえば乗員の携帯端末121、事故現場近くに存在する歩行者の携帯端末121といった外部装置と通信するために内通信端末70が、外通信端末60とは別に自動車10に設けられる。内通信端末70は、携帯端末121といった外部装置との間で制限された通信を実行する。そして、制御部は、事故などの緊急事態の発生時に外通信端末60がその時点で通信可能な基地局6を通じてサーバ装置2へ即時的にリッチな緊急情報を送信可能か否か判断し、リッチな緊急情報を即時的に送信できない場合にのみ、内通信端末70の通信制限を解除し、内通信端末70および携帯端末121を用いて緊急通報を含むリッチな緊急情報をサーバ装置2へ送信する。これにより、たとえば事故などの緊急事態により外通信端末60が緊急情報を送信できない場合や、緊急状態にある自動車10の位置において外通信端末60が基地局6との間でリッチな緊急情報を送信できない場合においても、制御部は、内通信端末70を用いて緊急通報を含むリッチな緊急情報を外部装置へ送信し、さらにサーバ装置2へ送信することができる。サーバ装置2は、緊急事態における自動車10の状態にかかわらず、リッチな緊急情報を可能な限り即時的に受信することができる。
このように緊急時に通信の状態が情報の送信に充分でない場合は、緊急状態が発生している自動車100は、自車の通信手段とは別に、代替手段を用いてでも、緊急通報を、サーバ装置2へ即時的に送信することができる。緊急状態が発生している自動車100は、緊急事態の発生時に外通信端末60がサーバ装置2へ即時的に緊急情報を送信可能でないとしても、内通信端末70による異なる通信経路を経由することにより、サーバ装置2へのデータの到達可能性を上げることができる。
また、このように自動車10は、緊急時の状態にかかわらず、緊急事態が発生していることを通報するための事故時情報では送信され得ないリッチな情報を、サーバ装置2へ即時的に送信するように努力することができる。
また、本実施形態では、内通信端末70の通信制限は、外通信端末60がリッチな緊急情報を即時的に送信できない場合に限られている。このため、それ以外のタイミングにおいて、内通信端末70は、未登録の携帯端末121との間で通信可能とはならない。内通信端末70およびそれを用いる自動車10の制御系20のセキュリティを不要に低下させてしまうこともない。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
上述した実施形態では、自動車10においてECUが複数に分かれて存在していたが、そのうちの一部あるいは全てが一つのECUに統合されていても良い。
1…自動緊急通報システム、2…サーバ装置、3…クライアント端末、4…自動通報装置、5…無線通信ネットワーク、6…基地局、7…通信網、10…自動車(車両)、11…救急車、20…制御系、21…駆動ECU、22…操舵ECU、23…制動ECU、24…走行制御ECU、25…運転操作ECU、26…検出ECU、27…外通信ECU、28…内通信ECU、29…UI操作ECU、30…乗員保護ECU(制御部)、36…車ネットワーク、37…バスケーブル、38…セントラルゲートウェイ、41…表示デバイス、42…操作デバイス、51…速度センサ、52…3軸加速度センサ、53…ステレオカメラ、54…車内カメラ、55…マイクロホン、56…GNSS受信機、60…外通信端末(第一通信装置)、61…外通信デバイス、70…内通信端末(第二通信装置)、1…内通信デバイス、80…乗員保護装置、81…運転側シートベルト装置、82…同乗側シートベルト装置、83…運転側フロントエアバッグ装置、84…運転側カーテンエアバッグ装置、85…同乗側フロントエアバッグ装置、86…同乗側カーテンエアバッグ装置、87…乗員保護メモリ、91…サーバ通信デバイス、92…サーバメモリ、93…サーバCPU、94…サーバGNSS受信機、95…サーバモニタ、96…サーバ通話デバイス、97…サーババス、101…クライアント通信デバイス、102…クライアントメモリ、103…クライアントCPU、104…クライアント報知デバイス、105…クライアントGNSS受信機、106…クライアントモニタ、107…クライアント通話デバイス、108…クライアントバス、110…GNSS衛星、121…携帯端末(外部装置)


Claims (5)

  1. 基地局と通信するために車両に設けられ、緊急事態が発生した場合に前記基地局を通じて、車両の自動緊急通報システムのサーバ装置へ緊急情報を送信することができる第一通信装置と、
    緊急事態の発生時に前記第一通信装置を用いて前記緊急情報を前記サーバ装置へ自動的に送信する制御部と、
    前記基地局とは別の外部装置と通信するために前記第一通信装置とは別に前記車両に設けられ、前記外部装置との間で制限された通信を実行する第二通信装置と、
    を有し、
    前記制御部は、
    緊急事態の発生時に前記第一通信装置が前記サーバ装置へ即時的に前記緊急情報を送信可能か否か判断し、
    前記緊急情報を即時的に送信可能である場合、前記第一通信装置を用いて前記緊急情報を前記サーバ装置へ即時的に送信し、
    前記緊急情報を即時的に送信できない場合、前記第二通信装置の通信制限を解除し、前記第二通信装置および前記外部装置を用いて、前記緊急情報を前記サーバ装置へ送信する、
    自動通報機能を有する車両。
  2. 前記制御部は、
    緊急事態が発生した後に、緊急事態の発生後に情報を収集し、
    緊急事態の発生の前後に収集したリッチな前記緊急情報が前記第一通信装置により即時的に送信可能か否かを判断し、
    緊急事態の発生の前後に収集したリッチな前記緊急情報を即時的に送信可能である場合、前記第一通信装置を用いてリッチな前記緊急情報を前記サーバ装置へ即時的に送信し、
    緊急事態の発生の前後に収集したリッチな前記緊急情報を即時的に送信できない場合、前記第二通信装置の通信制限を解除し、前記第二通信装置および前記外部装置を用いてリッチな前記緊急情報を前記サーバ装置へ送信する、
    請求項1記載の、自動通報機能を有する車両。
  3. 前記制御部は、
    リッチな前記緊急情報として、緊急事態の発生後に前記車両の車内を撮像した画像データを収集する、
    請求項1または2記載の、自動通報機能を有する車両。
  4. 前記制御部は、
    前記第一通信装置が前記基地局との間に確立している通信路の通信容量、および、前記第一通信装置が通信可能な前記基地局の通信性能、の中の少なくとも一方の情報に基づいて、収集したリッチな前記緊急情報が前記第一通信装置により即時的に送信可能か否かを判断する、
    請求項1から3のいずれか一項記載の、自動通報機能を有する車両。
  5. 前記第二通信装置は、車内にある前記外部装置としての通信端末と通信するために前記車両に設けられるものであって、前記外部装置を認証した通信または通信範囲を車内に制限した通信により前記外部装置との通信を実行し、
    前記制御部は、
    収集したリッチな前記緊急情報を前記第一通信装置により即時的に送信できない場合、前記第二通信装置についての認証による通信制限または通信範囲による車内の通信制限を解除し、
    前記第二通信装置において認証されていない前記外部装置を通じて前記緊急情報を前記サーバ装置へ送信する、
    請求項1から4のいずれか一項記載の、自動通報機能を有する車両。


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