JP2003078378A - 複合素子 - Google Patents

複合素子

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JP2003078378A
JP2003078378A JP2001264288A JP2001264288A JP2003078378A JP 2003078378 A JP2003078378 A JP 2003078378A JP 2001264288 A JP2001264288 A JP 2001264288A JP 2001264288 A JP2001264288 A JP 2001264288A JP 2003078378 A JP2003078378 A JP 2003078378A
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capacitor
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Naoto Yamaguchi
直人 山口
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力インピーダンスおよび出力インピーダン
スの異なる素子間において正常に差動クロックペアを伝
送させることができ、消費電力を小さくすることができ
る複合素子を得る。 【解決手段】 誘電体基板14,16,22,28,3
0,34上に、コンデンサ用電極18,20,24,2
6およびインダクタ用電極32を形成し、これらの誘電
体基板を積層して基体12を得る。基体12の側面に外
部電極を形成して必要な電極を接続し、コンデンサが直
列に接続され、インダクタが並列に接続された平衡入出
力のハイパスフィルタを得る。得られたハイパスフィル
タは、入力インピーダンスと出力インピーダンスの値が
異なるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複合素子に関
し、特に、たとえばデジタル回路における差動供給クロ
ック回路などに用いられる複合素子に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のMPUやDSPなどに用いられる
クロックバスでは、取り扱われる信号の高周波化にとも
ない、差動による供給が行なわれている。つまり、極性
を反転させた2つのクロック信号が、2本の配線で伝送
されている。このような差動クロックペアを用いること
により、高い周波数の伝送が可能で、ノイズに強いとい
う特徴を得ることができる。また、デジタル回路におい
ては、論理値である(0,1)に対応する電圧が伝送さ
れる。しかしながら、デジタル回路に用いられるICな
どは、その入力インピーダンスや出力インピーダンスが
統一されていないため、これらのICの間で信号の送受
を行なうために、バスラインに様々な工夫が施されてい
る。たとえば、電圧を正常に伝送させるように、電圧を
スレッシュホールドレベルまで上げるためのプルアップ
抵抗を入れたり、リンギングを防止するために、ダンピ
ング抵抗を直列に挿入したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プルア
ップ抵抗やダンピング抵抗を入れることにより、回路で
消費される電力が大きくなり、また、これらの抵抗を通
過するうちにパルスの波形なまりが発生しやすかった。
そのため、シュミットトリガ回路などの波形成形回路が
付加されたバスバッファなどを備える必要があった。ま
た、静電気による高電圧がICに伝送され、FETやC
−MOS系ICなどの入力インピーダンスの大きい素子
が破壊されるという問題があった。さらに、差動クロッ
クペアを利用する場合に、信号経路の差などによって、
極性が反転された2つのクロック信号の到達時間に差が
生じるスキューが発生し、信号の論理が狂う可能性があ
る。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、差
動クロックペアなどを伝送する平衡線路素子などにおい
て、入力インピーダンスおよび出力インピーダンスの異
なる素子間で正常に電圧を伝送させることができ、消費
電力を小さくすることができる複合素子を提供すること
である。また、この発明の目的は、高周波成分を抑圧し
て波形なまりを抑えることができ、スキューの発生を抑
制することができる複合素子を提供することである。さ
らに、この発明の目的は、静電気による高電圧の影響を
小さくし、ICへの実質的なダメージをなくすことがで
きる複合素子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、積層された
複数の誘電体基板と、複数の誘電体基板の少なくとも1
枚に形成され、インダクタを構成するインダクタ用電極
と、複数の誘電体基板の少なくとも2枚に形成され、第
1および第2のコンデンサを構成するコンデンサ用電極
と、第1および第2の入力端と、第1および第2の出力
端と、を有してなる複合素子であって、第1の入力端と
第1の出力端とを結ぶ第1の入出力ラインの直列腕に1
つの第1のコンデンサを配置し、第2の入力端と第2の
出力端とを結ぶ第2の入出力ラインの直列腕に1つの第
2のコンデンサを配置し、第1の入力端側と第2の入力
端側とを結ぶ並列腕、または第1の出力端側と第2の出
力端側とを結ぶ並列腕に、1つまたは複数のインダクタ
を配置してなるハイパスフィルタを構成することで、第
1および第2の入力端の入力インピーダンスと、第1お
よび第2の出力端の出力インピーダンスとを異ならせた
ことを特徴とする、複合素子である。また、この発明
は、積層された複数の誘電体基板と、複数の誘電体基板
の少なくとも1枚に形成され、第1および第2のインダ
クタを構成するインダクタ用電極と、複数の誘電体基板
の少なくとも2枚に形成され、コンデンサを構成するコ
ンデンサ用電極と、第1および第2の入力端と、第1お
よび第2の出力端と、を有してなる複合素子であって、
第1の入力端と第1の出力端とを結ぶ第1の入出力ライ
ンの直列腕に1つの第1のインダクタを配置し、第2の
入力端と第2の出力端とを結ぶ第2の入出力ラインの直
列腕に1つの第2のインダクタを配置し、第1の入力端
側と第2の入力端側とを結ぶ並列腕、または第1の出力
端側と第2の出力端側とを結ぶ並列腕に、1つまたは複
数のコンデンサを配置してなるローパスフィルタを構成
することで、第1および第2の入力端の入力インピーダ
ンスと、第1および第2の出力端の出力インピーダンス
とを異ならせたことを特徴とする、複合素子である。ま
た、この発明は、積層された複数の誘電体基板と、複数
の誘電体基板の少なくとも1枚に形成され、インダクタ
を構成するインダクタ用電極と、複数の誘電体基板の少
なくとも2枚に形成され、第1、第2および第3のコン
デンサを構成するコンデンサ用電極と、第1および第2
の入力端と、第1および第2の出力端と、を有してなる
複合素子であって、第1の入力端と第1の出力端とを結
ぶ第1の入出力ラインの直列腕に少なくとも1つの第1
のコンデンサを配置し、第2の入力端と第2の出力端と
を結ぶ第2の入出力ラインの直列腕に少なくとも1つの
第2のコンデンサを配置し、第1のコンデンサおよび第
2のコンデンサの両端を結ぶ第1および第2の入出力ラ
インの並列腕のそれぞれに、1つまたは複数のインダク
タを配置することによりハイパスフィルタを構成し、第
1および第2の入力端側の両方、または第1および第2
の出力端側の両方のいずれかに、第3のコンデンサを付
加して、第1および第2の入力端の入力インピーダンス
と、第1および第2の出力端の出力インピーダンスとを
異ならせたことを特徴とする、複合素子である。また、
この発明は、積層された複数の誘電体基板と、複数の誘
電体基板の少なくとも1枚に形成され、第1、第2およ
び第3のインダクタを構成するインダクタ用電極と、複
数の誘電体基板の少なくとも2枚に形成され、コンデン
サを構成するコンデンサ用電極と、第1および第2の入
力端と、第1および第2の出力端と、を有してなる複合
素子であって、第1の入力端と第1の出力端とを結ぶ第
1の入出力ラインの直列腕に少なくとも1つの第1のイ
ンダクタを配置し、第2の入力端と第2の出力端とを結
ぶ第2の入出力ラインの直列腕に少なくとも1つの第2
のインダクタを配置し、第1のインダクタおよび第2の
インダクタの両端を結ぶ第1および第2の入出力ライン
の並列腕のそれぞれに、1つまたは複数のコンデンサを
配置することによりローパスフィルタを構成し、第1お
よび第2の入力端側の両方、または第1および第2の出
力端側の両方のいずれかに、第3のインダクタを付加し
て、第1および第2の入力端の入力インピーダンスと、
第1および第2の出力端の出力インピーダンスとを異な
らせたことを特徴とする、複合素子である。このような
複合素子において、インダクタ用電極およびコンデンサ
用電極が形成された複数の誘電体基板の全体を挟むよう
にして、複数の誘電体基板上に形成された少なくとも2
つのシールド電極を有することが好ましい。ハイパスフ
ィルタを構成した複合素子において、第1の入出力ライ
ンの直列腕に接続された第1のインダクタと、第2の入
出力ラインの直列腕に接続された第2のインダクタと
を、磁気的に結合させることが好ましい。
【0006】複合素子の入力端の入力インピーダンスと
出力端の出力インピーダンスを異なる値とすることによ
り、異なる値の出力インピーダンスと入力インピーダン
スを有するICを接続する際に、インピーダンス整合を
とることができる。つまり、複合素子の入力端に接続さ
れる回路の出力インピーダンスに合わせてその入力イン
ピーダンスを設定し、出力端に接続される回路の入力イ
ンピーダンスに合わせてその出力インピーダンスを設定
することにより、インピーダンス整合をとることがで
き、消費電力を小さくすることができる。このように、
複合素子の入力インピーダンスと出力インピーダンスの
値を異なるようにするために、入力側と出力側の回路が
異なるようにすることができる。複合素子に形成される
素子をハイパスフィルタとすることにより、低周波成分
からなる静電気による高電圧を抑圧することができ、複
合素子の出力端に接続されるICに高電圧が入力されな
いようにすることができる。また、複合素子に形成され
る素子をローパスフィルタとすることにより、高周波成
分が除去されて波形なまりを抑えることができる。この
とき、第1の入出力ラインに接続されるインダクタと第
2の入出力ラインに接続されるインダクタとの間の磁気
的結合を最適に設計することにより、スキューの発生を
抑えることができる。このような積層型の複合素子にお
いて、インダクタ用電極やコンデンサ用電極が形成され
た誘電体基板の全体をシールド電極で挟むことにより、
外部からのノイズの影響を受けにくくすることができ
る。
【0007】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の複合素子の一
例を示す斜視図である。複合素子10は、基体12を含
む。基体12は、図2に示すように、誘電体基板14を
含む。誘電体基板14上には、別の誘電体基板16が積
層される。この誘電体基板16上には、2つのコンデン
サ用電極18,20が形成される。これらのコンデンサ
用電極18,20は、誘電体基板16の幅方向の中央部
に形成される。さらに、これらのコンデンサ用電極1
8,20は、誘電体基板16の長手方向に並んで配置さ
れる。これらのコンデンサ用電極18,20から誘電体
基板16の幅方向の一方側に向かって、それぞれ引き出
し電極18a,20aが形成される。
【0009】コンデンサ用電極18,20上には、さら
に誘電体基板22が積層される。誘電体基板22上に
は、別のコンデンサ用電極24,26が形成される。一
方のコンデンサ用電極24は、誘電体基板16に形成さ
れたコンデンサ用電極18に対向する位置に形成され
る。また、他方のコンデンサ用電極26は、誘電体基板
16に形成されたコンデンサ用電極20に対向する位置
に形成される。これらのコンデンサ用電極24,26か
らは、誘電体基板22の幅方向の他方側に向かって、引
き出し電極24a,26aが形成される。
【0010】コンデンサ用電極24,26上には、誘電
体基板28が積層され、さらに別の誘電体基板30が積
層される。この誘電体基板30上には、インダクタ用電
極32が形成される。インダクタ用電極32の両端は、
コンデンサ用電極18,20の引き出し電極18a,2
0aに対応する位置に引き出される。さらに、インダク
タ用電極32上には、被覆用の誘電体基板34が積層さ
れる。
【0011】この複合素子10では、基体12の幅方向
の対向する側面に、外部電極36a,36b,36c,
36dが形成される。外部電極36aには、コンデンサ
用電極18の引き出し電極18aおよびインダクタ用電
極32の一端が接続される。また、外部電極36bに
は、コンデンサ用電極20の引き出し電極20aおよび
インダクタ用電極32の他端が接続される。さらに、外
部電極36cには、コンデンサ用電極24の引き出し電
極24aが接続される。また、外部電極36dには、コ
ンデンサ用電極26の引き出し電極26aが接続され
る。
【0012】この複合素子10では、たとえば外部電極
36c,36dが第1および第2の入力端として用いら
れ、外部電極36a,36bが第1および第2の出力端
として用いられる。この場合、図3に示すように、外部
電極36a,36cを結ぶ第1の入出力ラインの直列腕
に第1のコンデンサC1が接続され、外部電極36b,
36dを結ぶ第2の入出力ラインの直列腕に第2のコン
デンサC2が接続され、これらの出力端側の並列腕に、
インダクタL1が接続された回路を有する複合素子が得
られる。ここで、第1のコンデンサC1は、コンデンサ
用電極18,24で形成され、第2のコンデンサC2
は、コンデンサ用電極20,26で形成される。また、
インダクタL1は、インダクタ用電極32で形成され
る。
【0013】このように、この複合素子10では、第1
および第2の入出力ラインの直列腕に第1および第2の
コンデンサC1,C2が形成され、出力端側の並列腕に
インダクタL1が形成されることにより、第1および第
2の入力端36c,36dと第1および第2の出力端3
6a,36bとの間に、平衡入出力のハイパスフィルタ
が構成される。
【0014】この複合素子10の入力端36c,36d
には、たとえば差動クロックペアなどの極性を反転させ
たクロック信号が入力され、伝送線路として用いられ
る。ここで、第1および第2のコンデンサC1,C2
は、2つの入力端側にのみ接続されているため、第1お
よび第2の入力端側の入力インピーダンスと第1および
第2の出力端側の出力インピーダンスとが異なる値を有
する。そのため、入力端側に接続されるクロック信号出
力側のICの出力インピーダンスと複合素子10の入力
インピーダンスとを合わせることにより、インピーダン
ス整合をとることができる。同様に、複合素子10の出
力端側に接続されるクロック信号入力側のICの入力イ
ンピーダンスと複合素子10の出力インピーダンスとを
合わせることにより、インピーダンス整合をとることが
できる。したがって、出力インピーダンスと入力インピ
ーダンスが異なる値を有するICを接続する場合におい
ても、信号の伝送にあたって損失が少なくなり、消費電
力を小さくすることができる。
【0015】また、誘電体基板上にインダクタ用電極を
形成して積層構造とすることにより、Q値の小さいイン
ダクタを得ることができる。このようなQ値の小さいイ
ンダクタを用いることにより、リンギングの発生を抑え
ることができる。
【0016】さらに、ハイパスフィルタとすることによ
り、低周波信号が減衰されるため、静電気による高電圧
(ESD)が印加されても、それが伝達されにくくな
る。したがって、この複合素子10をESD対策用とし
て用いることができる。図3に示すような回路におい
て、各素子C1,C2,L1の素子値を変えて、入力側
に8kVの電圧を入力し、出力電圧を測定した。そし
て、その結果を表1に示した。
【0017】
【表1】
【0018】表1からわかるように、ハイパスフィルタ
を構成した複合素子10において、各素子C1,C2,
L1の素子値を適当な値に調整することにより、出力電
圧を低くして、ESDの影響を小さくすることができ
る。
【0019】なお、ハイパスフィルタを構成した複合素
子において、図4および図5に示すように、シールド電
極を形成した基体42を用いた複合素子40としてもよ
い。図4および図5において、図1および図2に示す構
成と同じものについては、図1および図2と同じ番号を
付した。この複合素子40では、誘電体基板14の下層
に、別の誘電体基板44が積層される。この誘電体基板
44には、中央部のほぼ全面に、シールド電極46が形
成される。このシールド電極46から、誘電体基板44
の長手方向の対向端部に向かって、引き出し電極46
a,46bが形成される。
【0020】さらに、誘電体基板34上には、別の誘電
体基板48が積層される。この誘電体基板48上には、
シールド電極46およびその引き出し電極46a,46
bと対向するようにして、シールド電極50および引き
出し電極50a,50bが形成される。このシールド電
極50および引き出し電極50a,50bの上には、被
覆用の誘電体基板52が積層される。
【0021】このような基体42を有する複合素子40
では、図4に示すように、基体42の幅方向の対向端部
に、外部電極36a〜36dが形成され、さらに基体4
2の長手方向の対向端部に、外部電極36e,36fが
形成される。そして、外部電極36eには、シールド電
極46,50の引き出し電極46a,50aが接続さ
れ、外部電極36fには、シールド電極46,50の引
き出し電極46b,50bが接続される。これらの外部
電極36e,36fは、接地用として用いられる。この
ように、シールド電極を設けることにより、外部からの
ノイズなどのような電磁的影響を低減することができ
る。
【0022】また、図6および図7に示すように、イン
ダクタ用電極の中央部から、接地用の引き出し電極を引
き出した構造とすることができる。図6および図7にお
いて、図1、図2、図4、図5と同じ構成のものについ
ては、図1、図2、図4、図5と同じ番号を付した。こ
の複合素子60に用いられる基体62では、図5に示す
誘電体基板30に代えて、別の誘電体基板64が用いら
れる。誘電体基板64には、図5に示す誘電体基板30
と同様に、インダクタ用電極32が形成される。さら
に、インダクタ用電極32の中央部から、誘電体基板6
4の長手方向の対向端部に引き出すための引き出し電極
66が形成される。この引き出し電極66は、シールド
電極46,50が接続された外部電極36e,36fに
接続される。この複合素子60は、図8に示すように、
第1および第2の出力端側を結ぶ並列腕に接続されたイ
ンダクタL2,L3の中間部が接地された回路を有する
ものとなる。このような複合素子60においても、図1
や図4に示す複合素子と同様の効果を得ることができ
る。
【0023】なお、図1に示す複合素子10や図4に示
す複合素子40の外部電極36a,36bを第1および
第2の入力端とし、外部電極36c,36dを第1およ
び第2の出力端とすることにより、図9に示すように、
第1および第2の入力端側を結ぶ並列腕にインダクタL
1が接続された複合素子とすることができる。
【0024】また、図10に示すように、第1の入出力
ラインの直列腕に第1のコンデンサC5を接続し、第2
の入出力ラインの直列腕に第2のコンデンサC6を接続
し、これらのコンデンサC5,C6の両端を結ぶ第1お
よび第2の入出力ラインの並列腕にインダクタL4,L
5を接続した場合において、第1の入力端側に第3のコ
ンデンサC3を接続し、第2の入力端側に第3のコンデ
ンサC4を接続した複合素子とすることもできる。
【0025】さらに、図11に示すように、第1の入出
力ラインの直列腕に第1のコンデンサC7を接続し、第
2の入出力ラインの直列腕に第2のコンデンサC8を接
続し、これらのコンデンサC7,C8の両端を結ぶ第1
および第2の入出力ラインの並列腕にインダクタL6,
L7を接続した場合において、第1の出力端側に第3の
コンデンサC9を接続し、第2の出力端側に第3のコン
デンサC10を接続した複合素子とすることもできる。
【0026】さらに、2つ以上の第1のコンデンサを第
1の入出力ラインの直列腕に接続し、2つ以上の第2の
コンデンサを第2の入出力ラインの直列腕に接続し、こ
れらの第1および第2のコンデンサの両端を結ぶ第1お
よび第2の入出力ラインの並列腕のそれぞれにインダク
タを接続し、第1および第2の入力端側の両方、または
第1および第2の出力端側の両方のいずれかに第3のコ
ンデンサを接続することによってハイパスフィルタを形
成してもよい。これらの構成を有するハイパスフィルタ
においても、入力インピーダンスと出力インピーダンス
とを異なる値とすることができ、上述のような効果を得
ることができる。これらの回路は、複合素子に接続され
るICなどの種類に対応して、適宜選択することができ
る。
【0027】また、図12に示すように、ローパスフィ
ルタを形成した複合素子70とすることができる。この
場合、図13に示すような基体72が用いられる。この
基体72は、誘電体基板74を含み、この誘電体基板7
4上に別の誘電体基板76が積層される。この誘電体基
板76上には、2つのコンデンサ用電極78,80が長
手方向に並んで形成される。これらのコンデンサ用電極
78,80から、誘電体基板76の幅方向の一方側に向
かって、引き出し電極78a,80aが形成される。
【0028】コンデンサ用電極78,80上には、誘電
体基板82が積層される。この誘電体基板82上には、
直線状のコンデンサ用電極84が形成される。コンデン
サ用電極84は、誘電体基板76に形成されたコンデン
サ用電極78,80の両方に対向するように形成され
る。
【0029】さらに、コンデンサ用電極84上には、誘
電体基板86が積層され、その上に誘電体基板88が積
層される。この誘電体基板88上には、2つのインダク
タ用電極90,92が形成される。インダクタ用電極9
0,92は、誘電体基板88の幅方向の両端を結ぶよう
に形成される。そして、インダクタ用電極90,92の
中央部が互いに近接するように折り曲げられ、この部分
で磁気的な結合が得られる。さらに、インダクタ用電極
90,92上には、被覆用の誘電体基板94が積層され
る。
【0030】この複合素子70の基体72には、図12
に示すように、外部電極36a〜36dが形成される。
そして、外部電極36aには、コンデンサ用電極78の
引き出し電極78aおよびインダクタ用電極90の一端
が接続される。また、外部電極36bには、コンデンサ
用電極80の引き出し電極80aおよびインダクタ用電
極92の一端が接続される。さらに、外部電極36cに
は、インダクタ用電極90の他端が接続される。また、
外部電極36dには、インダクタ用電極92の他端が接
続される。
【0031】この複合素子70では、たとえば外部電極
36c,36dが第1および第2の入力端として用いら
れ、外部電極36a,36bが第1および第2の出力端
として用いられる。この場合、図14に示すように、外
部電極36a,36cを結ぶ第1の入出力ラインの直列
腕に第1のインダクタL8が接続され、外部電極36
b,36dを結ぶ第2の入出力ラインの直列腕に第2の
インダクタL9が接続され、これらの出力端側の並列腕
にコンデンサC11,C12が接続された回路を有する
複合素子が得られる。そして、第1および第2のインダ
クタL8,L9は、互いに磁気的に結合している。ここ
で、インダクタL8は、インダクタ用電極90で形成さ
れ、インダクタL9は、インダクタ用電極92で形成さ
れる。また、コンデンサC11は、コンデンサ用電極7
8,84で形成され、コンデンサC12は、コンデンサ
用電極80,84で形成される。
【0032】このように、この複合素子70では、第1
および第2の入出力ラインの直列腕に第1および第2の
インダクタL8,L9が形成され、出力端側の並列腕に
コンデンサC11,C12が形成されることにより、第
1および第2の入力端36c,36dと第1および第2
の出力端36a,36bとの間に、平衡入出力のローパ
スフィルタが構成される。
【0033】この複合素子70においても、インダクタ
L8,L9が、2つの入力端側にのみ接続されているた
め、第1および第2の入力端側の入力インピーダンスと
第1および第2の出力端側の出力インピーダンスとが異
なる値を有する。そのため、入力端側に接続されるクロ
ック信号出力用のICの出力インピーダンスと複合素子
70の入力インピーダンスとを合わせることにより、イ
ンピーダンス整合をとることができる。同様に、複合素
子70の出力端側に接続されるクロック信号入力側のI
Cの入力インピーダンスと複合素子70の出力インピー
ダンスとを合わせることにより、インピーダンス整合を
とることができる。したがって、出力インピーダンスと
入力インピーダンスが異なる値を有するICを接続する
場合においても、信号の伝送にあたって損失が少なくな
り、消費電力を小さくすることができる。
【0034】また、誘電体基板上にインダクタ用電極を
形成して積層構造とすることにより、Q値の小さいイン
ダクタを得ることができる。このようなQ値の小さいイ
ンダクタを用いることにより、リンギングの発生を抑え
ることができる。
【0035】さらに、ローパスフィルタとすることによ
り、高周波成分をカットすることができる。そのため、
高周波成分を含んで波形なまりを起こしていた従来の場
合に比べて、この複合素子70を用いることにより、波
形なまりのない正常なパルス波を得ることができる。
【0036】また、複合素子70をローパスフィルタと
し、インダクタL8,L9間の磁気結合M1を最適に設
計することにより、差動クロックペアのスキューを抑制
することができる。従来においては、図15に示すよう
に、極性の反転したクロック信号の到達時間に差が生
じ、クロック波形にずれが生じている。しかしながら、
この複合素子70を用いれば、図16に示すように、ク
ロック信号の到達時間に差がなく、クロック波形にずれ
が生じていない。なお、インダクタL8,L9間の磁気
結合M1の調整は、たとえばインダクタ用電極90,9
2の対向する部分の長さや間隔を調整することにより可
能である。
【0037】このようなローパスフィルタを構成した複
合素子においても、図17および図18に示すように、
シールド電極を形成することができる。図17および図
18において、図12および図13と同じ構成のものに
ついては、図12および図13と同じ番号を付した。こ
の複合素子100に用いられる基体102では、図18
に示すように、誘電体基板74の下層側に、別の誘電体
基板104が積層される。この誘電体基板104の中央
部のほぼ全面に、シールド電極106が形成される。こ
のシールド電極106から、誘電体基板104の長手方
向の両端に向かって、引き出し電極106a,106b
が形成される。また、誘電体基板94上には、別の誘電
体基板108が積層される。この誘電体基板108上に
は、シールド電極106および引き出し電極106a,
106bに対向するようにして、シールド電極110お
よび引き出し電極110a,110bが形成される。こ
のシールド電極110上には、被覆用の誘電体基板11
2が積層される。
【0038】この複合素子100の基体102には、図
17に示すように、外部電極36a〜36fが形成さ
れ、シールド電極106の引き出し電極106a,10
6bおよびシールド電極110の引き出し電極110
a,110bが、外部電極36e,36fに接続され
る。このようなシールド電極106,110を形成する
ことにより、外部からのノイズなどの電磁的影響を抑制
することができる。
【0039】なお、図12に示す複合素子70や図17
に示す複合素子100の外部電極36a,36bを第1
および第2の入力端とし、外部電極36c,36dを第
1および第2の出力端とすることにより、図19に示す
ように、第1および第2の入力端側を結ぶ並列腕にコン
デンサC11,C12が接続された複合素子とすること
ができる。
【0040】また、図20に示すように、第1の入出力
ラインの直列腕に第1のインダクタL12を接続し、第
2の入出力ラインの直列腕に第2のインダクタL13を
接続し、これらのインダクタL12,L13の両端を結
ぶ第1および第2の入出力ラインの並列腕にコンデンサ
C13,C14,C15,C16を接続した場合におい
て、第1の入力端側に第3のインダクタL10を接続
し、第2の入力端側に第3のインダクタL11を接続し
た複合素子とすることもできる。このような複合素子に
おいても、インダクタL10,L11間の磁気結合M2
およびインダクタL12,L13間の磁気結合M3を最
適に設計することにより、差動クロックペアのスキュー
を抑制することができる。
【0041】さらにた、図21に示すように、第1の入
出力ラインの直列腕に第1のインダクタL14を接続
し、第2の入出力ラインの直列腕に第2のインダクタL
15を接続し、これらのインダクタL14,L15の両
端を結ぶ第1および第2の入出力ラインの並列腕にコン
デンサC17,C18,C19,C20を接続した場合
において、第1の出力端側に第3のインダクタL16を
接続し、第2の出力端側に第3のインダクタL17を接
続した複合素子とすることもできる。このような複合素
子においても、インダクタL14,L15間の磁気結合
M4およびインダクタL16,L17間の磁気結合M5
を最適に設計することにより、差動クロックペアのスキ
ューを抑制することができる。これらの回路は、複合素
子に接続されるICなどの種類に対応して、適宜選択す
ることができる。
【0042】さらに、2つ以上の第1のインダクタを第
1の入出力ラインの直列腕に接続し、2つ以上の第2の
インダクタを第2の入出力ラインの直列腕に接続し、第
1および第2のインダクタの両側を結ぶ入出力ラインの
並列腕のそれぞれにコンデンサを接続し、第1および第
2の入力端側の両方、または第1および第2の出力端側
の両方のいずれかに第3のインダクタを接続することに
よってローパスフィルタを形成してもよい。これらの構
成を有するローパスフィルタにおいても、入力インピー
ダンスと出力インピーダンスとを異なる値とすることが
でき、上述のような効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、差動クロックペアな
どのような信号を伝送する平衡系伝送線路として用いら
れる複合素子において、出力インピーダンスと入力イン
ピーダンスの異なるICを接続する際に、インピーダン
ス整合をとることができ、消費電力を小さくすることが
できる。また、積層構造の複合素子とすることにより、
インダクタのQ値を小さいものとすることができ、リン
ギングの発生を抑えることができる。さらに、複合素子
をハイパスフィルタとすることにより、静電気による高
電圧の伝達を抑え、ICなどの破壊を防止することがで
きる。また、複合素子をローパスフィルタとすることに
より、高周波成分を除去して、波形なまりを抑えること
ができ、正確な波形のパルスを伝達させることができ
る。このとき、2つの入出力ラインの直列腕に接続され
るインダクタの磁気結合を最適に設計することにより、
スキューの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の複合素子の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す複合素子の基体を示す分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示す複合素子の等価回路図である。
【図4】この発明の複合素子の他の例を示す斜視図であ
る。
【図5】図4に示す複合素子の基体を示す分解斜視図で
ある。
【図6】この発明の複合素子のさらに他の例を示す斜視
図である。
【図7】図6に示す複合素子の基体を示す分解斜視図で
ある。
【図8】図6に示す複合素子の等価回路図である。
【図9】図1または図4に示す複合素子の入出力端を逆
にして用いた場合を示す等価回路図である。
【図10】ハイパスフィルタとして用いられる複合素子
の他の例を示す等価回路図である。
【図11】ハイパスフィルタとして用いられる複合素子
のさらに他の例を示す等価回路図である。
【図12】この発明の複合素子の別の例を示す斜視図で
ある。
【図13】図12に示す複合素子の基体を示す分解斜視
図である。
【図14】図12に示す複合素子の等価回路図である。
【図15】従来の線路を用いて差動クロックペアを伝送
したときの波形図である。
【図16】図12に示す複合素子を用いて差動クロック
ペアを伝送したときの波形図である。
【図17】この発明の複合素子のさらに別の例を示す斜
視図である。
【図18】図17に示す複合素子の基体を示す分解斜視
図である。
【図19】図12または図17に示す複合素子の入出力
端を逆にして使用した場合を示す等価回路図である。
【図20】ローパスフィルタとして用いられる複合素子
の他の例を示す等価回路図である。
【図21】ローパスフィルタとして用いられる複合素子
のさらに他の例を示す等価回路図である。
【符号の説明】
10,40,60,70,100 複合素子 12,42,62,72,102 基体 14,16,22,28,30,34 誘電体基板 18,20,24,26 コンデンサ用電極 32 インダクタ用電極 36a,36b,36c,36d,36e,36f 外
部電極 44,48,52,64 誘電体基板 46,50 シールド電極 74,76,82,86,88,94 誘電体基板 78,80,84 コンデンサ用電極 90,92 インダクタ用電極 104,108,112 誘電体基板 106,110 シールド電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された複数の誘電体基板、 前記複数の誘電体基板の少なくとも1枚に形成され、イ
    ンダクタを構成するインダクタ用電極、 前記複数の誘電体基板の少なくとも2枚に形成され、第
    1および第2のコンデンサを構成するコンデンサ用電
    極、および第1および第2の入力端と、第1および第2
    の出力端と、を有してなる複合素子であって、 前記第1の入力端と前記第1の出力端とを結ぶ第1の入
    出力ラインの直列腕に1つの前記第1のコンデンサを配
    置し、 前記第2の入力端と前記第2の出力端とを結ぶ第2の入
    出力ラインの直列腕に1つの前記第2のコンデンサを配
    置し、 前記第1の入力端側と前記第2の入力端側とを結ぶ並列
    腕、または前記第1の出力端側と前記第2の出力端側と
    を結ぶ並列腕に、1つまたは複数の前記インダクタを配
    置してなるハイパスフィルタを構成することで、前記第
    1および第2の入力端の入力インピーダンスと、前記第
    1および第2の出力端の出力インピーダンスとを異なら
    せたことを特徴とする、複合素子。
  2. 【請求項2】 積層された複数の誘電体基板、 前記複数の誘電体基板の少なくとも1枚に形成され、第
    1および第2のインダクタを構成するインダクタ用電
    極、 前記複数の誘電体基板の少なくとも2枚に形成され、コ
    ンデンサを構成するコンデンサ用電極、および第1およ
    び第2の入力端と、第1および第2の出力端と、を有し
    てなる複合素子であって、 前記第1の入力端と前記第1の出力端とを結ぶ第1の入
    出力ラインの直列腕に1つの前記第1のインダクタを配
    置し、 前記第2の入力端と前記第2の出力端とを結ぶ第2の入
    出力ラインの直列腕に1つの前記第2のインダクタを配
    置し、 前記第1の入力端側と前記第2の入力端側とを結ぶ並列
    腕、または前記第1の出力端側と前記第2の出力端側と
    を結ぶ並列腕に、1つまたは複数の前記コンデンサを配
    置してなるローパスフィルタを構成することで、前記第
    1および第2の入力端の入力インピーダンスと、前記第
    1および第2の出力端の出力インピーダンスとを異なら
    せたことを特徴とする、複合素子。
  3. 【請求項3】 積層された複数の誘電体基板、 前記複数の誘電体基板の少なくとも1枚に形成され、イ
    ンダクタを構成するインダクタ用電極、 前記複数の誘電体基板の少なくとも2枚に形成され、第
    1、第2および第3のコンデンサを構成するコンデンサ
    用電極、および第1および第2の入力端と、第1および
    第2の出力端と、を有してなる複合素子であって、 前記第1の入力端と前記第1の出力端とを結ぶ第1の入
    出力ラインの直列腕に少なくとも1つの前記第1のコン
    デンサを配置し、 前記第2の入力端と前記第2の出力端とを結ぶ第2の入
    出力ラインの直列腕に少なくとも1つの前記第2のコン
    デンサを配置し、 前記第1のコンデンサおよび前記第2のコンデンサの両
    端を結ぶ前記第1および第2の入出力ラインの並列腕の
    それぞれに、1つまたは複数の前記インダクタを配置す
    ることによりハイパスフィルタを構成し、 前記第1および第2の入力端側の両方、または前記第1
    および第2の出力端側の両方のいずれかに、前記第3の
    コンデンサを付加して、前記第1および第2の入力端の
    入力インピーダンスと、前記第1および第2の出力端の
    出力インピーダンスとを異ならせたことを特徴とする、
    複合素子。
  4. 【請求項4】 積層された複数の誘電体基板、 前記複数の誘電体基板の少なくとも1枚に形成され、第
    1、第2および第3のインダクタを構成するインダクタ
    用電極、 前記複数の誘電体基板の少なくとも2枚に形成され、コ
    ンデンサを構成するコンデンサ用電極、および第1およ
    び第2の入力端と、第1および第2の出力端と、を有し
    てなる複合素子であって、 前記第1の入力端と前記第1の出力端とを結ぶ第1の入
    出力ラインの直列腕に少なくとも1つの前記第1のイン
    ダクタを配置し、 前記第2の入力端と前記第2の出力端とを結ぶ第2の入
    出力ラインの直列腕に少なくとも1つの前記第2のイン
    ダクタを配置し、 前記第1のインダクタおよび前記第2のインダクタの両
    端を結ぶ前記第1および第2の入出力ラインの並列腕の
    それぞれに、1つまたは複数の前記コンデンサを配置す
    ることによりローパスフィルタを構成し、 前記第1および第2の入力端側の両方、または前記第1
    および第2の出力端側の両方のいずれかに、前記第3の
    インダクタを付加して、前記第1および第2の入力端の
    入力インピーダンスと、前記第1および第2の出力端の
    出力インピーダンスとを異ならせたことを特徴とする、
    複合素子。
  5. 【請求項5】 前記インダクタ用電極および前記コンデ
    ンサ用電極が形成された前記複数の誘電体基板の全体を
    挟むようにして、前記複数の誘電体基板上に形成された
    少なくとも2つのシールド電極を有することを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の複合素
    子。
  6. 【請求項6】 前記第1の入出力ラインの直列腕に接続
    された前記第1のインダクタと、前記第2の入出力ライ
    ンの直列腕に接続された前記第2のインダクタとが、磁
    気的に結合したことを特徴とする、請求項2または請求
    項4に記載の複合素子。
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