JP2003075515A - 半導体集積回路の試験装置およびその試験方法 - Google Patents

半導体集積回路の試験装置およびその試験方法

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JP2003075515A JP2001264641A JP2001264641A JP2003075515A JP 2003075515 A JP2003075515 A JP 2003075515A JP 2001264641 A JP2001264641 A JP 2001264641A JP 2001264641 A JP2001264641 A JP 2001264641A JP 2003075515 A JP2003075515 A JP 2003075515A
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真二 山田
Teruhiko Funakura
輝彦 船倉
Hisayoshi Hanai
寿佳 花井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/D変換回路とD/A変換回路を有するミ
ックス・ド・シグナルタイプの半導体集積回路につい
て、A/D変換回路とD/A変換回路の試験を、高精
度、高速で、しかも省スペースで行うことのできる半導
体集積回路の試験装置とその試験方法を提案する。 【解決手段】 被試験半導体集積回路と信号のやり取り
を行うテスト回路基板の近傍にテスト補助装置(BOS
T装置)を設け、このテスト補助装置の試験用D/A変
換回路と試験用A/D変換回路と、測定データメモリ
と、解析部とをそれぞれ別の回路基板に搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路の
試験装置および半導体集積回路の試験方法、特にアナロ
グ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、デ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と
を含んだ半導体集積回路の試験装置および試験方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この半導体集積回路の試験装置はテスタ
と呼ばれる。近年、機能的にシステム化された複数回路
モジュールで構成されているワンチップ半導体集積回路
(1チップLSI)または複数回路のそれぞれのチップ
を組み合わせた混成集積回路(チップセットLSI)な
どとして構成されるシステムLSIにおいて、高性能、
高精度のデジタル回路とアナログ回路を組み合わせた混
合化(ミックス・ド・シグナル化)が急速に進んでお
り、これらの半導体集積回路に対する試験装置について
もこの混合化への対応が進み、試験装置メーカからミッ
クス・ド・シグナル化半導体集積回路に対応するテスタ
が提供されている。
【0003】しかし、このミックス・ド・シグナル化半
導体集積回路に対応するテスタはその高性能仕様に対応
するため、装置が高価格化する傾向にあり、そのような
状況のなかで、既存の低速、低精度の、例えばロジック
LSIなどに用いられたテスタを再利用して、テスタの
高価格化を避ける動きも出てきている。
【0004】かかる試験装置での大きな課題が、デジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、ア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路の
試験であり、これらの高精度化に伴い、これらの変換回
路を含んだ半導体集積回路に対する試験装置を如何に低
価格で実現するかが課題となっている。
【0005】一般的なテスタの試験環境では、テスタ内
部の測定装置から被試験半導体集積回路(DUTとい
う)までの測定経路には、プローブカード、DUTボー
ドなどのテスト回路基板、ケーブルなどのテスタとDU
T間接続治具が複数存在し、その測定経路も長いため、
ノイズ発生、測定精度低下の原因となり、また複数のD
UTを同時に試験するようなことも困難である。また、
低速テスタでは、その速度の制約から、実使用速度での
試験が不可能な点、量産試験での試験時間の増大が懸念
される。
【0006】特開平1−316024号公報には、テス
ト回路のD/A変換部への入力データにより指定された
アドレスに変換データを収納するための記憶素子を設
け、D/A変換したアナログ信号をA/D変換器に入力
し、この出力を記憶素子に順次格納し、全ての入力デー
タに対して変換が終了すると記憶素子に格納した変換デ
ータを順次テスタに送り込み、テスタで入力データと変
換データとを順次比較判定するものが提案されている。
【0007】しかし、D/A変換部への入力データ、変
換データを記憶する記憶素子に対するアドレス、制御信
号をテスタから供給する必要があり、さらに記憶素子の
記憶データをテスタに供給する必要があり、テスタとD
UTとの間の長い測定経路でのノイズにより、測定精度
が低下する恐れがある。またテスタ・ピンエレクトロニ
クス数の占有から複数のDUTに対する同時測定は困難
である。さらに、変換データをテスタへ送る通信に時間
がかかり、また試験結果を判定処理を全試験の終了後に
行うので、試験時間の短縮も困難である。
【0008】この出願の発明者らは、平成12年11月
22日付けで、前述の課題を改善することのできる発明
を特願2000−356724号として出願したが、こ
の先願の発明においては、BOSTと呼ばれるテスト補
助装置がまだ大型であり、テスト回路基板の近傍のスペ
ースにうまく設置するためにさらに改善が必要であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明はかかる課題
を改善し、テスト補助装置により高速度でしかも高精度
の測定をより安価に実現でき、またテスト補助装置をよ
り小さいスペースに設置できる半導体集積回路の試験装
置を提案するものである。
【0010】またこの発明は、より小さいスペースに設
置できるテスト補助装置によって、高速度でしかも高精
度の測定を行うことのできる半導体集積回路の試験方法
を提案するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体集
積回路の試験装置は、アナログ信号をデジタル信号に変
換するA/D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路
と信号のやり取りを行うように構成されたテスト回路基
板、このテスト回路基板の近傍に配置され、それに接続
されたテスト補助装置、および前記テスト補助装置に接
続された試験機を備え、前記テスト補助装置は、デジタ
ル試験信号を発生して前記被試験半導体集積回路のD/
A変換回路に供給するデータ回路と、このデータ回路か
らのデジタル試験信号をアナログ試験信号に変換して前
記被試験半導体集積回路のA/D変換回路に供給する試
験用D/A変換回路と、前記被試験半導体集積回路のD
/A変換回路のアナログ試験出力をデジタル試験出力に
変換する試験用A/D変換回路と、前記被試験半導体集
積回路のA/D変換回路からのデジタル試験出力と前記
試験用A/D変換回路のデジタル試験出力を記憶する測
定データメモリと、前記測定データメモリに記憶された
前記各デジタル試験出力を解析する解析部とを有し、こ
れらのデータ回路、試験用D/A変換回路、試験用A/
D変換回路、測定データメモリ、および解析部が複数の
回路基板に分設して構成され、前記試験機からの指示に
基づいて前記デジタル試験信号と前記アナログ試験信号
を含む試験信号を被試験半導体集積回路に与え、前記測
定データメモリに記憶された各デジタル試験出力を前記
解析部によって解析した解析結果を、前記試験機に与え
るものである。
【0012】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路と信号のや
り取りを行うように構成されたテスト回路基板、このテ
スト回路基板の近傍に配置され、それに接続されたテス
ト補助装置、および前記テスト補助装置に接続された試
験機を備え、前記テスト補助装置は、デジタル試験信号
を発生して前記被試験半導体集積回路のD/A変換回路
に供給するデータ回路と、このデータ回路からのデジタ
ル試験信号をアナログ試験信号に変換して前記被試験半
導体集積回路のA/D変換回路に供給する試験用D/A
変換回路と、前記被試験半導体集積回路のD/A変換回
路のアナログ試験出力をデジタル試験出力に変換する試
験用A/D変換回路と、前記被試験半導体集積回路のA
/D変換回路からのデジタル試験出力と前記試験用A/
D変換回路のデジタル試験出力を記憶する測定データメ
モリと、前記測定データメモリに記憶された前記各デジ
タル試験出力を解析する解析部と、少なくとも前記試験
用D/A変換回路と前記試験用A/D変換回路とを搭載
した第1回路基板と、少なくとも前記測定データメモリ
を搭載した第2回路基板と、少なくとも前記解析部を搭
載した第3回路基板とを持って構成されており、前記試
験機からの指示に基づいて前記デジタル試験信号と前記
アナログ試験信号を含む試験信号を被試験半導体集積回
路に与え、前記測定データメモリに記憶された各デジタ
ル試験出力を前記解析部によって解析した解析結果を、
前記試験機に与えるものである。
【0013】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記第2回路基板が、少なくとも前記測定デ
ータメモリとともに、前記データ回路を搭載したもので
ある。
【0014】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記第1回路基板と第2回路基板と第3回路
基板が、互いにほぼ平行に、しかも前記テスト回路基板
に対してほぼ垂直に配置されたものである。
【0015】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記テスト回路基板とほぼ平行にインターフ
ェイス基板が配置され、このインターフェイス基板は、
前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取りを行
うとともに、前記テスト回路基板との間の信号のやり取
りを行うものである。
【0016】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記テスト回路基板とほぼ平行に第1、第2
インターフェイス基板が配置され、前記第1インターフ
ェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号
のやり取りを行い、また前記第2インターフェイス基板
は、前記テスト回路基板との間の信号のやり取りを行う
ものである。
【0017】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記テスト回路基板の近傍に前記試験機のテ
ストヘッド部が配置され、このテストヘッド部はそれを
貫通するスコープ穴を有し、前記第1、第2、第3の回
路基板の少なくとも一部が、このスコープ穴内に位置す
るように配置されたものである。
【0018】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記半導体集積回路が半導体集積回路チップ
をモールド樹脂で覆いこのモールド樹脂から複数の端子
を導出したモールド型ICとして構成され、前記テスト
回路基板がこのモールド型ICを装着するソケットを有
する。
【0019】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記半導体集積回路が半導体ウエハに含まれ
ており、前記テスト回路基板には前記半導体集積回路に
コンタクトする複数のプローブ針が設けられている。
【0020】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記第1、第2、第3回路基板が前記テスト
回路基板に対してほぼ平行な共通の平面上に、並べて配
置されたものである。
【0021】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記テスト回路基板とほぼ平行にインターフ
ェイス基板が配置され、このインターフェイス基板は、
前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取りを行
うとともに、前記テスト回路基板との間の信号のやり取
りを行うものである。
【0022】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記テスト回路基板とほぼ平行に第1、第2
インターフェイス基板が配置され、前記第1インターフ
ェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号
のやり取りを行い、また前記第2インターフェイス基板
は、前記テスト基板との間の信号のやり取りを行うもの
である。
【0023】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記第1、第2、第3回路基板が前記テスト
回路基板に対して互いにほぼ平行に、しかも相互間に間
隙を介して重なるように配置されたものである。
【0024】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記テスト回路基板とほぼ平行にインターフ
ェイス基板が配置され、このインターフェイス基板は、
前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取りを行
うとともに、前記テスト基板回路との間の信号のやり取
りを行うものである。
【0025】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記テスト回路基板とほぼ平行に第1、第2
インターフェイス基板が配置され、前記第1インターフ
ェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号
のやり取りを行い、また前記第2インターフェイス基板
は、前記テスト回路基板との間の信号のやり取りを行う
行うものである。
【0026】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記インターフェイス基板には、前記試験機
から前記被試験半導体集積回路への試験信号と、前記テ
スト補助装置から前記被試験半導体集積回路への試験信
号とを切替えるリレー回路が搭載されたものである。
【0027】また、この発明による半導体集積回路の試
験装置は、前記第1インターフェイス基板には、前記テ
スト補助装置の電源部が搭載され、また前記第2インタ
ーフェイス基板には、前記試験機から前記被試験半導体
集積回路への試験信号と、前記テスト補助装置から前記
被試験半導体集積回路への試験信号を切替えるリレー回
路が搭載されたものである。
【0028】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路を試験する
半導体集積回路の試験方法であって、前記被試験半導体
集積回路と信号のやり取りを行うテスト回路基板の近傍
に、デジタル試験信号を発生して前記被試験半導体集積
回路のD/A変換回路に供給するデータ回路と、このデ
ータ回路からのデジタル試験信号をアナログ試験信号に
変換して前記被試験半導体集積回路のA/D変換回路に
供給する試験用D/A変換回路と、前記被試験半導体集
積回路のD/A変換回路のアナログ試験出力をデジタル
試験出力に変換する試験用A/D変換回路と、前記被試
験半導体集積回路のA/D変換回路からのデジタル試験
出力と前記試験用A/D変換回路のデジタル試験出力を
記憶する測定データメモリと、前記測定データメモリに
記憶された前記各デジタル試験出力を解析する解析部と
を有し、これらのデータ回路、試験用D/A変換回路、
試験用A/D変換回路、測定データメモリ、および解析
部が複数の回路基板に分設されたテスト補助装置を配置
し、試験機からの指示に基づいて前記デジタル試験信号
と前記アナログ試験信号を含む試験信号を被試験半導体
集積回路に与え、前記測定データメモリに記憶された各
デジタル試験出力を前記解析部によって解析した解析結
果を、前記試験機に与えて前記被試験半導体集積回路の
試験を行う。
【0029】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路を試験する
半導体集積回路の試験方法であって、前記被試験半導体
集積回路と信号のやり取りを行うテスト回路基板の近傍
に、デジタル試験信号を発生して前記被試験半導体集積
回路のD/A変換回路に供給するデータ回路と、このデ
ータ回路からのデジタル試験信号をアナログ試験信号に
変換して前記被試験半導体集積回路のA/D変換回路に
供給する試験用D/A変換回路と、前記被試験半導体集
積回路のD/A変換回路のアナログ試験出力をデジタル
試験出力に変換する試験用A/D変換回路と、前記被試
験半導体集積回路のA/D変換回路からのデジタル試験
出力と前記試験用A/D変換回路のデジタル試験出力を
記憶する測定データメモリと、前記測定データメモリに
記憶された前記各デジタル試験出力を解析する解析部
と、少なくとも前記試験用D/A変換回路と前記試験用
A/D変換回路とを搭載した第1回路基板と、少なくと
も前記測定データメモリを搭載した第2回路基板と、少
なくとも前記解析部を搭載した第3回路基板とを有する
テスト補助装置を配置し、試験機からの指示に基づいて
前記デジタル試験信号と前記アナログ試験信号を含む試
験信号を被試験半導体集積回路に与え、前記測定データ
メモリに記憶された各デジタル試験出力を前記解析部に
よって解析した解析結果を、前記試験機に与えて前記半
導体集積回路の試験を行う。
【0030】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法は、前記テスト補助装置の前記第1回路基板と第
2回路基板と第3回路基板が、互いにほぼ平行に、しか
も前記テスト回路基板に対してほぼ垂直に配置され、試
験が行われる。
【0031】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法は、前記テスト回路基板とほぼ平行にインターフ
ェイス基板が配置され、このインターフェイス基板は、
前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取りを行
うとともに、前記テスト基板との間の信号のやり取りを
行いながら試験を行う。
【0032】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法は、前記テスト回路基板とほぼ平行に第1、第2
インターフェイス基板が配置され、前記第1インターフ
ェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号
のやり取りを行い、また前記第2インターフェイス基板
は、前記テスト回路基板との間の信号のやり取りを行い
ながら試験を行う。
【0033】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法は、前記テスト回路基板の近傍に前記試験機のテ
ストヘッド部が配置され、このテストヘッド部はそれを
貫通するスコープ穴を有し、前記第1、第2、第3の回
路基板が、このスコープ穴内に位置するように配置され
て試験が行われる。
【0034】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法は、前記半導体集積回路が半導体集積回路チップ
をモールド樹脂で覆いこのモールド樹脂から複数の端子
を導出したモールド型ICとして構成され、前記テスト
回路基板にこのモールド型ICが装着された状態で試験
が行われる。
【0035】さらに、この発明による半導体集積回路の
試験方法は、前記半導体集積回路が半導体ウエハに含ま
れており、前記テスト回路基板に設けられた複数のプロ
ーブ針が前記半導体ウエハにコンタクトした状態で試験
が行われる。
【0036】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
よる半導体集積回路の試験装置の実施の形態1の構成を
示す図である。(a)図はこの実施の形態1の主要部を
示す側面図であり、(b)図は試験機(テスタ本体)を
含む実施の形態1の上面図である。
【0037】この図1に示す実施の形態1の試験装置
は、被試験半導体集積回路(DUT)1がLSIチップ
または半導体ウエハ2に含まれている場合、すなわち半
導体集積回路の前工程で用いられる試験装置である。こ
の試験装置は、プロ−ビング装置(プローバ)10、試
験機(LSIテスタ本体)20、この試験機20のテス
トヘッド部25およびテスト補助装置(BOST装置)
30を備えている。なお、BOST装置30は、外付け
自己診断装置であり、BUILT-OFF-SELF-TESTの略称であ
る。
【0038】まず、DUT1は、たとえばシステムLS
Iであり、多数のロジック回路、メモリ回路、および複
数のA/D変換回路、複数のD/A変換回路を含んで構
成される。各A/D変換回路は、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換し、また各D/A変換回路はデジタル信号
をアナログ信号に変換するものである。この種のDUT
1は、アナログ信号と、デジタル信号の両方の信号を扱
うもので、いわゆるミックス・ド・シグナル型システム
LSIである。DUT1としては、複数のチップを共通
の回路基板上に集積したミックス・ド・シグナル型の混
成集積回路(ハイブリッドIC)も使用できる。
【0039】プロービング装置(プローバ)10は、テ
スト回路基板11を有し、このテスト回路基板11はこ
の実施の形態1では、プローブカードとして構成され、
その下面中央に多数のプローブ針12が設けられてい
る。このプローブ針12は、DUT1を含むLSIチッ
プまたは半導体ウエハ2に接触するように設置され、D
UT1の所定部分に所定の電圧、電流または信号を与
え、また別の所定部分から所定の電圧、電流または信号
を取り出す。
【0040】試験機20のテストヘッド部25は、試験
機20にケーブル21を介して接続されており、試験機
20からの電源電圧、クロック信号、制御信号、および
試験信号をDUT1に供給し、また試験機20からの電
源電圧、テストNo.コードなどのテスト指令信号、B
OST制御信号をBOST装置30に供給する。このテ
ストヘッド部25は、たとえば四角柱状に形成されてお
り、その中心部にはテストヘッド部25を貫通する円形
のスコープ穴26が形成されている。このスコープ穴2
6はたとえば120から130ミリメートルの直径を有
する。プロービング装置10の上には、環状のポゴリン
グ13が配置され、さらにこのポゴリング13上には環
状のアタッチメントボード14が配置され、このアタッ
チメントボード14の上に、テストヘッド部25が配置
される。このテストヘッド部25からの電圧、信号は、
アタッチメントボード14、ポゴリング13を介してテ
スト回路基板11に供給され、このテスト回路基板11
から、DUT1およびBOST装置30に供給される。
【0041】BOST装置30は、テスト回路基板11
上に配置される。このBOST装置30は、5枚の回路
基板31、32、33、34、35から構成される。回
路基板31、32、33は、互いに平行に、しかもテス
ト回路基板11に対して垂直に配置され、残りの回路基
板34、35はテスト回路基板11に対して平行に互い
に重なるように配置されている。回路基板34、35
は、インターフェイス基板である。インターフェイス基
板35は、テスト回路基板11のすぐ上に間隔を置いて
配置され、このインターフェイス基板35の上にインタ
ーフェイス基板34が間隔をおいて配置される。回路基
板31、32、33は、このインターフェイス基板34
の上に互いに間隔をおいて配置される。
【0042】BOST装置30の回路基板34、35
は、環状のポゴリング13の内周の内部空間に配置さ
れ、回路基板31、32、33はこれらの回路基板3
4、35から垂直に延び、アタッチメントボード14の
内周の内部空間を経て、テストヘッド部25のスコープ
穴26内の内部空間に延びている。このように、BOS
T装置30は、テスト回路基板11上に残された空間、
具体的には、ポゴリング13、アタッチメントボード1
4、およびスコープ穴26の内部空間を利用して配置さ
れている。
【0043】図2は実施の形態1における電気回路構成
を示すブロック図である。DUT1は、アナログ信号を
デジタル信号に変換するA/D変換回路51と、デジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路52を
含んでいる。DUT1は、実際には多数のA/D変換回
路51と、多数のD/A変換回路52を含むが、図2に
は代表的にそれぞれ1つのA/D変換回路51と、D/
A変換回路52を示している。
【0044】BOST装置30は、DUT1のA/D変
換回路51に対してアナログ試験信号を供給する試験用
D/A変換回路61と、DUT1のD/A変換回路52
からのアナログ試験出力をデジタル試験出力に変換する
試験用A/D変換回路62とを有し、さらにDAC入力
データ回路(DACカウンタ)63、データ書き込み制
御回路64、測定データメモリアドレスカウンタ65、
測定データメモリ66、基準クロック回路67、クロッ
ク発生回路68、及びDSP解析部69を有する。DS
P解析部69はDSPプログラムROM70を有してい
る。
【0045】さらに、BOST装置30はBOST電源
71、複数のリレーRY1からRY4を有するリレー回
路RYを含んでいる。BOST電源71は、BOST装
置30の各回路に電源電圧を供給する電源であり、また
リレー回路RYは、BOST装置30からDUT1への
試験信号と、テストヘッド部25からDUT1への試験
信号とを切替える。BOST装置30からDUT1への
試験信号は、D/A変換回路61からA/D変換回路5
1へのアナログ試験信号、DAC入力データ回路63か
らD/A変換回路52へのデジタル試験信号を含んでい
る。これらの試験信号はリレーRY1、RY2の切替え
により、テストヘッド部25から直接供給することもで
きる。このテストヘッド部25からの試験信号には、D
AC入力データ回路63では生成できないテストデータ
も含まれる。この試験信号の切替えに伴い、リレー回路
RYはまた、DUT1からの試験出力をも切替える。A
/D変換回路51からのアナログ試験出力は、通常BO
ST装置30の測定データメモリ66に供給され、また
D/A変換回路52からのデジタル試験出力はA/D変
換回路62を経て測定データメモリ66に供給される
が、テストヘッド部25からの試験信号が与えられると
きには、これらの試験出力はリレーRY3、RY4によ
り、テストヘッド部25に供給される。テストヘッド部
25からの試験信号には、BOST装置30とDUT1
との間の接続をチェックするための試験信号、BOST
装置30の動作診断を行う試験信号も含まれる。
【0046】試験用D/A変換回路61、試験用A/D
変換回路62は、図1の第1回路基板31に搭載されて
おり、DAC入力データ回路63、データ書き込み制御
回路64、測定データメモリアドレスカウンタ65、測
定データメモリ66、基準クロック回路67およびクロ
ック発生回路68は、図1の第2回路基板32に搭載さ
れており、またDSP解析部69は、図1の第3回路基
板33に搭載されている。図1のインターフェイス基板
34には、回路基板31、32、33間の相互接続機能
が搭載されるとともに、リレー回路RYが搭載される。
図1のインターフェイス基板35には、BOST装置3
0とテスト回路基板11(テストヘッド部25)との間
の相互接続機能が搭載されるとともに、BOST電源7
1が搭載される。
【0047】実施の形態1における回路基板31〜3
3、インターフェイス基板34、35に搭載される機
能、回路部品を整理すると次の通りになる。 第1回路基板31:D/A変換回路61、A/D変換回
路62 第2回路基板32:DAC入力カウンタ63、データ書
き込み制御回路64、測定データメモリアドレスカウン
タ65、測定データメモリ66、基準クロック回路6
7、およびクロック発生回路68 第3回路基板33:DSP解析部69 インターフェイス基板34:回路基板31〜33の間の
相互接続機能、およびリレー回路RY インターフェイス基板35:BOST装置とテスト回路
基板11(テストヘッド部)との間の相互接続機能、お
よびBOST電源71
【0048】試験指令信号は、試験機20から供給され
る。この指令にはテストNo.コードが含まれる。この
指令は、テストヘッド部25に供給され、このテストヘ
ッド部25から、アタッチメントボード14、ポゴリン
グ13を経て、テスト回路基板11に供給され、さらに
このテスト回路基板からBOST装置30のインターフ
ェイス基板35、インターフェイス基板34を経て、回
路基板32に与えられる。試験用のデジタル試験信号
(テストデータ)は回路基板32に搭載されたDAC入
力データ回路63に蓄えられており、試験機20からの
試験指令信号に基づき、このDAC入力データ回路63
からのテストデータは、インターフェイス基板34、3
5、テスト回路基板11を経てDUT1のD/A変換回
路52に与えられ、またインターフェイス基板34を経
て、回路基板31上の試験用D/A変換回路61にも供
給される。D/A変換回路61に供給されたデジタル試
験信号(テストデータ)はアナログ試験信号に変換さ
れ、回路基板31からインターフェイス基板34、3
5、およびテスト回路基板11を経て、DUT1のA/
D変換回路51に供給される。テストデータは、このD
UT1のA/D変換回路51でデジタル試験出力に変換
され、テスト回路基板11、インターフェイス基板3
5、インターフェイス基板34を経て、回路基板32に
搭載された測定データメモリ66に供給される。
【0049】一方、DAC入力データ回路63からDU
T1のD/A変換回路52に供給されたデジタル試験信
号は、D/A変換回路52でアナログ試験出力に変換さ
れ、これがテスト回路基板11、インターフェイス基板
35、インターフェイス基板34を経て、回路基板31
上の試験用A/D変換回路62に供給されてデジタル試
験出力に変換され、この変換出力はインターフェイス基
板34を経て回路基板32上の測定データメモリ66に
供給される。測定データメモリ66は、これらのDUT
1のA/D変換回路51から供給されるデジタル試験出
力と、D/A変換回路52からA/D変換回路62を経
て供給されるデジタル試験出力とを、順次決められたア
ドレスに記憶する。
【0050】DUT1のA/D変換回路51、BOST
装置30のA/D変換回路62は、順次アナログ信号を
デジタル信号に変換するが、1つのデジタル信号を発生
する毎にBUSY信号をそれぞれ出力する。これらのB
USY信号は、ともにBOST装置30の回路基板32
上のデータ書き込み制御回路64に供給される。DUT
1のA/D変換回路51からのBUSY信号は、テスト
回路基板11、インターフェイス基板35、インターフ
ェイス基板34を経て、回路基板32上のデータ書き込
み制御回路64に供給され、またA/D変換回路62か
らのBUSY信号は、回路基板31からインターフェイ
ス基板34を経て回路基板32に供給される。データ書
き込み制御回路64は、供給されたBUSY信号に基づ
き、DAC入力データ回路63のデジタルテストデータ
をデータ単位毎に次のデジタルテストデータに順次進
め、また測定データメモリアドレスカウンタ65に対し
ては、測定データメモリ66のアドレスを順次進めるよ
うに作用する。
【0051】このように、BUSY信号により、DAC
入力データ回路63では、DUT1で変換されるデジタ
ルテストデータのコードが進められ、また測定データメ
モリ66では、DUT1で変換されたデジタル試験出力
を記憶するアドレスが順次進められる結果、DUT1で
は、A/D変換回路51、D/A変換回路52において
順次試験に必要な変換が進められ、その変換された測定
データが測定データメモリ66に順次記憶されていく。
以降は、BOST装置30のDSP解析部69で設定さ
れた最終コードになるまで、変換テストが進められ、そ
の結果が測定データメモリ66にすべて記憶される。
【0052】上記DUT1のA/D変換回路51、D/
A変換回路52による変換試験の終了後、BOST装置
30の回路基板33上のDSP解析部69はDSPプロ
グラムROM70に記憶されたプログラムを用い、イン
ターフェイス基板34を介して、回路基板32上の測定
データメモリ66に記憶されている変換データを順次読
み出し、変換特性の解析を行う。この解析は、A/D変
換特性パラメータ、D/A変換特性パラメータ、微分直
線性、積分非直線性誤差などの算出を含み、解析結果を
示すエラーコード(Pass/Fail情報)がBOS
T装置30の回路基板33上のDSP解析部69から、
インターフェイス基板34、35、テスト回路基板1
1、ポゴリング13、アタッチメントボード14、テス
トヘッド部25を経て、試験機(テスタ本体)20に送
信され、この試験機20でテスト結果処理が行われる。
【0053】試験機20は、本体内にテストパターン発
生器(TPG)22、電源部23を有し、テストヘッド
部25内にピンエレクトロニクス部27を有し、BOS
T電源71に対して、電源電圧Vdを供給し、BOST
装置30との間でBOST制御信号BCをやり取りす
る。この電源電圧Vdの供給およびBOST制御信号B
Cのやり取りは、テストヘッド部25からアタッチメン
トボード14およびポゴリング13を経てテスト回路基
板11との間で行われ、電源電圧Vdはインターフェイ
ス基板35上のBOST電源部71へ供給される。試験
機20からBOST装置30へ入力されるテスト解析N
o.、コードなどは、テストプログラムに記述されたテ
スト信号条件に基づき、試験機20に内蔵されたテスト
パターン発生器22により、他のDUT1のテストと同
様に、テストパターン信号として発生させ、複数の信号
入出力ピンを備えたテストヘッド部25のピンエレクト
ロニクス部27を通して、テスト回路基板11、BOS
T装置30に供給される。一方、BOST装置30から
出力されるテスト解析結果(Pass/Fail情報)
は、テストヘッド部25のピンエレクトロニクス部27
に送られ、このピンエレクトロニクス部27の判定部に
て、テストパターン信号との比較、判定に基づき、その
結果情報を取り込む。
【0054】実施の形態1において、BOST装置30
を構成する5枚の回路基板31〜35がテスト回路基板
11の近傍に配置され、DUT1のA/D変換回路5
1、D/A変換回路52の変換試験を行う機能を備えて
いるので、この変換試験はBOST装置30で実行する
ことができる。この結果、テスト回路基板11とBOS
T装置30間のアナログ測定系ラインを短縮でき、ノイ
ズによる測定誤差の発生を充分小さく抑制し、高精度の
試験を実現でき、併せてテスト回路基板11とその近傍
のBOST装置30間の信号のやり取りに基づき、より
高速度で試験を行うことができる。BOST装置30と
試験機20との間では、アナログ測定系ラインをなくす
ることができ、試験精度の向上が図られる。またBOS
T装置30上で、必要な変換試験を終了して、試験機2
0にはその結果を送信するので、変換データを試験機2
0に送信するものに比べ、試験速度の向上を図ることが
できる。
【0055】実施の形態1において、DUT1のA/D
変換回路51、D/A変換回路52の変換試験機能がB
OST装置30に配置されるので、試験機20にはその
ための大きな機能を付加する必要がなく、このため試験
機20の高価格化を防ぎ、従来の低速のテスタを流用す
ることも可能となる。なお、特別な測定機能を持った試
験機20を製作する場合、テスタのハードウエア構成に
よる機能拡張に対して制約があり、またテスタ本来の改
造を併発するため、開発コストが高騰するおそれがあ
る。実施の形態1によれば、一般的なテスタに標準的に
装備されているテストパターン発生器、ピンエレクトロ
ニクスを利用するので、各種テスタ仕様、制約に影響を
受けずにBOST装置の構成、制御が可能であり、各種
テスタへの適用が可能となる。
【0056】さて、実施の形態1のBOST装置30の
基板構成について、図3(a)(b)(c)、図4、お
よび図5を用いてさらに詳細に説明する。図3(a)は
実施の形態1のBOST装置30の基板構成の展開図で
あり、図3(b)はその側面図、図3(c)はアングル
タイプコネクタの構成図である。図4は実施の形態1の
BOST装置30の基板組立側面図、図5はその組立外
観を示す斜視図である。
【0057】まず、基板構成の概念を説明する。回路基
板31、32、33は、図3(a)に示すように、少し
縦長の長方形の基板であり、その上端部には、基板の厚
さの方向に接続するためのストレートタイプコネクタC
N2、CN3が表裏に設けられ、またその下端部には、
基板の主面と平行方向に接続するためのアングルタイプ
コネクタCN1が設けられる。アングルタイプコネクタ
CN1は、図3(c)に示すように、信号ピン80が途
中で直角に折曲がり、基板の主面と平行になったプラグ
インコネクタである。ストレートタイプコネクタCN
2、CN3は、信号ピン80が基板と垂直な通常のプラ
グインコネクタである。インターフェイス基板34の上
面には、各回路基板31、32、33のアングルタイプ
コネクタCN1が垂直に挿入される3つのストレートタ
イプコネクタCN4、CN5、CN6が設けられ、その
下面にはインターフェース基板35との接続用のストレ
ートタイプコネクタCN7、CN8、CN9が配置され
ている。インターフェイス基板35の上面には、インタ
ーフェイス基板34との接続用のストレートタイプコネ
クタCN10、CN11、CN12が設けられる。イン
ターフェイス基板35と、テスト回路基板11との接続
には、(a)ケーブルによる固定配線接続、(b)コネ
クタによる相互接続、および(c)コネクタを介したケ
ーブル接続の中の何れかが用いられる。(a)は着脱不
可能であるが、(b)(c)は着脱可能である。
【0058】図4は、各回路基板31、32、33、イ
ンターフェイス基板34、35を組み立てた状態を示す
側面図である。回路基板31、32、33は、上端部の
コネクタCN2、CN3を互いに嵌めあった状態で組み
合わされ、その下端部のコネクタCN1を、インターフ
ェイス基板34のコネクタCN4、CN5、CN6に嵌
め込んで組み立てられる。回路基板31、32、33の
相互間には、スペーサ81が配置される。インターフェ
イス基板34は、コネクタCN7、CN8、CN9をイ
ンターフェイス基板35のコネクタCN10、CN1
1、CN12に嵌め込んで組立てられる。インターフェ
イス基板34、35の相互間には、支柱またはスペーサ
82が配置される。インターフェイス基板35は、テス
ト回路基板11の上に、スペーサ83を介して設置さ
れ、図4の例では、固定配線接続84によって、テスト
回路基板11に機械的に固定されるとともに、電気的に
も接続される。
【0059】図5に示すように、長方形の回路基板3
1、32、33は互いに平行するように重ね合わされ、
円形のインターフェイス基板34、35の内のインター
フェイス基板34に組み合わされる。インターフェイス
基板35は、テスト回路基板11の上に取り付けられ、
電気接続される。インターフェイス基板34、35は、
ポゴリング13の内部空間に配置され、回路基板31、
32、33はこれらのインターフェイス基板34、35
から垂直に立ち上がり、アタッチメントボード14の内
部空間を通り、テストヘッド部25のスコープ穴26の
内部空間に延びる。なお、インターフェイス基板34、
35を円形基板として構成したのは、市販されているテ
スタのBOST搭載空間が円形のものが多いためである
が、円形に限らず、正方形、長方形など他の形状の基板
とすることももちろん可能である。
【0060】このように、BOST装置30を、必要な
BOST機能に応じて、モジュール化して5枚の回路基
板31〜35により分割構成することにより、BOST
装置30の小型化が図られ、テスト回路基板11とテス
トヘッド部25の間のスペースを有効に活用し、そこに
組み込むことが可能となる。併せて、このBOST装置
30のモジュール化により、BOST装置30の機能拡
充、装置構成変更に対するフレキシビリテイ(柔軟性)
が向上する。たとえば、回路基板31、32およびイン
ターフェイス基板35を標準基板とし、回路基板33お
よびインターフェイス基板34を測定対象に応じて交
換、変更するなど、標準基板のリサイクル性を向上さ
せ、低価格化を図ることができる。
【0061】実施の形態2.図6はこの発明による半導
体集積回路の試験装置の実施の形態2のDUT部分を示
す側面図である。この実施の形態2では、テストヘッド
部25が実施の形態1と上下を逆にして配置されてお
り、このテストヘッド部25の上に、テスト回路基板1
1が配置されている。このテスト回路基板11はこの実
施の形態1では、DUTボードであり、その上面中央に
は、DUTソケット15が取り付けられており、半導体
集積回路の搬送装置(ハンドラ)16によって搬送され
たモールド型ICがDUT1として、ソケット15に挿
入される。この実施の形態2は、いわゆる半導体集積回
路の後工程で使用される試験装置であり、モールドし
て、完成した形の半導体集積回路、すなわちモールド樹
脂で封止され、このモールド樹脂から複数の端子を導出
したモールド型ICが試験される。
【0062】この実施の形態2では、BOST装置30
は実施の形態1と同じに構成されるが、実施の形態1と
は上下を逆にして、テスト回路基板11から固定配線接
続84によって垂下する形態で、テスト回路基板11の
下に組み付けられる。具体的には、円形のインターフェ
イス基板35が一番上に位置し、その下にそれと平行に
円形のインターフェイス基板34が配置され、このイン
ターフェイス基板34の下に、それと垂直に、インター
フェイス基板34から垂下する形態で、長方形の回路基
板31、32、33が互いに平行に配置される。インタ
ーフェイス基板34、35は、テストヘッド部25のス
コープ穴26の上部に、テスト回路基板11と平行に配
置され、回路基板31、32、33も、このスコープ穴
26の内部空間に配置され、実施の形態1と同様に、ス
ペースの効率的利用が図られる。
【0063】実施の形態3.図7はこの実施の形態3に
おけるBOST装置30Aの基板構成の展開図であり、
図7(a)は正面図、図7(b)は回路基板31〜33
の側面図、図7(c)はアングルタイプのコネクタCN
1の構成図である。図8はこの実施の形態3のBOST
装置30Aの具体的な構成を示す側面図である。この実
施の形態3におけるBOST装置30Aも、図1、図6
の試験装置に組み込んで使用される。
【0064】この実施の形態3のBOST装置30A
は、インターフェイス基板35を省略した4枚の回路基
板31〜34で構成される。インターフェイス基板35
が省略されている点を除き、その他の構成は図3、図4
と同じであり、同じ部分は同じ符号で示す。このBOS
T装置30Aでは、インターフェイス基板34が、回路
基板31、32、33の間の相互接続機能を持つほか、
併せてBOST装置30Aとテスト回路基板11、試験
機20、テストヘッド部分25との相互接続機能をも持
つように構成される。なお、図3、4に示すインターフ
ェイス基板35には、BOST電源71が搭載されてい
たが、このBOST装置30Aでは、このBOST電源
71は、テスト回路基板11または回路基板33に搭載
される。インターフェイス基板34の下面のコネクタC
N7、CN8、CN9は、テスト回路基板11の上面に
設けられたストレートタイプコネクタCN13、CN1
4、CN15にプラグイン形態で嵌め込まれる。
【0065】この実施の形態3では、回路基板数が4枚
となり、実施の形態1のBOST装置30に比べ、より
少ない回路基板数で、より小型のBOST装置30Aを
構成できる。
【0066】実施の形態4.図9はこの実施の形態4に
おけるBOST装置30Bの基板構成の展開図であり、
図9(a)は正面図、図9(b)は回路基板31〜33
の側面図、図9(c)はアングルタイプのコネクタCN
1の構成図である。図10はこの実施の形態3のBOS
T装置30Bの具体的な構成を示す側面図である。この
実施の形態4のBOST装置30Bも、図1、図6の試
験装置に組み込まれる。
【0067】この実施の形態4のBOST装置30B
は、インターフェイス基板34、35を省略した3枚の
回路基板31〜33で構成される。インターフェイス基
板34、35が省略されている点を除き、その他の構成
は図3、図4と同じであり、同じ部分は同じ符号で示
す。このBOST装置30Bでは、テスト回路基板11
が、回路基板31、32、33の間の相互接続機能を持
つほか、併せてBOST装置30Bと試験機20、テス
トヘッド部分25との相互接続機能をも持つように構成
される。なお、図3、図4に示すインターフェイス基板
35には、BOST電源71が搭載されていたが、この
BOST装置30Bでは、このBOST電源71は、テ
スト回路基板11または回路基板33に搭載される。ま
たインターフェイス基板35に搭載されていたリレー回
路RYは、テスト回路基板11または回路基板31に搭
載される。回路基板31では、D/A変換回路61、A
/D変換回路62とともに、このリレーが搭載されるこ
とになる。3枚の各回路基板31、32、33の下端部
のアングルタイプコネクタCN1は、テスト回路基板1
1の上面に設けられたストレートタイプコネクタCN1
3、CN14、CN15にプラグイン形態で、回路基板
31、32、33の主面と平行な方向に、テスト回路基
板11に垂直に嵌め込まれる。
【0068】この実施の形態4では、回路基板数が3枚
となり、実施の形態1のBOST装置30に比べ、より
少ない回路基板数で、より小型のBOST装置30Bを
構成できる。
【0069】実施の形態5.この実施の形態5は、3枚
の回路基板31、32、33を、テスト回路基板11と
平行な共通の平面上に、並べて配置したBOST装置3
0Cを用いるものである。図11(a)はこのBOST
装置30Cの基板構成を示す側面図であり、図11
(b)はその正面図、図11(c)は、この実施の形態
5で使用されるストレートタイプのコネクタを示す。こ
の実施の形態5のBOST装置30Cも、図1、図6の
試験装置に組み込んで使用される。
【0070】この実施の形態5では、長方形のインター
フェイス基板34、35が使用され、これらのインター
フェイス基板34、35は、テスト回路基板11に平行
に、互いに間隔をおいて重なるようにして、テスト回路
基板11上に配置される。インターフェイス基板35
は、テスト回路基板11のすぐ上に配置され、固定配線
接続84によってテスト回路基板11に機械的に固定さ
れ、併せて電気的に接続される。インターフェイス基板
34は、インターフェイス基板35の上に支柱またはス
ペーサ82を介して配置される。3枚の長方形の回路基
板31、32、33は、インターフェイス基板34の上
に、並べて配置される。これらの回路基板31、32、
33は、テスト回路基板11と平行な共通の平面上に配
置される。回路基板31〜33、インターフェイス基板
34、35に搭載される機能、回路部品は、段落004
7で説明した通りである。
【0071】各回路基板31、32、33の右端部の下
面には、コネクタCN1がそれぞれ配置され、その左端
部の下面には、それぞれコネクタCN2が配置され、左
端部の上面にはコネクタCN3が配置される。インター
フェイス基板34の上面には、3つのコネクタCN4
と、3つのコネクタCN5がそれぞれ配置され、このコ
ネクタCN4、CN5には、各回路基板31、32、3
3のコネクタCN1とコネクタCN2が嵌め込まれる。
インターフェイス基板34の下面には、コネクタCN
6、CN7が設置され、このコネクタCN6、CN7
は、インターフェイス基板35の上面のコネクタCN
8、CN9に嵌め込まれる。この実施の形態5で使用さ
れるすべてのコネクタは、図11(c)に示すストレー
トタイプのコネクタである。
【0072】この実施の形態5のBOST装置30C
は、回路基板31〜33の並べ置きが可能で、しかもそ
の垂直方向の搭載寸法に制約があるような場合に、特に
好適である。
【0073】実施の形態6.この実施の形態6は、実施
の形態5のBOST装置30Cにおいて、実施の形態3
と同様にインターフェイス基板35を削除したBOST
装置30Dを使用するものであり、このBOST装置3
0Dの基板構成の側面図を図12に示す。このBOST
装置30Dも、図1、図6の試験装置に組み込んで使用
される。
【0074】インターフェイス基板35が省略されたた
め、インターフェイス基板34の下面のコネクタCN
6、CN7が、テスト回路基板11の上面に設けられた
ストレートタイプコネクタCN10、CN11に嵌め込
まれる。インターフェイス基板34は、回路基板31〜
33の間の相互接続機能に加え、BOST装置30Dと
テスト回路基板11およびそれに接続されるテストヘッ
ド部25、試験機20との間の相互接続機能を持ち、ま
たリレー回路RYを搭載する。なお、インターフェイス
基板35に搭載されていたBOST電源71は、テスト
回路基板11または回路基板33に搭載される。
【0075】この実施の形態6は実施の形態5に比べ、
回路基板数を4枚と減少でき、より小型のBOST装置
30Dを実現できる。
【0076】実施の形態7.この実施の形態7は、実施
の形態5のBOST装置30Cにおいて、実施の形態4
と同様にインターフェイス基板34、35を削除したB
OST装置30Eを使用するものであり、このBOST
装置30Eの基板構成の側面図を図13に示す。このB
OST装置30Eも、図1、図6の試験装置に組み込ん
で使用される。
【0077】インターフェイス基板34、35が省略さ
れたため、各回路基板31、32、33の下面のコネク
タCN1、CN2が、テスト回路基板11の上面に設け
られたコネクタCN10、CN11に嵌め込まれる。テ
スト回路基板11の上面には、少なくとも、各回路基板
31、32、33のコネクタCN1が嵌め込まれる3個
のコネクタCN10と、各回路基板31、32、33の
コネクタCN2が嵌め込まれる3個のコネクタCN11
が配置される。テスト回路基板11は、回路基板31〜
33の間の相互接続機能に加え、BOST装置30Eと
テスト回路基板11およびそれに接続されるテストヘッ
ド部25、試験機20との間の相互接続機能を持つ。な
お、インターフェイス基板35に搭載されていたBOS
T電源71は、テスト回路基板11または回路基板33
に搭載され、またインターフェイス基板34に搭載され
ていたリレー回路RYは、テスト回路基板11または回
路基板31に搭載される。
【0078】この実施の形態7は実施の形態5に比べ、
回路基板数を3枚と減少でき、より小型のBOST装置
30Eを実現できる。
【0079】実施の形態8.この実施の形態8は、3枚
の回路基板31、32、33を、テスト回路基板11と
平行に、互いに間隔を介して重ねた構成のBOST装置
30Fを用いるものである。図14(a)はこのBOS
T装置30Fの基板構成を示す側面図であり、図14
(b)はその正面図、図14(c)は、この実施の形態
8で使用されるストレートタイプのコネクタを示す。こ
のBOST装置30Fも、図1、図6の試験装置に組み
込んで使用される。
【0080】この実施の形態8では、長方形のインター
フェイス基板34、35が使用され、これらのインター
フェイス基板34、35は、テスト回路基板11と平行
に、互いに間隔をおいて、重なるようにしてテスト回路
基板11上に配置される。インターフェイス基板35
は、テスト回路基板11のすぐ上に配置され、固定配線
接続84によってテスト回路基板11に機械的に固定さ
れ、併せて電気的に接続される。インターフェイス基板
34は、インターフェイス基板35の上に支柱またはス
ペーサ82を介して配置される。3枚の回路基板31、
32、33は、インターフェイス基板34の上に、互い
に平行に、間隔を置いて配置される。インターフェイス
基板34のすぐ上には、回路基板32が配置され、この
回路基板32の上には回路基板33が、さらにこの回路
基板33の上には回路基板31が配置される。これらの
回路基板31〜33、インターフェイス基板34、35
に搭載される機能、回路部品は、段落0047で説明し
たのと殆ど同じであるが、回路基板31、32、33の
間の相互接続機能は、それらの間に配置されるコネクタ
にもたされるので、インターフェイス基板34からはこ
の回路基板31、32、33の間の相互接続機能は省略
される。
【0081】各回路基板31、32、33の右端部の下
面には、コネクタCN1がそれぞれ配置され、その上面
には、コネクタCN4が配置される。各回路基板31、
32、33の左端部の下面には、それぞれコネクタCN
2が配置され、その上面にはコネクタCN3が配置され
る。回路基板31のコネクタCN1、CN2は、回路基
板33のコネクタCN4、CN3にそれぞれ嵌め込ま
れ、回路基板33のコネクタCN1、CN2は、回路基
板32のコネクタCN4、CN3にそれぞれ嵌め込まれ
る。回路基板32のコネクタCN1、CN2は、インタ
ーフェイス基板34の上面に設けられたコネクタCN
5、CN6にそれぞれ嵌め込まれ、インターフェイス基
板34の下面の設けられたコネクタCN7、CN8が、
インターフェイス基板35の上面に設けられたコネクタ
CN9、CN10にそれぞれはめこまれる。すべてのコ
ネクタは、図14(c)に示すストレートタイプのコネ
クタである。
【0082】この実施の形態8のBOST装置30F
は、回路基板31〜33の重ね置きが可能で、しかもそ
の垂直方向の搭載寸法に制約があるような場合に、特に
好適である。
【0083】実施の形態9.この実施の形態9は、実施
の形態8のBOST装置30Fにおいて、実施の形態
3、6と同様にインターフェイス基板35を削除したB
OST装置30Gを使用するものであり、このBOST
装置30Gの基板構成の側面図を図15に示す。
【0084】インターフェイス基板35が省略されたた
め、インターフェイス基板34の下面のコネクタCN
7、CN8が、テスト回路基板11の上面に設けられた
ストレートタイプコネクタCN11、CN12に嵌め込
まれる。インターフェイス基板34は、回路基板31〜
33の間の相互接続機能に加え、BOST装置30Gと
テスト回路基板11およびそれに接続されるテストヘッ
ド部25、試験機20との間の相互接続機能を持ち、ま
たリレー回路RYを搭載する。なお、インターフェイス
基板35に搭載されていたBOST電源71は、テスト
回路基板11または回路基板33に搭載される。
【0085】この実施の形態9は実施の形態8に比べ、
回路基板数を4枚と減少でき、より小型のBOST装置
30Gを実現できる。
【0086】実施の形態10.この実施の形態10は、
実施の形態8のBOST装置30Fにおいて、実施の形
態4、7と同様にインターフェイス基板34、35を削
除したBOST装置30Hを使用するものであり、この
BOST装置30Hの基板構成の側面図を図16に示
す。このBOST装置30Hも、図1、図6の試験装置
に組み込んで使用される。
【0087】インターフェイス基板34、35が省略さ
れたため、一番下の回路基板32の下面のコネクタCN
1、CN2が、テスト回路基板11の上面に設けられた
コネクタCN11、CN12に嵌め込まれる。テスト回
路基板11は、BOST装置30Hとテスト回路基板1
1およびそれに接続されるテストヘッド部25、試験機
20との間の相互接続機能を持つ。なお、インターフェ
イス基板35に搭載されていたBOST電源71は、テ
スト回路基板11または回路基板33に搭載され、また
インターフェイス基板34に搭載されていたリレー回路
RYは、テスト回路基板11または回路基板31に搭載
される。
【0088】この実施の形態10は実施の形態8に比
べ、回路基板数を3枚と減少でき、より小型のBOST
装置30Hを実現できる。
【0089】実施の形態11.この実施の形態11は、
実施の形態1から10に示した試験装置またはBOST
装置30から30Hを使用して、DUT1のA/D変換
回路51およびD/A変換回路52を試験する試験方法
である。この試験方法によれば、A/D変換回路とD/
A変換回路を含んだミックス・ド・シグナルタイプのD
UT1の試験を、高精度に、高速に行うことができ、併
せてBOST装置を複数の回路基板に分割して構成した
ことにより、より省スペースを図りながら、効率的な試
験を行うことができる。
【0090】
【発明の効果】以上のようにこの発明による半導体集積
回路の試験装置は、テスト回路基板の近傍に配置された
テスト補助装置に、データ回路、試験用D/A変換回
路、試験用A/D変換回路、測定データメモリ、および
DSP解析部を設け、このテスト補助装置により、被試
験半導体集積回路のA/D変換回路およびD/A変換回
路の試験を行うようにし、併せてこのテスト補助装置を
複数の回路基板に分設して構成したので、A/D変換回
路とD/A変換回路を含んだミックス・ド・シグナルタ
イプの半導体集積回路の試験を、高精度に、高速に行う
ことができ、併せて試験装置の低価格化を図ることがで
き、またテスト補助装置をより小さいスペースに組み込
むことができ、省スペース化をも図ることができる。
【0091】また、少なくとも試験用D/A変換回路と
試験用A/D変換回路とを搭載した第1回路基板と、少
なくとも測定データメモリを搭載した第2回路基板と、
少なくとも解析部を搭載した第3回路基板とを用いるも
のでは、高精度、高速の試験を行うことができるととも
に、低価格化を図ることができ、併せてテスト補助装置
を少なくとも3つの回路基板に分設するので、テスト補
助装置を小さいスペースに組み込むことができ、省スペ
ース化を図ることができる。
【0092】また、第2回路基板がデータ回路をも搭載
するもの、第1、第2、第3回路基板が互いに平行に、
しかもテスト回路基板に対してほぼ垂直に配置されるも
のでは、テスト補助装置を小型化でき、またインターフ
ェイス基板を設けるもの、第1、第2インターフェイス
基板を設けるものでは、インターフェイス機能を確実に
行うことができ、さらに第1、第2、第3回路基板の少
なくとも一部をテストヘッド部のスコープ穴に配置する
ものでは、スコープ穴の内部空間に効果的にテスト補助
装置の回路基板を配置できる効果がある。
【0093】また、テスト回路基板にモールド型ICを
装着するソケットを設けたものでは、モールドされた半
導体集積回路の試験を実施でき、またテスト回路基板に
複数のプローブ針を設けたものでは、ウエハ内の半導体
集積回路の試験を実施できる。
【0094】また、第1、第2、第3回路基板がテスト
回路基板とほぼ平行な共通の平面に並べて配置されたも
のでは、テスト補助装置の高さを小さくして、高さの制
約された空間にもテスト補助装置を組み込むことがで
き、またインターフェイス基板を組み合わせるもの、第
1、第2インターフェイス基板を組み合わせるもので
は、インターフェイス機能を確実に行うことができる。
【0095】また、第1、第2、第3回路基板がテスト
回路基板とほぼ平行に、しかも互いに間隔をおいて重な
るように配置されたものでも、テスト補助装置の高さを
小さくして、高さの制約された空間にもテスト補助装置
を組み込むことができ、またインターフェイス基板を組
み合わせるもの、第1、第2インターフェイス基板を組
み合わせるものでは、インターフェイス機能を確実に行
うことができる。
【0096】また、インターフェイス基板にリレー回路
を設けたもの、第1インターフェイス基板にテスト補助
装置の電源部を設け、第2インターフェイス基板にリレ
ー回路を設けたものでは、テスト補助装置をより小型化
できる。
【0097】また、この発明による半導体集積回路の試
験方法では、テスト回路基板の近傍に配置されたテスト
補助装置に、データ回路、試験用D/A変換回路、試験
用A/D変換回路、測定データメモリ、およびDSP解
析部を設け、このテスト補助装置により、被試験半導体
集積回路のA/D変換回路およびD/A変換回路の試験
を行うようにし、併せてこのテスト補助装置を複数の回
路基板に分設して試験を行うので、A/D変換回路とD
/A変換回路を含んだミックス・ド・シグナルタイプの
半導体集積回路の試験を、より低価格の試験装置を用い
て、高精度に、高速に行うことができ、またテスト補助
装置の小型化により、省スペース化を図りながら、効果
的に試験を行うことができる。
【0098】また、半導体集積回路の試験方法であっ
て、少なくとも試験用D/A変換回路と試験用A/D変
換回路とを搭載した第1回路基板と、少なくとも測定デ
ータメモリを搭載した第2回路基板と、少なくとも解析
部を搭載した第3回路基板とを用いるものでは、より低
価格の試験装置で、高精度、高速の試験を行うことがで
きるとともに、併せてテスト補助装置を少なくとも3つ
の回路基板に分設するので、テスト補助装置の小型化に
より、省スペース化を図りながら、効果的に試験を行う
ことができる。
【0099】また、半導体集積回路の試験方法であっ
て、第1、第2、第3回路基板が互いにぼぼ平行に、し
かもテスト回路基板に対してほぼ垂直に配置され試験が
行われる方法では、テスト補助装置の幅を小さくして、
テストヘッド部のスコープ穴などの幅の制約された空間
にもテスト補助装置を組み込んで、省スペース化を図り
ながら試験を行うことができ、またインターフェイス基
板を組み合わせたテスト補助装置、また第1、第2イン
ターフェイス基板を組み合わせたテスト補助装置を用い
て試験を行う方法では、さらにインターフェイス機能を
確実に行いながら試験を行うことができ、また第1、第
2、第3回路基板の少なくとも一部がテストヘッド部の
スコープ穴に配置されて試験が行われる方法では、テス
トヘッド部内の制約された空間を有効に利用しながら、
効率的な試験を行うことができる。
【0100】また、モールドICを装着するソケットを
装備したテスト回路基板を用いる方法では、モールドタ
イプの半導体集積回路のA/D変換回路、D/A変換回
路の試験を容易に行うことができ、また複数のプローブ
針を装備したテスト回路基板を用いる方法では、ウエハ
内の半導体集積回路の試験を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による半導体集積回路の試験装置の
実施の形態1を示す図であり、図(a)は側面図、図
(b)は上面図。
【図2】 実施の形態1の電気回路図。
【図3】 実施の形態1のテスト補助装置の基板構成展
開図であり、図(a)は正面図、図(b)は側面図、図
(c)はアングルタイプコネクタの構成図。
【図4】 実施の形態1のテスト補助装置の側面図。
【図5】 実施の形態1のテスト補助装置の外観斜視
図。
【図6】 この発明による半導体集積回路の試験装置の
実施の形態2を示す側面図。
【図7】 この発明による半導体集積回路の試験装置の
実施の形態3に使用されるテスト補助装置の基板構成展
開図であり、図(a)は正面図、図(b)は側面図、図
(c)はアングルタイプコネクタの構成図。
【図8】 実施の形態3に使用されるテスト補助装置の
側面図。
【図9】 この発明による半導体集積回路の試験装置の
実施の形態4に使用されるテスト補助装置の基板構成展
開図であり、図(a)は正面図、図(b)は側面図、図
(c)はアングルタイプコネクタの構成図。
【図10】 実施の形態4に使用されるテスト補助装置
の側面図。
【図11】 この発明による半導体集積回路の試験装置
の実施の形態5に使用されるテスト補助装置を示す図で
あり、図(a)は側面図、図(b)は正面図、図(c)
はストレートタイプコネクタの構成図。
【図12】 この発明による半導体集積回路の試験装置
の実施の形態6に使用されるテスト補助装置を示す側面
図。
【図13】 この発明による半導体集積回路の試験装置
の実施の形態7に使用されるテスト補助装置を示す側面
図。
【図14】 この発明による半導体集積回路の試験装置
の実施の形態8に使用されるテスト補助装置を示す図で
あり、図(a)は側面図、図(b)は正面図、図(c)
はストレートタイプコネクタの構成図。
【図15】 この発明による半導体集積回路の試験装置
の実施の形態9に使用されるテスト補助装置を示す側面
図。
【図16】 この発明による半導体集積回路の試験装置
の実施の形態10に使用されるテスト補助装置を示す側
面図。
【符号の説明】
1 被試験半導体集積回路(DUT)、 2 半導体ウ
エハ、 3 モールド型半導体集積回路、 10 プロ
ービング装置、 11 テスト回路基板、 15 IC
ソケット、 16 IC搬送装置、 20 試験機、
25 テストヘッド部、 26 スコープ穴、 30,
30A,30B,30C,30D,30E,30F,3
0G,30H テスト補助装置(BOST装置)、 3
1 第1回路基板、 32 第2回路基板、 33 第
3回路基板、 34 第1インターフェイス基板、 3
5 第2インターフェイス基板、 51 A/D変換回
路、 52 D/A変換回路、 61 試験用D/A変
換回路、 62 試験用A/D変換回路、 63 デー
タ回路、 66 測定データメモリ、 69 解析部。
フロントページの続き (72)発明者 森 長也 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 山田 真二 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 船倉 輝彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 花井 寿佳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G036 AA19 AA27 AA28 BA40 BB12 CA10 2G132 AA11 AE11 AE14 AE18 AE27 AF00 AF01 AF18 AG01 AG08 AJ02 AL33 4M106 AA01 BA01 CA02 CA70 DD03 DD10 DD23 DJ17 DJ21

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をデジタル信号に変換する
    A/D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に変換す
    るD/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路と信号
    のやり取りを行うように構成されたテスト回路基板、こ
    のテスト回路基板の近傍に配置され、それに接続された
    テスト補助装置、および前記テスト補助装置に接続され
    た試験機を備え、前記テスト補助装置は、デジタル試験
    信号を発生して前記被試験半導体集積回路のD/A変換
    回路に供給するデータ回路と、このデータ回路からのデ
    ジタル試験信号をアナログ試験信号に変換して前記被試
    験半導体集積回路のA/D変換回路に供給する試験用D
    /A変換回路と、前記被試験半導体集積回路のD/A変
    換回路のアナログ試験出力をデジタル試験出力に変換す
    る試験用A/D変換回路と、前記被試験半導体集積回路
    のA/D変換回路からのデジタル試験出力と前記試験用
    A/D変換回路のデジタル試験出力を記憶する測定デー
    タメモリと、前記測定データメモリに記憶された前記各
    デジタル試験出力を解析する解析部とを有し、これらの
    データ回路、試験用D/A変換回路、試験用A/D変換
    回路、測定データメモリ、および解析部が複数の回路基
    板に分設して構成され、前記試験機からの指示に基づい
    て前記デジタル試験信号と前記アナログ試験信号を含む
    試験信号を被試験半導体集積回路に与え、前記測定デー
    タメモリに記憶された各デジタル試験出力を前記解析部
    によって解析した解析結果を、前記試験機に与える半導
    体集積回路の試験装置。
  2. 【請求項2】 アナログ信号をデジタル信号に変換する
    A/D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に変換す
    るD/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路と信号
    のやり取りを行うように構成されたテスト回路基板、こ
    のテスト回路基板の近傍に配置され、それに接続された
    テスト補助装置、および前記テスト補助装置に接続され
    た試験機を備え、前記テスト補助装置は、デジタル試験
    信号を発生して前記被試験半導体集積回路のD/A変換
    回路に供給するデータ回路と、このデータ回路からのデ
    ジタル試験信号をアナログ試験信号に変換して前記被試
    験半導体集積回路のA/D変換回路に供給する試験用D
    /A変換回路と、前記被試験半導体集積回路のD/A変
    換回路のアナログ試験出力をデジタル試験出力に変換す
    る試験用A/D変換回路と、前記被試験半導体集積回路
    のA/D変換回路からのデジタル試験出力と前記試験用
    A/D変換回路のデジタル試験出力を記憶する測定デー
    タメモリと、前記測定データメモリに記憶された前記各
    デジタル試験出力を解析する解析部と、少なくとも前記
    試験用D/A変換回路と前記試験用A/D変換回路とを
    搭載した第1回路基板と、少なくとも前記測定データメ
    モリを搭載した第2回路基板と、少なくとも前記解析部
    を搭載した第3回路基板とを持って構成されており、前
    記試験機からの指示に基づいて前記デジタル試験信号と
    前記アナログ試験信号を含む試験信号を被試験半導体集
    積回路に与え、前記測定データメモリに記憶された各デ
    ジタル試験出力を前記解析部によって解析した解析結果
    を、前記試験機に与える半導体集積回路の試験装置。
  3. 【請求項3】 前記第2回路基板が、少なくとも前記測
    定データメモリとともに、前記データ回路を搭載してい
    る請求項2記載の半導体集積回路の試験装置。
  4. 【請求項4】 前記第1回路基板と第2回路基板と第3
    回路基板が、互いにほぼ平行に、しかも前記テスト回路
    基板に対してほぼ垂直に配置されている請求項2記載の
    半導体集積回路の試験装置。
  5. 【請求項5】 前記テスト回路基板とほぼ平行にインタ
    ーフェイス基板が配置され、このインターフェイス基板
    は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取り
    を行うとともに、前記テスト回路基板との間の信号のや
    り取りを行う請求項4記載の半導体集積回路の試験装
    置。
  6. 【請求項6】 前記テスト回路基板とほぼ平行に第1、
    第2インターフェイス基板が配置され、前記第1インタ
    ーフェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板間の
    信号のやり取りを行い、また前記第2インターフェイス
    基板は、前記テスト回路基板との間の信号のやり取りを
    行う請求項4記載の半導体集積回路の試験装置。
  7. 【請求項7】 前記テスト回路基板の近傍に前記試験機
    のテストヘッド部が配置され、このテストヘッド部はそ
    れを貫通するスコープ穴を有し、前記第1、第2、第3
    の回路基板の少なくとも一部が、このスコープ穴内に位
    置するように配置されている請求項2記載の半導体集積
    回路の試験装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体集積回路が半導体集積回路チ
    ップをモールド樹脂で覆いこのモールド樹脂から複数の
    端子を導出したモールド型ICとして構成され、前記テ
    スト回路基板がこのモールド型ICを装着するソケット
    を有する請求項7記載の半導体集積回路の試験装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体集積回路が半導体ウエハに含
    まれており、前記テスト回路基板には前記半導体集積回
    路にコンタクトする複数のプローブ針が設けられている
    請求項7記載の半導体集積回路の試験装置。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2、第3回路基板が前記
    テスト回路基板に対してほぼ平行な共通の平面上に、並
    べて配置されている請求項2記載の半導体集積回路の試
    験装置。
  11. 【請求項11】 前記テスト回路基板とほぼ平行にイン
    ターフェイス基板が配置され、このインターフェイス基
    板は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取
    りを行うとともに、前記テスト回路基板との間の信号の
    やり取りを行う請求項10記載の半導体集積回路の試験
    装置。
  12. 【請求項12】 前記テスト回路基板とほぼ平行に第
    1、第2インターフェイス基板が配置され、前記第1イ
    ンターフェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板
    間の信号のやり取りを行い、また前記第2インターフェ
    イス基板は、前記テスト基板との間の信号のやり取りを
    行う請求項10記載の半導体集積回路の試験装置。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2、第3回路基板が前記
    テスト回路基板に対して互いにほぼ平行に、しかも相互
    間に間隙を介して重なるように配置されている請求項2
    記載の半導体集積回路の試験装置。
  14. 【請求項14】 前記テスト回路基板とほぼ平行にイン
    ターフェイス基板が配置され、このインターフェイス基
    板は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取
    りを行うとともに、前記テスト基板回路との間の信号の
    やり取りを行う請求項13記載の半導体集積回路の試験
    装置。
  15. 【請求項15】 前記テスト回路基板とほぼ平行に第
    1、第2インターフェイス基板が配置され、前記第1イ
    ンターフェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板
    間の信号のやり取りを行い、また前記第2インターフェ
    イス基板は、前記テスト回路基板との間の信号のやり取
    りを行う請求項13記載の半導体集積回路の試験装置。
  16. 【請求項16】 前記インターフェイス基板には、前記
    試験機から前記被試験半導体集積回路への試験信号と、
    前記テスト補助装置から前記被試験半導体集積回路への
    試験信号とを切替えるリレー回路が搭載された請求項
    5、11、または14項記載の半導体集積回路の試験装
    置。
  17. 【請求項17】 前記第1インターフェイス基板には、
    前記テスト補助装置の電源部が搭載され、また前記第2
    インターフェイス基板には、前記試験機から前記被試験
    半導体集積回路への試験信号と、前記テスト補助装置か
    ら前記被試験半導体集積回路への試験信号を切替えるリ
    レー回路が搭載された請求項6、12または15項記載
    の半導体集積回路の試験装置。
  18. 【請求項18】 アナログ信号をデジタル信号に変換す
    るA/D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に変換
    するD/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路を試
    験する半導体集積回路の試験方法であって、前記被試験
    半導体集積回路と信号のやり取りを行うテスト回路基板
    の近傍に、デジタル試験信号を発生して前記被試験半導
    体集積回路のD/A変換回路に供給するデータ回路と、
    このデータ回路からのデジタル試験信号をアナログ試験
    信号に変換して前記被試験半導体集積回路のA/D変換
    回路に供給する試験用D/A変換回路と、前記被試験半
    導体集積回路のD/A変換回路のアナログ試験出力をデ
    ジタル試験出力に変換する試験用A/D変換回路と、前
    記被試験半導体集積回路のA/D変換回路からのデジタ
    ル試験出力と前記試験用A/D変換回路のデジタル試験
    出力を記憶する測定データメモリと、前記測定データメ
    モリに記憶された前記各デジタル試験出力を解析する解
    析部とを有し、これらのデータ回路、試験用D/A変換
    回路、試験用A/D変換回路、測定データメモリ、およ
    び解析部が複数の回路基板に分設されたテスト補助装置
    を配置し、試験機からの指示に基づいて前記デジタル試
    験信号と前記アナログ試験信号を含む試験信号を被試験
    半導体集積回路に与え、前記測定データメモリに記憶さ
    れた各デジタル試験出力を前記解析部によって解析した
    解析結果を、前記試験機に与えて前記被試験半導体集積
    回路の試験を行う半導体集積回路の試験方法。
  19. 【請求項19】 アナログ信号をデジタル信号に変換す
    るA/D変換回路とデジタル信号をアナログ信号に変換
    するD/A変換回路を含んだ被試験半導体集積回路を試
    験する半導体集積回路の試験方法であって、前記被試験
    半導体集積回路と信号のやり取りを行うテスト回路基板
    の近傍に、デジタル試験信号を発生して前記被試験半導
    体集積回路のD/A変換回路に供給するデータ回路と、
    このデータ回路からのデジタル試験信号をアナログ試験
    信号に変換して前記被試験半導体集積回路のA/D変換
    回路に供給する試験用D/A変換回路と、前記被試験半
    導体集積回路のD/A変換回路のアナログ試験出力をデ
    ジタル試験出力に変換する試験用A/D変換回路と、前
    記被試験半導体集積回路のA/D変換回路からのデジタ
    ル試験出力と前記試験用A/D変換回路のデジタル試験
    出力を記憶する測定データメモリと、前記測定データメ
    モリに記憶された前記各デジタル試験出力を解析する解
    析部と、少なくとも前記試験用D/A変換回路と前記試
    験用A/D変換回路とを搭載した第1回路基板と、少な
    くとも前記測定データメモリを搭載した第2回路基板
    と、少なくとも前記解析部を搭載した第3回路基板とを
    有するテスト補助装置を配置し、試験機からの指示に基
    づいて前記デジタル試験信号と前記アナログ試験信号を
    含む試験信号を被試験半導体集積回路に与え、前記測定
    データメモリに記憶された各デジタル試験出力を前記解
    析部によって解析した解析結果を、前記試験機に与えて
    前記半導体集積回路の試験を行う半導体集積回路の試験
    方法。
  20. 【請求項20】 前記テスト補助装置の前記第1回路基
    板と第2回路基板と第3回路基板が、互いにほぼ平行
    に、しかも前記テスト回路基板に対してほぼ垂直に配置
    され、試験が行われる請求項19記載の半導体集積回路
    の試験方法。
  21. 【請求項21】 前記テスト回路基板とほぼ平行にイン
    ターフェイス基板が配置され、このインターフェイス基
    板は、前記第1、第2、第3回路基板間の信号のやり取
    りを行うとともに、前記テスト基板との間の信号のやり
    取りを行いながら試験を行う請求項20記載の半導体集
    積回路の試験方法。
  22. 【請求項22】 前記テスト回路基板とほぼ平行に第
    1、第2インターフェイス基板が配置され、前記第1イ
    ンターフェイス基板は、前記第1、第2、第3回路基板
    間の信号のやり取りを行い、また前記第2インターフェ
    イス基板は、前記テスト回路基板との間の信号のやり取
    りを行いながら試験を行う請求項20記載の半導体集積
    回路の試験方法。
  23. 【請求項23】 前記テスト回路基板の近傍に前記試験
    機のテストヘッド部が配置され、このテストヘッド部は
    それを貫通するスコープ穴を有し、前記第1、第2、第
    3の回路基板が、このスコープ穴内に位置するように配
    置されて試験が行われる請求項19記載の半導体集積回
    路の試験方法。
  24. 【請求項24】 前記半導体集積回路が半導体集積回路
    チップをモールド樹脂で覆いこのモールド樹脂から複数
    の端子を導出したモールド型ICとして構成され、前記
    テスト回路基板にこのモールド型ICが装着された状態
    で試験が行われる請求項23記載の半導体集積回路の試
    験方法。
  25. 【請求項25】 前記半導体集積回路が半導体ウエハに
    含まれており、前記テスト回路基板に設けられた複数の
    プローブ針が前記半導体ウエハにコンタクトした状態で
    試験が行われる請求項23記載の半導体集積回路の試験
    方法。
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