JP2003074777A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2003074777A
JP2003074777A JP2001266876A JP2001266876A JP2003074777A JP 2003074777 A JP2003074777 A JP 2003074777A JP 2001266876 A JP2001266876 A JP 2001266876A JP 2001266876 A JP2001266876 A JP 2001266876A JP 2003074777 A JP2003074777 A JP 2003074777A
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pipe
ring
inner diameter
elastic
elastic ring
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JP2001266876A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Sato
忠広 佐藤
Toshiichi Kajikawa
敏一 梶川
Takashi Sato
隆士 佐藤
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管が所定の位置まで挿入されたことを簡単に
確認できる管継手を提供する。 【解決手段】 筒状の継手本体10内に、周方向の一部に
割り34を入れることにより拡径可能とした弾性リング14
と、この弾性リングを拡径状態に保持するリングホルダ
12とが組み込まれている。弾性リング14は解放状態では
管の外径より小さな内径を有しているが、弾性反発力に
抗して管の外径より大きな内径に拡径した状態でリング
ホルダ12に保持されている。リングホルダ12は管が挿入
されると管の先端に押されて前進できるように継手本体
10内に組み込まれ、弾性リング14はリングホルダが前進
しても前進できないように継手本体内に組み込まれてい
る。これにより、管が所定位置まで挿入されると、リン
グホルダ12が管の先端に押されて前進し、弾性リング14
がリングホルダ12から外れて自身の弾性復元力で瞬時に
縮径し、管の外面を叩いて音又は衝撃を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、管継手に関する
ものであり、特に管の挿入のみで接続処理が可能なワン
タッチ式管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 管継手には主に、水漏れなどを抑える
止水性能と、管の引き抜けを防止する抜止め性能が要求
されるが、ワンタッチ式の管継手は、管を所定位置まで
挿入することで前記の要求性能を満足する構造になって
いるため、要求性能を発揮するためには予め設計された
量だけ管を挿入する必要がある。
【0003】 このため従来は、挿入前の管を管継手に
あて、挿入すべき長さの目安にするマーキングを管の表
面に施し、マーキングした位置まで管を押し込むこと
で、管の挿入量を確認していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかし管にマーキン
グを施す方法は、接続する管の本数が多い場合には面倒
であり、また作業者自身がマーキングを行うため、マー
キングの位置ずれ等により挿入量のバラツキが生じやす
い。また暗い場所や狭い場所ではマーキングした位置ま
で管が挿入されたか否かを確認しにくいこともある。
【0005】 本発明の目的は、以上のような問題点に
鑑み、管が所定の位置まで挿入されたことを簡単に確認
できる管継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
め本発明の管継手は、筒状の継手本体内に、管が所定位
置まで挿入された時に音又は衝撃を発生する打撃部材が
組み込まれていることを特徴とするものである。このよ
うにすれば、音又は衝撃が発生するまで管を挿入すれば
よいので、暗い所でも狭い所でも、管が所定の位置まで
挿入されたことを、簡単に確実に感知することができ
る。
【0007】 本発明の管継手における打撃部材は、管
外面又は継手本体内面を叩いて音又は衝撃を発生するも
ので構成することができる。このようにすれば、管又は
管継手を通じて作業者の手に衝撃が直に伝わる利点があ
る。
【0008】 本発明の管継手における打撃部材は、挿
入された管が抜け出すのを阻止する抜止め部材で構成さ
れていることが好ましい。このようにすると、打撃部材
と抜止め部材を兼用できるので、構造が簡単になり、小
型化できる。
【0009】 また本発明の管継手における打撃部材
は、挿入された管が抜け出すのを阻止する抜止め部材と
は別に設けられていてもよい。この場合は、管の抜止め
と、音又は衝撃の発生を別々に設計できるので、それぞ
れに適した設計を行うことができる。
【0010】 本発明の管継手は、より具体的には、筒
状の継手本体内に、周方向の一部に割りを入れることに
より拡径可能とした弾性リングと、この弾性リングを拡
径状態に保持するリングホルダとが組み込まれており、
前記弾性リングは解放状態では管の外径より小さな内径
を有しているが、弾性反発力に抗して管の外径より大き
な内径に拡径した状態で前記リングホルダによって保持
されており、かつ前記リングホルダは管が挿入されると
管の先端に押されて前進できるように継手本体内に組み
込まれ、前記弾性リングはリングホルダが前進しても前
進できないように継手本体内に組み込まれており、これ
により、管が所定位置まで挿入されると、リングホルダ
が管の先端に押されて前進し、弾性リングがリングホル
ダから外れて自身の弾性復元力で瞬時に縮径し、管の外
面を叩いて音又は衝撃を発生するようになっていること
を特徴とするものである。
【0011】 上記のような管継手の場合、弾性リング
が、管の引き抜けを防止する抜止めリングで構成されて
いることが、構造簡素化、小型化を図る上で好ましい。
【0012】 上記のような管継手の場合、リングホル
ダが円筒状であることが好ましい。円筒状のリングホル
ダを用いると、拡径した弾性リングを真円に保持するこ
とができるので、管を挿入するときに管が弾性リングに
引っ掛かることがなく、管を確実に挿入することができ
る。
【0013】 また本発明の管継手は、筒状の継手本体
内に、周方向の一部に割りを入れることにより拡径可能
とした弾性リングと、この弾性リングを拡径状態に保持
するリングホルダとが組み込まれており、前記リングホ
ルダは、管の外径より大きな内径を有する筒状で、管挿
入口側に鍔部を有するものからなり、この鍔部が継手本
体の内面の段差部に突き当たって前進できないように継
手本体内に組み込まれており、前記弾性リングは、割り
の入った筒状で、反管挿入口側に管の先端が突き当たる
内向き突縁を有するものからなり、解放状態では管の外
径より小さい内径を有しているが、弾性反発力に抗して
その内径を前記リングホルダの外径まで拡径した状態で
前記リングホルダの外側に保持されており、これによ
り、管が弾性リングの内向き突縁に突き当たる位置まで
挿入されると、弾性リングが管の先端に押されて前進
し、リングホルダから外れて自身の弾性復元力で瞬時に
縮径し、管の外面を叩いて音又は衝撃を発生するように
なっているものとすることもできる。
【0014】 この管継手の場合は、弾性リングが筒状
のリングホルダの外側に保持されているため、管を挿入
するときは、管の先端が弾性リングの内向き突縁に突き
当たるまで管と弾性リングが接触することがなく、管を
確実に挿入することができる。
【0015】 また本発明の管継手は、筒状の継手本体
内に、周方向の一部に割りを入れることにより縮径可能
とした弾性リングが組み込まれており、前記継手本体に
は、管が挿入可能な内径を有する小内径部と、それより
大きい内径を有する大内径部とが、前者が後者より管挿
入方向の手前側に位置するように形成されており、前記
弾性リングは解放状態では前記大内径部の内径より大き
い外径を有しているが、弾性反発力に抗して縮径した状
態で前記小内径部に嵌合されており、これにより、管が
所定の位置まで挿入されると、弾性リングが管の先端に
押されて前進し、小内径部から大内径部に入ったところ
で自身の弾性復元力により瞬時に拡径し、大内径部の内
面を叩いて音又は衝撃を発生するようになっているもの
とすることもできる。
【0016】 さらに本発明の管継手は、筒状の継手本
体内に、外周面に先端外径が縮径可能な弾性片を有する
環状部材が組み込まれており、前記継手本体には、管が
挿入可能な内径を有する小内径部と、それより大きい内
径を有する大内径部とが、前者が後者より管挿入方向の
手前側に位置するように形成されており、前記環状部材
の弾性片の先端は解放状態では前記大内径部の内径より
大きい外径を有しているが、弾性反発力に抗して縮径し
た状態で前記小内径部に嵌合されており、これにより、
管が所定の位置まで挿入されると、環状部材が管の先端
に押されて前進し、弾性片が小内径部から大内径部に入
ったところで自身の弾性復元力により瞬時に拡径し、大
内径部の内面を叩いて音又は衝撃を発生するようになっ
ているものとすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
【0018】〔実施形態1〕 図1は本発明の一実施形
態を示す。この管継手は、筒状の継手本体10内に、リン
グホルダ12、弾性リング14、Oリング16、スペーサ18、
抜止めリング20及びバックアップリング22をこの順に内
挿し、継手本体10の後端に袋ナット24をねじ結合したも
のである。
【0019】 Oリング16は水密性を得るためのシール
部材である。抜止めリング20は挿入された管が引き抜け
ないようにするための抜止め部材である。抜止めリング
20は、内周面に管の外周面に食い込む金属製の刃26が設
けられ、周方向の一部に割り28が入っており、ばね弾性
を有していて拡径、縮径可能である。抜止めリング20は
解放状態(外力がかかってない状態)では管の外径より
若干小さい内径を有しており、管が挿入されると押し広
げられて、管の外周面に圧接する。その後、管に引き抜
き力が加わると、抜止めリング20は管と共に後退しよう
とするが、バックアップリング22のテーパー面22aに当
接して後退を阻止され、刃26が管の外周面に食い込ん
で、管の引き抜けを阻止する。継手本体10に内挿された
これらの部品(Oリング16、スペーサ18、抜止めリング
20、バックアップリング22)は、従来の管継手で用いて
いるものと同じである。
【0020】 この管継手の特徴は、継手本体10内のシ
ール部材及び抜止め部材の奥に、弾性リング14と、この
弾性リング14を拡径状態に保持するリングホルダ12が内
挿されていることである。
【0021】 リングホルダ12は、図2に示すように短
い円筒状で、先端側(反管挿入口側)に、その中に挿入
された管の先端が突き当たる内向き突縁30が形成され、
後端側(管挿入口側)に、外径が一段小さくなった小径
段部32が形成されているものである。
【0022】 また弾性リング14は、図3に示すよう
に、周方向の一部に割り34を入れることにより拡径可能
としたものである。弾性リング14の片側の面には管が挿
入しやすいようにテーパー面36が形成され、反対側の面
にはリングホルダ12の小径段部32と嵌合する角凹部38が
形成されている。弾性リング14は解放状態では管の外径
より小さな内径を有しているが、弾性反発力に抗して管
の外径より大きな内径に拡径した状態で図1のようにリ
ングホルダ12に保持されている。
【0023】 継手本体10の内径は管の入口側に向けて
2段階に拡径されており、弾性リング14はリングホルダ
12に保持された状態で、2段目の段差部D2に突き当た
るように継手本体10内に組み込まれている。またこの状
態で、リングホルダ12の先端面と継手本体10の1段目の
段差部D1との間には隙間Sができるように寸法が設定
されている。これにより、弾性リング14は段差部D2
突き当って前進できないが、リングホルダ12は隙間Sの
分だけ前進可能となっている。
【0024】 図4は図1の管継手に管Pを最後まで挿
入した状態を示す。管Pは通常、架橋ポリエチレン管な
どのプラスチック管であるが、材料は特に限定されな
い。図1の管継手に管Pを挿入していくと、管Pの先端
が抜止めリング20、Oリング16、弾性リング14を通り抜
け、リングホルダ12に入り、リングホルダ12の内向き突
縁30に突き当たる。ここまでは若干の挿入抵抗はある
が、音や衝撃は発生しない。さらに管Pを押し込むと、
リングホルダ12だけが管Pに押されて前進するため、弾
性リング14がリングホルダ12から外れて自身の弾性復元
力で瞬時に図4のように縮径する。このとき弾性リング
14が管Pの外面を叩くため、音が発生し、衝撃が手に伝
わるから、作業者はこの音又は衝撃を感知して、管Pが
完全に挿入されたことを確認することができる。
【0025】〔実施形態2〕 図5は本発明の他の実施
形態を示す。図5において、図1と同一部分には同一符
号を付してある。この管継手は、図1における弾性リン
グ14及びスペーサ18を省略し、弾性リング14の代わりに
抜止めリング20を拡径した状態でリングホルダ12に保持
させ、Oリング16をバックアップリング22と袋ナット24
の間に配置したものである。この実施形態では、抜止め
リング20が抜止め部材としての機能と弾性リング14の発
音機能とを兼ね備えている。
【0026】 図6は図5の管継手に管Pを最後まで挿
入した状態を示す。図5のような構成でも、リングホル
ダ12が管Pの先端に押されて前進すると、抜止めリング
20がリングホルダ12から外れて、管Pの外面を叩くた
め、実施形態1と同様に、音又は衝撃が発生し、管Pが
完全に挿入されたことを確認できる。その上この実施形
態では、部品点数が少なくなり、構造が簡素化されると
共に、継手本体10の長さを短くできるという利点があ
る。
【0027】〔実施形態3〕 図7は本発明のさらに他
の実施形態を示す。図7において、図1と同一部分には
同一符号を付してある。この管継手は、弾性リング14と
して図8に示すように、割り34の幅を広くして、比較的
大きく縮径できるようにしたものを用いている。また継
手本体10としては、Oリング16の装着位置の奥に、管が
挿入可能な内径を有する小内径部40を形成し、その奥
に、それより大きい内径を有する大内径部42を形成した
ものを用いている。弾性リング14は図8のように解放さ
れた状態では継手本体10の大内径部42の内径より大きい
外径を有しているが、弾性反発力に抗して縮径した状態
で図7のように継手本体10の小内径部40に嵌合されてい
る。弾性リング14は図7のように縮径された状態では内
径が管の外径より小さくなっている。なおOリング16か
らバックアップリング22までの部品の配置は図1の管継
手と同じである。
【0028】 図9は図7の管継手に管Pを最後まで挿
入した状態を示す。図7の管継手に管Pを挿入していく
と、管Pの先端がOリング16を通過した後に弾性リング
14に突き当たる。さらに管Pを押し込むと、弾性リング
14が管Pの先端に押されて前進し、小内径部40から抜け
出て大内径部42に入ったところで自身の弾性復元力によ
り瞬時に拡径し、大内径部42の内面を叩いて音又は衝撃
を発生する。これにより作業者は管Pが所定の位置まで
挿入されたことを確認できる。
【0029】〔実施形態4〕 図10は本発明のさらに
他の実施形態を示す。図10において図7と同一部分に
は同一符号を付してある。この管継手は、図7の管継手
で使用した弾性リング14の代わりに、図11に示すよう
な外周面に斜め後方に突出する複数の弾性片46を有する
環状部材44を使用したものである。弾性片46の先端外径
d(外接円の直径)は弾性片46を撓ませることにより縮
径可能である。継手本体10は、図7の管継手と同様、小
内径部40と大内径部42を有している。環状部材44の弾性
片46は、図11のように解放された状態では、継手本体
10の大内径部42の内径より大きい先端外径dを有してい
るが、これを縮径した状態で図10のように継手本体10
の小内径部40に嵌合されている。環状部材44の先端側に
は管の先端が突き当たる内向き突縁48が形成されてい
る。なおOリング16からバックアップリング22までの部
品の配置は図7の管継手と同じである。
【0030】 図12は図10の管継手に管Pを最後ま
で挿入した状態を示す。図10の管継手に管Pを挿入し
ていくと、管Pの先端がOリング16を通過した後に環状
部材44に入り、内向き突縁48に突き当たる。さらに管P
を押し込むと、環状部材44が管Pの先端に押されて前進
し、弾性片46が小内径部40から抜け出して大内径部42に
入ったところで自身の弾性復元力により瞬時に拡径し、
その先端が大内径部42の内面を叩いて音又は衝撃を発生
する。これにより作業者は管Pが所定の位置まで挿入さ
れたことを確認できる。
【0031】〔実施形態5〕 図13は本発明のさらに
他の実施形態を示す。図13において図1と同一部分に
は同一符号を付してある。この管継手が図1のものと異
なる点は、リングホルダ12が前進せずに、弾性リング14
が管に押されて前進するようになっていることである。
【0032】 すなわち、リングホルダ12は、管の外径
より大きな(管を挿通可能な)内径を有する円筒状で、
その管挿入口側に鍔部50を有するものである。このリン
グホルダ12は鍔部50が継手本体10の内面の段差部D2
突き当たって前進できないように継手本体10内に組み込
まれている。
【0033】 一方、弾性リング14は、図14(A)、
(B)に示すように、割り34の入った円筒状で、その反
管挿入口側に管の先端が突き当たる内向き突縁52を有す
るものである。弾性リング14は、解放状態では管の外径
より小さい内径を有しているが、弾性反発力に抗してそ
の内径を、同図(C)のように、リングホルダ12の外径
まで拡径した状態で、リングホルダ12の外側に保持させ
てある。
【0034】 図15は図13の管継手に管Pを最後ま
で挿入した状態を示す。管Pを挿入していくと、管Pの
先端が弾性リング14の内向き突縁52に突き当たる。さら
に管Pを押し込むと、弾性リング14が管Pの先端に押さ
れて前進し、リングホルダ12から外れて自身の弾性復元
力で瞬時に図15のように縮径する。このとき弾性リン
グ14が管Pの外面を叩くため、その音又は衝撃で管Pが
完全に挿入されたことを感知できる。
【0035】 この実施形態の場合は、弾性リング14の
内径が、リングホルダ12の外径(リングホルダ12の内径
は管の外径より大きく、外径はさらに大きい)まで拡径
されるため、弾性リング14の縮径ストロークを大きくと
ることができ、衝突音を大きくできるメリットがある。
【0036】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、
管が所定位置まで挿入されると音又は衝撃が発生する管
継手を提供できる。したがってこの管継手を使用すれ
ば、暗い場所や狭い場所でも、管が所定の位置まで挿入
されたことを簡単に確実に感知することができ、施工ミ
スのない管接続作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管継手の一実施形態を示す断面
図。
【図2】 図1の管継手に使用したリングホルダの半分
切開側面図。
【図3】 (A)は図1の管継手に使用した弾性リング
の正面図、(B)は同背面図。
【図4】 図1の管継手に管を挿入した状態を示す断面
図。
【図5】 本発明に係る管継手の他の実施形態を示す断
面図。
【図6】 図5の管継手に管を挿入した状態を示す断面
図。
【図7】 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態を
示す断面図。
【図8】 図7の管継手に使用した弾性リングの半分切
開側面図。
【図9】 図7の管継手に管を挿入した状態を示す断面
図。
【図10】 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態
を示す断面図。
【図11】 図10の管継手に使用した環状部材の半分
切開側面図。
【図12】 図10の管継手に管を挿入した状態を示す
断面図。
【図13】 本発明に係る管継手のさらに他の実施形態
を示す断面図。
【図14】 (A)は図13の管継手に使用した弾性リ
ングの正面図、(B)は同半分切開側面図、(C)は
(A)の弾性リングをリングホルダに保持させた状態の
半分切開側面図。
【図15】 図13の管継手に管を挿入した状態を示す
断面図。
【符号の説明】
10:継手本体 12:リングホルダ 14:弾性リング 16:Oリング 18:スペーサ 20:抜止めリング 22:バックアップリング 24:袋ナット 26:刃 28:割り 34:割り 40:小内径部 42:大内径部 44:環状部材 46:弾性片 50:鍔部 52:内向き突縁 P:管
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 隆士 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 3J106 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE25 CA02 EA03 EB02 EC01 EC07 ED14 EE04 EF04 EF05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の継手本体(10)内に、管が所定位
    置まで挿入された時に音又は衝撃を発生する打撃部材が
    組み込まれていることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 打撃部材が、管(P)外面又は継手本体
    (10)内面を叩いて音又は衝撃を発生するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 打撃部材が、挿入された管(P)が抜け
    出すのを阻止する抜止め部材(20)で構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
  4. 【請求項4】 打撃部材が、挿入された管が抜け出すの
    を阻止する抜止め部材(20)とは別に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
  5. 【請求項5】 筒状の継手本体(10)内に、周方向の一
    部に割り(34)を入れることにより拡径可能とした弾性
    リング(14)と、この弾性リングを拡径状態に保持する
    リングホルダ(12)とが組み込まれており、 前記弾性リング(14)は解放状態では管(P)の外径よ
    り小さな内径を有しているが、弾性反発力に抗して管
    (P)の外径より大きな内径に拡径した状態で前記リン
    グホルダ(12)によって保持されており、かつ前記リン
    グホルダ(12)は管が挿入されると管(P)の先端に押
    されて前進できるように継手本体(10)内に組み込ま
    れ、前記弾性リング(14)はリングホルダが前進しても
    前進できないように継手本体(10)内に組み込まれてお
    り、 これにより、管(P)が所定位置まで挿入されると、リ
    ングホルダ(12)が管の先端に押されて前進し、弾性リ
    ング(14)がリングホルダ(12)から外れて自身の弾性
    復元力で瞬時に縮径し、管(P)の外面を叩いて音又は
    衝撃を発生するようになっていることを特徴とする管継
    手。
  6. 【請求項6】 弾性リングが、管の引き抜けを防止する
    抜止めリング(20)で構成されていることを特徴とする
    請求項5記載の管継手。
  7. 【請求項7】 リングホルダ(12)が円筒状であること
    を特徴とする請求項5又は6記載の管継手。
  8. 【請求項8】 筒状の継手本体(10)内に、周方向の一
    部に割り(34)を入れることにより拡径可能とした弾性
    リング(14)と、この弾性リングを拡径状態に保持する
    リングホルダ(12)とが組み込まれており、 前記リングホルダ(12)は、管(P)の外径より大きな
    内径を有する筒状で、管挿入口側に鍔部(50)を有する
    ものからなり、この鍔部が継手本体(10)の内面の段差
    部(D2)に突き当たって前進できないように継手本体
    (10)内に組み込まれており、 前記弾性リング(14)は、割り(34)の入った筒状で、
    反管挿入口側に管(P)の先端が突き当たる内向き突縁
    (52)を有するものからなり、解放状態では管(P)の
    外径より小さい内径を有しているが、弾性反発力に抗し
    てその内径を前記リングホルダ(12)の外径まで拡径し
    た状態で前記リングホルダ(12)の外側に保持されてお
    り、 これにより、管(P)が弾性リング(14)の内向き突縁
    (52)に突き当たる位置まで挿入されると、弾性リング
    (14)が管(P)の先端に押されて前進し、リングホル
    ダ(12)から外れて自身の弾性復元力で瞬時に縮径し、
    管(P)の外面を叩いて音又は衝撃を発生するようにな
    っていることを特徴とする管継手。
  9. 【請求項9】 筒状の継手本体(10)内に、周方向の一
    部に割り(34)を入れることにより縮径可能とした弾性
    リング(14)が組み込まれており、 前記継手本体(10)には、管(P)が挿入可能な内径を
    有する小内径部(40)と、それより大きい内径を有する
    大内径部(42)とが、前者が後者より管挿入方向の手前
    側に位置するように形成されており、前記弾性リング
    (14)は解放状態では前記大内径部(42)の内径より大
    きい外径を有しているが、弾性反発力に抗して縮径した
    状態で前記小内径部(40)に嵌合されており、 これにより、管(P)が所定の位置まで挿入されると、
    弾性リング(14)が管の先端に押されて前進し、小内径
    部(40)から大内径部(42)に入ったところで自身の弾
    性復元力により瞬時に拡径し、大内径部(42)の内面を
    叩いて音又は衝撃を発生するようになっていることを特
    徴とする管継手。
  10. 【請求項10】 筒状の継手本体(10)内に、外周面に
    先端外径が縮径可能な弾性片(46)を有する環状部材
    (44)が組み込まれており、 前記継手本体(10)には、管(P)が挿入可能な内径を
    有する小内径部(40)と、それより大きい内径を有する
    大内径部(42)とが、前者が後者より管挿入方向の手前
    側に位置するように形成されており、前記環状部材(4
    4)の弾性片(46)の先端は解放状態では前記大内径部
    (42)の内径より大きい外径を有しているが、弾性反発
    力に抗して縮径した状態で前記小内径部(40)に嵌合さ
    れており、 これにより、管(P)が所定の位置まで挿入されると、
    環状部材(44)が管の先端に押されて前進し、弾性片
    (46)が小内径部(40)から大内径部(42)に入ったと
    ころで自身の弾性復元力により瞬時に拡径し、大内径部
    (42)の内面を叩いて音又は衝撃を発生するようになっ
    ていることを特徴とする管継手。
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