JPH1172190A - 樹脂パイプ用継手 - Google Patents
樹脂パイプ用継手Info
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- JPH1172190A JPH1172190A JP30983197A JP30983197A JPH1172190A JP H1172190 A JPH1172190 A JP H1172190A JP 30983197 A JP30983197 A JP 30983197A JP 30983197 A JP30983197 A JP 30983197A JP H1172190 A JPH1172190 A JP H1172190A
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- resin pipe
- ring
- socket
- pipe
- joint
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- Joints With Sleeves (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
改良に係る。 【解決手段】樹脂パイプの差し込みを許容する継手本体
となるソケットと、このソケット内にO−リング、グラ
ブリング、バックアップリングが順次配置された樹脂パ
イプ用継手であって、前記バックアップリングの後方に
環状凹部を設け、筒状パイプカバ−の後端に形成された
フランジが前記環状凹部内に隙間をもって嵌合され、筒
状パイプカバ−の前端がソケット内側に向かう傾斜部と
され、当該傾斜部にて前記グラブリングの爪部を覆う形
状とした樹脂パイプ用継手。10‥ソケット、10a 、
10b 、10c ‥段部、11‥O−リング、12‥ワッ
シャ−、13‥グラブリング、130 ‥グラブリングの
爪部、14‥バックアップリング、15‥雌ネジ部、1
6‥雄ネジ部、17‥環状部材、20‥筒状パイプカバ
−、21‥フランジ、22‥傾斜部、30‥樹脂パイ
プ、31‥スリ−ブ。
Description
ものであり、更に詳しくは樹脂パイプ用のワンプッシュ
型継手の改良に係るものである。
廻りに樹脂パイプが広く採用されており、従って、樹脂
パイプ同士の接続も頻繁に行われている。しかるに、特
に給水や給湯用パイプの継手にあっては漏水の発生は全
く許されず、しかも接続が簡便であることとの要請が高
い。このため多くの提案がなされているが、未だ充分満
足できる継手は出現していないのが現状である。
ば、パイプ用継手の本体となるソケット内に漏水対策と
してのO−リングと、樹脂パイプの接続を完全にするた
めのグラブリングが挿入されており、樹脂パイプはこの
ソケット内に挿入されてグラブリングの爪部によって外
表面が喰い込まれて接続されると共に、樹脂パイプの外
表面とソケット内表面との間にO−リングを挟み込んで
漏水の発生を防いでいる構造となっている。
浅い部位に、O−リングが深部にある構造の継手の最大
の欠点は、樹脂パイプをソケット内に挿入する際に、グ
ラブリングの爪部によって樹脂パイプの外表面にパイプ
軸方向に筋状の傷を付け、樹脂パイプにO−リングを嵌
めても筋状の傷(凹み)の部位はシ−ルすることができ
ず、これに起因する漏水を招いてしまうこととなる。
従来のパイプ用継手の欠点を改良せんとするものであ
り、ソケット内に樹脂パイプを挿入した際にもグラブリ
ングの爪部によって傷を全く生じることのない樹脂パイ
プ用継手を提供することを課題としている。
手は、上記の課題を解決するために次の構造としたもの
である。即ち、樹脂パイプの差し込みを許容する継手本
体となるソケットと、このソケット内にO−リング、グ
ラブリング、バックアップリングが順次配置された樹脂
パイプ用継手であって、前記バックアップリングの後方
に環状凹部を設け、筒状パイプカバ−の後端に形成され
たフランジが前記環状凹部内に隙間をもって嵌合され、
筒状パイプカバ−の前端がソケット内側に向かう傾斜部
とされて前記グラブリングの爪部を覆う形状とした継手
にかかり、通常は、ソケット内部の最深部に、挿入され
る樹脂パイプの先端が当接する段部10a を形成し、次
いでO−リングを収容する段部10b が形成されるもの
である。更に好ましくは、樹脂パイプの挿入を目視確認
をするための確認孔をO−リングより外側の浅い部位に
形成するのがよい。
の構成としたため、樹脂パイプをソケット内に挿入する
に当って、樹脂パイプの先端によって筒状パイプカバ−
の傾斜部が押され、環状凹部と筒状パイプカバ−の後端
のフランジとの間の隙間分だけ筒状パイプカバ−がソケ
ットの深部に向かって移動する。この時、樹脂パイプか
ら見れば筒状パイプカバ−がグラブリングの爪部を覆
い、グラブリングの爪部を樹脂パイプが通過する際には
樹脂パイプの外表面は爪部によって傷が付くことは全く
なくなったものであり、樹脂パイプがソケットの最深部
に到達した後は筒状パイプカバ−が環状凹部と筒状パイ
プカバ−の後端のフランジとの間の隙間分だけ戻ること
になる。このように、筒状パイプカバ−が戻った際には
グラブリングの爪部が樹脂パイプの外表面に食い込むこ
ととなり、この傷に起因する漏水は全く解消したもので
ある。そして、ソケット内のO−リングは樹脂パイプの
表面に密着するためにO−リングの位置よりも外側にお
ける樹脂パイプの外周側は水密とされている。このた
め、好ましくは樹脂パイプの挿入を目視確認をするため
の確認孔をこの部位より外側の継手本体に穿孔して樹脂
パイプの挿入を確認するのがよい。
ソケットの内部には段部10a と段部10b とが形成さ
れるが、段部10a は樹脂パイプの先端が完全にソケッ
ト内に挿入されたことを確認する機能を有し、段部10
b は樹脂パイプが挿入された際のO−リングの収容部で
ある。この段部10b の存在によりO−リングが樹脂パ
イプの先端によって押されて異常な変形をすることな
く、正常なリング状を保つこととなる。尚、O−リング
用の段部10b は周溝であってもよい。
トは通常は砲金製であるが、場合によってはポリブテン
やポリフッ化ビリニデン等の樹脂製であってもよい。
樹脂製であってもよいが、通常はグラブリングの爪部に
よって傷が付きにくくしかも耐食性のある例えばSUS
304やSUS316等の金属製のものがよい。そして
この筒状パイプカバ−は、通常は先端が縮径して傾斜部
が形成され、その先端部より複数のスリットが入ってい
るものである。
グをソケットの深部側に位置させ、グラブリングをそれ
より浅い側に配置したものであり、このことにより樹脂
パイプの挿入不足の発見は容易となるという機能を併せ
持っている。即ち、樹脂パイプをソケット内に挿入する
際、樹脂パイプの先端によってO−リングを拡径しつつ
嵌合するためかなりの挿入抵抗がある。従って、グラブ
リングよりもO−リングがソケット内の浅い側にある
と、樹脂パイプがO−リングを通過しただけで挿入が完
了したものと勘違いすることもあり、水圧により樹脂パ
イプがソケットより外れてしまうことになる。
っては、O−リングがソケットの最深部にあるため樹脂
パイプ先端のO−リングとの挿入抵抗は、樹脂パイプが
最深部にまで挿入されることによってはじめて挿入抵抗
があるもので、勘違いによる挿入の不良も防止可能とな
ったものである。
もって更に詳細に説明する。図1は本発明の樹脂パイプ
用継手の第1例を示す半裁図であり、図2はその分解図
である。さて、砲金製ソケット10には樹脂パイプ30
の差し込み側に最深部より段部10a 、段部10b 、更
にこの例では段部10c を形成したもので、段部10b
にはO−リング11が配置され、段部10c には樹脂製
のワッシャ−12、次いでグラブリング13、そしてバ
ックアップリング14が順次配置される。このバックア
ップリング14はそれ自体独立した部材であってもよい
が、この例ではソケット10の内周面に刻設された雌ネ
ジ部15に螺合される雄ネジ部16を有する環状部材1
7と一体となっており、この両者を螺合することにより
各部材がソケット10内に納められる。
環状凹部140 を設け、筒状パイプカバ−20の後端が
外側に向けてフランジ21が形成され、このフランジ2
1が前記環状凹部140 内に隙間をもって嵌合されてい
る。そして、筒状パイプカバ−20の前端がソケット1
の内側に向かう傾斜部22とされ、前記の隙間分だけ筒
状パイプカバ−20が動くことによりグラブリング13
の爪部130 を覆うこととなる。
うに後端部に外側に向けてフランジ21が、そして前端
部が縮径した傾斜部22とされ、これに軸方向にスリッ
ト23が多数形成されている。
に組み込まれるが、挿入される樹脂パイプ30の先端に
はその内径を保つためにスリ−ブ31が嵌合され、この
状態で樹脂パイプ30をソケット10内に挿入されるも
のである。図3は樹脂パイプ30の挿入途中にあり、樹
脂パイプ30の先端がグラブリング13の爪部130 を
通過した際の半裁図であり、図4は樹脂パイプ30が完
全に挿入された際の半裁図である。
に示すように樹脂パイプ30がソケット10内に挿入さ
れると樹脂パイプ30の先端にて筒状パイプカバ−20
の傾斜部22を押し、このまま樹脂パイプ30と共に筒
状パイプカバ−20が環状凹部140 とフランジ21と
の隙間分だけ移動し、グラブリング13の爪部130を
覆ってしまう。従って、樹脂パイプ30が深部に向かっ
て挿入される場合には、グラグリング13の爪部130
とは直接接触せず、この爪部130 に対しては筒状パイ
プカバ−20が接触しつつ更に挿入されることとなる。
このようにグラブリング13の爪130 によって樹脂パ
イプ30の外表面には傷が付かないこととなる。
っては樹脂パイプ30とソケット10との嵌合時にグラ
ブリング13の爪部130 によって樹脂パイプ30の表
面に傷が付くことは全くなく、深部側にO−リング11
があっても漏水することはなくなったものである。
を示す半裁概略図であり、環状凹部140 を形成するた
めにバックアップリング14の後方に内径即ち環状凹部
140 を形成するワッシャ−141 を挟んだものであ
る。従って、この例ではワッシャ−141 の内径内に筒
状パイプカバ−20のフランジ21が隙間をもって嵌り
込むこととなる。
を示す半裁概略図であり、環状凹部140 を形成するた
めに環状部材17より環状凸部170 を形成し、バック
アップリング14の後方に環状凹部140 を形成したも
のである。従って、この例では環状凸部170 にて形成
された環状凹部140 内に筒状パイプカバ−20のフラ
ンジ21が隙間をもって嵌り込むこととなる。尚、この
例ではワッシャ−12の代わりにソケット1に突周10
を形成し、これにてO−リング11が納まる内周溝11
0 を構成したものである。
ケット10に穿孔された施工確認孔である。図でも分か
るように、O−リング11と樹脂パイプ30の外周面は
水密に密着されているが故にO−リング11より外側の
部位における樹脂パイプ30の外表面は漏水は全くな
い。従って、この部位即ちソケット10のO−リング1
1より外側の突周10 の部位に孔40を開けて、樹脂パ
イプ30の挿入の確認を行うものである。この施工確認
孔40を形成したことにより樹脂パイプ30の挿入不足
による漏水や樹脂パイプ30の抜け等の現象がなくなる
ものである。
を示す半裁概略図であり、環状部材17の代りにキャッ
プ25をソケット10の外表面に刻設した雄ネジ26に
螺合した例であり、キャップ25の内フランジ27によ
り各部材をソケット10内に配置した例である。尚、ワ
ッシャ−141 はキャップ25と一体でもよい。
ソケットに差し込む際にグラブリングの爪部との接触が
ないため、パイプの外表面に傷が付くことはなく、この
ため、漏水の発生は極めて低減されたものであって、更
に構造上からみてパイプの差し込み不足もなくなり、施
工時にさほど熟練を要さずに作業ができるという特徴が
ある。
である。
る。
を通過した状態を示す半裁図である。
図である。
す半裁概略図である。
す半裁概略図である。
す半裁概略図である。である。
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂パイプの差し込みを許容する継手本
体となるソケットと、このソケット内にO−リング、グ
ラブリング、バックアップリングが順次配置された樹脂
パイプ用継手であって、前記バックアップリングの後方
に環状凹部を設け、筒状パイプカバ−の後端に形成され
たフランジが前記環状凹部内に隙間をもって嵌合され、
筒状パイプカバ−の前端がソケット内側に向かう傾斜部
とされ、当該傾斜部にて前記グラブリングの爪部を覆う
形状としたことを特徴とする樹脂パイプ用継手。 - 【請求項2】 ソケット内部の最深部に、挿入される樹
脂パイプの先端が当接する段部10a を形成し、次いで
O−リングを収容する段部10b が形成された請求項第
1項記載の樹脂パイプ用継手。 - 【請求項3】 ソケット内に挿入された樹脂パイプの先
端にて前記筒状パイプカバ−の傾斜部を押し、樹脂パイ
プの先端がグラブリングの爪部を通過する際には前記筒
状パイプカバ−が樹脂パイプの先端外表面を覆っている
請求項第1項記載の樹脂パイプ用継手。 - 【請求項4】 継手本体のソケット内のO−リングより
外側の浅い部位に施工確認孔を形成した請求項第1項記
載の樹脂パイプ用継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30983197A JP4081164B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-10-25 | 樹脂パイプ用継手 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-184541 | 1997-06-24 | ||
JP18454197 | 1997-06-24 | ||
JP30983197A JP4081164B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-10-25 | 樹脂パイプ用継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172190A true JPH1172190A (ja) | 1999-03-16 |
JP4081164B2 JP4081164B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=26502556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30983197A Expired - Fee Related JP4081164B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-10-25 | 樹脂パイプ用継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4081164B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004187A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Bridgestone Flowtech Corp | 管体損傷防止機構付き管継手 |
JP2003074777A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 管継手 |
JP2010002022A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Kitz Corp | 樹脂管用ワンタッチ継手 |
-
1997
- 1997-10-25 JP JP30983197A patent/JP4081164B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004187A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Bridgestone Flowtech Corp | 管体損傷防止機構付き管継手 |
JP4719379B2 (ja) * | 2001-06-22 | 2011-07-06 | ブリヂストンフローテック株式会社 | 管体損傷防止機構付き管継手 |
JP2003074777A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 管継手 |
JP2010002022A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Kitz Corp | 樹脂管用ワンタッチ継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4081164B2 (ja) | 2008-04-23 |
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Legal Events
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