JPH11351465A - パイプ継手 - Google Patents

パイプ継手

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Publication number
JPH11351465A
JPH11351465A JP10157896A JP15789698A JPH11351465A JP H11351465 A JPH11351465 A JP H11351465A JP 10157896 A JP10157896 A JP 10157896A JP 15789698 A JP15789698 A JP 15789698A JP H11351465 A JPH11351465 A JP H11351465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
ring
socket
pipe joint
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10157896A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Furukawa
悟弘 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP10157896A priority Critical patent/JPH11351465A/ja
Publication of JPH11351465A publication Critical patent/JPH11351465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】パイプ用のワンプッシュ型継手の新たな継手を
提供する。 【解決手段】パイプの差し込みを許容するソケット10
と、このソケット内に深部側よりパイプが差し込まれる
小径段部11と大径段部12とを備え、この大径段部内
に保持リング14、バックアップリング15、O−リン
グ(A)が配置されたパイプ継手であって、前記小径段
部にO−リング(B)が嵌め込まれる周溝19が形成さ
れ、当該周溝よりソケット外に通じる透孔20を形成し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプ継手に関する
ものであり、更に詳しくはパイプ用のワンプッシュ型継
手の新たな継手を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、集合住宅はもとより戸建住宅の水
廻りに樹脂パイプが広く採用されており、従って、樹脂
パイプ同士の接続も頻繁に行われている。しかるに、こ
れら水廻りの継手にあっては漏水の発生は許されず、し
かも接続が簡便であることの要請が高い。このため多く
の提案がなされているが、水圧テストで施工状態が判明
し簡便な接続でかつ安価な継手は出現していないのが現
状である。
【0003】ここで従来のパイプ継手の例を述べれば、
パイプ継手の本体となるソケット内に漏水対策としての
O−リングと、パイプの接続を完全にするための保持リ
ングが挿入されており、パイプはこのソケット内に挿入
されて保持リングの爪部によって外表面が喰い込まれて
接続されると共に、パイプの外表面とソケット内表面と
の間にO−リングを挟み込んで漏水の発生を防いでいる
構造となっている。
【0004】しかるに、漏水の発生の一因としてはパイ
プの差し込みが不完全な点にあり、パイプを差し込む際
に保持リングとO−リングとを通過する時に手に当たる
感触(衝撃)が2回あるが、一回の感触によって差し込
みが完了したとの錯覚が生じることがある。従って、パ
イプの先端の位置がどこにあるかを確認することができ
ればよいが、これができないのが現実であった。そし
て、不完全な差し込みの場合であっても施工直後の水圧
テストではこれが発見できない場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来のパイプ継手の欠点を改良せんとするものであり、
ソケットにパイプが不完全に差し込まれている場合には
施工後の水圧テストによって漏水が多く生じるような構
造とし、これによって差し込み不足が簡単に発見できる
新規なパイプ継手の構造を提供することを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパイプ継手は、
上記の課題を解決するために次の構造としたものであ
り、パイプの差し込みを許容するソケットと、このソケ
ット内に深部側よりパイプが差し込まれる小径段部と大
径段部とを備え、この大径段部内に保持リング、バック
アップリング、O−リング(A)が配置されたパイプ継
手であって、前記小径段部にO−リング(B)が嵌め込
まれる周溝が形成され、当該周溝よりソケット外に通じ
る透孔を形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパイプ継手につい
て具体的形態に基づいて更に言及すると、ソケット内に
配置した保持リングの爪がパイプの外表面に食い込んで
固定され、O−リング(A)がパイプの外表面に接して
漏水を防ぐが、パイプの押し込みが不完全な場合にはパ
イプの先端が小径段部にあり、そのパイプの先端がO−
リング(B)の位置で止まったままとなる。
【0008】従って、水圧テストの際には小径段部に形
成された周溝がO−リング(B)にて完全に嵌め合わさ
れず、周溝よりソケット外に通じる透孔を通って水漏れ
があり、これによってパイプが完全に差し込まれていな
いことが判明し、この場合にはパイプを更に深部にまで
押し込めばよいこととなる。このため、従来のように差
し込み時の感触を間違えてパイプの差し込み不足を生ず
ることはなくなったものであり、パイプの差し込み不足
による漏水の発生は皆無となったものである。
【0009】周溝に形成する透孔の数は問わない。そし
て、透孔の径はパイプが差し込まれた状態での長期的な
シ−ル性を考えると、O−リングBの径の1/2以下が
望ましい。一方、水圧テストにて水漏れを発見し易くす
るため、透孔の径はO−リングの径の1/5以上が望ま
しい。又、透孔の端部でO−リングBが切れたり変形し
ないように透孔はO−リングBに接触しないようにする
のが望ましい。
【0010】本発明のパイプ継手を構成するソケットや
キャップは通常は砲金製であるが、ポリブテンやポリフ
ッ化ビリニデン等の樹脂製であってもよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明のパイプ継手を具体例をもって
更に詳細に説明する。図1は本発明のパイプ継手の1例
を示すパイプを差し込む際の途中における半裁図、図2
はパイプの差し込みが完了した際の半裁図である。
【0012】さて、パイプの差し込みを許容する砲金製
ソケット10には深部側よりパイプが差し込まれる小径
段部11と大径段部12とを備え、この大径段部12内
に深部側より爪13を備えた保持リング14、バックア
ップリング15、O−リングAが順次配置された構造で
あり、これらを支持するようにソケット10に刻設され
た雄ねじ17にキャップ18が螺合されて組み立てられ
るものである。小径段部11には周溝19が刻設されて
おりここにO−リングBが嵌め込まれる。そして、周溝
19よりソケット外に繋がる透孔20を左右対応して2
つ形成したものである。
【0013】そして、先端にスリ−ブ41を嵌め込んだ
パイプ40がソケット10内に差し込まれると、パイプ
40の外表面にO−リングAが圧接され、保持リング1
4の爪13が食い込む。勿論、パイプ40がソケット1
0内に完全に差し込まれた場合、即ち、パイプ40の先
端がO−リングBを通過して最深部にまで到達した場合
には、保持リング14の内側に形成した爪13にてパイ
プ40の外周面が食い込まれて固定し、バックアップリ
ング15はこの食い込みを保持するためのものである。
そして、周溝19内にO−リングBが完全に嵌合し透孔
20をO−リングBが塞ぎ漏水が防止されることとな
る。
【0014】一方、パイプ40の差し込みが不足してい
る状態、即ち、パイプ40の先端がO−リングBにて留
まっている場合、周溝19内のO−リングBは完全に周
溝19を塞ぐことはなく、従って、この状態で水圧テス
トを行った場合、ソケット10の外に通じる透孔20を
塞ぐことなく、ここに漏水を発生することになる。従っ
て、パイプ40の差し込み不足がすぐに判明し、差し込
みを完全とすることが可能となったものである。
【0015】尚、パイプの差し込み不足の際のテストで
は0.1kgf/cm2でも透孔20より漏水するの
で、水があればパイプ40の差し込み不足はすぐ発見で
き、通常の水圧テストでは1.5kgf/cm2以上の
水圧をかけるため、透孔20より激しく漏水するので、
パイプの差し込み不足を見逃すことはなくなった。
【0016】尚、キャップ18はソケット10の雄ねじ
17に螺合する場合をもって示したが、これのみに限定
されることがないことは勿論であり、例えばソケット1
0先端の内側に雌ねじを施し、これに螺合する構造のも
のでもよく、或いはストップリング等にて固定されてよ
くその固定方法は限定されない。
【0017】図3は本発明のパイプ継手の変形例であ
り、ソケット10にスリ−ブ30を備えたものである。
パイプ40はこのスリ−ブ30に沿ってソケット10内
に差し込めばよいものであり、この場合もO−リングB
にパイプ40の先端が留まっている場合には水圧テスト
により透孔20より水漏れが発生し、パイプ40の差し
込みが十分でないことがすぐさま判明する。
【0018】
【発明の効果】本発明のパイプ継手にあっては、パイプ
の差し込み不足を水圧テストによってすぐさま確認する
ことができ、確実な施工が行えることとなったものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のパイプ継手の第1例を示す半裁
図であり、パイプの差し込みが不十分な場合の図であ
る。
【図2】図2はパイプの差し込みが完了した際の半裁図
である。
【図3】図3は本発明のパイプ継手の第2例を示す半裁
図であり、パイプの差し込みが完了した際の半裁図であ
る。
【符号の説明】
10‥ソケット、 11‥ソケットの小径段部、 12‥ソケットの大径段部、 13‥保持リングの爪、 14‥保持リング、 15‥バックアップリング、 17‥ソケットに刻設された雄ねじ、 18‥キャップ、 19‥周溝、 20‥透孔、 30‥ソケットのスリ−ブ、 40‥パイプ、 41‥スリ−ブ、 A‥O−リング、 B‥O−リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの差し込みを許容するソケット
    と、このソケット内に深部側よりパイプが差し込まれる
    小径段部と大径段部とを備え、この大径段部内に保持リ
    ング、バックアップリング、O−リング(A)が配置さ
    れたパイプ継手であって、前記小径段部にO−リング
    (B)が嵌め込まれる周溝が形成され、当該周溝よりソ
    ケット外に通じる透孔を形成したことを特徴とするパイ
    プ継手。
JP10157896A 1998-06-05 1998-06-05 パイプ継手 Pending JPH11351465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10157896A JPH11351465A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 パイプ継手

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JP10157896A JPH11351465A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 パイプ継手

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Publication Number Publication Date
JPH11351465A true JPH11351465A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15659797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10157896A Pending JPH11351465A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 パイプ継手

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JP (1) JPH11351465A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138869A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Bridgestone Corp 管継手連結部品及び配管構造体
JP2009209956A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Osaka Gas Co Ltd 流体遮断用バッグ
JP2015187490A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 富士重工業株式会社 連結構造
US10330558B2 (en) 2017-05-03 2019-06-25 General Electric Company Leakage testing tool for component and related method

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