JP2001263558A - 合成樹脂管用管継手 - Google Patents
合成樹脂管用管継手Info
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- JP2001263558A JP2001263558A JP2000072270A JP2000072270A JP2001263558A JP 2001263558 A JP2001263558 A JP 2001263558A JP 2000072270 A JP2000072270 A JP 2000072270A JP 2000072270 A JP2000072270 A JP 2000072270A JP 2001263558 A JP2001263558 A JP 2001263558A
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Abstract
工不良のおそれのない合成樹脂管用管継手を提供する。 【解決手段】 継手部の受口1の外面には、係合突部2
が付いている。グリップリング5は、内面が歯面7で、
かつ切り割り6により縮径可能である。スリーブ8は内
外両面がテーパ面10、11で、かつ切り割り9により
縮径可能である。リングカバー12には、テーパ付きの
係合内鍔14が付いている。リングカバー12は受口1
に嵌め、係合内鍔14を係合突部2に引掛ける。リング
カバー12には、スリーブ8とグリップリング5とを嵌
め、リングカバー12とテーパ外面11とを接触させ、
テーパ内面10とグリップリング5とを接触させる。
Description
管などのような合成樹脂管の連結に用いる管継手に関
し、例えば、バルブなどの各種流体機器の継手部や、連
結用フランジ付短管などに合成樹脂管の管端を継ぐ場合
などに使用される管継手に係る。
造は、継手部受口に、これと螺合する袋ナットを取付
け、この袋ナットの内面にテーパ付き環状内溝を設け
て、この溝内に、1箇所に切り割りを有するグリップリ
ングを嵌めた構成である。そして、管の連結作業は、袋
ナットを緩めた状態で、管端を受口内に挿し込み、次
に、袋ナットを締め付け、テーパ面で押されたことによ
るグリップリングの縮径変形によって、グリップリング
の内面に形成された歯面を管外面に喰い込ませて、結合
固定を図る方式である。この結果、管に抜け出し方向の
力が作用した場合には、グリップリングがより喰い込む
ようになるので、管を強固に連結保持できることにな
る。
管継手では、最初のセット時、即ち、袋ナットを締め込
んで、グリップリングの歯面を管に喰い込ませる時の、
適正な締め込み程度が分からない。この為、喰い込ませ
不足で、管が簡単に抜けたり、或いは、逆に、喰い込ま
せ過ぎて、管の破損を招いたりするなどの問題が発生す
る。
ト時に、常に適正な初期荷重で、グリップリングを管に
喰い込ませることのできる合成樹脂管用管継手を提供す
るにある。また、本発明は、管連結作業が簡単で、か
つ、作業時に特別な工具を必要とせず、汎用的な工具で
セット作業ができる合成樹脂管用管継手にある。
手段は、外面に係合突部を有する継手部受口と、内面が
歯面で、1箇所に切り割りを有して縮径可能なグリップ
リングと、内外両面がテーパ面で、1箇所に切り割りを
有して縮径可能なスリーブと、テーパ付き係合内鍔を有
するリングカバーとからなり、リングカバー内にスリー
ブとグリップリングとが嵌め込まれ、リングカバーはス
リーブのテーパ外面と接触し、またスリーブのテーパ内
面にはグリップリングの外面が接触するように、リング
カバーが受口端に嵌着され、かつ係合内鍔が係合突部と
掛り合うようになることにある。
こに水密ゴム輪を嵌め込むようにしてもよい。
図面の実施例に基づいて説明する。図1は、管継手を分
解した状態であり、1は継手部の受口である。実施例
は、フランジ付き短管に用いた例であるが、バルブなど
の各種機器の継手部に実施することも、勿論可能であ
る。受口1の外面には、2個の係合突部2が一体に形成
されている。受口1の内面には環状溝3が形成されてい
て、ここには水密ゴム輪4が嵌め込まれる。このゴム輪
4は、合成樹脂管20が連結された時に、管20と受口
1の間からの水洩れを防止する役目を果たす。なお、実
施例は、塩化ビニル樹脂管に使用することを前提として
いるが、他の合成樹脂管に用いることも可能である。
ステンレス鋼などの金属製で、リング状であり、かつ1
箇所に切り割り6が形成されていて、ある程度の縮径変
形が可能である。グリップリング5の外面形状は、断面
がほぼ半円弧状である。また、リングの内面には歯面7
が形成されている。図2に示されるように、実施例にお
ける歯面7の形状は、管の抜け止め作用を高める為、鋸
歯状になっているが、歯面の形状については自由であ
る。
は、銅合金などの金属製で、かつリング状であり、1箇
所に切り割り9が形成されていて、ある程度の縮径変形
が可能である。このスリーブ8の内面10及び外面11
は、共にテーパ面となっていて、面にはゆるやかな傾斜
が付いている。そして、テーパ内面10には、グリップ
リング5が接触する。また、テーパ外面11には、リン
グカバー12が接触する。
に、前面壁の中央に円形の開口が設けられていて、その
開口縁13がテーパ外面11と接触するのである。また
リングカバー12の外周縁には、後方に張り出すように
2個の係合内鍔14が設けられており、かつ、この係合
内鍔14にはテーパが付いている。このリングカバー1
2は受口1の端に嵌着させ、その係合内鍔14を受口の
係合突部2の背面に引掛ける。前記のように係合内鍔1
4にはテーパが付いているので、リングカバー12を回
動させると、リングカバー12は受口1に対して軸線方
向奥側へと移動するようになる。
動について説明する。先ず、水密ゴム輪4を受口の環状
溝3に嵌め込むと共に、図2のように、リングカバー1
2の内側に、スリーブ8を入れ、更に、その内側グリッ
プリング5を嵌め込む。そして、リングカバー12を受
口1の端に嵌め、係合内鍔14を係合突部2に僅かに引
掛ける。この状態は、図3及び図4の(a)状態であ
り、この時点では、スリーブ8には外力が働いていない
ので、スリーブ8は拡径状態にあり、切り割り9は開い
ている。従って、グリップリング5にも外力は作用して
おらず、拡径状態にあって、切り割り6は開いている。
そして、この状態で、管20を受口に挿し込む。この時
点ではグリップリング5の内径は、管径より僅かに大き
い(実施例では1mm)ので、管の挿し込みには抵抗が
なく、従来のようにグリップリング5の歯によって管2
0の外面が傷付けられることはない。
印の方向に回動させる。この回動作業は、リングカバー
12の角を金槌で叩くなどの方法でよく、特別の工具を
要しない。受口の係合突部2と接触している係合内鍔1
4にはテーパが付いているので、この回動に伴って、リ
ングカバー12は受口の奥方向へと軸線に沿って移動さ
せられる。また、リングカバー12の開口縁13は、ス
リーブ8のテーパ外面11と接触しており、スリーブ8
はその後端が受口端面に衝突していて後退不能であるの
で、リングカバー12の移動に伴ってスリーブ8は徐々
に縮径変形させられる。ただし、スリーブ8の縮径は、
切り割り9の隙間がなくなり、切断端面同士が衝突する
ことによって止まる。従って、リングカバー12の回動
作業時には、その回動量を考慮することなく、回動しな
くなるまで、目一杯、回動させればよく、作業に格別の
注意を払う必要はない。
パ内面10に接触しているグリップリング5も連動し
て、ある程度、縮径変形させられる。この状態が、図3
及び図4の(b)に示されている。このグリップリング
5の縮径によって、その歯面7が管20の外面に喰い込
むようになる。なお、この際の喰い込み量が適正になる
ように、スリーブ5の切り割り6の隙間が予じめ設定さ
れている。従って、セット時における、歯面7の喰い込
み量は常に適正となり、喰い込み不足や喰い込み過ぎを
起すことはない。これで組付けセット作業は完了であ
る。
適度に管に喰い込んでいるので、管20に引き抜き方向
の力が作用すると、管20の移動に伴って、グリップリ
ング5も一体に移動しようとする。しかし、グリップリ
ング5の外面は、スリーブ8のテーパ内面10と接触し
ているので、移動に伴って縮径変形させられ、その歯面
7が一層深く、管の外面に喰い込むようになり、この結
果、管20には強い引抜き阻止力が働くことになる。な
お、グリップリング5の喰い込みは、切り割り6の間隙
分だけであり、間隙が無くなった時点で、縮径が止まる
ので、必要以上に縮径して、管を破損させたりすること
はない。
バー12を緩め方向に回動させ、スリーブ8及びグリッ
プリング5を拡径させれば、管に対する阻止力が無くな
るので、簡単に引抜くことができる。
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特に、係合突部2や係合内鍔14の形状
及び結合方式、グリップリング5の形状や歯面7の形、
スリーブ8の形状などは自由である。
だけで、管連結時の組付けセットができ、特別な工具を
要さず、汎用的な工具を用いた簡単な作業だけで済むの
で、管連結作業を能率よく行うことができる。また、内
外両面がテーパ面となったスリーブを用いた、2段階縮
径方式としたので、連結セット時にはグリップリングに
対して規定量だけの縮径変形を正確に付与でき、管壁に
対するグリップリング歯面の喰い込み量を常に適正な状
態となすことができ、施工ミスのない安定した管連結を
行うことができる。更に、グリップリングが拡径した状
態で、管を挿入するので、グリップリングの歯によって
管壁が傷付けられることもない。また、本発明の管継手
は構造が簡単で、廉価に製造できるので、実用上、極め
て有益である。
密ゴム輪が介在するので、継手連結部からの水洩れを効
果的に防止できる。
を嵌めた状態の拡大断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 外面に係合突部を有する継手部受口と、
内面が歯面で、1箇所に切り割りを有して縮径可能なグ
リップリングと、内外両面がテーパ面で、1箇所に切り
割りを有して縮径可能なスリーブと、テーパ付き係合内
鍔を有するリングカバーとからなり、リングカバー内に
スリーブとグリップリングとが嵌め込まれ、リングカバ
ーはスリーブのテーパ外面と接触し、またスリーブのテ
ーパ内面にはグリップリングの外面が接触するように、
リングカバーが受口端に嵌着され、かつ係合内鍔が係合
突部と掛り合うようになる合成樹脂管用管継手。 - 【請求項2】 受口の内面に環状溝が形成されていて、
ここに水密ゴム輪が嵌め込まれている請求項1記載の合
成樹脂管用管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072270A JP4424809B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 合成樹脂管用管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001263558A true JP2001263558A (ja) | 2001-09-26 |
JP4424809B2 JP4424809B2 (ja) | 2010-03-03 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072270A Expired - Fee Related JP4424809B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 合成樹脂管用管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4424809B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013339A1 (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | オーエヌ工業株式会社 | 配管のワンタッチ継手 |
KR100958816B1 (ko) * | 2007-12-24 | 2010-05-24 | 주식회사 코뿔소 | 파이프의 연결장치 |
JP2010270847A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Cosmo Koki Co Ltd | 移動防止手段 |
JP2019190575A (ja) * | 2018-04-25 | 2019-10-31 | 株式会社ノーリツ | 合成樹脂管用継手 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072270A patent/JP4424809B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2010013339A1 (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | オーエヌ工業株式会社 | 配管のワンタッチ継手 |
WO2010013364A1 (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | オーエヌ工業株式会社 | 配管のワンタッチ継手 |
JP2010270847A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Cosmo Koki Co Ltd | 移動防止手段 |
JP2019190575A (ja) * | 2018-04-25 | 2019-10-31 | 株式会社ノーリツ | 合成樹脂管用継手 |
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Also Published As
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JP4424809B2 (ja) | 2010-03-03 |
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