JP2007162786A - 継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続されたパイプの抜け出しを効果的に抑制することができるとともに、パイプに引き抜き力が瞬時に加わったときでもパイプが切断される事態を回避することができる継手を提供する。
【解決手段】継手本体12を構成する胴筒体17の先端部と、その胴筒体17に螺合される締付ナット21との間には、抜け止めリング22のベースリング22aが保持されている。抜け止めリング22の規制片22bは、パイプ11の差し込み方向に傾斜している。その規制片22bと締付ナット21の内周面との間には、補助リング28が配置されている。補助リング28の基端部には、規制片22bと同方向に延びる接触部29としての斜面が形成され、規制片22bの傾斜により縮径方向に付勢されている。補助リング28の内周部には、突出部34が設けられ、その内周面が平坦面となり、パイプ11を押圧して締付けるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば給水、給湯系の配管システムにおいてパイプ(管材)の端部同士又はパイプの端部と水栓器具とを接続するために用いられる継手に関するものである。
従来より、継手にパイプをワンタッチで接続するための継手が知られている(例えば、特許文献1を参照)。すなわち、この継手は、パイプが接続される円筒形のソケット(継手本体)と、その継手本体に螺着されるキャップ(ナット)と、ナットと継手本体との間に配設されるパイプ保持リング(抜け止めリング)と、抜け止めリングに併設されるバックアップリングとを備えている。バックアップリングは、抜け止めリングに対しパイプ挿入方向の入口側に配置され、その先端には抜け止めリングに設けられた爪の傾斜方向へ突出する突部が形成されている。このように構成された継手においては、パイプに抜け方向の力が加わったとき、バックアップリングにより、抜け止めリングの爪が反り返らないように拘束され、パイプと継手本体との接続が維持されている。
特開平3−69894号公報(第1頁〜第3頁)
ところが、特許文献1に記載されている継手においては次のような問題があった。すなわち、パイプに対する抜け止めリングの食い込み量を少なくするようにその内径を大きめに設定した場合、パイプに対して引き抜き力が瞬時に加わったとき抜け止めリングがパイプに十分食い込まないため、抜け止めリングがパイプの外周部を削りながらパイプが継手から抜け出てしまう場合があった。逆に、パイプに対する抜け止めリングの食い込み量を多くするようにその内径を小さめに設定した場合、パイプ挿入時の抵抗が大きくなり、施工がしづらくなるとともに、パイプに引き抜き力が瞬時に加わったとき抜け止めリングの爪がパイプに食い込んでパイプが切断される場合があるという問題があった。
そこで本発明の目的とするところは、接続されたパイプの抜け出しを効果的に抑制することができるとともに、パイプに引き抜き力が瞬時に加わったときでもパイプが切断される事態を回避することができる継手を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の継手は、継手本体内に差し込まれるパイプに引き抜き力が作用したときに縮径しパイプに食い込んでパイプの抜け出しを規制する抜け止めリングを備えた継手において、前記継手本体内には、抜け止めリングの縮径に伴って縮径し、パイプを締め付けて抜け出しを補助的に規制する補助リングを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明の継手は、請求項1に係る発明において、前記補助リングは、抜け止めリングに接触して抜け止めリングの縮径により縮径方向に付勢される接触部と、その接触部の動きに基づきパイプを締め付けてその抜け出しを抑える締付部とを備えていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明の継手は、請求項2に係る発明において、前記抜け止めリングは、円環状のベースリングと、そのベースリングの内周部からパイプの差し込み方向へ傾斜して延びる規制片とを備え、パイプに引き抜き力が作用したとき規制片が傾斜してパイプに食い込むとともに、補助リングの接触部には規制片の傾斜による抜け止めリングの縮径に基づいて縮径方向に付勢され、かつ規制片の傾斜を制限する斜面を有することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明の継手は、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明において、前記抜け止めリングは、継手本体の先端部とその先端部に螺合される締付ナットとによって回動可能に保持されるとともに、前記補助リングの先端部にはテーパ面が設けられ、締付ナットの内周面には前記テーパ面に係合する傾斜面が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明の継手は、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明において、前記補助リングの内径は、パイプの外径よりも大きく設定されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明の継手は、請求項1から請求項5のいずれかに係る発明において、前記補助リングの外周面には、抜け止めリングに係合して抜け止めリングの軸線に対して傾かないように保持するための保持突起が設けられていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明の継手は、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明において、前記補助リングの締付部内周面には、パイプの外周面に圧接される突出部が設けられるとともに、その突出部の内周が平坦面に形成されるとともに、突出部の基端部にはパイプに食い込む食い込み用角部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明の継手は、請求項1から請求項7のいずれかに係る発明において、前記継手本体内には、パイプが外嵌される案内筒部が突設され、該案内筒部の先端にはパイプの内周面を押圧し前記補助リングの突出部と協働してパイプの抜け止めを行う鍔部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明の継手は、請求項1から請求項8のいずれかに係る発明において、前記補助リングは、その軸線方向から見てC型に形成されるか、又は締付部の先端部から保持突起側へ切り込まれたスリットが設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明の継手においては、継手本体内には、抜け止めリングの縮径に伴って縮径し、パイプを締め付けて抜け出しを補助的に規制する補助リングが備えられている。このため、パイプに引き抜き力が加わったとき、その引き抜き力に対して抜け止めリングのパイプへの食い込みに加え、抜け止めリングの縮径に伴う補助リングの縮径でパイプが締め付けられる。さらに、パイプに引き抜き力が瞬時に加わったときにも、抜け止めリングと補助リングとがパイプの抜け止めに協働して作用する。従って、接続されたパイプの抜け出しを効果的に抑制することができるとともに、パイプに引き抜き力が瞬時に加わったときでもパイプが切断される事態を回避することができる。
請求項2に記載の発明の継手では、補助リングは、抜け止めリングに接触して抜け止めリングの縮径により縮径方向に付勢される接触部と、その接触部の動きに基づきパイプを締め付けてその抜け出しを抑える締付部とを備えている。このため、パイプに引き抜き力が加わったとき、抜け止めリングの縮径により接触部が縮径方向に付勢され、締付部がパイプを締め付ける。従って、請求項1に係る発明の効果を向上させることができる。
請求項3に記載の発明の継手では、抜け止めリングは、円環状のベースリングと、そのベースリングの内周部からパイプの差し込み方向へ傾斜して延びる規制片とを備え、パイプに引き抜き力が作用したとき規制片が傾斜してパイプに食い込むようになっている。また、補助リングの接触部には規制片の傾斜による抜け止めリングの縮径に基づいて縮径方向に付勢され、かつ規制片の傾斜を制限する斜面を有している。このため、パイプに引き抜き力が加わって規制片が傾斜したとき、その傾斜が補助リングの斜面に受け止められる。従って、請求項2に係る発明の効果に加えて、パイプに対する抜け止めリングの規制片の食い込みを抑制することができる。
請求項4に記載の継手では、抜け止めリングは、継手本体の先端部とその先端部に螺合される締付ナットとによって回動可能に保持されるとともに、前記補助リングの先端部にはテーパ面が設けられ、締付ナットの内周面には前記テーパ面に係合する傾斜面が設けられている。このため、パイプに引き抜き力が加わって抜け止めリングを介して補助リングに縮径力が作用したとき、補助リングのテーパ面が締付ナットの傾斜面に係合して補助リングが縮径方向に力を受ける。従って、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、補助リングがパイプを安定した状態で締付けることができる。
請求項5に記載の継手では、補助リングの内径は、パイプの外径よりも大きく設定されていることから、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加え、継手本体に対するパイプの差し込み時における抵抗を回避でき、差し込み操作を容易に行うことができる。
請求項6に記載の継手では、補助リングの外周面には、抜け止めリングに係合して抜け止めリングの軸線に対して傾かないように保持するための保持突起が設けられていることから、請求項1から請求項5のいずれかに係る発明の効果に加え、補助リングによるパイプの締付け操作を安定して行うことができる。
請求項7に記載の継手では、補助リングの締付部内周面には、パイプの外周面に圧接される突出部が設けられるとともに、その突出部の内周が平坦面に形成されるとともに、突出部の基端部にはパイプに食い込む食い込み用角部が形成されている。このため、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、補助リングによるパイプの締付け時に突出部の平坦面がパイプの外周面に面接触してパイプを効果的に締付けることができるとともに、食い込み用角部がパイプにしっかりと食い込んでパイプの抜け止め効果を向上させることができる。
請求項8に記載の継手では、継手本体内には、パイプが外嵌される案内筒部が突設され、該案内筒部の先端にはパイプの内周面を押圧し前記補助リングの突出部と協働してパイプの抜け止めを行う鍔部が設けられている。従って、請求項1から請求項7のいずれかに係る発明の効果に加え、補助リングの突出部がパイプを外周部から押圧して締付け、その押圧力によって案内筒部の鍔部がパイプの内周部からパイプを押圧して締付けるため、パイプの抜け止め効果を一層向上させることができる。
請求項9に記載の継手では、補助リングは、その軸線方向から見てC型に形成されるか、又は締付部の先端部から保持突起側へ切り込まれたスリットが設けられている。このため、請求項1から請求項8のいずれかに係る発明の効果に加え、補助リングの拡縮が簡単に行われ、パイプの抜け止めを容易に行うことができる。
以下、本発明の最良と思われる実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、ワンタッチ継手すなわちパイプ11を差し込むだけで抜け止め保持することができる継手10には、例えば水を通すパイプ(管材)11が接続される。係る継手10を構成する継手本体12の基端部には図示しない水道配管等の管体に螺合される雄ねじ部13が設けられるとともに、先端部には縮径されて延びる案内筒部14が設けられている。ここで、各部材について図1の左側を基端部(基端側)といい、図1の右側を先端部(先端側)という。継手本体12はほぼ円筒状に形成され、その内部の貫通孔15を水が流通するようになっている。前記案内筒部14にはパイプ11の端部が外嵌されて接続されるようになっている。パイプ11は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂や、合金(真鍮、青銅等)等の金属により形成されている。
継手本体12の中央部には、スパナなどの工具を係合するための軸線方向から見て六角形状をなす工具係合部16が設けられている。継手本体12の先端側には、継手本体12を構成するほぼ円筒状の胴筒体17が雄ねじ18と雌ねじ19との螺合関係により連結されている。
胴筒体17の先端外周のねじ部20には継手本体を構成する締付ナット21が螺合され、胴筒体17の先端面と締付ナット21内周の第1段部23との間に抜け止めリング(ロックリング)22のベースリング22aが保持されている。図3に示すように、抜け止めリング22は、円環状をなす外周側の該ベースリング22aと、そのベースリング22aの内周部から折曲げられて斜めに延びる複数枚の規制片22bとを備えている。抜け止めリング22はステンレス鋼により厚さ0.2〜0.3mmに形成され、規制片22bはパイプ11の差し込み方向に傾斜し、その傾斜角度(継手本体12の軸線方向に対する傾斜角度)は約45度に設定されている。なお、図1に示すように、胴筒体17と締付ナット21とのねじ部20にはシール材24が装着され、胴筒体17と締付ナット21との間の水のシールと締付ナット21の緩み止めの機能を果たしている。
締付ナット21の内周面には、前記第1段部23より先端側に連なる第2段部25が形成され、さらにその第2段部25より先端側に連なる傾斜面26が形成されている。この傾斜面26の傾斜角度(継手本体12の軸線方向に対する傾斜角度)は約30度に設定されている。前記案内筒部14の外周面と、胴筒体17及び締付ナット21の内周面との間の空間部にパイプ11が差し込まれるパイプ差し込み空間27が形成されている。
締付ナット21の内側空間で前記抜け止めリング22と締付ナット21の第2段部25及び傾斜面26との間には、金属製の補助リング28が介装されている。図4(a)及び(b)に示すように、補助リング28は1箇所に切り込み28aが設けられ、軸線方向から見てほぼC字状に形成され、縮径可能になっている。図2に示すように、この補助リング28は、抜け止めリング22の規制片22bに接触して規制片22bの縮径により縮径方向に付勢される接触部29と、パイプ差し込み空間27に差し込まれたパイプ11を周囲から締め付けてその抜け出しを抑える締付部30とを備えている。補助リング28の接触部29には約45度の傾斜角度を有する斜面31が形成され、差し込まれたパイプ11に引き抜き力が加わって抜け止めリング22の規制片22bの傾斜が大きくなったとき規制片22bの傾斜を制限するようになっている。
補助リング28の先端部には傾斜角度約30度のテーパ面32が設けられ、締付ナット21の前記傾斜面26に係合されている。補助リング28の基端側外周面には、その軸線方向と直交方向に延び、抜け止めリング22のベースリング22aに係合する保持突起33が設けられ、補助リング28が抜け止めリング22の軸線に対して傾かないように保持されている。この保持突起33の先端面と締付ナット21の第2段部25との間には空間が形成され、補助リング28が先端側へ移動可能になっている。前記抜け止めリング22のベースリング22aは、胴筒体17の先端面と補助リング28の保持突起33基端面との間に保持されている。この場合、ベースリング22aの外周部先端面と締付ナット21の第1段部23との間には隙間s(図4(a)参照)が形成され、抜け止めリング22がパイプ11の回動によって回動できるようになっている。係る隙間sは、0.1〜0.4mmに形成されることが好ましい。
図4(a)に示すように、補助リング28の締付部30内周面には、内方へ突出されパイプ11に圧接される突出部34が設けられ、その突出部34の内周が平坦面35に形成されるとともに、突出部34の基端部にはパイプ11に食い込む食い込み用角部(直角部)36が形成されている。補助リング28の内径は特に制限されず、パイプ11の外径より小さくてもよいが、パイプ差し込み空間27へのパイプ11の差し込み時の抵抗をなくして差し込みを容易にするため、パイプ11の外径よりも大きくなるように設定することが好ましい。
図1及び図2に示すように、前記案内筒部14の基端側には2つの環状溝37が凹設され、それぞれ異なる形状のシールリング38が嵌着され、案内筒部14の外周面とパイプ差し込み空間27に差し込まれたパイプ11の内周面との間で水をシールするようになっている。案内筒部14の先端部にはパイプ11の内周面を押圧し、前記補助リング28の突出部34と協働してパイプ11の抜け止めを行う鍔部39が設けられている。この鍔部39はパイプ11の差し込み時にパイプ11の変形を矯正する機能をも有している。なお、胴筒体17にはパイプ11の差し込み具合を確認するための確認孔40が複数(本実施形態では6個)設けられている。この確認孔40は、内部が透視でき、かつごみが入らないような透明樹脂フィルムで覆われている。
さて、本実施形態の作用について説明すると、図6(a)に示すように、パイプ11を締付ナット21の開口端よりパイプ差し込み空間27に差し込むと、パイプ11は補助リング28の内部を通り、抜け止めリング22の規制片22bに摺接し、規制片22bを拡径変形させながらパイプ差し込み空間27の最も奥に到って止まる。このとき、補助リング28の内径はパイプ11の外径より大きく設定されているため、パイプ11差し込み時の抵抗はなく、抜け止めリング22を通過するときには抜け止めリング22が1枚であるため、差し込み時の抵抗は少なく、パイプ11の差し込みを円滑に行うことができる。
次に、図6(b)に示すように、パイプ11に引き抜き力が加わったときには、抜け止めリング22の規制片22bがパイプ11の外周部に食い込み、その軸線方向に対する規制片22bの傾斜角度が大きくなる。そのため、補助リング28の斜面31に規制片22bの傾斜による力が加えられ、補助リング28は縮径方向(内方)へ付勢されると同時に、先端側へ付勢される。このとき、補助リング28のテーパ面32が締付ナット21の傾斜面26に係合しているため、補助リング28の先端部は締付ナット21の傾斜面26に沿って斜め下方へ移動する。従って、補助リング28の突出部34における平坦面35がパイプ11の外周面を押圧して締付ける。
図6(c)に示すように、パイプ11にさらに強い引き抜き力が加わったときには、抜け止めリング22の規制片22bがパイプ11の外周部に深く食い込み、その軸線方向に対する規制片22bの傾斜角度が一層大きくなる。このため、補助リング28の斜面31に規制片22bの傾斜による強い力が加えられ、補助リング28の保持突起33の外周面が締付ナット21の内周面から離間して内方及び先端側へ大きく付勢される。従って、補助リング28の突出部34の平坦面35がパイプ11の外周面を強く押圧して締付けると同時に、食い込み用角部36がパイプ11の外周部に食い込む。その結果、案内筒部14先端の鍔部39がパイプ11の内周部に接触して食い込む。よって、抜け止めリング22のパイプ11への食い込みに加え、補助リング28の締付け及び食い込み並びに案内筒部14の鍔部39によるパイプ11の押圧及び食い込みにより、パイプ11の抜け止めが確実に行われるとともに、パイプ11への規制片22bの過度の食い込みが制限される。
以上詳述した実施形態によって発揮される効果を以下にまとめて説明する。
・ 本実施形態の継手10においては、継手本体12内には、抜け止めリング22の縮径に伴って縮径し、パイプ11を締め付けて抜け出しを補助的に規制する補助リング28が備えられている。このため、パイプ11に引き抜き力が加わったとき、抜け止めリング22と補助リング28とがパイプ11の抜け止めに協働して作用する。従って、接続されたパイプ11の抜け出しを効果的に抑制することができるとともに、パイプ11に引き抜き力が瞬時に加わったときでもパイプ11が切断される事態を回避することができる。
・ 前記補助リング28は、抜け止めリング22に接触して抜け止めリング22の縮径により縮径方向に付勢される接触部29と、その接触部29の動きに基づきパイプ11を締め付けてその抜け出しを抑える締付部30とを備えている。このため、パイプ11に引き抜き力が加わったとき、抜け止めリング22の縮径により接触部29が縮径方向に付勢され、締付部30がパイプ11を締め付けることができる。
・ 前記抜け止めリング22は、円環状のベースリング22aと、そのベースリング22aの内周部からパイプ11の差し込み方向へ傾斜して延びる規制片22bとを備え、パイプ11に引き抜き力が作用したとき規制片22bが傾斜してパイプ11に食い込むようになっている。また、補助リング28の接触部29には規制片22bの傾斜による抜け止めリング22の縮径に基づいて縮径方向に付勢され、かつ規制片22bの傾斜を制限する斜面31を有している。このため、パイプ11に引き抜き力が加わって規制片22bが傾斜したとき、その傾斜が補助リング28の斜面31に受け止められる。従って、パイプ11に対する抜け止めリング22の規制片22bの食い込みを抑制することができる。
・ また、抜け止めリング22は、継手本体12の先端部とその先端部に螺合される締付ナット21とによって回動可能に保持されるとともに、前記補助リング28の先端部にはテーパ面32が設けられ、締付ナット21の内周面には前記テーパ面32に係合する傾斜面26が設けられている。このため、パイプ11に引き抜き力が加わって抜け止めリング22を介して補助リング28に縮径力が作用したとき、補助リング28のテーパ面32が締付ナット21の傾斜面26に係合して補助リング28が縮径方向に力を受ける。従って、補助リング28がパイプ11を安定した状態で締付けることができる。
・ 補助リング28の内径は、パイプ11の外径よりも大きく設定されていることから、継手本体12に対するパイプ11の差し込み時における抵抗を回避でき、差し込み操作を容易に行うことができる。
・ 補助リング28の外周面には、抜け止めリング22に係合して抜け止めリング22の軸線に対して傾かないように保持するための保持突起33が設けられていることから、補助リング28によるパイプ11の締付け操作を安定して行うことができる。
・ 補助リング28の締付部30内周面には、パイプ11の外周面に圧接される突出部34が設けられるとともに、その突出部34の内周が平坦面35に形成されるとともに、突出部34の基端部にはパイプ11に食い込む食い込み用角部36が形成されている。このため、補助リング28によるパイプ11の締付け時に突出部34の平坦面35がパイプ11の外周面に面接触してパイプ11を効果的に締付けることができるとともに、食い込み用角部36がパイプ11にしっかりと食い込んでパイプ11の抜け止め効果を向上させることができる。
・ 継手本体12内には、パイプ11が外嵌される案内筒部14が突設され、該案内筒部14の先端にはパイプ11の内周面を押圧し前記補助リング28の突出部34と協働してパイプ11の抜け止めを行う鍔部39が設けられている。従って、補助リング28の突出部34がパイプ11を外周部から押圧して締付け、その押圧力によって案内筒部14の鍔部39がパイプ11の内周部からパイプ11を押圧して締付けるため、パイプ11の抜け止め効果を一層向上させることができる。
・ 補助リング28は、その軸線方向から見てC型に形成されているため、補助リング28の拡縮が簡単に行われ、パイプ11の抜け止めを容易に行うことができる。
・ 抜け止めリング22のベースリング22a外周部先端面と締付ナット21の第1段部23との間には隙間sが設けられ、ベースリング22aが胴筒体17の先端面と補助リング28の保持突起33基端面とによって位置決め保持され、かつ補助リング28が移動可能に構成されている。このため、抜け止めリング22は回動可能になっており、パイプ11の回動に追従して回動することができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、補助リング28を図5(a)、(b)に示すような形状に変更し、その他は第1実施形態と同様に継手10を構成した。従って、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同じ部分については説明を省略する。
図5(a)、(b)に示すように、補助リング28の締付部30の長さを第1実施形態よりも長く設定するとともに、締付部30の先端部から基端部側へ保持突起33の位置に到るまでスリット41が切り込み形成されている。このスリット41は補助リング28の周方向に一定間隔をおいて8箇所に設けられている。そのため、補助リング28はこれらのスリット41によって縮径可能になっている。従って、補助リング28の拡縮が簡単に行われ、パイプ11の抜け止めを容易に行うことができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 前記案内筒部14を省略するとともに、パイプ差し込み空間27に面する胴筒体17の内周部に環状溝を設け、その環状溝にシールリングを嵌着するように構成することもできる。
・ 前記継手本体12と胴筒体17とを一体に形成することもできる。
・ 前記案内筒部14を継手本体12とは別体で構成し、ねじで螺合するように構成することもできる。
・ 前記保持突起33は、周方向に所定間隔をおいて間欠的に設けることもできる。
・ 前記補助リング28の突出部34を省略し、締付部30全体でパイプ11を締付けるように構成することも可能である。
・ 前記補助リング28の接触部29を、斜面31ではなく、円弧面等に形成することもできる。
・ 継手本体12の雄ねじ18と胴筒体17の雌ねじ19との螺合部にシール材を装着することもできる。
・ 前記シールリング38を1本又は3本以上にしたり、確認孔40を省略したりしてもよい。
・ また、継手10及びパイプ11には水を流通させたが、継手10を温水配管に接続して湯を流通させたり、床暖房、ロードヒーティング用に油、エチレングリコール等を流通させたりしてもよい。
さらに、前記実施形態より把握される技術的思想について以下に記載する。
・ 前記突出部は補助リングの締付部の先端部に設けられていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の継手。このように構成した場合、請求項7から請求項9のいずれかに係る発明の効果を向上させることができる。
第1実施形態の継手にパイプを差し込む前の状態を示す半縦断面図。 継手にパイプを差し込んだ後の状態を示す半縦断面図。 抜け止めリングを示す斜視図。 (a)は第1実施形態の補助リングを示す半断面図、(b)は補助リングを示す正面図。 (a)は第2実施形態の補助リングを示す半断面図、(b)は補助リングを示す正面図。 (a)〜(c)は第1実施形態の作用を示す図であって、(a)は継手にパイプを差し込んだ状態を示す部分断面図、(b)は継手に差し込まれたパイプを引き抜く状態を示す部分断面図、(c)は継手に差し込まれたパイプを強く引き抜く状態を示す部分断面図。
符号の説明
10…継手、11…パイプ、12…継手本体、17…継手本体を構成する胴筒体、21…継手本体を構成する締付ナット、22…抜け止めリング、22a…ベースリング、22b…規制片、26…傾斜面、28…補助リング、29…接触部、30…締付部、31…斜面、32…テーパ面、33…保持突起、34…突出部、35…平坦面、39…鍔部。

Claims (9)

  1. 継手本体内に差し込まれるパイプに引き抜き力が作用したときに縮径しパイプに食い込んでパイプの抜け出しを規制する抜け止めリングを備えた継手において、
    前記継手本体内には、抜け止めリングの縮径に伴って縮径し、パイプを締め付けて抜け出しを補助的に規制する補助リングを備えたことを特徴とする継手。
  2. 前記補助リングは、抜け止めリングに接触して抜け止めリングの縮径により縮径方向に付勢される接触部と、その接触部の動きに基づきパイプを締め付けてその抜け出しを抑える締付部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の継手。
  3. 前記抜け止めリングは、円環状のベースリングと、そのベースリングの内周部からパイプの差し込み方向へ傾斜して延びる規制片とを備え、パイプに引き抜き力が作用したとき規制片が傾斜してパイプに食い込むとともに、補助リングの接触部には規制片の傾斜による抜け止めリングの縮径に基づいて縮径方向に付勢され、かつ規制片の傾斜を制限する斜面を有することを特徴とする請求項2に記載の継手。
  4. 前記抜け止めリングは、継手本体の先端部とその先端部に螺合される締付ナットとによって回動可能に保持されるとともに、前記補助リングの先端部にはテーパ面が設けられ、締付ナットの内周面には前記テーパ面に係合する傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の継手。
  5. 前記補助リングの内径は、パイプの外径よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の継手。
  6. 前記補助リングの外周面には、抜け止めリングに係合して抜け止めリングの軸線に対して傾かないように保持するための保持突起が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の継手。
  7. 前記補助リングの締付部内周面には、パイプの外周面に圧接される突出部が設けられるとともに、その突出部の内周が平坦面に形成されるとともに、突出部の基端部にはパイプに食い込む食い込み用角部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の継手。
  8. 前記継手本体内には、パイプが外嵌される案内筒部が突設され、該案内筒部の先端にはパイプの内周面を押圧し前記補助リングの突出部と協働してパイプの抜け止めを行う鍔部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の継手。
  9. 前記補助リングは、その軸線方向から見てC型に形成されるか、又は締付部の先端部から保持突起側へ切り込まれたスリットが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の継手。
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