JP2009180274A - 差込み式管継手 - Google Patents

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Abstract


【課題】抜止めリングを継手本体に対し保持する抜止めリング保持部材を利用し、この抜止めリング保持部材に抜止めリングの食込み歯の傾斜を制限する食込み規制機能を付与することにより接続管の抜け出しを効果的に抑制することができるうえ、抜止めリング保持部材の組み込みの確認を容易にし、また部材点数並びに組立て工数の減少、コスト低減を図れる差込み式管継手を提供する。
【解決手段】継手本体1に備えた外筒3の先端部に抜止めリング保持部材6を螺合し、この抜止めリング保持部材6と外筒3の先端部との間に抜止めリング5の外径リング部5aを保持する。抜止めリング保持部材6には接続管Pに加わる引き抜き力による抜止めリング5の食込み歯5bの傾斜を制限する食込み規制突起20を設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給湯・給水配管等に用いられ、接続管を差込むだけでシール状に接続できる差込み式管継手に係り、より詳しくは、継手本体から接続管が不測に抜け出すのを防止できるようにしたものである。
この種の差込み式管継手として、たとえば、図5や図6に示すようなものが公知である(例えば、特許文献1、2参照。)。その差込み式管継手は、継手本体(胴筒体)30内に差込まれる接続管Pに引き抜き力が作用したときに縮径し接続管Pの外周に食い込んで接続管Pの抜け出しを規制する抜止めリング31と、抜止めリング31の縮径に伴って縮径し、接続管Pを締め付けて該接続管Pの抜け出しを補助的に規制する補助リング32とを備えている。
このような構成の差込み式管継手によれば、接続された接続管Pに引き抜き力が加わったとき、その引き抜き力に対して抜止めリング31の接続管Pへの食い込みに加え、抜止めリング31の縮径に伴う補助リング32の縮径で接続管Pが締め付けられる。したがって、接続管Pの抜け出しを効果的に抑制することができるというものである。
特開2007−162786号公報 特開2007−177978号公報
しかるに、上記差込み式管継手では、補助リング31は継手本体30の先端部に螺合される締付ナット33の内側空間で抜止めリング31に重ね合わされるように組み込まれているため、組み込み後の補助リング32は継手本体30や締付ナット33の外部から見ることができず、補助リング32の組み込み忘れを確認することが困難であった。このため、補助リング32が組み込まれていない状態のまま、実使用されるおそれがあった。また、補助リング31は締付ナット33とは別体に形成されているので、それだけ差込み式管継手の部材点数並びに組立て工数の増大を招くという不利があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、上記のような、継手本体内に差込まれる接続管に引き抜き力が作用したときに縮径し接続管の外周に食い込んで接続管の抜け出しを規制する抜止めリングを備えている差込み式管継手において、抜止めリングを継手本体に対し保持する抜止めリング保持部材を利用し、この抜止めリング保持部材に抜止めリングの食込み歯の傾斜を制限する食込み規制機能を付与することにより接続管の抜け出しを効果的に抑制することができるうえ、抜止めリング保持部材の組み込みの確認を容易にし、また部材点数並びに組立て工数の減少、コスト低減を図れる差込み式管継手を提供することにある。
本発明の差込み式管継手は、請求項1に記載のように、その発明の内容を理解し易くするために図1〜図3に付した符号を参照して説明すると、内部に流体通路7を軸心方向に貫通状に形成した継手本体1の軸心方向一端部に、前記流体通路7と連通する流体連通路を有する内筒2と、該内筒2の外周面との間で接続管Pの端部を受け入れる接続管差込間隙8を形成する外筒3とを備えており、内筒2又は外筒3に、接続管Pの端部と内筒2又は外筒3との間をシールするためのシールリング4を嵌め込み、外筒3に抜止めリング5を備えている差込み式管継手において、抜止めリング5は環状の外径リング部5aと、この外径リング部5aの内周から接続管Pの差込み方向へ傾斜して延びて、接続管差込間隙8内に差込まれる接続管Pに引き抜き力が作用したときに縮径し接続管Pの外周に食い込んで接続管Pの抜出しを規制する拡縮径変形自在な複数枚の食込み歯5bとを有する形に形成されており、外筒3の先端部と、その先端部に嵌められる環状の抜止めリング保持部材6との間に、抜止めリング5の外径リング部5aが保持されており、抜止めリング保持部材6には接続管Pに加わる引き抜き力による食込み歯5bの傾斜を制限する食込み規制突起20を設けていることに特徴を有するものである。
上記構成によると、継手本体1の内外筒2,3間の接続管差込間隙8内に差込まれた接続管Pに引き抜き力が加わって抜止めリング5の食込み歯5bが縮径し接続管Pに食い込んで傾斜したとき、その傾斜が抜止めリング保持部材6の食込み規制突起20により制限され、食込み歯5bの引き抜き方向への反り返りが有効に拘束されるので、食込み歯5bの反り返りに起因する接続管Pの抜け出しを効果的に規制できることになる。しかも、そのような接続管Pの抜け出し規制を効果的に規制する抜止めリング保持部材6は外筒3の先端部に螺合されるものとしてあるので、その抜止めリング保持部材6の有無は目視で確かめ易い。したがって、抜止めリング保持部材6の組み込みを忘れた場合は容易に確認することができ、その組み込みを促すことになる。
請求項1記載の差込み式管継手は、請求項2に記載のように、抜止めリング保持部材6を外筒3の先端部に嵌める手段としては、外筒3の先端部の外周に形成した雄ねじ13と、抜止めリング保持部材6の中央穴の内面に切られ雄ねじ13に螺合される雌ねじ6aとからなる構成を採用することができる。
請求項1記載の差込み式管継手は、請求項3に記載のように、抜止めリング保持部材6を嵌める外筒3の先端部に手段としては、外筒3の先端部の外周に軸心方向外方に向かって次第に窄まるテーパーに形成されたテーパー外周面3e,3fと、抜止めリング保持部材6の中央穴の内面に軸心方向外方に向かって次第に窄まるテーパーに形成され前記テーパー外周面に抜け止め状にテーパー嵌合されるテーパー穴6c,6eからなる構成を採用することができる。
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の差込み式管継手は、請求項4に記載のように、抜止めリング保持部材6の中央穴の軸心方向外端面側の内周から内向き鍔部6bを径方向内方へ向けて突設し、この内向き鍔部6bの内端面と外筒3の先端部の外端面との重合面間で抜止めリング5の外径リング部5aを保持し、内向き鍔部6bの内径部から食込み規制突起20を軸心方向内方へ向けて一体に突設した構成を採用することができる。
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の差込み式管継手は、請求項5に記載のように、内筒2は継手本体1の軸心方向一端部から軸心方向外方へ一体に突出形成した構成を採用することができる。
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の差込み式管継手は、請求項6に記載のように、外筒3は、継手本体1とは別体に形成されて該継手本体1の軸心方向一端部に内筒2と同心状に取り付けた構成を採用することができる。
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の差込み式管継手は、請求項7に記載のように、シールリング4は、内筒2の外周に設けたシールリング嵌合溝21に嵌合した構成を採用することができる。
本発明によれば、接続管の抜け出しを効果的に抑制することができるうえ、食込み規制突起を備えた抜止めリング保持部材の組み込みの確認を容易にすることができ、また食込み規制突起は抜止めリング保持部材に一体に設けていて部材点数並びに組立て工数の減少、コスト低減を図れるという利点がある。
本発明の好適な実施形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施例の差込み式管継手を接続管差込み前の状態で示す半欠截断面図、図2は図1の差込み式管継手を接続管差込み後の状態で示す半欠截断面図、図3は図1の差込み式管継手に差込まれた接続管に引き抜き力が加わった状態を示す半欠截断面図である。
図1、図2において、本発明の一実施例を示す差込み式管継手は、継手本体1に、内筒2、外筒3、シールリング4、抜止めリング5、及び抜止めリング保持部材6等を備える。
図1、図2に示すように、継手本体1は青銅鋳物等の金属あるいはプラスチック等で筒状に形成されて流体通路7を軸心方向に貫通状に形成しており、継手本体1の軸心方向一端部から内筒2を軸心方向外方へ流体通路7の中心軸Oと平行に一体に突出形成してあり、内筒2の内部に流体通路7が連通形成されている。また継手本体1の軸心方向一端部には、継手本体1とは別体に透明もしくは半透明な樹脂で筒状に形成された外筒3を、内筒2の外周面との間にポリブテンや架橋ポリエチレン等樹脂製又は金属製の接続管Pの端部を受け入れる接続管差込間隙8を形成すべく内筒2と同心状に取り付けている。その取り付けに際しては、外筒3の軸心方向内方側の基端部の開口部内周に雌ねじ9を設け、この雌ねじ9を継手本体1の内筒2の付け根部の外周に形成した雄ねじ10に螺合して固定する。
継手本体1の軸心方向他端部の内周には図示しない水栓やエルボ等にねじ込み接続される雌ねじ部11を設けている。継手本体1の軸心方向他端部の外周にはスパナやパイプレンチ等の工具が係合される断面多角形状の工具係合部12を設けている。
図1、図2に示すように、抜止めリング5はステンレス製品であって、環状の外径リング部5aと、この外径リング部5aの内周に一体に折曲形成した弾性を有する拡縮径変形自在な複数枚の食込み歯5bとを有する形に形成している。各食込み歯5bは外径リング部5aの内周から接続管Pの差込み方向へ傾斜して延びる形に一体に形成している。
外筒3は、これの軸心方向内方の基端部側3aの外径を継手本体1の工具係合部12の外径よりも細い径に形成して、工具係合部12に掛けられるパイプレンチの上顎と植歯の歯が基端部側3aの外周面に接当干渉して傷を付けるのを回避するとともに、軸心方向外方の先端部3bの外周に雄ねじ13を形成する。外筒3の先端部3bの内周には、軸心方向内方に向かって次第に狭まる食込み歯逃がし用テーパー3cが形成されている。外筒3の基端部側3aの所定領域(破線で示す部分B)はしぼ加工したり、あるいは不透明な塗装やシール貼りなどを施して不透明に加工し、この不透明な部分Bと内筒2の外周との間に、後述する挿入ガイドリング14が入り込むガイドリング進入空間部15を接続管差込間隙8の内奥部と連通状に形成している。ガイドリング進入空間部15の軸心方向長さ、すなわち外筒3の不透明部分Bの軸心方向長さは、後述する挿入ガイドリング14の軸心方向長さと同一か、それよりも少し深く形成している。
外筒3の先端部3bの雄ねじ13には環状の抜止めリング保持部材6の中央穴の内面に切ってある雌ねじ6aが螺合され、外筒3の先端部3bの外端面3dと抜止めリング保持部材6との間に抜止めリング5の外径リング部5aが食込み歯5bの先端が接続管差込間隙8内に突出するように保持される。抜止めリング保持部材6はこれの中央穴の軸心方向外端面側の内周から内向き鍔部6bを径方向内方へ向けて突設し、内向き鍔部6bの内径部に接続管Pが挿通可能な接続管挿通孔18を接続管差込間隙8の軸心方向外方端に連通するように開口している。この抜止めリング保持部材6の内向き鍔部6bの内端面は外筒3の先端部3bの外端面3dに重ねられてこの重合面間で抜止めリング5の外径リング部5aが保持される。その内向き鍔部6bの接続管挿通孔18の周辺から(接続管Pに加わる引き抜き力による食込み歯5bの傾斜を制限する)断面円錐形状の食込み規制突起20を軸心方向内方へ向けて一体に突設している。
外筒3の先端部3bと、この先端部3bに螺合された抜止めリング保持部材6の内向き鍔部6bとの間で抜止めリング5が保持されることにより、接続管引抜方向に大きな力が掛かった時に抜止めリング保持部材6の食込み規制突起20は抜止めリング5の食込み歯5bに重なり合って該食込み歯5bの接続管引抜方向への反り返りを拘束する状態に抜止めリング5が確実に保持される。しかも、そのように外筒3の先端部3bに螺合された抜止めリング保持部材6は外部からよく見えるので、その抜止めリング保持部材6の組込み忘れの場合はこれを容易に確認することができる。
図1に示すように、内筒2の外周面にはシールリング嵌合溝21が設けられ、このシールリング嵌合溝21に、接続管Pの端部の内周と内筒2の外周との間をシールするための合成ゴム、天然ゴム、合成樹脂等よりなるシールリング4が嵌め込まれる。
抜止めリング保持部材6の接続管挿通孔18の内周と内筒2の開口端部外周との間には挿入ガイドリング14が嵌入される。挿入ガイドリング14はナイロン等の樹脂成形品であって、接続管Pと明瞭に識別し易いように接続管Pの外表面の色彩とは異なる着色を施してある。例えば、接続管Pの色彩が白色系である場合、挿入ガイドリング14には青色、赤色、又は緑色等を施す。そして、挿入ガイドリング14の内径部には前端部から後方に向かって漸次拡開する後方拡開状のテーパー14aを、外径部には内径部とは逆に後端部から前方に向かって漸次拡開する前方拡開状のテーパー14bをそれぞれ設けて断面V形状に形成している。また挿入ガイドリング14は、さらに暗所でも挿入確認し易いように、蛍光体・リン光体を用いた夜光塗料を塗るか、夜光顔料入りの合成樹脂等で成形するなどして蛍光・リン光を発するよう形成することができる。挿入ガイドリング14は前端部を抜止めリング保持部材6の接続管挿通孔18の入口側に向けて接続管挿通孔18の内周と内筒2の開口端部外周との間に組み込まれる。
次に、上記構成の差込み式管継手の使用態様を説明する。現場施工において、接続管Pは所要長さに切断される。この切断された接続管Pの端部は、図2に示すように、抜止めリング保持部材6の接続管挿通孔18内に挿入され、この接続管Pの端部で挿入ガイドリング14がこれの前方から押されて接続管差込間隙8の内奥方向へ押し込まれる。この押し込まれる挿入ガイドリング14は、外径部のテーパー14bで抜止めリング5の食込み歯5bを押し開いて拡径させるとともに、内径部のテーパー14aで内筒2の外周面からそれぞれ突出しているシールリング4の突出部4aを径方向内方へ圧縮させながら通過する。このように挿入ガイドリング14のテーパー14aが内筒2の外周面から突出しているシールリング4の突出部4aを圧縮させながら通過することにより、予め接続管Pの端部の内周を面取り加工していなくても該接続管Pはシールリング4に突っ掛かることなくスムーズに挿入することができる。
接続管Pが挿入ガイドリング14を正常に押しているか否か、また挿入ガイドリング14及び接続管Pが抜止めリング5の内部を正常に通過しているか否か等の状況は、外筒3が透明若しくは半透明であり、しかも挿入ガイドリング14が接続管Pとは異なる色彩を施されて接続管Pと識別しやすいため、外部から目視で容易に確認することができる。したがって、たとえば、接続管Pが斜めに誤挿入されて挿入ガイドリング14が正常に押されていなかったり、挿入ガイドリング14が抜止めリング5の内部を正常に通過しなかったりする等の不具合が生じていると、これを逸速く発見できるため、直ぐに接続管Pの挿入を止めて挿入し直すことができる。
図2に示すように、接続管Pの端部が接続管差込間隙8の奥まで完全に差込まれると、シールリング4の突出部4aが接続管Pの内周面に圧縮状に密着して接続管Pの内周面と内筒2の外周面との間をシールする状態が得られるとともに、抜止めリング5の食込み歯5bが縮径し接続管Pの外周面に係合して接続管Pの抜止め状態が得られる。
また、接続管Pの端部が、図2に示すように、接続管差込間隙8の奥まで完全に挿入されると、挿入ガイドリング14が外筒3の不透明部分B内のガイドリング進入空間部15にまで入り込んでしまって不透明部分Bで覆われて外部から見えなくなるが、挿入不足の場合は挿入ガイドリング14がガイドリング進入空間部15内に完全に入り込まずに不透明部分Bの外に出てよく見えることになり、これにより接続管Pの端部が接続管差込間隙8の奥まで完全に挿入されたか否かを容易に確認することができる。したがって、漏水の原因となる接続管Pの挿入不良や挿入不足等を防止できる。
次に、図3に示すように、継手本体1に接続された接続管Pに引き抜き力が加わったときには、抜止めリング5の食込み歯5bが縮径して接続管Pの外周面に食い込み、その軸線方向に対する食込み歯5bの傾斜角度が大きくなる。そのとき、抜止めリング5の食込み歯5bが抜止めリング保持部材6と一体の食込み規制突起20に当るため、その食込み歯5bの傾斜による力が食込み規制突起20に受け止められることにより、その食込み規制突起20により接続管Pへの食込み歯5bの過度の食い込みが抑制され、また食込み歯5bの反り返りが拘束される。したがって、接続管Pの抜け出しを効果的に抑制することができる。
上記実施例では、抜止めリング保持部材6を外筒3の先端部に嵌める手段として、外筒3の先端部の外周に形成した雄ねじ13と、抜止めリング保持部材6の中央穴の内面に切られ雄ねじ13に螺合される雌ねじ6aとからなる構成を採用しているが、これに限られるものではない。それに代えて、図4に示すように、抜止めリング保持部材6を外筒3の先端部に嵌める手段として、外筒3の先端部の外周に軸心方向外方に向かって次第に窄まるテーパーに形成された第1,2のテーパー外周面3e,3fと、抜止めリング保持部材6の中央穴の内面に軸心方向外方に向かって次第に窄まるテーパーに形成され第1,2のテーパー外周面3e,3fに抜け止め状にテーパー嵌合される第1,2のテーパー穴6c,6eからなる構成を採用することもできる。この場合、抜止めリング保持部材6の中央穴の内面は、第1のテーパー穴6cと、この第1のテーパー穴6cの軸心方向外方側端に形成される第2のテーパー穴6eとの間に抜止め段部6dを形成して断面鋸歯状波形に形成する一方、外筒3の先端部の外周は第1のテーパー外周面3eと、この第1のテーパー外周面3eの軸心方向外方側端に形成される第2のテーパー外周面3fとの間に抜止め段部3gを形成して断面鋸歯状波形に形成することができる。
また、上記実施例では、外筒3の基端部を継手本体1の軸心方向一端部に取り付ける手段として、外筒3の軸心方向内方側の基端部の開口部内周に雌ねじ9を設け、この雌ねじ9を継手本体1の内筒2の付け根部の外周に形成した雄ねじ10に螺合しているが、これに代えて、図4に示すように、外筒3の軸心方向内方側の基端部の開口部内周にリップ3hを内向きに設け、このリップ3hを継手本体1の内筒2の付け根部の外周に形成した凹溝1aに圧入嵌合して係合固定することもできる。
さらに、上記実施例では、シールリング4が内筒2の外周に嵌め込まれているが、これに代えてシールリング4は外筒3の内周に嵌め込んで接続管Pの端部と外筒3との間をシールするようにすることもできる。
更に又、上記実施例では、外筒3はこの外筒3の基端部の所定領域(破線で示す部分)を不透明に加工し、それ以外を透明もしくは半透明に形成して挿入ガイドリング14や接続管Pの端部の挿入状況を外部から視認しやすくしているが、これに限定されるものではなく、外筒3はこれ全体が不透明に形成されるものであってもよい。
本発明は継手本体1が図示例のソケットタイプのものに限られず、エルボあるいはT型等のいずれの場合にも同様に適用できる。
本発明の一実施例の差込み式管継手を接続管差込み前の状態で示す半欠截断面図である。 図1の差込み式管継手を接続管差込み後の状態で示す半欠截断面図である。 図1の差込み式管継手に差込まれた接続管に引き抜き力が加わった状態を示す半欠截断面図である。 他の実施例の差込み式管継手を示す一部断面図である。 従来例の差込み式管継手を接続管差込み前の状態で示す半欠截断面図である。 他の従来例の差込み式管継手を接続管差込み前の状態で示す半欠截断面図である。
符号の説明
P 接続管
1 継手本体
2 内筒
3 外筒
3e,3f テーパー外周面
4 シールリング
5 抜止めリング
5a 外径リング部
5b 食込み歯
6 抜止めリング保持部材
6a 雌ねじ
6b 内向き鍔部
6c,6e テーパー穴
7 流体通路
8 接続管差込間隙
13 雄ねじ
18 接続管挿通孔
20 食込み規制突起
21 シールリング嵌合溝

Claims (7)

  1. 内部に流体通路を軸心方向に貫通状に形成した継手本体の軸心方向一端部に、前記流体通路と連通する流体連通路を有する内筒と、該内筒の外周面との間で接続管の端部を受け入れる接続管差込間隙を形成する外筒とを備えており、前記内筒又は外筒に、前記接続管の端部と前記内筒又は外筒との間をシールするためのシールリングを嵌め込み、前記外筒に抜止めリングを備えている差込み式管継手において、
    前記抜止めリングは環状の外径リング部と、この外径リング部の内周から接続管の差込み方向へ傾斜して延びて、前記接続管差込間隙内に差込まれる接続管に引き抜き力が作用したときに縮径し該接続管の外周に食い込んで該接続管の抜出しを規制する拡縮径変形自在な複数枚の食込み歯とを有する形に形成されており、
    前記外筒の先端部と、その先端部に嵌められる環状の抜止めリング保持部材との間に、前記抜止めリングの外径リング部が保持されており、前記抜止めリング保持部材には前記接続管に加わる引き抜き力による前記食込み歯の傾斜を制限する食込み規制突起を設けていることを特徴とする、差込み式管継手。
  2. 前記抜止めリング保持部材を前記外筒の先端部に嵌める手段は、前記外筒の先端部の外周に形成した雄ねじと、前記抜止めリング保持部材の中央穴の内面に切られ前記雄ねじに螺合される雌ねじとからなる、請求項1記載の差込み式管継手。
  3. 前記抜止めリング保持部材を前記外筒の先端部に嵌める手段は、前記外筒の先端部の外周に軸心方向外方に向かって次第に窄まるテーパーに形成されたテーパー外周面と、前記抜止めリング保持部材の中央穴の内面に軸心方向外方に向かって次第に窄まるテーパーに形成され前記テーパー外周面に抜止め状にテーパー嵌合されるテーパー穴からなる、請求項1記載の差込み式管継手。
  4. 前記抜止めリング保持部材の中央穴の軸心方向外端面側の内周から内向き鍔部を径方向内方へ向けて突設し、この内向き鍔部の内端面と前記外筒の先端部の外端面との重合面間で前記抜止めリングの外径リング部を保持し、前記内向き鍔部の内径部から前記食込み規制突起を軸心方向内方へ向けて一体に突設している、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の差込み式管継手。
  5. 前記内筒は前記継手本体の軸心方向一端部から軸心方向外方へ一体に突出形成されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の差込み式管継手。
  6. 前記外筒は、前記継手本体とは別体に形成されて該継手本体の軸心方向一端部に前記内筒と同心状に取り付けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の差込み式管継手。
  7. 前記シールリングは、前記内筒の外周に設けたシールリング嵌合溝に嵌合されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の差込み式管継手。
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