JP2018119619A - 管継手及び管接続管理方法 - Google Patents

管継手及び管接続管理方法 Download PDF

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智和 萩野
Tomokazu Hagino
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Abstract

【課題】管継手による管どうしの接続状態を、暗所等においても確実に確認可能とする。【解決手段】管継手3の第2接続部12と、それを囲む環状ボディ20との間に環状の受け入れ部20aを形成する。環状ボディ20の一部を透視可能部20cとする。抜け止め部材30によって、第2管Bの受け入れ部20aへの挿し込みを許容する一方、第2管Bの引き抜きを阻止する。第2管Bの正規接続状態と接続未完了状態とのうち何れか一方の状態のとき、受け入れ部20aの蛍光部40が透視可能部20cを通して外部から視認可能であり、他方の状態のとき、蛍光部40が環状ボディ20の透視不能部20b又は第2管Bによって隠れる。【選択図】図1

Description

本発明は、第1管と第2管を連結する管継手及び該管継手を用いた管接続管理方法に関し、特に、第2管が引き抜き不能に挿し込まれる管継手及び管接続管理方法に関する。
この種の管継手は、所謂ワンタッチ継手として知られている(特許文献1等参照)。管継手は、第1管の端部にネジ止めや雄雌嵌合によって接続されている。この管継手に第2管の端部を挿し込むと、管継手内の抜け止め部材によって第2管が引き抜き不能となる。これによって、第1管と第2管が管継手を介して連結される。
一方、第2管が正規の接続位置までしっかりと挿し込まれていないと、第2管が外れたり、管内の流体が漏れたりするおそれがある。
第2管の挿し込み状態ひいては2つの管どうしの接続状態の確認方法として、管継手のボディに確認窓を設けておき、そこから内部を覗いたり、第2管に標線を設けて挿し込み深さを判断したり、第2管が正規接続位置に達したときクリック音が発生する構造にして、その音を聞き取ったりしている。
例えば、特許文献1の管継手の内部には、レバー状の叩き部と、リング状の可動部材が設けられている。可動部材の奥側面(第1管を向く面)には、クサビ形のガイド部が設けられている。第2管を挿し込んでいくと、可動部材が、第2管の先端に突き当たって奥側(第1管側)へ押し込まれる。このとき、叩き部の先端部が、ガイド部に当たって反り変形される。第2管が正規接続位置まで挿し込まれたとき、叩き部の先端部が、ガイド部を乗り越えて勢いよく弾性復帰することで、可動部材のガイド部より挿し込み口側(第1管とは反対側)の外周面を叩きつける。これによって、クリック音が発生する。これを聞き取ることによって、第2管が正規接続位置に達したことを確認できる。
特許第5800975号公報
この種の管継手を含む配管設備は、建物の床下や天井裏等の暗く狭い場所に設置されることが少なくない。そのような場所では、照明を使ったとしても、確認窓の内部や標線が見づらく、接続状態を確認しにくい。
また、特許文献1等のクリック音で判定する場合、音を聞き損ねることもある。一旦、聞き損ねると再確認できない。
本発明は、かかる事情に鑑み、管継手と管の接続状態を、暗所等においても容易に確認可能とすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、第1管と第2管を連結する管継手であって、
前記第1管と接続される第1接続部と、前記第2管と接続される第2接続部を含む継手本体と、
前記第2接続部との間に環状の受け入れ部を形成するようにして前記第2接続部を囲み、かつ少なくとも一部が透視可能部である環状のボディと、
前記受け入れ部に設けられ、前記第2管の前記受け入れ部への挿し込みを許容する一方、前記第2管の引き抜きを阻止する抜け止め部と、
前記受け入れ部に設けられた蛍光性の蛍光部と、を備え、
前記第2管が前記受け入れ部の正規の接続位置まで挿し込まれた正規接続状態と、前記正規接続位置に達していない接続未完了状態とのうち何れか一方の状態のとき、前記蛍光部が、前記透視可能部を通して外部から視認可能であり、
前記第2管が前記正規接続状態と前記接続未完了状態のうち他方の状態のとき、前記蛍光部が、前記ボディの透視不能部又は前記第2管によって外部から隠されることを特徴とする。
本発明に係る管継手によれば、蛍光部が見えるか否かによって、第2管が正規接続状態であるか接続未完了状態であるかを判定できる。暗所においては、ブラックライトや通常の可視光ライトを照射して蛍光部を蛍光発光可能とし、その蛍光発光が見えるか否かによって、第2管が正規接続状態であるか接続未完了状態であるかを判定できる。すなわち、正規接続状態と接続未完了状態とのうち何れか一方の状態のとき、蛍光発光が透視可能部を通して外部から視認可能である。前記正規接続状態と接続未完了状態のうち他方の状態のときは、照射光が透視不能部又は第2管によって遮られて蛍光発光が起きず、或いは蛍光発光が起きたとしても透視不能部又は第2管によって遮られて外部からは殆ど見えない。これによって、暗所においても確実に接続判定できる。この結果、接続不良が起きるのを回避できる。
前記受け入れ部には、前記第2管の挿し込みによって押し動かされる可動部材が設けられ、前記可動部材の少なくとも一部が前記蛍光部を構成しており、
前記第2管が前記接続未完了状態のとき、前記可動部材の前記蛍光部が前記透視不能部内に位置し、
前記第2管が前記正規接続状態のとき、前記可動部材の前記蛍光部が前記透視可能部内に位置することが好ましい。
前記接続未完了状態のときは、前記可動部材の蛍光部が前記透視不能部によって隠される。前記正規接続状態のときは、前記可動部材の蛍光部ひいては蛍光発光が前記透視可能部を通して外部から視認可能となる。これによって、蛍光発光を視認できないうちは接続未完了状態と判定でき、蛍光発光を視認できたとき正規接続状態と判定できる。
前記可動部材が、蛍光性物質を含有する樹脂にて構成されていることが好ましい。これによって、可動部材の表面が損耗したとしても確実に蛍光発光させることができる。ひいては、第2管の接続状態を確実に確認することができる。
本発明に係る管接続管理方法は、前記管継手の第1接続部に第1管を接続し、かつ第2管を前記管継手の受け入れ部に挿し込むことによって第2接続部と接続し、
前記管継手に検査光を照射し、
蛍光発光の有無又は程度によって前記管継手と第2管との接続状態を判断することを特徴とする。
例えば、第2管の挿し込み作業をしながら、又は挿し込み作業後に、検査光を照射して、蛍光発光の有無や程度を確認する。これによって、管継手と第2管との接続状態ひいては2つの管どうしの接続状態の良否を判定できる。接続作業後であっても、暗所であっても、確実に接続判定できる。
前記検査光が、ブラックライトであることが好ましい。
ブラックライトを用いることによって、暗所において蛍光部からの蛍光発光が浮き出るようにすることができ、接続状態を容易に判定できる。
本発明によれば、管継手と管の接続状態を容易に確認することができる。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る管装置を、管継手と第2管を接続する前の状態で示す断面図である。図1(b)は、前記管装置を、第2管を接続する途中段階で示す断面図である。図1(c)は、前記管装置を正規接続状態で示す断面図である。 図2は、管継手の分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、管装置1を示したものである。管装置1は、上水道管、排水管(下水管)、ガス管、空調管等の各種配管設備を構成している。管装置1の主な配管場所は、例えば建物の床下等の暗所、狭所である。
図1(a)に示すように、管装置1は、複数の管A,Bと、管継手3を備えている。図1(c)に示すように、第1管Aと第2管Bとが管継手3を介して接続されている。以下の説明では、管装置1は、特に断らない限り前記接続状態(図1(c))であるものとする。
図2に示すように、管継手3は、継手本体10と、環状ボディ20と、抜け止め部材30を備えている。
継手本体10は、銅合金、鋼鉄等の金属によって構成されている。継手本体10は、第1接続部11と、第2接続部12を含む。これら接続部11,12が、軸線Lに沿って一列に連なっている。軸線方向の第1側(図1(a)において左側)に第1接続部11が設けられ、第2側(図1(a)において右側)に第2接続部12が設けられている。第1接続部11に第1管Aが接続されている。第2接続部12に第2管Bが接続されている。
第1接続部11は、筒状になっており、その外面に雄ネジ11bが形成されている。図1(c)に示すように、第1接続部11の外周に第1管Aの端部が被さり、雄ネジ11bに第1管Aが螺合されている。
なお、第1管Aと第1接続部11との接続形態は、前記に限られるものではなく、第1管Aの端部の外周に雄ネジが設けられ、第1接続部11の内周に雌ネジが設けられていてもよい。第1接続部11が第1管Aの端部を嵌合可能なソケット構造になっていてもよい。第1管Aの端部に管継手3が一体ないしは分離不能に設けられていてもよい。
第2接続部12は、第1接続部11より長く小径の管状に形成されている。図1(c)に示すように、第2接続部12の外周に第2管Bが嵌められている。第2接続部12の外面には、二列のシール部材15が設けられている。シール部材15は、Oリングにて構成されている。シール部材15によって、第2接続部12と第2管Bとの間がシールされている。
第2接続部12の外周に環状のボディ20が設けられている。環状ボディ20は、第2接続部12との間に環状の受け入れ部20aを形成するようにして、第2接続部12を囲んでいる。受け入れ部20aに第2管Bが挿し込まれることで、第2接続部12の外周に第2管Bが嵌め込まれている。
環状ボディ20は、アウターボディ部材21(透光部材)と、インナーボディ部材22(遮光部材)と、キャップ24を含む。アウターボディ部材21は、概略筒状に形成され、ボディ20の外周壁を構成している。アウターボディ部材21の材質は、ポリカーボネート等の透明樹脂である。
アウターボディ部材21の内部における第2側(図1(a)において右側)の部分にインナーボディ部材22が収容されている。
インナーボディ部材22は、有色の金属にて構成されている。インナーボディ部材22は、環状のインナーボディ本体22aと、複数の叩き部22dを含む。叩き部22dは、片持ちレバー状に形成され、インナーボディ本体22aから第1接続部11側へ延びている。複数の叩き部22dが、インナーボディ本体22aの周方向に並べられている。図2に示すように、隣接する叩き部22d,22d間にはスリット22sが形成されている。図1(a)に示すように、叩き部22dの先端部には、叩き凸部22eが径方向内側へ突出するように設けられている。
環状ボディ20における第2側(図1(a)において右側)の、インナーボディ部材22が配置された部分は、透視不能部20bとなっている。ボディ20の第2側の端部(図1(a)において右端部)には、環状のキャップ24が装着されている。
環状ボディ20における第1側(図1(a)において左側)の、インナーボディ部材22が配置されていない部分は、透視可能部20cとなっている。
受け入れ部20aに抜け止め部材30が設けられている。抜け止め部材30は、第2管Bの受け入れ部20aへの挿し込みを許容する一方、第2管Bの引き抜きを阻止する。詳しくは、抜け止め部材30は、環状のフランジ部31と、抜け止め部32を含む。フランジ部31は、ボディ部材21,22とキャップ24との間に挟まれることで固定されている。フランジ部31の内周縁に抜け止め部32が一体に形成されている。抜け止め部32は、フランジ部31から第1側(図1(a)において左側)へ向かって突出されるとともに縮径するテーパ状になっている。図1(c)に示すように、抜け止め部32の先端部が、第2管Bの外面に圧接して係止されることによって、第2管Bが抜け止めされている。
受け入れ部20aに可動部材40が設けられている。可動部材40は、環状になっている。可動部材40は、蛍光顔料(蛍光性物質)を含有する樹脂にて構成されている。可動部材40の主成分を構成する樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ABS等が挙げられる。該主成分樹脂に蛍光顔料が配合されている。蛍光顔料の成分としては、酸化チタン、キナクリドンレッド、高級脂肪酸アマイド等が挙げられる。可動部材40の全域が、蛍光発光可能な蛍光部となっている。
更に、可動部材40には着色顔料が配合されている。着色顔料の色、ひいては可動部材40の色は、継手本体10やインナーボディ部材22の色に対して補色関係になることが好ましい。通常、継手本体10やインナーボディ部材22は黒色系、灰色系又は褐色系であることを考慮すると、可動部材40の色はピンク系又は黄緑色系が好ましい。
図1(b)及び図2に示すように、可動部材40は、可動本体部41と、ガイド部42を一体に有している。可動本体部41は、円環状になっている。可動本体部41における第1側の面(図1(b)において左側面)に環状のガイド部42が設けられている。ガイド部42は、ガイド面42bと、段差42dを有し、断面がクサビ形になっている。ガイド部42の外周面が、ガイド面42bを構成している。ガイド面42bは、可動本体部41へ近づくにしたがって拡径するテーパ状になっている。ガイド面42bにおける可動本体部41側の端部の外径は、可動本体部41の外径より小さい。ガイド面42bと可動本体部41の外周面との間には、段差42dが形成されている。
図1(a)〜(c)に示すように、可動部材40は、受け入れ部20a内において軸線Lに沿ってスライド可能になっている。
図1(a)に示すように、第2管Bが接続未完了状態のとき、可動部材40は、インナーボディ部材22内すなわち透視不能部20bに位置されている。特に、第2管Bの挿し込み操作前の可動部材40は、受け入れ部20aにおける第2側の端部(図1(a)において左端部)に配置されている。
図1(c)に示すように、第2管Bが正規の接続位置(正規接続状態)にあるとき、可動部材40のガイド部42が、インナーボディ部材22よりも第1側(図1(c)において左側)へ突出されて、透視可能部20cに位置されている。
<管A,Bの接続方法>
前記管継手3を用いて第1管Aと第2管Bとが次のようにして接続される。
第1管Aを第1接続部11の雄ネジ11bにねじ込む。
また、第2管Bを受け入れ部20aに挿し込む。すると、第2管Bの端部が可動部材40に突き当たる。第2管Bの挿し込みに伴って、可動部材40が第1側(図1(a)において左側)へ押し動かされる。当初、可動部材40は、透視不能部20bに位置し、全体がインナーボディ部材22の内側に隠れることで外部からは見えない。
図1(b)に示すように、やがて、ガイド面42bが叩き凸部22eに当たり、叩き部22dが径方向外側へ反り変形される。
図1(c)に示すように、第2管Bが正規の接続位置まで挿し込まれたとき、叩き凸部22eが、ガイド部42を乗り越えて径方向内側へ勢いよく弾性復帰することで、可動本体部41を叩きつける。これによって、クリック音が発生する。これを聞き取ることによって、第2管Bが正規接続位置(正規接続状態)に達したことを確認できる。
しかも、正規接続状態においては、可動部材40が、インナーボディ部材22よりも第1側(図1(c)において左側)へ突出して透視可能部20cに位置されることで、透明なアウターボディ部材21を通して外部から視認可能となる。
したがって、可動部材40が見えるか否かによって、第2管Bが正規接続状態であるか接続未完了状態であるかを確実に判定できる。すなわち、可動部材40が見えないときは、第2管Bが接続未完了状態であると判定できる。可動部材40が外部から見えたら、第2管Bが正規接続状態になったと判定できる。可動部材40は、ピンク系又は黄緑色系であるから目立たせることができ、更には継手本体10やインナーボディ部材22の色に対してコントラストを付けることができる。したがって、可動部材40を視認しやすくできる。
暗所においては、管継手3の付近に照明光を照射する。好ましくは、ブラックライトを照射する。なお、真っ暗であっても、ブラックライトの照射によって、管継手3の位置を確認可能な程度の照度を確保できる。あるいは、管A,Bを手で辿ることで、管継手3のおおよその位置を把握できる。したがって、管継手3に確実にブラックライトを照射できる。
第2管Bが接続未完了状態の時、可動部材40は、インナーボディ部材22ひいては透視不能部20b内に在るために、ブラックライトが可動部材40に当たることがなく、可動部材40は蛍光発光しない。たとえ蛍光発光したとしても、その蛍光はインナーボディ部材22(遮光部材)に遮られて、外部からは殆ど見えない。スリット22sを通して蛍光が見える場合があっても、その発光の程度から接続未完了状態であることを容易に判断できる。
第2管Bが正規接続位置(正規接続状態)に達すると、インナーボディ部材22から突出した可動部材40にブラックライト(検査光)が照射される。これによって、可動部材40が蛍光発光する。したがって、暗所においても、可動部材40を容易に視認することができる。
特に、ブラックライトを検査光として用いることによって、暗所における蛍光発光を浮き立たせることができ、可動部材40を一層容易に視認することができる。管継手3が狭い場所にあっても、ブラックライトを照射することができれば、遠くからでも蛍光発光の有無によって接続状態を確認できる。
このようにして、第2管Bが正規接続状態に達したか否かを正確かつ容易に判断することができる。
可動部材40の蛍光発光を視認できないうちは、第2管Bが接続未完了状態であると判定できる。この場合、第2管Bを更に挿し込む。或いは挿し込みをやり直す。これによって、接続不良や不十分な接続状態のまま、管A,Bの接続作業を終了してしまうのを回避できる。
蛍光発光を視認できたとき、第2管Bが正規接続状態であると判定できる。これによって、管A,Bを、管継手3を介して確実に接続できる。
接続作業中だけでなく、接続作業後においても、接続の良否を確認することもできる。
複数の管継手3によって複数の管接続を行う場合、蛍光発光の数を数えることで、接続状態の管理を簡単に行うことができる。
可動部材40は環状であるから、周方向の一側からだけ見て蛍光発光を視認できたときは、正規接続状態であると判断できる。
接続未完了状態のときは光らず、正規接続状態のとき光ることで、接続施工完了を容易に確認できる。ブラックライトが正しく当たっていない場合、光らないために、少なくとも接続未完了状態であるのに正規接続状態と判断してしまうのを回避できる。接続未完了状態のとき光り、正規接続状態のとき光らないような構造にすると、ブラックライトが管継手3に正しく当たっていない場合や管継手3が障害物で隠れている場合に、接続未完了状態であるのに正規接続状態と判断してしまうことが考えられる。
可動部材40の全体が蛍光性物質を含有する樹脂にて構成されているから、長期にわたって蛍光発光性能を維持できる。可動部材40の表面が損耗したとしても確実に蛍光発光させることができる。ひいては、第2管Bの接続状態を確実に確認することができる。また、可動部材40への蛍光塗料の塗り忘れ等の有無を確認する必要がなく、管継手3の品質管理が容易である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、蛍光成分を含有していない可動部材40の表面に蛍光材を塗布してもよい。可動部材40の表面層だけが蛍光発光可能であってもよい。
環状ボディ20の全体が有色非透明であってもよい。有色非透明のボディに観察窓が設けられ、この観察窓が透視可能部20cとなっていてもよい。
環状ボディ20の少なくとも一部が透視可能部20cであればよい。環状ボディ20の全体が透視可能部20cであってもよい。正規接続状態のとき、第2管Bによって蛍光部が隠れるようにしてもよい。
外部から見える蛍光発光の程度(大きさ、明るさ等)によって、接続状態を判断可能としてもよい。
可動部材40の少なくとも一部が蛍光部であればよく、必ずしも可動部材40の全体が蛍光部である必要はない。例えば、可動部材40のうちガイド部42だけが蛍光発光性を有し、可動本体部41は蛍光発光性を有していなくてもよい。
検査光は、蛍光部が蛍光発光するものであればよく、ブラックライトに限られず、可視光ライト等であってもよい。
接続未完了状態のときは、可動部材40が透視可能部20cに位置することで外部から蛍光発光を視認でき、正規接続状態のときは、可動部材40が透視不能部20bに位置することで外部から視認不能になるようにしてもよい。例えば、ボディ20における接続未完了状態のときの可動部材40が位置する部分を透明にし、ボディ20における正規接続位置の可動部材40に対応する部分を非透明にしてもよい。
蛍光部は、必ずしも可動部材40に設けられていなくてもよく、必ずしも可動である必要はない。蛍光部が継手本体10に対して位置固定されていてもよい。接続未完了状態のときは、透視可能部20cを通して、前記位置固定された蛍光部を視認でき、第2管Bを正規接続位置まで挿し込んだとき、前記位置固定された蛍光部に第2管Bが被さることで、蛍光部が隠れるようになっていてもよい。
シール部材15が、蛍光発光性を有し、蛍光部を構成していてもよい。接続未完了状態のときは、アウターボディ部材21(透視可能部20c)を通してシール部材15を視認でき、正規接続状態のときは、シール部材15が第2管Bによって隠されるようにしてもよい。
管継手3の詳細構造は適宜改変可能である。例えば、インナーボディ部材22に代えて可動部材40が拡縮可能になっていてもよい。インナーボディ部材22(透視不能部20b)の内部における可動部材40は縮径変形されており、この可動部材40が、インナーボディ部材22の外部(透視可能部20c)に出たとき弾性的に拡径されてアウターボディ部材21の内周面を叩くことで、クリック音が発生するようになっていてもよい(前掲特許文献1の図8等参照)。
本発明に係る管継手は、必ずしもクリック音を発生させる構造になっている必要はない。
本発明は、例えば建物の床下の水道管、排水管、ガス管などの管継手に適用できる。
L 軸線
A 第1管
B 第2管
1 管装置
3 管継手
10 継手本体
11 第1接続部
12 第2接続部
15 シール部材
20 環状ボディ
20a 受け入れ部
20b 透視不能部
20c 透視可能部
21 アウターボディ部材
22 インナーボディ部材
30 抜け止め部材
32 抜け止め部
40 可動部材(蛍光部)
41 可動本体部
42 ガイド部
42b ガイド面

Claims (5)

  1. 第1管と第2管を連結する管継手であって、
    前記第1管と接続される第1接続部と、前記第2管と接続される第2接続部を含む継手本体と、
    前記第2接続部との間に環状の受け入れ部を形成するようにして前記第2接続部を囲み、かつ少なくとも一部が透視可能部である環状のボディと、
    前記受け入れ部に設けられ、前記第2管の前記受け入れ部への挿し込みを許容する一方、前記第2管の引き抜きを阻止する抜け止め部と、
    前記受け入れ部に設けられた蛍光性の蛍光部と、を備え、
    前記第2管が前記受け入れ部の正規の接続位置まで挿し込まれた正規接続状態と、前記正規接続位置に達していない接続未完了状態とのうち何れか一方の状態のとき、前記蛍光部が、前記透視可能部を通して外部から視認可能であり、
    前記第2管が前記正規接続状態と前記接続未完了状態のうち他方の状態のとき、前記蛍光部が、前記ボディの透視不能部又は前記第2管によって外部から隠されることを特徴とする管継手。
  2. 前記受け入れ部には、前記第2管の挿し込みによって押し動かされる可動部材が設けられ、前記可動部材の少なくとも一部が前記蛍光部を構成しており、
    前記第2管が前記接続未完了状態のとき、前記可動部材の前記蛍光部が前記透視不能部内に位置し、
    前記第2管が前記正規接続状態のとき、前記可動部材の前記蛍光部が前記透視可能部内に位置することを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記可動部材が、蛍光性物質を含有する樹脂にて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の管継手の第1接続部に第1管を接続し、かつ第2管を前記管継手の受け入れ部に挿し込むことによって第2接続部と接続し、
    前記管継手に検査光を照射し、
    蛍光発光の有無又は程度によって前記管継手と第2管との接続状態を判断することを特徴とする管接続管理方法。
  5. 前記検査光が、ブラックライトであることを特徴とする請求項4に記載の管接続管理方法。
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