JP2016075308A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、被接続用パイプ41の端部に挿入される挿入筒部43を有する継手本体42と、この挿入筒部43に外嵌されたパイプ41の端部を、(図14(A)から(B)のように)弾発的な締付力で締付けるためのスリット51付の締付環体45と、この締付環体45の弾発力に抗して締付環体45を拡径するようにスリット51に挟持される拡径片46を、具備しており、矢印Aのように挿入されてくるパイプ41の先端部に当接して、その拡径片46は、離脱する。この離脱によって、図14(B)に示すように、締付環体45はその弾発力にて強くパイプ41をラジアル内方向に締付けて、挿入筒部43とパイプ41を強力に一体化させ、パイプ引抜阻止機能を発揮する構成である。
そこで、新しいそのような管継手を開発してゆく際、内部機構によっては、パイプ先端が十分に管継手内方へ挿入されたか否か作業者に判りづらい(全く音が発生しない)場合が多いことに本発明者は気付いた。特に、最近は作業者の熟練度及び能力に関しては極めてバラツキの多い状況となりつつあり、パイプを正規深さまで挿入しないで、接続完了したと判断してしまって、その後の流体洩れが発生する虞が高まりつつある。
また、パイプ未挿入状態下では、上記筒状内装体の上記花弁片は、弾性変形を生ずる外力を受けない、自由状態を保っている。
また、上記リング体が上記花弁片によって敲かれて上記接続完了報知音を発生する奥方位置に於て、上記リング体を包囲している筒状部材を透明とすると共に、上記リング体は、全体又は外周面が注意喚起用有彩色を有し、上記奥方位置に於て、外部から上記注意喚起用有彩色を目視可能に構成されている。
また、上記弾性Cリングは、内周奥方側角部を面取りしたテーパ面を有し、パイプの挿入の際に、パイプの上記先端面のエッジによってシール材が傷付くことを防止するためシール材を押え込んで案内するパイプ誘導機能を備えている。
図1,図2に本発明の実施の一形態を示す。本発明に係る管継手とパイプPは、給水,給湯,その他各種の流体に用いられる。2は、継手本体であって、パイプPの端部に挿入される挿入筒部3を有している。また、挿入筒部3には、(図例では)2個のシール溝が凹設されて、2個のシール材(Oリング)4,5が嵌着されている。この管継手は、簡素なパイプ引抜阻止部材1を備えている。
上記継手本体2は、図1では、雄ネジ6と、作業工具を掛けるための六角部7と、中径筒部8と、小さな外鍔部9とを一体に有し、この外鍔部9の一端面を段付面10として、上記挿入筒部3が突出状に連設されている。
また、透明筒状部材11は、上記雄ネジ部12は軸心方向先端側に設けられ、軸心方向基端側は嵌着部14を有しており、この嵌着部14が中径筒部8に取着される。
そして、この透明筒状部材11の内部の孔部の先端開口部から、大径の嵌着用孔部16と(奥方へ縮径状の)テーパ面29とを形成し、この嵌着用孔部16に不透明な包状内装体30を嵌着する。
パイプ引抜阻止部材1について以下説明すると、図1,図2,図5,図6、及び、図13に例示するように、金属薄板材から成り、円環状平板体であって内周縁から放射状に多数のスリット19を形成して、多数の係止用歯片21を設けて成る。透明筒状部材11の先端面と、袋ナット13の内鍔部内面との間に、このパイプ引抜阻止部材1が、挾着されている。自由状態で、歯片21が管継手内方向に傾斜している。そして、矢印A方向へパイプPを挿入させた後に、パイプPに引抜力が作用すると、歯片21がパイプPの外周面に食い込んで係止する。なお、歯片21を含み、軸心直交平面状に管継手内部に設けて、パイプPの(矢印A方向の)挿入に伴って管継手内方向に傾斜して、強くパイプPの外周面に摺接(当接)させ、パイプPの外周面に係止させるも望ましい(図示省略)。
なお、パイプPの挿入に伴って、係止用歯片21が管継手内方向へ弾性変形するのを許容する(逃げを与える)ために、筒状内装体30の先端側の内周角部に、面取り状(傾斜状)の切欠部22が形成されている。
筒状内装体30は、図1〜図6に示したように、内方端30Aから軸心方向に複数本(図3では6本)のスリット30Bを形成することによって、弾性変形自在な花弁片30Cを形成する。つまり、図3では、6枚の花弁片30Cが形成されており、この花弁片30Cの横断面形状は円弧状である。しかも、この花弁片30Cの先端には、内鍔状としてラジアル内方向に折曲った敲き凸部31が連設されている。
図6(B)に於て、矢印Gは、弾性的に弓形に弾性変形(図6(A)参照)した花弁片30Cが、その弾発付勢力によって復元する閉脚方向への瞬間的な動きを示し、図6(B)中の矢印Kは、敲き凸部31が被敲き面33Cを敲く瞬発的なベクトルを示す。
また、図1〜図6に示したリング体33は、内周奥方側角部を面取りしたテーパ面33Dを有している。パイプPの挿入の際に、パイプPの先端面28のエッジ28Aによって、シール材4,5が傷付くことを防止するための、シール材4,5を押え込んで案内するパイプ誘導機能を、上記リング体33は、そのテーパ面33Dによって、発揮する。
また、透明筒状部材11は、軸心方向中間部が大径に形成され、上記雄ネジ部12は僅かに小径として軸心方向先端側に設けられ、軸心方向基端側は緩やかに縮径する嵌着部14を有しており、この嵌着部14が中径筒部8に取着される。
そして、この透明筒状部材11の内部の孔部の軸心方向中間位置から先端開口部まで、中間段付部15を介して、大径の嵌着用孔部16を形成し、この嵌着用孔部16に不透明筒体20を嵌着する。
不透明筒体20の肉厚寸法を、段付部15の段差寸法よりも、大きく設定し、不透明筒体20の内周面の内径寸法D20が、上記基本孔部17の内径寸法D17よりも、小さく設定する。
パイプ引抜阻止部材1について以下説明すると、図7と図13に例示するように、金属薄板材から成り、円環状平板体であって内周縁から放射状に多数のスリット19を形成して、多数の係止用歯片21を設けて成る。図7に示すように、透明筒状部材11と不透明筒体20の先端面と、袋ナット13の内鍔部内面との間に、このパイプ引抜阻止部材1が、挾着されている。自由状態で、図7のように歯片21が管継手内方向に傾斜している。そして、矢印A方向へパイプPを挿入させた後に、パイプPに引抜力が作用すると、歯片21がパイプPの外周面に食い込んで係止する。なお、歯片21を含み、軸心直交平面状に管継手内部に設けて、パイプPの(矢印A方向の)挿入に伴って管継手内方向に傾斜して、強くパイプPの外周面に摺接(当接)させ、パイプPの外周面に係止させるも望ましい(図示省略)。
なお、パイプPの挿入に伴って、係止用歯片21が管継手内方向へ弾性変形するのを許容する(逃げを与える)ために、不透明筒体20の先端側の内周角部に、切欠部22が形成されている。
しかしながら、大径内周面27は、上述したように、透明筒状部材11をもって構成され、上記拡径衝突した後は、図8(C)に示す如く、弾性Cリング25の約 360°に渡って、目視可能である。
ここで、弾性Cリング25は、横断面形状が正方形(又は矩形)であり、大径内周面27に対して、Cリング25の外周面は、図8(C)のように、密接状態となり、大径内周面27の水滴膜等があっても、鮮明にCリング25を、略 360°のいずれの方向からでも目視できる。
望ましくは、Cリング25は、外周面又は全体―――つまり、少なくとも外周面―――に赤色や黄色等の注意喚起用有彩色をもって、形成し、大径内周面27に拡径衝突した後は、Cリング25の外周面26が、透明筒状部材11を通して、外部から上記注意喚起用有彩色を、目視可能とするのが良い。
Cリング25であるので、約 360°にわたって、いずれの方向からでも有彩色を簡単に、目視可能であり、かつ、Cリング25の外周面26は大径内周面27に弾発力にて密接しているので、目視が確実・容易となる。
即ち、弾性Cリング25は、内周奥方側角部を面取りしたテーパ面35を有している。パイプPの挿入の際に、パイプPの先端面28のエッジ28Aによって、シール材4,5が傷付くことを防止するため、シール材4,5を、シール溝奥部方向へ押え込んで、パイプ先端を案内するパイプ誘導機能を、備えている。図10(A)に於ては、2個の内の外方側のシール材(Oリング)4をラジアル内方向へ押圧して、パイプPの内周角エッジ28Aがシール材(Oリング)4に接触しない状態で、パイプ先端がシール材(Oリング)4を乗り越えるようにするパイプ誘導案内機能と具備している。引続き、他のシール材(Oリング)5も同様である。
また、Cリング25は、図9,図10の状態下では、その切れ目が軽く閉じているのが良い。即ち、Cリング25の切れ目の両端面が軽く接触して、その切れ目が閉じていることによって、シール材4,5を乗り越える際に、シール材4,5を傷付けないで済む。
また、管継手として、両端に、図1,図2、又は、図7,図10の右半分の構造が配設されたもの、あるいは、T字型の継手本体に、図1,図2又は、図7,図10の右半分の構造が3個配設されたもの等とするも自由である。あるいは、エルボ型とすることも可能である。また、保持用内周面23及び大径内周面27は、図示以外の形状と構造の部品をもって、構成することは自由である。
4,5 シール材(Oリング)
11 透明筒状部材
20 不透明筒体
23 内周面
24 先端面
25 (弾性)Cリング
26 外周面
27 大径内周面
28 先端面
28A エッジ
30 筒状内装体
30A 内方端
30B スリット
30C 花弁片
33 リング体
33A 内方縮径テーパ面
33C 被敲き面
33D テーパ面
33Z 外周面
35 テーパ面
H 接続完了報知音
P パイプ
S 内部空間
即ち、被接続用パイプ41の端部に挿入される挿入筒部43を有する継手本体42と、この挿入筒部43に外嵌されたパイプ41の端部を、(図14(A)から(B)のように)弾発的な締付力で締付けるためのスリット51付の締付環体45と、この締付環体45の弾発力に抗して締付環体45を拡径するようにスリット51に挟持される拡径片46を、具備しており、矢印Aのように挿入されてくるパイプ41の先端部に当接して、その拡径片46は、離脱する。この離脱によって、図14(B)に示すように、締付環体45はその弾発力にて強くパイプ41をラジアル内方向に締付けて、挿入筒部43とパイプ41を強力に一体化させ、パイプ引抜阻止機能を発揮する構成である。
そこで、新しいそのような管継手を開発してゆく際、内部機構によっては、パイプ先端が十分に管継手内方へ挿入されたか否か作業者に判りづらい(全く音が発生しない)場合が多いことに本発明者は気付いた。特に、最近は作業者の熟練度及び能力に関しては極めてバラツキの多い状況となりつつあり、パイプを正規深さまで挿入しないで、接続完了したと判断してしまって、その後の流体洩れが発生する虞が高まりつつある。
また、パイプ未挿入状態下では、上記筒状内装体の上記花弁片は、弾性変形を生ずる外力を受けない、自由状態を保っている。
また、上記リング体が上記花弁片によって敲かれて上記接続完了報知音を発生する奥方位置に於て、上記リング体を包囲している筒状部材を透明とすると共に、上記リング体は、全体又は外周面が注意喚起用有彩色を有し、上記奥方位置に於て、外部から上記注意喚起用有彩色を目視可能に構成されている。
図1,図2に本発明の実施の一形態を示す。本発明に係る管継手とパイプPは、給水,給湯,その他各種の流体に用いられる。2は、継手本体であって、パイプPの端部に挿入される挿入筒部3を有している。また、挿入筒部3には、(図例では)2個のシール溝が凹設されて、2個のシール材(Oリング)4,5が嵌着されている。この管継手は、簡素なパイプ引抜阻止部材1を備えている。
上記継手本体2は、図1では、雄ネジ6と、作業工具を掛けるための六角部7と、中径筒部8と、小さな外鍔部9とを一体に有し、この外鍔部9の一端面を段付面10として、上記挿入筒部3が突出状に連設されている。
また、透明筒状部材11は、上記雄ネジ部12は軸心方向先端側に設けられ、軸心方向基端側は嵌着部14を有しており、この嵌着部14が中径筒部8に取着される。
そして、この透明筒状部材11の内部の孔部の先端開口部から、大径の嵌着用孔部16と(奥方へ縮径状の)テーパ面29とを形成し、この嵌着用孔部16に不透明な包状内装体30を嵌着する。
パイプ引抜阻止部材1について以下説明すると、図1,図2,図5,図6、及び、図13に例示するように、金属薄板材から成り、円環状平板体であって内周縁から放射状に多数のスリット19を形成して、多数の係止用歯片21を設けて成る。透明筒状部材11の先端面と、袋ナット13の内鍔部内面との間に、このパイプ引抜阻止部材1が、挾着されている。自由状態で、歯片21が管継手内方向に傾斜している。そして、矢印A方向へパイプPを挿入させた後に、パイプPに引抜力が作用すると、歯片21がパイプPの外周面に食い込んで係止する。なお、歯片21を含み、軸心直交平面状に管継手内部に設けて、パイプPの(矢印A方向の)挿入に伴って管継手内方向に傾斜して、強くパイプPの外周面に摺接(当接)させ、パイプPの外周面に係止させるも望ましい(図示省略)。
なお、パイプPの挿入に伴って、係止用歯片21が管継手内方向へ弾性変形するのを許容する(逃げを与える)ために、筒状内装体30の先端側の内周角部に、面取り状(傾斜状)の切欠部22が形成されている。
筒状内装体30は、図1〜図6に示したように、内方端30Aから軸心方向に複数本(図3では6本)のスリット30Bを形成することによって、弾性変形自在な花弁片30Cを形成する。つまり、図3では、6枚の花弁片30Cが形成されており、この花弁片30Cの横断面形状は円弧状である。しかも、この花弁片30Cの先端には、内鍔状としてラジアル内方向に折曲った敲き凸部31が連設されている。
図6(B)に於て、矢印Gは、弾性的に弓形に弾性変形(図6(A)参照)した花弁片30Cが、その弾発付勢力によって復元する閉脚方向への瞬間的な動きを示し、図6(B)中の矢印Kは、敲き凸部31が被敲き面33Cを敲く瞬発的なベクトルを示す。
また、図1〜図6に示したリング体33は、内周奥方側角部を面取りしたテーパ面33Dを有している。パイプPの挿入の際に、パイプPの先端面28のエッジ28Aによって、シール材4,5が傷付くことを防止するための、シール材4,5を押え込んで案内するパイプ誘導機能を、上記リング体33は、そのテーパ面33Dによって、発揮する。
また、透明筒状部材11は、軸心方向中間部が大径に形成され、上記雄ネジ部12は僅かに小径として軸心方向先端側に設けられ、軸心方向基端側は緩やかに縮径する嵌着部14を有しており、この嵌着部14が中径筒部8に取着される。
そして、この透明筒状部材11の内部の孔部の軸心方向中間位置から先端開口部まで、中間段付部15を介して、大径の嵌着用孔部16を形成し、この嵌着用孔部16に不透明筒体20を嵌着する。
不透明筒体20の肉厚寸法を、段付部15の段差寸法よりも、大きく設定し、不透明筒体20の内周面の内径寸法D20が、上記基本孔部17の内径寸法D17よりも、小さく設定する。
パイプ引抜阻止部材1について以下説明すると、図7と図13に例示するように、金属薄板材から成り、円環状平板体であって内周縁から放射状に多数のスリット19を形成して、多数の係止用歯片21を設けて成る。図7に示すように、透明筒状部材11と不透明筒体20の先端面と、袋ナット13の内鍔部内面との間に、このパイプ引抜阻止部材1が、挾着されている。自由状態で、図7のように歯片21が管継手内方向に傾斜している。そして、矢印A方向へパイプPを挿入させた後に、パイプPに引抜力が作用すると、歯片21がパイプPの外周面に食い込んで係止する。なお、歯片21を含み、軸心直交平面状に管継手内部に設けて、パイプPの(矢印A方向の)挿入に伴って管継手内方向に傾斜して、強くパイプPの外周面に摺接(当接)させ、パイプPの外周面に係止させるも望ましい(図示省略)。
なお、パイプPの挿入に伴って、係止用歯片21が管継手内方向へ弾性変形するのを許容する(逃げを与える)ために、不透明筒体20の先端側の内周角部に、切欠部22が形成されている。
しかしながら、大径内周面27は、上述したように、透明筒状部材11をもって構成され、上記拡径衝突した後は、図8(C)に示す如く、弾性Cリング25の約 360°に渡って、目視可能である。
ここで、弾性Cリング25は、横断面形状が正方形(又は矩形)であり、大径内周面27に対して、Cリング25の外周面は、図8(C)のように、密接状態となり、大径内周面27の水滴膜等があっても、鮮明にCリング25を、略 360°のいずれの方向からでも目視できる。
望ましくは、Cリング25は、外周面又は全体―――つまり、少なくとも外周面―――に赤色や黄色等の注意喚起用有彩色をもって、形成し、大径内周面27に拡径衝突した後は、Cリング25の外周面26が、透明筒状部材11を通して、外部から上記注意喚起用有彩色を、目視可能とするのが良い。
Cリング25であるので、約 360°にわたって、いずれの方向からでも有彩色を簡単に、目視可能であり、かつ、Cリング25の外周面26は大径内周面27に弾発力にて密接しているので、目視が確実・容易となる。
即ち、弾性Cリング25は、内周奥方側角部を面取りしたテーパ面35を有している。パイプPの挿入の際に、パイプPの先端面28のエッジ28Aによって、シール材4,5が傷付くことを防止するため、シール材4,5を、シール溝奥部方向へ押え込んで、パイプ先端を案内するパイプ誘導機能を、備えている。図10(A)に於ては、2個の内の外方側のシール材(Oリング)4をラジアル内方向へ押圧して、パイプPの内周角エッジ28Aがシール材(Oリング)4に接触しない状態で、パイプ先端がシール材(Oリング)4を乗り越えるようにするパイプ誘導案内機能と具備している。引続き、他のシール材(Oリング)5も同様である。
また、Cリング25は、図9,図10の状態下では、その切れ目が軽く閉じているのが良い。即ち、Cリング25の切れ目の両端面が軽く接触して、その切れ目が閉じていることによって、シール材4,5を乗り越える際に、シール材4,5を傷付けないで済む。
また、管継手として、両端に、図1,図2の右半分の構造が配設されたもの、あるいは、T字型の継手本体に、図1,図2の右半分の構造が3個配設されたもの等とするも自由である。あるいは、エルボ型とすることも可能である。また、保持用内周面23及び大径内周面27は、図示以外の形状と構造の部品をもって、構成することは自由である。
4,5 シール材(Oリング)
11 透明筒状部材
26 外周面
28 先端面
28A エッジ
30 筒状内装体
30A 内方端
30B スリット
30C 花弁片
33 リング体
33A 内方縮径テーパ面
33C 被敲き面
33D テーパ面
33Z 外周面
H 接続完了報知音
P パイプ
Claims (7)
- パイプ引抜阻止部材(1)を備えた管継手に於て、
外周に、内方縮径テーパ面(33A)と、該テーパ面(33A)の外方端の外径寸法よりも小さな外径寸法の被敲き面(33C)とを有し、挿入されてくるパイプ(P)の先端面(28)に当接状として押圧され、奥方へ移動するリング体(33)と、
内方端(30A)から軸心方向に複数本のスリット(30B)を形成することによって構成される弾性変形自在な花弁片(30C)を複数枚有し、管継手内部に保持される筒状内装体(30)と、を備え、
パイプ(P)の挿入に伴って、上記リング体(33)が奥方へ移動して、上記テーパ面(33A)が上記筒状内装体(30)の上記花弁片(30C)の内方端を拡開させるように弾性変形させ、上記花弁片(30C)の該弾性変形に伴うラジアル内方向への弾発付勢力によって、上記リング体(33)の上記被敲き面(33C)を、上記花弁片(30C)の内方端が敲き、接続完了報知音(H)を発生するように構成したことを特徴とする管継手。 - 上記リング体(33)は、内周奥方側角部を面取りしたテーパ面(33D)を有し、パイプ(P)の挿入の際に、パイプ(P)の先端面(28)のエッジ(28A)によってシール材(4)(5)が傷付くことを防止するためシール材(4)(5)を押え込んで案内するパイプ誘導機能を備えている請求項1記載の管継手。
- パイプ未挿入状態下では、上記筒状内装体(30)の上記花弁片(30C)は、弾性変形を生ずる外力を受けない、自由状態を保っている請求項1記載の管継手。
- 上記リング体(33)が上記花弁片(30C)によって敲かれて上記接続完了報知音(H)を発生する奥方位置に於て、上記リング体(33)を包囲している筒状部材(11)を透明とすると共に、上記リング体(33)は、全体又は外周面(33Z)が注意喚起用有彩色を有し、上記奥方位置に於て、外部から上記注意喚起用有彩色を目視可能に構成されている請求項1,2又は3記載の管継手。
- パイプ引抜阻止部材(1)を備えた管継手に於て、
パイプ未挿入状態で、管継手内部空間(S)の一部を形成する保持用内周面(23)にラジアル外方向の弾発付勢力をもって圧接しつつ保持される弾性Cリング(25)を具備し、
該弾性Cリング(25)は、上記内部空間(S)に挿入されてくるパイプ(P)の先端面(24)に当接状として押圧され、奥方へ移動して、上記保持用内周面(23)の奥方側に隣設された大径内周面(27)に、上記弾発付勢力によって拡径衝突し、接続完了報知音(H)を発生するよう構成したことを特徴とする管継手。 - 上記保持用内周面(23)は不透明筒体(20)をもって構成し、かつ、上記大径内周面(27)は透明筒状部材(11)をもって構成し、さらに、上記弾性Cリング(25)は、全体又は外周面(26)が注意喚起用有彩色を有し、上記拡径衝突した後は、上記弾性Cリング(25)の上記外周面(26)が上記透明筒状部材(11)の大径内周面(27)に密接し、外部から上記注意喚起用有彩色を目視可能に構成されている請求項5記載の管継手。
- 上記弾性Cリング(25)は、内周奥方側角部を面取りしたテーパ面(35)を有し、パイプ(P)の挿入の際に、パイプ(P)の上記先端面(28)のエッジ(28A)によってシール材(4)(5)が傷付くことを防止するためシール材(4)(5)を押え込んで案内するパイプ誘導機能を備えている請求項5又は6記載の管継手。
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