JP2020046005A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、ガイドリングは安定して保持されておらず、例えば管継手を落下させたり他の部材に衝突して衝撃がかかったりした場合に、ガイドリングの位置ずれや離脱が発生して挿入される接続管をガイドできないという問題がある。
本発明によれば、挿入ガイドは接続管を押し込む案内通路内で止水部材の第一凸部及び第二凸部の間に設けられているため安定して支持できて、管継手を落下させたり他の部材に衝突する等の衝撃があっても位置ずれしない。そのため、接続管の先端面に斜め切れや挿入方向の傾きがあっても、接続管を案内通路に挿入して挿入ガイドを押し込むことができるため止水部材を乗り越え、止水部材の位置ずれを抑えて接続管との間で止水性能を発揮できる。
継手本体の案内通路に接続管を途中まで押し込んで止水部材の第一凸部を押圧した状態では止水されていないことを明確にすることで、接続管を更に奥側に押し込むことで確実に止水するように設定した。
止水部材の第一凸部を接続管で押圧して圧縮しても貫通溝が形成されているために、止水性を発揮できない。
接続管を案内通路に押し込んで止水部材の第一凸部を乗り越えた途中段階では止水できず、更に奥側に押し込んで第二凸部を乗り越えて圧縮することで止水できることを明確にした。
止水部材が接続管で押されても止水部材と案内部の突起と凹部とが係合しているために、押し込み方向の位置ずれを防止できる。しかも、止水部材は挿入ガイドによって径方向への変形を抑制されているため、止水部材が接続管に押されて径方向に変位することを抑制できる。
挿入ガイドを接続管の抜け止め部材より押し込み方向前方に設置したため、接続管で挿入ガイドを押す際に押し込み抵抗を低減できる。
しかも、本発明は、他の部材を追加することなく、挿入ガイド及び止水部材によって実現できるため、組立加工性が容易でコストの増加を抑えることができる。
図1に示すように、本発明の実施形態による管継手1は、継手本体2として、流体通路3を有する継手本体通水部4と、継手本体通水部4の一部として先端側(接続側)に縮径して形成された筒状の案内部5とを有している。また、継手本体2は、案内部5の外周側に嵌合された略筒状のアウターボディ6と、アウターボディ6の先端側に噛合して連結された筒状のナット部7と、を概略で備えている。アウターボディ6とナット部7の内側には略筒状のインナーボディ10が装着されている。
図1に示す管継手1において、継手本体通水部4に形成した案内通路9における接続管Sの挿入側(図中、右側)を入口9a側とし、図中、挿入方向の奥側(図中、左側)を奥部9b側とする。
インナーボディ10の拡径部10bの挿入側端部には、後述する接続管Sの引き抜きを阻止するための環状の抜け止めリング12が固着されている。インナーボディ10の内周面10aと案内部5との間に略円環状の案内通路9が形成されている。しかも、インナーボディ10の奥側端部10cは案内部5側に湾曲して形成され、この部分の空間は案内通路9の奥部9bとされている。
なお、抜け止めリング12は基部12aが断面略L字状に形成されていて拡径部10bとナット部7の内周面との間に挟持することで固定されていてもよい。
止水部材15には、円筒状の基部15aの外周側の表面に接続管Sの挿入方向に沿って第一凸部16と第二凸部17とが周方向にリング状に一体形成されている。第一凸部16は案内通路9内の挿入側(入口9a側)に形成され、第二凸部17は奥側(奥部9b側)に形成されている。第一凸部16と第二凸部17の間には凹陥部18が全周に亘って形成されている。
また、第二凸部17は断面略半円状に形成されているため、接続管Sがその頂部を乗り越えて頂部を押圧する接続管Sの周面との間で水密にシールすることができる。なお、止水部材15の第一凸部16と凹陥部18と第二凸部17は、適宜の断面形状に形成できる。
本実施形態では、挿入ガイド20は案内通路9内における抜け止めリング12の奥側で止水部材15上に設置したため、接続管Sの挿入に際し、そのガイドとなる挿入ガイド20が抜け止めリング12を通過する必要がなく、挿入が容易になる。
しかも、止水部材15の第一凸部16には、周方向に所定間隔で貫通溝22が形成されている。この貫通溝22は、流体通路3の中心軸線Oに沿う方向に第一凸部16を貫通して例えば断面略U字状または略V字状に切除されている。そのため、案内通路9に挿入される接続管Sが第一凸部16に当接して圧縮したとしても貫通溝22のために水密にシールされない。しかも、第一凸部16は貫通溝22が周方向に所定間隔で形成されているため、接続管Sで押圧した際に容易に変形して圧縮される。
これにより、接続管Sが案内通路9内を途中段階まで挿入されて止水部材15の第一凸部16のみ押圧した状態では貫通溝22のために止水性能を発揮できず、奥部9bまで挿入ガイド20を押し込んだ段階で第二凸部17を接続管Sで押圧して止水性能を十分確保することができる。
図1に示す管継手1において、接続管Sを案内通路9内に挿入する前の継手本体2は、 案内通路9内で挿入ガイド20を止水部材15の第一凸部16と第二凸部17の間で凹陥部18に載置し且つインナーボディ10の内周面10aに反対側の面を当接させている。そのため、挿入ガイド20を確実に係止保持できる。管継手1の落下や他の部材との衝突等による外部衝撃で挿入ガイド20が位置ずれしたり離脱したりすることを防止できる。
接続管Sを更に案内通路9内に押し込むことで、挿入ガイド20はインナーボディ10の内周面10aに当接しながら止水部材15の第二凸部17を圧縮しつつ乗り越える。こうして、挿入ガイド20は案内通路9の行き止まりの奥部9bに押し込まれ、接続管Sも先端面が奥部9bに押し込まれ、止水部材15の第二凸部17を全周に亘って押圧し圧縮する。そして、接続管Sの内周面と第二凸部17とを全周に亘って止水することができる。
しかも、止水部材15の内周面に設けた凹部23と凹溝部14の底面14aに設けた突起24を嵌合させたため、止水部材15が接続管Sで直接または挿入ガイド20を介して押されても変形や位置ずれを防止でき、止水部材15が凹溝部14から外れない。
また、接続管Sを案内通路9内に挿入しても止水部材15の第一凸部16を圧縮する途中段階では止水性能を発揮できず、挿入ガイド20が奥部9bに至る段階まで挿入して第二凸部17を圧縮することで止水性を発揮できるため、接続管Sは確実に案内通路9内の奥部9bの所定位置まで挿入できる。
止水部材15の第一凸部15に形成する貫通溝22は周方向に均等な間隔で形成することが好ましいが、少なくとも1つの貫通溝22を設けて第一凸部16が接続管Sとの間で止水性能を有していなければよい。以下にこれを変形例として説明する。
図6に示す変形例による止水部材30は実施形態による止水部材15と同様に円環状に形成され、基部30aの外周面に第一凸部16と第二凸部17がそれぞれ全周に形成され、その間に凹陥部18が形成されている。本変形例では、第一凸部16には中心軸線O方向に貫通する1つの貫通溝31だけが形成されている。図6に示すように、貫通溝31は例えば断面略V字状に形成されている。
本変形例による止水部材30では、止水部材30の第一凸部16に形成された貫通溝31が1つだけであるため、接続管Sが第一凸部16を圧縮して乗り越える際の抵抗は貫通溝31の周辺でのみ小さくなる。
或いは、止水部材15,30と案内部5に凹部23や突起24を設けなくてもよい。この場合、案内部5における凹溝部14は止水部材15、30が隙間なく嵌合する程度に形成することが好ましい。
また、挿入ガイド20の後端部以外の内周面に凸部を設けて、止水部材15の第一凸部16と係止させてもよい。
2 継手本体
3 流体通路
5 案内部
6 アウターボディ
7 ナット部
9 案内通路
10 インナーボディ
10a 内周面
12 抜け止めリング
14 凹溝部
15、30 止水部材
16 第一凸部
17 第二凸部
18 凹陥部
20 挿入ガイド
22、31 貫通溝
23 凹部
24 突起
S 接続管
Claims (6)
- 筒状の案内部の内周側に流体通路を有すると共に外周側に接続管を押し込む案内通路を設けた継手本体と、
前記案内部の外周面に環状の第一凸部及び第二凸部が前記接続管の押し込み方向に沿って配設されていて前記接続管との間を止水する止水部材と、
前記止水部材の前記第一凸部及び第二凸部の間に設けられていて前記接続管を案内通路に押し込む際のガイドとなる挿入ガイドと、
を備えたことを特徴とする管継手。 - 前記止水部材は前記接続管の押し込み方向に近い前記第一凸部が前記接続管との間で止水性能を有していない請求項1に記載された管継手。
- 前記第一凸部には前記接続管の押し込み方向に沿って貫通溝が形成されている請求項2に記載された管継手。
- 前記第二凸部は押し込まれた前記接続管との間で止水する請求項1から3のいずれか1項に記載された管継手。
- 前記止水部材の内周面と前記案内部の外周面の一方に突起が形成され、他方に前記突起を嵌合させる凹部が形成されている請求項1から4のいずれか1項に記載された管継手。
- 前記案内通路内には、前記挿入ガイドよりも入口側に前記接続管の引き抜きを抑制する抜け止め部材が設けられている請求項1から5のいずれか1項に記載された管継手。
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JP2013036542A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Daikin Industries Ltd | 管継手用ガイドリング及び管継手 |
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JP2018119619A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 積水化学工業株式会社 | 管継手及び管接続管理方法 |
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