JP2007198542A - 管継手 - Google Patents

管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2007198542A
JP2007198542A JP2006019490A JP2006019490A JP2007198542A JP 2007198542 A JP2007198542 A JP 2007198542A JP 2006019490 A JP2006019490 A JP 2006019490A JP 2006019490 A JP2006019490 A JP 2006019490A JP 2007198542 A JP2007198542 A JP 2007198542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
cap nut
tightening
joint
flexible tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006019490A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Hagino
智和 萩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2006019490A priority Critical patent/JP2007198542A/ja
Publication of JP2007198542A publication Critical patent/JP2007198542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】締め付けリングが袋ナットの締め込みに伴って共回りせず、袋ナットの内側に設けられたテーパ面と、このテーパ面と対向するように設けられた締め付けリングのテーパ面とが、袋ナットの締め込みによって全面で密着状態になるような構造とすることができる管継手を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの係合突起が締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に形成されるとともに、前記係合突起が係合して、締め付けリングの周方向への回転を防止する切欠が締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に設けられていることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ねじを形成することができない柔軟な樹脂等で形成された柔軟管と金属管等の剛性管とを接続するために用いる管継手に関する。
ねじを形成することができない柔軟な樹脂等で形成された柔軟管と金属等で形成された剛性管とを接続するために、図8および図9に示すような管継手100が使用されている(たとえば、特許文献1参照)。
すなわち、この管継手100は、図8および図9に示すように、継手本体200と、袋ナット300と、締め付けリング400とを備え、以下のようにして柔軟管500を接続するようになっている。
まず、継手本体200の一端を金属管600に接続したのち、継手本体200の他端に設けられたノズル部210に締め付けリング400および袋ナット300を予め外装した状態の柔軟管500の端部を嵌合させる。
つぎに、締め付けリング400をノズル部210と、ノズル部210の基端部を囲繞するように設けられた雄ねじ筒部220との間に臨ませるとともに、袋ナット300を雄ねじ筒部220に螺合させたのち、袋ナット300を締め込んで行き、袋ナット300の内側に設けられたテーパ面310と、このテーパ面310と対向するように設けられた締め付けリング400のテーパ面410との作用によって、締め付けリング400を縮径させて、ノズル部210と縮径した締め付けリング400との間で柔軟管500を挟着するようになっている。
しかしながら、上記管継手100の場合、締め付けリング400が袋ナット300の締め込みによって徐々に縮径し、最終的にノズル部210との間で柔軟管500を挟着するようになっているので、締め込み途中では、締め付けリング400または締め付けリング400とともに柔軟管500が袋ナット300の回転に伴って供回りし、スリット420部分で柔軟管500を傷つけてしまい、この傷によって経時的に柔軟管500が破損したり、柔軟管500がねじれて取り付けられたりする虞がある。
一方、このような問題を解決するために、袋ナット側のテーパ面を袋ナットの内側に向かって凸となる曲面形状に形成し、袋ナット側のテーパ面と締め付けリングのテーパ面との接触面積を少なくして供回りを防止するようにした管継手が提案されている(特許文献2参照)。
実開平7−35892号公報 特開平11−248075号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の管継手のように、袋ナット側のテーパ面を袋ナットの内側に向かって凸となる曲面形状に形成した場合、袋ナットのテーパ面は、締め付けリングのテーパ面の一部にしかあたらない。したがって、締め付けリングのテーパ面部分での柔軟管の挟着力が不足して、配管内の流体に大きな圧力が加わると柔軟管が抜ける虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みて、締め付けリングが袋ナットの締め込みに伴って共回りせず、袋ナットの内側に設けられたテーパ面と、このテーパ面と対向するように設けられた締め付けリングのテーパ面とが、袋ナットの締め込みによって全面で密着状態になるような構造とすることができる管継手を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の管継手(以下、「請求項1の管継手」と記す)は、接続される柔軟管へ挿通されるノズル部を一端に備える継手本体と、前記柔軟管が挿通された状態で前記継手本体に形成された雄ねじ部に螺合可能な袋ナットと、前記柔軟管に外嵌され、前記袋ナットの前記継手本体への締め込みによって縮径し、リング内壁面と前記ノズル部の周面との間で前記柔軟管を挟着する締め付けリングとを備える管継手であって、少なくとも1つの係合突起が締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に形成されるとともに、前記係合突起が係合して、締め付けリングの周方向への回転を防止する切欠が締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の管継手(以下、「請求項2の管継手」と記す)は、請求項1の管継手において、締め付けリングが、リング本体と、このリング本体から外側に突出する少なくとも1つの係止突起を有し、継手本体に前記係止突起が係合する切欠が形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の管継手(以下、「請求項3の管継手」と記す)は、請求項1または請求項2の管継手において、締め付けリングが、柔軟管を挟着完了状態でその一部が袋ナットの外部にはみ出る形状に形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の管継手(以下、「請求項4の管継手」と記す)は、請求項1〜請求項3のいずれかの管継手において、リング本体が、リング本体の厚み方向の一端から他端近傍まで切り欠かれた第1スリットと、リング本体の厚み方向の他端から一端近傍まで切り欠かれた第2スリットとが隣接して形成された縮径用スリット部をリング本体の周方向の少なくとも1箇所に備え、係止突起がリング本体の中心を対称中心にして縮径用スリット部の対称位置に形成されていることを特徴としている。
本発明において、継手本体の材質としては、特に限定されないが、たとえば、真鍮、砲金、ステンレス鋼、鋳鉄等の金属が挙げられる。
締め付けリングの材質としては、特に限定されず、真鍮、砲金、鉄鋼などの金属やABS樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンオキサイド等のプラスチックが挙げられ、生産性を考慮すれば、プラスチックが好ましい。
袋ナットの材質としては、特に限定されないが、たとえば、真鍮、砲金、ステンレス鋼、鋳鉄等の金属が挙げられる。
柔軟管の材質としては、特に限定されないが、たとえば、架橋ポリエチレン、ポリブテン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
以上のように、本発明の請求項1の管継手は、締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に1つの係合突起が形成されるとともに、締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に前記係合突起が係合して、締め付けリングの周方向への回転を防止する切欠が設けられているので、袋ナットの締め込みよって締め付けリングが供回りしようとしても、係止突起が切欠の側壁面によって係止され、共回りすることがない。
したがって、締め付けリングが袋ナットと共回りすることによる柔軟管の傷の発生や締め付けリングとともに柔軟管がねじれて取り付けられることを防止することができる。しかも、袋ナット側のテーパ面を曲面形状にする必要がないので、締め込み状態で袋ナット側のテーパ面と、締め付けリング側のテーパ面とが完全に密着する形状とすることができ、よりしっかりと柔軟管を接続させることができるようになる。
本発明の請求項2の管継手は、締め付けリングが、柔軟管を挟着完了状態でその一部が袋ナットの外部にはみ出る形状に形成されているので、請求項1の管継手と同様の効果を備えている。
本発明の請求項3の管継手は、上記請求項2の管継手の効果を備えているとともに、締め付けリングが、柔軟管を挟着完了状態でその一部が袋ナットの外部にはみ出る形状に形成されているので、袋ナットの外部にはみ出た部分があるかないかを視認するだけで容易に締め込みの良否を判断することができる。
本発明の請求項4の管継手は、上記請求項1〜請求項3の管継手の効果を備えているとともに、リング本体が、リング本体の厚み方向の一端から他端近傍まで切り欠かれた第1スリットと、リング本体の厚み方向の他端から一端近傍まで切り欠かれた第2スリットとが隣接して形成された縮径用スリット部をリング本体の周方向の少なくとも1箇所に備え、係止突起がリング本体の中心を対称中心にして縮径用スリット部の対称位置に形成されているので、袋ナットの締め込みによってスリットの幅が縮小する際にスリットの隙間内に柔軟管の一部がかみ込み、柔軟管を傷めたりすることがないとともに、リング本体が全周にわたって均等に縮径し、柔軟管を全周にわたって均等に締め付けることができる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図6は、本発明にかかる管継手の1つの実施の形態をあらわしている。
図1〜図6に示すように、この管継手1は、真鍮製の継手本体2と、真鍮製の袋ナット3と、ポリアセタール製の締め付けリング4とを備えている。
継手本体2は、中央に断面六角形のナット部21を有し、このナット部21を挟んで一方に金属管などの剛性管に接続される第1雄ねじ筒部24が形成され、他方に第1雄ねじ筒部24に連通し、後述する架橋ポリエチレン管などの柔軟管5が外嵌されるノズル部22が形成されている。
また、ナット部21のノズル部22側には、袋ナット3が螺合可能な雄ねじ部としての第2雄ねじ筒部23も設けられている。
第2雄ねじ筒部23は、ノズル部22の基端部をノズル部22に外嵌された柔軟管5とともに囲繞するように設けられ、その先端の周方向に120度ずつずれた位置にそれぞれ切欠23aが穿設されているとともに、先端外周縁部にテーパ状に面取りされた第1面取り部23bが設けられ、先端内周縁部にテーパ状に面取りされた切欠部としての第2面取り部23cが設けられている。
第2面取り部23cは、後述するように、袋ナット3の締め込みによって柔軟管5の挟着完了状態まで縮径したとき、締め付けリング4の一部である第1テーパ部41bがその外周面を第2面取り部23cの内周面に密着した状態で嵌まり込む形状に形成されている。
ノズル部22は、その先端にテーパ状に面取りされた面取り部22aを備えているとともに、外壁面の後述する第2雄ねじ筒部23に囲繞されていない部分に抜け止め部22bが形成されている。
抜け止め部22bは、図6に示すように、その周面が断面鋸刃状になっているとともに、ノズル部22の先端側が1段低くなっている。
ナット部21は、周囲の3つの面に、第2雄ねじ筒部23の一部にまたがるように大きく開口するのぞき孔26がそれぞれ穿設され、こののぞき孔6によって、ノズル部22に嵌合した柔軟管5をナット部21の外側から視認できるとともに、継手本体2の軽量化を図るようになっている。
袋ナット3は、一方に第2雄ねじ筒部23が螺合する雌ねじ部31が形成され、他方に柔軟管5より少し大径に柔軟管挿通孔32が穿設されている。そして、袋ナット3の内側には、雌ねじ部31と柔軟管挿通孔32との間に、第1テーパ部33、締め付けリング縮径状態規制部34を備えている。
第1テーパ部33は、径が後述する締め付けリング4の縮径状態の最大径部とほぼ同径となるまで縮径するとともに、第1面取り部23bとほぼ同じテーパ角度に形成されている。
締め付けリング縮径状態規制部34は、第1テーパ部33の最少径と同じ径の平行筒部34aと、平行筒部34aから柔軟管挿通孔32方向に向かって徐々に縮径することによって形成された第2テーパ部34bとを備えている。第2テーパ部34bの最小径は、柔軟管挿通孔32より大きくなっている。
締め付けリング4は、図1〜図6に示すように、リング本体41と、3つの係止突起42とを備え、赤色など袋ナット3や柔軟管5とは異なる色に着色されている。
リング本体41は、中央に縮径状態で平行リング部41aを有し、平行リング部41aの一方には、第2雄ねじ筒部23の第2面取り部23cと同じ角度で外周面が縮径するテーパ面となった第1テーパ部41bが設けられ、平行リング部41aの他方には、締め付けリング縮径状態規制部34の第2テーパ部34bと同じ角度で外周面が縮径するテーパ面となった第2テーパ部41cが設けられている。
また、リング本体41には、リング本体41の厚み方向の一端から他端近傍までほぼ同幅で切り欠かれた第1スリット41dと、リング本体41の厚み方向の他端から一端近傍まで第1スリット41dと同幅で切り欠かれた第2スリット41eとが隣接して形成された縮径用スリット部41fがリング本体41の周方向に120度ずつずれた位置にそれぞれ設けられている。
係止突起42は、リング本体41の第1テーパ部41bのテーパ面のリング本体41の中心を対称中心にして縮径用スリット部41fと対称位置に1つずつそれぞれ突設されていて、その幅が第2雄ねじ筒部23の切欠23aとほぼ同じか少し狭い幅で、その高さが、リング本体41を締め込み状態に縮径させたときにその先端が、切欠23aから第2雄ねじ筒部23の外周面より少し外側に突出する高さに形成されている。
さらに、リング本体41の第2テーパ部41cは、その内径が平行リング部41aおよび第1テーパ部33の内径より大径になっているとともに、その先端から締め込み状態確認用の突条45が第2スリット41e部分を除き軸方向に突設されている。
突条45は、リング本体41を締め込み状態に縮径させたとき、その外径が柔軟管挿通孔32の内径とほぼ同じが少し小径となるとともに、リング本体41の軸方向に柔軟管挿通孔32の長さより少し長く突設されている。
また、リング本体41の内周面は、図6に示すように、突条45側が突条45の内周面と面一となる内径の大径部41mとなっていて、第2テーパ部41c側が大径部41mに対して階段状に小径化する小径部41nとなっている。
なお、図3,4中、6は金属管である。
この管継手1は、以上のようになっており、図2に示すように、柔軟管5を袋ナット3の柔軟管挿通孔32に挿通したのち、さらに、締め付けリング4に第2テーパ部41c側から挿通する。
そして、柔軟管5の先端部を、のぞき孔26から柔軟管5を確認できるようになるまでノズル部22に外嵌させたのち、締め付けリング4を係止突起42が切欠23aに嵌まり込むまでスライドさせる。
その後、図3に示すように、袋ナット3の雌ねじ部31を第2雄ねじ筒部23に螺合させ、図4に示すように、締め付けリング4の突条45が袋ナット3の柔軟管挿通孔32から外部に突出したことが視認できるまで袋ナット3を締め込んで柔軟管5を管継手1に接続するようになっている。
すなわち、袋ナット3の締め込みによって、まず、袋ナット3の第1テーパ部33が、リング本体41の第2テーパ部41cと面接触する。リング本体41の第1テーパ部41bが第2雄ねじ筒部23の第2面取り部23cと面接触しているので、袋ナット3をさらに締め込んで行くと、第1テーパ部33と第2テーパ部41cとのテーパ面の接触による作用および第1テーパ部41bと第2面取り部23cとのテーパ面の接触による作用によってリング本体41に縮径方向の力が働く。そして、リング本体41に縮径用スリット部41fが設けられているので、リング本体41が縮径し、リング本体41の内壁面とノズル部22との間で柔軟管5がしっかりと挟着される。しかも、図6に示すように、柔軟管5は、その一部がリング本体41の小径部41nによってノズル部22方向ヘ強く押圧されてノズル部22の抜け止め部22bに入り込み、柔軟管5の内周面が鋸刃状になった抜け止め部22bの周面に圧接される。また、抜け止め部22bのノズル部22先端側部分が大径部41mに臨むので、柔軟管5の内壁面が段状に屈曲したようになる。
なお、このとき、平行リング部41aおよび第2テーパ部41cは、密な状態で完全に締め付けリング縮径状態規制部34内に入り込む。したがって、平行リング部41aおよび第2テーパ部41cは、締め付けリング縮径状態規制部34の内壁面によって外側へ膨らもうとしても膨らまない状態になる。また、第1テーパ部41bも第2面取り部23cによって外側へ膨らもうとしても膨らまない状態になる。したがって、柔軟管5に抜け方向の大きな力が加わっても柔軟管5の抜けを防止することができる。
この管継手1は、以上のように、係止突起42を切欠23aに係合させた状態で袋ナット3を締め込むようになっているので、締め付けリング4は、袋ナット3の締め込みに伴って共回りすることがない。したがって、締め付けリング4の共回りによる柔軟管5の表面への傷の発生あるいは柔軟管5のねじれ等の問題がまったくない。
また、リング本体41から突条45が突設されていて、完全に締め込みが完了すると、突条45の先端が袋ナット3の柔軟管挿通孔32から外部に飛び出すようになっているので、すなわち、締め付けリング4が、柔軟管5を挟着完了状態でその一部が袋ナット3の外部にはみ出る形状に形成されているので、締め込み不足などの事故を確実に防止できる。しかも、締め付けリング4が袋ナット3や柔軟管5とは異なる色に着色されているので、より確認が容易である。
さらに、係止突起42を、リング本体41の第1テーパ部41bのテーパ面のリング本体41の中心を対称中心にして縮径用スリット部41fと対称位置に1つずつそれぞれ突設させるようにしたので、袋ナット3の締め込みによってスリットの幅が縮小する際にスリットの隙間内に柔軟管5の一部がかみ込み、柔軟管5を傷めたりすることがないとともに、リング本体41が全周にわたって均等に縮径し、柔軟管5を全周にわたって均等に締め付けることができる。
また、係止突起42の高さを、リング本体41を締め込み状態に縮径させたときにその先端が、切欠23aから第2雄ねじ筒部23の外周面より少し突出する高さに形成したので、係止突起42の先端が袋ナット3の雌ねじ部31の内面に必ず接触する。したがって、袋ナット3の緩みが防止できるとともに、管継手1の搬送中に袋ナット3が緩んで継手本体2から離脱することを防止できる。
図7は、本発明にかかる管継手に用いる締め付けリングの他の実施の形態をあらわしている。
図7に示すように、この締め付けリング4aは、第1スリット41xおよび第2スリット41yがそれぞれ開口端から奥に向かってその幅が徐々に狭くなる略三角形をしたスリット形状をしている以外、上記の締め付けリング4と同様になっている。
すなわち、この締め付けリング4aは、上記のように、第1スリット41xおよび第2スリット41yがそれぞれ開口端から奥に向かってその幅が徐々に狭くなる略三角形をしたスリット形状をしているので、各スリット41x、41yの内壁面が完全に密着する状態まで縮径することができ、より均一にかつ強固に柔軟管5を挟着することができる。
本発明にかかる管継手は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、係止突起が3つであったが、1または2、あるいは4つ以上でも構わない。
また、上記の実施の形態では、継手本体の袋ナットと反対側が第1雄ねじ筒部となっていたが、第1雄ねじ筒部に代えて雌ねじ筒部を設けるようにしても構わない。
さらに、上記の実施の形態では、継手本体のナット部にのぞき孔が3つ穿設されていたが、1つでも構わない。
また、上記の実施の形態では、係止突起が締め付けリング側に設けられ、切欠が継手本体側に設けられていたが、係止突起を継手本体側に設け、切欠を締め付けリング側にも受けるようにしても構わないし、継手本体および締め付けリングの双方に係止突起および切欠を設けるようにしても構わない。
本発明にかかる管継手の1つの実施の形態を分解してあらわす分解斜視図である。 図1の管継手の締め付けリングの係止突起を継手本体の切欠に係合させた状態をあらわす正面図である。 図1の管継手の袋ナット締め付け前の状態をあらわす半断面図である。 図1の管継手の袋ナット締め付け後の状態をあらわす半断面図である。 図1の管継手の締め付けリングの斜視図である。 図4の要部拡大断面図である。 本発明にかかる管継手の締め付けリングの他の実施の形態をあらわす斜視図である。 従来の管継手の袋ナット締め付け前の状態をあらわす正面図である。 図8の管継手の袋ナット締め付け後の状態をあらわす断面図である。
符号の説明
1 管継手
2 継手本体
22 ノズル部
23 第2雄ねじ筒部(雄ねじ部)
23a 切欠
3 袋ナット
4,4a 締め付けリング
41 リング本体
41c, 41x 第1スリット
41d, 41y 第2スリット
41e 縮径用スリット部
42 係止突起
5 柔軟管

Claims (4)

  1. 接続される柔軟管へ挿通されるノズル部を一端に備える継手本体と、前記柔軟管が挿通された状態で前記継手本体に形成された雄ねじ部に螺合可能な袋ナットと、前記柔軟管に外嵌され、前記袋ナットの前記継手本体への締め込みによって縮径し、リング内壁面と前記ノズル部の周面との間で前記柔軟管を挟着する締め付けリングとを備える管継手であって、少なくとも1つの係合突起が締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に形成されるとともに、前記係合突起が係合して、締め付けリングの周方向への回転を防止する切欠が締め付けリングおよび継手本体の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする管継手。
  2. 締め付けリングが、リング本体と、このリング本体から外側に突出する少なくとも1つの係止突起を有し、継手本体に前記係止突起が係合する切欠が形成されている請求項1に記載の管継手。
  3. 締め付けリングが、柔軟管を挟着完了状態でその一部が袋ナットの外部にはみ出る形状に形成されている請求項1または請求項2に記載の管継手。
  4. リング本体が、リング本体の厚み方向の一端から他端近傍まで切り欠かれた第1スリットと、リング本体の厚み方向の他端から一端近傍まで切り欠かれた第2スリットとが隣接して形成された縮径用スリット部をリング本体の周方向の少なくとも1箇所に備え、係止突起がリング本体の中心を対称中心にして縮径用スリット部の対称位置に形成されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の管継手。
JP2006019490A 2006-01-27 2006-01-27 管継手 Pending JP2007198542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006019490A JP2007198542A (ja) 2006-01-27 2006-01-27 管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006019490A JP2007198542A (ja) 2006-01-27 2006-01-27 管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007198542A true JP2007198542A (ja) 2007-08-09

Family

ID=38453331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006019490A Pending JP2007198542A (ja) 2006-01-27 2006-01-27 管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007198542A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021678A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Kitz Corp 樹脂管用継手
KR101064955B1 (ko) 2009-01-13 2011-09-15 이주승 배관 이음쇠
JP2014095477A (ja) * 2014-01-09 2014-05-22 Kitz Corp 樹脂管用継手
CN108413147A (zh) * 2018-05-09 2018-08-17 郑州博容节能设备有限公司 防止螺帽退丝式管道口接口总成及其分水器
WO2018175171A1 (en) 2017-03-20 2018-09-27 Kim Brian B Assembly of a flexible tube and a fitting body and a method thereof
CN110469729A (zh) * 2019-08-26 2019-11-19 广东国鸿氢能科技有限公司 一种新型卡套式管接头

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101064955B1 (ko) 2009-01-13 2011-09-15 이주승 배관 이음쇠
JP2011021678A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Kitz Corp 樹脂管用継手
JP2014095477A (ja) * 2014-01-09 2014-05-22 Kitz Corp 樹脂管用継手
WO2018175171A1 (en) 2017-03-20 2018-09-27 Kim Brian B Assembly of a flexible tube and a fitting body and a method thereof
CN110382938A (zh) * 2017-03-20 2019-10-25 布莱恩·B·金 柔性管和装配体的组件及其方法
JP2020510164A (ja) * 2017-03-20 2020-04-02 キム,ブライアン,ビー. 可撓菅及び継手本体の組立体及びその方法
EP3601863A4 (en) * 2017-03-20 2020-12-02 Kim, Brian, B. FLEXIBLE TUBE AND CONNECTOR BODY ASSEMBLY AND ITS PROCESS
AU2018237541B2 (en) * 2017-03-20 2022-03-03 Brian B. Kim Assembly of a flexible tube and a fitting body and a method thereof
CN108413147A (zh) * 2018-05-09 2018-08-17 郑州博容节能设备有限公司 防止螺帽退丝式管道口接口总成及其分水器
CN110469729A (zh) * 2019-08-26 2019-11-19 广东国鸿氢能科技有限公司 一种新型卡套式管接头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5311795B2 (ja) 管継手
JP2007198543A (ja) 管継手
US3976314A (en) Tube coupler
JP3847312B2 (ja) 管継手
TWI486534B (zh) 管接頭
JP2007198542A (ja) 管継手
JP2010007820A (ja) プラスチック樹脂パイプ用の管継手
JP4953463B2 (ja) プラスチック樹脂パイプ用の管継手
JP3600764B2 (ja) 管継手
US6991268B2 (en) Pipe fitting having over-sized strengthened starter threads
JP2010048330A (ja) プラスチック樹脂パイプ用の管継手
JP2008025614A (ja) 管継手
JP2007138980A (ja) 管継手
JP5421606B2 (ja) 管継手及び管継手の接続解除方法
JP2005090531A (ja) 管継手
JP4597889B2 (ja) 管継手
JP5396023B2 (ja) 差込み式管継手
JP2020176665A (ja) 管継手
JP2011033141A (ja) 継手
JP2008057574A (ja) 管継手
JP2003148665A (ja) 合成樹脂管用管継手
JP2000130660A (ja) 継 手
JP2011256945A (ja) 拡管式管継手
JP2544628Y2 (ja) プラスチック管の継手装置
JP4284086B2 (ja) 合成樹脂製継手