JP2006170379A - 継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シールリングが環状溝から押し出されることを抑制し、シールリングの機能を十分に発揮することができる継手を提供する。
【解決手段】 継手を構成する継手本体内には内筒16が設けられ、その内筒16と継手本体の内周面との間に管挿入空間が設けられ、管材の端部が差し込まれて接続されるようになっている。内筒16の外周面には環状溝29が形成され、環状溝29には内筒16と管材との間をシールするためのシールリング30が装着される。シールリング30には内筒16の外周面よりも径方向外側に突出する突出部30aが形成されるとともに、内筒16の環状溝29には尖鋭部31cを有し、シールリング30に食い込む食い込み用突起31が設けられている。食い込み用突起31は、その前面31aの内角αが鋭角に設定されるとともに、後面31bの内角βが90度になるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば給水・給湯系の配管システムにおいて管材の端部同士、或いは管材の端部と水栓器具とを接続するための継手(管継手)に関するものである。
従来から、例えば管材の端部を差し込んで接続可能な管接続部を有する継手としては、管接続部に差し込まれる管材に内嵌される内筒を管接続部に設けたものが知られている。このような継手では、内筒の外周面に環状溝を形成してその環状溝に内筒と管材との間をシールするためのシールリングを装着するようにした構成が多く採用されている。この場合、シールリングには通常、内筒の外周面よりも径方向外側に突出する突出部が形成されている。従って、環状溝に装着されたシールリングはその突出部で管材の内周面に強く押し付けられて内筒と管材との間がシールされるようになっている。
具体的には、図7(a)に示すように、内筒50に設けられた環状溝51は断面矩形状をなし、図7(b)に示すように、シールリング52は管材の差し込み方向の前側に内筒50の外周面よりも径方向外側に突出する突出部53が形成されている(例えば、特許文献1を参照)。しかし、この場合には、図7(c)に示すように、管材54の端部を管接続部に差し込んでいくにつれ、管材54の端部内周縁がシールリング52の突出部53に食い込み、シールリング52が環状溝51から押し出されてしまう場合がある。これを防ぐための構造についても知られている(例えば、特許文献2を参照)。すなわち、図8(a)に示すように、内筒50の環状溝51は断面矩形状をなし、その内底面55に断面半円状の突部56が設けられ、図8(b)に示すように、シールリング52の内周面には前記突部56に係合する係合凹部57が形成されている。
特開2003−42370号公報(第2頁及び図2) 特開2003−166679号公報(第2頁、図1及び図2)
ところが、特許文献2に記載の構造では、環状溝51に設けられた突部56が断面半円状に形成されており、しかもシールリング52に設けられた係合凹部57も環状溝51の突部56に対応するように断面半円状に形成されている。そのため、管材54の端部を管接続部に差し込んでいくと、管材54の端部内周縁がシールリング52の突出部53に当たり、シールリング52に前方へ押す力を及ぼす。このとき、環状溝51の突部56とシールリング52の係合凹部57とがともに断面半円状の曲面であるため、滑りが生じ、シールリング52の前端部が環状溝51から押し出される事態は解消されず、シールリング52の機能が損なわれるという問題があった。
そこで本発明の目的とするところは、シールリングが環状溝から押し出されることを抑制し、シールリングの機能を十分に発揮することができる継手を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の継手は、管材の端部を差し込んで接続可能な継手本体に内筒を設けて前記継手本体に差し込まれる管材の端部に前記内筒が内嵌されるように構成するとともに、前記内筒の外周面に環状溝を形成してその環状溝に前記内筒と前記管材との間をシールするためのシールリングを装着した継手において、前記シールリングには内筒の外周面よりも径方向外側に突出する突出部を形成するとともに、内筒の環状溝には先端が尖った尖鋭部を有し、シールリングに食い込む食い込み用突起を備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明の継手は、請求項1に記載の発明において、前記食い込み用突起は、管材の差し込み方向の前面と後面との2つの面で構成され、それらの面の結合部により尖鋭部が形成されるとともに、前記後面が環状溝の内底面に対してなす内角が、前面が環状溝の内底面に対してなす内角より大きくなるように設定されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の継手は、請求項2に記載の発明において、前記食い込み用突起は、前面の内角が鋭角に設定されるとともに、後面の内角が90度になるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明の継手においては、内筒の環状溝に先端が尖った尖鋭部を有し、シールリングに食い込む食い込み用突起が設けられている。このため、管材の端部を継手本体に差し込むと、管材の端部によってシールリングが押さえられ、食い込み用突起がシールリングに食い込み、シールリングの移動が規制される。従って、シールリングが環状溝から押し出されることを抑制することができ、シールリングの機能を十分に発揮することができる。
請求項2に記載の発明の継手では、食い込み用突起は、管材の差し込み方向の前面と後面との2つの面で構成され、それらの面の結合部により尖鋭部が形成されるとともに、前記後面が環状溝の内底面に対してなす内角が、前面が環状溝の内底面に対してなす内角より大きくなるように設定されている。このため、食い込み用突起がシールリングに食い込むとともに、管材の差し込み方向の後面がシールリングの移動を規制する壁となり、シールリングの移動規制を有効に図ることができ、請求項1に係る発明の効果を向上させることができる。
請求項3に記載の発明の継手では、食い込み用突起は、前面の内角が鋭角に設定されるとともに、後面の内角が90度になるように構成されている。従って、食い込み用突起がシールリングに効果的に食い込むとともに、管材の差し込み方向の後面がシールリングの移動を効果的に規制する壁となり、シールリングの移動規制を効果的に発揮させることができ、請求項2に係る発明の効果を一層向上させることができる。
以下、本発明の継手の実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態の継手は、給水・給湯系の配管システムにおいて管材の端部同士を接続するためのものである。図2は本実施形態における継手を示す半縦断面図である。同図に示すように、継手10は略円筒状をなす継手本体11を備え、その軸線方向一端(図2では左端)の外周には雄ねじ部12が設けられ、図示しない管材の端部が螺着して接続されるようになっている。継手本体11の他端(図2では右端)の内周には雌ねじ部13が設けられ、押し輪14の雄ねじ15が螺合されて連結されている。
継手本体11内には、その軸線方向中間部から継手本体11の他端側に向かって延びる円筒状の内筒16が設けられている。この内筒16は継手本体11とは別体に形成され、その一端外周に設けられた雄ねじ部分17が継手本体11の軸線方向一端側で継手本体11の内周に設けられた雌ねじ部分18に螺合されて一体化されている。このため、内筒16は継手本体11から分離可能な構成となっている。内筒16と継手本体11との間にはOリング19が介装されており、これによって両者の間がシールされている。
内筒16の外周と継手本体11及び押し輪14の内周との間には、円環状をなす管挿入空間20が形成されており、図4に示すように管材21の端部がその管挿入空間20に差し込まれるようになっている。そして、管材21を管挿入空間20に差し込むと、内筒16が管材21に内嵌されるようになっている。管材21としては、例えば架橋ポリエチレンやポリブデンなどのポリオレフィンから形成された樹脂パイプが用いられる。前記継手本体11の軸線方向一端は管接続部22を構成するとともに、継手本体11の軸線方向他端は、同端に螺合される押し輪14等とにより管接続部23を構成している。
継手本体11の他端側内周部には、管材21を抜け止めするためのロックリング24が2枚配設されている。これらロックリング24は、両ロックリング24間に介装されるスペーサ25によって継手本体11の軸線方向に沿って間隔をおいて並んで配置されている。係るロックリング24は、前記押し輪14が継手本体11の他端に螺合されることによって継手本体11から抜け出ないようになっている。さらに、各ロックリング24は、径方向内側に向かって延びる複数の爪24aを有している。そして、管挿入空間20に差し込まれた状態の管材21に引き抜き方向の力が作用したときには、両ロックリング24の爪24aが管材21の外周面に食い込んで継手10内で移動不能とされることにより、継手10に対して管材21が抜け止めされるようになっている。
継手10には、前記管挿入空間20への管材21の差し込み状態を容易に確認できるようにするための確認手段が設けられている。この確認手段は、継手本体11の軸線方向中間部に形成された挿通孔26に対してカラー部材27を介し嵌挿されたピン部材28よって構成されている。カラー部材27とピン部材28はともに合成樹脂で形成されている。ピン部材28は、その内端にテーパ部28aが設けられるとともに、継手10の径方向に沿って内外に移動可能に挿通孔26内に保持されている。そして、図2に示すように継手本体11に管材21が接続されていない状態では、ピン部材28の外端は継手本体11の外周面と面一になるようになっている。
その一方、図4に示すように管材21が管挿入空間20の内奥部まで差し込まれた状態では、管材21の端部がピン部材28のテーパ部28aに当たって押し上げられ、ピン部材28が継手本体11の径方向外側に向かって移動することによってピン部材28の外端が挿通孔26から外側に突出するようになっている。このため、挿通孔26から突出するピン部材28を確認することによって管材21の差し込み状態を容易に知ることができるようになっている。
前記内筒16の外周面には、周方向に沿って円環状に延びる環状溝29が二筋、軸線方向に一定間隔をおいて並んで設けられている。これら環状溝29には、管挿入空間20に挿入される管材21と、その管材21に内嵌される内筒16との間をシールするためのシールリング30が装着されている。図1(a)は環状溝29の部分を拡大して示す半縦断面図である。その図1(a)に示すように、環状溝29の内底面29a中央付近には先端が尖った断面直角三角形状をなす食い込み用突起31が円環状に形成されている。この食い込み用突起31は、管材21の差し込み方向の前面31aが環状溝29の内底面29aに対してなす内角αが約20度で、管材21の差し込み方向の後面31bが環状溝29の内底面29aに対してなす内角βが90度(直角)になるように構成されている。すなわち、内角βが内角αより大きくなるように設定されている。
図1(b)は環状溝29に装着されるシールリング30を拡大して示す半縦断面図である。同図に示すように、シールリング30は略円筒状をなし、図2に示すようにして環状溝29にそれぞれ装着されている。シールリング30の前端外周面には、内筒16の外周面よりも径方向外側に突出する突出部30aが形成されている。この突出部30aは、その軸線方向断面の形状が略三角の山形状となっている。また、シールリング30にあって突出部30aよりも後側には、内筒16の外周面と略面一になるように形成された外周面を有する膨出部30bが設けられている。シールリング30のこれら突出部30aと膨出部30bとの間には、内筒16の外周面よりも径方向内側に窪む凹条30cが設けられている。シールリング30の内周面には、前記内筒16の環状溝29に設けられた食い込み用突起31に係合する段差面30dが円環状に設けられている。
シールリング30の内径は環状溝29の内底面29aの直径よりも例えば1〜2mm小さくなるように設定され、シールリング30を環状溝29に装着する際には拡径された状態で嵌め込まれ、その弾性力(復元力)によって環状溝29内に密着されている。このように構成することで、シールリング30の内周面に食い込み用突起31が食い込むようになっている。また、その状態において、シールリング30は環状溝29内で回転可能に構成され、管挿入空間20に挿入された管材21が回転したときシールリング30に損傷を与えないようになっている。そして、シールリング30を内筒16の環状溝29に嵌め込んだ状態で、管材21を管挿入空間20に挿入したとき、食い込み用突起31の先端の尖鋭部31cがシールリング30に食い込むとともに、食い込み用突起31の後面31bがシールリング30の移動を規制するようになっている。なお、環状溝29の幅はシールリング30の幅より若干長くなるように設定され、環状溝29にシールリング30を装着したときに環状溝29内に隙間32が形成される(図3(a)及び(b)を参照)。その隙間32によって、管材21を管挿入空間20に挿入した際にシールリング30が変形でき、管材21の挿入力を軽減できるように構成されている。
さて、図3(a)に示すように、継手10の内筒16の環状溝29にシールリング30を装着すると、シールリング30内周面が内筒16の環状溝29の内底面29aに密着すると同時に、シールリング30内周面の段差面30dが環状溝29に設けられた食い込み用突起31に係合する。その状態で、管材21を継手10の管挿入空間20に挿入すると、図3(b)に示すように、管材21はシールリング30の膨出部30b上を摺接しつつ前進する。管材21がさらに前進すると、図3(c)に示すように、管材21の端部内周縁がシールリング30の突出部30aに当たってシールリング30を前方へ押圧する。このとき、内筒16の環状溝29には食い込み用突起31が設けられ、その食い込み用突起31の尖鋭部31cが管材21の前進に伴ってシールリング30に食い込んでシールリング30の前方への移動が規制される。それと同時に、シールリング30の段差面30dが食い込み用突起31の後面31bに強く当たってその力が受け止められ、シールリング30の前方への移動が規制される。
従って、図3(d)に示すように、シールリング30は従来のように環状溝29から押し出されることなく、管材21がシールリング30より前方へ挿入される。本実施形態では、内筒16の環状溝29が二条設けられ、それぞれシールリング30が装着されているため、管材21は上記と同様の作用により次のシールリング30上を通過する。そして、管材21をさらに挿入すると、図4に示すように、管材21が管挿入空間20の最奥部まで挿入される。このとき、管材21の端部がピン部材28のテーパ部28aに当たってピン部材28を押し上げるため、ピン部材28の外端部が継手本体11から突出し、管材21の接続が確認される。
以上の実施形態によって得られる効果について、以下にまとめて記載する。
・ 本実施形態の継手10においては、内筒16の環状溝29に尖鋭部31cを有し、シールリング30に食い込む食い込み用突起31が設けられている。このため、管材21の端部を継手本体11に差し込むと、管材21の端部によってシールリング30の突出部30aが押さえられ、食い込み用突起31の尖鋭部31cがシールリング30に食い込み、シールリング30の前方への移動が規制される。従って、シールリング30が環状溝29から押し出されることを抑制でき、シールリング30の機能を十分に発揮することができる。
・ 前記食い込み用突起31は、管材21の差し込み方向の前面31aと後面31bとの2つの面で構成され、それらの面の結合部により尖鋭部31cが形成されるとともに、前記後面31bが環状溝29の内底面29aに対してなす内角βが90度に設定され、前面31aが環状溝29の内底面29aに対してなす内角αが約20度に設定されている。すなわち、内角βが内角αより大きくなるように設定されている。このため、食い込み用突起31がシールリング30に食い込むとともに、管材21の差し込み方向の後面31bがシールリング30の移動を規制する壁となり、シールリング30の移動規制を有効に図ることができる。
・ さらに、食い込み用突起31はその内角αが鋭角で、内角βが90度に設定されていることから、内筒16の環状溝29に食い込み用突起31を容易に成形することができる。
・ シールリング30を継手本体11の軸線方向に沿って並んで二つ配置したことによって、内筒16と管材21との間を二重にシールすることができ、継手10は高いシール性を発揮することができる。
・ 前記シールリング30の外周面の中間部に設けた凹条30cは、管材21によって径方向内側に押圧されて圧縮変形する突出部30aの逃げとして効果的に機能する。そのため、突出部30aは管材21によって径方向内側に押圧されたときに容易に圧縮変形することができる。よって、管挿入空間20に対する管材21の差し込みやすさを向上させることができる。
・ 内筒16を継手本体11から分離させることによって、環状溝29の加工を容易に行うことができる。また、環状溝29へのシールリング30の装着も容易に行うことができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図5(a)及び(b)に示すように、内筒16の環状溝29に設けられる食い込み用突起31を、前面31aの内角αが鋭角で、後面31bの内角βが鈍角となる形状に構成することもできる。また、図5(c)及び(d)に示すように、食い込み用突起31を、前面31aの内角α及び後面31bの内角βがともに鋭角となるようにし、かつ内角βが内角αより大きくなるように構成することもできる。
・ 図6(a)及び(b)に示すように、前記実施形態のシールリング30の膨出部30bの円周上の一箇所に一定幅の切り込み部33を設け、管挿入空間20への管材21の挿入を容易にするように構成することもできる。
・ 内筒16の環状溝29に設けられる食い込み用突起31を、管材21の挿入方向に複数箇所設けることもできる。その場合、食い込み用突起31の形状や大きさを適宜変更することができる。このように構成した場合には、シールリング30の環状溝29からの押し出しをより確実に抑制することができる。
・ シールリング30の内径を内筒16に設けられた環状溝29の内底面29aの直径とほぼ同じになるように構成することもできる。
・ 内筒16の環状溝29を1つ或いは3つ以上とし、各環状溝29にシールリング30を装着することもできる。
・ シールリング30の内周面に設けた段差面30dを省略して平坦面とすることも可能である。
・ シールリング30の凹条30cを省略することもできる。
・ シールリング30の凹条30cにグリスを注入してグリス溜まりとすることも可能である。その場合、管材21の管挿入空間20への挿入を円滑に行うことができる。
・ 管材21として、真鍮、銅等の金属製のパイプを用いることも可能である。
・ 前記確認手段を継手本体11の周面の複数箇所に設けることもできる。
・ 継手本体11と内筒16を一体に形成し、内筒16を継手本体11から分離不能な構成としてもよい。
さらに、前記実施形態より把握される技術的思想について以下に記載する。
・ 前記シールリングの内径は、内筒の環状溝の内底面の直径よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の継手。このように構成した場合、内筒の環状溝に設けられた食い込み用突起がシールリングの内周面に一層食い込みやすく、管材の挿入に伴うシールリングの押し出しをより効果的に抑制することができる。
・ 前記シールリングの内周面には、内筒の環状溝に設けられた食い込み用突起に係合する段差面を設けることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の継手。このように構成した場合、管材の挿入に伴うシールリングの押し出しをより効果的に抑制することができる。
・ 前記内筒の環状溝を、シールリングが装着されたときシールリングの突出部側の端部との間に隙間が形成されるように構成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の継手。このように構成した場合、管材の挿入に伴ってシールリングの突出部が径方向内側に押圧されたとき、シールリングが隙間に入り込み、管材の挿入を容易に行うことができる。
(a)は実施形態における継手の内筒に設けられた食い込み用突起を拡大して示す半縦断面図、(b)はシールリングを拡大して示す半縦断面図、(c)は食い込み用突起を拡大して示す説明図。 継手を示す半縦断面図。 (a)〜(d)は実施形態の作用を順に示す要部断面図。 継手の作用を示す半縦断面図。 (a)は内筒に設けられた食い込み用突起の別例を示す部分断面図、(b)は(a)の食い込み用突起を拡大して示す説明図、(c)は食い込み用突起の他の別例を示す部分断面図、(d)は(c)の食い込み用突起を拡大して示す説明図。 (a)はシールリングの別例を示す半縦断面図、(b)は(a)の右側面図。 (a)は従来例における継手の内筒に設けられた環状溝を拡大して示す半縦断面図、(b)はシールリングを拡大して示す半縦断面図、(c)は作用を示す断面図。 (a)は別の従来例における継手の内筒に設けられた環状溝を拡大して示す断面図、(b)はシールリングを拡大して示す断面図。
符号の説明
10…継手、11…継手本体、16…内筒、21…管材、29…環状溝、29a…内底面、30…シールリング、30a…突出部、31…食い込み用突起、31a…前面、31b…後面、31c…尖鋭部、α…前面の内角、β…後面の内角。

Claims (3)

  1. 管材の端部を差し込んで接続可能な継手本体に内筒を設けて前記継手本体に差し込まれる管材の端部に前記内筒が内嵌されるように構成するとともに、前記内筒の外周面に環状溝を形成してその環状溝に前記内筒と前記管材との間をシールするためのシールリングを装着した継手において、
    前記シールリングには内筒の外周面よりも径方向外側に突出する突出部を形成するとともに、内筒の環状溝には先端が尖った尖鋭部を有し、シールリングに食い込む食い込み用突起を備えることを特徴とする継手。
  2. 前記食い込み用突起は、管材の差し込み方向の前面と後面との2つの面で構成され、それらの面の結合部により尖鋭部が形成されるとともに、前記後面が環状溝の内底面に対してなす内角が、前面が環状溝の内底面に対してなす内角より大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の継手。
  3. 前記食い込み用突起は、前面の内角が鋭角に設定されるとともに、後面の内角が90度になるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の継手。
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