JP2003148673A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2003148673A
JP2003148673A JP2001347957A JP2001347957A JP2003148673A JP 2003148673 A JP2003148673 A JP 2003148673A JP 2001347957 A JP2001347957 A JP 2001347957A JP 2001347957 A JP2001347957 A JP 2001347957A JP 2003148673 A JP2003148673 A JP 2003148673A
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JP
Japan
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pipe
spring member
washer
tip
pressed
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Application number
JP2001347957A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Sato
忠広 佐藤
Toshiichi Kajikawa
敏一 梶川
Takashi Sato
隆士 佐藤
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管が所定の位置まで挿入されたことを簡単に
確認できる管継手を提供する。 【解決手段】 筒状の継手本体10内の、管Pの先端を到
達させるべき位置に、座金状ばね部材12を設置する。こ
の座金状ばね部材12は、管の先端が押し付けられる前
は、外周部12aよりも内周部12bが管挿入口側に出っ張
った凸状態にあり、管Pの先端が押し付けられると、前
記凸状態から、外周部12aよりも内周部12bが反管挿入
口側にへこんだ凹状態に反転して、音又は衝撃を発生す
る。この音又は衝撃により管Pが所定の位置まで挿入さ
れたことを確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、管継手に関する
ものであり、特に管の挿入のみで接続処理が可能なワン
タッチ式管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 管継手には主に、水漏れなどを抑える
止水性能と、管の引き抜けを防止する抜止め性能が要求
されるが、ワンタッチ式の管継手は、管を所定位置まで
挿入することで前記の要求性能を満足する構造になって
いるため、要求性能を発揮するためには予め設計された
量だけ管を挿入する必要がある。
【0003】 このため従来は、挿入前の管を管継手に
あて、挿入すべき長さの目安にするマーキングを管の表
面に施し、マーキングした位置まで管を押し込むこと
で、管の挿入量を確認していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかし管にマーキン
グを施す方法は、接続する管の本数が多い場合には面倒
であり、また作業者自身がマーキングを行うため、マー
キングの位置ずれ等により挿入量のバラツキが生じやす
い。また暗い場所や狭い場所ではマーキングした位置ま
で管が挿入されたか否かを確認しにくいこともある。
【0005】 本発明の目的は、以上のような問題点に
鑑み、管が所定の位置まで挿入されたことを簡単に確認
できる管継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
め本発明の管継手は、継手本体内にばね部材が設置さ
れ、継手本体内に管が挿入されると、この管に押されて
前記ばね部材が変形し、音又は衝撃を発生することを特
徴とするものである。
【0007】 この管継手は、管が所定の位置(管の先
端が座金状ばね部材に突き当たってそれ以上押し込めな
い位置)まで挿入されると、ばね部材が変形(例えば反
転)して音又は衝撃が発生するので、暗い所でも狭い所
でも、管が所定の位置まで挿入されたことを簡単に確実
に感知することができる。
【0008】 本発明の管継手は、より具体的には、筒
状の継手本体内の、管の先端を到達させるべき位置に、
座金状ばね部材が設置され、この座金状ばね部材が、管
の先端が押し付けられる前は、外周部よりも内周部が管
挿入口側に出っ張った凸状態にあり、管の先端が押し付
けられると、前記凸状態から、外周部よりも内周部が反
管挿入口側にへこんだ凹状態に反転変形して音又は衝撃
を発生することを特徴とするものである。
【0009】 本発明の管継手におけるばね部材は、管
が押し付けられている間は変形状態を維持するが、押付
け力が解除されると元の状態に復元するように形成され
ていることが好ましい。
【0010】 このようなばね部材を使用すれば、接続
する管を誤ったときなどに、管を引き抜くだけでばね部
材が元の状態に復元するので、再接続を行うときにも音
又は衝撃による確認が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
【0012】〔実施形態1〕 図1(A)、(B)は本
発明に係る管継手の一実施形態を示す。(A)は管が挿
入される前の状態、(B)は管Pが所定の位置まで挿入
された後の状態である。図において、10は筒状の継手本
体、12は座金状ばね部材、14は第一のスペーサ、16はO
リング、18は第二のスペーサ、20は抜止めリング、22は
バックアップリング、24は袋ナットである。
【0013】 Oリング16は水密性を得るためのシール
部材である。第一のスペーサ14は継手本体10内の中間の
段部26に当接して、Oリング16が図示の位置より奥へ押
し込まれないように保持する。抜止めリング20は挿入さ
れた管が引き抜けないようにするための抜止め部材であ
る。抜止めリング20は、内周面に管の外周面に食い込む
金属製の刃28が設けられ、周方向の一部に割り30が入っ
ており、ばね弾性を有していて拡径、縮径可能である。
抜止めリング20は解放状態(外力がかかってない状態)
では管の外径より若干小さい内径を有しており、(B)
のように管Pが挿入されると押し広げられて、管Pの外
周面に圧接する。その後、管に引き抜き力が加わると、
抜止めリング20は管と共に後退しようとするが、バック
アップリング22のテーパー面22aに当接して後退を阻止
され、刃28が管の外周面に食い込んで、管Pの引き抜け
を阻止する。
【0014】 継手本体10に組み込まれた上記部品のう
ち、座金状ばね部材12以外の部品14〜24は、従来の管継
手に用いられているものと同じである。
【0015】 この管継手の特徴は、継手本体10内のO
リング16よりも奥の、管の先端を到達させるべき位置に
座金状ばね部材12が設置されていることである。座金状
ばね部材12は、継手本体10の管挿入口から見て一番奥の
段部32に外周部を当接させて、それより奥へ押し込まれ
ないように組み込まれている。
【0016】 座金状ばね部材12は、図2(A)、
(B)に示すように、ドーナツ状のばね弾性を有する金
属板よりなり、その内周側が(又は全体が)奥行きの浅
いテーパー状に成形されているものである。この座金状
ばね部材12は、図1(A)に示すように、継手本体10
に、外周部12aよりも内周部12bが管挿入口側に出っ張
った状態(これを凸状態という)となるように組み込ま
れている。
【0017】 図1(A)の状態にある管継手に管を挿
入すると、管の先端が所定の位置まで挿入されたところ
で、座金状ばね部材12の内周部12bに突き当たる。さら
に管を押し込むと、図1(B)及び図2(C)に示すよ
うに、座金状ばね部材12が、前記凸状態から、外周部12
aよりも内周部12bが反管挿入口側にへこんだ凹状態に
瞬間的に変形して反転する。この時に「ペコッ」ないし
は「ベコッ」というような音が発生すると共に、継手本
体10に衝撃が伝わる。作業者は、この音または衝撃を感
知して、管Pが所定の位置まで挿入されたことを確認で
きる。
【0018】〔実施形態2〕 図3は本発明の他の実施
形態を示す。図3では座金状ばね部材12だけを示し、そ
れ以外の管継手としての構成は実施形態1と同じである
ので、図示を省略する。この座金状ばね部材12は、
(A)に示すように内周部12bに径方向の多数の切込み
34が入っていて、内周部12bが多数の弾性片36に分割さ
れている。また(B)に示すように、内周部12bが浅い
テーパー状に成形されていることは実施形態1と同じで
あるが、さらに外周部12aも内周部12bと同じ向きのテ
ーパーで、内周部12bよりも浅いテーパー状に成形され
ている。この座金状ばね部材12も、実施形態1と同じよ
うに凸状態で継手本体に組み込まれる。
【0019】 この座金状ばね部材12は、継手本体に挿
入された管Pの先端によって内周部12bが押されると、
(B)の凸状態から、(C)の凹状態に反転して、音及
び衝撃を発生する。(C)の凹状態は、内周部12bがほ
ぼ平面状になり、外周部12aのテーパーの向きが反対に
なった状態である。座金状ばね部材12は、管Pの先端が
押し付けられている間は凹状態を維持するが、押付け力
が解除されると自己復元力で凹状態から元の(B)の凸
状態に復元してしまう。つまりこの座金状ばね部材12は
凹状態を自己保持できないように形成されている。
【0020】 このような座金状ばね部材12を使用する
と、実施形態1と同様の効果が得られるだけでなく、管
継手に接続する管を誤ったときなどに、袋ナット24をゆ
るめて管を引き抜くだけで、座金状ばね部材12が凸状態
に復元するので、再接続を簡単に行うことができる。そ
して再接続を行うときにも音又は衝撃により管Pが所定
の位置まで挿入されたことを確認できる。
【0021】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、
管が所定位置まで挿入されると、音又は衝撃が発生する
管継手を提供できる。したがってこの管継手を使用すれ
ば、暗い場所や狭い場所でも、管が所定の位置まで挿入
されたことを簡単に確実に感知することができ、施工ミ
スの少ない管接続作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管継手の一実施形態を、(A)
は管挿入前の状態で示す断面図、(B)は管挿入後の状
態で示す断面図。
【図2】 (A)は図1の管継手に使用した座金状ばね
部材の正面図、(B)は(A)のB−B線断面図、
(C)は同ばね部材が(B)の凸状態から管の先端に押
されて凹状態に反転した状態を示す断面図。
【図3】 (A)は本発明の管継手に使用される座金状
ばね部材の他の例を示す正面図、(B)は(A)のB−
B線断面図、(C)は同ばね部材が(B)の凸状態から
管の先端に押されて凹状態に反転した状態を示す断面
図。
【符号の説明】
10:継手本体 12:座金状ばね部材 12a:外周部 12b:内周部 16:Oリング 20:抜止めリング 22:バックアップリング 24:袋ナット 32:段部 P:管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 隆士 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 3H014 GA08 GA16 GA17 3J106 AA02 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE25 BE26 CA02 EA03 EB02 EB05 EB12 EC01 EC07 ED03 ED08 ED12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体(10)内にばね部材(12)が設
    置され、継手本体(10)内に管(P)が挿入されると、
    この管に押されて前記ばね部材(12)が変形し、音又は
    衝撃を発生することを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 筒状の継手本体(10)内の、管(P)の
    先端を到達させるべき位置に、座金状ばね部材(12)が
    設置され、この座金状ばね部材(12)が、管の先端が押
    し付けられる前は、外周部(12a)よりも内周部(12
    b)が管挿入口側に出っ張った凸状態にあり、管(P)
    の先端が押し付けられると、前記凸状態から、外周部
    (12a)よりも内周部(12b)が反管挿入口側にへこん
    だ凹状態に反転変形して音又は衝撃を発生することを特
    徴とする管継手。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の管継手であって、
    ばね部材(12)は、管(P)に押されている間は変形状
    態を維持するが、押付け力が解除されると元の状態に復
    元するように形成されていることを特徴とする管継手。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085286A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Inoue Sudare Kk ヘッダー
US10126511B2 (en) 2015-05-22 2018-11-13 Corning Optical Communications LLC Fiber coupling device

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