JP2003074320A - エンジンのラダフレーム - Google Patents
エンジンのラダフレームInfo
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
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- F01M11/0004—Oilsumps
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F01M2011/0079—Oilsumps with the oil pump integrated or fixed to sump
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの騒音と振動を減らし、オイルフィ
ルタの装着性の向上とオイルクーラーの追加装着への対
応が容易で、オイルドレーン中に空気が含まれないよう
なエンジンのラダフレームを提供する。 【解決手段】 本発明は、外枠の内部で複数の隔璧によ
り分割された空間に形成されるクランク室と、前記外枠
と隔璧にそれぞれ凹状に形成された軸受装着部と、前記
クランク室の底面に形成された床面、および前記床面の
一側にクランク軸の回転方向に沿って下向する傾斜が形
成されたオイル流動面と、を含むことを特徴とする。
ルタの装着性の向上とオイルクーラーの追加装着への対
応が容易で、オイルドレーン中に空気が含まれないよう
なエンジンのラダフレームを提供する。 【解決手段】 本発明は、外枠の内部で複数の隔璧によ
り分割された空間に形成されるクランク室と、前記外枠
と隔璧にそれぞれ凹状に形成された軸受装着部と、前記
クランク室の底面に形成された床面、および前記床面の
一側にクランク軸の回転方向に沿って下向する傾斜が形
成されたオイル流動面と、を含むことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンのラダ
フレームに係り、より詳しくは、騷音および振動が減少
し、オイルフィルタの装着性が向上し、シリンダヘッド
からオイルパンへ流れるオイルに空気が含まれないよう
になるエンジンのラダフレームに関するものである。
フレームに係り、より詳しくは、騷音および振動が減少
し、オイルフィルタの装着性が向上し、シリンダヘッド
からオイルパンへ流れるオイルに空気が含まれないよう
になるエンジンのラダフレームに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンはピストンを
往復動させるシリンダを備えたシリンダブロックと、そ
のシリンダブロックの上側に装着し、空気と燃焼ガスの
吸排気作用を調整する吸気および排気弁と、これらの作
動を図るカム軸がそれぞれ設けられるシリンダヘッド、
および前記シリンダブロックの下部に装着して、エンジ
ンの摺動部位の潤滑を図るオイルを所定量貯蔵するオイ
ルパンを備えている。
往復動させるシリンダを備えたシリンダブロックと、そ
のシリンダブロックの上側に装着し、空気と燃焼ガスの
吸排気作用を調整する吸気および排気弁と、これらの作
動を図るカム軸がそれぞれ設けられるシリンダヘッド、
および前記シリンダブロックの下部に装着して、エンジ
ンの摺動部位の潤滑を図るオイルを所定量貯蔵するオイ
ルパンを備えている。
【０００３】ここで、前記シリンダブロックは、スカー
ト部の長さによってロングストローク型シリンダブロッ
クとショート／セミストローク型シリンダブロックとに
仕分けられる。ロングストローク型シリンダブロックは
下部にオイルパンが直接結合されるのに対し、ショート
／セミストローク型シリンダブロックは下部にベッドプ
レート（ｂｅｄｐｌａｔｅ；メインベアリングキャップ
が一体化された場合）または、ラダフレーム（ｌａｄｄ
ｅｒ ｆｒａｍｅ；メインベアリングキャップが別の部
品からなる場合）を介してオイルパンが設けられる。
ト部の長さによってロングストローク型シリンダブロッ
クとショート／セミストローク型シリンダブロックとに
仕分けられる。ロングストローク型シリンダブロックは
下部にオイルパンが直接結合されるのに対し、ショート
／セミストローク型シリンダブロックは下部にベッドプ
レート（ｂｅｄｐｌａｔｅ；メインベアリングキャップ
が一体化された場合）または、ラダフレーム（ｌａｄｄ
ｅｒ ｆｒａｍｅ；メインベアリングキャップが別の部
品からなる場合）を介してオイルパンが設けられる。
【０００４】即ち、ラダフレームが採用されるエンジン
の場合には、シリンダブロックとこれに結合したラダフ
レームを介してクランク室が形成され、ラダフレームの
下部には所定量のオイルを貯蔵しているオイルパンが結
合される構造になることから、ラダフレームはシリンダ
ブロックとともにパワートレーン系全体の剛性確保にき
わめて重要な役割を果している。
の場合には、シリンダブロックとこれに結合したラダフ
レームを介してクランク室が形成され、ラダフレームの
下部には所定量のオイルを貯蔵しているオイルパンが結
合される構造になることから、ラダフレームはシリンダ
ブロックとともにパワートレーン系全体の剛性確保にき
わめて重要な役割を果している。
【０００５】ラダフレームを採用しているエンジンで
は、ラダフレームがシリンダブロックとオイルパンとの
間に位置する部品であるため、ラダフレームはシリンダ
ブロックから落ちるオイルがオイルパンに落下するよ
う、クランク室は底面のない形状になっている。
は、ラダフレームがシリンダブロックとオイルパンとの
間に位置する部品であるため、ラダフレームはシリンダ
ブロックから落ちるオイルがオイルパンに落下するよ
う、クランク室は底面のない形状になっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来のラダフレームを
採用したエンジンでは、クランク室には底面部分が形成
されていないため、ラダフレームはシリンダブロックと
の間で、縁部と隔璧を形成する仕切り部（ｂｕｌｋｈｅ
ａｄ）だけを締結して結合が行われる。
採用したエンジンでは、クランク室には底面部分が形成
されていないため、ラダフレームはシリンダブロックと
の間で、縁部と隔璧を形成する仕切り部（ｂｕｌｋｈｅ
ａｄ）だけを締結して結合が行われる。
【０００７】その結果、ラダフレームは、エンジン作動
中の燃焼圧とパワートレーン系統の駆動により発生する
振動を、前記ラダフレーム下部に結合されたオイルパン
に直接伝達するため、ラダフレームを採用しているエン
ジンは騷音および振動の面から、相対的に不利な設計に
なる。
中の燃焼圧とパワートレーン系統の駆動により発生する
振動を、前記ラダフレーム下部に結合されたオイルパン
に直接伝達するため、ラダフレームを採用しているエン
ジンは騷音および振動の面から、相対的に不利な設計に
なる。
【０００８】さらに、ラダフレームにはエンジンオイル
内の不純物を濾過するオイルフィルタが装着されるが、
従来はオイルフィルタを装着するために別途の媒介部品
（装着座面となるブラケットなど）が必要であったた
め、部品数と作業工数が増加する問題があった。
内の不純物を濾過するオイルフィルタが装着されるが、
従来はオイルフィルタを装着するために別途の媒介部品
（装着座面となるブラケットなど）が必要であったた
め、部品数と作業工数が増加する問題があった。
【０００９】本発明の目的は、エンジンの騒音と振動を
減らし、オイルフィルタの装着性の向上とオイルクーラ
ーの追加装着への対応が容易で、オイルドレーン中に空
気が含まれないようなエンジンのラダフレームを提供す
ることにある。
減らし、オイルフィルタの装着性の向上とオイルクーラ
ーの追加装着への対応が容易で、オイルドレーン中に空
気が含まれないようなエンジンのラダフレームを提供す
ることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、外枠の内部で
複数の隔璧により分割された空間に形成されるクランク
室と、前記外枠と隔璧にそれぞれ凹状に形成された軸受
装着部と、前記クランク室の底面に形成された床面、お
よび前記床面の一側にクランク軸の回転方向に沿って下
向する傾斜が形成されたオイル流動面と、を含むことを
特徴とする。
複数の隔璧により分割された空間に形成されるクランク
室と、前記外枠と隔璧にそれぞれ凹状に形成された軸受
装着部と、前記クランク室の底面に形成された床面、お
よび前記床面の一側にクランク軸の回転方向に沿って下
向する傾斜が形成されたオイル流動面と、を含むことを
特徴とする。
【００１１】前記オイル流動面の少なくとも１つ以上に
は、オイルパンと連通するオイルドレーン穴が削成さ
れ、前記クランク室を形成する隔璧中の１つ以上には、
部材を貫通する連結通路が形成されて隣接した床面が相
互連通され、前記外枠の一側には所定の長さで突出した
オイルフィルタ装着部が形成され、該オイルフィルタ装
着部にはオイルフィルタにオイルが出入できるオイル通
路が備えられ、前記クランク室を形成する隔璧の少なく
とも１か所以上には、シリンダヘッドから流入するオイ
ル用ドレーン通路が形成され、前記外枠にはエンジンの
ベンティレーション時に流入するオイル用ドレーン通路
が形成されることを特徴とする。
は、オイルパンと連通するオイルドレーン穴が削成さ
れ、前記クランク室を形成する隔璧中の１つ以上には、
部材を貫通する連結通路が形成されて隣接した床面が相
互連通され、前記外枠の一側には所定の長さで突出した
オイルフィルタ装着部が形成され、該オイルフィルタ装
着部にはオイルフィルタにオイルが出入できるオイル通
路が備えられ、前記クランク室を形成する隔璧の少なく
とも１か所以上には、シリンダヘッドから流入するオイ
ル用ドレーン通路が形成され、前記外枠にはエンジンの
ベンティレーション時に流入するオイル用ドレーン通路
が形成されることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を添付図
に沿つて詳述する。図１は、本発明のラダフレームの斜
視図であり、図２は底面斜視図である。図の通り、ラダ
フレームは、４気筒エンジンの場合に略長方形の外枠１
の内部に３つの隔璧２ａ、２ｂ、２ｃが等間隔に形成さ
れ、４つのクランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄが形成さ
れている。隔璧２ａ、２ｂ、２ｃと外枠１の前後の側壁
１ａ、１ｂにはクランク軸支持用のメイン軸受が装着さ
れる長方形の軸受装着部４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅ
が形成され、その中の後方側壁１ｂに形成された軸受装
着部４ｅの外側端部は、変速機の入力軸連結部分で、振
動および騷音減少のため、円形または円形に近い形状に
なっている。
に沿つて詳述する。図１は、本発明のラダフレームの斜
視図であり、図２は底面斜視図である。図の通り、ラダ
フレームは、４気筒エンジンの場合に略長方形の外枠１
の内部に３つの隔璧２ａ、２ｂ、２ｃが等間隔に形成さ
れ、４つのクランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄが形成さ
れている。隔璧２ａ、２ｂ、２ｃと外枠１の前後の側壁
１ａ、１ｂにはクランク軸支持用のメイン軸受が装着さ
れる長方形の軸受装着部４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅ
が形成され、その中の後方側壁１ｂに形成された軸受装
着部４ｅの外側端部は、変速機の入力軸連結部分で、振
動および騷音減少のため、円形または円形に近い形状に
なっている。
【００１３】外枠１内の各クランク３ａ、３ｂ、３ｃ、
３ｄには床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄが形成されてお
り、各床面はクランク軸の回転方向に合わせて緩やかに
傾斜したオイル流動面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄが形成さ
れ、１、２、３番クランク室３ａ、３ｂ、３ｃのオイル
流動面６ａ、６ｂ、６ｃの端部には下向にオイルドレー
ン穴７ａ、７ｂ、７ｃが形成される。
３ｄには床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄが形成されてお
り、各床面はクランク軸の回転方向に合わせて緩やかに
傾斜したオイル流動面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄが形成さ
れ、１、２、３番クランク室３ａ、３ｂ、３ｃのオイル
流動面６ａ、６ｂ、６ｃの端部には下向にオイルドレー
ン穴７ａ、７ｂ、７ｃが形成される。
【００１４】４番クランク室３ｄにはオイルドレーン穴
がないが、これは、ラダフレームの下部に装着されるオ
イルパン（図示なし）の装着範囲が１、２、３番クラン
ク室３ａ、３ｂ、３ｃの下部だけとなっているためであ
る。４番クランク室３ｄのオイルドレーンは、３、４番
クランク室３ｃ、３ｄ間の隔璧２ｃを貫通する連結通路
８で３番クランク室のドレン穴７ｃに排出される。
がないが、これは、ラダフレームの下部に装着されるオ
イルパン（図示なし）の装着範囲が１、２、３番クラン
ク室３ａ、３ｂ、３ｃの下部だけとなっているためであ
る。４番クランク室３ｄのオイルドレーンは、３、４番
クランク室３ｃ、３ｄ間の隔璧２ｃを貫通する連結通路
８で３番クランク室のドレン穴７ｃに排出される。
【００１５】外枠１の一方の側部中央には外側に所定長
さ（オイルフィルタの拡張、オイルクーラの追加装着等
を考慮してゆとりをもって成形する。）で突出したオイ
ルフィルタ装着部１０が形成され、その内部には、図３
に示す、オイルフィルタに連結したオイル通路１１ａ、
１１ｂが形成される。１１ａはオイルフィルタ濾過前の
オイル通路であり、１１ｂはオイルフィルタを通過した
オイルが排出されるオイル通路である。
さ（オイルフィルタの拡張、オイルクーラの追加装着等
を考慮してゆとりをもって成形する。）で突出したオイ
ルフィルタ装着部１０が形成され、その内部には、図３
に示す、オイルフィルタに連結したオイル通路１１ａ、
１１ｂが形成される。１１ａはオイルフィルタ濾過前の
オイル通路であり、１１ｂはオイルフィルタを通過した
オイルが排出されるオイル通路である。
【００１６】１、２番クランク室３ａ、３ｂを分ける隔
璧２ａと、３、４番クランク室３ｃ、３ｄを分ける隔璧
２ｃには、それぞれシリンダヘッドから流下するオイル
用ドレーン通路１２ａ、１２ｂを穿孔し、反対側の１番
クランク室３ａの外側壁１ａにはエンジンのベンティレ
ーション（ｖｅｎｔｉｌａｔｉｏｎ）のためのオイル用
ドレーン通路１２ｃが形成される。
璧２ａと、３、４番クランク室３ｃ、３ｄを分ける隔璧
２ｃには、それぞれシリンダヘッドから流下するオイル
用ドレーン通路１２ａ、１２ｂを穿孔し、反対側の１番
クランク室３ａの外側壁１ａにはエンジンのベンティレ
ーション（ｖｅｎｔｉｌａｔｉｏｎ）のためのオイル用
ドレーン通路１２ｃが形成される。
【００１７】本発明の要部、即ち、床面５ａ、５ｂ、５
ｃ、５ｄ、オイル流動面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄ、オイ
ルドレーン穴７ａ、７ｂ、７ｃ、連結通路８、オイルフ
ィルタ装着部１０、オイルフィルタ連結オイル通路１１
ａ、１１ｂ、シリンダヘッドオイル専用オイル通路１２
ａ、１２ｂ、ベンティレーションのためのオイルの専用
オイル通路１２ｃは、全てラダフレーム鋳造時に同時形
成されてオイル通路加工工程が最少化される。
ｃ、５ｄ、オイル流動面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄ、オイ
ルドレーン穴７ａ、７ｂ、７ｃ、連結通路８、オイルフ
ィルタ装着部１０、オイルフィルタ連結オイル通路１１
ａ、１１ｂ、シリンダヘッドオイル専用オイル通路１２
ａ、１２ｂ、ベンティレーションのためのオイルの専用
オイル通路１２ｃは、全てラダフレーム鋳造時に同時形
成されてオイル通路加工工程が最少化される。
【００１８】クランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄの床面
５ａ、５ｂ、５ｃにそれぞれ形成されたオイルドレーン
穴７ａ、７ｂ、７ｃの大きさは、ポンピングロス（ｐｕ
ｍｐｉｎｇ ｌｏｓｓ）を考慮して最適化できるように
チューニング（ｔｕｎｉｎｇ）が必要なることはいうま
でもない。
５ａ、５ｂ、５ｃにそれぞれ形成されたオイルドレーン
穴７ａ、７ｂ、７ｃの大きさは、ポンピングロス（ｐｕ
ｍｐｉｎｇ ｌｏｓｓ）を考慮して最適化できるように
チューニング（ｔｕｎｉｎｇ）が必要なることはいうま
でもない。
【００１９】以下、本発明の作用効果について説明す
る。図４は、本発明のラダフレームの横断面図であっ
て、それぞれクランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄからの
オイルがドレーンされる過程を説明するための図であ
る。エンジン稼動によって、各クランク室３ａ、３ｂ、
３ｃ、３ｄの床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄには上部該当
シリンダから落ちるオイルが集り、そのオイルは床面５
ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄに形成された傾斜状のオイル流動
面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄを伝って一方の端部に移動
し、オイルドレーン穴７ａ、７ｂ、７ｃを通ってラダフ
レームの下部に装着されたオイルパンに落下する。
る。図４は、本発明のラダフレームの横断面図であっ
て、それぞれクランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄからの
オイルがドレーンされる過程を説明するための図であ
る。エンジン稼動によって、各クランク室３ａ、３ｂ、
３ｃ、３ｄの床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄには上部該当
シリンダから落ちるオイルが集り、そのオイルは床面５
ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄに形成された傾斜状のオイル流動
面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄを伝って一方の端部に移動
し、オイルドレーン穴７ａ、７ｂ、７ｃを通ってラダフ
レームの下部に装着されたオイルパンに落下する。
【００２０】４番クランク室３ｄの床面オイルは３番ク
ランク室３ｃに連結された連結通路８を通過して３番ク
ランク室３ｃに移動してから、３番クランク室３ｃの床
面５ｃに形成されたオイルドレーン穴７ｃを通ってオイ
ルパンにドレーンされる。
ランク室３ｃに連結された連結通路８を通過して３番ク
ランク室３ｃに移動してから、３番クランク室３ｃの床
面５ｃに形成されたオイルドレーン穴７ｃを通ってオイ
ルパンにドレーンされる。
【００２１】一方で、エンジン作動時にクランク軸の回
転によってクランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄにはクラ
ンク軸の回転方向と同一の空気の流動がおこり、その空
気の流動は床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄのオイルをオイ
ル流動面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄの端部側に吹きつけ、
オイルはオイルドレーン穴７ａ、７ｂ、７ｃ、および連
結通路８を通ってより円滑にオイルパンにドレーンされ
る。
転によってクランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄにはクラ
ンク軸の回転方向と同一の空気の流動がおこり、その空
気の流動は床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄのオイルをオイ
ル流動面６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄの端部側に吹きつけ、
オイルはオイルドレーン穴７ａ、７ｂ、７ｃ、および連
結通路８を通ってより円滑にオイルパンにドレーンされ
る。
【００２２】各クランク室３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄの床
面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄにはオイルドレーン穴７ａ、
７ｂ、７ｃ以外の開口部がないため、エンジン作動中に
発生する燃焼圧とパワートレーン系統の駆動により発生
する振動は床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄによって遮断さ
れ、ラダフレームの下部に装着されたオイルパンに直接
に伝達されないため、騷音、振動の低減に有利に作用
し、エンジンの剛性も向上する。
面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄにはオイルドレーン穴７ａ、
７ｂ、７ｃ以外の開口部がないため、エンジン作動中に
発生する燃焼圧とパワートレーン系統の駆動により発生
する振動は床面５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄによって遮断さ
れ、ラダフレームの下部に装着されたオイルパンに直接
に伝達されないため、騷音、振動の低減に有利に作用
し、エンジンの剛性も向上する。
【００２３】従来は、オイルフィルタの装着時に、先に
別の装着用ブラケット等を装着して、オイルフィルタの
装着座面を作った後にオイルフィルタを装着していたた
め、オイルフィルタ装着時に部品数および作業工数が増
加していたが、本発明ではオイル装着部１０に直接オイ
ルフィルタを装着するようになったため、部品数および
作業工数が削減できる。さらにオイル装着部１０がラダ
フレームの外枠１表面に十分な長さで形成されているた
め、オイルフィルタをより大きいものと取替える場合
や、オイルクーラの追加装着時にも、十分な空間が確保
されることにより、レイアウトの変更なしに容易に装着
できる。
別の装着用ブラケット等を装着して、オイルフィルタの
装着座面を作った後にオイルフィルタを装着していたた
め、オイルフィルタ装着時に部品数および作業工数が増
加していたが、本発明ではオイル装着部１０に直接オイ
ルフィルタを装着するようになったため、部品数および
作業工数が削減できる。さらにオイル装着部１０がラダ
フレームの外枠１表面に十分な長さで形成されているた
め、オイルフィルタをより大きいものと取替える場合
や、オイルクーラの追加装着時にも、十分な空間が確保
されることにより、レイアウトの変更なしに容易に装着
できる。
【００２４】従来、シリンダヘッドのカム軸や弁器具等
を潤滑するオイルとエンジンのベンティレーション用オ
イルが、シリンダブロックを通してラダフレームに降下
し、そのままオイルパンに落下したため、過度のエアレ
ーション（ａｅｒａｔｉｏｎ）によってオイルに空気が
混入していた。本発明では、ラダフレームに形成された
専用のドレーン通路１２ａ、１２ｂ、１２ｃを通ってオ
イルパンに落下するため、その落差の減少でエアレーシ
ョン量が減り、オイル中の空気含有量も減少するため、
オイルの性能低下も防止できる。
を潤滑するオイルとエンジンのベンティレーション用オ
イルが、シリンダブロックを通してラダフレームに降下
し、そのままオイルパンに落下したため、過度のエアレ
ーション（ａｅｒａｔｉｏｎ）によってオイルに空気が
混入していた。本発明では、ラダフレームに形成された
専用のドレーン通路１２ａ、１２ｂ、１２ｃを通ってオ
イルパンに落下するため、その落差の減少でエアレーシ
ョン量が減り、オイル中の空気含有量も減少するため、
オイルの性能低下も防止できる。
【００２５】
【発明の効果】本発明により、クランク室の底面に床面
が形成されたため、騷音および振動が減少した。また、
オイルフィルタ装着時の部品数と工程数が減少できたほ
か、オイルフィルタの大きさの拡張、およびオイルクー
ラの適用が容易になった。さらに、専用のオイルドレー
ン通路が形成されてオイルへの空気混入が減少したため
オイルの性能低下が防止できた。
が形成されたため、騷音および振動が減少した。また、
オイルフィルタ装着時の部品数と工程数が減少できたほ
か、オイルフィルタの大きさの拡張、およびオイルクー
ラの適用が容易になった。さらに、専用のオイルドレー
ン通路が形成されてオイルへの空気混入が減少したため
オイルの性能低下が防止できた。
【図１】本発明のエンジンのラダフレーム斜視図であ
る。
る。
【図２】図１に示すラダフレームの底面斜視図である。
【図３】図１に示すラダフレームのオイルフィルタに連
結されるオイル通路を示す図である。
結されるオイル通路を示す図である。
【図４】図１に示すラダフレームの横断面図である。
１ 外枠
１ａ、１ｂ 前後外側壁
２ａ、２ｂ、２ｃ 隔璧
３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄ クランク室
４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅ 軸受装着部
５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄ 床面
６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄ オイル流動面
７ａ、７ｂ、７ｃ オイルドレーン穴
８ 連結通路
９ オイルパン装着面
１０ オイルフィルタ装着部
１１ａ、１１ｂ オイル通路
１２ａ、１２ｂ、１２ｃ ドレーン通路
Claims (5)
- 【請求項１】 外枠の内部で複数の隔璧により分割され
た空間に形成されるクランク室と、 前記外枠と隔璧にそれぞれ凹状に形成された軸受装着部
と、 前記クランク室の底面に形成された床面、および前記床
面の一側にクランク軸の回転方向に沿って下向する傾斜
が形成されたオイル流動面と、 を含むことを特徴 とするエンジンのラダフレーム。 - 【請求項２】 前記オイル流動面の少なくとも１つ以上
には、オイルパンと連通するオイルドレーン穴が削成さ
れたことを特徴とする請求項１に記載のエンジンのラダ
フレーム。 - 【請求項３】 前記クランク室を形成する隔璧中の１つ
以上には、部材を貫通する連結通路が形成されて隣接し
た床面が相互連通されることを特徴とする請求項１に記
載のエンジンのラダフレーム。 - 【請求項４】 前記外枠の一側には所定の長さで突出し
たオイルフィルタ装着部が形成され、該オイルフィルタ
装着部にはオイルフィルタにオイルが出入できるオイル
通路が備えられたことを特徴とする請求項１に記載のエ
ンジンのラダフレーム。 - 【請求項５】 前記クランク室を形成する隔璧の少なく
とも１か所以上には、シリンダヘッドから流入するオイ
ル用ドレーン通路が形成され、前記外枠にはエンジンの
ベンティレーション時に流入するオイル用ドレーン通路
が形成されることを特徴とする請求項１に記載のエンジ
ンのラダフレーム。
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