JP2003072615A - 二輪車両のシート保持構造及び二輪車両 - Google Patents

二輪車両のシート保持構造及び二輪車両

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JP2003072615A
JP2003072615A JP2001268114A JP2001268114A JP2003072615A JP 2003072615 A JP2003072615 A JP 2003072615A JP 2001268114 A JP2001268114 A JP 2001268114A JP 2001268114 A JP2001268114 A JP 2001268114A JP 2003072615 A JP2003072615 A JP 2003072615A
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seat
wheeled vehicle
vehicle
wheel
present
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JP2001268114A
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Seiichi Kurohori
誠一 黒堀
Hiromi Furuhashi
宏美 古橋
Yutaka Murata
裕 村田
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Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 シート334を所定高さで水平回転可能
に保持するシート保持機構351をシート334側に備
えた。 【効果】 例えば、シートを所定高さに合わせて水平回
転可能にし、また、シートを別の高さに合わせて固定す
るようにすれば、走行時にシートを固定することで乗車
状態を確保することができ、走行しないときにシートを
所定高さに合せることでシートを水平回転を可能にする
ことができて椅子として利用可能になり、新たな商品魅
力につなげることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たな付加価値・
商品魅力を得るのに好適な二輪車両のシート保持構造及
び二輪車両に関する。
【0002】
【従来の技術】折り畳むことができる二輪車両として
は、例えば、特開平11−20767号公報「折り畳み
自転車」が知られている。上記公報の図1には、ヘッド
パイプ6の上方でハンドルポスト4を前方下方へ折り畳
み、フロントフレーム7の前端に取付けたヘッドパイプ
6、フロントフォーク3、前輪1、及びハンドルポスト
4を共にメインフレーム9の前端で後方へ折り畳み、サ
ドル15を取付けたサドルポストインナ14をサドルポ
ストアウタ12に挿入し、後輪2を取付けたリヤフォー
ク10をメインフレーム9の後端で前方へ折り畳むこと
ができる折り畳み自転車が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、自転車のシート
は、上下動可能に構成されているだけであり、とりたて
て商品魅力になるような配慮はされていない。上記した
折り畳み自転車においても、中央のメインフレーム9に
対して、前輪1側と、サドルポストアウタ12と、後輪
2側とをコンパクトに折り畳むことができるが、折り畳
んだ状態では、その折り畳み自転車自体を何も利用する
ことができない。このように、自転車や二輪車、又は折
り畳み自転車に何か付加価値を与えることができれば、
新たな商品魅力につながる。
【0004】そこで、本発明の目的は、二輪車両のシー
ト保持構造及び二輪車両を改良することで、二輪車両に
新たな付加価値・商品魅力を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、シートポストにシートを保持するととも
にシートの上下位置を変更可能な車両のシート保持構造
において、シートを所定高さで水平回転可能に保持する
シート保持機構を備えたことを特徴とする。
【0006】例えば、シートを所定高さに合わせて水平
回転可能にし、また、シートを別の高さに合わせて固定
するようにすれば、走行時にシートを固定することで乗
車状態を確保することができ、走行しないときにシート
を所定高さに合せることでシートを水平回転を可能にす
ることができて椅子として利用可能になり、新たな商品
魅力につなげることができる。
【0007】請求項2は、シート保持機構に、シートポ
ストへのシートの保持を速やかに解除するクイックリリ
ース機構を付設したものであり、走行時のシート高さに
おいては、シートポストに設けた水平溝に、クイックリ
リース機構を構成するボルトを嵌合させてシートポスト
にシートを回転不能に固定し、所定高さにおいては、シ
ートポストの外周に設けた環状溝にボルトを嵌合させて
シートポストにシートを回転可能に保持することを特徴
とする。
【0008】クイックリリース機構により、シートの上
下位置の変更が容易になると共に、簡単な構造でシート
を回転可能に保持したり固定したりすることができる。
【0009】請求項3は、シート保持機構に、シートの
所定高さを検出する検出手段を備えると共に、この検出
手段がシートの所定高さを検出しているときに発する検
出信号に基づいて車両を駆動不可状態に制御する制御手
段を備えることを特徴とする。従って、シートを椅子と
して利用可能な状態では、車両の駆動を禁止することが
できる。
【0010】請求項4は、シート保持構造を備える車両
を、車体を折り畳み可能にしたものであり、折り畳んだ
後は四輪車両に搭載することを特徴とする。
【0011】四輪車両に搭載した後に、四輪車両内にお
いてシートポストに水平回転可能に取付けて椅子として
利用することができ、車載用二輪車両としての付加価値
を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る折り畳み二輪車両の斜
視図であり、折り畳み二輪車両10(以下「二輪車両1
0」と記す。)は、一部を折り畳んで外形寸法を小さく
し、例えば四輪車両等に積載することができる折り畳み
式の車両である。
【0013】この二輪車両10では、前輪11及び後輪
12を矢印,の向きにそれぞれ移動、即ち折り畳
み、シート13を前方(矢印の向き)に移動させ、後
部に取付けたライセンスナンバープレート14(以下で
は単に「ナンバープレート14」と記す。)の幅B内に
入るように突出部分、例えば運転者の足載せとするステ
ップ15,16(奥側のステップ16は不図示)、ハン
ドル17,18及びバックミラー21,22をそれぞれ
矢印〜の向きに折り畳み、更にハンドル17,18
を支持するハンドルポスト23を車体後方(矢印の向
き)に折り畳むことができる。
【0014】ここで、24は後輪12に内蔵した後述す
る電動モータを低速で作動させて前後輪11,12を折
り畳む、又は前後輪11,12を折り畳んだ状態から元
の走行時の位置に戻す(この動作を以降は「前後輪1
1,12を広げる」と表現する。)ためにハンドル18
に設けたモータ作動スイッチ(折り畳みスイッチ)であ
り、このモータ作動スイッチ24の図示せぬ可動部を
「畳む」と記載した側へ倒せば、前後輪11,12を折
り畳むことができ、「広げる」と記載した側へ倒せば、
前後輪11,12を広げることができる。
【0015】図2は本発明に係る二輪車両の側面図であ
り、二輪車両10は、車体フレーム25の前端にヘッド
パイプ26を取付け、このヘッドパイプ26にハンドル
軸27を回転可能に取付け、このハンドル軸27の上端
に上部アーム28を取付け、この上部アーム28にハン
ドルポスト23を車体前後方向に揺動可能に取付け、こ
のハンドルポスト23の上部に左右一対のハンドル1
7,18(奥側のハンドル18はアクセルでもあり図1
参照)を左右方向内側に折り畳み自在に取付け、ハンド
ル17,18のそれぞれの先端にそれぞれバックミラー
21,22(奥側のバックミラー22は不図示)をハン
ドルの軸を中心にして前後方向に回転可能に取付け、ハ
ンドル軸27の下端に下部アーム36を取付け、この下
部アーム36の後部に前輪11を左側から片持ちするフ
ロントスイングアーム37を揺動可能に取付け、このフ
ロントスイングアーム37の端部に前輪11を回転可能
に取付け、この前輪11の上部をスイングアーム37に
取付けたフロントフェンダ38で覆ったものである。
【0016】また、二輪車両10は、車体フレーム25
の下部に左右一対のアンダーフレーム39を取付け、そ
の上に左右一対のバッテリ41を取付け、車体フレーム
25の後部に後輪支持部材としてのリヤスイングアーム
42をスイング可能に取付け、このリヤスイングアーム
42の端部に後輪12を回転可能に取付け、この後輪1
2の上部をリヤフェンダ43で覆い、車体フレーム25
の後部からシートポスト44を立ち上げ、このシートポ
スト44の上端にシートフレーム45及び左右一対のシ
ートレール46を取付け、このシートレール46にシー
ト13を車体前後方向にスライド可能に取付け、このシ
ート13の後部にテールランプ47を一体に取付け、こ
のテールランプ47の下部にブラケット48を介してナ
ンバープレート14を取付け、車体フレーム25の下部
で、左側のアンダーフレーム39にスタンド51を上下
回転可能に取付け、車体フレーム25の左右両側部下部
にフロア状のステップ15,16(奥側のステップ16
は不図示)を上方へ回転可能に取付けたことを示す。
【0017】ここで、57はフロントスイングアーム3
7のためのフロントスイング軸、58はリヤスイングア
ーム42のためのリヤスイング軸、61はヘッドラン
プ、62はフロントカバー、63,64は車体左右割り
のサイドカバー(奥側のサイドカバー64は不図示)
で、左右を合せた状態では、シート下のシートレール4
6間に開口部が形成され、その開口部内の左右サイドカ
バー間で、ヘルメット又は物入れスペーサを形成する。
66はシートレール46の下方にシートレールに引っか
けて設けた小物収納用の収納ネット、67はシートポス
ト44に取付けたコントロールユニットである。
【0018】後輪12は、ホイール68内にバッテリ4
1とコントロールユニット67で駆動する後述の電動モ
ータを内蔵したホイールインモータ式の車輪である。シ
ート13は、図の乗車位置から車体後方へスライドさせ
ることで収納ネット66の上方を開口させ、前述の開口
部から収納ネット66内への小物等の出入れを可能にす
る。
【0019】以上に述べた二輪車両10の折り畳みの作
用を簡単に説明する。図3は本発明に係る二輪車両の折
り畳みを説明する作用図であり、図1に示した矢印〜
に対応させて順に説明する。 1)図2に示した状態で、まず前輪11のブレーキを掛
け、前輪11をロックさせた上で後輪12の電動モータ
を作動させる為のスイッチを投入する。即ち、後輪12
を走行時と同じ回転方向(正転方向である。)に回転さ
せ、これにより、図3において、後輪12が前輪11に
近づくために、前輪11側のフロントスイングアーム3
7及び後輪12側のリヤスイングアーム42は、それぞ
れフロントスイング軸57、リヤスイング軸58を中心
にして矢印,の向きにスイングする。前述のスイッ
チが投入されると、コントロールユニットは後述する手
順で、前後輪のロック機構を解除してからモータを駆動
させる。
【0020】2)の如く、ハンドル17,18(奥側
のハンドル18は不図示)を内側に折り畳み、バックミ
ラー21,22(奥側のバックミラー22は不図示)を
矢印のように折り畳み、ハンドルポスト23を矢印
のように車体後方へ倒し、ハンドル17,18及びバッ
クミラー21,22を前記開口部を通して車体内に収納
する。この際、収納ネット66とハンドル17,18は
干渉しないので、荷物を入れたままでも折り畳みが可能
である。
【0021】3)矢印のように、シート13を前方へ
移動させる。 4)ステップ15,16(奥側のステップ16は不図
示)を矢印のように上方へ跳ね上げる。
【0022】これで二輪車両10の折り畳みは完了であ
る。なお、折り畳み順は、上記したものに限らず、例え
ば、シート13を前方へ移動した後に、折り畳んだハン
ドル17,18と共にハンドルポスト23を後方へ倒し
てもよい。前輪11及び後輪12の折り畳みによって車
体の最低地上高が図2に示した走行時の最低地上高より
も高くなるため、スタンド51を図2に示した位置から
更に下方へスイングさせた位置に固定する。二輪車両1
0を折り畳んだ状態では、二輪車両10は、左右に偏平
な略直方体形状となり、原付のナンバープレート170
mmの巾と略同等の巾になる。これによれば、四輪車両
の構成部材、特に外板の中に収納が容易となり、四輪車
体の補強及び二輪車両の搭載の両立が可能となる。
【0023】図4は本発明に係る二輪車両を四輪車両に
搭載した状態を示す斜視図であり、四輪車両70の車体
を構成するサイドボデー71に取付けたドア72内に二
輪車両10を収納した状態を示す。二輪車両10は、前
述したように、ナンバープレートの幅内に車幅が収まる
ように各部を折り畳んだものであるから、収納するスペ
ースの幅を小さくすることができ、ドア72を薄くする
ことができるから、四輪車両70の車室スペースを十分
に確保することができる。
【0024】四輪車両70は、車体構成部材としてのパ
イプ材にて外形のみを構成したドア72及び車体構成部
材としての側壁73,74に、内部を透視可能な透明又
は半透明な外パネル材(ガラス等)としてのアウタパネ
ル76,77,78を備えたものであるため、四輪車両
70に搭載した二輪車両10が外部から目視可能にな
り、折り畳んだ二輪車両10を搭載していることが一見
してわかる四輪車両70が特徴のあるデザインとなり、
商品魅力を向上させることができる上、積みおろし忘れ
などの心配もない。
【0025】また、四輪車両70は側壁74の下部スペ
ースSに車載用発電機301を配置したものであり、こ
の車載用発電機301は、水冷4サイクルエンジン一体
型でスタータを内蔵した多極オルタネータであり、詳細
は後述する。
【0026】図5は本発明に係る四輪車両に搭載した2
種の二輪車両を示す斜視図であり、四輪車両70の左側
のドア72内に二輪車両10を収納し、右側のドア79
内に折り畳み二輪車両80(以下単に「二輪車両80」
と記す。)を収納した状態を示す。二輪車両80につい
ては、後で詳述する。このように、四輪車両10には、
複数の二輪車両10,80をドア72,79、あるいは
他の車体構成部材に配置することができる。
【0027】図4に示した二輪車両の四輪車両に対する
積み降ろしの作用を図6〜図8で説明する。図6
(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの
作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)であ
り、二輪車両を降ろす場合を示す。(a)において、ま
ず、ドア72を開け、所定角度(約85゜)開いた位置
でドアが動かないように図示せぬドア固定機構で固定す
る。ドア72は、二輪車両10を水平にスライドさせる
スライド装置81及び二輪車両10を昇降させる昇降装
置82を備える。
【0028】(b)において、スライド装置81のスラ
イドロックを外し、二輪車両10をスライド装置81に
よって後述する押え部材を引っぱって、ドア72の内側
から外側へ引出す。スライド装置81は、ドア72の下
部に設けたレール部材83と、このレール部材83にス
ライド可能に取付けるとともに二輪車両10を載せるス
ライド板84と、このスライド板84の端部上部に脱着
可能に取付けるとともに二輪車両10の後部を押える押
え部材85とからなる。押え部材85は、二輪車両10
に設けた金属部材(ナンバープレート14でも可)又は
磁石と吸着するマグネット85aを備える。
【0029】図7(a),(b)は本発明に係る二輪車
両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作
用図(後半)であり、二輪車両を降ろす場合を示す。
(a)において、ドア72に設けた昇降装置82を四輪
車両のメーター廻りに設けたスイッチを操作し(ドア内
側にスイッチを設けても良い)、レール部材83を下降
させることで、スライド板84に載せた二輪車両10を
下降させ、スライド板84から押え部材85(図6
(b)参照)を取外す。
【0030】昇降装置82は、レール部材83に取付け
たリンク86・・・(・・・は複数個を表わす。以下同様。)
からなる平行リンク87と、この平行リンク87を駆動
する駆動装置88と、平行リンク87へ作用する下方へ
の力を軽減するためにドア72の下端及びレール部材8
3に渡したガスダンパースプリング91とからなる。な
お、92は、二輪車両10の前輪11を押えて前方へ移
動しないようにスライド板84の前部に取付けたストッ
パ部材である。10aは押え部材85が吸着する二輪車
両10側に設けたマグネットである。これにより出し入
れが一層容易に行える。
【0031】(b)において、二輪車両10のスタンド
(不図示)を出し、二輪車両10をスライド板84から
下ろして自立させる。これで、四輪車両70から二輪車
両10を降ろす作業が完了する。また、四輪車両70に
二輪車両10を積むには、以上説明したのとは逆に行え
ばよい。
【0032】このように、ドア72にスライド装置81
及び昇降装置82を設けたことで、四輪車両70に対す
る二輪車両10の積み降ろし作業を容易に且つ迅速に行
うことができる。
【0033】図8は本発明に係る四輪車両のドアに設け
た昇降装置を示す斜視図であり、昇降装置82の駆動装
置88は、動力源となる電動モータ88aと、この電動
モータ88aの出力軸に連結した第1ウォームギヤ88
bと、この第1ウォームギヤ88bに噛み合う第2ウォ
ームギヤ88cと、この第2ウォームギヤ88cに一体
的に取付けるとともにドア72内に両端を回転可能に取
付けた第1シャフト88dと、この第1シャフト88d
に取付けたドライブギヤ88eと、このドライブギヤ8
8eに噛み合う扇状のドリブンギヤ88fと、このドリ
ブンギヤ88fに取付けるとともにリンク86,86を
一体的に取付け、しかも両端をドア72内のフレーム8
8g,88gに回転可能に取付けた第2シャフト88h
と、前述の電動モータ88aの回転方向を切換える、即
ち、レール部材83の昇降を切換える昇降切換スイッチ
88j(四輪車両のメータパネル近傍、又はドアの内側
に設けられる)とからなる。なお、88m,88nは可
動接点、88p,88q,88rは固定接点、88tは
バッテリである。第1・第2ギヤをウォームギヤとした
ので、電動モータに通電していなくても昇降装置82の
位置を保持できる。
【0034】例えば、可動接点88mを固定接点88p
に接続し、可動接点88nを固定接点88qに接続した
ときにバッテリ88tから電動モータ88aへの通電に
よってレール部材83が下降するとすれば、可動接点8
8mを固定接点88qに接続し、可動接点88nを固定
接点88rに接続したときにバッテリ88tから電動モ
ータ88aへの通電によってレール部材83は上昇す
る。
【0035】図9(a),(b)は本発明に係る二輪車
両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明す
る作用図(前半)であり、二輪車両を積む場合を示す。
(a)において、四輪車両のドア94を開け、このドア
94内からレール部材95を外部に引出して、レール部
材95をドア94と地面とに掛け渡す。このように、ド
ア94は、引出し可能で、二輪車両10の積み降ろし時
に地面とドア94とに掛け渡すことのできるレール部材
95を備える。
【0036】(b)において、台車96に二輪車両10
を載せ、この台車96を矢印のようにレール部材95に
沿わせて押上げる。予め台車96をレール部材95に設
置して、そのレール部材95上に二輪車両10を載せて
も良い。台車96は、二輪車両10を載せる載置部97
と、二輪車両10の後輪12を押えるために載置部97
の後部に設けた後部ストッパ98と、載置部97の後端
側部から立ち上げた取っ手101と、レール部材95上
を転がるように載置部97の下面に設けた図示せぬ複数
のローラとからなる。
【0037】図10(a),(b)は本発明に係る二輪
車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明
する作用図(後半)であり、二輪車両を積む場合を示
す。(a)において、台車96を取っ手101を掴んで
レール部材95上を押上げ、矢印のように台車96ごと
二輪車両10をドア94内に押入れる。
【0038】(b)は台車96に載せた二輪車両10を
ドア94内に収めた状態を示す。このとき、ドア94内
を台車96及び二輪車両10が移動しないように図示せ
ぬロック機構で固定する。これで、二輪車両10を四輪
車両70に積む作業が完了する。本例では、左側ドア内
に二輪車両を搭載したが、これに限らず右側のドアや後
側のドアにも同様に適用できることは言うまでもなく、
ドアは外へ開く以外に車室内に開くタイプでも良い。そ
の場合、一旦車室へラダーレールを使って二輪車両を搭
載してからドア内へ収納するので、ドア内に昇降機構が
不要となり、軽量なドアとすることができる。
【0039】以上の図1及び図4で説明したように、本
発明は第1に、ナンバープレート14の幅B内に折り畳
み可能にした二輪車両10を、四輪車両70のドア7
2、側壁73,74、後壁75に収納可能にしたことを
特徴とする。
【0040】二輪車両10の車幅がナンバープレートの
幅Bと同等、又は幅B内に収まるため、二輪車両10を
四輪車両70に搭載するときの収納スペースを小さくす
ることができ、四輪車両70の車室スペースを十分に確
保することができ、また、二輪車両10の四輪車両70
への搭載作業を容易に行うことができる。
【0041】本発明は第2に、図1及び図3で説明した
ように、二輪車両10を、車体の前部にハンドルポスト
23を車体前後方向に折り畳み可能に取付け、このハン
ドルポスト23にハンドル17,18を車幅方向に折り
畳み可能に取付け、車体の側部下部にステップ15,1
6を車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体に、前輪1
1を支持するフロントスイングアーム37を車体後方へ
スイング可能に取付け、車体に、後輪12を支持するリ
ヤスイングアーム42を車体前方へスイング可能に取付
けることで、略直方体となるようにしたことを特徴とす
る。
【0042】ハンドルポスト23、ハンドル17,1
8、ステップ15,16及び前後輪11,12を折り畳
んで二輪車両10を略直方体にすることで、四輪車両7
0(図4参照)側に設けた二輪車両10の収納スペース
を略直方体とすればよく、収納スペースの設計自由度を
増すことができる。
【0043】本発明は第3に、図1及び後で説明する図
37において、ハンドル17,18の端部にバックミラ
ー21,22を備えると共に、これらのバックミラー2
1,22を、ハンドル17,18の折り畳み時における
ハンドル17,18の車幅方向の間隔とほぼ同一になる
ようにハンドル17,18に回転可能に取付けたことを
特徴とする。
【0044】ハンドル17,18の端部に備えたバック
ミラー21,22をハンドル17,18に回転可能に取
付けたことで、ハンドル17,18部分をより一層コン
パクトに折り畳むことができる。
【0045】本発明は第4に、図4で説明したように、
四輪車両70の車体構成部材を、側壁73,74又は後
壁75としたことを特徴とする。二輪車両10を収納す
る車体構成部材を四輪車両70の側壁73,74又は後
壁75とすることで、二輪車両10を側壁73,74又
は後壁75の強度メンバとして構成することができ、ま
た、幅の小さな二輪車両10を側壁73,74又は後壁
75内に収納することで、例えば、車室内の一部に収納
するのに比べてまとまった大きな車室スペースを形成す
ることができ、車室スペースをより有効に利用すること
ができる。
【0046】本発明は第5に、図4に示したように、四
輪車両70のドア72、側壁73,74、後壁75の少
なくとも1ヶ所に、内部を透視可能なアウタパネル7
6,77,78を備えることを特徴とする。四輪車両7
0に搭載した二輪車両10が外部から目視可能になり、
折り畳んだ二輪車両10を搭載していることが一見して
わかる四輪車両70が特徴のあるデザインとなり、商品
魅力を向上させることができる。
【0047】本発明は第6に、図4〜図7で説明したよ
うに、四輪車両70の車体構成部材をドア72としたこ
とを特徴とする。例えばドア72を開けて、ドア72の
端からドア72内に二輪車両10を収納するようにすれ
ば、二輪車両10の搭載作業を容易に行うことができ
る。
【0048】本発明は第7に、図9及び図10で説明し
たように、ドア94に、引出し可能で、二輪車両10の
搭載時に地面とドア94とに掛け渡すことのできるレー
ル部材95を備えることを特徴とする。レール部材95
の上を二輪車両10を移動させるようにすれば、二輪車
両10の搭載を容易に行うことができる。
【0049】図11は本発明に係る二輪車両のホイール
構造を示す分解斜視図であり、後輪12のホイール68
を示す。後輪12のホイール68は、リヤスイングアー
ム42側に設けた図示せぬ回転センサにより検出される
センサ用磁石リング106と、複数の永久磁石107,
108を磁性体リング111の内側に交互に並べた回転
磁石体112と、この回転磁石体112をホイール68
内に固定するための固定用リング113とを備え、リヤ
スイングアーム42は、ステータコイルを一体に支持す
るステータ115を備える。
【0050】センサ用リング106は、ホイール68の
回転数を検出するためのものである。これらの回転磁石
体112及びステータ115は、三相のブラシレス電動
モータ116を構成する部材である。なお、117は後
輪12の車軸である。
【0051】図12は本発明に係る二輪車両のホイール
構造を示す断面図(分解図)であり、ホイール68は、
車軸117を受けるハブ部121と、このハブ部121
から径外方に広がるディスク部122と、このディスク
部122の外周に設けたリム部123とからなり、この
リム部123にタイヤ124を装着した部材である。デ
ィスク部122は、リヤスイングアーム42に面する側
にドラムブレーキ126を構成するドラム127を一体
成形した部分である。なお、128は後述するブレーキ
シューが当接する耐摩耗性を高めるためにドラム127
の内側にインサート成形した鋳鉄製ライナ、131は回
転磁石体112を嵌めるためにリム部123の内面に設
けた磁石体嵌合部、132は固定用リング113を嵌め
る環状溝、133・・・は回転磁石体112の回転方向の
位置決めを行うための120゜ごと3本の位置決めピン
である。
【0052】リヤスイングアーム42は、車軸117の
周囲に凸部135を設け、この凸部135にステータ1
15をボルト137・・・で取付け、また、凸部135で
ブレーキパネル(ドラムブレーキ126の構成品であ
る。)を兼ねる部材である。即ち、凸部135は、ドラ
ム127の鋳鉄製ライナ128の内周面に当てるブレー
キシュー(不図示)のスイング軸となるブレーキシュー
軸138,138(一方のブレーキシュー軸138は不
図示)と、ブレーキシューをドラム側に移動させるカム
141を一端に形成するとともに他端にブレーキ操作に
伴ってスイングするアーム部材142を一体的に取付け
たカム軸143とを取付けた部分である。
【0053】図13は本発明に係る二輪車両のホイール
構造を示す断面図であり、リヤスイングアーム42の凸
部135に車軸117、電動モータ116のステータ1
15、ドラムブレーキ126のブレーキシュー軸13
8,138(一方の符号138は不図示)及びカム軸1
43を取付け、車軸117にベアリング145,146
を介してホイール68を回転可能に取付け、このホイー
ル68のディスク部122にドラムブレーキ126のド
ラム127を一体成形するとともにセンサ用リング10
6をボルト147・・・で取付け、リム部123の内周面
に回転磁石体112を取付けた状態を示す。なお、14
8はカラー、151,152はダストシール、153は
ワッシャ、154はナット、155はアーム部材142
のリターンスプリング、156はタイヤの空気バルブで
ある。
【0054】上記したホイール68は、ホイール68を
駆動する電動モータ116を内蔵するとともに、この電
動モータ116の径方向内側にホイール68を制動する
ドラムブレーキ126を配置したものであるから、電動
モータ116とドラムブレーキ126とを同心円状に配
置することができ、ホイール68の幅を小さくして小型
で且つコンパクトなホイール68とすることができる上
に、モータの熱の影響をドラムブレーキが受けることな
く、制動の性能を維持できる。このようなホイール構造
は、前輪11(図2参照)に採用してもよい。
【0055】また、電動モータ116及びドラムブレー
キ126は、ホイール68のディスク部122の同じ側
に設けたものであるから、ホイール68への電動モータ
116及びドラムブレーキ126の組付性、電動モータ
116及びドラムブレーキ126のメンテナンス性を向
上させることができる。
【0056】更に、ホイール68を回転可能に支持する
後輪支持部材としてのリヤスイングアーム42は、ドラ
ムブレーキ126のブレーキパネルを兼ねるとともに電
動モータ126のステータ115を取付けたものである
から、ステータの取付部材、ブレーキパネルを特別に設
けるのに比べて部品数を減らすことができ、また、生産
時にリヤスイングアーム42にドラムブレーキ126の
部品(ブレーキシュー軸138、ブレーキシュー、カム
軸143、アーム部142等である。)やステータ11
5を小組みしておくことができ、また、別に、ホイール
68にセンサ用リング106、回転磁石体112を小組
みしておくことができ、小組みしておいたリヤスイング
アーム42に、小組みしておいたホイール68を取付け
るようにすれば、生産性を高めることができる。
【0057】また更に、ホイール68に回転磁石体11
2を備えることで、例えば、ステータをホイール側に備
えるのに比べて、本発明では、ステータ115に通電す
るためのスリップリング機構等が不要になり、構造が簡
単になる。また、回転磁石体112を、磁性体リング1
11と、この磁性体リング111に固定した永久磁石1
07・・・,108・・・とから構成したことで、予め永久磁
石107・・・,108・・・を固定した磁性体リング111
をホイール68に取付けることができ、例えば、ホイー
ルに直接に永久磁石を取付けるよりも組付性を向上させ
ることができる。
【0058】図14は本発明に係る二輪車両の前輪側の
要部斜視図であり、ハンドル軸27の下部に下部アーム
36を取付け、この下部アーム36にフロントスイング
軸57を介してフロントスイングアーム37を取付け、
このフロントスイングアーム37の上部に窓部158を
設け、この窓部158に挿入する突出片161を下部ア
ーム36の下面に設けたことを示す。なお、162,1
62はブレーキシュー軸138にカム軸143によりそ
れぞれスイング可能に取付けたブレーキシューである。
【0059】図15は本発明に係る二輪車両のフロント
スイングアームを説明する斜視図であり、フロントスイ
ングアーム37の上部に、フロントスイングアーム37
のスイングをロックするスイングアームロック機構16
4を設けたことを示す。スイングアームロック機構16
4は、アームロックピン165と、このアームロックピ
ン165の端部に連結したケーブル166とを備える。
【0060】図16(a),(b)は本発明に係るフロ
ントスイングアームのスイングアームロック機構を説明
する断面図であり、(a)は図13のa−a線断面図、
(b)は(a)のb矢視図である。(a)において、ス
イングアームロック機構164は、前述のアームロック
ピン165と、ケーブル166と、窓部158から挿入
するとともにアームロックピン165の先端が結合する
前述の突出片161と、アームロックピン165を先端
側に押出すスプリング167とからなる。なお、168
はケーブル166に移動可能に挿入したワイヤ、171
はワイヤ168の先端に取付けることでアームロックピ
ン165に連結させるためのワイヤ端部材である。
【0061】突出片161は、アームロックピン165
が貫通する貫通穴161aを設けたピン貫通部材161
bと、アームロックピン165の先端位置を規制するス
トッパ部材161cとを隙間を開けて二枚重ねにした部
材である。なお、161dはピン貫通部材161bの先
端に形成した湾曲部である。アームロックピン165
は、中間部に設けた鍔部165aと、先端部に形成した
テーパ部165bとを備える。
【0062】(b)において、173はアームロックピ
ン165aと一体に設けた検知片であり、174はアー
ムロックピン165が軸方向へ移動するのに伴う検知片
173の移動によりオンオフするロック検知スイッチで
ある。
【0063】ロック検知スイッチ174は、スイッチ本
体174aと、このスイッチ本体174aに出入りする
とともに内から外へスプリング(不図示)の弾性力で押
出したロッド174bと、このロッド174bの先端に
当てるようにしたローラ付きアーム174cとからな
り、ロッド174bを外から内へ押し込むことでオン、
内から外へ突出させることでオフになる。なお、174
dはローラ付きアーム174cのストッパとなるストッ
パピンである。
【0064】図に示したような突出片161の貫通穴1
61aにアームロックピン165が貫通した状態、即ち
ロック状態では、検知片173がローラ付きアーム17
4cを介してロッド174bを押し込むため、ロック検
知スイッチ174はオンになる。
【0065】図17は本発明に係る二輪車両の前部を示
す要部側面図であり、フロントスイングアーム37のス
イングアームロック解除機構176について説明する。
スイングアームロック解除機構176は、図16
(a),(b)に示した突出片161とアームロックピ
ン165との結合を解除することで、図16に示すフロ
ントスイングアーム37が下部アーム36に対して車体
後方へスイングすることができるようにするものであ
り、ケーブル166のワイヤ168の端部にワイヤ端部
材177を取付け、このワイヤ端部材177をソレノイ
ド式のアクチュエータ178に連結した状態を図に示
す。なお、181,182はアクチュエータ178に通
電するための導線、183はケーブル166の端部を取
付けるために車体側に設けた端部取付部材、184はフ
ロントスイングアーム37が最もスイングした(即ち、
折り畳みが完了した)ときにフロントフェンダ38又は
スイングアーム37が当接して、これを検知する前輪折
り畳み検知スイッチである。
【0066】図18は本発明に係る二輪車両の後部を示
す要部側面図であり、リヤスイングアーム42及び後輪
12を示したものである。二輪車両10の車体側には、
リヤスイング軸58の近傍に、リヤスイングアーム42
が最もスイングした(即ち、折り畳みが完了した)とき
に、リヤフェンダ43又はスイングアーム42の当接を
検知する後輪折り畳み検知スイッチ186を設けた。な
お、後輪12側についても、前輪11(図17参照)側
に設けたスイングアームロック機構164(図15参
照)及びスイングアームロック解除機構176(図17
参照)と同様の機構を備える。
【0067】以上に述べた前輪11及び後輪12の折り
畳みの作用を次に説明する。図19は本発明に係る二輪
車両の前後輪の折り畳み要領を説明するフロー図であ
る。ST××はステップ番号を示す。 ST01…ハンドルに設けた折り畳みスイッチ(ここで
は、モータ作動スイッチを、「畳む」側に倒して使用す
るという意味で、折り畳みスイッチとする。)がオンか
どうか判断する。折り畳みスイッチがオフである(N
O)場合は、再度ST01を実行する。折り畳みスイッ
チがオンである(YES)場合は、ST02に進む。
【0068】ST02…フロントブレーキレバーを握っ
て、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、
再度ST02を実行する。フロントブレーキを作動させ
た(YES)場合は、ST03に進む。
【0069】ST03…リヤブレーキレバーを握らず、
リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。リ
ヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST02
を実行する。リヤブレーキを作動させていない(YE
S)場合は、ST04に進む。
【0070】ST04…ソレノイドに通電してアクチュ
エータを作動させ、フロントスイングアーム及びリヤス
イングアームのロックを解除する。 ST05…フロントスイングアーム及びリヤスイングア
ームをロックするロックピンのロック検知スイッチがオ
フかどうか(即ち、フロントスイングアーム及びリヤス
イングアームがロックしていないかどうか)判断する。
ロック検知スイッチがオン(NO)の場合(即ち、ロッ
ク状態を検知した場合)は、再度ST05を実行する。
ロック検知スイッチがオフ(YES)の場合(即ち、ロ
ック解除を検知した場合)は、ST06に進む。
【0071】ST06…電動モータに通電し、後輪を正
転させて前後輪の折り畳みを開始する。 ST07…電動モータに通電を開始してからの経過時間
tが所定時間tstよりも小さいかどうか判断する。t
≧tstである(NO)場合は、ST09に進む。これ
は、通常なら正常に折り畳まれている時間以上たっても
折り畳みが完了しない、つまり、何らかの不具合がある
と判断し、モータの保護の為、通電をカットする目的で
ある。t<tstである(YES)場合は、ST08に
進む。
【0072】ST08…前後輪の折り畳み検知スイッチ
がオンかどうか、即ち、前後輪とも完全に折り畳まれた
かどうか判断する。前後輪の折り畳み検知スイッチがオ
フ(NO)の場合は、再度ST07を実行する。前後輪
の折り畳み検知スイッチがオン(YES)の場合は、S
T09に進む。 ST09…電動モータ及びソレノイドへの通電を停止す
る。
【0073】次に図7のフロー図に示した流れに沿って
前後輪の折り畳みの作用を説明する。まず、図1におい
て、右側のハンドル18に設けたモータ作動スイッチ2
4を「畳む」側へ倒す。
【0074】そして、右側のハンドル18に設けたフロ
ントブレーキレバー(不図示)を握ってフロントブレー
キを作動させるとともに後述するブレーキロックレバー
でフロントレバーをロックし、且つ左側のハンドル17
に設けたリヤブレーキレバー(不図示)を握らずにリヤ
ブレーキを作動させていなければ、フロントブレーキを
作動させたことをフロントブレーキ作動検知スイッチ
(不図示)で検知し、リヤブレーキを作動させていない
ことをリヤブレーキ作動検知スイッチ(不図示)で検知
して、制御装置(不図示)は、図17に示したソレノイ
ドに通電しアクチュエータ178を作動させる。
【0075】図20(a),(b)は本発明に係るスイ
ングアームロック解除機構の作用を説明する作用図であ
る。アクチュエータ178(図17参照)を作動させる
と、(a)において、アームロックピン165がワイヤ
168を介して引かれ、矢印の向きに移動するため、ア
ームロックピン165の先端が突出片161の貫通穴1
61aから外れ、フロントスイングアーム37のロック
が解除する。(b)において、アームロックピン165
が貫通穴161aから外れた時には、ロック検知スイッ
チ174のローラ付きアーム174cのローラは、検知
片173から外れるため、ロック検知スイッチ174は
オフになる。
【0076】図21(a),(b)は本発明に係る前後
輪の折り畳みの作用を説明する作用図である。(a)及
び(b)において、ロック検知スイッチ174(図16
(b)参照)がオフになると、制御装置は、電動モータ
116への通電を開始し、電動モータ116で後輪12
を低速駆動する。このときの、電動モータ116、即ち
後輪12の回転方向は正転方向(走行時の回転方向、即
ち矢印の方向)である。
【0077】これにより、後輪12は、車体前方(白抜
き矢印の向き(front)が車体前方である。)へ移
動する。この時、前輪11は制動状態にあり、車体前方
へ移動しないために、前輪11と後輪12との距離が縮
むことにより、車体に対してそれぞれロックが解除した
フロントスイングアーム37及びリヤスイングアーム4
2は各フロントスイング軸57、リヤスイング軸58を
中心にして傾き、次第に折り畳んだ状態になる。
【0078】そして、電動モータ116に通電を開始し
てから所定時間が経過するか、又は前輪折り畳み検知ス
イッチ184及び後輪折り畳み検知スイッチ186の両
方がオンになると、制御装置は、電動モータ116への
通電を停止する。以上で前後輪11,12の折り畳みが
完了する。
【0079】次に、折り畳んだ前輪11及び後輪12を
広げる作用を次に説明する。図20は本発明に係る二輪
車両の前後輪を広げる要領を説明するフロー図である。
ST××はステップ番号を示す。 ST11…ハンドルに設けた広がりスイッチ(ここで
は、モータ作動スイッチを、「広げる」側へ倒して使用
するという意味で、広がりスイッチとする。)がオンか
どうか判断する。広がりスイッチがオフである(NO)
場合は、再度ST11を実行する。広がりスイッチがオ
ンである(YES)場合は、ST12に進む。
【0080】ST12…フロントブレーキレバーを握っ
て、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、
再度ST12を実行する。フロントブレーキを作動させ
た(YES)場合は、ST13に進む。
【0081】ST13…リヤブレーキレバーを握らず、
リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。リ
ヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST12
を実行する。リヤブレーキを作動させていない(YE
S)場合は、ST14に進む。
【0082】ST14…フロントスイングアーム側及び
リヤスイングアーム側の各ロック検知スイッチがオフか
どうか判断する。ロック検知スイッチがオン(NO)の
場合は、再度ST14を実行する。ロック検知スイッチ
がオフ(YES)の場合は、ST15に進む。
【0083】ST15…電動モータに通電し、後輪を逆
転させて前後輪を広げ始める。 ST16…電動モータに通電を開始してからの経過時間
tが所定時間tstよりも小さいかどうか判断する。t
≧tstである(NO)場合は、再度ST16を実行す
る。t<tstである(YES)場合は、ST17に進
む。 ST17…電動モータへの通電を停止する。
【0084】上記したST14の状態を次図で説明す
る。図23(a),(b)は本発明に係るロック検知ス
イッチの状態を説明する作用図である。(a)におい
て、前後輪を折り畳んでいる状態では、突出片161
(図20(a)参照)が窓158の外にあるため、アー
ムロックピン165の先端位置を規制するものがなく、
アームロックピン165はスプリング167の弾性力に
よって最も図の左方に移動した状態にある。
【0085】(b)において、アームロックピン165
が最も左方に移動すると、ロック検知スイッチ174の
ローラが検知片173から外れるため、ロック検知スイ
ッチ174はオフになる。制御装置は、このオフ状態に
基づいて、図21(a),(b)において、電動モータ
116に通電を開始するので、前後輪11,12は広が
る。
【0086】次に、前後輪11,12の広がりが完了す
る直前の状態を説明する。図24(a),(b)は本発
明に係るスイングアームロック機構の作用を説明する作
用図である。(a)は、前後輪11,12(図21
(a),(b)参照)の広がりが進行し、突出片161
が矢印fのように窓158に進入して、突出片161の
湾曲部161dがアームロックピン165を矢印gの向
きに押し退けた状態を示す。
【0087】(b)は、(a)の状態から更に突出片1
61が窓158内に進入し、アームロックピン165の
先端が突出片161の貫通穴161aを貫通してストッ
パ部材161cに当たった状態、即ち、フロントスイン
グアーム37が下部アーム36に対してロックした状態
を示す。この状態になると、図23(b)に示したロッ
ク検知スイッチ174は、図16(b)に示したのと同
様にオンになり、このオン状態に基づいて図22のST
16の処理と合わせて電動モータ116(図21(b)
参照)への通電を停止する。
【0088】図25は本発明に係る前輪又は後輪のスイ
ングアームロック機構の別の実施の形態を示す断面図で
ある。スイングアームロック機構191は、フロントス
イングアーム37に設けたピン穴192に挿入したアー
ムロックピン193と、窓部158から挿入するととも
にアームロックピン193の先端部と結合する突出片1
94と、アームロックピン193を先端部側に押出すス
プリング167とからなる。アームロックピン193
は、端部に手動で引くための取っ手196を備える。こ
れによれば、単に手動で、前後のスイングアームのロッ
クを解除し、折り畳みも手動で行えるので、システムが
安価・軽量となる。
【0089】図26は本発明に係る折り畳み二輪車両の
別の実施の形態を説明する斜視図である。図1に示した
折り畳み車両10と同一構成については同一符号を付
け、詳細説明は省略する。折り畳み二輪車両80(以下
「二輪車両80」と記す。)は、一部を折り畳み、ある
いは取外して外形寸法を小さくし、例えば四輪車両等に
積載することができる折り畳み式の車両である。
【0090】この二輪車両80では、前輪11及び後輪
12を矢印,の向きにそれぞれ移動、即ち折り畳
み、後部に取付けたナンバープレート14の幅B(原寸
170mm)内に入るように、ハンドル331,332
(アクセルグリップでもある。)、バックミラー21,
22をそれぞれ矢印〜のように車幅方向の内側へ折
り畳み、ハンドルポスト333を矢印のようにハンド
ル軸27から取外して車体前部に配置し、フロア状のス
テップ15,16(奥側のステップ16は不図示)を前
述の幅B内に入るように矢印(ステップ15)のよう
に車幅方向の内側へ折り畳み、シート334を矢印の
ように取外して車体中央部に配置することができる。四
輪車両への搭載においては、ハンドルポストを取外さな
いで搭載も可能である。
【0091】図27本発明に係る二輪車両の別の実施の
形態の側面図であり、二輪車両80は、車体フレーム2
5の前端にヘッドパイプ26を取付け、このヘッドパイ
プ26にハンドル軸27を回転可能に取付け、このハン
ドル軸27の上端にハンドルポスト333をハンドルポ
スト下端に設けた後述するクイックリリース機構371
にて取付け、このハンドルポスト333の上部にハンド
ルアーム336を取付け、このハンドルアーム336に
左右一対のハンドル331,332(奥側のハンドル3
32は不図示)を折り畳み可能に取付けるとともにハン
ドルアーム336にメータユニット337を取付け、ハ
ンドル331,332の先端にそれぞれバックミラー2
1,22(奥側のバックミラー22は不図示)をハンド
ル331,332の軸を中心にして前後方向に回転可能
に取付け、車体フレーム25の後部にシートポスト33
8を取付け、このシートポスト338の上部にシート3
34を固定又は水平回転可能に取付けたものである。メ
ータユニット337については後で詳述する。なお、前
輪11及び後輪12の支持構造については二輪車両10
(図2参照)と同一である。
【0092】ここで、341は車体フレーム25の外側
に取付けたパイプフレーム、342はパイプフレーム3
41上に被せたボディカバー、343はナンバープレー
ト14を取付けるためにパイプフレーム342の後部に
折り畳み可能に取付けたブラケット、344はテールラ
ンプである。
【0093】以上に述べた二輪車両80の折り畳みの作
用を簡単に説明する。図28は本発明に係る二輪車両の
別の実施の形態の折り畳みを説明する作用図であり、図
27に示した矢印〜に対応させて順に説明する。 1)まず、二輪車両10(図2参照)の場合と同様に、
前後輪11,12を矢印,のように折り畳む。
【0094】2)図26において、ハンドル331,3
32をそれらの軸を中心にして回転させてハンドルアー
ム336(図28参照)側とのロックを解除し、ハンド
ル331,332をハンドルアーム336側から引き出
して車幅方向の内側に折り畳む。また、バックミラー2
1,22をハンドル331,332の軸回りに回転させ
て、折り畳んだ左右のハンドル331,332の間隔と
ほぼ同等にする。 3)図29に戻って、ハンドルポスト333をクイック
リリース機構371を操作してハンドル軸27から矢印
のように取外し、図のように車体前部に設けたハンド
ル立て345に立てる。(尚、4輪車両への搭載におい
ては、この3)は省略してもよい。)
【0095】4)左右のステップ15,16(符号16
は不図示)を矢印(ステップ15側)のように上方へ
跳ね上げて折り畳む。 5)シートポスト338からシート334を矢印のよ
うに上方に外し、車体中央部に載せる。二輪車両80を
折り畳んだ状態では、二輪車両80は、左右に偏平な略
直方体形状となる。
【0096】図29(a),(b)は本発明に係る二輪
車両の別の実施の形態の積み降ろしの作用及びそのため
の構成を説明する作用図(前半)であり、二輪車両を降
ろす場合を示す。(a)は、ドア79内に二輪車両80
を収納した状態を示す。(b)におて、まずドア79を
開け、所定角度開いた位置でドアが動かないように図示
せぬドア固定機構で固定する。ドア79は、スライド装
置81及び昇降装置82を備える。
【0097】図30(a),(b)は本発明に係る二輪
車両の別の実施の形態の積み降ろしの作用及びそのため
の構成を説明する作用図(後半)であり、二輪車両を降
ろす場合を示す。(a)において、スライド装置81の
スライドロックを外し、二輪車両80をスライド板84
に載せたままスライド装置81によってドア79の内側
から外側へ引出す。
【0098】(b)において、昇降装置82を作動さ
せ、レール部材83を下降させることで、スライド板8
4に載せた二輪車両80を下降させ、スライド板84か
ら押え部材85を取外す。そして、二輪車両80のスタ
ンド(不図示)を上げ、二輪車両80をスライド板84
から下ろす。これで、四輪車両70から二輪車両80を
降ろす作業が完了する。また、四輪車両70に二輪車両
80を積むには、以上説明したのとは逆に行えばよい。
【0099】図31は本発明に係る二輪車両の別の実施
の形態のシート及びシートポスト上部の断面図であり、
シートポスト338の上部に、シートポスト338の外
径よりもわずかに小さい外径を有する円柱状のシート支
持部材346を設け、このシート支持部材346にシー
トと一体に設けられるパイプ部材347を嵌め、このパ
イプ部材347にプレート部材348を介してシート3
34を取付け、前述のパイプ部材347の下部外周にク
イックリリース(quick release)機構付
きのシート保持機構351を取付けたことを示す。な
お、353はシートクッション、354は底板、35
5,355はプレート部材348にシート334を取付
けるためのナットである。
【0100】シート支持部材346は、下部に真直で水
平に形成した水平溝346aを設け、上部に全周に亘っ
て設けた環状溝346bを設けたものである。水平溝3
46aは、その上下に複数個設けてシート高さを調整可
能に構成することもできる。356は、シートポスト3
38の上部に取付けた検出手段としてのシート移動検知
スイッチであり、シート334側のパイプ部材347に
取付けた検出手段としての検知片356aによって先端
を押された状態にある。この状態からシート334を上
方に移動させたときに、シート移動検知スイッチ356
は、例えばオンになり、図示せぬ制御装置へ信号を発す
る。水平溝346aが複数設けられる時は、そのストロ
ーク分だけストローク可能なストローク部材をスイッチ
側に、若しくは、検知片356a側に設ければよい。
【0101】図32は本発明に係るシート保持機構を取
付けたシート下部の側面図であり、シート保持機構35
1は、シートポスト338の外周面に固定したベース部
材357,358と、ベース部材357の壁部357
a,357bに回転可能に貫通させたピン361と、こ
のピン361の両端に一体的に取付けたレバー362
と、ピン361の中間部に一端を揺動可能に取付けると
ともに他端におねじを形成した保持ボルト363と、こ
の保持ボルト363のおねじにねじ結合させるナット3
64と、このナット364に被せたナットカバー366
と、保持ボルト363をパイプ部材347の軸心側へ寄
せておくためのねじりばね367とからなる。
【0102】図33は図31の33−33線断面図であ
り、ベース部材358は、保持ボルト363を通す切欠
き部358aを備える。ピン361は、ベース部材35
7で回転可能に支持した大径部361aと、この大径部
361aの軸心361bから偏心量eだけ偏心させた軸
心361cを有する小径部361dとからなり、この小
径部361dは、保持ボルト363を回転可能に取付け
たものである。なお、358bはナット364に接する
ベース部材358のナット当接面である。水平溝346
aは、保持ボルト363が通る部分である。
【0103】ここで、ピン361の大径部361aの軸
心361bと、ベース部材358のナット当接面358
bとの距離をLとすると、距離Lはレバー362の位置
に関係なく常に一定であるが、レバー362を矢印の向
きに倒すと、大径部361aの軸心361bに対して小
径部361dの軸心361cが図の下方へ移動するた
め、小径部361dに連結した保持ボルト363を介し
てベース部材357,358間の締付けを次第に解除す
る。そのレバー362の位置から、今度はレバー362
を矢印の向きとは反対の向きに倒せば、小径部361d
の軸心361cは図の上方へ移動するため、ベース部材
357,358間の締付けを次第に増していく。ベース
部材357,358の締め付け力は、ナット364を保
持ボルト363に対して締め込んでいけば強くすること
ができ、弛めれば弱めることができる。
【0104】一般的には、ベース部材357,358間
の締付けは、ナット364で行うが、時間が多く掛か
り、工具が必要になる。本発明では、ベース部材35
7,358間の締付解除や締付をクイックリリース機構
で速やかに行うことができる。
【0105】以上に述べたシート保持機構351の作用
を次に説明する。シート334を図31に示した位置か
ら高さHだけ上方に移動させて保持する要領を説明す
る。図35(a),(b)は本発明に係るシート保持構
造の作用を説明する第1作用図である。まず、図33の
位置にあるレバー362を図34(a)の矢印の向きに
倒すと、ピン361の小径部361dが図の下方へ移動
する。この結果、ナット364とナット当接面358b
との間に隙間Cができる。
【0106】(b)において、保持ボルト363をねじ
りばね367(図32参照)の弾性力に抗して矢印の向
きに揺動させ、保持ボルト363を水平溝346aから
外す。この結果、シート334(図31参照)のパイプ
部材347はシート支持部材346に対して上方へ移動
可能になる。
【0107】図35は本発明に係るシート保持構造の作
用を説明する第2作用図である。シート334を矢印j
のように引き上げた後、保持ボルト363を矢印kのよ
うに環状溝346bに嵌める。そして、図34(a)に
倒した方向とは逆の方向へレバー362を倒して保持ボ
ルト363を図の上方へ移動させ、ベース部材357,
358間を締め付ける。これにより、シート支持部材3
46にシート334を水平回転可能に保持することがで
きる。この際、ナット364を保持ボルト363に対し
て弛めておけば、水平回転がよりスムーズになる。
【0108】このとき、シート移動検知スイッチ356
の先端から検知片356aが離れるため、図示せぬ制御
装置は、シート移動検知スイッチ356からのオン信号
に基づいて二輪車両80(図27参照)を駆動不可状態
に制御する。本実施の形態では、駆動源は電動モータで
あるので、モータを不作動とさせるか、駆動源がエンジ
ンの場合は、点火を不作動とさせる等が考えられる。
【0109】以上の図31で説明したように、本発明は
第1に、シートポスト338にシート334を保持する
とともにシート334の上下位置を変更可能な車両のシ
ート保持構造において、シート334を所定高さで水平
回転可能に保持するシート保持機構351をシート33
4側に備えたことを特徴とする。
【0110】例えば、シート334を所定高さに合わせ
て水平回転可能にし、また、シート334を別の高さに
合わせて固定するようにすれば、走行時にシート334
を固定することで乗車状態を確保することができ、走行
しないときにシートを所定高さに合せることでシート3
34を水平回転を可能にすることができて椅子として利
用可能になり、新たな商品魅力につなげることができ
る。特にこの二輪車両を四輪車両の車内に搭載する場合
には、四輪車両に設けた棚やテーブルに対して椅子とし
て利用可能となり、全く新しい付加価値となる。
【0111】本発明は第2に、図31〜図33におい
て、シート保持機構351に、シートポスト338への
シート334の保持を速やかに解除するクイックリリー
ス機構を付設したものであり、走行時のシート高さにお
いては、シートポスト338に設けた水平溝346a
に、クイックリリース機構を構成する保持ボルト363
を嵌合させてシートポスト338にシート334を固定
して乗車状態を提供し、所定高さにおいては、シートポ
スト338の外周に設けた環状溝346bに保持ボルト
363を嵌合させてシートポスト338にシート334
を回転可能に保持することを特徴とする。
【0112】クイックリリース機構により、シート33
4の上下位置の変更が容易になると共に、簡単な構造で
シート334を回転可能に保持したり、固定したりする
ことができる。
【0113】本発明は第3に、図32及び図36におい
て、シート保持機構351に、シート334の所定高さ
を検出する検知片356aを備えると共に、この検知片
356aがシート334の所定高さを検出しているとき
に発する検出信号に基づいて車両80(図27参照)を
駆動不可状態に制御する制御手段を備えることを特徴と
する。シート334を椅子として利用可能な状態では、
車両80の駆動を禁止することができるので、特に車両
であることを意識せずにこの車両を椅子などとして利用
できる。
【0114】本発明は第4に、図5、図28及び図31
において、シート保持構造を備える車両80を、シート
334の保持をシート保持機構351で解除してシート
ポスト338から取外し可能にするとともに、車体の突
出部分を折り畳み可能にしたものであり、折り畳んだ後
は四輪車両70に搭載することを特徴とする。
【0115】四輪車両70に搭載した後に、四輪車両7
0内においてシートポスト338に水平回転可能に取付
けて椅子として利用することができ、車載用二輪車両と
しての付加価値を高めることができる。又、四輪車両外
においても、二輪車両を椅子として利用できるため、二
輪車両を停止させて仲間や友人と会話をする時などにも
非常に便利である。
【0116】図36は本発明に係る二輪車両の別の実施
の形態のハンドルポスト取付け部の側面図であり、ハン
ドル軸27の上部に雄スプライン部27aを形成し、ハ
ンドルポスト333の下端に雌スプライン部333aを
形成し、雄スプライン部27aに雌スプライン部333
aを嵌合させるとともに、ハンドルポスト333の下端
に取付けたクイックリリース機構付きのクイックリリー
ス機構371でハンドルポスト333及びハンドル軸2
7を締め付けて、ハンドル軸27にハンドルポスト33
3を固定した状態を示す。
【0117】図37は図36の37−37線断面図であ
り、クイックリリース機構371は、ハンドルポスト3
33の外周に取付けたバンド部材372と、このバンド
部材の端部372a,372bのうちの一方の端部37
2aの側面に当てた第1受け部材373と、この第1受
け部材373に隣接させた第2受け部材374と、この
第2受け部材374の凹状曲面374aに凸状曲面37
5aを当てたレバー375と、このレバー375に結合
ピン377で揺動可能に結合するとともに、端部372
a,372bに開けた貫通穴372c,372dに通し
た保持ボルト378と、この保持ボルト378の端部に
ねじ込んだナット381とからなる。
【0118】レバー375の凸状曲面375aは、結合
ピン377の軸心382からの距離が変化する面であ
り、図の状態では、軸心382から凸状曲面375aま
での距離を大きくして、ハンドルポスト333及びハン
ドル軸27を締め付けた状態である。ハンドルはシート
と違って転舵力が加わるため、ハンドルポスト333と
ハンドル軸27との間に、軸方向に所定長さのスプライ
ンが形成されており、回転方向の動きを規制している。
ハンドルポスト333は、周方向の撓みを許容するスリ
ット333bを形成した部材である。
【0119】図38は本発明に係るハンドルの平面図で
あり、後述するメータユニットが取外された状態を示し
ており、ハンドルアーム336側とハンドル331との
結合部及びハンドルアーム336側とハンドル332と
の結合部にそれぞれクイックリリース機構つきクイック
リリース機構385を設けたことを示す。ハンドル33
1,332は、後で詳述するように、クイックリリース
機構385でそれぞれ締付を解除することで、折り畳む
ことが可能になる。
【0120】図39は本発明に係るハンドル部分の断面
図である。(a)は、図38のa−a線断面図であり、
ハンドルアーム336にパイプ部材387を取付け、こ
のパイプ部材387内に移動可能にスライド部材388
を挿入し、このスライド部材388に折り畳み軸となる
ボルト391介して揺動可能にバー392を取付け、こ
のバー392にハンドル332を取付けた状態を示す。
なお、394はスライド部材388側へ突出するように
パイプ部材387に取付けた突出片、395はパイプ部
材387にクイックリリース機構385を固定するため
のボルトである。
【0121】(b)は、図38のb−b線断面図であ
り、クイックリリース機構385は、図37に示したク
イックリリース機構371と基本構造が同一である。即
ち、クイックリリース機構385は、パイプ部材387
の外周に取付けたバンド部材396と、このバンド部材
396の端部396a,396bの一方の端部396a
の側面に当てた第1受け部材397と、この第1受け部
材397に隣接させた第2受け部材398と、この第2
受け部材398の凹状曲面398aに凸状曲面401a
を当てたレバー401と、このレバー401に結合ピン
402で揺動可能に結合するとともに、端部396a,
396bに開けた貫通穴396c,396dに通した保
持ボルト403と、この保持ボルト403の端部にねじ
込んだナット404とからなる。
【0122】レバー401の凸状曲面401aは、結合
ピン402の軸心406からの距離が変化する面であ
る。即ち、レバー401が図の位置にある場合に、凹状
曲面398aに接する凸状曲面401aと軸心406と
の距離をD1、このレバー401を矢印の向きに倒した
ときに凹状曲面398aに接する凸状曲面401aと軸
心406との距離をD2とすると、D1>D2である。
(レバー401を矢印の方向に倒していくと、距離D1
は次第に小さくなって、やがてD2になる。)ボルト3
91は、2つ割りとしたバー392に薄幅としたスライ
ド部材388を挿入した連結部を結合する部材である。
【0123】図401は図39の40−40線断面図で
あり、スライド部材388の外周面388aに周方向に
延びる周溝388bを形成し、この周溝388bに突出
片394の先端を挿入したことを示す。なお、387
a,387aは周方向の撓みを許容するためにパイプ部
材387に形成したスリットである。
【0124】図41は本発明に係るスライド部材の側面
図であり、図40の41矢視図である。(但し、パイプ
部材387は想像線で示した。)スライド部材388
は、前述の周溝388bに直交する縦溝388cを形成
した部材である。
【0125】以上に述べたハンドル331,332の折
り畳みの作用を次に説明する。図42は本発明に係るハ
ンドルの折り畳みの作用を説明する第1作用図である。
まず、図38に示したハンドル331,332の付け根
に設けたクイックリリース機構385のレバー401を
図42に示す矢印の向きに倒す。この結果、図39
(b)で説明したように、レバー401の凸状曲面40
1aが、結合ピン402の軸心406からの距離が変化
する曲面であるために、レバー401を倒す前よりも倒
した後の方が、凹状曲面398aに接する凸状曲面40
1aから軸心406までの距離が小さくなるので、図4
2において、レバー401を倒したときに凹状曲面39
8aと凸状曲面401aとの間に隙間ができる。従っ
て、パイプ部材387の締付が解除され、スライド部材
388はパイプ部材387に対して回転可能になる。
【0126】図43は本発明に係るハンドルの折り畳み
の作用を説明する第2作用図である。クイックリリース
機構385,385のレバー401,401を倒した後
に、ハンドル331,332をそれぞれ矢印の向き、即
ちリヤブレーキレバー229及びフロントブレーキレバ
ー228が左右のグリップ331a,332aの前方か
ら上方へ移動するように回転させる。
【0127】図44(a),(b)は本発明に係るハン
ドルの折り畳みの作用を説明する第3作用図であり、
(a)は図40の断面と同じ位置の断面図、(b)は図
39(b)の断面と同じ位置の断面図である。なお、説
明はハンドル332側で行うが、ハンドル331側につ
いても同様に作用する。(a)において、ハンドル33
2(図43参照)が回転すると、パイプ部材387の内
側をスライド部材388が回転する。このとき、突出片
394が周溝388bの端部388dに当ることで、ス
ライド部材388の回転が止る。この端部388dは縦
溝388cの側壁でもある。(b)において、スライド
部材388とバー392との連結部が回転することで、
スライド部材388の薄肉部388eはほぼ水平にな
る。
【0128】図45(a)〜(c)は本発明に係るハン
ドルの折り畳みの作用を説明する第4作用図であり、ス
ライド部材388、バー392、ボルト391等をボル
ト391の頭部側から見た図(図44(b)の45矢視
図に相当する。)である。図44(a)の突出片394
が周溝388bの端部388dに当った状態が、この
(a)の状態である。即ち、突出片394は縦溝388
c内に位置する。従って、スライド部材388はパイプ
部材387内を長手方向に移動可能になって、矢印のよ
うに、ハンドル332側を手で掴んでスライド部材38
8をパイプ部材387から車体外側方へ引出すことがで
きる。
【0129】(b)は、スライド部材388のバー39
2との連結部をパイプ部材387から引出した状態を示
す。突出片394が縦溝388cの端部388fに当っ
た場合には、バー392の端部392aはパイプ部材3
87から完全に出ている。従って、スライド部材388
に対してバー392を揺動させることができる。(c)
は、バー392及びハンドル332を矢印のようにボル
ト391を回転軸として手前にほぼ直角に揺動、即ち、
折り畳んだ状態を示す。
【0130】図46は本発明に係るハンドルの折り畳み
の作用を説明する第5作用図であり、折り畳んだハンド
ル331,332(奥側のハンドル332は不図示)の
側面図である。ハンドル331,332を折り畳むと、
図のように、リヤブレーキレバー229及びフロントブ
レーキレバー228(奥側のフロントブレーキレバー2
28は不図示)が左右のグリップ331a,332a
(奥側のグリップ332aは不図示)のほぼ上方に位置
する。ハンドル331,332を折り畳んだ後は、バッ
クミラー21,22(奥側のバックミラー22は不図
示)も前述したように反射面が車体側方を向くように軸
部を回転させ、また、2つのクイックリリース機構38
5のレバー401を後方へ倒してスライド部材388の
回転及びスライドしないようにロックしておく。これに
より、ハンドル331,332は、ナンバープレート幅
B内に収容される。
【0131】図47は本発明に係る車体前部の側面図で
あり、パイプフレーム341の前部に取付けたリング部
411と、フロントスイングアーム37の上部前部に設
けたハンドル受け部412とからハンドル立て345を
構成したことを示す。
【0132】以上に述べたハンドル立て345の作用を
次に説明する。図48は本発明に係るハンドル立ての作
用を説明する作用図である。ハンドル331,332
(奥側のハンドル332は不図示)、バックミラー2
1,22(奥側のバックミラー22は不図示)を折り畳
み、ハンドル保持機構371を解除してハンドル軸27
から外したハンドル組立体414を、ハンドルポスト3
33の下端側からリング部411に差込み、ハンドル受
け部412にハンドルポスト333下端の中空部を嵌
め、クイックリリース機構371で締め付けて、ハンド
ル組立体414のハンドル立て345への取付けは完了
する。ハンドル受け部412は、ゴムなどの弾性体にて
形成しておけば、折り畳み後の運搬などでの振動などに
対して有利となる。
【0133】図49は本発明に係る二輪車両の別の実施
の形態のメータユニットを説明するハンドル周りの側面
図であり、メータユニット337は、アッパケース43
1、ミドルケース432及びロアケース433からな
る。アッパケース431は、上面に後述するスピードメ
ータを備える。ミドルケース432は、開放されたアッ
パケース431とで小物置きとすることができる部材で
ある。ロアケース433は、上記したアッパケース43
1及びミドルケース432を支持するとともにハンドル
アーム336を覆う部材である。
【0134】図50は本発明に係るメータユニットの斜
視図であり、メータユニット337のアッパケース43
1の上面431a前部にスピードメータ436(本例で
は、コンパクトなデジタルスピードメータを採用)を設
け、アッパケース431の後部に清涼飲料缶や紙コッ
プ、ペットボトル等を入れて保持可能な貫通穴437を
開けたことを示す。なお、441はアッパケース431
を開けるためにミドルケース432の後部に設けた第1
ロック解除ノブ、442はミドルケース432を開ける
ためにロアケース433の後部に設けた第2ロック解除
ノブである。
【0135】図51は本発明に係るメータケースを説明
する側面図であり、第1ロック解除ノブ441を操作し
てアッパケース431を開け、アッパケース431の底
面431bとミドルケース432の上面432aとをほ
ぼ水平面としたことを示す。アッパケース431とミド
ルケース432とが当接することで、アッパケース43
1が規制され、両ケース431,432にて略水平面が
形成される。なお、445はアッパケース431とロア
ケース432のそれぞれの前部に取付けたヒンジであ
る。メータユニット337は、このヒンジ445と同様
なヒンジ(不図示)をミドルケース432とロアケース
433とのそれぞれの前部にも備える。なお、これに伴
って、アッパケース内のメータユニットも回動するが、
ヒンジ445近傍に配線434を取り回すことで、これ
を可能としている。
【0136】図52は本発明に係るメータケースを説明
する第1斜視図であり、図51に示したメータユニット
337と同じ状態の斜視図である。メータユニット33
7は、アッパケース431の底面431b及びミドルケ
ース432の上面432aをそれぞれ平面とし、これら
の底面431bと上面432aとで小物を置くためのス
ペースを作る小物置きを形成するとともに、この小物置
きの前部に、アッパケース431を開いても利用するこ
とができる貫通穴437、いわゆるドリンクホルダを形
成する組立体である。
【0137】例えば、食事時に、二輪車両80を止め、
シートに座った状態で、ドリンクホルダにコーヒー缶、
小物置きにちょっとしたファーストフードを置いて手軽
に食事をとることができる。
【0138】ここで、446,447はアッパケース4
31とミドルケース432とを閉じた状態でロックする
第1ロック機構448を構成する本体部と突出片であ
る。(詳細は後述する。)
【0139】図53は本発明に係るメータケースを説明
する平面図であり、図52及び図53に示したメータユ
ニット337と同じ状態を示す。アッパケース431の
底面431bとミドルケース432の上面432aとで
形成する小物置きは、前後方向に長い平面であり、車幅
方向に長くするよりも左右のハンドル331,332の
邪魔にならず、しかも比較的大きな面積とすることがで
きる。
【0140】図54は本発明に係るメータユニットを説
明する第2斜視図であり、ミドルケース432を、アッ
パケース431と一体的に開けた状態を示す。ミドルケ
ース432を開けると、ハンドル331とハンドル33
2の間に設けたクイックリリース機構385,385が
現れ、これらのクイックリリース機構385,385を
操作すれば、ハンドル331,332を折り畳むことが
できる。なお、451,452はミドルケース432と
ロアケース433とを閉じた状態でロックする第2ロッ
ク機構453を構成する本体部と突出片、454はミド
ルケース432とロアケース433との間に設けたヒン
ジである。
【0141】図55(a)〜(c)は本発明に係るメー
タユニットのヒンジの説明図であり、ヒンジ445につ
いて説明する。なお、ヒンジ454はヒンジ445と同
一の構造である。(a)はヒンジ445が閉じた状態を
示す。ヒンジ445は、アッパケース431(図52参
照)及びミドルケース432(図52参照)にそれぞれ
取付ける2つの取付け板457,458と、これらの取
付け板457,458を揺動可能に連結する連結ブロッ
ク461,461とからなる。なお、462,462は
揺動軸、463・・・は取付けのためのボルト挿入穴であ
る。
【0142】2つの取付け板457,458は密着させ
ることができるため、アッパケース431とミドルケー
ス432との連結部分にヒンジ445が占める占有スペ
ースを小さくすることができ、メータユニット337
(図53参照)をコンパクトに構成することができる。
【0143】(b)はヒンジ445が半開きの状態を示
す。(c)はヒンジ445が全開した状態を示す。以上
の(a)〜(c)において、このヒンジ445では、閉
じたときには密着させて上記したようにコンパクトにす
ることができ、全開したときには平板状にして突出物の
ない小物置きを形成するのに寄与することができる。
【0144】図56(a),(b)は本発明に係るメー
タケースのロック機構を説明する説明図であり、第1ロ
ック機構448について説明する。なお、第2ロック機
構453は第1ロック機構448と同一の構造を有す
る。(a)において、第1ロック機構448は、アッパ
ケース431を開ける場合には、第1ロック解除ノブ4
41を操作して本体部446と突出片447との結合を
解き、アッパケース431を閉めてロックする場合に
は、アッパケース431を矢印のようにミドルケース4
32側に押し付ければ、本体部446と突出片447と
が結合する。
【0145】(b)は本体部446と突出片447との
結合時の断面図であり、本体部446は、ケース466
と、このケース466内に移動可能に収納したロック片
467と、このロック片467を外部に押圧するスプリ
ング468と、ロック片467の側面に設けた第1ロッ
ク解除ノブ441とからなる。ロック片467は、突出
片447と結合しやすくするための傾斜部471を先端
に形成した部材である。結合しやすくなるのは、突出片
447を上方から傾斜部471に押し付けたときに、傾
斜部471によって、ロック片467には、スプリング
468の弾性力に抗してロック片467を内部に押し入
れる分力が発生するからである。突出片447は、本体
部446のロック片467に結合させるためのロック穴
472を備える。
【0146】図57(a),(b)は本発明に係るメー
タユニットの別の実施の形態を説明する説明図である。
(a)において、メータユニット475は、アッパケー
ス476及びミドルケース477が一体になった上部ケ
ース478と、この上部ケース478を結合させた下部
ケース481とからなる。
【0147】アッパケース476とミドルケース478
とは、メータユニット337(図49参照)と同様にそ
れぞれの前部をヒンジで結合したものである。ミドルケ
ース477は、底部に結合爪484,485を設けたも
のである。下部ケース481は、ミドルケース477の
結合爪484,485が結合する被結合部487,48
8を設けたものである。なお、489は結合爪485を
押すためのボタンである。ボタン489を矢印の方向へ
押して、結合爪485を強制的に弾性変形させて結合を
解除する。
【0148】(b)において、下部ケース481に上部
ケース478を取付けるには、まず、下部ケース481
の被結合部487に上部ケース478の結合爪484を
掛け、この状態で上部ケース478の後部を押し下げ、
矢印のように被結合部488に結合爪485を掛ける。
これで、下部ケース481への上部ケース478の取付
けは完了する。
【0149】このように、上部ケース478は下部ケー
ス481に着脱可能に取付けたものであるため、例え
ば、上部ケース478を下部ケース481から外して、
二輪車両80(図28参照)を離れた場所で上部ケース
478のアッパケース476を開いて小物置きを使用す
ることができる。
【0150】図58(a)〜(c)において、は本発明
に係る二輪車両のステップの別の実施の形態の説明図で
ある。(a)において、ステップ489は、車体フレー
ム25(図25参照)に側方に向けて取付けたステップ
支持部489a,489aと、これらのステップ支持部
489a,489aに支軸489b,489b(奥側の
符号489bは不図示)で回転可能に取付けた可動部4
89cと、この可動部489cに設けた突出壁489
d,489dに支軸489eで揺動可能に取付けたステ
ップ本体489fとからなる。なお、489hは可動部
489cを回転させたときに可動部489cの回転を規
制するストッパ部である。
【0151】ステップ489cを使用する場合は、ま
ず、可動部489cを矢印の向きに回転させる。(b)
が可動部489cを回転させた後の状態である。ここ
で、ステップ本体489fを車体側方へ揺動させると、
(c)の状態になる。このとき、可動部489cのスト
ッパ部489hが車体フレーム25に当たるため、可動
部489c及びステップ本体489fは下方に揺動する
ことはない。
【0152】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の二輪車両のシート保持構造は、シート
を所定高さで水平回転可能に保持するシート保持機構を
備えたので、例えば、シートを所定高さに合わせて水平
回転可能にし、また、シートを別の高さに合わせて固定
するようにすれば、走行時にシートを固定することで乗
車状態を確保することができ、走行しないときにシート
を所定高さに合せることでシートを水平回転を可能にす
ることができて椅子として利用可能になり、新たな商品
魅力につなげることができる。
【0153】請求項2の二輪車両のシート保持構造は、
シート保持機構に、シートポストへのシートの保持を速
やかに解除するクイックリリース機構を付設したもので
あり、走行時のシート高さにおいては、シートポストに
設けた水平溝に、クイックリリース機構を構成するボル
トを嵌合させてシートポストにシートを回転不能に固定
し、所定高さにおいては、シートポストの外周に設けた
環状溝にボルトを嵌合させてシートポストにシートを回
転可能に保持するので、クイックリリース機構により、
シートの上下位置の変更が容易になると共に、簡単な構
造でシートを回転可能に保持したり固定したりすること
ができる。
【0154】請求項3の二輪車両のシート保持構造は、
シート保持機構に、シートの所定高さを検出する検出手
段を備えると共に、この検出手段がシートの所定高さを
検出しているときに発する検出信号に基づいて車両を駆
動不可状態に制御する制御手段を備えるので、シートを
椅子として利用可能な状態では、車両の駆動を禁止する
ことができる。
【0155】請求項4の二輪車両は、車体を折り畳み可
能にしたものであり、折り畳んだ後は四輪車両に搭載す
るので、四輪車両に搭載した後に、四輪車両内において
シートポストに水平回転可能に取付けて椅子として利用
することができ、車載用二輪車両としての付加価値を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み二輪車両の斜視図
【図2】本発明に係る二輪車両の側面図
【図3】本発明に係る二輪車両の折り畳みを説明する作
用図
【図4】本発明に係る二輪車両を四輪車両に搭載した状
態を示す斜視図
【図5】本発明に係る四輪車両に搭載した2種の二輪車
両を示す斜視図
【図6】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及び
そのための構成を説明する作用図(前半)
【図7】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及び
そのための構成を説明する作用図(後半)
【図8】本発明に係る四輪車両のドアに設けた昇降装置
を示す斜視図
【図9】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用
及びそのための構成を説明する作用図(前半)
【図10】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作
用及びそのための構成を説明する作用図(後半)
【図11】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す
分解斜視図
【図12】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す
断面図(分解図)
【図13】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す
断面図
【図14】本発明に係る二輪車両の前輪側の要部斜視図
【図15】本発明に係る二輪車両のフロントスイングア
ームを説明する斜視図
【図16】本発明に係るフロントスイングアームのスイ
ングアームロック機構を説明する断面図
【図17】本発明に係る二輪車両の前部を示す要部側面
【図18】本発明に係る二輪車両の後部を示す要部側面
【図19】本発明に係る二輪車両の前後輪の折り畳み要
領を説明するフロー図
【図20】本発明に係るスイングアームロック解除機構
の作用を説明する作用図
【図21】本発明に係る前後輪の折り畳みの作用を説明
する作用図
【図22】本発明に係る二輪車両の前後輪を広げる要領
を説明するフロー図
【図23】本発明に係るロック検知スイッチの状態を説
明する作用図
【図24】本発明に係るスイングアームロック機構の作
用を説明する作用図
【図25】本発明に係るスイングアームロック機構の別
の実施の形態を示す断面図
【図26】本発明に係る折り畳み二輪車両の別の実施の
形態を説明する斜視図
【図27】本発明に係る二輪車両の別の実施の形態の側
面図
【図28】本発明に係る二輪車両の別の実施の形態の折
り畳みを説明する作用図
【図29】本発明に係る二輪車両の別の実施の形態の積
み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図
(前半)
【図30】本発明に係る二輪車両の別の実施の形態の積
み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図
(後半)
【図31】本発明に係る二輪車両の別の実施の形態のシ
ート及びシートポスト上部の断面図
【図32】本発明に係るシート保持機構を取付けたシー
ト下部の側面図
【図33】図31の33−33線断面図
【図34】本発明に係るシート保持構造の作用を説明す
る第1作用図
【図35】本発明に係るシート保持構造の作用を説明す
る第2作用図
【図36】本発明に係る二輪車両の別の実施の形態のハ
ンドルポスト取付け部の側面図
【図37】図36の37−37線断面図
【図38】本発明に係るハンドルの平面図
【図39】本発明に係るハンドル部分の断面図
【図40】図39の40−40線断面図
【図41】本発明に係るスライド部材の側面図
【図42】本発明に係るハンドルの折り畳みの作用を説
明する第1作用図
【図43】本発明に係るハンドルの折り畳みの作用を説
明する第2作用図
【図44】本発明に係るハンドルの折り畳みの作用を説
明する第3作用図
【図45】本発明に係るハンドルの折り畳みの作用を説
明する第4作用図
【図46】本発明に係るハンドルの折り畳みの作用を説
明する第5作用図
【図47】本発明に係る車体前部の側面図
【図48】本発明に係るハンドル立ての作用を説明する
作用図
【図49】本発明に係る二輪車両の別の実施の形態のメ
ータユニットを説明するハンドル周りの側面図
【図50】本発明に係るメータユニットの斜視図
【図51】本発明に係るメータケースを説明する側面図
【図52】本発明に係るメータケースを説明する第1斜
視図
【図53】本発明に係るメータケースを説明する平面図
【図54】本発明に係るメータユニットを説明する第2
斜視図
【図55】本発明に係るメータユニットのヒンジの説明
【図56】本発明に係るメータケースのロック機構を説
明する説明図
【図57】本発明に係るメータユニットの別の実施の形
態を説明する説明図
【図58】本発明に係る二輪車両のステップの別の実施
の形態の説明図
【符号の説明】
70…四輪車両、80…折り畳み二輪車両、334…シ
ート、338…シートポスト、346a…水平溝、34
6b…環状溝、351…シート保持機構、356,35
6a…検出手段(シート移動検知スイッチ、検知片)、
363…ボルト(保持ボルト)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 裕 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D012 BA03 BA04 BA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートポストにシートを保持するととも
    にシートの上下位置を変更可能な車両のシート保持構造
    において、前記シートを所定高さで水平回転可能に保持
    するシート保持機構を備えたことを特徴とする二輪車両
    のシート保持構造。
  2. 【請求項2】 前記シート保持機構は、前記シートポス
    トへのシートの保持を速やかに解除するクイックリリー
    ス機構を付設したものであり、走行時のシート高さにお
    いては、シートポストに設けた水平溝に、前記クイック
    リリース機構を構成するボルトを嵌合させてシートポス
    トにシートを回転不能に固定し、前記所定高さにおいて
    は、シートポストの外周に設けた環状溝に前記ボルトを
    嵌合させてシートポストにシートを回転可能に保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の二輪車両のシート保持
    構造。
  3. 【請求項3】 前記シート保持構造は、前記シートの所
    定高さを検出する検出手段を備えると共に、この検出手
    段がシートの前記所定高さを検出しているときに発する
    検出信号に基づいて車両を駆動不可状態に制御する制御
    手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の二輪車両のシート保持構造。
  4. 【請求項4】 前記シート保持構造を備える車両は、車
    体を折り畳み可能にしたものであり、折り畳んだ後は四
    輪車両に搭載することを特徴とする二輪車両。
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