JP2022156017A - 鞍乗り型車両 - Google Patents
鞍乗り型車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022156017A JP2022156017A JP2021059507A JP2021059507A JP2022156017A JP 2022156017 A JP2022156017 A JP 2022156017A JP 2021059507 A JP2021059507 A JP 2021059507A JP 2021059507 A JP2021059507 A JP 2021059507A JP 2022156017 A JP2022156017 A JP 2022156017A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- key
- vehicle
- type vehicle
- saddle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
ハンドル軸側を折り畳むためには、ハンドル軸側をできるだけコンパクトにしたいが、ハンドル軸側にキーが設けられていると、ハンドル軸側の構成をコンパクトにできないという課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ハンドル軸側の構成をコンパクトにした鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両10は、図3に示すように、車体フレーム11と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17(図1参照)とを備える電動の車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、シートレール39に配置される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に支持され、後輪モータ15aを備える。
また、上記の領域にコントローラ24を配置したため、コントローラ24に走行風が当たり易くなり、冷却効果が高められる。クロスパイプ23の上方にはバッテリー25が配置される。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。
鞍乗り型車両10の両側面は、サイドカバー29により覆われる。フロントフォーク14の上部は、フロントカバー30により覆われる。
サイドカバー29の上方には、グラブレール72が配置される。グラブレール72は、車両の左右側面に配置され、車体フレーム11に支持される。
操舵用のハンドル21は折り畳みが可能である。
ハンドル21は、T字状のハンドル軸60と、一対のバー部材61とを備える。ハンドル軸60の縦軸部60Aは、フロントフォーク14の上端部に、第1ロックナット62を介して固定される。ハンドル軸60の横軸部60Bは、一対の第2ロックナット63を介して一対のバー部材61に固定される。バー部材61にはグリップ64とブレーキレバー65とが配置される。
第2ロックナット63を反時計方向に回し、外側にスライドさせることで、第2ロックナット63によるロックが外される。一対の第2ロックナット63によるロックが外されると、図5に示すように、節F1の部分を90°回転させて、折り畳みが可能である。図5では、第1ロックナット62、第2ロックナット63の図示を省略する。
コントローラ24には、シート17の位置を検出するシートセンサ31と、ハンドルセンサ32と、ブレーキセンサ33と、キー装置44とが接続される。
また、コントローラ24には、前輪モータ13aと、後輪モータ15aと、バッテリー25とが接続される。バッテリー25には、インバーター34が接続される。インバーター34には、灯体等の電装部品35と、充電用のコンセント36と、出力用のコンセント37とが接続される。
出力用のコンセント37は、車両の右側面に配置される。コントローラ24の近傍に、充電用のコンセント36と、出力用のコンセント37とが配置されるため、配線を短くできる。
図7に示すように、ヘッドパイプ18と、リアフレーム20の上端部との間には、シート17を支持するシートレール39が掛け渡される。
シートレール39は平坦部40と後部41とを備え、後部41は後ろ斜め上方に立ち上がり、シート17の後方の開口部を覆う。
平坦部40の両側には、図7、図8に示すように、シート17を支持するための、一対のインナーレール42、43が立ち上がる。
シート17は、一対のインナーレール42、43に沿って前後方向にスライド可能(図1、図2参照。)とされる。左側インナーレール42の後部の内側には、キー装置44(図6参照。)が取付けられる。
左側アウターレール45には、前後方向に等しい間隔を開けて、4つの貫通孔(固定部)47~50が形成される。
貫通孔47~50は、シート17の座面の下方に設けられ、該シート17のシート位置を固定可能に構成される。
シート17は、キー52により最前方の位置に位置決めされる。キー52は、この位置でキー装置44に挿入され、該キー52が車両の起動状態を変更するイグニッションキーを兼ねる。
シート17を最後方にスライドさせるとき、左側インナーレール42の左端の貫通孔47にキー52を挿入すればよい。最前方と最後方の間では、左側インナーレール42の貫通孔48、49の何れかにキー52を挿入すればよい。
シート位置が前過ぎ、或いは、後ろ過ぎると、図9に示すように、乗員の着座位置が前過ぎたり、後ろ過ぎたりして、ドライバビリティが悪化する。L1は、小柄な乗員の着座位置を示し、L2は、大柄な乗員の着座位置を示し、L3は、後輪15の中心位置を示し、L4は、車両の中心位置を示す。
シート17のシート位置に応じて車両の出力特性を変更してもよい。
この場合、シート位置に応じて複数の制御マップを備え、制御マップにより出力特性を変更してもよい。又は、シート位置に応じて制御演算式に所定の係数をかけるなどして、出力特性を変更してもよい。
シート位置が前方のときは小柄な乗員が想定されるので、シート位置が前方の位置より後方の中間位置にあるときよりも、出力トルクが小さくされる。
シート位置が小柄な乗員の着座位置L1(第1位置)よりも前方にある場合、コントローラ24は、シート位置が着座位置L1より後方にあるときよりも、車両の出力が小さくなるように制御する。
本実施形態では、小柄な乗員が乗ることを想定して、車両の出力を弱めるため、乗員の安心感を増すことができる。
シート位置が、大柄なライダーが乗るときの位置よりもさらに後方に位置するようなとき、後輪駆動の車両においては、出力トルクが小さくされる。
後輪駆動の車両において、シート位置が大柄な乗員の着座位置L2(第2位置)より後方にある場合、コントローラ24は、シート位置が着座位置L2より前方にあるときよりも、車両の出力が小さくなるように制御する。
乗員の重心が後ろにある状態で出力が高い場合には、前輪13が浮きやすくなって、ドライバビリティが悪化するからである。
図1に示すように、車両の後部には、ナンバープレート68が配置される。ナンバープレート68は、格納または起立が可能である。例えば、公道等の走行時に図示の位置に起立させ、それ以外では矢印Bの方向に倒した状態で格納できる。
この実施形態では、ナンバープレート68の起立検知センサ(不図示)を備え、起立が検知された場合、コントローラ24が車両の出力を制御する。
図2に示すように、ハンドル21の上部にはディスプレイ67が配置される。ハンドル21を折り畳んで、ハンドル21をシート17下の空間Kに格納した場合に、ディスプレイ67の表示面が外から見える構成としてもよい。
図6に示すように、バッテリー25には充電用のコンセント36を用いて充電が可能である。充電の必要の有無を、ディスプレイ67に表示させれば、シート17を閉じた状態で、充電の必要の有無を確認できる。
この構成によれば、ハンドルやトップブリッジ側といった、折り畳んで収納する部材にメインスイッチを設けないことで、ハンドル構造を小型にでき、収納性向上や大型化抑制に効果がある。
この構成によれば、適切なシート位置であることを検出してから車両が起動可能に構成されるため、適切な使い勝手を達成できる。
この構成によれば、着座位置が乗員荷重を車体側で適切に支持できる状態で起動可能とするので重心位置を適切に管理し、ドライバビリティが向上する。
この構成によれば、シート位置に応じた適切な出力制御が可能となる。
この構成によれば、小柄な人が乗っていることを想定して車両の出力が弱められるため、乗員の安心感を増すことができる。
この構成によれば、重心が後ろにある状態で、車両の出力が小さくされるため、前輪が浮くウィリーを防止でき、ドライバビリティが向上する。
13 前輪
13a 前輪モータ
14 フロントフォーク
15 後輪
15a 後輪モータ
17 シート
24 コントローラ(制御部)
25 バッテリー
31 シートセンサ
34 インバーター
39 シートレール
42、43 インナーレール
44 キー装置
47~50 貫通孔(固定部)
45、46 アウターレール
52 キー
Claims (6)
- 前後方向にスライド可能な乗員用のシート(17)と、該シート(17)の座面の下方に設けられ、該シート(17)のシート位置を固定可能な固定部(47~50)と、該固定部(47~50)に差し込むキー(52)と、を備え、該キー(52)が起動状態を変更するキーを兼ねる、ことを特徴とする鞍乗り型車両。
- 前記シート位置を検出するシートセンサ(31)と、該シート位置に応じて起動を可能とする制御部(24)とを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記制御部(24)は、乗員の着座位置が後輪の中心位置よりも後方に位置するとき、起動を不可能とする、ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記制御部(24)は、前記シート位置に応じて出力特性を変更する、ことを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両。
- 前記制御部(24)は、前記シート位置が第1位置よりも前方に位置するとき、出力を小さくする、ことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
- 前記制御部(24)は、前記シート位置が前記第1位置より後方の第2位置よりも後方にあるとき、出力を小さくする、ことを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021059507A JP7316317B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | 鞍乗り型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021059507A JP7316317B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | 鞍乗り型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022156017A true JP2022156017A (ja) | 2022-10-14 |
JP7316317B2 JP7316317B2 (ja) | 2023-07-27 |
Family
ID=83558704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021059507A Active JP7316317B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | 鞍乗り型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7316317B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03208783A (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-11 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車のシート装置 |
JP2005112314A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Honda Motor Co Ltd | 車体後部構造 |
JP2005262991A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Honda Motor Co Ltd | 二・三輪車両用前後スライド可能シート構造 |
JP2013072615A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Chisaki:Kk | 原料加熱装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003072615A (ja) | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Honda Motor Co Ltd | 二輪車両のシート保持構造及び二輪車両 |
-
2021
- 2021-03-31 JP JP2021059507A patent/JP7316317B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03208783A (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-11 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車のシート装置 |
JP2005112314A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Honda Motor Co Ltd | 車体後部構造 |
JP2005262991A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Honda Motor Co Ltd | 二・三輪車両用前後スライド可能シート構造 |
JP2013072615A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Chisaki:Kk | 原料加熱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7316317B2 (ja) | 2023-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1634803B1 (en) | Rider restraining device for two wheel vehicle | |
WO2017154437A1 (ja) | 自動二輪車 | |
EP2075165B1 (en) | Low-floor type vehicle with airbag | |
JP2003127960A (ja) | 鞍乗型車両におけるフロントフォーク構造 | |
JP4086251B2 (ja) | 小型電動車両の操縦装置 | |
JP2007137192A (ja) | 小型電動車両のアクセル装置 | |
JP7316317B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JPWO2019207780A1 (ja) | 鞍乗り型車両のエアバッグ装置 | |
JP4474352B2 (ja) | 小型電動車両の操縦装置 | |
JP5604135B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP4519167B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP4546386B2 (ja) | 小型電動車両の操縦装置 | |
JP2012176720A (ja) | 鞍乗り型車両の着座検出装置 | |
JP4391795B2 (ja) | 二輪車両及び三輪車両用パーキングレバーの配置構造 | |
JP5190354B2 (ja) | スクータ型車両 | |
KR200301491Y1 (ko) | 카트형 3륜 자전거 | |
JP5088087B2 (ja) | スクータ型車両の後部車体構造 | |
JP3900406B2 (ja) | 鞍乗型車両における車体前部構造 | |
JP3476566B2 (ja) | パワーアシスト三輪自転車 | |
JP3205005B2 (ja) | スクータ形自動二輪車における車体フレーム構造 | |
JP2022156020A (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP4107557B2 (ja) | 鞍乗型車両における折り畳み式ハンドル装置 | |
JP4430271B2 (ja) | 小型車両のフロントバスケットおよび補機取付け構造 | |
JP2007176442A (ja) | 左右二輪車 | |
JP2007176455A (ja) | 左右二輪車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230314 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230515 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7316317 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |