JP5604135B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、所定以上の衝撃を検出したときに展開して乗員の負傷を低減できる複数のエアバッグを備えた鞍乗り型車両に関する。
従来、自動二輪車が衝撃を受けた際に運転者の負傷を低減するために、エアバッグモジュールを車両の前部及び後部にそれぞれ配置し、衝突物と運転者との間でエアバッグを膨張展開する自動二輪車用エアバッグシステムがある(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2008−183913号公報
ところで、中大型自動二輪車などでは、運転者に加えて、運転者の後方に別の乗員(以下、後部搭乗者という)が乗車することが可能なものがある。このような車両にあって、後部搭乗者が乗車した、つまり2名乗車の場合において、所定以上の衝撃を受けた場合には、1名乗車とは異なり多様な場面、状況が予想される。これら多様な状況下においても運転者に加えて搭乗者の負傷を低減できるようにするためには、これまでの単一の展開パターンでは対応が困難になる。このため、1名乗車、2名乗車に関わらず運転者及び後部搭乗者の負傷を低減できるエアバッグシステムを搭載した自動二輪車(鞍乗り型車両)が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、1名乗車、2名乗車に関わらず運転者及び後部搭乗者の負傷を低減できるエアバッグシステムを搭載した鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明は、所定以上の衝撃を検出したときに展開して乗員を保護する複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)と、運転者(M1)用の前シート(30a)と後部搭乗者(M2)用の後シート(30b)とで構成された乗員シート(30)と、を備え、前記後部搭乗者(M2)の有無に応じて、前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)の展開パターンを変化させ、前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)は、前記運転者(M1)の着座位置と前記後部搭乗者(M2)の着座位置との間で展開可能な中間エアバッグ(56a)を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、後部搭乗者が乗車しているか否かに応じてエアバッグの展開パターンを変化させるので、1名乗車及び2名乗車それぞれの状況に応じた最適なパターンでエアバッグを展開することが可能となる。これにより、運転者及び後部搭乗者の両者の負傷を低減することができる。
本発明によれば、乗員間で展開する中間エアバッグにより、運転者と後部搭乗者をそれぞれエアバッグにて受け止めるようにして両者の負傷を低減することができる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、前記後部搭乗者(M2)が乗車している前記鞍乗り型車両が前方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)が展開する、ことを特徴とする。
本発明によれば、2名乗車時に前方から衝撃を受けたとき、中間エアバッグにより、前方に移動しようとする後部搭乗者を受け止めるため、運転者と後部搭乗者が慣性によって前方へ移動することで受け得る負傷を低減することができる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)は、前記後部搭乗者(M2)の着座位置の後方で展開可能な後部エアバッグ(60a)と、前記運転者(M1)の着座位置より後方かつ前記後部エアバッグ(60a)の展開位置より前方で展開可能な運転者用背面エアバッグ(58a)とをさらに含み、前記鞍乗り型車両が衝撃を受けたとき、前記後部搭乗者(M2)の有無に応じて、前記中間エアバッグ(56a)と前記運転者用背面エアバッグ(58a)の一方を展開する、ことを特徴とする。
本発明によれば、中間エアバッグと運転者用背面エアバッグとを、1名乗車時と2名乗車時の各状況に応じて使い分けることが可能であるため、各エアバッグを各状況に応じた専用のエアバッグとして構成し、乗員の負傷を低減するのに適したエアバッグ形状を採用することができる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、前記後部搭乗者(M2)が乗車していない前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)が展開しない一方、前記運転者用背面エアバッグ(58a)が展開し、前記後部搭乗者(M2)が乗車している前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、運転者用背面エアバッグ(58a)が展開しない一方、前記中間エアバッグ(56a)及び前記後部エアバッグ(60a)が展開する、ことを特徴とする。
本発明によれば、1名乗車時に後方から衝撃を受けたとき、運転者の背面側で展開する運転者用背面エアバッグにより、後方に移動しようとする運転者を受け止める。運転者用背面エアバッグは、運転者を受け止めるのに適した形状を採用することができるため、運転者の負担を軽減することができる。また、2名乗車時に後方から衝撃を受けたとき、乗員間で展開する中間エアバッグにより、運転者と後部搭乗者のそれぞれの負傷を低減できる。中間エアバッグは、運転者及び後部搭乗者の両者を受け止めるのに適した形状を採用することができるため、両者の負傷を低減することができる。また、後部搭乗者の背面側で展開する後部エアバッグにより、後部搭乗者の負傷を低減することができる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)は、前記後部搭乗者(M2)の着座位置の後方で展開可能な後部エアバッグ(60a)と、前記中間エアバッグ(56a)の背面側且つ前記後部エアバッグ(60a)の展開位置より前方で展開可能な第2エアバッグ(82a)を含み、前記鞍乗り型車両が衝撃を受けたとき、前記後部搭乗者(M2)の有無に応じて、前記中間エアバッグ(56a)と前記第2エアバッグ(82a)の一方又は両方を展開する、ことを特徴とする。
本発明によれば、1名乗車時と2名乗車時の各状況に応じて、エアバッグを展開させる個数を変化させることにより、乗員の負傷を低減することを可能としながら、エアバッグの共用化を図ることができてコスト上昇を抑制できる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、前記後部搭乗者(M2)が乗車していない前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)及び前記第2エアバッグ(82a)が展開し、前記後部搭乗者(M2)が乗車している前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)と前記第2エアバッグ(82a)のうち前記中間エアバッグ(56a)のみが展開する、ことを特徴とする。
本発明によれば、1名乗車時に後方から衝撃を受けたとき、中間エアバッグのみならず第2エアバッグも展開し、後方に移動しようとする運転者を2つのエアバッグにより受け止めるため、運転者の負傷を低減できる。また、2名乗車時に後方から衝撃を受けたとき、中間エアバッグと第2エアバッグのうち中間エアバッグのみが展開するので、中間エアバッグにより、運転者と後部搭乗者のそれぞれの負傷を低減できる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)のうち、一部又は全部のエアバッグは、車体前方に延びる係留帯(80A〜80D)により車体に繋がれる、ことを特徴とする。
本発明によれば、車両の後方から衝撃を受けてエアバッグが乗員を受け止めた際に、エアバッグが後方へずれることが防止されるため、乗員の負傷を低減できる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、前記後部搭乗者(M2)の有無を検知する乗車検知手段(68)をさらに備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、乗車検知手段により、後部搭乗者の有無が自動的に検知されるため、後部搭乗者の有無に応じたエアバッグの展開の制御を行うことが可能であり、これにより、乗員の負傷の低減に寄与することができる。
本発明は、上記鞍乗り型車両において、後部搭乗者(M2)用の可倒式ステップ(37)をさらに備え、前記乗車検知手段(68)は、前記後シート(30b)に内蔵されたシートセンサ(70)と、前記可倒式ステップ(37)の使用状態を検出するステップセンサ(72)とを有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、乗車検知手段として、シートセンサに加えて、ステップセンサを併用することで、後部搭乗者の有無の検出をより精度良く行うことができる。すなわち、シートセンサのみの場合、後シートに載せられた荷物の荷重により後部搭乗者が乗車中であると判断する可能性があるが、ステップセンサを併用することで、そのような場合であっても正しく判断することができる。
本発明の鞍乗り型車両によれば、1名乗車及び2名乗車それぞれの状況に応じて適したパターンでエアバッグを展開するので、1名乗車、2名乗車に関わらず運転者及び後部搭乗者の負傷を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の1名乗車時の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の2名乗車時の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面図である。 図4Aは、図1におけるIVA−IVA線による断面図であり、図4Bは、図2におけるIVB−IVB線による断面図である。 図5Aは、1名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面模式図である。図5Bは、1名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図6Aは、2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面模式図であり、図6Bは、2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図7Aは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面模式図であり、図7Bは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図8Aは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面模式図であり、図8Bは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図9Aは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第2の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面模式図であり、図9Bは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第2の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図10Aは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第2の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面模式図であり、図10Bは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第2の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図11Aは、2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第2の実施形態の変形例に係る鞍乗り型車両の平面模式図であり、図11Bは、2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第2の実施形態の変形例に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図12Aは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第3の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図であり、図12Bは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの第3の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図13Aは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの変形例に係る鞍乗り型車両の側面図であり、図13Bは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの変形例に係る鞍乗り型車両の側面図である。
以下、本発明に係る鞍乗り型車両について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両10の構成を示す図であって、図1は、1名乗車時の鞍乗り型車両10の側面図であり、図2は、2名乗車時の鞍乗り型車両10の側面図であり、図3は、鞍乗り型車両10の平面図である。
本実施形態では、鞍乗り型車両10は、中大型の自動二輪車10Aとして構成されている。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、各種の鞍乗り型車両(スクータ型、オンロード型、オフロード型等を含む)に適用可能である。
図1〜3に示すように、自動二輪車10Aの前輪14は、左右一対のフロントフォーク12の下端部に軸支される。左右のフロントフォーク12は、前輪14よりも上方の位置でブリッジ部材16により支持されている。ブリッジ部材16の左右方向中央部に連結及び固定されたステアリング軸(図示せず)が、車体フレーム18の前端部を構成するヘッドパイプ20に軸支されており、上記のステアリング軸の上部には、前輪14を転舵するためのハンドル22が取り付けられる。ヘッドパイプ20からは左右一対のメインフレーム24が斜め下後方に延び、このメインフレーム24の下方には、自動二輪車10Aの原動機である水冷4ストローク水平対向六気筒型のエンジン26が搭載される。
各メインフレーム24の後端部に連なるピボットプレート28には、スイングアーム(図示せず)の前端部が上下方向に揺動可能に支持される。スイングアームは、後輪29を回転可能に軸支している。エンジン26からの駆動力は、図示しない動力伝達機構により後輪29に伝達され、これにより後輪29が回転駆動される。
車体フレーム18におけるピボットプレート28の近傍部位からは、乗員シート30を支持するシートフレーム21が、車体後方に向かって延出している。乗員シート30は、運転者M1用の前シート30aと、後部搭乗者M2用の後シート30bとで構成される。前シート30aは、前シート本体31及びバックレスト32からなる。後シート30bは、後シート本体33及びシートバック34からなる。
前シート本体31と後シート本体33は一体的に設けられ、これら前後シート本体31、33間にバックレスト32が配置される。後シート本体33の後方にはリアトランク36が配置され、該リアトランク36の前部に前記シートバック34が構成される。前シート30aの下方の車体側部には、後部搭乗者M2の足を乗せるための可倒式ステップ37が設けられている。
前シート30aの前方には、該前シート30aの下方まで延びる図示しない燃料タンク、エアクリーナボックス、ECU(エンジン制御ユニット)等が配置され、これらが外装部品であるトップシェルタ38で覆われる。ECUは、エンジン26のFI(フューエルインジェクション)制御、各種電装部品の制御、燃費算出及び表示制御等を行う制御部である。
自動二輪車10Aの車体前部には、左右一対のヘッドランプ39を備えた大型のフロントカウル40が設けられると共に、該フロントカウル40の前部上方には大型のウインドスクリーン35が設けられる。フロントカウル40の上部後側には、スピードメータ及びタコメータ等を備えたメータパネル41が配置される。
前記トップシェルタ38は、メータパネル41の斜め下後方に連なるように、フロントカウル40後側から前シート30aに渡って設けられる。トップシェルタ38には前シート30aの前側にシェルタリッド42が開閉可能に設けられ、内部に設けた燃料タンクの給油口への給油を可能にしている。
フロントカウル40の上部両側には、フロントウインカ44を備えた左右のミラー46が取り付けられ、フロントカウル40の左右方向内側(車幅方向内側)には、エンジン26用のラジエータ(図示せず)が左右方向と略直交するように配置される。
後シート30b及びリアトランク36の下方両側には、左右のサドルバッグ48が配置される。これら左右のサドルバッグ48の後部両側、及びリアトランク36の後部両側には、テールランプ、ブレーキランプ、及びリアウインカとして機能するリアコンビランプ50が配置される。左右サドルバッグ48の下方には、サイレンサ52が配置されている。
本実施の形態において、自動二輪車10Aは、前部エアバッグモジュール54と、中間エアバッグモジュール56と、運転者用背面エアバッグモジュール58と、後部エアバッグモジュール60と、前部衝撃検知センサ62、後部衝撃検知センサ64、66と、乗車検知手段68と、エアバッグコントローラ74とをさらに備える。
前部エアバッグモジュール54は、前シート30aより前方且つメータパネルより後方の位置で、支持ステー55を介して左右のメインフレーム24に固定されている。前部エアバッグモジュール54は、公知のエアバッグモジュールと同様に構成されてよく、例えば、特許第4084592号に記載された構成を採用してもよい。
本実施の形態では、前部エアバッグモジュール54は、前シート30aの前方で膨張展開可能な前部エアバッグ54a(図5B参照)と、この前部エアバッグ54aを膨張展開させるためのガスを発生するインフレータ(図示せず)と、前部エアバッグ54a及びインフレータを格納するケース(図示せず)とを有している。
中間エアバッグモジュール56、運転者用背面エアバッグモジュール58及び後部エアバッグモジュール60も、公知のエアバッグモジュールと同様に構成されてよく、前部エアバッグモジュール54と同様の構成を採用してよい。
中間エアバッグモジュール56は、前シート30aと後シート30bの間に設けられており、図示例では、バックレスト32に内蔵されている。また、中間エアバッグモジュール56は、運転者M1の着座位置と後部搭乗者M2の着座位置との間で展開可能な中間エアバッグ56a(図6B参照)を有し、中間エアバッグ56a用の図示しないインフレータにより中間エアバッグ56aを膨張展開させるように構成されている。
運転者用背面エアバッグモジュール58は、中間エアバッグモジュール56より後方に設けられており、図示例では、後シート30bに内蔵されている。また、運転者用背面エアバッグモジュール58は、運転者M1の着座位置より後方かつ後部エアバッグモジュール60よりも前方で展開可能な運転者用背面エアバッグ58a(図7B)を有し、運転者用背面エアバッグ58a用の図示しないインフレータにより運転者用背面エアバッグ58aを膨張展開させるように構成されている。
後部エアバッグモジュール60は、運転者用背面エアバッグモジュール58より後方に設けられており、図示例では、シートバック34に内蔵されている。また、後部エアバッグモジュール60は、後部搭乗者M2の着座位置より後方で展開可能な後部エアバッグ60a(図8B参照)を有し、後部エアバッグ60a用の図示しないインフレータにより後部エアバッグ60aを膨張展開させるように構成されている。
前部衝撃検知センサ62は、自動二輪車10Aが前方から何らかの物体に衝突したときに、その衝撃を検知するセンサ(Gセンサ)であり、本実施の形態では、フロントフェンダ15を支持するステー部材17に固定されている。前部衝撃検知センサ62が衝撃を検知すると、その衝撃の大きさに対応した電気信号がエアバッグコントローラ74に送信される。
後部衝撃検知センサ64、66は、自動二輪車10Aの後部に何らかの物体が衝突したときに、その衝撃を検知するセンサ(Gセンサ)であり、本実施の形態では、自動二輪車10Aのテール部及び後輪29の車軸に設けられている。後部衝撃検知センサ64、66が衝撃を検知すると、その衝撃の大きさに対応した電気信号がエアバッグコントローラ74に送信される。
なお、後部衝撃検知センサ64、66のいずれか一方を省略してもよい。前部衝撃検知センサ62及び後部衝撃検知センサ64、66としては、従来公知の衝撃検知センサを用いることができる。後輪29の車軸に設ける後部衝撃検知センサ64、66としては、例えば、特許第4052531号に記載された構成と同様の構成を採用することができる。
乗車検知手段68は、後部搭乗者M2の有無を検知するための手段であり、本実施の形態では、後シート30bに内蔵されたシートセンサ70と、可倒式ステップ37の使用状態を検出するステップセンサ72とを有する。
シートセンサ70としては、例えば、後シート30bへの荷重により検知部が押圧されることでオン状態となるスイッチを後シート30bに内蔵した構成や、後シート30bに対する荷重を検出する荷重センサを後シート30bに内蔵した構成等を採用できる。なお、上記のようなスイッチを用いたシートセンサとしては、例えば、特開2009−113565号公報に記載された構成と同様の構成を採用することができる。また、上記のような荷重センサを用いたシートセンサとしては、例えば、特開2002−29480号公報に記載された構成と同様の構成を採用することができる。
ステップセンサ72は、例えば、図4A及び図4Bに示すように構成し得る。ここで、図4Aは、図1中のIVA―IVA線による断面図であり、図4Bは、図2中のIVB−IVB線による断面図である。可倒式ステップ37は、車体フレーム18に対して規制された範囲内で回動可能であり、図4Aでは、可倒式ステップ37が起立状態となっており、図4Bでは、可倒式ステップ37が略水平に倒れた状態となっている。可倒式ステップ37の回転支点R近傍には押圧片37aが突出して設けられている。
一構成例に係るステップセンサ72は、可倒式ステップ37が設けられた近傍箇所の車体フレーム18に固定されており、可倒式ステップ37の使用状態に応じてオンオフ状態が切り替わるスイッチとして構成されている。すなわち、可倒式ステップ37が起立している状態のときは、検知部72aが押圧片37aに押圧されないためステップセンサ72はオフ状態であるが、可倒式ステップ37が倒れているときは、検知部72aが押圧片37aに押圧されるためステップセンサ72がオン状態となる。可倒式ステップ37が倒れてステップセンサ72がオン状態となると、ステップセンサ72からオン状態に対応する信号が出力され、その信号がエアバッグコントローラ74に送信される。
なお、ステップセンサ72は、上記の構成に限られず、例えば、磁気センサ、フォトセンサ等、他の形態のセンサにより可倒式ステップ37の使用状態(起立状態又は倒れた状態)を検出するように構成されてもよい。
また、自動二輪車10Aは、可倒式ステップ37が倒れていることを検知したステップセンサ72からの信号に基づいて後部搭乗者M2が乗車していることを運転者M1に視覚的に示す図示しないインジケータ手段を備えるとよい。ステップセンサ72が図示したスイッチ以外の構成(例えば、磁気センサ等)である場合も、上記と同様のインジケータ手段を備えるとよい。さらに、自動二輪車10Aは、音、振動等の非視覚的な出力手段により後部搭乗者M2が乗車していることを運転者M1に示す(知らせる)手段を備えてもよい。
エアバッグコントローラ74は、前部エアバッグモジュール54、中間エアバッグモジュール56、運転者用背面エアバッグモジュール58及び後部エアバッグモジュール60に動作指令を与えるものであり、車体フレーム18に固定されるとともに、トップシェルタ38によって覆われている。
エアバッグコントローラ74は、シートセンサ70で所定以上の荷重を検出し、且つ、ステップセンサ72により可倒式ステップ37が使用状態(つまり、可倒式ステップ37が倒れた状態)であることを検出した場合に、後部搭乗者M2が乗車していると判断する。一方、エアバッグコントローラ74は、シートセンサ70で所定以上の荷重を検出した場合でも、ステップセンサ72により可倒式ステップ37が使用状態であることが検出されない場合には、後部搭乗者M2が乗車していないと判断する。
そして、エアバッグコントローラ74は、自動二輪車10Aが所定以上の大きさの衝撃を受けたことを、前部衝撃検知センサ62又は後部衝撃検知センサ64、66により検知したときに、自動二輪車10Aが受けた衝撃の方向及び後部搭乗者M2の有無に応じて、前部エアバッグモジュール54、中間エアバッグモジュール56、運転者用背面エアバッグモジュール58及び後部エアバッグモジュール60のうち、1つ又は2つ以上に対して動作指令を与える。
なお、エアバッグコントローラ74は、上記のECUと一体構成であってもよい。すなわち、上記のECUを、エアバッグコントローラ74の機能を有するものとして構成してもよい。
第1の実施形態に係る鞍乗り型車両10(自動二輪車10A)は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果について説明する。
まず、図5A及び図5Bを参照し、1名乗車の状態、つまり運転者M1のみが乗車している状態の自動二輪車10Aが前方から衝撃を受ける場合を説明する。図5Aは、1名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの平面模式図である。図5Bは、1名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの側面図である。
この場合、自動二輪車10Aには、後部搭乗者M2が乗車していないことから、シートセンサ70では荷重を検出せず、また、可倒式ステップ37が起立状態となっていることから、ステップセンサ72はオフ状態である。従って、エアバッグコントローラ74は、1名乗車(後部搭乗者M2が乗車していない)と判断する。
このような自動二輪車10Aが走行中、前方に存在する何らかの物体に衝突した場合、前部衝撃検知センサ62により衝撃が検知され、その衝撃に対応する電気信号がエアバッグコントローラ74に送信される。このときの衝撃の大きさが所定値を超える場合、エアバッグコントローラ74は、1名乗車且つ前方からの衝突である状況に基づき、前部エアバッグモジュール54のみに動作指令を出す。これにより、前部エアバッグ54aのみが膨張展開し、前部エアバッグ54aにより、運転者M1の負傷を低減できる。
ここで、図5Aに示すように、前部エアバッグ54aの後面(運転者M1に対向する側の面)は、車幅方向の両端が中央部よりも後方に突出した形状、つまり中央部が前方に凹んだ形状となっている。このため、運転者M1の身体を受け止めやすくなっている。
次に、図6A及び図6Bを参照し、2名乗車の状態、つまり運転者M1及び後部搭乗者M2が乗車している自動二輪車10Aが前方から衝撃を受ける場合を説明する。2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの平面模式図であり、図6Bは、2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの側面図である。
この場合、自動二輪車10Aには、後部搭乗者M2が乗車していることから、シートセンサ70では荷重が検出され、また、可倒式ステップ37が倒れた状態となっていることから、ステップセンサ72はオン状態である。従って、エアバッグコントローラ74は、2名乗車(運転者M1及び後部搭乗者M2が乗車している)と判断する。
このような自動二輪車10Aが走行中、前方に存在する何らかの物体に衝突した場合、前部衝撃検知センサ62により衝撃が検知され、その衝撃に対応する電気信号がエアバッグコントローラ74に送信される。このときの衝撃の大きさが所定値を超える場合、エアバッグコントローラ74は、2名乗車且つ前方からの衝突である状況に基づき、前部エアバッグモジュール54及び中間エアバッグモジュール56に動作指令を出す。これにより、前部エアバッグ54a及び中間エアバッグ56aが膨張展開し、前部エアバッグ54aにより、前方に移動しようとする運転者M1への負傷を低減できる。中間エアバッグ56aにより、前方に移動しようとする後部搭乗者M2を受け止めるため、運転者M1と後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減できる。
ここで、図6Aに示すように、中間エアバッグ56aの前面(運転者M1に対向する側の面)は、車幅方向の両端が中央部よりも前方に突出した形状、つまり中央部が後方に凹んだ形状となっている。このため、中間エアバッグ56aは、運転者M1と後部搭乗者M2との間に挟まれたときに、運転者M1の背中から横方向にずれにくい。また、中間エアバッグ56aの後面(運転者M1に対向する側の面)は、車幅方向の両端が中央部よりも後方に突出した形状、つまり中央部が前方に凹んだ形状となっている。このため、後部搭乗者M2の身体を受け止めやすく、後部搭乗者M2の身体が横方向にずれることが防止される。このように、中間エアバッグ56aは、2名乗車の自動二輪車10Aにおいて衝撃が発生したときに、運転者M1及び後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減するのに適したエアバッグ形状が採用されている。
次に、図7A及び図7Bを参照し、1名乗車の自動二輪車10Aが後方から衝撃を受ける場合を説明する。図7Aは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの平面模式図である。図7Bは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの側面図である。
この場合、自動二輪車10Aには、後部搭乗者M2が乗車していないことから、シートセンサ70では荷重を検出せず、また、可倒式ステップ37が起立状態となっていることから、ステップセンサ72はオフ状態である。従って、エアバッグコントローラ74は、1名乗車(後部搭乗者M2が乗車していない)と判断する。
このような自動二輪車10Aが走行中又は停止中、後方から何らかの物体が自動二輪車10Aに衝突した場合、後部衝撃検知センサ64、66により衝撃が検知され、その衝撃に対応する電気信号がエアバッグコントローラ74に送信される。このときの衝撃の大きさが所定値を超える場合、エアバッグコントローラ74は、1名乗車且つ後方からの衝撃であるとの状況に基づき、運転者用背面エアバッグモジュール58のみに動作指令を出す。これにより、運転者用背面エアバッグ58aのみが膨張展開し、運転者用背面エアバッグ58aにより、衝撃によって後方に移動しようとする運転者M1の負傷を低減できる。
ここで、図7Aに示すように、運転者用背面エアバッグ58aの前面(運転者M1に対向する側の面)は、車幅方向の両端が中央部よりも前方に突出した形状、つまり中央部が後方に凹んだ形状となっている。このため、運転者M1の身体を受け止めやすく、運転者M1の身体が横方向にずれることが防止される。また、1名乗車、つまり後部搭乗者M2が乗車していない状況下では、後シート30b上方にスペースがあることを利用し、運転者用背面エアバッグ58aは、膨張展開したときの前後方向の厚さが、中間エアバッグ56aのそれよりも厚く構成されている。このため、衝撃吸収能力を大きく確保することができる。このように、運転者用背面エアバッグ58aは、2名乗車の自動二輪車10Aにおいて衝撃が発生したときに、運転者M1及び後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減するのに適したエアバッグ形状が採用されている。
次に、図8A及び図8Bを参照し、2名乗車の自動二輪車10Aが後方から衝撃を受ける場合を説明する。図8Aは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの平面模式図であり、図8Bは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Aの側面図である。
この場合、自動二輪車10Aには、後部搭乗者M2が乗車していることから、シートセンサ70では荷重が検出され、また、可倒式ステップ37が倒れた状態となっていることから、ステップセンサ72はオン状態である。従って、エアバッグコントローラ74は、2名乗車(運転者M1及び後部搭乗者M2が乗車している)と判断する。
このような自動二輪車10Aが走行中、後方から何らかの物体が自動二輪車10Aに衝突した場合、後部衝撃検知センサ64、66により衝撃が検知され、その衝撃に対応する電気信号がエアバッグコントローラ74に送信される。このときの衝撃の大きさが所定値を超える場合、エアバッグコントローラ74は、2名乗車且つ後方からの衝突であるである状況に基づき、中間エアバッグモジュール56及び後部エアバッグモジュール60に動作指令を出す。これにより、中間エアバッグ56a及び後部エアバッグ60aが膨張展開し、中間エアバッグ56aにより、衝撃により後方に移動しようとする運転者M1が受け止められるとともに、運転者M1と後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減できる。
ここで、図8Aに示すように、後部エアバッグ60aの前面(後部搭乗者M2に対向する側の面)は、車幅方向の両端が中央部よりも前方に突出した形状、つまり中央部が後方に凹んだ形状となっている。このため、後部搭乗者M2の身体を受け止めやすく、後部搭乗者M2の身体が横方向にずれることが防止される。
上述した自動二輪車10Aによれば、後部搭乗者M2が乗車しているか否かに応じてエアバッグの展開パターンを変化させるので、1名乗車及び2名乗車それぞれの状況に応じた最適なパターンでエアバッグを展開することが可能となる。これにより、運転者M1及び後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減できる。
また、自動二輪車10Aでは、中間エアバッグ56aと運転者用背面エアバッグ58aとを、1名乗車時と2名乗車時の各状況に応じて使い分けることが可能であるため、各エアバッグを各状況に応じた専用のエアバッグとして構成し、乗員のそれぞれの負傷を低減するのに適したエアバッグ形状を採用することができる。
さらに、乗車検知手段68(シートセンサ70及びステップセンサ72)により、後部搭乗者M2の有無が自動的に検知されるため、後部搭乗者M2の有無に応じたエアバッグの展開の制御を確実に行うことが可能であり、これにより、乗員のそれぞれの負傷を低減できる。
さらにまた、乗車検知手段68として、シートセンサ70に加えて、ステップセンサ72を併用することで、後部搭乗者M2の有無についての判断の確実性を高めることができる。すなわち、シートセンサ70のみの場合、後シート30bに載せられた荷物の荷重により後部搭乗者M2が乗車中であると判断する可能性があるが、ステップセンサ72を併用することで、そのような場合であっても正しく判断を防止することができる。
[第2の実施形態]
次に、図9A、図9B、図10A及び図10Bを参照し、本発明の第2の実施形態に係る自動二輪車10Bについて説明する。なお、第2の実施形態に係る自動二輪車10Bにおいて、上記第1の実施形態に係る自動二輪車10Aと同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態に係る自動二輪車10Bは、第1の実施形態に係る自動二輪車10Aに対して係留帯80A〜80Cを追加したものである。図9Aは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Bの平面模式図であり、図9Bは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Bの側面図である。
1名乗車の自動二輪車10Bが走行中又は停止中、後方から何らかの物体が自動二輪車10Bに衝突した場合、図7A及び図7Bに示した自動二輪車10Aと同様に、運転者用背面エアバッグ58aのみが膨張展開する。自動二輪車10Bにおいて、運転者用背面エアバッグ58aは、車体前方に延びる係留帯80Aにより車体に繋がれている。
具体的には、自動二輪車10Bには、左右の係留帯80Aが設けられており、この係留帯80Aは、一端が運転者用背面エアバッグ58aの左右両端部に連結され、他端が運転者用背面エアバッグ58aの展開位置よりも前方の車体に連結されている。運転者用背面エアバッグ58aが十分に膨張展開した状態で、係留帯80Aは、運転者用背面エアバッグ58aに連結された一端から、車体側に連結された他端に向かうに従って前方且つ下方に延在する。
自動二輪車10Bには、上記のように構成された係留帯80Aが設けられているため、車両の後方から衝撃を受けて運転者用背面エアバッグ58aが乗員を受け止めた際に、運転者用背面エアバッグ58aが後方へずれることが防止される。これにより、運転者M1の負傷を低減することができる。
図10Aは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Bの平面模式図であり、図10Bは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Bの側面図である。
2名乗車の自動二輪車10Bが走行中、後方から何らかの物体が自動二輪車10Bに衝突した場合、図8A及び図9Bに示した自動二輪車10Aと同様に、中間エアバッグ56aと後部エアバッグ60aが膨張展開する。自動二輪車10Bにおいて、中間エアバッグ56aは、車体前方に延びる係留帯80Bにより車体に繋がれており、後部エアバッグ60aは、車体前方に延びる係留帯80Cにより車体に繋がれている。
具体的には、自動二輪車10Bには、中間エアバッグ56a用の左右の係留帯80Bが設けられており、この係留帯80Bは、一端が中間エアバッグ56aの左右両端部に連結され、他端が運転者用背面エアバッグ58aの展開位置よりも前方の車体に連結されている。中間エアバッグ56aが十分に膨張展開した状態で、係留帯80Bは、中間エアバッグ56aに連結された一端から、車体側に連結された他端に向かうに従って前方且つ下方に延在する。
また、自動二輪車10Bには、後部エアバッグ60a用の左右の係留帯80Cが設けられており、この係留帯80Cは、一端が後部エアバッグ60aの左右両端部に連結され、他端が運転者用背面エアバッグ58aの展開位置よりも前方箇所(図示例ではシートバック34)に連結されている。後部エアバッグ60aが十分に膨張展開した状態で、係留帯80Cは、後部エアバッグ60aに連結された一端から、車体側に連結された他端に向かうに従って前方且つ下方に延在する。
自動二輪車10Bには、上記のように構成された中間エアバッグ56a用の係留帯80B及び後部エアバッグ60a用の係留帯80Cが設けられているため、自動二輪車10Bが後方から衝撃を受けて中間エアバッグ56a及び後部エアバッグ60aがそれぞれ乗員を受け止めた際に、中間エアバッグ56a及び後部エアバッグ60aが後方へずれることが防止される。これにより、運転者M1及び後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減することができる。
図11A及び図11Bに示すように、第2の実施形態の変形例として、上述した係留帯80Bに代えて、中間エアバッグ56a用の左右の係留帯80Dを設けてもよい。図11Aは、2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第2の実施形態の変形例に係る自動二輪車10Bの平面模式図であり、図11Bは、2名乗車の場合に車両前方から衝撃を受けたときの第2の実施形態の変形例に係る自動二輪車10Bの側面図である。
係留帯80Dは、一端が中間エアバッグ56aの左右両端部に連結され、他端が中間エアバッグ56aの展開位置よりも後方の箇所(図示例では、シートバック34)に連結されている。中間エアバッグ56aが十分に膨張展開した状態で、係留帯80Dは、中間エアバッグ56aに連結された一端から、車体側に連結された他端に向かうに従って後方且つ下方に延在する。
図11A及び図11Bに示す自動二輪車10Bには、上記のように構成された中間エアバッグ56a用の係留帯80Dが設けられているため、自動二輪車10Bが前方から衝撃を受けて、中間エアバッグ56aが前方に移動する後部搭乗者M2を受け止めた際に、中間エアバッグ56aが前方へずれることが防止される。これにより、運転者M1及び後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減することができる。
なお、第2の実施形態及びその変形例において、第1の実施形態と共通する各構成部分については、第1の実施形態における当該共通の各構成部分がもたらす作用及び効果と同一又は同様の作用及び効果が得られることは勿論である。
[第3の実施形態]
次に、図12A及び図12Bを参照し、本発明の第3の実施形態に係る自動二輪車10Cについて説明する。なお、第3の実施形態に係る自動二輪車10Cにおいて、上記第1及び第2の実施形態に係る自動二輪車10Aと同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図12Aは、1名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Cの側面図であり、図12Bは、2名乗車の場合に車両後方から衝撃を受けたときの自動二輪車10Cの側面図である。
第3の実施形態に係る自動二輪車10Cは、第2の実施形態に係る自動二輪車10Bの運転者用背面エアバッグ58aに代えて、図12Aに示す第2エアバッグ82aを含む第2エアバッグモジュール82を設けたものである。第2エアバッグモジュール82は、第2エアバッグ82a用の図示しないインフレータにより第2エアバッグ82aを膨張展開させるように構成されている。第2エアバッグ82aは、中間エアバッグ56aの背面側且つ後部エアバッグ60aの展開位置より前方で展開可能であり、図示例では、後シート30bの上方で膨張展開可能である。
また、自動二輪車10Cにおいて、第2エアバッグ82aは、車体前方に延びる係留帯80Eにより車体に繋がれている。具体的には、自動二輪車10Aには、左右の係留帯80Eが設けられており、この係留帯80Eは、一端が第2エアバッグ82aの左右両端部に連結され、他端が第2エアバッグ82aの展開位置よりも前方の車体に連結されている。第2エアバッグ82aが十分に膨張展開した状態で、係留帯80Eは、第2エアバッグ82aに連結された一端から、車体側に連結された他端に向かうに従って前方且つ下方に延在する。
1名乗車の自動二輪車10Cが走行中又は停止中、後方から何らかの物体が自動二輪車10Cに衝突した場合、図9A及び図9Bに示した自動二輪車10Bでは運転者用背面エアバッグ58aが膨張展開したが、図12Aに示すように、自動二輪車10Cでは、運転者用背面エアバッグ58aではなく、中間エアバッグ56a及び第2エアバッグ82aが膨張展開する。このように、1名乗車時に後方から衝撃を受けたとき、中間エアバッグ56aのみならず第2エアバッグ82aも展開し、後方に移動しようとする運転者M1を2つのエアバッグ56a、82aにより受け止めるため、運転者M1の負傷を低減できる。また、第2エアバッグ82aが中間エアバッグ56aを介して運転者M1を受け止めた際に、係留帯80Eにより、第2エアバッグ82aが後方へずれることが防止される。これにより、運転者M1の負傷を低減できる。
2名乗車の自動二輪車10Cが走行中又は停止中、後方から何らかの物体が自動二輪車10Cに衝突した場合、図8A及び図8Bに示した自動二輪車10Aと同様に、中間エアバッグ56a及び後部エアバッグ60aが膨張展開する(図12B参照)。このように、2名乗車時に後方から衝撃を受けたとき、中間エアバッグ56aと第2エアバッグ82aのうち中間エアバッグ56aのみが展開するので、中間エアバッグ56aにより、運転者M1と後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減できる。
以上のように、第3の実施形態に係る自動二輪車10Cによれば、1名乗車時と2名乗車時の各状況に応じて、エアバッグを展開させる個数を変化させることにより、乗員を保護することを可能としながら、エアバッグの共用化を図ることができてコスト上昇を抑制できる。
なお、第3の実施形態に係る自動二輪車10Cにおいて、設計条件等によっては、第1の実施形態に係る自動二輪車10Aと同様に、係留帯を省略してもよい。
第3の実施形態において、第1及び第2の実施形態と共通する各構成部分については、第1及び第2の実施形態における当該共通の各構成部分がもたらす作用及び効果と同一又は同様の作用及び効果が得られることは勿論である。
[その他の変形例]
上述した第1〜第3の実施形態では、中大型の自動二輪車を対象としたが、本発明は、図13A及び図13Bに示すように、スクータータイプの自動二輪車10Dを対象としてもよい。
自動二輪車10Dにおいて、前部のフロントカバー90にはヘッドライト92とスクリーン94が設けられ、車体後部のボディカバー96にはテールライト98が設けられる。フロントカバー90の後方には、フロアパネル100が設けられ、フロアパネル100の上方にはハンドル102の周辺を覆うインナカバー103が設けられる。
自動二輪車10Dの前側の下部には、左右のフロントフォーク104に軸支された前輪106が設けられ、フロントフォーク104に連結された図示しないブリッジ部材及びステアリング軸を介して、ハンドル102の回動操作が前輪106に伝わることにより前輪106の操舵が行われる。
自動二輪車10Dの後側の下部には、パワーユニット107の前部が上下に揺動自在に支持されている。パワーユニット107は、エンジン、無段変速装置、および減速装置を含み、減速装置の出力軸に後輪108が取り付けられている。パワーユニット107の後端部には、リアサスペンション110の下端が連結されている。リアサスペンション110の上端は、図示しない車体フレームの一部を構成するシートレールに連結されている。
自動二輪車10Dは、第1の実施形態に係る自動二輪車10Aと同様に、前部エアバッグモジュール54、中間エアバッグモジュール56、運転者用背面エアバッグモジュール58及び後部エアバッグモジュール60を備えている。前部エアバッグモジュール54は、ハンドル102の下方且つ前シート112の前方箇所に設けられている。中間エアバッグモジュール56は、バックレスト112aに内蔵されている。運転者用背面エアバッグモジュール58は、後シート114に内蔵されている。後部エアバッグモジュール60は、バックレスト114aの後ろ側に設けられている。
図13A及び図13Bでは、図示を省略するが、自動二輪車10Dは、第1〜第3の実施形態に係る自動二輪車10A〜10Cと同様に乗車検知手段68、前部衝撃検知センサ62、後部衝撃検知センサ64、66及びエアバッグコントローラ74を備えている。
なお、自動二輪車10Dにおいて、第2実施形態と同様に、係留帯80A〜80Cを設けてもよく、あるいは、第2実施形態の変形例と同様に、係留帯80Dを設けてもよい。
また、自動二輪車10Dにおいて、運転者用背面エアバッグモジュール58に代えて、第3実施形態に係る自動二輪車10Cと同様に第2エアバッグモジュール82を設けてもよく、この場合、係留帯80Cに代えて係留帯80Eを設けてもよい。
上記のように構成された自動二輪車10Dによっても、第1〜第3実施形態に係る自動二輪車10A〜10Cと同様に、後部搭乗者M2が乗車しているか否かに応じてエアバッグの展開パターンを変化させることで、1名乗車及び2名乗車それぞれの状況に応じた最適なパターンでエアバッグを展開することが可能となる。これにより、運転者M1及び後部搭乗者M2のそれぞれの負傷を低減できる。
その他、変形例に係る自動二輪車10Dにおいて、第1〜第3の実施形態と共通する各構成部分については、第1〜第3の実施形態における当該共通の各構成部分がもたらす作用及び効果と同一又は同様の作用及び効果が得られることは勿論である。
上記において、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…鞍乗り型車両
10A、10B、10C、10D…自動二輪車
30…乗員シート 30a…前シート
30b…後シート 54a…前部エアバッグ
56a…中間エアバッグ 58a…運転者用背面エアバッグ
60a…後部エアバッグ 62…前部衝撃検知センサ
64、66…後部衝撃検知センサ 68…乗車検知手段
70…シートセンサ 72…ステップセンサ
74…エアバッグコントローラ 80A〜80E…係留帯

Claims (9)

  1. 所定以上の衝撃を検出したときに展開して乗員を保護する複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)と、
    運転者(M1)用の前シート(30a)と後部搭乗者(M2)用の後シート(30b)とで構成された乗員シート(30)と、を備え、
    前記後部搭乗者(M2)の有無に応じて、前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)の展開パターンを変化させ
    前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)は、前記運転者(M1)の着座位置と前記後部搭乗者(M2)の着座位置との間で展開可能な中間エアバッグ(56a)を含む、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 請求項記載の鞍乗り型車両において、
    前記後部搭乗者(M2)が乗車している前記鞍乗り型車両が前方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)が展開する、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  3. 請求項1又は2記載の鞍乗り型車両において、
    前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)は、前記後部搭乗者(M2)の着座位置の後方で展開可能な後部エアバッグ(60a)と、前記運転者(M1)の着座位置より後方かつ前記後部エアバッグ(60a)の展開位置より前方で展開可能な運転者用背面エアバッグ(58a)とをさらに含み、
    前記鞍乗り型車両が衝撃を受けたとき、前記後部搭乗者(M2)の有無に応じて、前記中間エアバッグ(56a)と前記運転者用背面エアバッグ(58a)の一方を展開する、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  4. 請求項記載の鞍乗り型車両において、
    前記後部搭乗者(M2)が乗車していない前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)が展開しない一方、前記運転者用背面エアバッグ(58a)が展開し、
    前記後部搭乗者(M2)が乗車している前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、運転者用背面エアバッグ(58a)が展開しない一方、前記中間エアバッグ(56a)及び前記後部エアバッグ(60a)が展開する、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  5. 請求項1又は2記載の鞍乗り型車両において、
    前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)は、前記後部搭乗者(M2)の着座位置の後方で展開可能な後部エアバッグ(60a)と、前記中間エアバッグ(56a)の背面側且つ前記後部エアバッグ(60a)の展開位置より前方で展開可能な第2エアバッグ(82a)を含み、
    前記鞍乗り型車両が衝撃を受けたとき、前記後部搭乗者(M2)の有無に応じて、前記中間エアバッグ(56a)と前記第2エアバッグ(82a)の一方又は両方を展開する、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  6. 請求項記載の鞍乗り型車両において、
    前記後部搭乗者(M2)が乗車していない前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)及び前記第2エアバッグ(82a)が展開し、
    前記後部搭乗者(M2)が乗車している前記鞍乗り型車両が後方から衝撃を受けたとき、前記中間エアバッグ(56a)と前記第2エアバッグ(82a)のうち前記中間エアバッグ(56a)のみが展開する、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両において、
    前記複数のエアバッグ(54a、56a、58a、60a、82a)のうち、一部又は全部のエアバッグは、車体前方又は後方に延びる係留帯(80A〜80E)により車体に繋がれる、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両において、
    前記後部搭乗者(M2)の有無を検知する乗車検知手段(68)をさらに備える、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  9. 請求項記載の鞍乗り型車両において、
    後部搭乗者(M2)用の可倒式ステップ(37)をさらに備え、
    前記乗車検知手段(68)は、前記後シート(30b)に内蔵されたシートセンサ(70)と、前記可倒式ステップ(37)の使用状態を検出するステップセンサ(72)とを有する、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
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