JP2003070626A - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
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Abstract
板を冷却する冷却ファンを配置した炊飯器において、加
熱用基板の冷却を向上するとともに炊飯器の外部からの
異物の侵入を防ぎ、安全性を確保しながら、製品をコン
パクト化し、冷却構成を向上することで炊飯性能をも向
上する。 【解決手段】 内鍋11を着脱自在に収納した炊飯器本
体10の上部を蓋16で覆い、炊飯器本体10の内底部
に内鍋16の加熱用基板21および冷却ファン22を設
けるとともに、炊飯器本体10の底面部に冷却用の吸気
孔14aおよび排気孔14bを設ける。排気孔14bの
内側で、かつ炊飯器本体10の内面側にリブ14eを配
置する。
Description
る加熱用基板と、加熱用基板を冷却する冷却ファンを配
置した炊飯器に関するものである。
に構成していた。以下、その構成について説明する。
で形成したボディ2と上枠3と下枠4で構成し、内鍋5
を着脱自在に収納している。内鍋5の底部に電磁誘導加
熱で内鍋5を発熱させる誘導コイル6を設置しており、
誘導コイル6の下側に誘導加熱するための加熱用基板7
と、加熱用基板7を冷却する冷却ファン8を配置してい
る。
に、下枠4の底部に吸気孔9aと排気孔9bを設けてお
り、冷却性能を確保している。
1の機能は、基本性能のご飯をおいしく炊き上げること
である。ご飯をおいしく炊き上げるためには、高火力で
一気に炊き上げることが必要になってくるが、このため
に、近年、炊飯器は電磁誘導加熱方式を採用している。
を行うための加熱用基板7の部品の発熱をどう効率よく
冷却するかが問題であり、高火力で炊飯を行うには冷却
性能を向上することが重要になってくる。
7の発熱部品にヒートシンクを取り付け、ヒートシンク
にて熱の発散を行うとともに、ヒートシンクに冷却ファ
ン8からの風を当てることで、発熱部品を冷却してい
る。ここで、重要なことは、いかに効率よく冷却ファン
8で冷えた空気を吸い込み、ヒートシンクに風を送り出
し、冷却後の高温になった空気を炊飯器外部に放出する
かである。
bの拡大が必要であるが、炊飯器本体1の外面に穴を設
けることは、外部の異物が炊飯器本体1の内部に侵入し
てくる可能性も拡大することにある。たとえば、業務用
の炊飯器等では炊飯器を床面近くに設置することが多
く、清掃のために床面にホース等で水を撒くことがあ
り、床面に当たって飛び散った水が吸気孔9aおよび排
気孔9bから炊飯器本体1の内部に侵入して充電部に付
着する可能性がある。
飯器本体1の内部の充電部の距離をある程度離す必要が
あり、炊飯器本体1のコンパクト化の障害になってい
た。
で、加熱用基板の冷却を向上するとともに炊飯器の外部
からの異物の侵入を防ぎ、安全性を確保しながら、製品
をコンパクト化し、冷却構成を向上することで炊飯性能
をも向上することを目的としている。
するために、内鍋を着脱自在に収納した炊飯器本体の上
部を蓋で覆い、炊飯器本体の内底部に内鍋の加熱用基板
および冷却ファンを設けるとともに、炊飯器本体の底面
部に冷却用の吸気孔および排気孔を設け、排気孔の内側
で、かつ炊飯器本体の内面側に異物侵入防止壁を配置し
たものである。
るとともに炊飯器の外部からの異物の侵入を防止するこ
とができ、安全性を確保しながら、製品をコンパクト化
でき、冷却構成を向上することで炊飯性能をも向上する
ことができる。
は、内鍋を着脱自在に収納した炊飯器本体と、前記炊飯
器本体の上部を覆う蓋と、前記炊飯器本体の内底部に設
けた前記内鍋の加熱用基板および冷却ファンと、前記炊
飯器本体の底面部に設けた冷却用の吸気孔および排気孔
とを備え、前記排気孔の内側で、かつ前記炊飯器本体の
内面側に異物侵入防止壁を配置したものであり、加熱用
基板の冷却を向上できるとともに炊飯器の外部からの異
物の侵入を防止することができ、安全性を確保しなが
ら、製品をコンパクト化でき、冷却構成を向上すること
で炊飯性能をも向上することができる。
記載の発明において、炊飯器本体の側面部に、異物侵入
防止壁の高さの位置まで排気孔を設けたものであり、異
物浸入防止壁で異物を遮断しながら、排気孔の面積を拡
大することができ、冷却性能を向上することができると
ともに、安全性を確保することができる。
たは2に記載の発明において、排気口の内側で、かつ吸
気孔と前記排気孔を区別するように、炊飯器本体の底部
外面側に前記炊飯器本体の載置面に向かって立壁を配置
したものであり、立壁により吸気孔と排気孔を完全に区
別することができて、冷却性能を向上することができる
とともに、吸気孔、排気孔以外の炊飯器本体の孔からの
異物侵入を防止することができる。
3に記載の発明において、炊飯器本体の底部外面部で、
かつ吸気孔の外側に前記炊飯器本体の載置面に向かって
配置した立壁は互いにオーバーラップしたものであり、
吸気性能を低下させることなく立壁を配置することがで
き、冷却性能を低下することなく、異物の侵入を防止す
ることができる。
4に記載の発明において、吸気孔はフィルター作用のあ
る吸気カバーで覆い、前記吸気カバーの孔と吸気孔は互
いに重なり合うことなく配置したものであり、吸気孔か
らの空気を吸い込む際、床面に溜まっていた水を同時に
吸い込むのを防止することができる。
照しながら説明する。
鍋11を着脱自在に収納し、この炊飯器本体10は上枠
12、ボディ13、下枠14で構成している。炊飯器本
体10の上面に、後方部のヒンジ部15に軸支している
蓋16を設置している。内鍋11の下方に内鍋収納部で
ある保護枠下17を設置しており、この保護枠下17に
誘導加熱用の誘導コイル18を取り付けている。
ライト19を接着した保護枠カバー20を設置してお
り、保護枠下17と保護枠カバー20で誘導コイル18
を挟み込む構成としている。また、保護枠カバー20に
誘導加熱をするための加熱用基板21とこの加熱用基板
21を冷却する冷却ファン22を設置している。
冷却ファン22の下方に吸気孔14aを設けており、こ
の吸気孔14aを覆うようにフィルター作用のある吸気
カバー23を設置している。この吸気カバー23に開け
ている孔は吸気孔14aと互いに重なり合うことなく配
置している。また、下枠14の底面および下方側面部に
排気孔14bを設けている。
14の底面外周部および側面下方部に排気孔14bを設
けており、この排気孔14bの内側(内鍋12の中心
側)で、下枠14の外面側にリブ(立壁)14cを設
け、吸気孔14aの外側にリブ(立壁)14dを設けて
おり、かつ下枠14の内面側にリブ(異物侵入防止壁)
14eを設けている。このリブ14cおよび14dの高
さは炊飯器本体11の載置面から約3mmの高さにしてい
る。また、下枠14の側面側の排気孔14bの配置位置
はリブ14eの高さ以下になるように配置している。
示すように、吸気孔14aと排気孔14bを完全に区分
するように配置しており、また、吸気孔14aの外側の
リブ14dは互いにオーバーラップするように配置して
いる。
の設置場所は水などが良く飛び散る流し台等が多く、ま
た、業務用炊飯器においては、床面近くに炊飯器を設置
し床面をホース等で水を撒き、清掃することも日常茶飯
事であり、炊飯器に水が飛び散る機会は多い。
孔14aが互いに重ならないように配置しているのて、
冷却ファン22が冷却のために空気を吸い込む際、床面
に最初から溜まっていた水を空気と同時に炊飯器本体1
1の内部に吸い込み、侵入しないようにできる。
に衝突した水が下枠14の底面に設けた排気孔14bか
ら炊飯器本体11内部に侵入してきた場合、リブ14e
により水は遮断され、内部には侵入しない。
枠14の側面に排気孔14bを配置しても、図3の矢印
で示すように、下枠14の側面の排気孔14bから直接
炊飯器本体11に侵入してくる水をリブ14eにより遮
ることができる。加えて、側面に排気孔14bを配置す
ることは、冷却性能から見ると重要な役割を果たしてい
る。
排気された空気は床面に衝突してしまうしかなく、排気
構造として見ると、床面が排気の障害物となっており、
効率的な排気構造をとることができない。しかし、下枠
14の側面に排気孔14bを配置することで、排気され
た空気は障害物に邪魔されることなく、排気されるので
ある。
うに配置することで、吸気と排気を完全に区別すること
ができる。この吸気と排気を区別することは、冷却に使
われ、排気された空気を再び吸気しないようにできる。
一度、冷却に使われた空気は高温になっており、この高
温になった空気を再度吸気していたのでは、冷却効率は
低下してしまい、炊飯が進行していくにつれて冷却能力
が下がってしまうのである。
び排気孔14bだけではなく、その他にも数点穴が設け
ているため、それらの穴からの水等の異物に侵入をも防
いでいる。
互いにオーバーラップして配置することで、吸気孔14
a側からも異物侵入を防ぐことができるとともに、冷却
のための空気も効率低下をすることなく吸気することが
できる。
気孔14a、リブ14c、14d、14eを配置するこ
とで、吸気孔14a、排気孔14b近くに水分が接触し
てはいけない、基板部品等の充電部を設置することがで
き、従来確保していた空間を縮小することができ、製品
をコンパクト化することができる。
るような場所に設置した場合においても、炊飯器全周に
吸気孔14a、排気孔14bを設けることができるため
に、冷却性能の低下を最小限にとどめることができるよ
うになり、従来、設置場所による冷却性能の低下分の余
裕をとる必要があったが、本実施例においては、今まで
の余裕分を炊飯パワーに上乗せすることができるように
なる。
に向上し、さらに外部からの異物侵入にも対応すること
ができるために、安全であり、かつ炊飯性能を向上する
ことができるとともに、製品のコンパクト化をも実現し
た炊飯器を提供することができる。
発明によれば、内鍋を着脱自在に収納した炊飯器本体
と、前記炊飯器本体の上部を覆う蓋と、前記炊飯器本体
の内底部に設けた前記内鍋の加熱用基板および冷却ファ
ンと、前記炊飯器本体の底面部に設けた冷却用の吸気孔
および排気孔とを備え、前記排気孔の内側で、かつ前記
炊飯器本体の内面側に異物侵入防止壁を配置したから、
加熱用基板の冷却を向上できるとともに炊飯器の外部か
らの異物の侵入を防止することができ、安全性を確保し
ながら、製品をコンパクト化でき、冷却構成を向上する
ことで炊飯性能をも向上することができる。
飯器本体の側面部に、異物侵入防止壁の高さの位置まで
排気孔を設けたから、異物浸入防止壁で異物を遮断しな
がら、排気孔の面積を拡大することができ、冷却性能を
向上することができるとともに、安全性を確保すること
ができる。
気口の内側で、かつ吸気孔と前記排気孔を区別するよう
に、炊飯器本体の底部外面側に前記炊飯器本体の載置面
に向かって立壁を配置したから、立壁により吸気孔と排
気孔を完全に区別することができて、冷却性能を向上す
ることができるとともに、吸気孔、排気孔以外の炊飯器
本体の孔からの異物侵入を防止することができる。
飯器本体の底部外面部で、かつ吸気孔の外側に前記炊飯
器本体の載置面に向かって配置した立壁は互いにオーバ
ーラップしたから、吸気性能を低下させることなく立壁
を配置することができ、冷却性能を低下することなく、
異物の侵入を防止することができる。
気孔はフィルター作用のある吸気カバーで覆い、前記吸
気カバーの孔と吸気孔は互いに重なり合うことなく配置
したから、吸気孔からの空気を吸い込む際、床面に溜ま
っていた水を同時に吸い込むのを防止することができ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 内鍋を着脱自在に収納した炊飯器本体
と、前記炊飯器本体の上部を覆う蓋と、前記炊飯器本体
の内底部に設けた前記内鍋の加熱用基板および冷却ファ
ンと、前記炊飯器本体の底面部に設けた冷却用の吸気孔
および排気孔とを備え、前記排気孔の内側で、かつ前記
炊飯器本体の内面側に異物侵入防止壁を配置した炊飯
器。 - 【請求項2】 炊飯器本体の側面部に、異物侵入防止壁
の高さの位置まで排気孔を設けた請求項1記載の炊飯
器。 - 【請求項3】 排気口の内側で、かつ吸気孔と前記排気
孔を区別するように、炊飯器本体の底部外面側に前記炊
飯器本体の載置面に向かって立壁を配置した請求項1ま
たは2記載の炊飯器。 - 【請求項4】 炊飯器本体の底部外面部で、かつ吸気孔
の外側に前記炊飯器本体の載置面に向かって配置した立
壁は互いにオーバーラップした請求項1〜3のいずれか
1項に記載の炊飯器。 - 【請求項5】 吸気孔はフィルター作用のある吸気カバ
ーで覆い、前記吸気カバーの孔と吸気孔は互いに重なり
合うことなく配置した請求項1〜4のいずれか1項に記
載の炊飯器。
Priority Applications (1)
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- 2001-09-03 JP JP2001265517A patent/JP4899276B2/ja not_active Expired - Fee Related
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