JPH119448A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH119448A
JPH119448A JP16423697A JP16423697A JPH119448A JP H119448 A JPH119448 A JP H119448A JP 16423697 A JP16423697 A JP 16423697A JP 16423697 A JP16423697 A JP 16423697A JP H119448 A JPH119448 A JP H119448A
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浩典 浜田
Mitsuru Takechi
充 武智
Kazunori Kono
一典 河野
Goichi Masumoto
悟一 増本
Hideyuki Kominami
秀之 小南
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で、トラッキング性能等を向上さ
せた炊飯器を提供すること。 【解決手段】 外装を樹脂成形された基板において、イ
ンバータ回路23を構成するスイッチング素子25等を
搭載する箇所等に、リブ42等を基板の樹脂と一体成形
して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭、あるい
は業務用に使用する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の炊飯器は、図12、図1
3に示されるように、本体1内に収納された鍋2を加熱
する加熱手段3に電力を供給する制御手段4を構成する
回路部品を搭載するプリント基板5は、本体1内のスペ
ース等の都合から、加熱手段3の下部に水平に配置する
か、本体1と鍋2の間に垂直に配置していた。更に、本
体1内の構成部品の冷却を必要とする場合には冷却用の
ファンモータ6を備えていた。
【0003】一方、プリント基板5には、図14に示す
ように、制御手段4を構成する回路部品である抵抗7、
抵抗8、AC電源間に接続されたコンデンサ9、加熱手
段3への通電を制御するスイッチング素子10、及びス
イッチング素子10の熱を放熱するための放熱フィン1
1等が搭載されていた。また、プリント基板5は、紙フ
ェノールやガラスエポキシを基材としたプリント配線板
を使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、
上記従来の炊飯器に使用されているプリント基板5で
は、本体1の隙間から水や炊飯中にふきこぼれた液体
が、本体内部に流入した場合に、その液体がプリント基
板5上に落ちて溜まってしまったり、あるいは、プリン
ト基板5上を流れたりしていた。
【0005】特に、加熱手段3に電力を供給する回路部
は、部品間を接続するパターン間や部品端子間にAC1
00V程度の電圧が印加される構成となっており、その
両端を短絡するように液体が滴下して流れたりすると、
液体の介在によってプリント基板5上で電流リークが発
生し、トラッキング現象が起きるが、この状態が進行す
ると火花が発生し基板が炭化し、放電経路が形成される
おそれがあった。
【0006】そのため、従来は、トラッキングの発生す
る部品や端子をコーティング剤で覆ったり、電位の異な
る部分を分離するようにコーティング剤を塗布して壁を
形成していたが、当該方法は、プリント基板組立の作業
性が悪く、かつコーティング剤を塗布するための加工費
がかかりコストも高くなると言う問題があった。また、
このような従来の炊飯器に使用されているプリント基板
5では、スイッチング素子10のように、自己発熱する
回路部品が搭載されているが、その全ての部品に冷却用
のファンモータ6からの冷却風が当たるわけではなく、
特にファンモータから離れた部品を冷却するためには、
風を通すためのガイドを本体の内側に作ったり、部品を
追加しなければならないという問題点を有していた。
【0007】また、このような従来の炊飯器に使用され
ているプリント基板5では、スイッチング素子10の様
に自己発熱が大きい部品が搭載されている場合は、その
部品の熱を放熱するために放熱フィン11を取り付け、
それをプリント基板に固定しなければならないという問
題点を有していた。更に、その部品を接続するパターン
にその熱が伝わり、プリント基板が加熱されることにな
り、その熱を放熱するためにパターン幅を広く取る必要
があり、プリント基板の面積が大きくなるという問題点
を有していた。
【0008】また、このような従来の炊飯器に使用され
ているプリント基板5では、部品を重ねて実装すること
が困難であり、必要な回路部品を実装するために基板面
積を小さくすることが困難であるという問題点を有して
いた。また、基板面積を縮小等するには、部品を浮かせ
るための台となるような別部品をとりつける必要があ
り、プリント基板組立の作業性が悪く、かつ別部品を取
り付けるための加工費がかかり、コストも高くなると言
う問題もあった。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、プリント基板に水等の液体がかかっても、プリン
ト基板の性能を十分確保できる炊飯器を得ることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前
記加熱手段に電力を供給するための制御手段とを備え、
前記制御手段は、少なくともその一部を樹脂外装基板上
に形成するとともに、前記樹脂外装基板は、トラッキン
グ防止用のリブを有してなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、鍋と、前
記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に電力を供給
する制御手段とを備え、前記制御手段はトラッキング防
止用のリブを設けた樹脂外装基板から構成されているの
で、トラッキングの発生する部品や端子をコーティング
剤で覆ったり、電位の異なる部分を分離するようにコー
ティング剤を塗布し壁を形成する必要がないので、製造
コストの低減を可能にしている。
【0012】請求項2記載の発明は、トラッキング防止
用リブは、トラッキング発生経路の間に配設しているの
で、電位の異なる部分を分離するようにコーティング剤
を塗布し壁を形成する必要がないので、製造コストの低
減を可能にしている。請求項3記載の発明は、樹脂外装
基板は、縦方向に配置され、トラッキング発生部位の上
部に屋根状にトラッキング防止用リブを配設しているの
で、トラッキングが発生する部分に水等の液体がかから
なくし安全性を確保することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、鍋と、前記鍋を加
熱する加熱手段と、前記加熱手段に電力を供給する制御
手段とを備え、前記制御手段は風路を形成するリブを設
けた樹脂外装基板から構成されているので、風の流れを
自由にコントロールでき、安価な構成で冷却を必要とす
る部品に風を当てることのできる。請求項5記載の発明
は、鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段
に電力を供給する制御手段とを備え、前記制御手段は放
熱用のリブを設けた樹脂外装基板から構成されているの
で、部品を冷却するための放熱フィンを必要とせず、部
品コストの低減を可能にしている。
【0014】請求項6記載の発明は、鍋と、前記鍋を加
熱する加熱手段と、前記加熱手段に電力を供給する制御
手段とを備え、前記制御手段は部品搭載用のリブを設け
た樹脂外装基板から構成されているので、部品を重ね合
わせて実装することができ、基板の小型化が可能とな
る。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
1〜図3を用いて説明する。図1において、21は米と
水を入れる鍋、22は前記鍋21を加熱する手段として
の加熱コイル、23は前記加熱コイル22と共に共振回
路を構成する共振コンデンサ24及びこの共振回路に接
続され共振電流を生成するためのスイッチング素子25
とダンパーダイオード26とにより加熱コイル22に高
周波電流を供給するインバータ回路、27は商用電源2
8を直流に整流する整流器、29は整流器27の出力を
平滑する平滑コンデンサである。また30はスイッチン
グ素子25に駆動信号を与えるインバータ駆動回路、3
1はインバータ駆動回路30を制御制御し調理制御を行
うマイクロコンピュータ、32はマイクロコンピュータ
31にキースイッチ等により入力情報を与える入力回
路、33はスイッチング素子25や整流器27等の発熱
部品を冷却するファンモータ、34はマイクロコンピュ
ータ31からの信号によりファンモータ33を駆動する
モータ駆動回路である。35と36は商用電源28の電
圧を分圧抵抗37とで分圧する分圧抵抗であり、分圧し
た電圧をマイクロコンピュータ31に入力している。
【0016】図2において、38はインバータ回路23
と整流器27と平滑コンデンサ29及びインバータ駆動
回路30と分圧抵抗35と分圧抵抗36を搭載したイン
バータ基板であり、商用電源28を含む高電圧部が搭載
されている。インバータ基板38は、図に示すように加
熱コイル22の下方に略水平に配置されている。このイ
ンバータ基板38上の発熱部品はファンモータ33によ
り冷却されるものである。
【0017】図3は、インバータ基板38を部品実装面
側から見た状態であり、インバータ基板38上にはイン
バータ回路23を構成する共振コンデンサ24とダンパ
ーダイオード26を内蔵したスイッチング素子25と整
流器27と平滑コンデンサ29と分圧抵抗35と分圧抵
抗36と商用電源28を接続するための端子A39と端
子B40が搭載されている。分圧抵抗35と分圧抵抗3
6の右側端子はパターンで接続されており同電位となっ
ているが、左側端子はそれぞれ商用電源に接続されてい
る。41は発熱部品であるスイッチング素子25と整流
器27の熱を放熱するための放熱フィンである。このイ
ンバータ基板38は外装が樹脂成形により構成された樹
脂外装基板である。そして分圧抵抗35と分圧抵抗36
の左側端子間にはインバータ基板38の外装を形成する
樹脂と一体化成形されたリブA42が配置されている。
さらに、端子A39と端子B40の間にもインバータ基
板38の外装を形成する樹脂と一体化成形されたリブB
43が配置されている。
【0018】このように構成された炊飯器は、台所等の
水回りで使用され、本体に水がかかったり、炊飯中に吹
きこぼれたりすると、その液体が本体内に侵入すること
がある。その液体がインバータ基板38上の商用電源電
圧間やインバータ回路23の高圧部と低圧部を短絡する
ように滴下して溜まると、液体の介在によりインバータ
基板38上で電流リークが発生し、トラッキングが起き
る。
【0019】しかし、インバータ基板38は、図3に示
すように、液体が溜まることでトラッキングが発生する
電位の異なる部品端子間に樹脂外装基板の外装と一体成
形したリブA42とリブB43を設けているため、液体
がインバータ基板38上に滴下しても端子間を短絡する
ことはなくトラッキングが発生しにくい構造としてい
る。
【0020】以上のように本実施例によれば、高電圧が
印加される回路が搭載された樹脂外装基板に、液体によ
り短絡されたときトラッキングが発生する部位にリブを
一体成形することにより、液体により短絡されることが
なくなり、コーティング剤の塗布を不要とする効果を得
ることができる。 (実施例2)次に、本発明の第2の実施例について、図
4、図5を用いて説明する。
【0021】なお、回路構成は実施例1と同様である
が、本体の部品配置が異っている。図4において、38
はインバータ回路23と整流器27と平滑コンデンサ2
9及びインバータ駆動回路30と分圧抵抗35と分圧抵
抗36を搭載したインバータ基板であり、商用電源28
を含む高電圧部が搭載されている。インバータ基板38
は、図に示すように略垂直に配置されている。このイン
バータ基板38上の発熱部品はファンモータ33により
冷却されるものである。
【0022】図5は、インバータ基板38を機器本体に
実際に設置された状態で部品面側から見た状態であり、
インバータ基板38上にはインバータ回路23を構成す
る共振コンデンサ24とダンパーダイオード26を内蔵
したスイッチング素子25と整流器27と平滑コンデン
サ29と分圧抵抗35と分圧抵抗36と商用電源28を
接続するための端子A39と端子B40が搭載されてい
る。分圧抵抗35と分圧抵抗36の右側端子はパターン
で接続されており同電位となっているが、左側端子はそ
れぞれ商用電源に接続されている。このインバータ基板
38は外装が樹脂成形により構成された樹脂外装基板で
ある。そして分圧抵抗35の上部にはインバータ基板3
8の外装を形成する樹脂と一体化成形されたリブC44
が配置されている。さらに、端子A39の上部にもイン
バータ基板38の外装を形成する樹脂と一体化成形され
たリブD45が配置されている。また、共振コンデンサ
24と平滑コンデンサ29に上部にもインバータ基板3
8の外装を形成する樹脂と一体化成形されたリブE46
が配置されている。
【0023】このように構成された炊飯器は、略垂直に
設置されたインバータ基板38に、図5に示すように、
液体が滴下し短絡経路ができることでトラッキングが発
生する電位の異なる部品上部に樹脂外装基板の外装と一
体成形したリブC44とリブD45とリブE46を設け
ているため、液体がインバータ基板38上に滴下しない
ので端子間を短絡することはなくトラッキングは発生し
にくい。
【0024】以上のように本実施例によれば、高電圧が
印加される回路が搭載された樹脂外装基板に、液体によ
り短絡されたときトラッキングが発生するような部位の
上部にリブを一体成形し、略垂直に設置することによ
り、液体により短絡されることがなくなり、コーティン
グ剤を塗布しなくても良い。 (実施例3)次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0025】本実施例は、回路構成、本体の部品配置は
実施例2と同様であるが、プリント基板上の異なる点
を、図6により説明する。図6は、インバータ基板38
を機器本体に実際に設置された状態で部品面側から見た
状態であり、インバータ基板38上にはインバータ回路
23を構成する共振コンデンサ24とダンパーダイオー
ド26を内蔵したスイッチング素子25と整流器27と
平滑コンデンサ29が搭載されている。このインバータ
基板38は外装が樹脂成形により構成された樹脂外装基
板である。41は発熱部品であるスイッチング素子25
と整流器27の熱を放熱するための放熱フィンである。
47は図1には表示していないが本体の蓋部分に配置さ
れた蓋ヒータを駆動するためのトライアックである。
【0026】また、インバータ基板38上の発熱部品で
ある共振コンデンサ24とスイッチング素子25と整流
器27と平滑コンデンサ29とトライアック47等は、
ファンモータ33が送る風により冷却される。そして、
放熱フィン41の上部には、ファンモータ33からの冷
却風が平滑コンデンサ29の上部でファンモータ33か
らは陰にあるトライアック47に当たるように風路を形
成したリブF48が配置されており、このリブF48は
インバータ基板38の外装を形成する樹脂と一体化成形
されている。
【0027】このように構成された炊飯器は、インバー
タ基板38に、図6に示すように、樹脂外装基板の外装
と一体成形した風の流れる向きを変えるリブF48を設
けているため、部品の陰に隠れて冷却風が当たらない位
置に配置された発熱部品に冷却風を当てることができ
る。以上のように本実施例によれば、発熱部品を搭載し
た樹脂外装基板に、風の流れを変えるリブを一体成形す
ることにより、別部品でエアーガイドを作る必要はな
い。
【0028】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について説明する。図7は、インバータ基板38を機器
本体に実際に設置された状態で部品面側から見た状態で
あり、図8はインバータ基板38のA−B間の断面図で
ある。インバータ基板38上には、インバータ回路23
を構成する共振コンデンサ24とダンパーダイオード2
6を内蔵したスイッチング素子25と整流器27と平滑
コンデンサ29と商用電源28を接続するための端子A
39と端子B40が搭載されている。このインバータ基
板38は外装が樹脂成形により構成された樹脂外装基板
である。また、インバータ基板38上の発熱部品である
共振コンデンサ24とスイッチング素子25と整流器2
7と平滑コンデンサ29等は、ファンモータ33が送る
風により冷却される。そして、大電流を流す共振コンデ
ンサ24とスイッチング素子25を接続するパターンA
49と整流器27と平滑コンデンサ29を接続するパタ
ーンB50と端子39と整流器27を接続するパターン
C51と端子40と整流器27を接続するパターンD5
2の基板表面上にこれらのパターンから発生する熱を放
熱させるための複数の放熱リブ53が配置されており、
このリブ53はインバータ基板38の外装を形成する樹
脂と一体化成形されている。
【0029】このように構成された炊飯器は、インバー
タ基板38に、図7及び図8に示すように、樹脂外装基
板の外装と一体成形した放熱用のリブ53を設けている
ため、パターンに大電流が流れることで発生する熱を効
率よく放熱できる。以上のように、本実施例によれば、
発熱部品を搭載した樹脂外装基板に、放熱用のリブを一
体成形することにより、部品を冷却するための放熱フィ
ンを必要としない。
【0030】なお、本実施例では、パターンの熱を放熱
するためのリブについて述べたが、図9に示すように、
インバータ基板38に樹脂外装基板の外装と一体成形し
たスイッチング素子25や整流器27の熱を放熱するた
めの放熱フィン54を設けることにより更にその効果を
大なるものとすることができる。 (実施例5)次に、本発明の第5の実施例について説明
する。
【0031】図10は、インバータ基板38を機器本体
に実際に設置された状態で部品面側から見た状態であ
り、図11はインバータ基板38のC−D間の断面図で
ある。インバータ基板38上にはインバータ回路23を
構成する共振コンデンサ24とダンパーダイオード26
を内蔵したスイッチング素子25と整流器27と平滑コ
ンデンサ29が搭載されている。このインバータ基板3
8は外装が樹脂成形により構成された樹脂外装基板であ
る。41は発熱部品であるスイッチング素子25と整流
器27の熱を放熱するための放熱フィンである。また、
37は商用電源(図示せず)の電圧を分圧抵抗35と分
圧抵抗36とで分圧する分圧抵抗である。そして、平滑
コンデンサ29の下部にはインバータ基板38から平滑
コンデンサ29を持ち上げるためのリブG55とリブH
56が配置されており、このリブG55とリブH56は
インバータ基板38の外装を形成する樹脂と一体化成形
されている。
【0032】このように構成された炊飯器は、インバー
タ基板38に、図10及び図11に示すように、樹脂外
装基板の外装と一体成形した部品搭載用のリブG55と
リブH56を設けているため、インバータ基板38と平
滑コンデンサ29の間に分圧抵抗37を搭載できる。以
上のように本実施例によれば、樹脂外装基板に、部品搭
載用のリブを一体成形することにより、部品を重ねた高
集積な実装を可能とする。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1、2記載の発明
によれば、高電圧が印加される回路が搭載された樹脂外
装基板に、液体により短絡されたときトラッキングが発
生するような部位にリブを一体成形しているので、液体
により短絡されることがなくなり、コーティング剤を不
要とすることができ、コーティング剤の塗布工程が不要
であり、製造コストの低減を可能にしている。
【0034】また、請求項3記載の発明によれば、高電
圧が印加される回路が搭載された樹脂外装基板に、液体
により短絡されたときトラッキングが発生するような部
位の上部にリブを一体成形し、略垂直に設置しているの
で、基板上に液体が滴下することがない。したがって低
価格で液体がかからないため安全性を確保することがで
きる。
【0035】また、請求項4記載の発明によれば、発熱
部品を搭載した樹脂外装基板に、風の流れを変えるリブ
を一体成形しているので、別部品でエアーガイドを作る
必要はない。したがって、部品を追加したり固定する工
程が必要ないので、製造コストの低減を可能とし、冷却
を必要とする部品に風を当てることができる。更に発熱
部品のは位置の制約をなくすこともできる。
【0036】また、請求項5記載の発明によれば、発熱
部品を搭載した樹脂外装基板に、放熱用のリブを一体成
形しているので、部品を冷却するための放熱フィンを必
要としない。したがって、部品を追加したり固定する工
程が必要ないので、製造コストの低減を可能とし、冷却
を必要とする部品を放熱することのできる。さらに、請
求項6記載の発明によれば、樹脂外装基板に、部品搭載
用のリブを一体成形しているので、部品を重ねて基板に
実装できる。したがって、安価な構成で基板上の部品実
装密度を高め、基板を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器のブロック回路
【図2】同、炊飯器の要部破断断面図
【図3】同、炊飯器のインバータ基板の外観図
【図4】本発明の第2の実施例の炊飯器の要部破断断面
【図5】同、炊飯器のインバータ基板の外観図
【図6】本発明の第3の実施例の炊飯器のインバータ基
板付近の外観図
【図7】本発明の第4の実施例の炊飯器のインバータ基
板付近の外観図
【図8】同、炊飯器のインバータ基板の断面図
【図9】同、炊飯器の別のインバータ基板の外観図
【図10】本発明の第5の実施例の炊飯器のインバータ
基板の外観図
【図11】同、炊飯器のインバータ基板の断面図
【図12】従来例の炊飯器の要部破断断面図
【図13】同、炊飯器の別の要部破断断面図
【図14】同、炊飯器の基板の外観図
【符号の説明】
21 鍋 22 加熱コイル 23 インバータ回路 38 インバータ基板 42 リブA 43 リブB 44 リブC 45 リブD 46 リブE 48 リブF 53 放熱用リブ 54 放熱用フィン 55 リブG 56 リブH
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増本 悟一 大阪市北区梅田一丁目3番1−400号 株 式会社エクセルテクノ内 (72)発明者 小南 秀之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前
    記加熱手段に電力を供給するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、少なくともその一部を樹脂外装基板上
    に形成するとともに、前記樹脂外装基板は、トラッキン
    グ防止用のリブを一体成形により配設してなる炊飯器。
  2. 【請求項2】 樹脂外装基板は、トラッキング防止用の
    リブをトラッキング発生経路間に配設してなる請求項1
    記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 樹脂外装基板は、トラッキング防止用の
    リブをトラッキング発生部位の上部に屋根状に配設して
    なる請求項1記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前
    記加熱手段に電力を供給するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、少なくともその一部を樹脂外装基板上
    に形成するとともに、前記樹脂外装基板は、風路形成用
    のリブを一体成形により配設してなる炊飯器。
  5. 【請求項5】 鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前
    記加熱手段に電力を供給するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、少なくともその一部を樹脂外装基板上
    に形成するとともに、前記樹脂外装基板は、放熱用のリ
    ブを一体成形により配設してなる炊飯器。
  6. 【請求項6】 鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前
    記加熱手段に電力を供給するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、少なくともその一部を樹脂外装基板上
    に形成するとともに、前記樹脂外装基板は、部品搭載用
    のリブを一体成形により配設してなる炊飯器。
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JP2003070626A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器
JP2008284010A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
JP2010214031A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Panasonic Corp ジャー炊飯器
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