JP2009189459A - 炊飯器 - Google Patents

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Hironori Hamada
浩典 浜田
Kazuo Tsunoda
和男 角田
Atsushi Takeuchi
淳 竹内
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Abstract

【課題】プリント配線版に水等の液体がかかっても、プリント配線版上で基板が炭化しトラッキングが継続しない炊飯器を提供する。
【解決手段】少なくとも前記ノイズ除去手段36またはフィルタ手段37または駆動手段27を構成する部品を実装する半田接続部48等と配線パターン47等を有するプリント配線板24は、トラッキングを抑制するトラッキング防止剤41を表面に施すことにより、プリント配線板24に水等の液体がかかることで電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、トラッキング防止剤41によりプリント配線板24の基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で基板が炭化することを抑制できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般家庭、あるいは業務用に使用する炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は、米等を収容する内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動する加熱駆動回路と、前記加熱駆動回路を制御し炊飯制御を行う制御回路と、前記加熱駆動回路及び制御回路を搭載したプリント配線板と、前記プリント配線板の上面を被覆するコーティング材とを備え、前記コーティング材は前記プリント配線板の周縁部へいくにつれて高さを低くしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の炊飯器に搭載されたプリント配線板を示すものである。図5に示すように、インバータ手段を構成する部品を実装したプリント配線板であるインバータ基板70を、(a)は機器本体に実際に設置された状態で製品本体の上面から見た状態であり、(b)は機器本体に実際に設置された状態で製品本体の側面から見た状態でのインバータ基板70の要部断面である。
インバータ基板70の高圧印加部品周辺にコーティング材71を塗布し、しかも、このコーティング材71の表面がインバータ基板70の端面(図面では左方向)に向かって徐々に低くなるように傾斜させることにより排水径路が形成され、その液体はコーティング材71の表面の傾斜に従い基板端面へと流れて行くため、トラッキング等の不安全モードには至らない。
また、この種の炊飯器は、鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に電力を供給するための制御手段とを備え、前記制御手段は、少なくともその一部を樹脂外装基板上に形成するとともに、前記樹脂外装基板は、トラッキング防止用のリブを一体成形によりトラッキング発生経路間に配設しているものがある(例えば、特許文献2参照)。
図6は、特許文献2に記載された従来の炊飯器に搭載された樹脂外装基板を示すものである。図6に示すように、インバータ手段を構成する部品を実装した樹脂外装基板であるインバータ基板78を部品実装面側から見た状態であり、インバータ基板78上にはインバータ回路を構成する共振コンデンサ74とダンパーダイオードを内蔵したスイッチング素子75と整流器77と平滑コンデンサ79と分圧抵抗85と分圧抵抗86と商用電源78を接続するための端子A79と端子B80が搭載されている。分圧抵抗85と分圧抵抗86の右側端子はパターンで接続されており同電位となっているが、左側端子はそれぞれ商用電源に接続されている。81は発熱部品であるスイッチング素子75と整流器77の熱を放熱するための放熱フィンである。このインバータ基板78は外装が樹脂成形により構成された樹脂外装基板である。そして分圧抵抗85と分圧抵抗86の左側端子間にはインバータ基板78の外装を形成する樹脂と一体化成形されたリブA72が配置されている。さらに、端子A79と端子B80の間にもインバータ基板78の外装を形成する樹脂と一体化成形されたリブB73が配置されている。
このように構成された炊飯器は、液体が溜まることでトラッキングが発生する電位の異なる部品間に樹脂外装基板の外装と一体成形したリブA72とリブB73を設けているため、液体がインバータ基板78上に滴下しても端子間を短絡することはなくトラッキングが発生しにくい構造としている。
特開平7−177963号公報 特開平11−9448号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の炊飯器では、トラッキングの発生する部品や端子をコーティング剤で覆う必要があり、インバータ基板組立の作業性が悪く、かつコーティング剤を塗布するための加工費がかかりコストも高くなるという問題があった。また、このような従来の炊飯器に使用されているプリント配線板では、スイッチング素子のように、自己発熱する回路部品が搭載されているが、その部品をコーティング剤で覆うことにより、部品の温度が放熱されず、部品の信頼性を損なうという問題点を有していた。
また、上記特許文献2に開示された従来の炊飯器では、液体が溜まることでトラッキングが発生する電位の異なる部品間に樹脂外装基板の外装と一体成形したリブを設ける必要があり、一つの部品の端子間でトラッキングが発生する部品の端子間にはリブをたてることができず、十分にトラッキングを防止することができないという問題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、部品や端子を覆うコーティング剤や、電位の異なる部位間にリブを必要とせず、インバータ基板に水やゴキブリ等の異物が付着しても、基板上で基板が炭化しプリント配線板の絶縁基材の絶縁劣化を抑制できる炊飯器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、鍋を加熱する加熱手段と、商用電源から前記加熱手段に電力を供給するための駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、商用電源から侵入する外来ノイズを除去するノイズ除去手段と、商用電源にノイズを放出するのを防止するフィルタ手段と、少なくとも前記ノイズ除去手段またはフィルタ手段または前記駆動手段を構成する部品を実装する半田接続部と配線パターンを有する絶縁基材でできたプリント配線板を備え、前記プリント配線板は、炊飯器本体に設置された状態でプリント配線板に付着した異物の介在により、実装された部品の電位の異なる複数の端子間もしくは電位の異なる部位の間で発生するプリント配線板の絶縁基材の絶縁劣化を抑制する絶縁劣化防止層を表面に施したものである。
これにより、プリント配線板に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制でき、プリント配線板の絶縁基材の絶縁劣化を抑制できる。
本発明の炊飯器は、部品や端子を覆うコーティング剤や、電位の異なる部位間にリブを必要とせず、プリント配線版に水やゴキブリ等の異物が付着しても、プリント配線板の絶縁基材の絶縁劣化を抑制できる。
第1の発明は、炊飯器本体と、鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、商用電源から前記加熱手段に電力を供給するための駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、商用電源から侵入する外来ノイズを除去するノイズ除去手段と、商用電源にノイズを放出するのを防止するフィルタ手段と、少なくとも前記ノイズ除去手段またはフィルタ手段または前記駆動手段を構成する部品を実装する半田接続部と配線パターンを有する絶縁基材でできたプリント配線板を備え、前記プリント配線板は、炊飯器本体に設置された状態でプリント配線板に付着した異物の介在により、実装された部品の電位の異なる複数の端子間も
しくは電位の異なる部位の間で発生するプリント配線板の絶縁基材の絶縁劣化を抑制する絶縁劣化防止層を表面に施すことにより、プリント配線板に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第2の発明は、上記第1の発明において、プリント配線板は、前記配線を絶縁性樹脂材料で封入し、且つ、前記半田接続部を絶縁性樹脂の外部に出した樹脂外装基板とすることにより、樹脂外装基板に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層により樹脂外装基板の樹脂にはその火花は届かず、樹脂外装基板上で樹脂が炭化することを抑制できる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、絶縁劣化防止層は、異物の介在により前記プリント配線板に実装された部品端子間で絶縁劣化が発生する部品の端子間を部品がプリント配線板に接触する部分以上の領域でプリント配線板の部品実装面側に配置することにより、プリント配線板の部品実装面に水やゴキブリ等の異物が付着し、プリント配線板と部品との隙間に異物が侵入して電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第4の発明は、上記第1または第2の発明において、絶縁劣化防止層は、少なくとも異物の介在により絶縁劣化が発生する電位の異なる半田接続部の間を、異物が付着する可能性がある領域でプリント配線板の半田付け面側に配置することにより、プリント配線板の半田付け面に水やゴキブリ等の異物が付着し、電位の異なる半田接続部間に異物が付着して電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第5の発明は、上記第1の発明において、絶縁劣化防止層は、少なくとも異物の介在により絶縁劣化が発生する電位の異なる配線パターンの間を、異物が付着する可能性がある領域でプリント配線板の半田付け面側に配置することにより、プリント配線板の半田付け面に水やゴキブリ等の異物が付着し、電位の異なる配線パターン間に異物が付着して電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第6の発明は、上記第1から第5のいずれか一つの発明において、絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の表面に印刷することにより、部品や端子を覆うコーティング剤やそのコーティング剤を塗布する加工を必要とせず、さらに絶縁基材表面での炭化防止の必要な部分を製造ばらつきがなく、かつ一定のコストで、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第7の発明は、上記第1から第3のいずれか一つの発明において、絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の部品実装面の表面に部品等の情報を表示するロードマップとして印刷形成されることにより、従来から使用しているロードマップでプリント配線板の部品実装面に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生する部位に印刷をするだけで絶縁劣化防止層を形成できるので、特別な印刷層を必要とせず、プリント配線板の部品実装面に水やゴキブリ等の異物が付着し、プリント配線板と部品との隙間に異物が侵入して電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材
が炭化することを抑制できる。
第8の発明は、上記第4または第5の発明において、絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の半田付け面側の表面に半田接続部以外の配線パターンに半田が付着するのを防止する半田レジストとして印刷形成されることにより、従来から使用している半田レジストだけでプリント配線板の半田付け面に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生する部位に印刷をする絶縁劣化防止層を形成できるので、特別な印刷層を必要とせず、プリント配線板の半田付け面に水やゴキブリ等の異物が付着し、電位の異なる半田接続部間や電位の異なる配線パターン間に異物が付着して電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第9の発明は、上記第4または第5の発明において、絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の半田付け面側の表面に部品等の情報を表示するサービスマップとして印刷形成されることにより、従来から使用しているサービスマップだけでプリント配線板の半田付け面に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生する部位に印刷をする絶縁劣化防止層を形成できるので、特別な印刷層を必要とせず、プリント配線板の半田付け面に水やゴキブリ等の異物が付着し、電位の異なる半田接続部間や電位の異なる配線パターン間に異物が付着して電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第10の発明は、上記第1から第5のいずれか一つの発明において、絶縁劣化防止層は、シート状に形成され、接着剤でプリント配線板の表面に密着して配置することにより、部品や端子を覆うコーティング剤やそのコーティング剤を塗布する加工を必要とせず、かつ一定のコストで、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第11の発明は、上記第1から第10のいずれか一つの発明において、絶縁劣化防止層は、プリント配線板の絶縁基材よりも耐トラッキング(炭化)性に優れた材料を用いることにより、プリント配線板に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層により、トラッキング防止層が炭化するまでは、プリント配線板上で絶縁基材が炭化することを抑制できる。
第12の発明は、上記第1から第10のいずれか一つの発明において、絶縁劣化防止層は、不燃性材料を用いることにより、プリント配線板に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、絶縁劣化防止層により、その火花が火種になってプリント配線板の絶縁基材が炭化することを防止できる。
第13の発明は、上記第1から第10のいずれか一つの発明において、絶縁劣化防止層は、撥水材料を用いることにより、プリント配線板に水等の液体が付着しても、電位の異なる部品端子間に液体が短絡状態になるように付着しなくなるので、液体の介在によりプリント配線板上で電流リークは発生しないので、プリント配線板の絶縁基材が炭化することを防止できる。
第14の発明は、上記第1から第10のいずれか一つの発明において、絶縁劣化防止層は、プリント配線板の絶縁基材表面の炭化を防止するトラッキング防止層とすることにより、プリント配線板に水やゴキブリ等の異物が付着することで電流リークが発生し微小放電による火花が発生しても、トラッキング防止層によりプリント配線板の絶縁基材にはその火花は届かず、プリント配線板上で絶縁基材が炭化し、トラッキングが継続することを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における炊飯器の断面図を示すものである。なお、図面を簡潔にするために、電気的接続のためのリード線等は省略している。
図1に示すように、炊飯器本体10は、上面が開口する略円筒形に形成し、内部に鍋11を着脱自在に収納するため有底筒状の鍋収納部10aを有している。鍋収納部10aの底部には、加熱手段として鍋11を誘導加熱する加熱コイル12を設けている。底温度センサー13は、鍋11の温度を検出する鍋温度検出手段を構成するもので、鍋11の底面と当接するよう付勢して装着し、炊飯および保温時の鍋11の温度を検知している。
炊飯器本体10の上面開口部10bは、炊飯器本体10にヒンジ軸15により開閉自在に支持された蓋14で覆われている。蓋14に設けた蒸気口16は、炊飯中の蒸気を排出するものである。蓋14の下面には、鍋11に面した内蓋を構成する放熱板17を設け、この放熱板17上に蓋加熱手段である蓋ヒータ18を設け、放熱板17を加熱するようにしている。また、蓋温度センサー19は、放熱板17の温度を検出する蓋温度検出手段を構成するもので、放熱板17に当接するように設けている。鍋パッキン20は、蓋14を閉じたときに、鍋11の上辺に当接し鍋11を密閉する。
制御基板21は、マイクロコンピュータなどで構成される制御手段(図示せず)を搭載し、加熱コイル12および蓋ヒータ18への電力供給を制御するとともに、底温度センサー13、蓋温度センサー19の信号を読み込み、かつ計時手段(図示せず)を有している。入力手段である入力スイッチ22は、使用者が操作時に用いるものである。制御基板21上には、炊飯器の状態を表示する表示手段であるLCD23や、操作時の入力受付報知や炊飯動作終了報知、再加熱動作終了報知のためのブザー(図示せず)を設けている。
加熱基板24は、制御基板21からの制御信号を入力して、加熱コイル12および蓋ヒータ18への電力通電を制御する駆動手段(図示せず)を搭載している。
図2は、本実施の第1の実施の形態における炊飯器の主要部システム構成図である。
図2において、鍋11は、加熱手段である加熱コイル12と磁気結合している。
加熱コイル12は複数の銅線を束ねたリッツ線を更に20数本で撚った線で構成されており、高周波電流が流れた時の電流分布を均一にしている。
共振用コンデンサ25は、加熱コイル12に並列接続しており、加熱コイル12と並列共振回路を構成している。本実施の形態では高周波電流が流れても損失の少ないポリプロピレンコンデンサを使用している。
スイッチング手段26は、MOSFETやIGBTなどの半導体素子と、この半導体素子に逆接続した逆接続ダイオードで構成されている。MOSFETやIGBTは耐圧が高く、高周波のスイッチングが可能で、大電流を流すことができるという利点がある。
本実施の形態において、駆動手段であるインバータ回路27は共振用コンデンサ25、スイッチング手段26で構成されている。
整流手段28は、整流素子であるダイオードブリッジ29とチョークコイル30と高周波平滑用コンデンサ31で構成されており、商用電源32を整流平滑し、略直流電圧をインバータ回路27に供給する。
また、チョークコイル30は、インバータ回路27の高周波電流成分が商用電源32側に高周波ノイズとして漏れることを防止している。
入力電流検知手段33は、商用電源32からインバータ回路27等炊飯器が消費する電流を検出し、制御手段であるマイクロコンピュータ34に信号を出力する。
マイクロコンピュータ34は、入力手段である入力スイッチ22からの信号を入力し、炊飯動作を制御し、表示手段であるLCD23に炊飯器の状態を表示する信号を出力する。
インバータ駆動信号発生回路35は、NPNトランジスタとPNPトランジスタからなるプッシュプル回路で構成されており、マイクロコンピュータ34がハイパルスを出力している時にスイッチング手段26を構成しているIGBTにハイ電圧を出力する。このハイ電圧がスイッチング手段26に印加されている間スイッチング手段26は導通状態となり、高周波平滑用コンデンサ31に充電されたエネルギーを加熱コイル12に高周波電流として供給する。
サージアブソーバ36は、商用電源32から侵入する外来ノイズを吸収除去するノイズ除去手段である。また、コンデンサ37は、商用電源32にインバータ回路27から発生する高周波漏洩ノイズを放出するのを防止するフィルタ手段である。
図3は、本実施の第1の実施の形態における炊飯器の加熱基板24の部品実装面から見た外形図である。
図3において、加熱基板24は、片面プリント配線板でできており、その片面プリント配線板の部品実装面上には、商用電源32(図示せず)と加熱基板のパターンとを接続するリード線39が実装されている。また、図2で説明した駆動手段であるインバータ回路27を構成する共振用コンデンサ25とスイッチング手段26が実装されている。さらには、整流手段28を構成するダイオードブリッジ29とチョークコイル30と高周波平滑用コンデンサ31や、サージアブソーバ36、コンデンサ37、入力電流検知手段33も実装されている。上記のスイッチング手段26とダイオードブリッジ29は、冷却用のヒートシンク40に密着して取り付けられている。
加熱基板24上には、ダイオードブリッジ29の端子部、リード線39の端子部、チョークコイル30、入力電流検知手段33、サージアブソーバ36、コンデンサ37のそれぞれの部品本体の加熱基板24に密着している部分と端子部分よりも広い領域を覆う加熱基板24の絶縁基材よりも耐トラッキング(炭化)性に優れた樹脂材料で構成された絶縁劣化防止層であるトラッキング防止層41が印刷されている。
ここで述べた耐トラッキング(炭化)性とは、プリント配線板では特性の一つである耐トラッキング性を表すCTIの数値を言っており、例えば、一般的な紙フェノールプリント配線版のCTI値は600であり、一般的なガラスエポキシプリント配線板のCTI値は240である。これに対して、耐トラッキング(炭化)性に優れた樹脂材料とは、例えば無機材料を20%以上含むアクリル酸エステルを主成分とした樹脂材料などであり、無機材料を相当量含有することにより、耐トラッキング(炭化)性に優れた樹脂材料となる。
また、スイッチング手段26の端子部と高周波平滑用コンデンサ31の部品本体の加熱基板24に密着している部分と端子部分よりも広い領域を覆う加熱基板24の絶縁基材よりも耐トラッキング(炭化)性に優れた樹脂材料で構成された絶縁劣化防止層であるトラッキング防止層42が印刷されている。
また、共振用コンデンサ25の端子間で部品本体の加熱基板24に密着している部分よりも広い領域を覆う加熱基板24の絶縁基材よりも耐トラッキング(炭化)性に優れた樹脂材料で構成された絶縁劣化防止層であるトラッキング防止層43が印刷されている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、炊飯器本体10が電源コンセント(図示せず)を介して商用電源32から通電されると、制御基板21及び加熱基板24上に実装された部品に電圧が印加される。
このとき、商用電源32に接続される、リード線39の端子間とサージアブソーバ36の端子間とコンデンサ37の端子間とダイオードブリッジ29の入力端子間と入力電流検知手段33の端子には商用電源の電圧AC100Vが印加されている。
また、ダイオードブリッジ29の出力端子間とョークコイル30の端子と高周波平滑用コンデンサ31の端子間とスイッチング手段26の端子間と共振用コンデンサ25の端子には、商用電源を全波整流した脈流電圧141Vが印加されている。
更には、入力スイッチ22を操作して、炊飯動作を開始し、実際に鍋11を加熱するときには、インバータ回路27が加熱コイルに高周波共振電流を流すために、スイッチング手段26の端子間と共振用コンデンサ25の端子間と加熱コイル12の端子間には、約600Vのピーク電圧が印加される。
このように構成された炊飯器は、台所等の水回りで使用されることが多いため、製品に水がかかったり、炊飯中に吹きこぼれたりすると、その液体が炊飯器の本体内に侵入することがある。また、ゴキブリや、油煙や埃といった異物も侵入することがある。
そのような液体を含む異物が、加熱基板24上のAC100V間に接続されたリード線39の端子間とサージアブソーバ36の端子間とコンデンサ37の端子間とダイオードブリッジ29の入力端子間と入力電流検知手段33の端子や、脈流電圧141Vが印加されるダイオードブリッジ29の出力端子間とョークコイル30の端子と高周波平滑用コンデンサ31の端子間や、加熱動作時に約600Vのピーク電圧が印加されるスイッチング手段26の端子間と共振用コンデンサ25の端子間といった、高圧部と低圧部を短絡するように付着した場合、その異物の介在により加熱基板24上で電流リークが発生し、微小放電が起きる。その微小放電により加熱基板24の絶縁基材表面が炭化し、その炭化した部分に異物が付着し続けることで更に炭化が促進されてトラッキングが発生する。
しかし、加熱基板24は、図3に示すように、異物が付着することで絶縁基材の炭化が発生する電位の異なる部品端子間とその部品の周辺にトラッキング防止層41及びトラッキング防止層42及びトラッキング防止層43を印刷しているため、異物の介在により基板上で電流リークが発生し、微小放電が起きても、加熱基板24の絶縁基材の炭化を抑制できる。
このとき、異物の介在により加熱基板24上で電流リークが発生し、微小放電が起きるのは、電位の異なる部品端子間に異物が短絡状態になるように付着した場合であり、最低
限部品の端子間をトラッキング防止層43で覆うことにより、加熱基板24の絶縁基材の炭化を抑制できる。
また、部品が加熱基板24に密着して実装されている場合は、部品の外周の加熱基板24上に異物が付着したり、加熱基板24と部品との隙間に液体のような異物が侵入して短絡状態になる可能性があるため、密着している部分よりも広い領域をトラッキング防止層43で覆うことにより、加熱基板24の絶縁基材の炭化を抑制できる。
以上のように、本実施の形態によれば、高電圧が印加される回路が搭載された加熱基板に、水やゴキブリ等の異物により短絡され電流リークが発生して絶縁基材表面が炭化し、トラッキングに至る部位にトラッキング防止層を印刷することにより、水やゴキブリ等の異物の介在により基板上で電流リークが発生し微小放電が起きても、トラッキング防止層が炭化するまでは、加熱基板の絶縁基材表面には微小放電による火花が届かず絶縁基材の炭化を抑制できるので、部品や端子を覆うコーティング剤や、電位の異なる部位間にリブを必要とせず、加熱基板に水やゴキブリ等の異物が付着しても、絶縁基材の炭化を抑制できる。
なお、本実施の形態では、トラッキング防止層43は、印刷により加熱基板24上に
配置しているが、シート状に形成され、接着剤で加熱基板24上に密着して配置する構成としても同様な効果が得られる。
さらに、本実施の形態では、トラッキング防止層41、トラッキング防止層42、トラッキング防止層43は、加熱基板24の絶縁基材よりも耐トラッキング(炭化)性に優れた樹脂材料を印刷しているが、不燃性材料を印刷することにより、異物の介在により基板上で電流リークが発生し微小放電が起きても、トラッキング防止層41、トラッキング防止層42、トラッキング防止層43は炭化しないため、加熱基板の絶縁基材表面には微小放電による火花が届かず絶縁基材の炭化は起きないので、加熱基板24に異物が付着しても、絶縁基材の炭化を防止しトラッキングが継続することを防止できる。
さらに、本実施の形態では、トラッキング防止層41、トラッキング防止層42、トラッキング防止層43は、不燃性材料を印刷しているが、撥水材料を印刷することにより、電位の異なる部品端子間に液体が短絡状態になるように付着しなくなるので、液体の介在により加熱基板24上で電流リークは発生しないので、トラッキングは起きなくなり、同様な効果が得られる。
さらに、本実施の形態では、加熱基板24は、片面プリント配線板としていたが、配線を絶縁性樹脂材料で封入し、かつ部品の端子接続部を絶縁性樹脂の外部に出した樹脂外装基板としても、同じ効果が得られる。
さらに、本実施の形態では、トラッキング防止層41、トラッキング防止層42、トラッキング防止層43は、絶縁劣化防止層として印刷形成しているが、プリント配線板の部品実装面の表面に部品等の情報(例えば、図3には図示していないがサージアブソーバ36の実装位置を示す囲いやZNRという記号)を表示するロードマップの一部として印刷形成されることにより、従来から使用しているロードマップだけで特別な印刷層を必要とせず、同様な効果が得られる。
(実施の形態2)
図4は、本実施の第2の実施の形態における炊飯器の加熱基板24の銅箔パターン面から見た一部外形図である。
なお、本発明の第2の実施の形態における炊飯器の断面図及び本実施の第2の実施の形態における炊飯器の主要部システム構成図は、実施の形態1で説明した、図1の本発明の第1の実施の形態における炊飯器の断面図と図2の本実施の第1の実施の形態における炊飯器の主要部システム構成図と同じであり、説明を省略する。
図4において、加熱基板24の部品実装面上に実装されている主要部品は透視図として点線で表示している。
図4において、加熱基板24は片面プリント配線板でできており、その片面プリント配線板の銅箔パターン面が半田付け面になっている。加熱基板24の銅箔パターン面に、商用電源32(図示せず)と加熱基板の配線パターンとを接続するリード線39は半田接続部ランド(以降ランド)44とランド45で銅箔配線パターン(以降銅箔パターン)46と銅箔パターン47に半田付けされている。
また、サージアブソーバ36の端子はランド48とランド49で銅箔パターン50と銅箔パターン46に半田付けされている。コンデンサ37の端子はランド51とランド52で銅箔パターン50と銅箔パターン46に半田付けされている。銅箔パターン47と銅箔パターン50は電流ヒューズ53を介して接続されている。入力電流検知手段33の端子はランド54とランド55で銅箔パターン46と銅箔パターン56に半田付けされている。ダイオードブリッジ29の商用電源電圧入力端子はランド57とランド58で銅箔パターン50と銅箔パターン56に半田付けされており、ダイオードブリッジ29の出力端子はランド59とランド60で銅箔パターン61と銅箔パターン62に半田付けされている。チョークコイル30の端子はランド63とランド64で銅箔パターン61と銅箔パターン65に半田付けされている。
また、加熱基板24の銅箔パターン面上には、ランド44とランド45との間、ランド48とランド49との間、ランド51とランド52との間、ランド54とランド55との間、ランド57とランド58とランド59とランド60の間、及び銅箔パターン46と銅箔パターン47との間、銅箔パターン50と銅箔パターン46との間、銅箔パターン46と銅箔パターン56との間、銅箔パターン50と銅箔パターン56と銅箔パターン61と銅箔パターン62との間、銅箔パターン56と銅箔パターン65と銅箔パターン62との間を覆うように不燃性材料で構成された絶縁劣化防止層であるトラッキング防止層66が印刷されている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、炊飯器本体10が電源コンセント(図示せず)を介して商用電源32から通電されると、制御基板21及び加熱基板24上に実装された部品に電圧が印加される。
このとき、商用電源32に接続される、リード線39の端子を半田付けするランド44とランド45間とサージアブソーバ36の端子を半田付けするランド48とランド49間とコンデンサ37の端子を半田付けするランド51とランド52間とダイオードブリッジ29の入力端子を半田付けするランド57とランド58間には商用電源の電圧AC100Vが印加されている。
また、銅箔パターン45及び銅箔パターン50と銅箔パターン46及び銅箔パターン56間には商用電源の電圧AC100Vが印加されている。
ここで、銅箔パターン45と銅箔パターン50は電流ヒューズ53を介して同電位となっており、銅箔パターン46と銅箔パターン56は入力電流検知手段33を介してほぼ同
電位である。
一方、ダイオードブリッジ29の出力端子を半田付けするランド59とランド60間とチョークコイル30の端子を半田付けするランド63及びランド64とランド60間には、商用電源を全波整流した脈流電圧141Vが印加されている。
また、銅箔パターン61及び銅箔パターン65と銅箔パターン62間には商用電源を全波整流した脈流電圧141Vが印加されている。
ここで、銅箔パターン61と銅箔パターン65はチョークコイル30を介してほぼ同電位となっている。
さらに、ダイオードブリッジ29の入力端子を半田付けするランド57及びランド58と、出力端子を半田付けするランド59及びランド60間には、ダイオードブリッジにより商用電源を半波整流された半波整流電圧141Vが印加されている。
また、銅箔パターン50及び銅箔パターン56と、銅箔パターン61及び銅箔パターン65及び銅箔パターン62間には、ダイオードブリッジにより商用電源を半波整流された半波整流電圧141Vが印加されている。
このように構成された炊飯器は、台所等の水回りで使用されることが多いため、製品に水がかかったり、炊飯中に吹きこぼれたりすると、その液体が炊飯器の本体内に侵入することがある。また、ゴキブリや、油煙や埃といった異物も侵入することがある。
そのような液体を含む異物が、加熱基板24の銅箔パターン面上の商用電源の電圧AC100Vが印加される、リード線39の端子を半田付けするランド44とランド45間や、サージアブソーバ36の端子を半田付けするランド48とランド49間や、コンデンサ37の端子を半田付けするランド51とランド52間や、ダイオードブリッジ29の入力端子を半田付けするランド57とランド58間や、銅箔パターン45及び銅箔パターン50と銅箔パターン46及び銅箔パターン56間、また、脈流電圧141Vが印加されるダイオードブリッジ29の出力端子を半田付けするランド59とランド60間や、チョークコイル30の端子を半田付けするランド63及びランド64とランド60間や、銅箔パターン61及び銅箔パターン65と銅箔パターン62間、さらに、商用電源を半波整流された半波整流電圧141Vが印加されているダイオードブリッジ29の入力端子を半田付けするランド57及びランド58と出力端子を半田付けするランド59及びランド60間や、銅箔パターン50及び銅箔パターン56と銅箔パターン61及び銅箔パターン65及び銅箔パターン62間といった、電位の異なるランドや銅箔パターン間を短絡するように付着した場合、その異物の介在により加熱基板24の銅箔パターン面上で電流リークが発生し、微小放電が起きる。
その微小放電により加熱基板24の絶縁基材が炭化し、その炭化した部分に異物が付着することで更に炭化が促進されてトラッキングが継続する。
しかし、加熱基板24の銅箔パターン面は、図4に示すように、異物が付着することでトラッキングが発生する電位の異なるランドや銅箔パターン間とその周辺にトラッキング防止層66を印刷しているため、異物の介在により基板銅箔パターン面上で電流リークが発生し、微小放電が起きても、加熱基板24の絶縁基材は炭化には至らないのでトラッキングは継続しない。
以上のように、本実施の形態によれば、高電圧が印加される回路が搭載された加熱基板
の銅箔パターン面に、水やゴキブリ等の異物により短絡され電流リークが発生して絶縁基材表面が炭化し、トラッキングに至る部位にトラッキング防止層を印刷することにより、水やゴキブリ等の異物の介在により銅箔パターン面上で電流リークが発生し微小放電が起きても、トラッキング防止層が炭化しないため、加熱基板の絶縁基材には微小放電による火花が届かず絶縁基材の炭化は起きないので、ランドやパターンを覆うコーティング剤や、電位の異なる部位間にリブを必要とせず、加熱基板の銅箔パターン面に異物付着しても、絶縁基材の炭化を防止しトラッキングが継続することを防止できる。
なお、本実施の形態では、トラッキング防止層66は、絶縁劣化防止層として印刷形成しているが、プリント配線板の半田付け面側の表面に半田接続部ランド以外の配線パターンに半田が付着するのを防止する半田レジストの一部として印刷形成されることにより、従来から使用している半田レジストだけで特別な印刷層を必要とせず、同様な効果が得られる。
さらに、本実施の形態では、トラッキング防止層66は、絶縁劣化防止層として印刷形成しているが、プリント配線板の半田付け面側の表面に部品等の必要な情報(例えば、図4には図示していないが面実装チップ抵抗部品のような半田付け面側に搭載する部品の実装位置を示す囲いやRと言う記号)を表示するサービスマップの一部として印刷形成されることにより、従来から使用しているサービスマップだけで特別な印刷層を必要とせず、同様な効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、特別な構造物を必要とせず、プリント配線版に水やゴキブリ等の異物が付着しても、プリント基板が電流リークによる微小放電により炭化することを抑制できるので、水等の液体を使用する炊飯器や業務用の炊飯器のみならず、誘導加熱式炊飯器や水を使用する一般調理器の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図 同炊飯器の主要部システム構成図 同炊飯器の加熱基板の部品実装面から見た外形図 本発明の実施の形態2における炊飯器の加熱基板の銅箔パターン面から見た一部外形図 従来のプリント配線板を示す図 従来の樹脂外装基板を示す図
符号の説明
10 炊飯器本体
11 鍋
12 加熱コイル(加熱手段)
21 制御基板(プリント配線板)
24 加熱基板(プリント配線板)
27 インバータ回路(駆動手段)
32 商用電源
34 マイクロコンピュータ(制御手段)
36 サージアブソーバ(ノイズ除去手段)
37 コンデンサ(フィルタ手段)
41 トラッキング防止層(絶縁劣化防止層)
42 トラッキング防止層(絶縁劣化防止層)
43 トラッキング防止層(絶縁劣化防止層)
44 ランド(半田接続部)
45 ランド(半田接続部)
46 銅箔パターン(配線パターン)
47 銅箔パターン(配線パターン)
48 ランド(半田接続部)
49 ランド(半田接続部)
50 銅箔パターン(配線パターン)
51 ランド(半田接続部)
52 ランド(半田接続部)
54 ランド(半田接続部)
55 ランド(半田接続部)
56 銅箔パターン(配線パターン)
57 ランド(半田接続部)
58 ランド(半田接続部)
59 ランド(半田接続部)
60 ランド(半田接続部)
61 銅箔パターン(配線パターン)
62 銅箔パターン(配線パターン)
63 ランド(半田接続部)
64 ランド(半田接続部)
65 銅箔パターン(配線パターン)
66 トラッキング防止層(絶縁劣化防止層)

Claims (14)

  1. 炊飯器本体と、鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、商用電源から前記加熱手段に電力を供給するための駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、商用電源から侵入する外来ノイズを除去するノイズ除去手段と、商用電源にノイズを放出するのを防止するフィルタ手段と、少なくとも前記ノイズ除去手段または前記フィルタ手段または前記駆動手段を構成する部品を実装する半田接続部と配線パターンを有する絶縁基材でできたプリント配線板を備え、前記プリント配線板は、炊飯器本体に設置された状態で前記プリント配線板に付着した異物の介在により、実装された部品の電位の異なる複数の端子間もしくは電位の異なる部位の間で発生する前記プリント配線板の絶縁基材の絶縁劣化を抑制する絶縁劣化防止層を表面に施してなる炊飯器。
  2. プリント配線板は、配線パターンを絶縁性樹脂材料で封入し、且つ、半田接続部を絶縁性樹脂の外部に出した樹脂外装基板とした請求項1記載の炊飯器。
  3. 絶縁劣化防止層は、異物の介在によりプリント配線板に実装された部品端子間で絶縁劣化が発生する部品の端子間を部品が前記プリント配線板に接触する部分以上の領域で前記プリント配線板の部品実装面側に配置するようにした請求項1または請求項2に記載の炊飯器。
  4. 絶縁劣化防止層は、少なくとも異物の介在により絶縁劣化が発生する電位の異なる半田接続部の間を、異物が付着する可能性がある領域でプリント配線板の半田付け面側に配置するようにした請求項1または請求項2に記載の炊飯器。
  5. 絶縁劣化防止層は、少なくとも異物の介在により絶縁劣化が発生する電位の異なる配線パターンの間を、異物が付着する可能性がある領域でプリント配線板の半田付け面側に配置するようにした請求項1に記載の炊飯器。
  6. 絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の表面に印刷されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の部品実装面の表面に部品等の情報を表示するロードマップとして印刷形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  8. 絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の半田付け面側の表面に半田接続部以外の配線パターンに半田が付着するのを防止する半田レジストとして印刷形成されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の炊飯器。
  9. 絶縁劣化防止層は、インクで構成され、プリント配線板の半田付け面側の表面に部品等の情報を表示するサービスマップとして印刷形成されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の炊飯器。
  10. 絶縁劣化防止層は、シート状に形成され、接着剤でプリント配線板の表面に密着して配置することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  11. 絶縁劣化防止層は、プリント配線板の絶縁基材よりも耐トラッキング(炭化)性に優れた材料を用いたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の炊飯器。
  12. 絶縁劣化防止層は、不燃性材料を用いたことを特徴とする請求項1から請求項10のいず
    れか1項に記載の炊飯器。
  13. 絶縁劣化防止層は、撥水材料を用いたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の炊飯器。
  14. 絶縁劣化防止層は、プリント配線板の絶縁基材の炭化を防止するトラッキング防止層とすることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の炊飯器。
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