JPH10117926A - 誘導加熱炊飯器 - Google Patents

誘導加熱炊飯器

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JPH10117926A
JPH10117926A JP27576996A JP27576996A JPH10117926A JP H10117926 A JPH10117926 A JP H10117926A JP 27576996 A JP27576996 A JP 27576996A JP 27576996 A JP27576996 A JP 27576996A JP H10117926 A JPH10117926 A JP H10117926A
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rice
rice cooking
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cooking
induction heating
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Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Takeshi Kitaizumi
武 北泉
Daizou Ogata
大象 緒方
Motonari Hirota
泉生 弘田
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続炊飯を行った場合でも、パワー素子の温
度上昇を一定値以下に抑えた蓄熱作用を有する誘導加熱
装置を提供すること。 【解決手段】 高周波電流を供給するインバータ14の
スイッチング素子等の発熱を蓄える蓄熱部15と、蓄熱
部15の温度を測定する温度センサ17(温度検出手
段)とを備え、炊飯後の温度センサ17からの情報によ
り、次回炊飯中に達する温度が素子の定格以下となるま
で炊飯開始のキーを受け付けなくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導を利用し
た誘導加熱炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の誘導加熱炊飯器について説
明する。図19において、1は炊飯器本体、2は米と水
を入れる内鍋、3は内鍋2の底面に配置され誘導加熱に
より内鍋2を発熱させる本体加熱コイル、4は加熱コイ
ル3の磁束を収束させるフェライト、5は本体加熱コイ
ル3を励磁させるインバータ、6はインバータの素子の
発熱を拡散するフィン、7は冷却を行うファン、8は炊
飯や保温などを選択する操作部、9は炊飯器の全体の制
御回路である。
【0003】以上のように構成された従来の誘導加熱炊
飯器について以下に説明する。8の操作部により、各動
作行程が選択されその行程に会わせて本体加熱コイル3
にインバータ5より高周波電流を流す。このインバータ
5の素子は、フィン6とファン7により冷却される。こ
こで、加熱コイル3には高周波電流により磁界が発生
し、この磁界によって内鍋2自体に励磁電流が流れ、ジ
ュール熱により内鍋2が発熱体となり、炊飯や保温が行
える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成の誘導加熱式炊飯器では、ファンにより外気を取り
入れ冷却し排気する構成としており、ファンの動作音が
大きいという課題を有している。たとえば早朝や深夜等
の周囲が静かなときにはファンの風切り音が聞こえ、睡
眠の障害になったりする。またこの構成のために吸気口
と排気口が必要であるため、ここから異物が混入して故
障の原因となったりする。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決しよ
うとするものであり、発熱部品である半導体スイッチン
グ素子や整流素子の発熱を蓄熱し徐々に放熱していく構
成にして素子の温度上昇を抑制して、ファンを使用せず
に炊飯が行える誘導加熱炊飯器を提供することを目的と
しているものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の誘導加熱調理器は、内鍋の下部に設けら
れ、半導体スイッチング素子により商用電源を高周波に
電力変換するインバータと、前記インバータにより高周
波電流を流し誘導磁界により鍋にジュール熱を発生させ
る加熱コイルと、前記インバータのスイッチング素子と
整流素子の発熱を蓄える蓄熱部と、蓄熱部の温度を測定
する温度検出手段を備え、炊飯後の温度検出手段の温度
情報により次回炊飯中に達する温度が素子の定格以下と
なると推定されるまで炊飯開始のキーを受け付けなくし
た構成を特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、半導体ス
イッチング素子により商用電源を高周波に電力変換する
インバータと、前記インバータにより励磁される第一の
加熱コイルと、前記インバータのスイッチング素子と整
流素子の発熱を蓄える蓄熱部と、蓄熱部の温度を測定す
る温度検出手段を備え、炊飯後の温度検出手段の温度情
報により次回炊飯中に達する温度が素子の定格以下とな
ると推定されるまで炊飯開始のキーを受け付けなくした
構成を特徴とする誘導加熱炊飯器としている。
【0008】請求項2記載の発明は、鍋に接し、鍋の有
無と鍋の温度との情報を出力する鍋センサを備え、炊飯
時に一定時間パワーを入れ、温度上昇により炊飯量の判
定を行い、その炊飯量では素子の温度が炊飯中に定格を
越えると推定できる場合は炊飯行程を停止し、所定の温
度以下になった場合に再度炊飯行程を行うことを特徴と
する請求項1記載の誘導加熱炊飯器としている。
【0009】請求項3記載の発明は、さらに炊飯量を検
出する重量センサを備え、炊飯後の温度検出手段の温度
情報により次回炊飯する炊飯量に対して、炊飯中に達す
る温度が素子の定格以下となるまで炊飯開始キーの受け
付けしない構成を特徴とする誘導加熱炊飯器としてい
る。
【0010】請求項4記載の発明は、また外気の温度情
報を検出する手段を備え、外気の温度に合わせて炊飯中
に達する温度が素子の定格以下となるまで炊飯開始キー
の受け付けしない構成を特徴とする誘導加熱炊飯器とし
ている。
【0011】請求項5記載の発明は、炊飯可能かどうか
の表示を行う表示手段を備え、炊飯中に達する温度が素
子の定格以下と推定され炊飯可能となったかどうかの表
示を行う構成を特徴とする誘導加熱炊飯器としている。
【0012】請求項6記載の発明は、炊飯可能かどうか
の表示を行う表示手段を備え、炊飯中に達する温度が素
子の定格以下と推定される炊飯可能な量の表示を行う構
成を特徴とする誘導加熱炊飯器としている。
【0013】請求項7記載の発明は、内鍋の下部に設け
られ、半導体スイッチング素子により商用電源を高周波
に電力変換するインバータと、前記インバータにより励
磁される第一の加熱コイルと、前記インバータのスイッ
チング素子と整流素子の発熱を蓄える蓄熱部と、時間を
計測する計時手段とを備え、次回炊飯中に達する温度が
素子の定格以下となると推定されるまで炊飯開始のキー
を受け付けなくした構成を特徴とする誘導加熱炊飯器と
している。
【0014】請求項8記載の発明は、次回炊飯中に達す
る温度が素子の定格以上と推定される場合には出力電力
を低下させ、インバータの発熱を低減させる構成を特徴
とする誘導加熱炊飯器としている。
【0015】請求項9記載の発明は、次回炊飯中に達す
る温度が素子の定格以上と推定される場合にはキーを受
け付けた状態で待機し、次回炊飯中に達する温度が素子
の定格以下と推定されてから炊飯行程に移行する構成の
誘導加熱炊飯器としている。
【0016】
【実施例】 (実施例1)本発明の第一の実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、10は炊飯器本体、
11は米と水を入れる内鍋、12は本体加熱コイル、1
3はフェライト、14はインバータ、15は蓄熱部、1
6は制御回路、17は蓄熱部の温度を検出するサーミス
タ等の温度センサ、18は運転を選択する操作部であ
る。図2はこの回路図である。19は高周波でスイッチ
ングを行うスイッチング素子、20は共振コンデンサ、
21は平滑コンデンサ、22はチョークコイル、23は
整流素子、24はドライバ部、25は電源回路、26は
温度センサである。
【0017】以下本実施例の動作について説明する。図
1において、操作部18の操作された内容が制御回路1
6に入力され、制御回路16からの出力により炊飯工程
及び保温工程に合わせてインバータ14を動作させる。
このインバータ14から高周波電流を本体加熱コイル1
2に流し、本体加熱コイル12に磁界を発生させる。こ
の磁界によって内鍋11自体に励磁電流が流れ、ジュー
ル熱により内鍋11自体が発熱体となり鍋全体から包み
込むように加熱でき、炊飯等が行える。
【0018】図2においてこの回路の動作について説明
する。操作部18からの情報は制御回路16に入力さ
れ、インバータ14を制御する内容がドライバ部24に
入力される。そこでドライバ部24からスイッチング素
子19を高速でスイッチングさせる情報を出力する。こ
の出力により整流素子23、平滑コンデンサ21を通し
た直流電圧から、スイッチング素子19のオン・オフに
よって、加熱コイル12に高周波電流が流れ、磁界が発
生することになる。
【0019】このインバータのスイッチング素子19お
よび整流素子19の発熱は図1の蓄熱部15に蓄えられ
る。この蓄熱部15はアルミのフィンと蓄熱材からな
る。素子のパッケージからアルミのフィンを用いて熱を
素早く拡散させ、この熱をフィンに接し外包した熱容量
の高い樹脂等の蓄熱材に熱を蓄える。ここで温度センサ
17でこの蓄熱材の温度を検知しており、この情報によ
り現在の素子の温度が推定できる。そこで炊飯終了後の
推定温度の状態からさらに次の炊飯を行うと、その行程
中に達する素子の最高温度は図3のように予測できる。
そこで炊飯後の温度情報により、次回炊飯中に達する温
度が素子の定格以下となると推定されるまで炊飯開始の
キーを受け付けなくする。この構成によりファンによる
冷却構成ではなく、蓄熱手段を設けることにより、密閉
可能な誘導加熱炊飯器を実現でき、且つ常に部品の定格
温度を超えることなく炊飯することが可能である。
【0020】(実施例2)本発明の第二の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図4において、26は
鍋センサであり、鍋に接し、鍋の有無と鍋の温度との情
報を出力する。その他の構成に関しては前記実施例1の
図1で示した構成と同一である。 図5において、鍋セ
ンサ26の情報は制御回路16に入力される。その他の
構成と動作は、前記実施例1の図2と同様である。
【0021】図4において、インバータの素子の発熱は
蓄熱部15に蓄えられる。温度センサ17でこの蓄熱材
の温度を検知しており、この情報により現在の素子の温
度が推定できる。また炊飯終了後の温度からさらに次の
炊飯を行うと、その行程中に達する最高温度は炊飯量に
より炊飯時間が変わるため、図6のように予測できる。
すなわち炊飯量が少ないと温度上昇も少なくてすむ。そ
こで炊飯後の温度情報と、炊飯時に一定時間パワーを入
れ、温度上昇により判定した炊飯量の情報より、その炊
飯量での素子の最高温度が定格を越えると推定できる場
合は炊飯行程を停止し、所定の温度以下になった場合に
再度炊飯行程を行うようにする。一時的にパワーを入れ
るが鍋内の温度が高温とはならないため、炊飯性能には
影響はない。さらに中温(40℃程度)で放置すると米
の吸収率が良くなるという効果もある。この結果、ファ
ンをなくした密閉可能な誘導加熱炊飯器が可能である。
【0022】(実施例3)本発明の第三の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図7において、27は
重量センサであり、鍋の中に入れた米と水の重量を検出
する。その他の構成に関しては前記実施例1の図1で示
した構成と同一である。図8において、重量センサ27
の情報は制御回路16に入力される。その他の構成と動
作は、前記実施例1の図2と同様である。
【0023】このインバータの素子の発熱は図7の蓄熱
部15に蓄えられる。温度センサ17でこの蓄熱材の温
度を検知しており、この情報により現在の素子の温度が
推定できる。また炊飯終了後の温度からさらに次の炊飯
を行うと、その工程中に達する最高温度は炊飯量により
炊飯時間が変わる。すなわち炊飯量が少ないと温度上昇
も少なくてすむ。そこで炊飯後の温度情報と、次回炊飯
する炊飯量を検知する重量センサ27の情報により、炊
飯中に達する温度が素子の定格以下となると推定される
まで炊飯開始のキーを受け付けなくする。この結果、フ
ァンをなくした密閉可能な誘導加熱炊飯器とし早く次の
炊飯が行えることが可能である。
【0024】(実施例4)本発明の第四の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図9において、28は
第2の温度センサであり、炊飯器の置かれた外気の温度
を検出する。その他の構成に関しては前記実施例2で示
した構成と同一である。図10において、温度センサ2
8の情報は制御回路16に入力される。その他の構成と
動作は、前記実施例2と同様である。
【0025】このインバータの素子の発熱は図9の蓄熱
部15に蓄えられる。温度センサ17でこの蓄熱材の温
度を検知しており、この情報により現在の素子の温度が
推定できる。また炊飯終了後の温度からさらに次の炊飯
を行うと、その工程中に達する最高温度は炊飯量に左右
される。すなわち炊飯量が少ないと炊飯時間が短くなり
温度上昇も少なくてすむ。また外気の温度によって蓄熱
材から炊飯器内気さらに筐体から外気という放熱量も変
わる。外気との温度差があるほどすなわち外気の温度が
より低いほど放熱量が多くなり、素子の温度上昇が抑え
られる。そこで炊飯後の温度情報と、次回炊飯する炊飯
量を検知する重量センサの情報と、さらに外気の温度に
より、炊飯中に達する温度が素子の定格以下となると推
定されるまで炊飯開始のキーを受け付けなくする。この
結果、ファンをなくした密閉可能な誘導加熱炊飯器でよ
り早く次の炊飯が行えることが可能である。
【0026】(実施例5)本発明の第五の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図11において、29
は表示手段であり、現在の炊飯器の状態を表示する。そ
の他の構成に関しては前記実施例3で示した構成と同一
である。 図12において、制御回路16から表示手段
29へ情報が出力される。その他の構成と動作は、前記
実施例4と同様である。
【0027】炊飯後の温度情報と、次回炊飯する炊飯量
を検知する重量センサ6の情報と、さらに外気の温度に
より、炊飯中に達する温度が素子の定格以下となると推
定されるまで炊飯開始のキーを受け付けなくする。さら
に表示手段29で現在炊飯が可能かどうかの表示を行
い、お知らせする。この結果、ファンをなくした密閉可
能な誘導加熱炊飯器でより早く次の炊飯が行え、使いや
すくすることが可能である。
【0028】(実施例6)本発明の第六の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図13において、30
は表示手段であり、現在の炊飯器の状態を表示する。そ
の他の構成に関しては前記実施例4で示した構成と同一
である。図14において、制御回路16から表示手段3
0へ情報が出力される。その他の構成と動作は、前記実
施例4と同様である。
【0029】炊飯後の温度情報と、さらに外気の温度に
より、表示手段29で現在どれだけの量の炊飯が可能か
どうかの表示を行いお知らせする。また間違ってそれ以
上の炊飯量を炊飯する場合には、炊飯量を検知する重量
センサの情報から判断し、炊飯中に達する温度が素子の
定格以下となると推定されるまで炊飯開始のキーを受け
付けなくする。この結果、ファンをなくした密閉可能な
誘導加熱炊飯器でより早く次の炊飯が行え、使いやすく
することが可能である。
【0030】(実施例7)本発明の第七の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図15において、10
は炊飯器本体、11は米と水を入れる内鍋、12は本体
加熱コイル、13はフェライト、14はインバータ、1
5は蓄熱部、16は制御回路、18は運転を選択する操
作部、31は計時手段であり、時間の計測を常に行って
いるものである。図16はこの回路図である。19は高
周波でスイッチングを行うスイッチング素子、20は共
振コンデンサ、21は平滑コンデンサ、22はチョーク
コイル、23は整流素子、24はドライバ部、25は電
源回路、31は計時手段である。このインバータの動作
や、素子の発熱を蓄熱する構成等は実施例1と同様であ
る。
【0031】炊飯後の素子の温度は、計時手段31によ
る時間計測で推定できる。すなわち炊飯後1時間程度経
過すると蓄熱部に蓄えた熱は徐々に放熱されており、常
温に戻っている。また保温を長時間していたとしても、
比較的低温で安定した状態になっている。この炊飯後の
経過時間や炊飯後連続して保温していた時間等を計時手
段31で測定しているのでその現在の素子の温度が推定
できる。この結果、次回炊飯中に達する温度が素子の定
格以下となるかどうかの推定ができる。よって計時手段
からの情報により、温度上昇が定格以下と推定されるま
で炊飯開始のキーを受け付けなくした構成を特徴とする
誘導加熱炊飯器とするものである。
【0032】(実施例8)本発明の第八の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図17において、32
は表示手段であり、現在の炊飯器の状態を表示する。そ
の他の構成に関しては前記実施例7で示した構成と同一
である。
【0033】図18において、制御回路16から表示手
段32へ情報が出力される。その他の構成と動作は、前
記実施例7と同様である。
【0034】炊飯後の素子の温度は、計時手段31によ
る時間計測で推定できる。この結果、次回炊飯中に達す
る温度が素子の定格以下となるかどうかの推定ができ
る。よって計時手段31からの情報により、温度上昇が
定格以下と推定されるまで炊飯開始のキーを受け付けな
くし、さらに表示手段32で現在炊飯が可能かどうかの
表示を行い、お知らせする。この結果、ファンをなくし
た密閉可能な誘導加熱炊飯器でより早く次の炊飯が行え
る構成を特徴とする誘導加熱炊飯器とするものである。
【0035】(実施例9)本発明の第九の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。構成は実施例1の図1
および実施例7の図15と同様の構成であるが、制御回
路16からドライブ部24へパワー低減の信号が送られ
る構成となっている。
【0036】そこで次回炊飯中に達する温度が素子の定
格以上と推定される場合には、その程度に合わせてイン
バータの出力電力を相対的に低下させ、インバータの発
熱を低減させて、素子の温度上昇を低減して定格以上と
ならないようにする。この構成により常時炊飯可能でか
つファンのない蓄熱方式の誘導加熱炊飯器とすることが
できるものである。
【0037】(実施例10)本発明の第十の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。構成は実施例1の図
1および実施例7の図15と同様の構成である。そこで
次回炊飯中に達する温度が素子の定格以上と推定される
場合には、制御回路16で炊飯工程を通常より長くす
る。それにより加熱コイルに高周波電流を流す時間をオ
ンオフを繰り返すことで長くなる。この結果、素子が長
時間連続動作することによる急激な温度上昇が起こらな
くでき、素子の温度上昇が定格以上とならない。この構
成により常時炊飯可能でかつファンのない蓄熱方式の誘
導加熱炊飯器とすることができるものである。
【0038】(実施例11)本発明の第十一の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。構成は実施例1と
同様の構成である。
【0039】次回炊飯中に達する温度が素子の定格以上
と推定される場合には、操作部のキーは一旦受け付け
る。そこでスイッチに内蔵されたLED等の表示手段を
点滅させまだ待機中であることを知らせる。その後炊飯
中に達する温度が素子の定格以下と推定されてから炊飯
行程に移行する。この構成でファンのない構成の誘導加
熱炊飯器を実現している。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本請求項1〜9記載の発
明によれば、半導体スイッチング素子により商用電源を
高周波に電力変換するインバータと、前記インバータに
より励磁される第一の加熱コイルと、前記インバータの
スイッチング素子と整流素子の発熱を蓄える蓄熱部と、
蓄熱部の温度を測定する温度検出手段を備え、炊飯後の
温度検出手段の温度情報等により炊飯動作の開始や継続
を制御できることとなり、ファン等を用いることなく、
発熱素子の定格以下の使用を適切に確保した誘導加熱炊
飯器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の誘導加熱炊飯器の構成
【図2】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図3】同、誘導加熱炊飯器の素子の温度上昇の特性図
【図4】本発明の第二の実施例の誘導加熱炊飯器の構成
【図5】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図6】同、誘導加熱炊飯器の素子の温度上昇の特性図
【図7】本発明の第三の実施例の誘導加熱炊飯器の構成
【図8】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図9】本発明の第四の実施例である誘導加熱炊飯器の
構成図
【図10】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図11】本発明の第五の実施例の誘導加熱炊飯器の構
成図
【図12】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図13】本発明の第六の実施例の誘導加熱炊飯器の構
成図
【図14】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図15】本発明の第七の実施例の誘導加熱炊飯器の構
成図
【図16】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図17】本発明の第八の実施例の誘導加熱炊飯器の構
成図
【図18】同、誘導加熱炊飯器の回路図
【図19】従来例の誘導加熱炊飯器の構成図
【符号の説明】
1、10 炊飯器本体 2、11 内鍋 3、12 加熱コイル 4、13 フェライト 5、14 インバータ 6 フィン 7 ファン 8、18 操作部 9、16 制御回路 15 蓄熱部 17、28 温度センサ 19 スイッチング素子 20 共振コンデンサ 21 平滑コンデンサ 22 チョークコイル 23 整流素子 24 ドライバ部 25 電源回路 26 鍋センサ 27 重量センサ 29、30、32 表示手段 31 計時手段
フロントページの続き (72)発明者 弘田 泉生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山下 秀和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を高周波電力に変換するインバ
    ータと、前記高周波電力により鍋を加熱する加熱コイル
    と、前記インバータの少なくともスイッチング素子及び
    整流素子の発熱を蓄える蓄熱部と、前記蓄熱部の温度を
    測定する温度検出手段と、炊飯動作を制御する制御手段
    とを備え、前記制御手段は、前記温度検出手段の炊飯動
    作時の推定出力値に応じて炊飯動作の開始または動作継
    続を禁止してなる誘導加熱炊飯器。
  2. 【請求項2】 炊飯時の温度上昇により炊飯量の判定を
    行う炊飯量判定手段を備え、制御手段は、前記炊飯量判
    定手段の出力に応じて温度検出手段の炊飯動作時の推定
    出力値を変更してなる請求項1記載の誘導加熱炊飯器。
  3. 【請求項3】 炊飯量を検出する重量センサを備え、制
    御手段は、前記重量センサーの出力に応じて温度検出手
    段の炊飯動作時の推定出力値を変更してなる請求項1記
    載の誘導加熱炊飯器。
  4. 【請求項4】 外気の温度情報を検出する外気温度検出
    手段を備え、制御手段は、前記外気温度検出手段の出力
    に応じて温度検出手段の炊飯動作時の推定出力値を変更
    してなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱
    炊飯器。
  5. 【請求項5】 温度検出手段の出力に応じて炊飯可能か
    どうかの表示を行う表示手段を備えてなる請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の誘導加熱炊飯器。
  6. 【請求項6】 炊飯量に応じて炊飯可能かどうかの表示
    をしてなる請求項5記載の誘導加熱炊飯器。
  7. 【請求項7】 温度検出手段の炊飯動作時の推定出力値
    に応じて、所定時間に亙り炊飯動作の開始または動作継
    続を禁止してなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    誘導加熱炊飯器。
  8. 【請求項8】 商用電源を高周波電力に変換するインバ
    ータと、前記高周波電力により鍋を加熱する加熱コイル
    と、前記インバータの少なくともスイッチング素子及び
    整流素子の発熱を蓄える蓄熱部と、前記蓄熱部の温度を
    測定する温度検出手段と、炊飯動作を制御する制御手段
    とを備え、前記制御手段は、前記温度検出手段の炊飯動
    作時の推定出力値に応じて出力電力を低下させてなる誘
    導加熱炊飯器。
  9. 【請求項9】 炊飯開始を操作するための炊飯開始キー
    を備え、制御手段は、前記炊飯開始キーを受け付けた
    後、温度検出手段の出力に応じて炊飯動作の開始を待機
    してなる請求項1〜7のいずれか1項に記載の誘導加熱
    炊飯器。
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JP2003070626A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器
JP2014051179A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Railway Technical Research Institute 温度情報管理システム
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