JP3248121B2 - ジャー炊飯器 - Google Patents

ジャー炊飯器

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JP3248121B2
JP3248121B2 JP11262194A JP11262194A JP3248121B2 JP 3248121 B2 JP3248121 B2 JP 3248121B2 JP 11262194 A JP11262194 A JP 11262194A JP 11262194 A JP11262194 A JP 11262194A JP 3248121 B2 JP3248121 B2 JP 3248121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導加熱による加
熱手段を有するとともに被加熱手段の保温機能を備えた
ジャー炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、被加熱物の保温機能を備えた電
気炊飯器では内釜の底面に接触させた温度検出器の間接
的な検出温度を、内釜内部の水やご飯の温度と看做して
炊飯動作や保温動作の温度制御が実施される。従来のこ
の種のジャー炊飯器である炊飯ジャーとして、実開平2
−119112号公報の概略構成図が図7に示されてい
る。図7において、1は電熱型の炊飯器の本体で、3は
被加熱物である飯を収納する内容器、22及び34は保
温用および炊飯用各ヒータ、19はサーミスタ、35は
制御装置、36は温度検出手段、37は保温制御温度設
定手段、38はヒータ制御手段である。サーミスタ19
は炊飯用のヒータ34に囲まれ、このヒータ34で加熱
される内容器3の外底面に圧接している。サーミスタ1
9は温度検出手段36に接続されて、検出信号を温度検
出手段36に出力するようになっている。
【0003】この構成の従来のジャー炊飯器において、
サーミスタ19を介して温度検出手段36によって検出
された温度またはヒータ22,34の一定時間の通電回
数Nによって、制御装置3が外気温の高低を判定す
る。判定した外気温を段階的にランク付けして、各ラン
ク毎に保温設定温度を変更保温温度を制御しようとする
ものである。
【0004】また、図8は従来の電磁誘導加熱を利用し
た炊飯器の制御回路図で、特開平3−126410号公
報に記載の電磁ジヤー炊飯器が記載されている。図8に
おいて、3は内釜、4は加熱コイル、18は高周波スイ
ッチング素子、19は内釜3内の被加熱物の温度を検出
するサーミスタ、24は放熱器、21はサーミスタ、2
7は制御部である。高周波スイッチング素子18は熱に
対して弱いので、放熱器24が取付けられ更にこの放熱
器に高周波スイッチング素子18の温度を検出するサー
ミスタ21が設けられている。
【0005】上記の構成において、1回目の炊飯後、余
熱のある状態で2度炊きがスタートしてサーミスタ21
の温度が所定温度(例えば45℃)以上になると、検出
温度に応じて電力供給が絞られると共に、断続出力に切
替えられる。切替え後、所定の炊飯時間延長シーケンス
が実施され第1回と同様の炊飯終了温度になって2回目
の炊飯が終了する。このような制御部27の低電力と断
続出力を伴う電力制御処理により、サーミスタ21の検
出温度を設定温度以下に保って、特に炊飯時における高
周波スイッチング素子18を熱破壊から保護しようとす
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、電磁誘導加
熱による加熱手段を具備したジャー炊飯器によれば、
加熱物を収納する容器である内釜をアルミニウムとステ
ンレスの二層構造とし、直接電磁誘導によって加熱する
ようにしているため、電磁誘導作用が働いている時は内
釜がすぐに熱くなり、逆に電磁誘導作用が働いていない
時には、室温温度の影響を受けてすぐに冷えてしまう傾
向がある。このため、室温の変化にもかかわらず保温温
度を基本的には一定に保持するように制御している保温
制御手段では、室温が低いときにはサーミスタが低い内
釜温度を検出する結果、保温ヒータへの通電時間が長く
なり、飯は高めの温度に保温されて黄変してしまうこと
になる。一方、室温が高い場合にはサーミスタが高い内
釜温度を検出する結果、保温ヒータへの通電時間が短く
なり、飯は低めの温度に保温されて臭いが発生すること
になる。
【0007】すなわち、保温温度は、室温の変化が直接
内釜温度に影響を与えるため、図3に示すように、一定
温度には制御されなくなり、いずれの場合にも、炊き上
がった飯は適切に保温されることがないという問題点が
あった。また、図7のジャー炊飯器によれば、サーミス
19自体は、内容器3の外底面に圧接されて内容器3
の温度を検出し、かつ室温の影響を受けているため、必
ずしも室温を正確に検出できるものではなかった。
【0008】また、図8のジャー炊飯器によれば、放熱
器24に取りつけられたサーミスタ21は、炊飯時にお
いてスイッチング素子18の温度が限界以上に達しない
ように制御するものであるが、スイッチング素子18
通電時間が比較的短い保温時には、スイッチング素子
の温度がそれほど上昇しないため、サーミスタ21
ほとんど有効に機能していないという問題点があった。
【0009】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、その目的は、電磁誘導加熱手段を具
備したものであって、室温の変化を検出することによ
り、その室温の変化に応じて保温温度を補正し、被加熱
物を一定に保温制御できるようにしたジャー炊飯器を得
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、被加熱物を
収納する容器を加熱保温する電気ヒータまたは誘導加熱
コイルと、誘導加熱コイルに高周波電流を供給する高周
波発振手段と、高周波発振手段における電子部品の温度
を検出する電子部品温度検出手段と、電気ヒータまたは
誘導加熱コイルを制御して容器内の被加熱物を保温する
保温制御手段とを備え、容器内の被加熱物の保温時に、
電子部品温度検出手段により室温を検出し、この室温に
基づいて保温制御手段の保温設定温度を補正するジャー
炊飯器を構成したものである。
【0011】また、この発明は、被加熱物を収納する容
器を加熱保温する電気ヒータまたは誘導加熱コイルと、
加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
インバータ回路におけるスイッチング素子の温度を検出
するスイッチング素子温度検出手段と、電気ヒータまた
は誘導加熱コイルを制御して容器内の被加熱物を保温す
る保温制御手段とを備え、容器内の被加熱物の保温時
に、スイッチング素子温度検出手段により室温を検出
し、この室温に基づいて保温制御手段の保温設定温度を
補正し、この保温設定温度に基づいて保温制御手段が電
気ヒータに供給する電力または誘導加熱コイルに供給す
る高周波電流を変化させるジャー炊飯器を構成したもの
である。
【0012】さらに、この発明は、電気ヒータを容器の
上面側または側面側に設け、誘導加熱コイルを容器の底
面側に設けたジャー炊飯器を構成したものである。
【0013】
【作用】本発明の電磁誘導型のジャー炊飯器では、保温
時において、電子部品温度検出手段であるスイッチング
素子温度検出手段により室温を検出する。そして、スイ
ッチング素子温度検出手段の検出温度に基づいて、この
室温に応じた保温制御手段の新たな保温温度を設定す
る。この結果、ご飯の保温温度を、外気温の変化に影響
されずに常時一定に保つことができる。
【0014】また、スイッチング素子温度検出手段の検
出温度から室温を判定し、この室温に応じた保温制御手
段の新たな保温温度を設定し、保温制御手段が電気ヒー
に供給する電力および誘導加熱コイルに供給する高周
波電流量を新たに設定する。よって、ご飯の保温温度
を、いつも一定に保つことができる。
【0015】
【実施例】実施例1 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明の実施例の本体の構成図であ
る。図1において、1はジャー炊飯器の本体である。2
は収納部、3は内容器である内釜、7は内蓋、8は外蓋
である。本体1の内部には米と水を入れる内釜3を収納
する収納部2を設け、上部を外蓋8で覆うように構成さ
れている。内蓋7を取り付けた外蓋8を開閉することに
より、内釜3を本体1から取り出しできる。内釜3は普
通2層構造のクラッド材で作られ、外側がステンレスで
内側がアルミニウムで形成されている。
【0016】4は加熱コイル、5は支持台、6はフェラ
イトコア、9は操作表示部である。加熱コイル4は支
持台5上に設置され、内釜3を誘導加熱する。支持台5
の下側には、漏れ磁束を吸収するフェライトコアー6が
放射状に複数個設けられている。19は底部サーミス
タ、20は蓋部サーミスタ、21は放熱フィンサーミス
タ、22は保温用の胴ヒータ、23は蓋ヒータ、24は
放熱フィンである。底部サーミスタ19は内釜3の底部
に接触して内釜3の温度を検出し、蓋部サーミスタ20
は外蓋8の内部に設けられて内釜3内のご飯の温度を検
出する。また、放熱フィン24はスイッチング素子18
(図2)に接触して取り付けられ、放熱フィン24に取
り付けられた放熱フィンサーミスタ21により温度が検
出される。
【0017】図2は本発明の実施例の電気回路図で、1
0はインバータ回路、11は商用電源、12は制御部、
13は整流器、14はコンデンサである。15はチョー
クコイル、16は平滑コンデンサ、17は共振コンデン
サ、18はスイッチング素子である。インバータ回路1
0は、商用電源11に接続された整流器13と、整流器
13の出力端子に接続したコンデンサ14と直列接続し
たチョークコイル15と平滑コンデンサ16と、平滑コ
ンデンサ16に接続した共振コンデンサ17と、逆並列
接続したダイオードを内蔵したスイッチング素子18と
から構成されている。
【0018】コンデンサ14とチョークコイル15と
は、フィルター回路を構成する。加熱コイル4は共振コ
ンデンサ17と並列接続されており、共振回路を構成し
ている。制御部12はスイッチング素子18のON−O
FF動作を制御し、胴ヒータ22や蓋ヒータ23をON
−OFFさせるトライアック25を制御する。41は底
部温度検出器、42は蓋部温度検出器、43は放熱フィ
ン温度検出器である。
【0019】制御部12には炊飯制御ソフトや保温制御
ソフト等を記憶し、保温制御手段26を具備してなるワ
ンチップマイクロコンピューターも含まれている。さら
に、制御部12には底部温度検出器41と蓋部温度検出
器42及び放熱フィン温度検出器43が接続されてい
る。そして、後述するように放熱フィンサーミスタ21
の検出信号から室温の変化に応じた保温温度の補正量
(補正値)を演算して、設定された保温温度を補正及び
順次更新する動作を実行する。
【0020】このような構成の本発明の実施例におい
て、適量の水および米を内釜3に入れて本体1にセット
する。セット後、操作表示部9のスタートスイッチの操
作で炊飯がスタートすると、米に吸水させるための予熱
工程が始まる。予熱工程では一定時間、最も吸水しやす
くかつ米のでんぷんが糊化しない程度の温度(例えば水
の温度40℃〜45℃)に保持される。
【0021】実施例では、底部温度検出器41による内
釜3の底部の検出温度が50℃になるまでは強火(例え
ば12A)で加熱し、その後は弱火(例えば5A)によ
るON−OFF制御で一定温度になるように制御され
る。内釜3の強火加熱と弱火加熱は、制御12により
スイッチング素子18のON−OFF動作で実行され
る。また、ON−OFF動作で発熱したスイッチング素
子18の熱は、取付けられた放熱フィン24を通して直
接空気中に放散される。また、放熱フィン24の温度は
放熱フィン温度検出器43に検出されて、限界温度内に
制御される。次に、予熱工程終了後、炊飯工程に移行す
る。
【0022】炊飯工程では沸騰するまで強火で加熱し、
沸騰後は弱火に切替わる。強火加熱が行われている間
に、底部温度検出器41によって検出された底部温度お
よび、蓋部温度検出器42によって検出された蓋部温度
の温度上昇率により炊飯量の判定が行われる。検出され
た炊飯量に応じて、適切な弱火電力が設定される。内釜
3内の水分がなくなって炊飯完了に近くなると、底部温
度が急激に上昇する。炊飯完了温度に達すると、炊飯工
程から蒸らし工程に移行する。蒸らし工程では飯温(ご
飯の温度)が落ちないように、例えば底部温度が103
℃になると弱火のON−OFF制御による二度炊きが行
なわれる。蒸らし工程が一定時間経過すると、全炊飯工
程が終了して自動的に保温工程が開始される。
【0023】保温工程では、炊き上がったご飯が73℃
の保温温度に制御されるが、同時にこの保温温度は、室
温の変化に基づいて補正される。すなわち、放熱フィン
サーミスタ21により室温が検出され、この検出された
温度データが、放熱フィン温度検出器43を介して制御
部12の保温制御手段26に入力され、あらかじめ設定
された保温温度が補正される。この保温工程時におい
て、放熱フィンサーミスタ21は、スイッチング素子1
8のON−OFF動作が緩慢となり、それ自体の発熱量
が少なくなるため、その熱影響を余り受けずにむしろ室
温の変化に応答しうるようになる。
【0024】従来のような内釜底部の温度を直接検出し
て保温制御する方法によれば、かかる室温に対するご飯
温度は図3に示すような関係にあり、例えば、室温が約
50℃の時、ご飯温度は70.6℃となり、室温が35
℃の時、ご飯温度は72.9℃となり、更に、室温が
16℃の時、ご飯温度は82.6℃となるから、あらか
じめ設定された保温温度に制御するためには、保温温度
自体を補正する必要がある。すなわち、室温に対する放
熱フィン温度が60℃の場合、設定された保温温度とご
飯温度との差、73−70.6=2.4℃がその時の補
正量となり、また、同様にして放熱フィン温度が10℃
の場合、73−82.6=−9.6℃がその時の補正量
となる。これらの関係から、補正量yは放熱フィン温度
をxとすれば、次の式から求められる。 y=ax−b …(a) ただし、a,bは定数で、a=0.24、b=12 そして、この補正量を放熱フィン温度との関係で表せ
ば、図4の様になる。
【0025】そして、この補正量を基に新たな設定温度
Ts を設定する。すなわち、 Ts =保温温度(73℃)+y となる。例えば、放熱フィン温度が60℃の場合、新た
に設定される保温温度Ts は、73+2.4=75.4
℃となり、同じく放熱フィン温度が10℃の場合の保温
温度Ts は、73−9.6=63.4℃となる。そし
て、この新たに設定された保温温度に基づいて、内釜底
部の温度を直接検出する底部サーミスタ19の設定温度
が補正されることになる。
【0026】図5は、本発明の動作を説明するためのフ
ローチャートである。S1で保温工程が開始されると、
で放熱フィン24の温度x(℃)が検出され、S
で補正量y(℃)が算出される。S5においてS4によ
新たに補正された設定温度で保温制御が行われ、S6
で30分の時間経過がチェックされる。次に、30分経
過するとS7でタイマーのカウントが0にリセットさ
れ、再びS2に戻る。以下、同様にして保温工程におけ
る補正量yの演算と設定温度Ts(℃)の算出が行われ
て、30分毎の保温用の設定温度の更新が繰返して行わ
れる。
【0027】図6は、実施例1の保温制御のタイムチャ
ートである。胴ヒータ22と蓋ヒータ23がT1ms
(例えば、5000ms=5秒)でONすると、スイッ
チング素子18がT2ms(例えば、800ms=0.
8秒)にONされる。
【0028】実施例2 実施例1では保温の設定温度を補正したが、その他に保
温制御においてスイッチング素子18のON時間T2、
またはON間隔時間T1を放熱フィン温度検出器43の
検出温度に応じて更新しても良い。
【0029】なお、上述の実施例では電磁誘導型のジャ
ー炊飯器の放熱フィンサーミスタの検出温度を利用し
て、保温時における室温の変化に伴う検出誤差を補償す
る場合を例示して説明したが、室温の変化を検出する検
出器であれば独立の室温度検出器等の検出温度を利用し
てもよい。また、内釜の底部の温度を検出する底部温度
検出器を示したが、側面等でもよく、要するに蓋等を含
めた容器の温度を検出する容器温度検出器であればよ
い。
【0030】
【発明の効果】この発明は、被加熱物を収納する容器を
加熱保温する電気ヒータまたは誘導加熱コイルと、誘導
加熱コイルに高周波電流を供給する高周波発振手段と、
高周波発振手段における電子部品の温度を検出する電子
部品温度検出手段と、電気ヒー タまたは誘導加熱コイル
を制御して容器内の被加熱物を保温する保温制御手段と
を備え、容器内の被加熱物の保温時に、電子部品温度検
出手段により室温を検出し、この室温に基づいて保温制
御手段の保温設定温度を補正するジャー炊飯器を構成し
た。この結果、室温の変化に対応した保温用の設定温度
が補正や更新によって設定でき、暑い夏や寒い冬でも被
加熱物をほぼ同じ温度に保温制御できるジャー炊飯器を
実現することができる。
【0031】また、この発明は、被加熱物を収納する容
器を加熱保温する電気ヒータまたは誘導加熱コイルと、
加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
インバータ回路におけるスイッチング素子の温度を検出
するスイッチング素子温度検出手段と、電気ヒータまた
は誘導加熱コイルを制御して容器内の被加熱物を保温す
る保温制御手段とを備え、容器内の被加熱物の保温時
に、スイッチング素子温度検出手段により室温を検出
し、この室温に基づいて保温制御手段の保温設定温度を
補正し、この保温設定温度に基づいて保温制御手段が電
気ヒータに供給する電力または誘導加熱コイルに供給す
る高周波電流を変化させるジャー炊飯器を構成した。こ
の結果、室温の変化に対応した保温用の設定温度で加
されるので、暑い夏や寒い冬でもご飯類をほぼ同じ温度
に保温できるジャー炊飯器を実現することができる。
【0032】さらに、この発明は、電気ヒータを容器の
上面側または側面側に設け、誘導加熱コイルを容器の底
面側に設けたジャー炊飯器を構成した。この結果、室温
の変化に対応した保温用の設定温度で電気ヒータまたは
誘導加熱コイルにより保温でき、暑い夏や寒い冬でも
加熱物をほぼ同じ温度に保温制御できるジャー炊飯器を
実現することができる。
【0033】即ち、本発明の電磁誘導型のジャー炊飯器
は、保温制御時は電子部品であるスイッチング素子の温
度はあまり上昇しない為、電子部品温度検出手段である
スイ ッチング素子温度検出手段は室温に応じた温度変化
を検出できる。これにより、スイッチング素子温度検出
手段の検出温度から室温を算出し、室温に応じた保温温
度が設定できる。したがって、ご飯の保温温度を、室温
に拘りなく常時一定に保つことができる。また、保温設
定温度に基づいて電気ヒータに供給する電力または誘導
加熱コイルに供給する高周波電流を変化させることがで
き、ご飯の保温温度をいつも一定に保つことができる。
【0034】よって、本発明によれば、室温を検出する
温度検出手段の検出信号を利用して室温の変化に伴う容
器温度検出手段の検出誤差を補正するので、容器内の被
加熱物の保温温度を室温の変化に無関係に常時一定に保
持できるジャー炊飯器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の本体の構成図である。
【図2】 本発明の実施例の電気回路図である。
【図3】 本発明の実施例の動作を説明する温度グラフ
である。
【図4】 本発明の実施例の補正動作の説明図である。
【図5】 本発明の実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図6】 本発明の実施例の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図7】 従来の炊飯器の電気回路図である。
【図8】 従来の別の炊飯器の概略構成図である。
【符号の説明】
1 本体、2 収納部、3 内釜(容器)、4 加熱コ
イル、5 支持台、6フェライトコアー、7 内蓋、8
外蓋、9 操作表示部、10 インバータ回路、11
商用電源、12 制御、13 整流器、14 コン
デンサ、15チョークコイル、16 平滑コンデンサ、
17 共振コンデンサ、18 スイッチング素子(電子
素子)、19 底部サーミスタ、20 蓋部サーミス
タ、21 放熱フィンサーミスタ、22 胴ヒータ、2
3 蓋ヒータ、24 放熱フィン、25 トライアッ
ク、26 保温制御手段、41 底部温度検出器(容器
温度検出器)、42 蓋部温度検出器(容器温度検出
器)、43 放熱フィン温度検出器(室温度検出器)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−61825(JP,A) 特開 平4−61824(JP,A) 実開 昭59−182894(JP,U) 実開 昭59−51489(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する容器を加熱保温する
    電気ヒータまたは誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイル
    に高周波電流を供給する高周波発振手段と、該高周波発
    振手段における電子部品の温度を検出する電子部品温度
    検出手段と、前記電気ヒータまたは誘導加熱コイルを制
    御して前記容器内の被加熱物を保温する保温制御手段と
    を備え、 前記容器内の被加熱物の保温時に、前記電子部品温度検
    出手段により室温を検出し、この室温に基づいて前記保
    温制御手段の保温設定温度を補正することを特徴とする
    ジャー炊飯器。
  2. 【請求項2】 被加熱物を収納する容器を加熱保温する
    電気ヒータまたは誘導加熱コイルと、該加熱コイルに高
    周波電流を供給するインバータ回路と、該インバータ回
    路におけるスイッチング素子の温度を検出するスイッチ
    ング素子温度検出手段と、前記電気ヒータまたは誘導加
    熱コイルを制御して前記容器内の被加熱物を保温する保
    温制御手段とを備え、 前記容器内の被加熱物の保温時に、前記スイッチング素
    子温度検出手段により室温を検出し、この室温に基づい
    て前記保温制御手段の保温設定温度を補正し、この保温
    設定温度に基づいて前記保温制御手段が電気ヒータに供
    給する電力または誘導加熱コイルに供給する高周波電流
    を変化させることを特徴とするジャー炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記電気ヒータを前記容器の上面側また
    は側面側に設け、前記誘導加熱コイルを前記容器の底面
    側に設けたことを特徴とする請求項1または2記載のジ
    ャー炊飯器。
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