JP2003068032A - ディスク装置用モータ組立体及びこれを使用する光ディスク装置並びにモータトルク調整機構 - Google Patents

ディスク装置用モータ組立体及びこれを使用する光ディスク装置並びにモータトルク調整機構

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JP2003068032A
JP2003068032A JP2001255031A JP2001255031A JP2003068032A JP 2003068032 A JP2003068032 A JP 2003068032A JP 2001255031 A JP2001255031 A JP 2001255031A JP 2001255031 A JP2001255031 A JP 2001255031A JP 2003068032 A JP2003068032 A JP 2003068032A
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motor
disk device
rotation
optical pickup
bracket
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Application number
JP2001255031A
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English (en)
Inventor
Akio Saito
明夫 斉藤
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ピックアップの動作の安定性が
確保された光ピックアップ移動機構を構成するディスク
装置用スレッドモータ組立体の提供を課題とする。 【解決手段】 本発明によると、ディスク装置用スレッ
ドモータ組立体300は、光ピックアップ250を駆動
し、回転軸320を有するスレッドモータ301と、上
記回転軸320まわりに回転可能なモータギア304
と、上記スレッドモータ301を搭載するブラケット3
22と、回動中心352、及び上記回動中心から2方向
にそれぞれ伸張する押圧部354及び弾性手段受部35
6を有し、上記押圧部が上記モータギア304の中心部
に当接し、且つ上記回動中心320まわりに回動可能
に、上記ブラケット322に搭載されたスラスター35
0と、上記ブラケット322と上記弾性手段受部356
との間に、上記回転軸と略同一方向に弾性力を付与する
弾性手段324とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク記録媒体
の再生や記録を行うための光ディスク装置に係り、より
詳細には、光ピックアップを移動させる光ディスク装置
用モータ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置は、例えばコンパクトディ
スクやCD−ROMのようなディスク状の記録媒体の信
号面(記録面)にレーザービームを照射し、信号面にス
パイラル状に形成された多数のピットにより記録された
情報を、レーザービームの反射光における光強度の変化
を通じて再生する装置であり、例えばCDプレーヤやC
D−ROMドライブ、CD−Rドライブ、DVDドライ
ブ等が含まれる。
【0003】光ピックアップは、ディスク装置に搭載さ
れ、ディスクにレーザービームを照射し反射光の検出す
ることによって、ディスクに情報を記録及び/又は再生
するという重要な役割を果たす。記録及び/又は再生
時、ディスクが回転し、光ピックアップは、ディスクの
所定のトラックを追従するため、ディスクの半径方向に
往復移動する。光ピックアップの往復移動は、スレッド
モータによる正/逆回転によって実現されている。スレ
ッドモータが発生する回転トルクは、ギア機構を介して
伝達され、光ピックアップの直線往復運動のための推進
力に変換されている。この推進力によって、光ピックア
ップが駆動され、ディスクの半径方向に伸張するガイド
ロッド上を摺動する。
【0004】スレッドモータが始動すると、上述のよう
に、スレッドモータの回転トルクがギア機構を介して伝
達され、光ピックアップは、ガイドロッド上を摺動す
る。このような光ピックアップのディスク半径方向の移
動は、光ピックアップが備えるトラッキングサーボ機構
の制御とともに、ディスク上に設けられたトラックを精
度よく追従できるように制御されている。摺動時にスレ
ッドモータが発生すべき回転トルクは、主として、ギア
機構に含まれるそれぞれのギアの回転トルク、及び光ピ
ックアップとガイドロッドとの摺動抵抗を考慮して決定
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の作動時
には、スレッドモータが発生する特有のトルクの変動に
起因して、光ピックアップの移動の安定性を確保するこ
とが困難であるという問題点があった。また、外部から
の衝撃の際に発生する光ピックアップの慣性力によっ
て、ギア機構を介してスレッドモータに所期のトルク以
上の負荷がかかり、スレッドモータの付加的な回転が生
じて光ピックアップが制御された位置から外れてしまう
という問題点があった。
【0006】従って、光ピックアップをディスク上のト
ラックを精度良く追従させるため、これらの問題点を解
消する必要性がある。しかし、スレッドモータのトルク
の変動は、スレッドモータ毎で異なる性質を有するた
め、制御システムによって補償することが困難である。
更に、外部からの衝撃は、光ピックアップの質量が大き
いため、スレッドモータの回転への影響力が大きいもの
であるが、使用場所等の使用環境に起因するため予測性
がなく、その影響を制御システムによって補償すること
が同様に困難であるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、ディスクの再生や記録
の精度の妨げとなる上記問題点を機械的に防止し、光ピ
ックアップの動作の安定性が確保された光ピックアップ
移動機構を構成するディスク装置用スレッドモータ組立
体の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を鑑み、本発
明によるディスク装置用スレッドモータ組立体は、光ピ
ックアップを駆動し、回転軸を有するモータと、上記回
転軸まわりに回転可能なモータギアと、上記モータを搭
載するブラケットと、回動中心、及び上記回動中心から
2方向にそれぞれ伸張する押圧部及び弾性手段受部を有
し、上記押圧部が上記モータギアの中心部又は上記回転
軸に当接し、且つ上記回動中心まわりに回動可能に、上
記ブラケットに搭載されたスラスターと、上記ブラケッ
トと上記弾性手段受部との間に、上記回転軸と略同一方
向に弾性力を付与する弾性手段とを含む。
【0009】以上のような構成によれば、外部から受け
る衝撃力によって、相対的に大きい質量を有する光ピッ
クアップの慣性力による影響が低減される。即ち、光ピ
ックアップの慣性力が、ギア機構を介して伝達される
際、弾性手段により増加された回転トルクを有するモー
タギアによって、スレッドモータに入力される回転トル
クが低減され、それにより、スレッドモータの回転が防
止される。従って、スレッドモータの回転が外部入力に
よって影響を受けず、安定性を備えた光ピックアップの
移動機構が提供される。また、回転トルクが増加された
モータギアが、スレッドモータによる回転の初段である
場合には、スレッドモータが有する固有のトルク発生の
ムラによる影響が効果的に低減される。更に、初段にあ
るモータギアの径が小さい場合には、トルクのムラによ
る影響がより一層低減されて、ギア機構を介して光ピッ
クアップに伝達されることになる。
【0010】本発明による好ましい実施例では、ディス
ク装置用スレッドモータ組立体に含まれる上記弾性手段
は、コイルバネである。比較的安定したバネ力を有する
コイルバネを利用することにより、モータギアへの負荷
の安定性が向上する。従って、スレッドモータが発生す
る回転トルクも同様に安定し、スレッドモータによる発
生トルクの製品ごとのばらつきが低減される。また、コ
イルバネのバネ力の調整は容易であるのでモータギアへ
の負荷の大きさを容易に調整することができる。
【0011】本発明によるディスク装置用スレッドモー
タ組立体の他にとりうる実施例では、光ピックアップを
駆動し、回転軸を有するモータと、上記回転軸まわりに
回転可能なモータギアと、上記モータを搭載するブラケ
ットと、固定部から2方向にそれぞれ伸張する押圧部及
び被押圧部を有し、上記ブラケットに、上記押圧部が上
記モータギアの中心部又は上記回転軸を押圧し、且つ被
押圧部が上記ブラケットにより押圧されるように、上記
固定部により固定された弾性材料よりなるスラスターと
を含む。
【0012】以上のように、本発明によるスラスターの
端部をブラケットにより押圧して、弾性材料よりなるス
ラスターが弾性変形された状態で保持されることによ
り、スラスターの固定部まわりに回転モーメントが発生
し、弾性手段を設けた場合と略同等の効果を奏する。か
かる構成によると、コイルバネのような弾性手段を省略
することができ、部品点数の低減を図ることができる。
【0013】本発明によるディスク装置用スレッドモー
タ組立体は、光ディスク装置において適切に使用される
ことができる。かかるディスク装置用スレッドモータ組
立体を使用した光ディスク装置は、トルクのムラや外部
入力に対して充分な考慮がなされ、光ピックアップによ
る高精度で且つ安定性のある記録/再生を実現できる。
【0014】更に、本発明によるモータトルク調整機構
は、回転軸を有し上記回転軸まわりに回転可能なモータ
ギアを搭載したモータの回転トルクの調整機構であっ
て、回動中心、及び上記回動中心から2方向にそれぞれ
伸張する押圧部及び弾性手段受部を有し、上記押圧部が
上記モータギアの中心部又は上記回転軸に当接し、且つ
上記回動中心まわりに回動可能であることを特徴とす
る。かかる構成によれば、モータトルク調整機構により
モータの発生トルクを容易に調整することができる。
【0015】更に、本発明によるモータトルク調整機構
は、回転軸を有し上記回転軸まわりに回転可能なモータ
ギアを搭載したモータの回転トルクの調整機構であっ
て、固定部から2方向にそれぞれ伸張する押圧部及び被
押圧部を有し、上記押圧部が上記モータギアの中心部又
は上記回転軸を押圧するように、弾性変形した状態で保
持されたことを特徴とする。従って、弾性材料よりなる
調整機構を設けることによって、弾性手段を設けること
なく、モータの発生トルクを調整することができる。
【0016】本発明の他の目的、構成及び効果は、図面
を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明らか
になるだろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク装置用モ
ータ組立体、及びこれを使用する光ピックアップ移動機
構、並びにモータトルク調整機構の好ましい実施形態に
ついて、添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係るディスク装置の分解
斜視図である。図1に示すように、本発明によるディス
ク装置は、ローディングシャーシ120と、ディスク1
00を載置するディスク載置部162を有し、ローディ
ングシャーシ120に対し、前後方向に移動し、ディス
ク着脱位置とディスク再生位置との間を移動するディス
ク搬送用のディスクトレイ160と、ローディングシャ
ーシ120の後方下部に配列されたメイン回路基板20
0と、ディスク100を載置するターンテーブル280
やディスク100の再生や記録を行うための光ピックア
ップ250等が設けられたフィードシャーシ220と、
フィードシャーシ220を上昇位置と下降位置との間で
回動させるための回動フレーム340と、ローディング
シャーシに設けられたディスクトレイ160及び回動フ
レーム340を作動させるローディング・カム機構46
0と、これらを収納するケーシング360とを含む。
【0019】フィードシャーシ220は、図2に示すよ
うに、金属板材によって形成されたベースプレート22
2と、ターンテーブル回転用のスピンドルモータ240
と、スピンドルモータ240の回転軸242に固定され
たターンテーブル280と、光ピックアップ250と、
光ピックアップ250をディスク100の半径方向に移
動させるスライド送り機構としての光ピックアップ移動
機構274とを備えている。
【0020】この光ピックアップ移動機構274は、図
2(b)及び図3に示されるように、ベースプレート2
22の裏側に設けられた正転/逆転可能なDCモータか
らなるスレッドモータ302と、ベースプレート222
の上面に垂直に突出したスレッドモータ302の回転軸
320に固定されたモータギア304(図2及び図3参
照)と、このモータギア304と噛合するギアA306
(図3参照)と、このギアA306の下面に同軸上に一
体に形成されたギアA306より小径のギアB308
と、このギアB308と噛合するラックギア312及び
第1のガイドロッド314に対するガイドロッド軸受け
部266を備えたスライダ310と、このスライダ31
0を摺動可能に支持する第1のガイドロッド314と、
光ピックアップ250の第1のガイドロッド314とは
反対側の突出部を摺動可能に支持するための第2のガイ
ドロッド316とで構成されている。そして、このスラ
イダ310に、光ピックアップ250が設けられてお
り、その結果光ピックアップ250はスライダ310の
移動に伴ってディスク100の半径方向に移動可能とな
っている。また、スライダ310は、第1のガイドロッ
ド314に、ガイドロッド軸受け部266によって摺動
可能に支持されている。
【0021】これらのモータギア304、ギアA30
6、ギアB308、ラックギア312(図3参照)は、
それぞれ樹脂等によって形成されており、ラックギア3
12及び第1のガイドロッド314は、それぞれ、その
長手方向がディスク装置の前後方向となるように平行に
配置されている。
【0022】図3に示すように、これらのモータギア3
04、ギアA306、ギアB308、ラックギア312
の組合せにより、光ピックアップ移動機構(スライド送
り機構)274における減速ギア機構を構成し、スレッ
ドモータ302の回転を減速した上で光ピックアップ2
50の直線運動に変換している。それにより、光ピック
アップ250は、スレッドモータ302を正逆いずれか
に回転させることにより、第1のガイドロッド314に
沿ってディスク100の半径方向に移動可能に構成され
ている。
【0023】より詳細に説明すると、スレッドモータ3
02及びモータギア304が軸方向上側から見て時計回
りに回転すると、ギアB308が軸方向上側から見て反
時計回りに回転し、ラックギア312と一体となったス
ライダ310の前方(ターンテーブル280の方向)に
送られる。その結果、光ピックアップ250は、ディス
ク100の外周側から内周側に向かって移動する。一
方、スレッドモータ302が逆向きに回転すると、光ピ
ックアップ250は、ディスク100の内周側から外周
側に向かって移動する。
【0024】以上の光ピックアップ移動機構274によ
り、第1のガイドロッド314に沿って光ピックアップ
250がディスクの半径方向に移動する。
【0025】光ピックアップ移動機構274のスレッド
モータ302は、スピンドルモータ240等と合わせ
て、回路基板200に設けられた制御手段(CPU)に
より制御される。この場合、スレッドモータ302は、
始動時に小さな電圧で駆動できるように、コイルに所定
間隔で正又は負のパルス電圧を加えて、回転軸320を
微小に振動させておくように制御する。このようにすれ
ば、モータの始動時に大きな電圧を加える必要がなく、
特に光ピックアップ250による読み出し又は書き込み
時において微小送りが必要とされる場合に効果的であ
る。本実施形態のディスク装置の光ピックアップ移動機
構274に用いられるような小型モータの場合には、約
40Hzのパルス電圧を加えることが好ましい。
【0026】図4は、本発明の好ましい実施例によるデ
ィスク装置用スレッドモータ組立体の回転軸320を含
む面で切断された断面図である。スレッドモータ組立体
300は、回転軸320を有するスレッドモータ302
と、スレッドモータ302を搭載するブラケット322
と、回転軸320まわりに回転可能なモータギア304
と、ブラケット322に回動可能に取り付けられ、モー
タギア304の中心部又はスレッドモータ301の回転
軸320を押圧することにより、スレッドモータ301
の発生トルクを調整するモータトルク調整手段としての
スラスター350と、ブラケット322に搭載され、ス
ラスター350を上方向に初期的に付勢する弾性手段3
24とを含む。
【0027】スレッドモータ組立体300は、図2に示
すように、ベースプレート222の右側張り出し部22
6の裏面に設けられ、ベースプレート222に、ブラケ
ット322に設けられた取り付け穴を通した螺子318
によって結合されてよい。ブラケット322は、樹脂等
によって形成され、スラスター350の回動中心352
を回動可能に支持する軸受け部328を有する。
【0028】スラスター350は、回動中心352から
押圧部354と,弾性手段受部356とを有し、押圧部
354及び弾性手段受部356は、相互に別方向にそれ
ぞれ伸張している。スラスター350は、樹脂によって
一体に成形されてよい。スラスター350は、ブラケッ
ト322のモータギア304を有する側に、スラスター
350の押圧部354がモータギア304の中心部又は
スレッドモータ301の回転軸320に当接するよう
に、搭載される。
【0029】弾性手段324は、所望の弾性力を有する
ように構成され、好ましくはコイルバネからなる。しか
し、弾性手段324は、板バネやゴムによって構成され
てもよい。弾性手段324は、スラスター350の弾性
手段受部356とブラケット322に設けられた着座部
326との間に、回転軸320方向の弾性力を提供す
る。従って、弾性手段324は、その取り付け状態にお
いては、弾性変形されている。本発明による一実施形態
によると、コイルバネ324は、その一方の端部を着座
部326に設けられた突出部329にコイルバネ324
の中空部を嵌合し着座させ、他方の端部を同様にスラス
ター350の弾性手段受部356に設けられた突出部3
57に嵌合させて、回転軸320と略同一方向の上記2
つの突出部329,357を結ぶ軸方向にバネ力を供給
する。
【0030】従って、コイルバネ324がスラスター3
50の弾性手段受部356にバネ力を負荷することによ
り、回動中心352まわりの回転モーメントMが発生し
て、モータギア304の中心部へスラスター350の押
圧部354による一定の負荷が与えられる。これによ
り、モータギア304を回転させるのに必要な回転トル
クが増加する。その結果、外部からの衝撃によって光ピ
ックアップ250に慣性力が発生し、上記慣性力が回転
トルクとしてギア機構を介してスレッドモータ302へ
伝達される場合であっても、伝達される回転トルクがス
レッドモータ302の回転の初段にあるモータギア30
4において低減されるので、スレッドモータ302の回
転軸まわりに発生する回転トルクが低減される。以上に
より、スレッドモータ302の望まれない回転が防止さ
れる。
【0031】前述において本発明は、好ましい実施例を
参照して説明されたが、本発明は、かかる実施例に限定
されるものでない。例えば、本発明の好ましい実施例に
おいては、ギア機構の初段であるモータギア304の回
転トルクを増加させるが、同様の弾性手段によってその
他のギア(306,308)の回転トルクを増加させる
ことも可能である。
【0032】また、他の実施例として、図5に示すよう
に、板バネ358をスライダ310に設け、上記板バネ
の端部359により第1のガイドロッド314に押圧す
ることによって、第1のガイドロッド314とスライダ
310のガイドロッド軸受け部266との摺動抵抗を増
加させ、衝撃時の光ピックアップ250の移動を防止し
てもよい。
【0033】更に、本発明の他にとりうる実施例が図6
に示される。図6に示すように、スラスター750は、
適切な弾性材料によって構成され、ブラケット722に
固定部により固定される。このとき、ブラケット722
の突出部726は、スラスター750の被押圧部756
を初期的に押圧して、スラスター750が、弾性変形さ
れた状態で保持される。これにより、スラスター750
の固定部752まわりの回転モーメントMが発生し、そ
れによりモータギア704の回転トルクを増加させるこ
とができる。スラスター750は、例えばバネ鋼によっ
て構成されてよい。かかる構成によれば、スラスター7
50が前述の実施例による弾性部材324と同等の機能
を果たすので、弾性部材324が削除でき、部品点数の
低減を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようなものであ
るから、以下に記載されるような効果を奏する。本発明
によるディスク装置用スレッドモータ組立体によって、
モータギアの回転トルクを機械的に増加させることがで
きるので、制御等による複雑な構成を用いることなく、
光ピックアップ機能の安定性が向上される。
【0035】また、モータギアの回転トルクの増加は、
コイルバネによって達成されるので、その安定したバネ
力により、スレッドモータが発生する回転トルクを安定
させることができる。
【0036】更に、コイルバネのような弾性手段に代わ
って、スラスターを使用して同等の弾性力を提供するこ
とができるので、弾性手段を省略し部品点数を低減する
ことができる。
【0037】このようなスレッドモータ組立体を使用し
たディスク装置は、外部から受ける衝撃に対して堅固で
あるので、光ピックアップによる安定性のある記録又は
再生を実現することができる。
【0038】更に、モータトルク調整手段によって、容
易にモータトルクを調整することができる。
【0039】更に、モータトルク調整手段を弾性材料に
より構成することにより、部品点数を低減させつつ、モ
ータトルクを容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク装置の全体構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図2(a)及び図2(b)は、フィードシャー
シの上面図及び右側面図である。
【図3】図2のフィードシャーシのギア機構が拡大して
示された底面図である。
【図4】本発明の好ましい実施例によるディスク装置用
スレッドモータ組立体の回転軸を含む面で切断された断
面図である。
【図5】その他の実施例による光ピックアップ移動機構
を示す図である。
【図6】本発明の他にとりうる実施例によるディスク装
置用スレッドモータ組立体を示す図である。
【符号の説明】
100 ディスク 120 ローディングシャーシ 160 ディスクトレイ 162 ディスク載置部 200 メイン回路基板 220 フィードシャーシ 222 ベースプレート 226 右側張り出し部 240 スピンドルモータ 242 回転軸 250 光ピックアップ 266 ガイドロッド軸受け部 274 光ピックアップ移動機構 280 ターンテーブル 300 スレッドモータ組立体 302 スレッドモータ 304 モータギア 306 ギアA 308 ギアB 310 スライダ 312 ラックギア 314 第1のガイドロッド 316 第2のガイドロッド 318 螺子 320 回転軸 322 ブラケット 324 弾性手段 326 着座部 328 軸受け部 329 突出部 340 回動フレーム 350 スラスター 352 回動中心 354 押圧部 356 弾性手段受部 357 突出部 358 板バネ 359 板バネの端部 360 ケーシング 460 ローディング・カム機構 704 モータギア 722 ブラケット 726 突出部 750 スラスター 752 固定部 756 被押圧部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップを駆動し、回転軸を有す
    るモータと、 上記回転軸まわりに回転可能なモータギアと、 上記モータを搭載するブラケットと、 回動中心、及び上記回動中心から2方向にそれぞれ伸張
    する押圧部及び弾性手段受部を有し、上記押圧部が上記
    モータギアの中心部又は上記回転軸に当接し、且つ上記
    回動中心まわりに回動可能に、上記ブラケットに搭載さ
    れたスラスターと、 上記ブラケットと上記弾性手段受部との間に、上記回転
    軸と略同一方向に弾性力を付与する弾性手段とを含む、
    ディスク装置用モータ組立体。
  2. 【請求項2】 上記弾性手段は、コイルバネである、請
    求項1記載のディスク装置用モータ組立体。
  3. 【請求項3】 光ピックアップを駆動し、回転軸を有す
    るモータと、 上記回転軸まわりに回転可能なモータギアと、 上記モータを搭載するブラケットと、 固定部から2方向にそれぞれ伸張する押圧部及び被押圧
    部を有し、上記ブラケットに、上記押圧部が上記モータ
    ギアの中心部又は上記回転軸を押圧し、且つ被押圧部が
    上記ブラケットにより押圧されるように、上記固定部に
    より固定された弾性材料よりなるスラスターとを含む、
    ディスク装置用モータ組立体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    ディスク装置用モータ組立体を有した、光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 回転軸を有し上記回転軸まわりに回転可
    能なモータギアを搭載したモータの回転トルクの調整機
    構であって、 回動中心、及び上記回動中心から2方向にそれぞれ伸張
    する押圧部及び弾性手段受部を有し、上記押圧部が上記
    モータギアの中心部又は上記回転軸に当接し、且つ上記
    回動中心まわりに回動可能であることを特徴とする、調
    整機構。
  6. 【請求項6】 回転軸を有し上記回転軸まわりに回転可
    能なモータギアを搭載したモータの回転トルクの調整機
    構であって、 固定部から2方向にそれぞれ伸張する押圧部及び被押圧
    部を有し、上記押圧部が上記モータギアの中心部又は上
    記回転軸を押圧するように、弾性変形した状態で保持さ
    れたことを特徴とする、弾性材料よりなる調整機構。
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