JP2003065804A - 自動車用計器 - Google Patents

自動車用計器

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JP2003065804A JP2001261756A JP2001261756A JP2003065804A JP 2003065804 A JP2003065804 A JP 2003065804A JP 2001261756 A JP2001261756 A JP 2001261756A JP 2001261756 A JP2001261756 A JP 2001261756A JP 2003065804 A JP2003065804 A JP 2003065804A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の総走行距離だけでなく当該自動車の
エンジンの総回転数や総回転時間をも表示するようにし
た自動車用計器を提供する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ60による制御の
もと、EEPROM70には、当該乗用車の走行距離の
積算値が書き込み更新され、EEPROM91には当該
乗用車のエンジンの回転数の積算値が書き込まれる。液
晶パネル40は、切り換えスイッチ機構の切り換え操作
のもと、EEPROM70、91からの書き込みデータ
に基づき総走行距離及び総回転数を選択的に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用計器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用計器においては、特開平
6−34385号公報にて示すような電子式走行距離積
算計がある。当該走行距離積算計には、自動車の走行距
離を積算し総走行距離として表示するにあたり、走行距
離の積算値を総走行距離として書き込み更新するEEP
ROMが採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記走行距
離積算計は、当該自動車がどのように使用されてきたか
を把握するために重要なものである。例えば、中古車市
場では、総走行距離が短い自動車に人気があり、このよ
うな自動車は高価額で取引されることが多い。
【0004】このため、中古車としての売買にあたりそ
の価額を高くすべく、EEPROMへの書き込み更新値
である総走行距離を短い値に書き換えたり、或いはEE
PROMを新品に取り替えたりして、当該中古車の総走
行距離を改竄するという事態が生ずる。
【0005】しかし、一般に、走行距離積算計の表示の
改竄は、当該自動車を中古車として売る際に、当該自動
車のいたみ具合を少しでも良く見せて、高価額で取引し
ようとして行われる。従って、当該自動車がどのように
使用されてきたかの判断基準は、走行距離積算計で表示
される総走行距離に限らないと考えられる。強いていえ
ば、そもそも中古車を選ぶ際に、当該中古車の状態を総
走行距離のみに依存して判断していることが問題であっ
て、中古車の状態は総走行距離だけでは語れないと考え
られる。例えば、中古車としては、優しく丁寧に乗った
ものよりも、総走行距離は短いが乱暴に乗ったものの方
が悪い状態にあることはよくあることである。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、自動車の総走行距離だけでなく当該自動車
のエンジンの総回転数や総回転時間をも表示するように
した自動車用計器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る自動車用計器では、自
動車の走行に応じて当該自動車の走行距離を積算する第
1積算手段(Sv、100)と、自動車のエンジンの作
動に応じて当該エンジンの回転数及び回転時間の一方を
積算する第2積算手段(Sr、120)と、第1積算手
段による走行距離の積算値及び第2積算手段による回転
数及び回転時間の一方の積算値をそれぞれ書き込み更新
する不揮発性記憶手段(70、91)と、第1積算手段
及び不揮発性記憶手段の一方からの走行距離の積算値を
総走行距離として表示し、また、第2積算手段及び不揮
発性記憶手段の一方からの回転数及び回転時間の一方の
積算値を総回転数及び総回転時間の一方として表示する
表示手段(40、80、142、144)と、この表示
手段の表示内容を総走行距離と総回転数及び総回転時間
の一方との間で切り換えるとき切り換え操作される切り
換え操作手段(50、140)とを備えて、表示手段
は、その表示内容を、切り換え操作手段の切り換え操作
に基づき、総走行距離と総回転数及び総回転時間の一方
との間で切り換え表示する。
【0008】これにより、表示手段により表示される当
該自動車の総走行距離と上記エンジンの総回転数及び総
回転時間の一方との間における相関性に異常があると判
断した場合には、不揮発性記憶手段に書き込まれている
走行距離の積算値が改竄されているか、或いはこの改竄
が不揮発性記憶手段の新たなものへの交換でもってなさ
れていると判断できる。
【0009】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、不揮発性記憶手段は、第
1及び第2の不揮発性メモリ(70、91)からなり、
第1不揮発性メモリは第1積算手段による走行距離の積
算値を書き込み更新し、第2不揮発性メモリは第2積算
手段による回転数及び回転時間の一方の積算値を書き込
み更新し、表示手段は、切り換え操作手段の切り換え操
作に基づき、第1積算手段及び第1不揮発性メモリの一
方からの走行距離の積算値を総走行距離として表示し、
或いは第2積算手段及び第2不揮発性メモリの一方から
の回転数及び回転時間の一方の積算値を総回転数及び総
回転時間の一方として表示することを特徴とする。これ
によっても、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を
達成できる。
【0010】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1或いは2に記載の発明において、表示手段は、単
一の表示器(40)を備えて、この表示器により総走行
距離或いは総回転数及び総回転時間の一方を切り換え操
作手段の切り換え操作に基づき表示することを特徴とす
る。
【0011】このように、単一の表示器で総走行距離或
いは総回転数及び総回転時間の一方を表示することで、
余分な表示器に依存することなく、請求項1或いは2に
記載の発明と同様の作用効果を達成できる。例えば、単
一の表示器としては、当該自動車に搭載の走行距離積算
計の液晶パネル等の表示器が挙げられる。
【0012】また、請求項4に記載の発明では、請求項
1乃至3のいずれか一つに記載の発明において、表示手
段は、その表示による総走行距離と総回転数及び総回転
時間の一方との間の相関性に異常があるとき、異常であ
る旨表示することを特徴とする。
【0013】これにより、当該自動車の中古車としての
譲渡にあたり、当該自動車の総走行距離の改竄を前もっ
て発見できる。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
により説明する。図1及び図2は、本発明が乗用車用計
器に適用された例を示しており、当該計器は、当該乗用
車のインストルメントパネルに配設されている。
【0016】当該計器は、スピードメータS及び電子式
積算計Dを備えている。スピードメータSは、目盛り盤
10及び指針20により、当該乗用車の車速を指示する
ものである。目盛り盤10は、当該スピードメータSの
環状の見返し板30の底壁31の開口部31aにその裏
面側から併設されている。本実施形態では、当該自動車
に搭載の電子式走行距離積算計が電子式積算計Dとして
利用されている。
【0017】積算計Dは、液晶パネル40及び押動式切
り換えスイッチ機構50を備えている。液晶パネル40
は、目盛り盤10の開口部11にその裏面側から併設さ
れており、当該液晶パネル40は、当該乗用車の走行距
離の積算値を総走行距離としてデジタル表示するか、或
いは、当該乗用車のエンジンの回転数の積算値を総回転
数としてデジタル表示する。
【0018】また、切り換えスイッチ機構50は、ロッ
ド51(図1参照)と、常開型切り換えスイッチ52
(図2参照)とを備えている。ロッド51は、見返し板
30の底壁31の貫通穴部31bに押動可能に嵌装され
ている。切り換えスイッチ52は、ロッド51の押動に
より押圧されてオンする。また、ロッド51の解放によ
り、切り換えスイッチ52は、開状態に自己復帰してオ
フする。
【0019】また、当該積算計Dは、図2にて示すごと
く、マイクロコンピュータ60、EEPROM70及び
駆動回路80を備えている。マイクロコンピュータ60
は、その作動に伴い、図3にて示すフローチャートに従
い、コンピュータプログラムを実行し、この実行中にお
いて、車速センサSvの検出出力に基づく当該乗用車の
走行距離の積算処理、回転数センサSrの検出出力に基
づく当該乗用車のエンジンの回転数の積算処理、EEP
ROM70への書き込み更新処理、当該乗用車に搭載の
エンジンECU90におけるそのEEPROM91への
書き込み更新処理や駆動回路80を介する液晶パネル4
0の表示処理等を行う。なお、上記コンピュータプログ
ラムは、マイクロコンピュータ60のROMに予め記憶
されている。また、マイクロコンピュータ60は、当該
乗用車に搭載のバッテリBから当該乗用車のイグニッシ
ョンスイッチIGを介し給電されて作動する。
【0020】車速センサSvは、スピードメータSの車
速センサを利用しており、この車速センサSvは、当該
乗用車の車速を検出する。回転数センサSrは、エンジ
ンECU90の回転数センサを利用しており、当該回転
数センサSrは、当該乗用車のエンジンの回転数を検出
する。EEPROM70は、書き換え可能な不揮発性メ
モリの一つであり、このEEPROM70は、マイクロ
コンピュータ60による制御を受けて、当該乗用車の走
行距離の積算値を以後に述べるように書き込み更新す
る。
【0021】エンジンECU90は、当該乗用車のエン
ジンを制御する電子制御ユニットであり、このエンジン
ECU90は、書き換え可能な不揮発性メモリの一つで
あるEEPROM91を備えている。しかして、当該エ
ンジンECU90は、回転数センサSrの検出出力に応
じて当該乗用車のエンジンの制御を行うとともに、マイ
クロコンピュータ60によるエンジンの回転数の積算値
を後述のようにEEPROM91に書き込み更新する。
なお、駆動回路80は、マイクロコンピュータ60によ
る制御を受けて、液晶パネル40の表示駆動を行う。
【0022】以上のように構成した本実施形態におい
て、イグニッションスイッチIGがオンされると、マイ
クロコンピュータ60は、イグニッションスイッチIG
を介しバッテリBから給電を受けて作動し、図3のフロ
ーチャートに従い、コンピュータプログラムを実行し始
める。なお、当該乗用車は、イグニッションスイッチI
Gのオンに伴い、走行状態におかれるものとする。ま
た、このとき、液晶パネル40は、当該乗用車の総走行
距離及び区間走行距離をデジタル表示しているものとす
る。
【0023】このような状態において、ステップ100
にて、当該乗用車の走行距離が車速センサSvの検出出
力に応じて総走行距離及び区間走行距離として積算さ
れ、ステップ110にて、当該総走行距離はデータとし
てEEPROM70に出力される。これに伴い、当該総
走行距離はEEPROM70に書き込み更新される。
【0024】ついで、ステップ120において、上記エ
ンジンの回転数が回転数センサSrの検出出力に基づき
総回転数として積算され、ステップ130にてこの総回
転数がデータとしてEEPROM91に出力される。こ
れに伴い、エンジンECU90は、当該総回転数をEE
PROM91に書き込み更新する。
【0025】次に、ステップ140において、積算計D
による表示切り換えか否かが判定される。現段階におい
て、切り換えスイッチ機構50のロッド51が押動され
ていなければ、切り換えスイッチ52はオフのままであ
る。このため、積算計Dの表示切り換えは不要であるこ
とから、ステップ140においてNOと判定される。
【0026】これに伴い、ステップ141にて、現段階
でのEEPROM70内の書き込み更新データである総
走行距離が読み出され、ステップ142において、当該
総走行距離がステップ100での区間走行距離と共に表
示データとして処理され、駆動回路80に出力される。
これに伴い、液晶パネル40は駆動回路80により表示
駆動されて現段階での総走行距離を区間走行距離と共に
デジタル表示する(図4(a)参照)。
【0027】一方、上記ステップ140において、切り
換えスイッチ機構50のロッド51が押動されていれ
ば、切り換えスイッチ52はオンしている。このため、
積算計Dによる表示切り換えが必要であることから、ス
テップ140での判定がYESとなる。
【0028】これに伴い、ステップ143にて、現段階
でのEEPROM91内の書き込み更新データである総
回転数が読み出され、ステップ144において、当該総
回転数がステップ100における区間走行距離と共に表
示データとして処理され、駆動回路80に出力される。
これに伴い、液晶パネル40は駆動回路80により表示
駆動されて現段階での総回転数を区間走行距離と共にデ
ジタル表示する(図4(b)参照)。
【0029】ところで、当該乗用車が中古車として売買
される際には、本来、当該乗用車に搭載済みのEEPR
OM70には正常な総走行距離が書き込まれており、エ
ンジンECU90のEEPROM91には正常な総回転
数が書き込まれている筈である。
【0030】そこで、上述のようにステップ140にお
いてNOとの判定後YESとの判定がなされた場合にお
いて、ステップ142での表示処理に伴い液晶パネル4
0に表示される当該乗用車の総走行距離を、ステップ1
44での表示処理に伴い液晶パネル40に表示される上
記エンジンの総回転数と比較してみる。
【0031】この比較において、当該乗用車の総走行距
離が上記エンジンの総回転数との間で正常な相関性を有
しない場合、例えば、当該乗用車の総走行距離が、上記
エンジンの総回転数から当然に予測できる総走行距離よ
りも明らかに短ければ、EEPROM70への書き込み
データは、改竄されているか、或いはこの改竄がEEP
ROM70が新品に交換されたことによると考えられ
る。
【0032】例えば、当該乗用車の中古車としての譲渡
価額を高くしたいと考えれば、当該乗用車の所有者が、
中古車としてディーラである自動車販売店に売り渡す際
に、当該乗用車の総走行距離を実際よりも短くみせよう
として、EEPROM70への書き込み更新値を正常値
よりも小さくするように改竄したり、或いはこの改竄が
EEPROM81が新品に交換されたことでなされると
いう事態が起こるからである。
【0033】従って、当該乗用車を中古車として購入し
ようとするディーラである自動車販売店では、上述のよ
うに、切り換えスイッチ機構50による表示切り換えに
より液晶パネル40に総走行距離及び総回転数を順次切
り換え表示させることで、当該乗用車のEEPROM7
0への書き込み内容の改竄を発見できる。また、仮に、
総走行距離が正常であるように見えても、総回転数が異
常に大きければ、総走行距離の割には、当該乗用車が非
常に乱暴に乗られていると考えられる。
【0034】従って、これらの場合には、当該乗用車の
使用状態は良くなく中古車としての譲渡価値は低いと判
断できる。
【0035】一方、仮に、総走行距離が正常であるよう
に見える場合に、総回転数が比較的小さければ、総走行
距離の割には、当該乗用車は丁寧に優しく乗られてお
り、当該乗用車の使用状態は良好で中古車としての譲渡
価値は高いと考えられる。
【0036】従って、当該乗用車を中古車として購入し
ようとするディーラである自動車販売店では、上述のよ
うに、切り換えスイッチ機構50による表示切り換えに
より、マイクロコンピュータ60に液晶パネル40に総
走行距離及び総回転数を順次切り換え表示させること
で、当該乗用車の中古車としての譲渡価値が高いと判断
できる。
【0037】また、上述のように、当該乗用車の総走行
距離がEEPROM70に書き込まれ、上記エンジンの
総回転数がEEPROM70とは別のEEPROM91
に書き込まれるので、EEPROM70が上記改竄のた
めに新たなEEPROMと交換された場合の当該改竄の
発見に有効である。
【0038】また、上述のように、当該乗用車の走行距
離積算計を積算計Dとして利用して、当該積算計Dの液
晶パネル40でもって、総走行距離に加えてエンジンの
総回転数を表示するので、この総回転数を表示するため
の余分な液晶パネル等の表示器が不要である。
【0039】図5は上記実施形態の変形例を示してい
る。この変形例においては、上記実施形態にて述べた計
器において、オイルインジケータを採用し、このオイル
インジケータでもって、当該乗用車のエンジン潤滑系統
のオイルのメインテナンス情報と共に当該オイルの劣化
度合いをも表示することで、この表示劣化度合いに基づ
き当該乗用車のエンジンの総回転数を判断するようにし
てもよい。これによれば、エンジンECU90のEEP
ROM91の書き込みデータに依存することなく、EE
PROM70への書き込みデータの改竄の有無や上記エ
ンジンの使用状態の良否を判断でき、その結果、上記実
施形態にて述べたと同様の当該乗用車の中古車としての
譲渡価値を正しく判断し得る。
【0040】具体的には、図5にて示すような上記エン
ジン潤滑系統のオイルの劣化度傾斜係数と上記エンジン
の回転数或いは当該乗用車のエンジン冷却系統の冷却水
温との関係を表す特性曲線に基づき、回転数センサSr
の検出出力或いは上記冷却水温に対する水温センサの検
出水温に応じてオイルの劣化度傾斜係数をマイクロコン
ピュータ60により算出し、この算出結果からオイルの
劣化度を求め、この劣化度を上記メインテナンス情報と
共にデータとしてマイクロコンピュータ60から上記オ
イルインジケータに出力して表示するようにする。
【0041】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態とは異なり、当該乗用車のエンジンの総回転数に代え
て、当該エンジンの総回転時間を液晶パネル40により
表示するようにしてもよい。
【0042】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態にて述べたように当該乗用車の総走行距離が上記エン
ジンの総回転数との間で正常な相関性を有しない場合に
は、ステップ142或いはステップ144での処理がフ
ラッシング表示処理となるようになされれば、このフラ
ッシング表示処理に基づき駆動回路80は液晶パネル4
0をフラッシング駆動することで、当該液晶パネル40
はその表示内容をフラッシング表示して警告する。これ
により、当該乗用車の中古車としての購入時に必要な総
走行距離の改竄の防止機能を当該計器にもたせることが
できる。
【0043】また、本発明の実施にあたり、上記エンジ
ンの総回転数は、液晶パネル40で表示するのではな
く、上記計器に別途設けた液晶パネル等の表示器により
表示するようにしてもよい。
【0044】また、本発明の実施にあたり、エンジンE
CU90のEEPROM91に依存することなく、EE
PROM70とは別途設けたEEPROMに上記エンジ
ンの総回転数を書き込み更新し、このEEPROMへの
書き込み更新値を液晶パネル40により表示するように
してもよい。
【0045】また、本発明の実施にあたり、エンジンE
CU90のEEPROM91に依存することなく、EE
PROM70の書き込み領域を第1及び第2の書き込み
領域の二つに分割し、上記第1の書き込み領域に当該乗
用車の総走行距離を書き込み、上記第2の書き込み領域
に上記エンジンの総回転数を書き込むようにしてもよ
い。
【0046】また、本発明の実施にあたり、車速センサ
Svや回転数センサSrは、スピードメータSやエンジ
ンECU90に設けたものに限らず、別途、独立に設け
たものであってもよい。
【0047】また、本発明の実施にあたり、回転数セン
サSrによる検出位置は、例えば、当該エンジンの出力
軸或いは当該乗用車のトランスミッションの出力軸のい
ずれでもよいが、このトランスミッションの出力軸の回
転数を検出する場合には、当該トランスミッションの変
速比を加味して上記エンジンの回転数を積算すれば、こ
のエンジンの総回転数と当該乗用車の総走行距離との相
関性はより一層精度のよいものとなる。よって、このよ
うな相関性を利用すれば、EEPROM70への書き込
み更新値とEEPROM91への書き込み更新値との比
較がより一層良好に行える。
【0048】また、本発明の実施にあたり、液晶パネル
40に代えて、例えば、ELパネルや蛍光表示管を採用
してもよい。
【0049】また、本発明の実施にあたり、乗用車用計
器に限ることなく、一般に自動車用計器に本発明を適用
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用車用計器の一実施形態を示す
正面図である。
【図2】図1の計器の電気回路構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2のマイクロコンピュータの作用を表すフロ
ーチャートである。
【図4】(a)は、図1の液晶パネルによる当該乗用車
の総走行距離及び区間走行距離の表示例示図であり、
(b)は、当該液晶パネルによる当該乗用車のエンジン
の総回転数及び当該乗用車の区間走行距離の表示例示図
である。
【図5】当該乗用車のエンジン潤滑系統のオイルの劣化
係数と上記エンジンの回転数或いは当該乗用車のエンジ
ン冷却系統の水温との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
Sv…回転数センサ、Sv…車速センサ、40…液晶パ
ネル、50…切り換えスイッチ機構、60…マイクロコ
ンピュータ、70、91…EEPROM、80…駆動回
路、90…エンジンECU。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の走行に応じて当該自動車の走行
    距離を積算する第1積算手段(Sv、100)と、 自動車のエンジンの作動に応じて当該エンジンの回転数
    及び回転時間の一方を積算する第2積算手段(Sr、1
    20)と、 前記第1積算手段による走行距離の積算値及び前記第2
    積算手段による回転数及び回転時間の一方の積算値をそ
    れぞれ書き込み更新する不揮発性記憶手段(70、9
    1)と、 前記第1積算手段及び前記不揮発性記憶手段の一方から
    の前記走行距離の積算値を総走行距離として表示し、ま
    た、前記第2積算手段及び前記不揮発性記憶手段の一方
    からの前記回転数及び回転時間の一方の積算値を総回転
    数及び総回転時間の一方として表示する表示手段(4
    0、80、142、144)と、 この表示手段の表示内容を前記総走行距離と前記総回転
    数及び総回転時間の一方との間で切り換えるとき切り換
    え操作される切り換え操作手段(50、140)とを備
    えて、 前記表示手段は、その表示内容を、前記切り換え操作手
    段の切り換え操作に基づき、前記総走行距離と前記総回
    転数及び総回転時間の一方との間で切り換え表示するよ
    うにした自動車用計器。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性記憶手段は、第1及び第2
    の不揮発性メモリ(70、91)からなり、 前記第1不揮発性メモリは前記第1積算手段による走行
    距離の積算値を書き込み更新し、前記第2不揮発性メモ
    リは前記第2積算手段による回転数及び回転時間の一方
    の積算値を書き込み更新し、 前記表示手段は、前記切り換え操作手段の切り換え操作
    に基づき、前記第1積算手段及び前記第1不揮発性メモ
    リの一方からの前記走行距離の積算値を総走行距離とし
    て表示し、或いは前記第2積算手段及び前記第2不揮発
    性メモリの一方からの前記回転数及び回転時間の一方の
    積算値を総回転数及び総回転時間の一方として表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用計器。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、単一の表示器(40)
    を備えて、この表示器により前記総走行距離或いは前記
    総回転数及び前記総回転時間の一方を前記切り換え操作
    手段の切り換え操作に基づき表示することを特徴とする
    請求項1或いは2に記載の自動車用計器。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、その表示による総走行
    距離と総回転数及び総回転時間の一方との間の相関性に
    異常があるとき、異常である旨表示することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか一つに記載の自動車用計
    器。
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